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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-
-第五章十八節 ドロップ武器?…と初の雪と冬の大陸-
しおりを挟む「……これはいつ拾ったのだろうか?…気が付いたら入っていた訳だが?…」
「兄さんも?…私のアイテムポーチの中にも入ってたんだけど…
…とにかく鉱物っぽい物である事は確かっぽい…」
「……ぽいぽいぽいぽいと不確かな喋り方をするなぁ?…お前は夕立か!…」
「ッ!…いっその事コスで作ってみようかな?…」
色々と波乱の有った飛行船の旅二日目は終わって次の日…マサツグ達は朝食を
食べ終えた後二階の談話室へ向かうと、昨日の出来事を纏める様にアイテムを
一度広げて居た…ゼノス戦で手に入れたアイテム等を近くに在った机の上に
置いて、マサツグとオリハで整理をするのだが…その際何か見慣れぬ物をふと
目にし、互いに向かい合う様にしてこれは何?…と言った様子を見せて居ると、
そこに暇をしたアヤがチャチャを入れにやって来る!…因みにこの時シロと
フィロは飛行船の探索に!…二人揃って子供の様に駆けて行くと、マサツグに
迷惑を掛けない様に言われるのであった!…
「ふんふんふんふ~ん♪……ッ!?!?……ッ…」
鼻歌を歌いながらアヤはマサツグ達の方にやって来ると、その黒々とした素材の
山の量に若干驚く!…しかもそれがまだ机の半分程度が占領されて居るのなら
別に問題は無いのだが、机丸々一つを埋める様に!…とにかく一体その素材は
何!?と言った様子でアヤは凝視し始め!…その置かれてある手裏剣束の様に
10個ワンセットで纏められて有る鱗や、絨毯か!?と言いたくなる位にゴツイ皮が
丸めて置かれて有るのを目にすると、ただただ改めてマサツグ達の事を化け物と
感じてしまうのであった!…さて一頻り驚いた所でアヤは一旦落ち着きを取り戻す
と、至って普通の様に声を掛けるのだが!…
「…お~い、暇だから見に来ちゃった♪
って、二人揃って何を固まって?……ッ!…これは?…」
「ッ!…あぁ…アヤ!…いや何!…
俺達もコレが何なのか分からずに困惑して居た所だ!…
一見すると鉱物の様にも見えるんだが…
丁度大きさが良いから武器として振り回せそう…」
「ッ!?…え?…マサツグ貴方…こんな物を振り回すつもり?…」
アヤが声を掛けた所で更にふとある物が…その黒々とした物に交じって唯一色の
違う!…何ならマサツグとオリハの前にそれぞれこれ見よがしに置かれて有る
のを目にすると、アヤは当然疑問を持った様子で質問をする!…すると背後から
声を掛けられた事でマサツグ達もピクッと反応!…振り返ってアヤに挨拶をし!…
そして問われた事に対してマサツグもまた悩む様な表情を見せると分からない!と…
ただ武器として振り回せそうと言った具合に言葉を口にして見せると、アヤは
その台詞に疑問を持った様子でツッコミを入れる!…因みにそれを武器と呼ぶ
には無理がある棒状の鉱物で、青く透き通ると長さにしてブロードソード一本分
(約75cm)位は有り!…そして先端が尖ってはまだ乾いていないのかゼノスの血が…
若干付着しておりゼノスの体に刺さっていたのが容易に伺えてしまうと、不思議と
何か不気味さを覚えてしまう!…そしてオリハの方も同じ様に棒状の鉱物で青く
透き通った物が置かれて有るのだが、此方はマサツグとは違い二本有り…長さも
ショートソード(約50cm)位とマサツグが手に入れた物とは似て非なる物であり、
それを目の前に化け物達がやはり!…これは何?…と言った様子で首を
傾げ戸惑いを覚えた様に固まって居ると、アヤがふと思い出した様に言葉を口にし
始める!…
「……ッ!…ねぇ?…
これがあの時親切な同業者が教えてくれた一攫千金の武器だったりする?…
実はこれをベースに武器を作るとか?…」
「ッ!…あぁ~ね!…確かにその可能性も考えられなくも無いが…
…てかさっき振り回せそうって言ったらツッコまれたんだが?…」
「うぅ~む?…」
アヤが口にしたのはやはり武器なのでは?と言う話で、その際持ち出したのが
イベントが始まる前に聞かされた旨味の話で!…しかもただこれだけがその
武器では無い!と話を続け、その条件に強化するのでは?と何と無く思い付いた
事を口にすると、マサツグが納得した様子で反応する!…しかしそうなった場合
一つ疑問が!…強化するにしても他の素材は要るのか?と…何ならそれよりも
アヤに突っ込まれた事に根を持ち出し!…逆に言い返す様なそんな子供じみた
事をマサツグに口にして居ると、オリハも腕を組んで更に悩む!…もはや勝手に
乳繰り合っててくれと言った塩対応!…するとそんなオリハの反応が目に付いた
のか…
「……ッ!…じゃあ他の素材も他の素材も見せてよ!…
その素材が武器と関係が有る物だったりするかも!…」
「ッ!……そう…だな?……よし!…
…って、今ある素材はこれで全部だ!…
もしかするとドロップされて無い物とか有るかも知れん…」
マサツグとアヤはオリハを見ては何か物悲しく…とにかく話を戻す様にアヤが
ふと興味を持った具合で話しをすると、マサツグも戸惑った様子で返事をする!…
その際予め全てがここに出ている事を口にすると、まさかの場合についても
話をし!…するとアヤもその話を聞いてマサツグに頷き!…改めてテーブルの
上に置かれて有る化け物の素材を手に取って行くと、やはり間近で見ると違う
のか驚きを露わにして見せる!…
「…ッ!?…な、何よこれ!?…このデカさ!…
私の顔より大きいじゃない!!…それにこの爪!!…
これだけで兜が作れそうじゃない!!…」
「そうだな…何せ30m級の翼竜だし…お陰で俺達も苦戦したし…
ホント…今思い出してもゾッとする…」
アヤは徐にゼノスの鱗に手を伸ばすと、それを自身の顔の隣に添えて大きさを
比べて見たり!…複数ある巨竜の爪を手に取っては頭に被せる様に合わせて
みたりと、とにかくここまで巨大な素材を見た事が無いのか!…目は新しい
玩具を貰った子供の様に爛々と輝かせて見せると、興味心身で素材をジッと
観察する!…その際驚きの言葉を口にするアヤのコメントに対してマサツグも
返事!…屋上デッキが揺れに揺れまくった事を思い出してはその顔を青くさせ!…
何なら見事にトラウマとしてマサツグの中に刻まれたのか、一人思い出すと
徐にその場でガタガタと震え!…その様子を見たオリハも呆れた様子で溜息を
吐くと、アヤと同様素材を手に取っては唸り始める!…
「う~ん…確かにドロップしたのはゼノスだけど…
だからと言ってゼノスが関係しているのか?と言われると怪しいね…
実際、ドロップ武器は何処をどう見てもこの通り鉱石の塊にしか見えないし…」
__ゴトッ…スッ…
「そうねぇ?……それにしても綺麗な青色ね…何て言う名前の鉱石なのかしら?…」
この時同時に自身のドロップ武器?…も一緒に手に取って行くと、オリハはその
素材とドロップ武器を交互に見ては悩み!…と言うのも幾ら見比べた所で関連性が
全く分からず!…ただ分かるのはゼノスからドロップされたのが一緒と言う事!…
それだけしか分からないと言って天を仰ぎ!…完全に万策尽きた様子で諦める様な
反応を見せると、そのドロップ武器を一旦は机の上に置いて見せる!…すると
今度はアヤがそれに興味を持った様子で手に取ると、明かりに透かす様にして
鉱物を観察し始め!…しかし透かした所で有益な情報は何処にもなく!…ただ
綺麗!…と言った感想を口に呆けてしまうと、徐にこの鉱石が何なのか?と興味を
持つ!…しかし次にはその興味も別の方に向けられてしまう!…何故なら!…
__……ッ!…チラッ?……ッ!!…
「……雪だ!…」
「ッ!!…雪!?…雪って事はまさか!!…」
__バババッ!!…べたぁ~!!……ッ!!…
「………そろそろ…ウィンタースノー連邦だな…」
「ッ!…そっか…今日で三日目だもんね?…」
マサツグは窓の方に何かが走ったのを目撃すると、ふとその視線を窓の方に…
するとそこで目にしたのは飛行船の窓を叩く雪粒の様子であり!…マサツグも
それを見て思わず雪が見れる事を口にすると、次にはアヤが機敏に反応をして
見せる!…それこそオリハのドロップ武器を握り締めたまま窓にガバッ!と
張り付き出すと、子供の様に目を輝かせ!…となるとそんなアヤの様子に
マサツグもオリハも戸惑ってしまう所では有るのだが、あえて触れない様に
各々が思った事を口にすると、アヤは大興奮の様子でマサツグを呼ぶ!…
「見て!!…マサツグ!!…雪よ雪!!…
…本の中でしか見た事が無かったけれど!…
まさかこの眼で見れる日が来るなんて!!…」
「ッ!?…え、豪く大興奮してるなぁ?…そんなにか?…」
「ッ!!…あったり前でしょ!?…
私が居た年がら年中常夏の島に雪が降ると思う!?…
それに今まで行った事が有るのはスプリングフィールドと
オータムクラウドだけ!!…同じ様に雪が降ると思う!?…」
もはやそのアヤの様子は童心に返ってそのままの模様!…窓から決して離れはせず、
勿論目も離そうとはせず!…ただ本の中でしか見た事が無い!と言っては雪を
ガン見し続け!…感動を覚える勢いでアヤが大興奮の様子をずっと露わにし続けて
居ると、そんなアヤの様子を見た事が無いマサツグ達は更に戸惑う!…となると
そこまでなのか?と思わずマサツグがアヤに質問をすると、次にはアヤがピクッと
反応しては機敏に振り返り!…そこからはマサツグを責める様に質問を!…今まで
自分の居た場所で雪が降る様子を見れたか!?と…やはり大興奮した様子で文句を
言う様に言葉を口にして見せると、マサツグも更に戸惑った具合に返事をする!…
「ッ!?…お、おう…そうだな?…降る訳がないよな?…」
「そうよ!!…これは貴重な体験に違いないわ!!…
初の雪よ雪!!…文献では冷たいって感じると同時にサラサラしてるとか…
或いはザラザラしているって感じて感触は疎らみたいなのよねぇ?…
…これって触る者によってその感覚が違うって事なのかしら?…
あっ!…後、この雪を使って遊ぶ事が出来るらしくて!…
それを雪遊びって言うらしいわ!!…何でも雪を固めてゴーレムを作ったり…
その他にもお互いに投げ合って遊ぶとか!!…
…ちょっと楽しみではある!!……ッ!…」
__…あ、あははは………カアアァ~~~~!!!…プイッ!!…
マサツグの返事で更にアヤの情熱?…は加速する!…マサツグに有り得ない!と
言っては貴重な体験と口にして見せ!…徐に雪の事について嬉々とした具合に
話し出すと、やはり今から期待を抑えられない様子で目を輝かせる!…それは
大人なのか子供なのか?…もはや何か学者めいた事を口にし!…更には雪遊びに
ついても調べて居たのか、雪だるまをゴーレム作り!と…雪合戦を何か喧嘩に
見立てた様子で嬉々として話し続けて行くと、もはやマサツグ達はその話の止め
所を失ってしまう!…となるともはやアヤに対して苦笑いをするしかなくなった
様子で、呆然として見せ!…するとアヤも漸くそれに気が付いた様子でハッと
目を見開き始め!…徐々に我に返ったのかその顔を赤くして見れない様子で
そっぽを向くと、マサツグ達はそんなアヤに対して言葉に困る!…
「……あぁ~っと……何と言ったらいいのか?…
珍しいな?…アヤがそんなに感情を昂らせるなんて!…
今までにも数回しか見た事が?…」
「止めて!!…今の私を見ないで!!!…
しかも私の感情の起伏を数えるとか!!…本当に止めて!!…
お嫁に行けなくなっちゃう!!…」
「ッ!?…し、しま!?…」
まるでやらかした後の次に日の様に!…マサツグ達の居る談話スペースが何とも
気まずいモノになって居ると、マサツグが意を決した様に!…戸惑いながらも
アヤに言葉を口にし出し!…珍しいと苦笑いしつつもアヤの事を労わる様に言葉を
続けて見せようとすると、次にはやはり地雷を踏み抜く!…それこそお手本の様に
何の気なしに綺麗に踏み抜いて見せると、アヤを更に赤面させる結果に終わり!…
これにはアヤももう顔を合わせる事が出来ないと顔を隠し始め!…マサツグ達に
向けて右手を突き出し左右に手を振って見せると、マサツグもしまった!と
ばかりにハッとする!…さてその一方でそんな様子を見ていたオリハも呆れて
見せると、次には実に助かった!とばかりに言葉を!…
「……アヤさんが興奮する物と言えば…
お酒位しか無いと思っていましたが…
まさか雪でここまで反応を示すとは!…」
「ッ!?…もぉう!!…オリハも私に追い打ちを掛けないで!!!…」
この時オリハはもはや労わると言った言葉を口にする事は決してなく!…
アヤに向かって殺人級の火の玉ストレートを!…もはや介錯に打って出たよう
止めの言葉を口にし、さもアヤの子供っぽい所が見れて安心した様に言葉を
続けて行くと、何か影のある笑みを浮かべて見せる!…するとそのオリハの
笑みに気が付いた様子でアヤもチラッと…そしてそのオリハの表情を見ては
また羞恥に悶え!…この時マサツグもオリハに対してツッコミの目線を!…
何をやって居る!とばかりに眼光鋭くオリハの事を睨んで居ると、その談話
ルームに幼女達が…
__ガチャッ!!…キイイィィィ…ッ!…テテテテテ!!…
「ごっしゅじんさまぁ~!!」
「マサツグや~い!!」
「ん?…おぉ、シロにフィロ!…お帰り~。」
__ガッシ!!……ポスッ…なでなで…なでなで…ッ~~~♪…
飛行船の探索を終えて嬉々とした様子で戻って来ると、いつもの事ながら両手を
上げてマサツグの元へと駆けて行き!…フィロもフィロで戻って来たとばかりに
マサツグを呼び!…爪先立ちで手を振り、自分も居るとばかりに健気なアピール
をして見せると、マサツグも二人に呼ばれた事で振り返って反応をして見せる。
その際少し疲れた様子で椅子に腰掛け始めると、まずは駆けて来るシロを抱き
止め!…そして徐に抱えるとそのまま自身の膝の上に座らせて行き!…まるで
孫を可愛がるお爺ちゃんの様にマサツグがシロの事を撫で始めると、次には
フィロもハッとした様子で駆けて来る!…
「あぁッ!!…し、白いのだけズルいのじゃ!!…
わ!…わっちも!!…わっちもぉ~!!!…」
「……オリハよ…分かるか?…これがかつての魔王様なんだぜ?…」
「…もはや形無しだね?…」
シロに対して嫉妬心を抱くとズルい!と…そこにはかつての魔王の姿は何処にも
なく、ただシロと同じ位の幼女が居る様にしか見えなくなると、マサツグは遠い
目をするなりオリハにふと話し掛ける…と言うのもこれがあの魔王様に見えるか?
と言った具合に言葉を口にすると、オリハも遠い目をしては見えないと…二人
揃ってもはや狐の幼女にしか見えて居ない様子で何と無く呆れ…フィロも
マサツグに抱っこして欲しい!とばかりに膝にしがみ付き始めると、マサツグへ
必死にアピールをする!…
__ガッシ!!…ス~リスリ!…ス~リスリ!…ッ!?…
「わっちも!!…わっちも抱っこぉ~!!」
「わ!!…分かったから擦り寄って来るんじゃない!!…
要らん誤解を受けるだろうが!!…」
__ガシ!!…スッ……ガシ!!…スッ……なでなで…なでなで…ッ~~~♪…
この時フィロはまるで媚びる様に、自身の胸をマサツグの脚に押し付け!…
となるとここから先はもはや官能小説の様な描写に!…その場の三人が驚き
慌てた様子で反応をするが、フィロは構わず必死に抱っこをせがみ続ける!…
となるとマサツグもヤバい!と感じては止める様に言葉を!…その際誤解を
受けると文句を言い!…それでもシロを片膝に移動させるとフィロを抱えて
片膝に…それぞれ片膝づつ幼女二人を乗せて行き、同じ様に二人の頭を撫でて
落ち着かせに掛かると、二人は揃って甘え始める!…そして落ち着いた所で
マサツグがふと質問を、と言うのも探検の成果は如何だったか?と…
「…ッ!…そう言えば探検は楽しかったか?…何か面白い物でも見たか?」
「ッ!…はいです!!…えぇ~っと……
色々と面白い物を見て来たのです!」
「わっちはやはりカラクリが気になる所であったな?…
こう言った物を見るのは中々に面白く!…飽きが来ぬからな?…」
マサツグが何の気なしに談話をするよう話し掛けると、シロは手を上げて返事!…
その際何を見て来たのかについて話そうとするのだが、パッと出て来るモノが
無いのか…とにかく楽しかった事を笑顔で話し!…マサツグにキラキラとした
視線を向けて見せると、マサツグも楽しかったんだろうなぁ…と納得する!…
そして次にフィロが話しをし始めると、やはりエンジンを見て来たのか…その
カラクリが気になると言っては若干悩む様な、だがいつまでも見て居られると
口にすると何か妖しい笑みを浮かべて見せ!…またじっくり見たいと言った…
何ならバラシて中を見たいと言った願望がチラッと顔を出そうとして居ると、
そんなフィロの様子にマサツグはふと疑問を持つ!…
「ッ!……そういやフィロお前…
何でそんなにエンジンやらカラクリとかに興味が有るんだ?…
正直お前の性格からだと想像が付かないと言うか?…」
その疑問と言うのも何故そんなにカラクリが好きなのか?と言う事で、フィロの
感じからしてこう言った物は逆に嫌いと言うか苦手と言った所だと思うのだが…
フィロは嬉々とした様子を今もカラクリに思いを馳せ!…そんなフィロの様子を
見てそのカラクリ好きになった経緯についてマサツグがふと質問をすると、次には
そのタイミングが悪かったのか…その質問の邪魔をする様に突如艦内アナウンスが
鳴り響く!…
__ピンポンパンポ~ン!…ッ!?…
「…この度はこのヴェール号にご乗船頂き誠にありがとう御座います…
まもなく本船はウィンタースノー連邦…スノーピースに着陸を致します…
お客様につきましてはヴェール号を降りる際…
お忘れ物の無い様にご注意くださいませ…
それではこの三日間の空の旅…
ヴェール号にご乗船頂き誠にありがとう御座いました!…」
__ピンポンパンポ~ン!…
突然の艦内アナウンスにマサツグ達は思わずビクッとしてしまう!…そして
何が流れて来るのか?と身構えて居ると、次にはもう直ぐウィンタースノー
に辿り着くと放送が流れて来る!…そしていつもの社交辞令の様なお礼を言う
と、放送はそれだけか〆の効果音が…となるとマサツグ達としてもフィロの
質問所ではなくなってしまい、思わず固まった様にその放送が聞こえて来た
スピーカーを見詰めて居ると、何を思ったのかマサツグが…
「……着いたみたいだな?…」
「だとすると片付けないと!…ほらほら!…飛行船を降りる準備をするわよ!
艦内アナウンスにあった通り、忘れ物はない様にね!」
「…となると一旦部屋に戻らないとですね?…」
「ッ!…よし!…じゃあ準備が出来次第搭乗口の前で集合って事で!!」
__えぇ!!…りょうか~い!…
さも黄昏る様にポツリと一言…着いたと言葉を口にし!…するとその言葉に
他の面々も途端にハッとして見せ!…アヤが陣頭指揮を執る様に片付けを
マサツグ達に言い出すと、最後に忘れ物が無いよう注意をする!…それこそ
先程までの雪に対する執着心を忘れたかの様に!…突然のお姉さんぶりを
発揮し!…するとそんな事に気が付いて居ないマサツグ達は素直に同意を
して見せ!…オリハが一旦戻る様に言葉を口に!…するとそれに続くよう
マサツグが集合場所を決めて行き!…一同は談話室を後に!…勿論素材を
全て回収して各々が一度部屋に戻って行くと、改めて身支度を整え始める!…
__ガサゴソ…ガサゴソ……
「…これで良し!……ッ!…
シロもフィロも忘れ物が無い様にな~?」
「は~い!(なのじゃ!)」
部屋に戻って今まで使って居た物等を回収すると、全てをアイテムポーチの
中に仕舞い!…と言っても大して物を広げる事をしてなかったので直ぐに
片づけは済んでしまい、自分は先に終わったとばかりに一息を!…その際
まだ一生懸命に片づけをしている二人に改めて注意を口にし、二人から元気な
返事を耳にして椅子に腰掛けて行くと、マサツグは二人の片付けが終わるのを
待って居た。そして二人揃って片付けが終わると、マサツグ達はその約束した
搭乗口の方へと移動し…するとそこには既にアヤが先に待って居たばかりに
立って居り、マサツグ達を見つけると手を振り!…そこでアヤと合流すると
今度はまだ来ていないオリハの事をまだか?と言った具合に待ち出し!…
数分後漸くそのオリハが姿を現し慌ててマサツグ達の方へと駆けて来ると、
全員が下船の準備を整える!…
「……それにしても三日間と言うのは呆気ないのぅ…
もう少しこの旅を続けて居たかったが…」
「…フィロ…ごめん…
それ俺が持ちそうにない…」
「…?…にょわッ!?…
マ、マサツグ!?…大丈夫かや!?…」
徐々に近づいて来る地上にフィロは思わず降りる事を惜しみ出し!…それを聞いて
マサツグが暗くなるよう勘弁してくれ…と言い出すと、その顔色を徐々に徐々にと
青褪めさせる!…この時マサツグが思い浮かべたモノと言うのは巨竜に関する事で
あって、もうあんなのは御免だ!と…しっかりトラウマとなってマサツグの中に
刻まれたらしく、もう一回乗ってまたアレに遭遇したらと考え出すと、一人勝手に
ガクブルと震える!…となるとフィロもそんなマサツグの言葉を聞いて反応すると、
次にはマサツグの方をチラッと…するとそこでマサツグが青くなって震えて居る
のを目にして行き!…途端に慌ててマサツグに労わるよう言葉を口にし始めて居る
と、徐々に他の乗客達も集まって来る!…
__ワイワイ!!…ガヤガヤ!!…
「徐々に人が集まって来た!…」
「ッ!…そりゃな?…なんせもうすぐ着く訳だし…」
__……ガコォン!!…ッ!?…
「うおッ!!…な、何だ!?…」
マサツグ達の居る搭乗口付近は一気に賑やかになって行き!…オリハが集まって
来る人達を見て思わず驚いた様に言葉を零すと、マサツグがオリハにツッコミを
入れる!…それこそ集まって来るのも当然と言うと、理由に目的地に着いたから
と言うのだが…次には突如何か引っかかった様子で大きな音が!…と同時に
若干の揺れを感じてマサツグ達が戸惑った様な反応を露わにして居ると、徐に
艦内アナウンスが流れ始める!…
__ピンポンパンポ~ン!…
「本船はウィンタースノー連邦…スノーピースに到着致しました…
これよりゲートを開放致しますので、もうしばらくお待ちください…」
__……ガシュウウウゥゥゥゥゥ…
「ッ!……ッ!!…」
その流れて来るアナウンスからは今着陸した!と…ウィンタースノーに着いた事を
報告すると、今からゲートを開けると乗客達に放送する!…そしてその放送が有った
数分後の事、何か物々しい音が聞こえて来ると次には!…その飛行船の搭乗口が
開き出すとそこから見える光景は銀世界であって、その見事な光景にマサツグが
思わず降りる事を躊躇って居ると、他の乗客達が我先に!とばかりに下船する!…
そしてそんな様子も目にしてマサツグもハッと我に返ると、飛行船を後に!…
他の面々も続く様にして飛行船を後にして行き!…そのウィンタースノーの最初の
町を!…その光景を自身の目で確かめて行くと、マサツグ達は思わずある種の感動
を覚えるのであった!…
「…うおぉ~!!…スッゲェ!!!……ッ!!…ハリ○タ!!!…
ハリ○タみたいな世界だ!!!…」
「…兄さん…それだと話が変わる…」
飛行船を降りて目にした町の光景はまるで中立国スイスの様な町並みで、綺麗な
中世期風の建物が並び!…屋根には雪が積もって居るとそれだけで何か雰囲気を
感じ!…広場と思われる場所には噴水が!…そしてその噴水の周りの床は
ステンドグラスで何故か彩られて居る様子が見受けられ!…何ならそのステンド
グラスの上には雪は積もっておらず、とにかく幻想的な光景にマサツグがまるで
某・メガネの魔法少年の話に出て来る世界観の様だと語ると、オリハはその例え
話にツッコミを入れる!…と言うのもオリハはその話を聞いて如何連想をした
のか、オリハはゲームの方向性が変わってしまう!と…しかしそうツッコんだ所で
二人はキャッキャと燥ぎ続け!…何か妙に楽しくなって来た様に燥ぎに燥ごうと
して居ると、次には現実に戻されてしまう!…
「うぅ~!!…さすがウィンタースノー!!…聞きしに勝る寒さだわ!!…
…それはそうとマサツグにオリハ?…貴方達、薄着に見えるけど寒くないの?」
「ッ!……え?」
アヤは自身の両肩を抱える様にして身を震わせ、そして寒い!と言葉を零す!…
そして次にはふと気が付いた様子でマサツグとオリハに質問をし始め!…
と言うのも寒くは無いのか?と、まるで寒さに強いのか?と言った具合に
不思議そうな様子で声を掛けると、二人は途端にピタッと止まる!…何故なら
オリハは一応厚手とは言えミニスカ着物の格好で、マサツグに至っては
Tシャツ一枚!…勿論そんな寒さを何とかしそうな様にはとても見えず!…
アヤがそう言った疑問を口にして居ると、次には何処からともなく一陣の風が…
__ビュウウウウ!!!…
「……ッ!!!!
×2
さっむ!!!!…」
「ッ!…あぁ~…やっぱり…」
当然冷気を纏った風がマサツグ達を襲うと、一気に現実へ引き戻す!…この時
先程までの観光気分も何処へやら?…只今は直ぐにでも暖を取りたい!と言った
感情に襲われると、アヤと同様寒さで体を震わせ始める!…その際腹の底から
二人揃って寒い!と言うと、アヤも気のせいでは無かった!と…ただ二人の様子が
変わった事で若干呆れ…とにかく次に移動する事を提案しようと考え出すが、
それよりも先に!…ふとある二人の様子が目に入り!…思わずその光景を見て
さすがと感じてしまうと、そんな二人の様子を見入ってしまうのであった!…
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ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。
そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。
一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー
狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください!
【第一部あらすじ】
人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。
しかも、ボスの間にーーー
階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!?
「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」
「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」
パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。
一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…
今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー
※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。
※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。
※なろう様、カクヨム様でも公開しています。
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