どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章二十三節 混沌の自己紹介と霊峰のレベルと懐かしの名前-

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「……では今更ながら改めまして…

私の名前は[アンジュ]!…[天宮アンジュ]って言います!…

このウィンタースノーのギルドマスターを務めると同時に、

魔法使いの昇級試験官も請け負っています!…

…立場的にはフリードさんやロディちゃん!…

後クロエお姉様と同じ立場に立って居る者です!…

気軽に[アンジュ]とお呼びください!……っで、この子が…」


ギルドでの登録も終わって次に自己紹介!…その際まずは魔法少女チックな

女性が若干オドオドとしながらも挨拶を…この時初めてマサツグ達に自身が

ギルドマスターである!と…改まった様子でフリード達と同じ運営の人間で

ある事を話し出すと、マサツグ達を驚かせる!…と言ってもその内容を理解

したのはマサツグだけなのだが!…それでも何か弱々しい女性を目の前に!…

これがギルドマスター!?…と言った具合に全員が思わず戸惑った反応を

見せて居ると、アンジュは次に受付嬢を紹介する!…


__……スッ…ペコッ……


「…ご紹介に預かりました…皆様初めまして…

私はオートマタの[DB-type01]…皆様からは[ドラ子]と呼ばれて居ます…

私の骨格はヒューマンの女性を模しており、素材はオリハルコン製…

関節などの稼働部分は球体関節になっており、この様に人間に近い…

柔軟な関節の動きをする事が可能となっております…そして…」


自身の紹介を終えた所で受付嬢の紹介!…その際受付嬢はマサツグ達に

会釈をすると自ら名乗り!…やはりオートマタである事を口にすると

モデルは女性!と…そこから自身の骨格の材質について話しを進め!…

細かな関節の動きを見せつつマサツグ達に何か解説をする様な感じで

自己紹介を続けて見せると、マサツグ達の度肝を抜く!…何故なら

パッと見ドラ子は本当に普通の女の子にしか見えて来ず、幾ら言われよう

ともオートマタには見えない訳で!…しかし本人は無表情で淡々と!…

そして何を思ったのか徐にマサツグの手を取って見せると、次には更に

トンデモナイ事を!…マサツグ達を驚愕させる!…


__…スウゥッ……スッ…


「ッ!!…え?…えぇ!?…」


__…スウゥ……もにゅん♥……ッ!…ッ…


「ッ!?……え?…」


__ッ!!!…ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~!!!!…


それはまるで時が止まったかの様な混乱を覚える!…ドラ子が徐にマサツグの

手を取るとそのまま自身の胸に!…当然これにはマサツグも戸惑い!…

一体如何言う事!?…とばかり慌てて居ると、次にはドラ子は自身の胸を

触らせ始める!…それこそ一応は服の上からでは有るのだが、思いっきり

揉ませるとピクンと反応!…当然そんな反応にマサツグも更に激しく動揺して

見せ!…そんな様子を見た者達もガタッ!と…途端に何か慌てた様な反応を

して見せ!…そして次に困惑しているマサツグに向かって迫って行くと、

叱咤する!…


「え?…え?…」


「ッ~~!!!…貴様ぁぁぁ!!!…一体何をした!?」


「ッ!?…ちょ!?…ちょっと待て!!…俺は何もしていない!!!…

てかこれは不可抗力だろ!?…冤罪だああぁぁぁ!!!!…」


もはや何が如何なって居るのか分からない様子でマサツグは戸惑う!…しかし

その手には確かな幸せが!…だがその間にもリーナはマサツグに迫って行くと

浮気者!とばかりに!…マサツグが何かした様に叱咤の言葉を口にすると、

マサツグは途端に慌て始める!…それこそ俺は何もして居ない!と訴えると、

リーナに全力で首を左右に振り!…だがそんなマサツグに信用は無いのか?…

アヤとオリハが呆れた様子で溜息を吐くと、止めの言葉を口にする!…


「……はあぁ~…ま~た始まったわ…

マサツグのラッキースケベ……一体如何なっているのかしら?…」


「…と言うか幾ら不可抗力でもあれは不味いですよねぇ?…

…不味いですよねぇ?…」


「ッ……ひ、皮膚は人工皮膚を使っており、

皆様と余り変わらない肌触りを…ッ!…

していると感じて貰えると思います…動力源は…」


「ッ!?…ド!…ドドド!…ドラ子ちゃん!…

ありがとう!!…もう大丈夫だよ!!…大丈夫だから!!!…」


アヤは自分もされた事がある…と言った具合に呆れて言葉を、オリハは一連の

様子を見て来たのか同じく呆れ!…何なら不可抗力でも揉むのは不味い!と…

まるでマサツグを追い詰める様に言葉を口にして行くと、その間にもドラ子は

説明を続ける!…と言うのも胸を触らせたままピクンとやはり反応!…自身の

肌の感じを説明するとそのまま動力源の説明に移ろうとし!…だがその説明を

聞く前にマサツグがもう良い!と…とにかくもう大丈夫!とドラ子に説得を

しに掛かって行くと、マサツグは周りから冷たい視線を浴びていた!…そして

幾ら逃れようとしてもしても許さないのがまた二人!…今度はフィロも攀じ

登って来た様子で!…


「ッ~~~!!!…こりゃマサツグ!!!…

わっちと言う者が居りながらこの様な事を~~~!!!…

胸ならわっちも負けては居らんぞ!!!」


「ご主人様は節操無しさんですか!!!…むうぅ~~~~!!!」


__ポカポカ!…ポカポカ!…ポカポカポカポカ!!!…


{……な、なして?…なして今日はこんな事が立て続けに?…

厄日か何かか?……ふ、不幸だ……}


マサツグの頭を間に挟む様にして幼女二人が両肩に!…シロとフィロは両手を

振り上げ始めると、次には文句を口にしつつポカポカ!と…何ならそのマサツグの

後ろではリーナが!…同じ様に膨れた様子でマサツグに向かい両手を振り上げ

見せると、背中をポカポカと叩き始める!…もはやモテるを通り越してある種の

恐怖!…思わず今自分の置かれている状況にマサツグは泣きながら悲観をすると、

改めて自身に「超幸運」が付いているのか?と疑問を持ち…とにかく泣きながらに

袋叩きに遭っているマサツグの様子に、アンジュも何か申し訳なさを感じたのか

ふと助け舟を出す事を考えると、マサツグにある事を尋ね始める!…


「……ッ!…そ、そう言えば風の噂で聞いたのですが!…

マサツグさん達は何やら霊峰に挑む算段を考えているとか!?…」


「ッ!…え?…あ、あぁ…まぁそうだけど…」


「……だとすると僭越ながら申し上げます!…

今の装備では心許ないですね!…」


「ッ!!……そんなに?…」


アンジュは何処からその話を聞いたのか?…とにかく風の噂と言うと霊峰の

話を!…すると不思議な事に全員の興味はその霊峰の話に向けられ始め!…

マサツグが突然の事に戸惑いながらもそうだ!と言った風に返事をすると、

アンジュはマサツグ達の装備に目を向け始める!…そして若干険しい表情を

浮かべて見せると、次には難しい!と…となるとそのアンジュの言葉に

マサツグ達も更に戸惑い!…一体どれ位ヤバいのか?について質問をすると、

アンジュは人差し指を立てて説明する!…


「…ずばり!…霊峰とはこの大陸においてもっともレベルの高いダンジョンです!…

その難易度は瘴気に包まれた森の中を裸で挑む様なモノ!!…

何の対策も無しに挑むと簡単にリスポーン待った無しです!!…

…まぁ皆さんのレベルであれば[順応]は問題無いかと…

ですがそこにモンスターが襲って来るとなれば話はまた変わってきます!…

…ここは一度装備を一新してみては如何でしょうか?…」


「ッ!…装備を一新…」


「…因みにマサツグさんの様な剣聖クラスの方が

6人パーティを組んでも突破は困難です!…

…それこそ誰かずば抜けて体力がある方が居るのであれば問題は無いですが…

…ロディちゃんみたいな?…」


さも某・メガネを掛けた学級委員長みたいな話し方をすると、霊峰がいかに

危険か!を話し…そのレベルに関しても微妙な例えを!…だが危険である

事には到底変わらず!…今のままだと死ぬのは必至とアンジュは続けて語って

行くと、次にはある提案を口にする!…と言うのも一度装備を新調しないか?

とマサツグに持ち掛けると、マサツグもその言葉に興味を持ち!…更には

アンジュはまたもや例え話を口に!…今度は分かり易くマサツグで例え!…

その際ロディみたいな化け物が要る事を口にすると、マサツグも驚愕した

様子で戸惑って見せる!…


「ッ!?…[アレ]クラスの化け物が要るってかよ!!…」


「ア、アレって!!…でもまぁ…そう言う事です!…」


「………ッ…」


「……ご主人様…止めましょう?…

それでご主人様に何かあったらシロは!…シロは!……」


勿論今現在あんな破格の体力を持つ者など居る筈もなく、話を聞いた事でマサツグは

当然悩み!…何ならそのマサツグの言い草にアンジュも戸惑い!…思わず同意をする

様なそんな反応を露わにすると、とにかくマサツグ達に待った!を掛ける!…

となると同じ様にその話を聞いてかシロが不安げな表情を浮かべ出すと、マサツグに

心配した様子で相談を!…いっそ霊峰に行くのは諦めないか?とシロは言い出し!…

マサツグの身を第一に考え!…自分の事は如何でも良い様なとにかく心配した様子で

言葉を口にすると、マサツグもそんなシロの言葉に戸惑って見せる…


「ッ!………シロ…」


__………ギュッ!…


「……シロ…こっちゃ来い?…」


__ガッシ!!…ふわぁ…ギュッ!…なでなで…なでなで…


それこそ先程までフィロと一緒になってマサツグをボコって居たにも関わらず、

次には意気消沈した様子でマサツグにしがみ付き!…そして若干俯いては何も

話さなくなってしまい!…ただ縋り付く様に何か思い詰めた様子を見せると、

その姿にマサツグも心配をする!…それこそシロの名前を口にするとその肩に

乗っているシロに手を伸ばし!…この時フィロは既に気を利かせた様子で

マサツグから降り!…マサツグもシロを抱えた所でそのシロの頭を優しく撫で!…

何とかシロの機嫌を元に戻そうとすると、ふとここである事を気が付き始める!…


{……ッ!…確かにシロは元の元気なシロに戻った…

戻ったけど!…まだ何処かぎこちない気がする!…

さっきだってそうだ…理不尽にもフィロと一緒に俺を襲い掛かってきた時…

何処か弱々しい感じがあった……シロにとって俺は育ての親で…

その俺が死ぬって事はシロにとっては……しかしそれでも!……}


マサツグが気が付いた事と言うのはシロの様子!…と言うのもやはり無理をして

居る節が感じられ!…その節と言うのも飛行船に乗って居た時から薄々感じ!…

何か空元気をして居る様に感じられると、改めて育ての親として考えさせられる!…

そしてシロの事を思うと止めた方が良いでは?と考えるのだが、それでもやる事に

意味が有る!と…今後の事を思うと徐々に必要と感じ始め!…徐々に決意を新たに

マサツグが眉間にしわを寄せ始めて行くと、その様子にアンジュが戸惑って

見せる!…


「……え、えぇ~っと?…な、何と言いますかぁ?…」


「……アンジュ?」


「ッ!?…ひゃ、ひゃい!!…」


それこそ自身でも余計な事を言ってしまったのではないか?と思うと、言葉に

詰まり!…しかしそれでも放置をする訳には勿論行かず!…何か掛ける言葉は

無いか?と戸惑いながらも考え出すと、次にはマサツグから声を掛けられる!…

と言うのもこの時マサツグは何か思った様子で声を掛けると、それは怒って

居る様に感じられ!…となるとそんなトーンで話し掛けられた事でアンジュも

ビクッと警戒をして見せ!…マサツグに返事をしつつも怒られるのでは!?と

言った様な怯えようを見せて居ると、次には思って居たモノと違う言葉に

困惑する!…


「……装備を整えたとして…

俺達が頂上を突破出来る確率ってのはどれ位になる?」


「ッ!!……ヘ?…」


「ッ!?…ご、ご主人様ぁ!!……ッ!!…」


マサツグは怒る事無く質問を…アンジュに装備を揃えた場合の確率について話し!…

するとアンジュも怒られると思っていた矢先にそんな質問を!…当然一度はビクッと

するも次には疑問を浮かべ出し!…そして何を?とばかりに声を漏らし何か反応に

困った様子を見せて居ると、次にはシロも戸惑って見せる!…そして再度マサツグに

止めるよう言葉を掛けようとするのだが、そのマサツグの表情を見た途端に黙って

しまい!…と言うのもこの時のマサツグの表情は真剣そのもの!…その表情は幾度と

なく困難に立ち向かって来た!…何ならその困難を打開して来た一人の男の真剣な

表情がそこに有った!…


それは春野原で騎士団長に一騎打ちを申し込み!…そして打ち勝つ方法を

思い付いた時の様な!…それは夏海原でフィロが連れて来たモンスターの

大群に対し!…勝利を見出そうと必死になって居た時の様な!…それは

秋羊雲にて神滅鬼にやられ!…それでも復活して果敢に挑んだ時の様な!…

とにかく絶対に諦めない!と言った表情が見て取れ、シロもそんな表情を

見て不思議と何か不安の様なモノが消えて行く感覚を覚えて行くと、ジッと

マサツグの顔を凝視する!…そしてその一方でマサツグの問い掛けに対して

アンジュが放心していると、ドラ子がアンジュの腰を突き!…


__……ドスッ!…


「あう!!……え?…な、何?…」


「……最後までちゃんとお話を…呆けている場合ではありませんよ?…」


「ッ!?…だ、だからっていきなり突かなくても!!……ッ!!…」


我に戻す為に容赦ない一撃を!…と言ってもよくある肘を押し付ける様な感じで

アンジュの腰をドスっと、しかしアンジュには充分効果的だった様で…アンジュは

腰から折れる様にして若干フラ付き、そしてハッと我に返った様子で肘で突いて

来たドラ子の方に視線を向けると、戸惑って見せる。それこそいきなり何を!?と

言った様子で零すのだが、ドラ子はクールに言葉を!…マサツグの問い掛けに

対して返事をするよう苦言を一つ!…しっかりしなさいとばかりに言葉を口にして

行くと、アンジュも戸惑った様子のままツッコミを入れる!…さて我に返った所で

話しは元に!…ハッと気が付いた様子でアンジュがマサツグ達の方に振り返ると、

咳払いをする!…


「……ンン!!……そうですね…恐らく可能性は出て来ます!…

しかし並のモノでは当然駄目です!!……揃えるのなら一級品!…

でないと本当にキツイかと!!…」


「ッ!!……一級品…」


「……まぁその一級品を揃えるとなると相当掛かりますからね?…

何分出費は抑えたい所…

…ですが、ある人達の協力を得る事が出来ればその確率は

更に上がると思います!…何なら出費も!…」


気を取り直す様にしてマサツグの質問に答え出すと、可能性はある!と…しかし

やはり良い物でないと意味が無い!と語っては一級品と言い!…それ位に装備を

万全にしないと!と…簡単にやられてしまう様な事をアンジュが口にして行くと、

当然マサツグは悩み出す!…何故なら今着けて居る物は下手をするとそこら辺に

ある物より性能が良く、アンジュの言う一級品がこれ以上となると難しく!…

しかし完全に手立てがないと言う訳では無いのかアンジュはある事を口に!…

と言うのもある人達が居る!と…その者達に協力を仰げばワンチャン行けると

言った話をすると、マサツグも詳しく話を求める!…


「ッ!!…ほ、本当か!?…」


「はい!…ただしその人達は少々頑固者と言うか何と言うか…」


__ダンッ!!!…ガッ!!…ッ!?……


「一体どこに行けば会えるんだ!!…教えてくれ!!」


そんな有益な話が有るのなら是非にとばかりに!…マサツグはアンジュに目で

詳細を求め!…するとそんなマサツグに対してアンジュも返事をしては話をば!…

しかし何か難が有るのかその者達を頑固者と呼び…話をするにしても何やら

難しい様な反応を露わにすると、次には俯き悩み出す…だがマサツグは構わず

アンジュに詳細を求める!…その際アンジュに迫っては真剣な表情を向けて

行き!…何か告白でもするのか?と言った位に熱い視線でアンジュを見詰めて

行くと、アンジュはそんなマサツグに顔を赤くして見せる!…


「ッ!?!?…ぴゃ!…ぴゃ…ぴゃあ!…」


「……ぴゃあ?…」


「……マスターは極度の人見知りです…

今日知り合ったばかりの人に詰め寄られると簡単に赤くなり行動…

言動に乱れが生じます…

こうなりますとマスターは使い物になりませんので代わりにドラ子が

お答えします…

…マスターの言うその頑固者達と言うのは…ドワーフで御座います…」


まるで完全に出来上がった様に顔を赤く!…となるともはや真面に喋る事が

困難になり!…ただ金魚の様に口をパクパク!…そこから出てくる言葉も

難解で意味が分からず!…マサツグがアンジュの手を握ったまま聞き返す

様にして言葉を口にして居ると、横からドラ子が助け舟を出す!…その際

アンジュはこうなると駄目…と口にすると、先程の話の続きを!…そこで

出て来るある者達と言うのはマサツグも一度は係わった事のある!…

ある種族の名前を耳にすると、マサツグは当然とばかりに戸惑って見せる!…


「ッ!?…ド、ドワーフ!?…ドワーフっていやぁ……」


__…マサツグの記憶・ホルンズダンジョンにて…


{…これはちゃんとワシの手で立派な武具にしてお前さんに手渡す!!…

だから、ドワーフファミリアに来た時にワシの工房を訪ねてくれ!!…

流石のワシでもコイツは一筋縄では行かんからな!!…

お前さんが来る頃には立派な武具に仕上げる!…

…じゃあ、今度会う時はドワーフファミリアでな!…達者でな!!……}


「……ドレッグのじっちゃん…元気にしてっかなぁ?…

…そう言えばドワーフファミリアに来てくれって言われてたっけ?…」


ドラ子の口からドワーフの名前を耳にし!…マサツグも思わず戸惑った様子で

反応すると、次にはそのドワーフ…ドレッグとの約束を徐にハッと思い出す…

それこそ別れる最後で交わした約束!…ドワーフファミリアに来てくれと言う

モノで、マサツグはさも懐かしそうに言葉を!…ドレッグの名前を口にしては

天を仰ぎ…アンジュからもそっと手を放して約束の事を口にすると、それを

聞いたドラ子が反応する!…


「ッ!…マサツグ様は既にドレッグ様をご存知なのですね?…

では、話は早いと思われます…」


「ッ!…え?…やっぱスゲェのか?…ドレッグのジッチャンって?…」


「ドレッグ様はドワーフの特殊鍛冶術を確立したアドリア様の

一番弟子で在らせられます…

今現在はドワーフファミリアに突如戻られ…工房に籠りっきりと聞いています…

因みにドレッグ様は現ドワーフ鍛冶師連盟の会長様でも在らせられます…」


「ッ!?…マジか!?…はえぇ~…さすがと言うべきか何と言うか…」


マサツグの口からドレッグの名前を耳にすると、ドラ子は話が早い!と…

となるとそのドラ子の言葉にマサツグもふと疑問を…と言うのもやはり

凄いのか?と…ドレッグの評判が気になった様子で言葉を口にして行くと、

ドラ子はドレッグの肩書について話しをして行く!…何でも何か特殊な

鍛冶をする師匠の一番弟子らしく、その腕もピカ一!と…何ならその

ドワーフファミリアで会長もして居るとマサツグに話し!…あまり深くは

知らなかった様子でマサツグも薄い反応をして居ると、その後ろから

戸惑った様子で声を掛けられる!…


__…カタカタカタカタ!!…ポンッ!…ッ!…クルリ?…


「マ、マサツグ!?…お前、何処でそんな巨匠と出会ったのだ!?…」


「…何なら今の口振りだと既に装備を作って貰った様な言い方に聞えたけど!…」


「え?……今現在進行形で装備して居る物がそれだが?…

何ならシロも着けてるし…」


何か驚き戸惑った様子でカタカタ!と…そして背後から肩を叩かれ!…マサツグも

肩を叩かれた事で反応をして見せ!…一体誰が叩いて来たのか?と振り返って

確認をすると、そこで戸惑った様子を見せるリーナとオリハの姿を見つけて行く!…

その際リーナはマサツグにドレッグと何処で知り合ったのか?について質問を

すると、あり得ない!と言った表情を浮かべ!…何ならオリハも意外と戸惑い!…

駆け出しでも知って居るとばかりに先程のマサツグの受け答えに興味を持った

様子で問い掛けると、マサツグはその問い掛けにキョトンとする!…この時オリハの

質問に返事をすると、今着て居る物がそうだ!と…するとその話を聞いたリーナと

オリハはマサツグを凝視!…そこでボロボロになって来たその防具を見て何か

物欲しそうな視線を向け始めると、マサツグもそんな二人の様子に戸惑って

見せる!…


__ッ!?…じぃ~~~~!!……


「ッ!?…ちょちょちょちょ!!…そんなに見んでも!!…

…って、そうだ!…ドラ子?…聞きたい事が…」


「……ドワーフファミリアはここからだと馬車に乗り…

二日程で辿り着けるかと思われます…」


「ッ!?…先読みされた!?……ってかもうこれ決まりだな?…」


余りの熱視線からマサツグも逃げる様に!…ふと思いついた様子でドラ子の方へ

振り返ると、ある事を尋ねようとするのだが…それを読んだかの様にドラ子は

先に質問に答え!…ドワーフファミリアへの行き方について馬車で行ける!と

説明をすると、その日数についても続けて語る!…するとそんなドラ子の要領の

良さにマサツグも戸惑った反応を見せるのだが、同時に行き先も決まった!と…

全員に確認を取るよう徐にふと振り返って見せ!…そこで他のメンバーも

同意するよう頷く姿を目撃すると、これにて次の目的地が定まって行く!…


__…コクリッ!!…


「ッ!……よし!!…

じゃあ、ドワーフファミリアを目指すか!!……ドラ子もサンキュ!!」


「…お役に立てて何よりです…」


全員から同意を受け取った所で次の目的地はドワーフファミリア!と…そして

アンジュの代わりに受け答えをしてくれたドラ子にもお礼を言い!…すると

ドラ子はマサツグ達にスッと一礼を…役に立てて何よりと落ち着いた様子で

答えて見せると、スンと澄ました態度を見せる!…そしてこの時思うはやはり

オートマタな分感情の表現が難しいのか、不愛想に見えてしまう事であり…

だが本人はそう言った気が無いと言う事は十二分に分かり!…マサツグが軽く

笑ってドラ子に手を振って見せて居ると、アヤが次の事について質問をする!…


「…で、これから如何する?…一応登録も済ませたし?…

今からだと当然馬車なんて……一旦宿に泊まる?…」


「ッ!…そうだな?…移動は明日にして…

今日の残りは観光と洒落込もうじゃねぇか!…

…色々とバタバタしてた分見て回りたいし?…気になる所もあったし?…」


アヤの質問と言うのもこの後の事で…とにかく一通り用件が終わったから

如何するか?と…当然今からドワーフファミリアに向かうとしても時間が

悪く…残り出来る事も限られている中何をするか?と口にすると、安定の

宿の確保?と尋ね始める!…するとそのアヤの問い掛けに対してマサツグも

肯定、残りの時間を観光にと言い出し!…先程からバタバタしていたせいで

真面に辺りを見れて居ない!と…明日になれば出発する事を挙げてこの気を

逃す訳には行かない!とばかりにノリノリになると、マサツグはいつになく

燥ぎ出す!…となるとそれを見てリーナも呆れた様子で頭を抱え始めると、

次には苦笑いを浮かべ!…


「ッ!……はあぁ~…一応私は狙われている身なのだが?…」


「ッ!…じゃあ先に宿を取って…最終的な集合場所は酒場って事で如何!!…

ほらぁ!…リーナ様とも親睦を深めたいしぃ~?…ってな訳で!…」


「ッ!…それはお前が飲みたいだけだろ!!」


「じゃ!…後は任せたわねぇ~♪」


思わずマサツグ達に苦言を一つ、一応狙われている事を口にするのだが…

アヤは問題無い!と言った様子でそれを流し!…後の事をマサツグ達に

丸投げするよう!…その場を後にしようとすると、その最後の去り際に

とある約束を口にする!…と言ってもただの飲み約束で、勝手に決めると

その場を逃走!…当然そんなアヤの言葉にマサツグもツッコミ!…とにかく

宿の確保だけでも手伝わせようとするのだが、アヤはそのまま姿を消す!…

さて取り残されたマサツグ達は思わず唖然!…とにかく宿を探しにギルドを

後に…


「……なぁ、マサツグよ?…いつもこんな感じなのか?…

行き当たりばったり感が感じられるのだが?…」


「…そうである様な無い様な?…何とも返事のし辛い質問だぁ…

まぁ、自由を尊重していると思えば…」


「……些か自由を尊重し過ぎて居る様にも感じるのだが?…」


「……まぁいつもこんな感じだ…慣れてくれ…」


思わずこの自由奔放さにリーナも困惑!…と言うのも彼女の気質は規律重視の

騎士様であって…だが頭ごなしに否定をするのではなく質問を!…マサツグに

いつもこの調子なのかについて質問をすると、マサツグは答え辛そうに返事を

する…その際シロはキョトンとしており、フィロは我関せずを貫き!…オリハは

オリハで文句はマサツグにとばかりに澄ましており、誰一人として助ける様子を

見せないで居ると、リーナは更に戸惑って見せる!…そしてマサツグの返事に

対してツッコミを口に!…その際戸惑った表情も浮かべるのだが!…マサツグは

そんなリーナに苦笑いをすると慣れてくれ!と…もはや最初から諦めている様子

で返事をすると、リーナも察したのか頷くのであった!…


因みにこの後全員分の宿を確保すると、マサツグ達は観光に!…そしてアイテム

等の補充も軽く済ませ!…時間となった所でアヤを探しに!…そこでやはり酒場

で飲んだくれているアヤを見つけ!…全員が呆れた様子でその後アヤの酒盛りに

付き合うと、アヤを回収したのち宿へ…そしてやっとの思いで宿のベッドに

倒れ込み…マサツグはゲームをログアウトすると、いつもの日常に戻るので

あった。

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ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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