どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章十二節 超大型飛竜とマサツグの戦い方と活気付く方法!-

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…上空1500mの高さにある飛行船の上に突如現れた最後のBOSS!…そんな

ゼノスに全員が躍起になって居ると、ゼノスも徐々に動きを見せる!…それこそ

巨石や氷塊、巨大な炎をぶつけられて全く動じず!…何やら大砲やバリスタが

配備されて有る方へと歩き出すと、途端に冒険者達も警戒をする!…宛らその

気分はもう某・一狩り行こうぜ!のゲームの様で、徐々に近づいて来るゼノスに

冒険者プレイヤー達が何やら危機感を覚えて居ると、その内に一人が号令を出す!…


__……ズズゥゥンン!!…ズズゥゥンン!!…


「ッ!?…動き出したぞぉ!!…奴の攻撃に警戒!!!…備えろぉ!!!」


__ウオオオオオオオオォォォォォォ!!!!…


「ッ!?…ぜ、全然怯まねぇ!?……ッ!!…

バリスタ組!!!…退避しろぉ!!!…奴の狙いはそっちだぁ!!!」


まるで映画の中に居る様な迫力を覚える一方、やはりゼノスの攻撃に警戒!…

全員が一丸となってそのゼノスの動きに注意を向け!…絶えずゼノスに対して

攻撃を繰り出して居ると、ゼノスの狙いが分かった所で号令を!…如何やら

ゼノスはバリスタ等を鬱陶しく思った様で、ゆっくりと歩を進めるとまずは

攻城兵器に狙いを定め!…となると破壊される事はまず間違いなく考えられ、

その一撃に巻き込まれないよう慌てて退避の号令を掛けて行くと、その際

攻撃を繰り出し続けて居る者達が戸惑いを覚える!…


「クソッ!!…コノッ!!!…ッ~~!!!…全ッ然怯まねぇ!!!」


__ズズゥゥンン!!…ズズゥゥンン!!…ググググググ!!!…


「…ッ!!…おい退避しろって言ってただろ!?…

巻き込まれるぞ!!!…」


一心不乱にバリスタを撃ち続けては何とか怯ませようと奮起!…しかし幾ら

撃った所でゼノスは一向に怯まず!…ただ着々とその攻城兵器に向かって

歩き続け!…徐々にその間合いを縮め攻城兵器を自身の攻撃間合いに入れる

見せると、次にはメノルやマヨル同様に体を捻る!…それは明らかに薙ぎ

払おうとして居る予備動作で、バルスタを撃って居た者達は慌てて逃げよう

とするのだが!…中には欲張って攻撃を続けようとする者が居る訳で、

それに気が付いた者が逃げる様に言い聞かせようとすると、そこで軽い口論が

始まりを見せる!…


「ッ!?…

けどここで退いたらあの化け物に対しての攻撃手段がなくなるんだぞ!?…

…少しでも引き付けて攻撃を!!…」


「ッ!?…はぁ!?…お前アレを見ても何とも思わねぇのかよ!?…

今まさに攻撃が飛んで来ようとしてるんだぞ!?…

別にこれだけしか攻撃手段が無い訳じゃない!!…今は大人しく退け!…」


「うるせぇ!!!…大体テメェは何様なんだよ!?…

こちとらこのイベントに賭けて!!…」


この時その冒険者達の片方、攻撃を続けている方は上から目線で命令された様に

感じ!…それと同時に今の内に攻撃を与えておく!と…何かムキになった様子で

その逃げる様に言った者に対して反論をすると、その逃げる様に言った者も

呆れて見せる!…その際若干の不快感を覚えた様子で反応すると、さも状況を

理解しろ!とばかりに言葉を続け!…となるとまた上から目線で文句を言われた

様に攻撃をして居る者は感じ!…攻撃を続けている方が更に反論の言葉を口に

しようと怒りを露わにして見せると、次には仲良く宙を舞う事に!…


「……ッ!?…お、おい!!…いいから早く逃げろ!!!…奴の動き!!…」


__ゴゴゴゴ!!…ブオォォォンンン!!!…ヴァキバキバキバキバキィ!!!!…


「……ッ!!…う!…うわああああああ!!!!…」


__ッ!?…ッ!?!?……


先に逃げ出した者がそんな二人を見て逃げる様に声を!…しかしそれも遅い!と

ばかりに次にはゼノスの尻尾が!…それは黒くしなると片っ端からバリスタを

薙ぎ倒して行って見せ!…その喧嘩をして居た者達もいとも簡単に弾き飛ばして

見せると、無様に藻掻くよう宙を舞わせる!…この時まだ意識は有るのか二人は

揃って悲鳴を!…そしてその様子を見て居た者達は絶句し!…と言うのもその

バリスタは横並びに十基配備された有ったのだが、その十基がたった一薙ぎで

ただのガラクタに変えられてしまうと、顔を真っ青にせざるを得ないのであった!…

しかしだからと言って!…


「……ッ!!…ひ、怯むなぁ!!!…

攻撃を止めればそれだけ撃退に時間が掛かる!!…

時間切れになったら今までの苦労が水の泡だぞぉ!?…しっかりしろぉ!!!」


__ッ!!……ウオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!…


バリスタが壊されてはそれで終いか?…否!…まだ終わってない!とばかりに

ハッとして見せると、また号令を掛ける様に一人の冒険者が声を張り上げ

始める!…それこそここまで来たのに時間切れはしょっぱいと、奮い立たせる

様に声を上げ!…するとその言葉に続くよう冒険者達は武器を!…その号令に

合わせて掲げて見せ!…威勢よく吠えてはそのゼノスに向かい接近戦を試み

始めると、まずは足を攻撃する!…


「行くぞウラアァァァ!!!!」


__グオォォ!!…ガキン!!…ガイィィィンン!!……


「ッ!?…な、何だこれ!?…硬ぇ~!?…」


「グッ!!…さすがにメノル・マヨル程では無いがそれでも!!…」


剣や斧を掲げた者達が一斉に足を!…しかしその一撃は鱗により弾かれ!…

その際何か金属を殴った様な…そんな硬さが感じられる音を耳にすると、

同時に若干の手の痺れを感じ始める!…そして何か未知の体験をした様に

その手に残る痺れに冒険者達が驚いて居ると、その間にもゼノスは移動を

開始!…と言うのもバリスタや大砲はその他の場所にも当然設置がされて

有り、そこからも同様に攻撃を受けて居る事で反応!…また鬱陶しく感じた

のかその攻撃が飛んで来る方向に向かい歩き出すと、また破壊に赴いて

行く!…


__ウオオオオオオォォォォォ!!!!…ズズゥゥンン!!…ズズゥゥンン!!…


{……ッ!!…あのデカ物!!…少しは頭を!!…

って、あぁ!!…そっちは奴が向かっておる方じゃぞ!?…}


__タッタッタッタッタッ!!!…ガチャン!!…ギギギギ!!!…


「ッ!!…よし!!…ウオオオオオオォォォォォォォォ!!!!」


この時オリハは武器を手に右往左往!…足を攻撃するかバリスタを使うかで

悩み!…その一方でオリハの中ではフィロが冷静に分析をば!…ゼノスにも

一応それなりの知恵が付いて居る事を確認すると、オリハに指示を出そうと

する!…しかしこの時オリハは何を思ったのかそのゼノスの進む方向にある

バリスタへと向かうと、そこでバリスタに乗り込み!…次には他の冒険者達

と共に極太の矢を連射!…ゼノスに少しでもダメージを与えようと藻掻く様に

吠え出すと、フィロが慌てて注意をする!…


{こ、こりゃオリハ!!…

あのデカ物はコッチに向かって歩いて来て居るのだぞ!?…

幾ら攻撃するにしても何故こっちに!!…ここは一度退いて別の方に!…}


「今逃げたらかなり不味い!!…

見た感じ今一番アイツゼノスにダメージを入れれる攻撃はバリスタや大砲!…

怯んでいなくとも確実にダメージは入っている!!…

その証拠にバリスタが刺さっている箇所や大砲が当たっている箇所から

出血が見える!…」


{それはそうじゃが!!…

それでやられてしまっては元も子もないじゃろうに!!…

それによく見て居れば奇妙な事にあの兵器は時間が経てば

元に戻るようじゃ!!…ここは無理せず!!…堅実に!!…

…先程の者達の様になりたくはないと思うが!?…}


何故かゼノスが迫って来て居る方のバリスタに来たオリハに慌てた様子で、

ゼノスの動向を伝え!…何なら幾ら攻撃するにしても他にも有った!と…

とにかくオリハに逃げるよう続けて慌てた具合に声を掛けて行くのだが、

オリハはそのバリスタから決して降りようとはして見せない!…寧ろ

フィロの言葉に対して反論をすると、一番ダメージを与えられる方法が

これ!と…するとその話を聞いてフィロは更に慌て始め!…一部話は認める

もののそれは違う!と…このままだとあの一撃を喰らう事になると慌てて

説得をし始め!…オリハの中で暴れる様に地団太を踏んで見せるのだが、

オリハは決してそのバリスタから降りようとはしない!…まるで何か憑き物

でも憑いたか様な様子で有り、憑き物フィロは慌てに慌て!…するとその一方では

そんな様子を遠目から…呆れた様子でマサツグが頭を抱えて溜息を吐くと、

徐に独り言を口にする!…


「……はあぁ~……相変わらずの猪突猛進っぷり!…

まぁたアイツは馬鹿みたいに無理をして!…

…攻撃に夢中になるのは結構だが、もうちょっとは周りを見ろっての!!…

…シロ?…動けるか?…」


「ッ!!…はいです!!!」


「…よし!…今から俺達であの馬鹿デカいのを寝かせに掛かろうと思う!…

その際狙う部位は!……膝だ!…」


「……ッ?…おひざ…ですか?…」


オリハの戦闘狂いバトルジャンキー具合に呆れつつ、苦言を漏らすとシロを呼び…するとシロも

マサツグに呼ばれた事で嬉々として返事!…いつもの様に手を上げてマサツグに

笑顔で答えて見せると、マサツグも続けて話をする!…その際シロにゼノスを

寝かせると口にすると、既に狙う部位は決めて居るのか膝!と…するとシロは

不思議そうにマサツグの言葉を復唱して見せ…寝かせると言う言葉に膝が如何

関係して居るのかが分からないで居ると、マサツグに向かって首を傾げる!…

するとマサツグもそんなシロを見て思わず笑うと、シロに一から説明するよう

言葉を!…


「ッ!…プッ!…ハハハ!!……そうだ、膝だ!…

正確には膝の裏を狙うんだが?…」


「……ッ?…」


__……数分後………ッ!!…ッ~~~~!!!…


「ってな訳だ!…やれるか?…」


マサツグはシロに数分を掛けて説明!…その間にも勿論ゼノスはオリハの居る

バリスタの方へと歩いて行き!…先程同様自身の間合いにバリスタ群を入れると

体を捻り!…そしてまた薙ぎ払う様にして尻尾をしならせに掛かって居ると、

マサツグ達の方でもその狙いについての説明が終わる!…するとシロはマサツグの

言う事を理解した様子で目を輝かせると、如何にも期待した様子でワクワク!と…

となるとマサツグもそんなシロの様子を見て笑ってしまい!…次には出来るか

どうか?とシロに声を掛けて行くと、シロは元気に返事をする!…


「はいです!!…シロ、頑張ります!!!」


「ッ!…よっし!!…じゃあ早速!!…おっぱじめるぞ!!!」


__グググッ!!…バシュン!!!……ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!…


{ッ!?…オ!…オリハァ!!!…}


「ッ!!!…クッ!!!」


シロはマサツグのやろうとして居る事に対して今か今か!と…頑張る!と返事を

するとゼノスを見詰め!…するとマサツグもそんなシロの様子を見てやる気を

出し!…始めるとシロに声を掛けて行くと、次には同時に駆け出し始める!…

狙うはやはりゼノスの膝裏!…まるで風になった様一気に間合いを詰め!…その

一方で攻撃のカウンタダウンが入って居り!…ゼノスがそのオリハ達の居る

バリスタに攻撃を仕掛けようとすると、フィロが更に慌てた様子で声を掛ける!…

そしてやはりオリハの方も頑なにバリスタから降りようとはせず、何か被弾を

覚悟したよう!…歯を食い縛りゼノスの一撃に備えるのだが、次の瞬間ゼノスが

バランスを崩す様な!…そんな不可解な様子がふとオリハ達の目に…いや!…

他の冒険者達の目にも映ると、ただその場で驚きの声が巻き起こる!…


__……ゴオオォゥ!!…ズバアアァァン!!!…ッ!?…どよ!!!…


何か鋭く斬り裂く様な音が聞こえると、次にはゼノスが前のめりに倒れ出し!…

となると突然のそんな光景に一同は戸惑い!…一体何が起きたのか!?と

ばかりにその原因について辺りを探ると、そこでマサツグとシロの二人が立って

居る事に気が付く!…その際二人の手にはそれぞれ刀とダガーが握られており!…

更にはその刃は血を滴らせると斬った事を物語って居り!…しかしそんな事など

御構い無しにマサツグはシロに話を!…先程の作戦について笑みを浮かべながら

実演した様に話し出すと、更に細かな説明を口にする!…


「……シロ、覚えておけ?…どんな馬鹿デカい奴でも!…

事一か所だけでもこうもバランスを崩されると、簡単にスッ転んでしまうもんだ!…

…その中でも特に狙うは膝の裏!…

膝の裏ってのは重心を支える為に力が一杯掛かる所で、そこを攻撃されると!…」


__ッ!?…グラアァ!!……ズオオォォ!!…


「…簡単に前のめりに転けてしまうってこった!…」


この時ゼノスも膝の裏に違和感を覚えると何とか踏ん張って転倒を拒んで見せる

のだが、体が重いのかそのまま!…その間にもマサツグの卑怯な作戦の話は続き

を見せ!…シロもその話を嬉々とした様子で学ぶよう頷いて返事をして見せると、

その間にもゼノスはそのまま戦闘エリアから落ちてしまう!…それこそバリスタを

体全体で押し潰すようゼノスは倒れて行くのだが、バリスタ自体が屋上デッキの

端に有る為!…確かにバリスタはそのまま押し潰されてまたもや全滅するのだが!…

それでもそれを扱って居た冒険者達全員の命を救うと、マサツグはしてやったり!…

とばかりに悪い笑みを浮かべて見せる!…そうして何が起きたのか他の冒険者達が

理解出来ない様子で固まって居ると、リングアウトしたゼノスはと言うと!…


__ゴオオォォォ!!!…グオン!!!…ヴゥオン!!!…ヴゥオン!!!…


「ッ!?…こ、ここまで羽音が聞こえて来るのか!?…

…まぁあのデッカイ翼を持ってたから違和感は無いっちゃ無いが?…」


__ヴゥオン!!!…ヴゥオン!!!…ヴゥオン!!!…ヴゥオン!!!…


「……やっぱ復帰して来ますよねぇ~?…」


飛行船から落下するも空中で身を翻し!…そして海面スレスレで思いっきり

羽ばたいて見せると、次にはその飛行船の元まで戻って来る!…その際

飛行船の下からはその力強い翼の音が!…となると当然それを耳にした者達は

驚き戸惑い!…マサツグも例外なく驚いた様に言葉を漏らすと、次には

可笑しく無い!と言葉を続ける!…だがそれでもやはりその音を耳にすると

不安を覚えるモノであって、だんだん大きくなる翼の音に若干怯え!…

すると次には飛行船の下から生えて来る様に!…ゼノスがその巨体をまた

冒険者達の前へと堂々披露する様に姿を現して見せると、マサツグも呆れた

様子で言葉を零す!…さてそうなって来るとゼノスはもう一度屋上デッキに

着陸をしようと試み出すのだが!…


__ヴゥオン!!!…ヴゥオン!!!…ズッシャアァ!?…ッ!?…


「ッ!?…あぁ!!…な、何だ何だ!?…」


__グラアァ!!……ズオオォォォォォンン!!……ッ!?!?……


ゼノスが屋上デッキに足を着いて落ち着こうとした瞬間、ゼノスは突如バランスを

崩し!…となると勿論そんな様子を目にした冒険者達は驚き戸惑い!…巻き込まれ

ないよう慌ててその倒れて来るであろう範囲から逃げて見せると、戸惑いの言葉を

零し始める!…そしてその一方でゼノスもやはり耐えられなかった様子で屋上

デッキに転がって行くと、飛行船全体を激しく揺らし!…しかし飛行船は本当に

丈夫に出来て居るのか、ゼノスが倒れ込んで来た所で一切破損の様子を見せず!…

ただ揺れた程度の事!と…さも乱気流に巻き込まれただけ!と言った頼もしさを

乗客達に見せて行くと、悠々と飛行を続けていた!…だがそんな飛行船の心配よりも

気になる事が!…と言うのも何故ゼノスが倒れたのか?と…その事が気になり出す

と冒険者達は動揺が隠せず!…何ならゼノス本人も何故倒れたのか?と言った動揺を

隠せない様子で時が止まった様に固まって居ると、マサツグが徐にハッと思い付いた

様子で問題を出す!…


「……ッ!……さてシロちゃんここで問題だぁ!…」


__ッ!!…クルッ?……


「…コイツがなんで今こうして倒れて居るのか?…その理由は分かるかなぁ?…」


「ッ!…え?…え、えぇ~ッと?…んん~っと?……」


勿論マサツグが突如そんな事を言い出したものだから視線も集まる!…その声に

反応するよう振り返ると視線をマサツグに!…だがマサツグは御構い無しに

シロへ質問!…その際問い出した言葉と言うのは先程のゼノスが倒れた原因に

ついてで、シロがその質問に対し本気で悩むよう!…それこそ若干慌てた様子で

一生懸命に答えを探し始めて居ると、マサツグはそんなシロにヒントを出す!…


「……ヒント!…さっき俺達は何をやった?…」


「ッ!…え?…そ、それはお膝を……ッ!!…」


「ッ!…その顔は分かったみたいだな?…そうだ!…

やっぱり膝って言うのはやられるとトンデモナイハンデを抱える!…

そしてハンデを抱えている事に気付かないままふと立って見せようとすると!…

…あぁなってしまうって事だ!!……となると次にやる事は?…」


__…ッ!!………ジャキン!!!…


シロにヒントを出す際マサツグはそのヒントに先程の事!と…自分達がやった事に

対して答えがあると言い!…するとシロもピクッと反応を示すと次には膝に攻撃を

した!と…マサツグに戸惑いながらもオズオズとした様子でそう質問に答えて

見せると、今度はハッと思い付いた様子で目を見開く!…それはまるでその質問の

意味を理解したよう!…徐々に目を輝かせ知的好奇心を!…するとマサツグも

シロの様子を察した様で、その答え合わせをする様にシロに先程の話の続きを口に

すると、現にこうなると言った様子でゼノスを指差す!…その際目の前には今だ

屋上デッキに転がるゼノスの姿が!…となると、後は想像が付くだろう?…と

声を!…するとそのマサツグの最後の一言に冒険者達もピクッと反応!…徐に

クルッと振り向いてはゼノスを見詰め!…無言のままに何やら武器を構える様な

素振りを見せると、次には徒党を組み出す!…


「………スゥ~~……ッ!!!…掛かれえええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」


__ウオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!!!…


「今の内に有りっ丈の攻撃を叩き込めえええぇぇぇぇぇ!!!!…

この気を逃すなあああぁぁぁぁぁ!!!!」


__グオオオォォ!!!…ガッ!!…ザシュン!!…ドシュン!!!…


また一人の冒険者が徐に息を吸い込み出し!…そして今までの鬱憤を晴らす様に

続いて号令の言葉を叫ぶと、冒険者達は一斉にゼノスへ群がって行く!…それこそ

雄叫びを上げつつ!…果敢に武器を掲げ!…しかしただ無策に突っ込んで行くと

言う訳では無い様で、ゼノスの元まで辿り着くと!…その手に持つ武器を巧みに

扱っては甲殻や鱗をはぎ取り始め!…少しでも今後のダメージに繋がる様に!…

かつ素材の採取にここぞとばかりに掛かって行くと、さすがのゼノスも危機感を

覚える!…そして群がる冒険者達に向かって首を動かすと、次にはゼロ距離で

バインドボイスを!…


__ッ~~~!!!…ゴオオオオオオオオオオオ!!!!


「ッ!?!?…ッ~~~!!!…るっせぇ~!!!…

コッチに向けて吠えてないだけでもこれかよ!!……ッ!?…」


__チ~~ン!……死屍累々~……


「……うわぁ…死んでは無いみたいだが全員にスタンが…

…しかも三分!?…なっが!!…ッ!?…

オマケに当然の様に特大ダメージも入ってるし!!…

倒れても尚凶悪ってかよ!!…」


せめてもの抵抗とばかりに特大の咆哮を!…すると群がって居た冒険者達はいとも

簡単に吹き飛び!…それはさも某・一狩り行こうぜのゲームに出て来る轟竜の咆哮

を喰らった様で!…ゼロ距離で浴びた者は倒れて動けず!…そのまま痙攣するよう

ピクピクと、白目を剥きながらまるで死んだかの様にその場で転がり続けて居ると、

マサツグもバインドボイスを喰らった様子で耳を押さえる!…そして復帰して

耳から手を離すとやはりキーンとしたモノが!…そして改めてその凶悪具合に

驚き!…何ならその目の前で倒れている冒険者達を目にして戸惑い!…その倒れて

いる状態をふと確認して更に恐ろしい!と言った具合に言葉を漏らして居ると、

冒険者側も負けじ!と対抗に打って出る!…


__ジャコン!!…ドシュシュゥン!!…カッ!!…ボガァァァアンンン!!!…


「ッシャオラ!!…顔面にブチ当てたったぞコラァ!!」


「ッ!?…ナイスゥ~!!…お前プロか!?…」


__ッ~~~!!!…グオオォォォォォォ…


また復活したバリスタを見つけると手の空いて居る者達はその剥ぎ取る者達の

支援を!…その際ゼノスの顔面目掛けて矢を放ち!…そのゼノスの咆哮を

抑える!…或いは怯ませる行動に打って出ると、見事にその仕事を全うする!…

中には爆薬付きの矢を扱い出す者まで現れ出し、ゼノスの頭を爆撃!…すると

さすがのゼノスもこれには堪らず怯んだ様子で!…苦痛に藻掻き咆哮をキャンセル

させられた様な素振りを見せると、それを見て当てた冒険者もしてやったり!と

ばかりにドヤッて見せる!…するとその様子を見ていた周りの冒険者達も称賛し

出し、辺りの空気に一体感が!…レイドバトルとしては良い兆候が徐々に徐々にと

見られ始め!…更に冒険者達が活気付こうとして居ると、そうは長くは続かない!

と言った具合にゼノスも反撃!…


__ッ~~~!!!…グゴゴゴゴゴ!!!…


「ッ!?…不味い!!…全員下がれぇ!!!…

そろそろ巨体が起き上がるぞおぉ!!!…

…さすがにこんな奴に起き上がりザマ弾かれたら!!…」


さすがにずっと倒れている状態ではない様でゼノスが動くとその巨体を起こそう

とし始め!…当然それに気が付いた者が慌てて剥ぎ取り続けて居る者達に向けて

逃げる様に声を掛け出すと、その際の逃げ遅れた場合についての話をする!…

と言うのも相手は全長40m有るか無いか!…その気になれば簡単に弾き飛ばされて

しまうと!…そうなるとさすがにデッキ外へのリングアウトは無いのだが、

大ダメージは必至!とばかりに冒険者達へ向けて話しをすると、とにかく逃げる

様に急かし続ける!…するとその話を素直に聞いた冒険者達は一度撤退!…

次の攻撃に備えようとするのだが!…


__……ブシャアアアアアア!!!…


「ッ!…え?…」


それは何の予兆も無く突然に!…それは雲一つない快晴だと言うにも関わらず、

太陽が燦燦と輝いて居ると言うにも関わらず!…飛行船の屋上デッキを濡らす

様に!…突如として何か突発的に雨がザッと降り出すと、冒険者達の脚を止める!…

…別にそれが普通の雨なら特段何も気にしはしないのだが、妙に雨粒が赤く

感じられ!…宛らそれは血の雨が降って居る様な…とにかく不可解な現象に

冒険者一同が揃いも揃って困惑の様子を見せて居ると、その雨は冒険者達を赤く

染める!…


「…赤い雨?…」


「で、でも今は雲も太陽に掛かる所か雲ひとつ無いぞ?…

…え?…い、異常…気象?……」


「んな訳あるか!!…

このゲームにこんな厨二めいた天気は無い!!」


「……ッ!!…ま、待て!!…

これ向こうから噴き出して来て居る様に?……ッ!?…」


ただそれは冒険者達の武器や鎧を赤く染めると静かに流れ…そして足元にドロッと

溜まると、まるで血溜まりの様な不気味さを見せる!…となると当然各々が空を

見上げては可笑しいと言い出し!…ある者が異常気象?と言った具合に困惑すると、

別の誰かがツッコミを入れる!…とにかくこれにより現場は困惑!…本当に一体

何が起きたのか!?と…しかし如何にもよく見て見るとその雨は近くから降って居る

様に感じられ!…何かが噴き出して居る様にこちらへ向かい注がれて居るのがふと

伺えて見えると、それに気が付いた者達はその源泉の方へと視線を…すると!…


__ブシャアアアアアア!!!…チャキッ!!…


「…たぞ……やったぞ!……やってやったぞ!!…」


「ッ!!…な、何だアイツ?…まさかアイツがこれを!?…」


「……ッ!?…あ、あれ!!…」


そこには起き上がろうとするゼノスの姿と同時に一人の冒険者の姿が!…その際

その冒険者は折れた剣を天高く掲げると、仁王立ちしており!…その一方で隣に

居るゼノスからは激しい出血が見て取れ、赤い雨の原因はコレだと!…そして

それを作り出したであろう張本人は何か満足げな様子で剣を掲げ続けており!…

うわ言の様にやった!と、とにかく嬉々とした様子で言葉を続けて見せて居ると、

その他の冒険者達もハッと気が付いた様子で言葉を口に!…と言うのもこの

冒険者はゼノスに大ダメージを与えたらしく、その傷口を見て見ると横っ腹には

剣が!…まさにその冒険者の剣だったであろう物が刺さって居り!…どんな武器

でもダメージを与える事が出来る!と…まるで証明する事に成功したようその

冒険者が満足げな表情を見せて居ると、次にはそれを見た冒険者達も妙に勇気

付けられたよう声を上げる!…


__ッ!?……ッ~~~~!!!…ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!


「ッシャア!!…何だか良く分からねぇけど!!…行ける気がして来たぁ!!!」


「あの冒険者プレイヤーに負けるなぁ!!!

俺達も続くぞぉ!!!」


__ウオオオオオオオオオオオオ!!!!…ゴオオオオオオオオオオオ!!!!…


場面としては言う程大した事は無いのだが、その冒険者に続くよう全員が

躍起に!…そしてその負傷したゼノスも徐々に出血が収まって来た様子で

やっと起き出し!…漸くの思いで立ち上がる事に成功すると、次には怒った

様子で吠えに吠える!…しかしそれで怯む様な冒険者達では無い様で、

吠える声に我慢をしながらも突貫!…もはや何かタガが外れた様子で

向かって行き!…何が何でもコイツを倒す!と言った気概がその冒険者達の

様子から溢れると、ゼノスも若干警戒する様な反応を見せるのであった!…


尚そのゼノスに両膝を着けさせる事となった原因については忘れ去られ!…

それを良い事にのびのびとする者達が二人!…そう、忘れてはいないのだが

それをやったのはマサツグとシロの二人で有り!…そんな人の形をした

化け物達が直ぐ近くに居る事を!…この時その冒険者達は忘れてしまって

居る訳であって!…その一方でマサツグ達は好き勝手!…さも狩りのやり方を

教える様に、シロに色々と相手をおちょくる方法について教えて居ると、

シロはそれを嬉々として覚えるのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

借金まみれの錬金術師、趣味で作ったポーションがダンジョンで飛ぶように売れる~探索者の間で【伝説のエリクサー】として話題に~

わんた
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「今日中に出ていけ! 半年も家賃を滞納してるんだぞ!」 現代日本にダンジョンとスキルが存在する世界。 渋谷で錬金術師として働いていた裕真は、研究に没頭しすぎて店舗の家賃を払えず、ついに追い出されるハメになった。 私物と素材だけが残された彼に残された選択肢は――“現地販売”の行商スタイル! 「マスター、売ればいいんですよ。死にかけの探索者に、定価よりちょっと高めで」 提案したのは、裕真が自作した人工精霊・ユミだ。 家事万能、事務仕事完璧、なのにちょっとだけ辛辣だが、裕真にとっては何物にも代えがたい家族でありパートナーでもある。 裕真はギルドの後ろ盾、そして常識すらないけれど、素材とスキルとユミがいればきっと大丈夫。 錬金術のスキルだけで社会の荒波を乗り切る。 主人公無双×のんびり錬金スローライフ!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
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HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

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