どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第四章-オータムクラウド国編-

-第四章二十二節 女性ギルドマスターとマサツグの手加減と試験開始!…-

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現場は一触即発の状態になっており!…マサツグと鹿之助がバチバチと互いに

敵意むき出しにして居ると、辺りは巻き込まれまいと沈黙する。そしてそんな

状態の中、皐月もオロオロとした様子で戸惑いっていると、騒ぎを聞き付けた

のかカウンターの奥より一人の人影が!…恐らくヒールの音だろうか、カツカツと

音を立てながら此方に向かい歩いて来るのが聞こえて来ると、次には勇ましい

声で辺りを一喝する!…


__カツッ…カツッ…カツッ…カツッ……ッ!!!…


「……静まれぇぇぇぇぇ!!!……

先程から何を騒いで居る!…原因によっては処罰も考えるが?…」


{ッ!!……誰だ?…このどこぞの海軍司令官みたいな女は?…}


カウンターの奥より姿を現したのは一人の女性!…髪は一見ショートヘアーの

様にも見えるのだが、後ろで簡単に束ねて居るのが伺えると服装は海軍将校と

なっており!…そしてその性格は先程の様子からそん所そこらの男性よりも

勇ましく思われ!…その顔立ちもキレイでクールビューティ!…スタイルも

勿論ナイスバデェと来て居り!…その見た目を簡単に言うと某・人機一体型の

アニメに出て来る主人公の姉!…完全無欠の教官様の様にマサツグ達の目に

映って行くと、マサツグはそんな女性が出て来た事で一体誰だ?と…心の中で

呟き戸惑う様なそんな心境になって居ると、次にはその正体を皐月が答える!…


「ッ!…ギ、ギルドマスター!!」


「ッ!?…ギ、ギルドマスタァ~!?…この、この人が?…」


「……はあぁ~…大体察したぞ?…また貴様か!…鹿之助!…」


皐月はその女性の事を慌てた様子でギルドマスターと呼び!…マサツグも初めて

ここ秋雲のギルドマスターの姿を見た事で驚きを露わにすると、先程の怒りも忘れた

様子で奇妙な声を上げる!…そしてそのギルドマスターもマサツグの姿と鹿之助

の姿を見つけるなり事の発端に気が付いた様子で、大きく溜息を吐き!…次には

問題児なのか鹿之助に呆れた様子で声を掛け…説教をするようその名前を呼ぶと、

鹿之助も呼ばれた事で返事をする!…


「ッ!……へっ!…コイツはどうも、ギルドマスター殿?…

相も変わらずお美しい事で!…」


「……お世辞などいらん!…状況を即刻説明せよ!…」


「状況も何も…俺ぁただ自分の仕事をしようとしただけだぜ?…

…なぁ?…皐月ちゃんよぉ?…」


「ッ!!…ッ~~~……」


ギルドマスターに呼ばれた際、鹿之助はやはり不敵に笑うとギルドマスターの

容姿を突如褒め出し!…あわよくばお近づきになりたいと言った欲を隠す事無く

眼で露わにして見せると、カウンター越しに近付こうとする!…しかしそれを

良しとしない様子でギルドマスターが嫌悪感を露わにすると、とにかく状況の

説明について求め出し!…振られる様にして払われた鹿之助もつれないと

ばかりに!…まるでお道化たようギルドマスターに対して自身の言い訳を口に

し始めると、皐月に笑みを浮かべながら同意を求める!…その際皐月から見た

鹿之助の表情はと言うと、笑みを浮かべて居るのだが目が笑って居らず!…

本当は違う!と言いたい所なのだが鹿之助から圧を掛けられ!…徐々に気弱に

なるようまた小鹿の様に震え始めると、マサツグがカウンター越しながらも

皐月の前に立とうとする!…


__……スッ…ッ!……


「マ、マサツグ様!……」


「安心しな?…何が有っても守ってやる!…

それにこっちもいい加減我慢の限界だからさ?…

いっそここで思いっきりぶち撒けてやれ!…

後は俺達に!!…な?…」


「ッ!!………はい!!」


まるで自分が鹿之助に対してブラインドになるよう皐月の前に出ると、鹿之助は

あ?…とばかりに顔を歪め!…皐月は皐月で自身の前にマサツグが立った事で

驚き戸惑い!…一旦何を!?とばかりに声を掛けると、マサツグは皐月に対して

大丈夫と返事をする!…その際今までの不満をぶつける様に言い聞かせると、

何が有っても守ると約束し!…その言葉に皐月もハッと目を見開き!…マサツグ

から勇気を貰った様子で返事をすると、次にはその眼光鋭いギルドマスターに

対して説明をする!…


「……本日!…

ここに居るマサツグ様がクラスアップクエストを受けに参られた際!…

鹿之助さまがいつもの様に横暴を働いた次第に御座います!…

その際暴行事件に発展し掛けるなど問題を起こし!…

この様に険悪な状態になった事を!…ご報告いたします!…

過去にもこの様な事になった事が多々存在し!…

その度この様に威圧を掛けてはもみ消す等!…

とにかく最近の鹿之助様からは問題しか見られません!…

…並びに本日!…

クラスアップクエストをお受けになられますマサツグ様が鹿之助様を指定!…

その際賭け事として人心の所有権!…

並びに試験官の任剥奪を賭ける事態に発展しました!…

私個人としてはこれはとても目に余る行為!…

ギルドマスターに置かれましては何卒!…

鹿之助様に対して厳罰な処置をお願いしたい所に御座います!…」


皐月はマサツグの後ろに隠れると先程までの話を説明!…その際鹿之助が

悪いと言った様子で話しをするとギルドマスターも黙って聞き!…鹿之助も

そんな話に血管をピクピクさせながら怒りを覚え始めると、皐月を睨む!…

しかしそんな皐月はマサツグの後ろに隠れては威圧も届かず!…逆に

マサツグから睨まれ!…その間にも皐月は更に話をギルドマスターに続け!…

マサツグがランクアップクエストを受けた事!…鹿之助が賭け事を持ち出し

始めた事を告げると、鹿之助に対して罰を求める!…すると!…


「ッ!?…こ、このアマァ!!…

コイツに守られてるからって良い気になりやがって!!…

ブチおか!!…」


__フォンッ!!!…ッ!?…


「……ワープル……さて、話は聞かせて貰った!…

…お前があの二大陸で英雄と称されている冒険者か…

…なるほど…あの人やロディが気に入る訳だ…」


「ッ!?…こっちでもその話は届いて居るのか!?…」


ついにキレた様子で鹿之助はマサツグごと皐月を殴り掛かろうとするのだが、

その前にマサツグ達の目の前から姿を消し!…文句を口にして居たのが

寸足らずで切れ…マサツグ達も突如視界から鹿之助が消えた事で驚いて居ると、

ギルドマスターはまるで魔法を発動をして居たかの様に言葉を口にする!…

この時鹿之助は何処に飛ばされたのかは不明なのだが、そんな事御構い無しに

ギルドマスターは話を続け!…その際マサツグを初めて認識した様子で言葉を

掛け!…何やら聞き覚えの有る名前を同時に口にすると、マサツグもマサツグで

反応する!…やはりこっちでも広められて居るか!…そんな風にマサツグが

戸惑いつつ言葉を口にすると、ギルドマスターは表情を変えずに話を続ける!…


「…して?…貴様は如何する?…

このままアイツを試験官にしてクエストに挑むのか?…他の者に変えるのか?…

今回の件に関してはこちらの不祥事で有り!…謝罪をするものであるが…」


「ッ!……そのままで!…」


「ッ!?…え!?…」


「ッ!…ほう?…」


ギルドマスターが話し出したのはクエストについて!…自分達に非が有ると

言った様子で話をするのだがその態度は如何にも軍人気質!…本当に謝って

居るのか疑問を浮かべる所なのだが、マサツグはその問い掛けに対して

そのままと答える!…その際少しは悩む姿を見せたりするのだが、次には

吹っ切れた具合に返事をし!…当然そんなマサツグの言葉に皐月は驚いた

反応を見せると次には戸惑い!…ギルドマスターも少しは驚いた様子で言葉を

口にすると、皐月が慌ててマサツグに止めるよう言い出す!…


「待って下さいマサツグ様!!…本当に鹿之助様で良いのですか!?…

言っておきますが試験官の中で一番狡猾!…

数々の冒険者を苦しめて来たのは言うまでもなく!…」


「……忠告は有り難いけど…

その前に俺はアイツに喧嘩を売られてんだよなぁ?…

…悪いが俺はアイツをぶっ飛ばさねぇ限りスッキリしねぇ!!…

このままで行く!!」


「ッ!?…で、でもぉ!!…」


マサツグの言葉に対して皐月は反対するよう言い出すと、鹿之助が如何言う

人物なのかを話し!…その際それなりに手練れである事を口にするのだが、

マサツグはそれを聞いても尚頑なに拒否し!…この時自身の私怨を交えて

ぶっ飛ばす事しか考えていない事を口にすると、そんなマサツグの言葉に

皐月は更に戸惑って見せる!…その時皐月としてもマサツグが負ける訳が

ない!と信じては居るのだが、怪我をして欲しくないと!…マサツグを

労わり何とか試験官を変えられないかと考え出し!…そんな皐月の様子に

ギルドマスターも皐月を一職員として注意をするよう言葉を口にすると、

マサツグに対して最後の確認を取り始める!…


「……皐月!…クエストを受ける者に私情を挿むな!…

誰に対しても公平であれ!!……そしてマサツグ!…

本当にそれで良いのだな?……これが最後の確認だ!…

確認が取れ次第!…私はお前を鹿之助の居る場所へと転送する!…

…今なら変更も可能だが…本当にそれで良いのか?」


「……大丈夫!…絶対にぶちのめしてやりますよ!…

……ウチのフィロをゲスな目で見やがって!!…

オマケに皐月に対しても!!…

キッチリ落とし前をつけて貰わねぇとなぁ!!」


「ッ!!…あぁ♥…マサツグがわっちの為に闘志を燃やして!♥…

何と喜ばしい事か!♥…無事帰って来た暁には閨を共に♥…」


「……何でお前はそう直ぐに台無しにするかなぁ?」


ギルドマスターの最後の確認に対してマサツグはやる気に満ちた表情で頷き

返事!…その際何が何でも鹿之助をぶっ飛ばすと意欲を露わにすると、全身に

闘気を纏い始める!…それはマサツグが意図として出して居る物ではなく、

無意識化の中で出て居る物で!…そんなマサツグの様子にシロやライザも

若干驚き!…フィロはフィロで自身の為♥…と恍惚の表情を浮かべて見せると、

次にはマサツグに向かいラブアピールをし始める!…するとそんなフィロの

ラブアピールに対して冷静さを取り戻したのか、マサツグはスッと振り返る

なりフィロにツッコミを入れ!…その一方でマサツグの返事を聞いたギルド

マスターは魔法を詠唱!…返事を聞いたからとばかりに魔法でマサツグと

自身をその鹿之助の居る場所へと転送すると、鹿之助との合流を果たす!…


「……ワープル!…」


__バシュン!!…ッ!?………バシュン!!…


「ッ!?………へへへ!…やっと来やがったか!…」


「……ここは?…」


マサツグ達が転送された場所は何処かの修練場…形状としてはコロシアムの様で

マサツグ達の周りは高い塀で囲まれており、その塀の向こう側では恐らく観客席

らしき物が見えて居る!…そして先に飛ばされて来たであろう鹿之助も

そのコロシアム中央で立ち尽くす様に待って居ると、マサツグ達が来た事に気が

付いては不敵に笑い!…だがマサツグがそんな鹿之助を前にしてもガン無視して

見せ!…辺りを見回す様に場所を確認して居ると、マサツグの疑問に答えるよう

ギルドマスターが返事をする!…


「ここはギルドの修練場…兼試験会場だ!…

これよりその試験を執り行うのだがその前に!…」


__……パチンッ!!…ヴウンッ!!…ッ!!…


「…この戦いの立会人は私!…

[クロエ・ディバルツァル]が執り行うと同時に!…

他の者にもこの戦いの行く末を見て貰う事とする!…」


__……ワイワイ!…ガヤガヤ!…ッ!?……ッ!!…


如何やらマサツグ達の居る場所はギルドの施設の一つらしく、ギルドマスターは

修練場と!…続けてギルドマスターはここで試験を行うと宣言して見せ、その前に

やる事が有るとばかりに言葉を続けると、徐に指でパチンと音を立てる!…すると

如何だろう?…修練場の観客席の方から何やら人が歩いて来る足音が聞こえ出し、

それに合わせてマサツグも驚き!…マサツグが驚いて居る一方でギルドマスターは

宣誓し!…自分の他にこの戦いの結末を見届ける者達を呼ぶと言うと、恐らく

ギルドに居たであろう冒険者達を修練場に招き入れる!…するとその招き入れ

られた冒険者達の中には当然ライザやシロにフィロと!…何なら皐月も一緒に

付いて来たのか姿が見られ!…そんな様子にマサツグもハッと気が付いては気合を

入れ!…改めて鹿之助に対して眼光鋭く睨みを利かせていると、鹿之助は既に

野太刀を抜いた様子で構えていた!…


「…いつでも良いぜ?…掛かって来いよ!!…

…へへ!…先輩様が胸貸してやってんだ!…

精々無様に倒れねぇよう気を付けな?…」


__……スッ…ッ!……


「ッ!…あん?…何のつもりだテメェ?…」


腰を落としてはゴロツキみたく!…マサツグに対して左肩を落とす様にして

身構えると左肘を膝に乗せ!…完全に舐め腐った様子で右手で野太刀を握り!…

肩に乗せてトントンと遊んで見せると、余裕の表情を浮かべていた!…この時

マサツグに対してやはり軽んじた態度で言葉を口にすると、挑発する事を

辞めず!…だがマサツグはそんな鹿之助に対して視線を逸らさず!…徐に武器を

構える事無く拳を構えて見せると、ギルドマスターと鹿之助を戸惑わせる!…

当然鹿之助はマサツグに向かい何をして居る?と声を掛けるのだが、やはり

マサツグは武器を構えず!…マサツグはその問い掛けに対してスッと徐に口を

開くと何やら決意した様子で!…鹿之助に対してその思った事を口にすると、

逆に鹿之助を激昂させる!…何故なら!…


「……何で俺がこんな雑魚相手に剣を抜かにゃあならんのだ?」


「ッ!?…あぁ~ん!?…」


「ただでさえ俺より弱いのに!……剣を抜いたら弱い者いじめになるだろ?…

コイツ如きに抜く剣は持ち合わせてない!……拳で…十分だ!!!…」


__どよ!?!?…ざわざわ!…ざわざわ!!……


「ッ!?…テメェ!!…マジで覚悟しろよ?…」


マサツグは鹿之助に対して堂々剣は抜かないと宣言!…その際鹿之助の

問い掛けに対してすっ呆けた様に返事をすると、当然鹿之助はカチンと

来た様子で表情を歪め!…あからさまにイラついた様子で体勢そのままに

野太刀をトントンを早くし!…マサツグに向かい睨みを利かせていると、

マサツグは更に鹿之助を煽る様に言葉を続ける!…この時マサツグは

鹿之助の事を完全に下に見ている様子で剣を抜かない理由について話すと、

不敵に笑い返しては弱い者いじめと言い!…当然その話は観客として

やって来た冒険者達の耳にも届くと度肝を抜き!…驚きと戸惑いの渦を

作って周りがどよめいたよう各々の声を上げて居ると、更に鹿之助の怒りを

増長させる!…勿論この時舐められた方の鹿之助はと言うとマサツグに

対してカンカン!…早く斬り掛りたい!と言った様子で身構えて居り!…

その一方でその話を聞いたクロエも若干驚き!…ハッと気を取り直すよう

一度咳払いを挿むと、マサツグにある確認をし始める!…


「……ッ!…ンン!!……挑戦者マサツグ!…

本当にそれで良いのか?…幾ら貴様とて得物を持った者を相手に…

ましてや試験官を務める者を相手にするのだぞ?…

それにこれは確かに自身の技量を相手に示す場では有るが…

剣を抜かずに剣聖への昇格は…」


「…だったら次また受け直せばいいだけの事!…

別に一回限りって訳じゃないんだ!…何度だって挑んでやる!!」


「ッ!…ほほぅ?…」


クロエはマサツグに本当にそれで良いのか?とばかりに声を掛けると、一応

改める様に言い!…その際不合格等の話はしないのだが県の腕を見せないと…

昇格するに当たって判断基準が無い事を口にすると、マサツグはそれでも

構わないとばかりに返事をする!…その際マサツグはそのクロエからの話を

聞いて焦ると言った反応を見せる事は無く!…ただ笑って見せると同時に

余裕を見せ!…何度でも挑む意思をクロエに示し、そんなマサツグの反応に

クロエもピクっと興味を示す様な挙動をすると、次にはマサツグに初めて

笑って見せる!…そうして二人が会話をしている間で鹿之助のスラスト

レーションは更に高まり!…遂には!…


「ッ~~~!!!…ンなしょうもねぇ話は如何でも良いんだよ!!!

さっさと始めろや!!!……

俺はコイツをぶちのめさなきゃ気が済まねぇんだよ!!!…

俺様を舐めた事を!!…後悔させてやらぁ!!!…」


「ッ!……はあぁ~…まるで縄張り争いに必死の猿だな?…

…醜い……よかろう!…では始めるとする!…

…だがその前に改めてルールの説明を!…ルールは互いに相手を降伏させる!…

或いは戦闘不能にさせればその者の勝ちとする!…

尚使用する武器等に関しての決まり事は不問とし、

自身に合った物の使用を許可する!……それと…鹿之助!…」


「ッ!!…あぁ~ん!?…」


徐々に感情が抑えられない様子で鹿之助はブチ切れ!…クロエに対してまでも

悪態を突くと、早く始める様に暴言を吐く!…この時そんなにムカついて居る

のならルールなど無視して斬り掛かって来ればいい…とマサツグは思うのだが、

鹿之助は素直に待てをしており!…そんな鹿之助に対してクロエも呆れた様子

で溜息を吐き!…鹿之助の事を馬鹿にするよう猿と言うと、鹿之助の言い分を

一応は聞いた様子で進行を務める!…そしてルールの説明に入るとそれぞれに

同意を求めるのだが!…突然として鹿之助の事を呼び出し、鹿之助も呼ばれた

事でイラ付きながら返事をすると、クロエはある気になる事を口にする!…


「貴様!…を使うなよ?…使った場合はこちらの方で罰を与える!…

これが今回ギルドで騒ぎを起こした貴様への罰だ!!」


「ッ!?……チッ!!…急に出て来るなり好き勝って抜かしやがって!!…

テメェがその責任者でなくなった時は覚えてやがれ!!…

その綺麗な体ひん剥いて!!…じっくり料理してやらぁ!!…」


「…フン!…下種が!……では、両者共に前へ!…」


__ザッ…ザッ………スゥ……


クロエは鹿之助に対して何か持っている事を知って居るのか、アレと言うと

その使用を禁じ!…その禁じる理由についてもギルド内での横暴についての

罰だと言い!…厳守しなかった時の事を考えて鹿之助に対して更に圧を

掛けると、鹿之助は当然の如く文句を言う!…この時完全に頭に血が上って

いる様子で上司だと言う事を忘れると、更に暴言を吐き!…そんな鹿之助に

対してクロエはクールに!…ただ一言下種!とだけ罵って見せると、早速

試験を始めようとする!…そして鹿之助とマサツグが向かい合う様にして

身構え始めると、辺りは緊張感に包まれ!…クロエはクロエで手刀を繰り

出す様に右手を頭上に掲げ出し!…それに合わせてマサツグと鹿之助も動き

出せるよう若干腰を落とす様な素振りを見せると、遂に開始の火蓋が

落とされる!…


「……試験…開始!!!」


「…へ!…一撃で沈めてやる!!…大薙ぎ一閃!!!…」


__ッ!?…ババッ!!…


「ッ!!…馬鹿がよぉ!!…

ぶっ飛んじまいな!!!…第一砲おおぉぉ!!!」


クロエがチョップを繰り出す様に腕を振り下ろすと遂に試験は始める!…

その際マサツグはブラフだったとばかりにその場から動かず相手の出方を

伺うと、鹿之助は構わず一歩踏み出し!…その際大きく野太刀を振り被り

マサツグ目掛けて横一線に薙ぎ払おうとして見せ!…マサツグもマサツグで

それに合わせて動き始めると、何故かとんでもない行動に出る!…この時

マサツグはその飛んで来る攻撃に対して避けると言った事をするのではなく、

逆に真っ向から突っ込んで行き!…すると当然そんな様子を目にした鹿之助は

思わずニンマリ!…マサツグの事を馬鹿にすると突っ込んで来る事も構わず

その野太刀を振り切ろうとすると、次の瞬間にはその鹿之助の攻撃はマサツグ

の事をバッティングする!…


__ゴオォォ!!…グオン!!!……どよ!!!…


「……へ!…いっちょあがりぃ!!…何だよ?…口程にもねぇ…」


「……言っておくが今すぐガードを固めた方が良いぞ?…」


「ッ!?…何ぃ?…」


それこそタイミングもバッチリ!…周りの冒険者達もその光景を目にして

もう駄目だ!…と言った反応を見せるのだが、ライザやシロやフィロは

慌てず!…何ならその野太刀を振り切った本人も捉えた!と自負をしており、

土埃が舞う中マサツグの姿を確認する事無く背を向けようとすると、余裕の

口振りを披露する!…しかしそんな鹿之助の言葉に対してクロエはスッと

呆れた表情を浮かべると、次には忠告を口にし…すると当然そんな事を

言われた鹿之助は若干戸惑った様子で返事をし!…一体如何言う事なのか?

と言った具合に目でクロエに文句を訴えて見せると、クロエはそんな鹿之助

に対してもう一つある助言を口にする!…


「……今の素人張りの大振りが…

…本当にあの二大陸で英雄と呼ばれた者の頭を捉えたと思うのか?…」


「ッ!!…ふ、二大陸で英雄!?…ま、まさか!?…」


__ゴウッ!!!…ッ!?…ッ!?!?…


鹿之助の一撃を見て嘲笑うよう言葉を口にすると、マサツグの事を改めて

英雄と紹介し!…その呼び名に鹿之助も覚えが有るのか驚き戸惑い!…

そして自身が今相手にして居るのがその英雄様と分かった様子で慌てて

振り返ろうとすると、次の瞬間その土埃の中からマサツグが姿を現す!…

勿論鹿之助の事を視界に捉えた様子で眼光を鋭く!…一気に肉薄し!…

すると鹿之助は完全に面食らった様子で更に驚き戸惑い!…観客達も

何事も無いマサツグが姿を現した事で驚きを露わにして居ると、マサツグは

その構えた拳を鹿之助の顔面目掛けて打ち放つ!…


「まずは!!…一発!!!」


__グオオォ!!!…バキイィィ!!!…


「ッ~~~~!!!!……ゲハアァ!!!…」


__……ドシャアアァァァ!!!……オオオオオオオオォォォォォォォ!!!!…


マサツグは掛け声と共に風を切るよう拳を突き出し!…勢いそのままに鹿之助の

左頬に右ストレートを叩き込むと、捻りを入れながら殴り飛ばす!…すると諸に

攻撃を受けた鹿之助は顔を歪めるとそのまま後方へと吹き飛び!…地面を転がる

よう倒れ!…現場はその瞬間シンと突如沈黙が訪れ!…一体何が起きたのか誰もが

理解出来ずに戸惑って居ると、次には鹿之助が地面に倒れている事を実感してか

歓声が上がる!…それはマサツグに対しての称賛なのか、はたまたムカつく野郎が

殴り飛ばされたからか!…とにかく最初の一撃に割れんばかりの歓声が上がり!…

マサツグもその倒れる鹿之助に対して視線を逸らす事無くもう一度拳を構えると、

一言呟く!…


「……これで皐月の分はOKかな?……おい!…」


__ッ!!……


「こっちはまだテメェの事が殴り足りねぇんだ!!…

さっさと起きろや!!…口だけチャンバラ野郎!!…」


「ッ!!…グッ!!…テ、テメェ!!!…」


まるで某・暗殺神拳伝承者のアニメ宜しく主人公みたいな事を言うと、地面に

倒れる鹿之助を呼び!…すると地面に倒れている鹿之助も呼ばれた事でピクッと

反応して見せ!…若干痙攣する様な素振りを見せて居ると、マサツグはそんな

姿に早く起きるよう急かし始める!…この時まだ怒りは収まっていない具合に

挑発すると、鹿之助もそれに答えるよう立ち上がろうとし!…勿論マサツグの

台詞に対してブチ切れた御様子!…しかしダメージはしっかり残っていると

ばかりに震えながら立ち上がろうとして見せると、マサツグも律義に相手が

構えるのを待ち始める!…


__プルプル!…ザッ…ザザッ!!……チャキッ!!…


「テメェだけは!!…ッ~~~~!!…ブチ殺す!!!」


マサツグに一撃を貰った際、脳が揺れたのか鹿之助は足が覚束無い様子を

見せて居り!…しかしそれでも何とか立ち上がって野太刀を構え!…

マサツグに対して恨み言を口にしながら眼光鋭く睨み付けると、目の前に

立つよう戦線へ復帰する!…だがやはり先程の一撃が効いている様子で、

鹿之助は肩で息をして見せ!…しかしマサツグはそんな鹿之助に対して

全くブレず!…今だ怒りが治まらない様子で鹿之助を挑発するよう言葉を

口にすると、容赦はしない!とばかりに拳を構え直す!…


「……やれるモンならやってみな!!…

その前に俺がテメェを二度と立てなくさせるがな!!!」


「いっけえええぇぇぇ!!!
                       ×3
マサツグウゥゥ(ごしゅじんさまあぁぁ)!!!!」


そうしてマサツグと鹿之助が修練場で戦って居ると、観客席の方ではライザ達が

マサツグに向けて声援を送り!…拳を振り上げては畳み掛けるよう声を張り

上げ!…シロとフィロに至ってはマサツグが活躍するごとに尻尾を振って大盛り

上がりの様子を見せると、更に跳ね回って見せて居た!……だが!…そんな

マサツグに対してこの時別の悪意が動いて居り!…マサツグは勿論ライザ達も

その悪意には気付いて居らず!…裏で着々とその悪意は誰にも悟られぬまま

動き続け!…後にマサツグをピンチに追いやる事になると、その窮地をシロと

フィロが救う事になるのであった!…


因みにマサツグが鹿之助を殴り飛ばしていたその時!…アヤはと言うと…


__ングッ!…ングッ!…ングッ!…プハアァ~!!……


「…ヒック!!…マサツグと私が……ッ~~~~!!!…

そ、そんな事ある訳ないじゃない!!…だって私とマサツグは先輩後輩で!!…

……あれ?…先輩って何だっけ?……んん~~~!!…

とにかくお酒が足りない!!!…店員さん!!…もう一本!!!」


とにかく色々と一人悶絶しては迎え酒を呷っており!…酒の勢いで何とか

誤魔化そうとしては、やはり信じられない様子で更に赤くなって居た!…

すると当然そんなアヤの様子に店員さんも心配する一方で!…自身の酒場の

酒が全て無くなるのでは!?と心配し!…確かに売り上げは現在進行形で

伸びては居るのだが、明日も営業出来るかで支障を来しそうになって居ると、

アヤの事を止めるか止めないかで悩むのであった!…

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【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される

水都 ミナト
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【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

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※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

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赤目達也(アカメタツヤ)は少女を育てる為に冒険者を辞めた。 そして時が流れ少女が高校の寮に住む事になり冒険者に復帰した。 30代になった達也は更なる力を手に入れておりバズり散らかす。 カクヨムで先行投稿中 タイトル名が少し違います。 魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は黒魔法と白魔法を覚え世界にただ1人のトリプルジョブに至る~ https://kakuyomu.jp/works/16818093076031328255

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