どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第四章-オータムクラウド国編-

-第四章七十節 トラウマ払拭と似た者同士?…ともう一組の行方-

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蒸気で斬り刻まれ爆薬で頭を吹き飛ばされ!…とにかく大喰丸としてもそろそろ

我慢の限界と言った所で突如腕を振り上げると、一番近くにいたグレイに向かって

腕を振り下ろす!…それはもはや形振り構わずただの八つ当たりと言った様にも

見えるのだが、一応は攻撃のきっかけを与えたと言う事で…とにかく吠えては

グレイに向かって襲い掛かり!…マサツグも若干慌てた様子でグレイに向かって

叫ぶよう注意を呼び掛けると、グレイは問題無いと言った様で動き出す!…


__ッ~~~~!!!…オオオオオオォォォォォォン!!!…グワアァ!!!…


「ッ!?…おいグレイ、腕を振り上げたぞ!!…そこから逃げろ!!!」


「ッ!……フッ!…何も問題無い!…

もはやコイツの攻撃は円舞曲ワルツの様なモノだ!…

ただリズムに乗って…流れる様に斬れば良い!…」


__ゴオオオォォォ!!!……ダアアアァァァァン!!!!……ッ!?…


それこそ大喰丸の腕が迫って来て居ると言うのにグレイは全く狼狽える様子を

見せない!…ただ余裕とばかりに剣をフェンシングの様に構えるとその腕から

横に向かってステップ!…振り下ろされた腕に対してギリギリの位置で紙一重に

回避をして見せると、次にはその振り下ろされた大喰丸の腕に向かってまた

自身の技を放って見せる!…その際刀身にまるで霜が降りたよう氷を纏わせると、

また踊る様にして!!…


白百合の円舞曲ホワイトリリー・ワルツ!!…」


__スウゥ…スパンッ!!……パキパキパキパキッ!!!…


「ッ!?…な!…何だあれ!?…もう何でも有りなんかアイツ!?…」


「ヤブこの隙を逃すな!!!…

コイツはさっさと片付けた方が良い!!!…攻撃に集中!!…

畳み掛けるぞ!!!」


3拍子のリズムでステップを刻むとまるで踊る相方が居る様に!…ゆったりと

優雅な動きを見せつつ大喰丸の腕に向かって横一閃に斬って見せると、その

切り口からまるで花が咲き誇るよう霜が降りる!…それは凍てつき徐々に

その規模を大きくすると、先程出て来た名前の通りに白百合を!…勿論生の

百合が生えるのではなく氷のユリが群生し出し!…まるで大喰丸の腕を

花壇にしたようジワジワと凍傷で追い込んで行くと、マサツグもその光景に

驚き戸惑う!…そしてもはや何でも有りの様に見えて来ると、ただグレイに

対してツッコミの言葉を!…だがそんな事を言ってる場合では無い!とモツに

ツッコまれ!…もう一度会わせる様にモツから仕掛ける声を貰うと、マサツグも

ハッとした様子で動き出す!…


__チャキッ!!…バババッ!!!…コオオオォォォ!!!…


「ッ!!…業炎華斬!!!」


「ッ!!…烈風刃!!!」


__ゴウウゥ!!!…ズバシュン!!!……ゴオオオオオォォォォォ!!!!…


モツの掛け声でマサツグも動くと大喰丸へ接近!…畳み掛ける様にモツが大喰丸に

炎の剣で火を付けると、その炎で軟化した所をマサツグが斬撃で追撃を加える!…

その際マサツグが放った斬撃と言うのは風を纏った斬撃で有り!…モツの炎に風を

送った事と更に炎は大炎上!…別に協力技と言う訳では無いのだが威力は格段に

跳ね上がり!…大喰丸もそれを顔面から受けた事で大きく怯むと、その炎もまるで

蝕んで行くよう燃え広がる!…それは頭から体へと飲み込むよう広がりに広がって

行くと、遂には火達磨にしてしまい!…勿論そんな状態になった事で大喰丸は

悶えに悶え!…手が付けられない位に暴れ始めると、さすがのグレイやマサツグ達

も距離を取り出す!…


__オオオオォォォォンン!!!…グオンッ!!…ダアァン!!…ダアァン!!…


「ッ!?…っぶねぇなぁ!!…まるでお菓子売り場の子供みたいだな!!…」


大喰丸は自身の体に点いた火を消そうと藻掻き暴れ!…腕や足を振り回すと

地響きを起こす!…だがそれだけには終わらない!…近くに生えている樹や

壁を薙ぎ倒すと辺り一帯の通気性を良くし!…更に自身の体に風が集まる様に

してしまうと、もっと勢い良く炎は燃え上がる!…そうなるともはや誰にも

火を消す事が出来ず暴れに暴れ、ただ逃げる事しか出来ず!…するとその

大喰丸の様子を見てマサツグはまるで子供の様だと!…今では見られない

とある一場面の様に見えると思わず言葉にして見せると、モツがそれ所では

無い!と言った具合にツッコミを入れる!…


「ッ!…買って貰えなくて駄々捏ねてるってか!!…

だがそんな生易しいモンじゃねぇだろ!!!…」


「ッ!?…ちょ!…ちょっと!!…何で火を!?…それをしたら!!!…」


「……ッ!!…おい!!…何か様子が変だぞ!!…」


モツがマサツグの言葉に対して具体的なツッコミを入れ!…アヤもアヤで

マサツグ達がやった事に!…大喰丸に火を付けた事で途端に慌てて見せると、

注意した筈と狼狽え始める!…それこそ最初の方で注意した筈!…と言った

具合に声を上げて居ると、グレイもグレイでその異変に気が付き!…火達磨の

中で大喰丸の姿が変わって居ると!…そんな影にグレイも何か不味い!と

身構えて出し!…その姿が変わって行く大喰丸に警戒を強めて居ると、次には

あの時同様!…大喰丸は筋骨隆々の姿で炎を弾く!…


__ッ~~~!!…ッ~~~!!!……ウオオオオオォォォォォォォ!!!!…


「ッ!?…な、なるほど?…豪い勢いで痩せたな!!…

それも筋肉モリモリマッチョマンの変態…」


「だからそんな事を言ってる場合じゃ無いだろって!!……やれるよな!?…」


「ッ!…やれるやれないじゃなくて!!…やるんだろ!?…」


大喰丸は膝立ちで突如体を起こすと天に向かって吠え出し!…まるで怒りに燃えて

居るかの様にガッツポーズで炎を弾き飛ばすと、次には眼下のマサツグ達に視線を

向ける!…それは当然殺気を帯びてはやはりマサツグ達の事を餌か何かと思って

いる様で、鋭く睨んでは両腕を広げ!…するとマサツグもそんな大喰丸の変貌ぶり

に思わず驚き!…その筋骨隆々具合に何ならコ〇ンドーネタを口にすると、モツが

慌てた様子でツッコミを入れる!…その際最後の方でやれるかどうかについて

マサツグに質問をすると、マサツグもその質問を受けてはピクっと反応し!…

そのモツの問い掛けに対してやるしか無いと!…まるで覚悟を決めた主人公のよう

モツに返事をして見せると、改めて剣を構えて見せる!…さてそうして改めて

大喰丸との戦闘が始まった訳なのだが!…大喰丸はまずグレイの方へ振り向くと、

その筋肉モリモリの腕を掲げ!…


__ゴゴゴゴ!!!…ウオオオオオォォォォォォォ!!!…ゴウッ!!…


「ッ!!…クッ!!…天竺牡丹の諧謔(かいぎゃく)曲ダリア・スケルツォ!!!」


__スウゥ!!…フォンッ!!!…ザクウゥゥ!!!……ッ!?!?…


「ッ!!!…クッ!!…さすがに厳しいと言った所か!!!…

…私が動きを止めてやった!!…後は引導を渡してやれ!!」


大喰丸は拳を握るとそのままグレイに向かってストレートパンチ!…だがグレイも

やられる訳には行かないので身構え!…この時何故か逃げると言った様子は全く

見せず!…ただ突きの構えを繰り出す様に剣を握ると、その飛んで来る大喰丸の

拳に向かってそのまま鋭い突きを繰り出す!…そして本当ならこれもステップを

踏みながら連続で相手に攻撃を繰り出す技の筈なのだろうが、その一突きだけで

動きを止められるとまさかの拮抗状態に!…グレイ自身も意外!と言った様子で

その状態に戸惑ってしまい!…動くに動けないで居ると、最後のケリを着ける様に

声を上げる!…するとその言葉に反応してマサツグ達も動き出そうとするのだが、

それよりも早くにアヤが機敏な動きを見せ始め!…


__チャッ!!…ギリィ!!!…


「…私だって!!…やれば出来るんだから!!!…

いつまでも引き摺ってなんかいられない!!…

…見せて上げるわ!!!…精霊使いと弓のハイブリット技!!…

…ッ!!…エレメンタルアロー!!!…」


__バシュンバシュン!!…バシュン!!…バシュン!!…


「…これで動け無くした筈!!!…

マサツグ!!!…モツ!!!…」


アヤはトラウマを払拭する様に闘志に火を点け!…それぞれ異なる付与エンチャントをした

矢を手に弓を構えて見せると、大喰丸へ向けて速射する!…矢は全部で四本!…

氷の矢を二本と雷と炎の矢を一本づつ!…まずは氷の矢を番えると大喰丸の脚に

向けて矢を放ち!…地面と大喰丸自身の脚を凍てつかせると、動けなくするよう

固定をする!…すると次に雷の矢を番えるとそれを大喰丸の胸部に向けて放ち!…

神経?…いや、心臓を止める勢いで大喰丸の体を感電させてしまうと、更に

身動きを奪って行く!…そして最後に炎の矢!…これは真っ直ぐに頭へ向けて

放たれるとまた炎上!…身動きが取れないままにウェルダンに!…これには堪らず

大喰丸も悲鳴を上げ!…ただ如何する事も出来ないままに燃やされ続けて居ると、

グレイも漸く動ける様子で剣を引き抜く!…


「ッ!!…フンッ!!……フゥ~…

まさかこの様な手で助けられるとは!…やはりあの者は相当な使い手!…

……そしてこれでこの怪物の命も終わったな?…朽ちるがいい!…

汝の魂が業火に焼かれん事を!…」


__…ジャキンッ!!…ゴオオォォォ!!!…


「……覚悟は良いか?…デカ物!!…」


「これが正真正銘最後の技だ!!!…

手間かけさせんじゃねぇよ!!…ったく!!…」


グレイは大喰丸の拳から剣を引き抜くと血糊を払い!…アヤに助けられた事に

驚きを露わにすると、実力者と言葉を口にする!…この時アヤの事に興味を

持った様子でふと視線を向けるのだが、直ぐに視線を大喰丸へ戻し!…そこで

固まって居る大喰丸を目にしてはこれで終わりと!…勝負が着いた様に言葉を

口にし!…大喰丸から離れて行こうとすると、その一方では止めを刺す為に

身構えるマサツグ達が動き出そうとしていた!…その際大喰丸に対して文句の

言葉互いに吐きながらゆっくりと近付き出すと、互いに赤いオーラを身に纏い!…

それこそモツからすればあの時のようには行かないと!…更に気合の入った

様子で大喰丸の事を睨み付けると、二人は揃って止めを刺す!…


__ザッ!!……ッ!!…バババッ!!!…


「ッ!!…コイツで止めだ!!!…」


「骨も残らねぇ位に燃えちまえ!!!」


__ボウッ!!!…ゴオオオオォォォォォ!!!!…


勢い良く飛び出して行くと真っ直ぐ大喰丸へ向かって行き!…互いに止めを

刺す事を口にすると、剣を上段に構えて見せる!…するとこの時大喰丸も

それを見て何かしら抵抗をしようと踏ん張るのだが、雷と氷のせいで動くに

動けず!…何なら視界は今だ炎で燃えてはハッキリと見えず!…万事休すの

ままその場で膝立ちに立ち尽くして居ると、遂にマサツグとモツが大きく

飛ぶ!…その際自身の持っている剣に業火を纏わせると狙いを定め!…互いに

合図をするよう技名を口にすると、バッテンを描く様に剣を振り下ろす!…


「「業炎!!…」」×2


「昇!!…」


「鎚!!!…」


「「斬!!!!」」×2


__ゴオオォォォ!!!…ズッッッバアアアアアァァァン!!!!…ッ!?!?…


互いに一筆づつ反対側へと袈裟斬りに斬り捨て!…二人が地面へと着地をすると、

その斬った切り口からは突如として炎が噴き出す!…それは宛ら某・ロボット

アニメ物に出て来る胸部からの必殺技の様に見えて来ると、大喰丸はそのまま

斬られた勢いでブリッジ!…その際固定されていた氷も砕けて剥がれると徐々に

溶けては拘束力を失い!…まるで乙女座りをするよう膝を折り畳んだまま後ろへと

倒れてしまうと、遂に大喰丸は沈黙する!…そうして大喰丸が沈黙した事で

グレイもスッと剣を鞘に仕舞って見せると、先を急ごうとするのだが!…


__……スウゥ…キンッ!……ザッ!…ザッ!…


「…ッ!?…あぁ!!…テメェ、何処に行く気だ!!…」


「…先を急ぐに決まってるだろう!!…

全く!!…こんな所で時間を無駄にしている場合じゃ!!…

大体貴様こそあの様に大技を!!…そんな調子で最後まで持つのか!?」


「ッ!?…へ!!…

テメェみたいな見てくれだけの奴と一緒にすんじゃねぇ!!!…

…てかテメェも途中で躍起になってただろうが!!…

さも私はクールです!…みたいに振舞ってんじゃねぇ!!!」


マサツグ達を置いて先を行こうとするグレイにマサツグが気付くとすぐさま

噛み付き!…グレイもグレイでマサツグに噛み付かれた事で鬱陶しさを覚える

と、振り返らずそのまま文句を言い出す!…だが最後まで我慢出来なかった

様子で結局振り返って見せると、マサツグにやり過ぎとばかりに文句を続け!…

するとそのグレイの言葉にマサツグも更にカチンと来た様子で!…テメェに

だけは言われたくない!と言った具合に反撃の文句を口にすると、互いに

いがみ合い出しては喧嘩になる!…もはやそうなると大喰丸を相手にするより

面倒でモツとしても放置したい所なのだが!…


「ッ!!…お、おいおい!…終わったんだからもう良いじゃねぇか!…

とにかく先を急ご!…」


「そ、そうよ!!…大体こんな所で喧嘩をしている場合じゃ!!…」


「「先に気に喰わねぇ食わない事をして来たのはコイツだ!!!」」×2


知っての通りグレイは「剣王」と呼ばれる位に強く!…今回の騒動を治めるに

当たって重要な戦力となる訳で!…だからその喧嘩を放って置く訳には行かず、

何とかマサツグと和解させる為に仲を取り持とうするのだが!…モツが間に

入った所でいがみ合う二人は全く止まらず!…ただ互いに睨み合っては一触即発

の状態に!…するとそんな二人を見かねて更にアヤが間に入り!…何とかモツと

一緒になって間を取り持とうとするのだが!…やはり水と油なのか互いに指を

差し合っては文句を言う!…互いにこいつが悪いの一点張り!…これにはモツと

アヤの二人も呆れ出し!…だがこの時そんな四人に不穏な影が!…その事に気が

付いていないモツとアヤは頭を抱え!…どうやってこの二人を止めるかで悩んで

居ると、事件は起きる!…


「……はああぁ~~…あぁ~もう!!…面倒になって気…」


__ッ~~~!!!…ウオオオオオォォォォォォォ!!!…


「ッ!?…う、嘘!?…」


「こ、コイツまだ動け!!…」


それこそ二人のいがみ合いにほとほと困り果て!…もう投げ出してしまいそうに

なって居ると、突如背後より大喰丸が動き出す!…如何やらまだ完全には息の根を

止めれてはいなかった様で、蹴伸びをする様にマサツグ達へ突進!…それはまるで

頭突きをする様に真っ直ぐ伸び!…まだ大喰丸が生きている事にモツとアヤが

驚いた様子で戸惑って居ると、次にはマサツグとグレイが動き出す!…それは

逃げると言った行動を取るのではなく!…真っ向から立ち向かう様に剣に手を

掛けて見せると、全くの同じタイミングで突きを繰り出す!…


__ッ!!…チャキッ!!…フォン!!!…コオオォォ!!!…ドスウゥ!!!…


「…ッ!?…え?…」


「ッ!?…おいおい!…マジかよ!!…」


「……おい?…さっきので止めでは無かったのか?…」


「…こっちも想定外だっての!…まぁ生きてたとはな?…

…てかテメェも終わったと思って油断し切ってただろうが!…」


マサツグとグレイの突きは大喰丸の脳天に直撃!…ぐっさりと刺さると大喰丸は

動きを止め!…モツとアヤもそんな光景に驚き戸惑い!…たった二人だけの力で

この巨体を止めれるのか!?…と思わず固まってしまうと、グレイはマサツグに

文句を言うよう口にする!…それこそ詰めが甘い!と言わんばかりに!…だが

マサツグもそれを言われた所で途端に文句を言い返し!…グレイの気が抜けていた

事を指摘すると、また互いにいがみ合う!…その一方で大喰丸は完全に停止!…

光に包まれるとその姿を消して行き!…遂にはその剣を吹き抜く動作も要らない

様子で…マサツグとグレイがそれぞれ剣を振って鞘に仕舞うと、先を急ぐ様に

歩き出す!…


「大体貴様は何かに付け目算が甘いのだ!!!…もっと確実性を!!!…」


「テメェも出来てねぇくせにガタガタ抜かすな!!!…

大体!!…俺だってあの化け物とやり合うのは初めてなんだよ!!!

そう言うテメェこそ!!!…

もっとダメージを与える事は出来なかったのかよ!!!」


__やいのやいの!!…やいのやいの!!…


サッと剣を鞘に仕舞うとクルっと回って方向転換!…その後二人はまるで肩を

並べるのを嫌う様にまたいがみ合い!…我先にと言った様子で早歩きをすると、

文句を言い出す!…それは言わずもがな見事なまでの犬猿の仲!…歩きながらに

文句を言い合って見せると、その様子に傍から見ているモツとアヤも戸惑って

見せ!…何なら一周回って仲が良く見えてくると言った始末であり!…そんな

二人の背中を見て徐々に呆れを感じて居ると、モツがポツリと言葉を零す!…


「……あぁ~あれか?…喧嘩するほど仲がいいって言うか?…」


「……一応は信頼はして居るみたいね?…

でなきゃあんな風に動ける筈ないし!…」


「……まぁとにかく!…重要な戦力である事に変わりはない!……だが?…」


仲が良いのか悪いのか分からない二人に呆れてしまい!…もはや仲裁に入る事

すら止めてしまうと疑問の言葉を…するとそのモツの言葉にアヤも肯定!…

一応アヤの目から見ても互いに信頼をしている様に見えて居る事を口にすると、

モツとアヤは互いに顔を見合わせては苦笑いをする!…そして一応グレイの事を

戦力と見た所でモツも有難いと言った様子でホッと胸を撫で下ろすと、次には

その先に進むマサツグ達に向かって!…


__ザッ!…スウゥゥ!!…


「ッ!!…おぉ~い!!…

そっちは出口に向かう方の道だぞおぉ!!…

城に行くならこっちぃ~!!!」


__ビタァ!!!…ザッ!!…ザッザッザッザッザッ!!!…


「……やっぱり案外仲が良いのかも?…フフフ!…」


モツは徐に息を大きく吸い込むとマサツグ達に向けて声を掛ける!…と言うのも

マサツグ達が向かって居る方向と言うのは出口に向かう方向で有り、本来向かう

城の有る方向では無い訳で!…するとそのモツの注意を聞いた所で二人は途端に

ビタッと止まり!…慌ててモツ達の居る方へ振り向くなり戻って来るよう走り

出すと、その様子を見てアヤが可笑しいとばかりに笑い出す!…さてそうして

モツ・アヤ・グレイにマサツグと!…北門方面のメンバーがこうして集まると、

面々は他の仲間との合流を目指し!…城へと向かうのであった!…


…さて一方その頃!…西門から侵入を試みたライザ・オリハ達はと言うと!…


「じゃああああまあああああじゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


__グッ!!!…ドッガアアアアァァァァァァン!!!!…


「……チッ!!!…何ぼどワラワラ沸いてくんねん!!!…

うざったぁてしゃぁないわ!!!…えぇ加減にせぇっちゅうねん!!!

…オリハは無事か!?…」


「フッ!!…まだまだやれます!!…シロちゃんと再会するまでは!!!…

…ッ!!…嘆いても仕方ないですよ!…構えてください!!!」


宛ら北門の様な抵抗を受けては違うゲームを満喫していた!…それこそ何処から

湧いて来て居るのか兵士達がワラワラと!…ライザやオリハの前に現れては吹き

飛ばされ!…宙を舞っては地面に転がるを繰り返していた!…その光景はもはや

無双!…ライザ自身もウンザリして居る様子で敵兵達をぶっ飛ばし!…更に文句を

漏らしては怒りを燃やし!…まだ理性が残って居る様子で一応オリハの心配当を

して居ると、オリハもオリハで大丈夫とばかりに返事をしていた!…その際余裕と

言った具合にサムズアップもすると、先を急ぐ様に言葉を口にするのだが!…

薙ぎ倒しても後から湧いて来る兵士達に悪戦苦闘!…何なら倒してはいけないと

言う条件が更に尾を引いてしまい!…思う様に力が出せず更にイライラを

積もらせて居ると、遂にライザがブチ切れた様子で動き出す!!!…


__ヴアアアアァァァ……ブチン!!!…


「ッ~~~~!!!…あったまに来た!!…

オリハ?…ちょっと退いとってくれるか?…」


「ッ!!…何をする…ッ!?…」


__ゴオオオオオォォォォォォ!!!!…


倒しても倒しても沸いて来る兵士達に更には怒りを煽るかの様に呻き声と!…

遂には我慢ならない様子でライザがブチ切れ!…スッと気を溜める様な構えを

突如取って見せると、次にはオリハに退くよう指示を出す!…すると当然

オリハとしても突然そんな指示を出された事で戸惑った反応を見せると、振り

返ってライザの様子を確認するのだが…そこで見たライザの様子と言うのは

まるで悟りを開いた殺人鬼の様で!…もはや怒りの表情は消えて真顔に!…

ただ敵を殺す!…と言った感情に飲まれたよう!…とても人間とは思えない

表情を見せていると、オリハもその表情を見ては思わずたじろいでしまう!…

さてその一方でライザはと言うと、その両手に気を溜めると群がって来る

兵士達を睨み!…


__ヴアアアアァァァ……


「……龍!!…撃!!…」


「ッ!?…ヤッバ!!!…」


「ッ~~~!!!…波ぁ~~~~~!!!!!!!」


兵士達はそんなライザに対して何の感情も抱いて居ない様子で!…ただ行進を

する様にライザ達の邪魔を!…その間にもライザは両手に更なる気を溜め続け!…

まるで某・スーパーサ〇ヤ人になりそうな勢いでその両手に溜めた気を解き

放とうとすると、オリハも身の危険を覚えては途端に逃げる!…その際逃げると

言ってもライザの前に出ない様にする程度の事で!…今にも発射しそうな様子に

慌てて後ろへ下がり!…するとオリハが後ろへ下がった瞬間ライザはブッパ!…

それは今までの龍撃破とは違って極太!…通路一杯一杯を飲み込むとそのまま

西門を破壊!…遂には城まで貫きそうにになるのだが、掠める程度でその龍撃破が

通過して行くと、その後の惨状と言うのはもう!…


「……えぇ~……」


「…フゥ~…スッキリしたぁ!……んじゃ!…先行こかぁ?…」


「ッ!!…あっ…はい…」


完全に世界観は某・サ〇ヤ人の漫画!…通路は抉れ、目の前に有ったであろう門は

薙ぎ倒され!…当然その前に立って居た兵士達も跡形も無く消え去ってしまい!…

掠めた城の屋根も欠損!…ただ瓦礫が落ちるよう何かが落ちる様子を見せると、

荒廃していた!…すると当然そんな光景を目にしてオリハが戸惑ったよう言葉を

漏らして居ると、その一方でライザはスッキリした様子!…まるで積もりに

積もった物を吐き出した様に清々しい表情を見せて居り!…オリハに先を急ぐ様に

声を掛けると、そのライザの言葉にオリハも戸惑う!…その時オリハとしては別に

畏怖の念を覚えたとかそう言うモノでは無いのだが…さも何事も無かったかの様に

振舞っているライザに戸惑い!…まるで某・テンプレみたいな返事をすると、

ライザ達は漸く三の丸への侵入を果たす!…さてそうなって来ると今度はその

順路に迷う様な素振りを見せるのだが!…


「……ややこいなぁ!!…何でこんな枝分かれしとんねや!?…

まるで迷路みたいやで?……ったく!…こっちは急いどるっちゅうのに!!…

…って、どないしたんや?…」


__……ッ!…スンスン…スンスン…


別に然程入り組んで居ると言った様子は無いのだが、ただ単純に同じ様な風景!…

オブジェクト等に細かな目印等は全く無く!…まるで進んで居るのかが不安になる

様な錯覚を覚えると、ライザが迷った様に文句を零す!…そして一度足を止めては

辺りを見回し、ちゃんと進んで居るのかを確認するのだが!…ここでふとオリハが

何かを感じ取ったよう、何か匂いを嗅ぎ取る様に鼻をヒクヒクとさせ始めると、

ライザに向かって不可思議な事を口にする!…


「……ライザさん多分コッチ!…」


「ッ!…え?…オリハ…分かるんか?…」


「…こっちからがする!…こっちです!!…」


「ッ!?…おいおい!…

このゲームに置いてプレイヤーは全員鼻ツンやろ?…

それホンマに大丈夫…」


何かを嗅ぎ分けた様子でオリハは反応!…その際オリハが指差した方向と言うのは

南門があるであろう方向で有り!…となるとそんなオリハの反応にライザも

戸惑い!…若干不安を覚えた様子でオリハに確認の言葉を掛け出すと、オリハただ

その方向を一点に見詰めては返事をする!…この時気になるのはあの子に匂いと…

当然ライザもこのゲームのシステムを知っている以上、そのオリハの言葉と言う

のは不可思議でしか無く!…更に不安を覚えた様子で大丈夫なのかと!…オリハに

再度確認の言葉を掛けて行くと、オリハはライザの手を掴むなり引っ張り

始める!…


__ガッ!!…ッ!?…


「俺を信じて!!…こっち!!…」


「ッ!?…あぁ!!…おいちょっと待てって!!…」


これと言った説得も無いままにオリハはライザの手を掴み!…まるで先導する

よう引っ張り始めると、ただ信じる様にとだけ口にする!…すると当然そんな

オリハの様子にライザも慌てて見せると、それはまるで愛犬に引っ張り回される

主人の様に!…一旦は落ち着く様にオリハへ待て!の言葉を口にするのだが、

オリハ一向に泊まる気配を見せようとしない!…それどころか思いっきり

グイグイと引っ張って行くと、ライザは南門がある方へと連れ去られる!…

さてそうなるとそこで目にしたモノと言うのは…


__ヴアアアアァァァ……


「…チッ!!…面倒この上ねぇなぁ!!…

…シロちゃん!!…離れない様に頼むぞ!!」


「ッ!…はいです!!……ッ…」


「…ッ!?…え!?…かっつぁんにシロ!…ちゃんだっけか?…

とにかく!!!……え?…」


南門に回って来るとそこには兵士達に囲まれているレイヴンとシロの姿が!…

如何やらレイヴン達の方でも兵士達の邪魔に手を焼いて居る様子で、シロに

警戒を促しつつ!…如何動くかでこの状況を切り抜けるか!と悩んで居り!…

シロもレイヴンの注意に返事をして見せ!…何かきっかけは無いかと辺りに

注意を向けて居ると、その一方でレイヴン達と合流出来た事にライザは驚く!…

それこそ本当に嗅覚が有るのか!?…と思うとオリハに視線を向け出し、

オリハはオリハでそのシロ達のピンチを目にし!…武器に手を掛けるなり

走り出し!…その様子にライザも慌てた様子で反応すると、慌ててオリハの

後を追い駆けるのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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