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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-
-第五章二十八節 二人のスキルとマサキの目覚めとその後の治療-
しおりを挟む人間の屑を目の当たりにした事でマサキは怒り!…フィロをもたじろがせる
殺気を放つと、盗賊達を威嚇!…そしてその殺気に錯乱した盗賊の一人が
得物を手にマサキへ襲い掛かろうとするのだが…マサキはそれをいとも簡単に
躱して見せると、まるでそう来ると分かって居たかの様にカウンターを叩き
込む!…振り被って居る相手の攻撃に対して、マサキは相手の懐に入ると
顔面に一発!…
__グオンッ!!!…バッ!!…スカッ!!…
「ッ!?…な!?…」
「………。」
__シュン!!…バキィ!!!…ッ!?!?!?…
その無言で繰り出した一撃は見事に抉り込む様に頬を貫き!…そして弾き飛ばす
様にして思いっきり盗賊の顔を大きく歪めて行くと、次には地面へ叩き付ける様に
殴り飛ばす!…そして勢いそのままに盗賊を地面に叩きつけると、殴った反動でか
その盗賊の体は跳ね!…その後その殴られた盗賊はピクリとも動かず!…マサキが
その殴った盗賊を見下ろして居ると、そこにはまるで某・ガキ大将に殴られた
苛められっ子の様な!…顔面が陥没した盗賊の姿がマサキの足元に横たわって
居た!…となるとその様子に他の盗賊達も驚きどよめいて見せて居ると、マサキは
ゆらりと他の盗賊達の居る方へ振り向き!…徐にそのピクリとも動かない盗賊の
頭髪を掴まえ!…その他の盗賊達に突き付けて行くと、更に怒りの言葉を吐く!…
「……よぉ?…次こぉなりたい奴はどいつや?…
遠慮せんでエェで?…しっかり凹ましたるさかいに!!…」
「ッ!?…な、何なんだよコイツ!?…
あ、あり得ねぇ!!…あり得ねぇ!!!…」
__……ジロッ?……パッ…ドシャアァ!!…
「ッ!?…ヒ、ヒィ!!!…」
シロを怪我させた張本人を伸ばしだけでは気が済まず!…他の盗賊達にも威圧!…
となるとそんなマサキの様子に盗賊達も戦々恐々!…先程までと様子が違う事に
おっかなびっくりな反応を取って見せ!…とにかくそのやられ様にあり得ない!と…
もはや人間技では無い!と言った様な言葉を口にして居ると、マサキはその言葉を
口にした奴の方をチラッと見る!…その際いつまでも突き付けて居るのに疲れて
来たのか、その盗賊を掴んでいる手を放して見せるとその盗賊は音を立てて
地面に崩れ!…その様子を見せられた盗賊達としてもやはり怯え!…マサキに
対して武器は構えるも距離を取る様なそんな反応を取って見せると、くまさんが
慌ててシロの元へと駆け寄って行く!…
__ドッス!…ドッス!…ドッス!…ドッス!…
「シロちゃん!!…シロちゃん大丈夫!?…」
「ッ~~~!!……ッ!…あっ…くまお婆ちゃん…
…え、えへへへ♪…シロ…ドジしちゃいました…」
「ッ!…もう!!…えへへじゃないでしょ!?…
どれ?…もうちょっと見せてみなさい!…」
慌てた様子で熊が二足歩行!…そしてシロの元まで辿り着くと安否の声を
掛け出し!…するとシロもシロで痛みに耐えながらもくまさんに返事!…
この時強がる様にして笑って見せ…心配を掛けない様にお道化て見せよう
とするのだが、くまさんがそれで心配をしない筈が無く!…慌てた様子の
ままでシロを抱え!…そして怪我の具合を確かめる様にその状態について
確認をし始めて行くと、そこで青痣を見つけて行く!…その際青痣と
なって居る場所は二か所あり、右肩と腹部にそれぞれ!…幸いにもその他に
擦過傷等は無い様で、シロを殴った盗賊が持って居た武器も棍棒と…恐らく
青痣が出来たのも馬車に叩き付けられた際に出来たモノで…とにかくシロが
痛々しい様子を見せては耐えて居り!…更には軽い脳震盪の様子もその
シロの具合から見て取れると、マサキが確認の声を掛ける!…
「……くまさん?…シロちゃんの具合は?…」
「ッ!…大丈夫、骨折はしてない!…ただ打撲が酷い感じで…
あと脳震盪も少々!…これは安静にしてないと!…
…一応ステータスも見せて貰ってるけど命に別状はない感じ!…
多少ダメージが入ってる程度で、悪い異常には掛かってない!…」
「ッ!…そうか!…まだ無事でよかった…」
敵を威嚇しながらも心配の声を!…シロの容態を尋ね!…するとくまさんも
その問い掛けに対して今見た限りの事を話し始め!…とにかく現状命に別状
はない!と…色々とシロのステータス画面を開いて確認をしながら説明を
口にして行くと、マサキもそれを聞いて安堵する!…さてそうしてマサキと
くまさんがそれぞれシロの容態にホッと胸を撫で下ろして居ると、次には
何処からともなく通知音が!…と、それと同時に二人の目の前にあるスキルが…
獲得した様でそれぞれにそのスキルの名前が表示されると、二人は途端に
戸惑って見せる!…
__…ピロリ~ン♪…×2
[マサキは[歴戦の眼光]を獲得しました。]
[くまさんは[医者の心得]を獲得しました。]
「ッ!……な、何やコレ?…[歴戦の眼光]?…って、何?…」
「うぅ~ん……ッ!…
スキルの所にnewって書いてあるから
さっきのはスキルを手に入れたって事やと思う…
……ッ!…実際今さっきまで良く見やな分からんかったのが
今やと一発でシロちゃんの状態が良く分かるから…やっぱそうやな?…」
二人の目の前にはそれぞれつい先程の事を強調する様にあるスキルが!…マサキは
「歴戦の眼光」を!…くまさんは「医者の心得」を会得し!…だが何か分かって
居ないマサキは突然の事で困惑して見せ!…一体これは何?…と言った戸惑い様を
見せて居ると、くまさんが唸りながらに確認をする!…その際既に見当は付いている
様子で徐に自身のスキル画面を、そこで先程手に入れたスキルの名前を見つけ!…
その事をマサキに話すよう説明を口に!…何なら今その効果は発揮されて居る!と…
もう一度シロの状態を確認しながらそうマサキに話して行くと、次には盗賊の一人が
また錯乱を!…
「ッ!!…こ、この野郎!!…ふ、ふざけやがって!!…
ブッ殺してやらアアアアァァァァァ!!!」
「ッ!!…何がふざけやがってじゃボケが!!!…
テメェらで売ってった喧嘩やろうが!!!…
訳の分からん事喚いとんちゃうぞゴラァ!!!」
__グオン!!…ッ!?……スッ…パァン!!…グルン!!…バキィ!!!……
勝手に逆恨みをした具合に吠えると学習もして居ない様子で…その盗賊が怒気を
強めて文句を口にすると、斧を振り上げるのだが!…マサキはこれを先程の盗賊と
同じ様に相手の懐に入っては紙一重に!…そこから裏拳で襲い掛かってきた盗賊の
顎を捉えて見せると、一撃で怯ませては更に追撃を放って行く!…と言うのも
マサキは勢いを利用して回し蹴りを盗賊の頭に!…盗賊もノーガードでそれを
真面に喰らい!…すると威力は十分にあったのか盗賊の体がグルンと回り!…
何やら奇妙な光景を!…とにかくその襲い掛かってきた盗賊をこれまた動けなく
してしまうと、本格的に盗賊達が動き出す!…
「ッ!?…こ、この野郎!!!…もう良い!!…一気に行っちまえ!!!
全員で行けば野郎の一人くらい!!!……行くぞおぉ!!!」
__おう!!!…うおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!…
「ッ!!…チッ!!…さすがに多勢に無勢かぁ?…
…とは言えここで退く訳には行かん!!…
せめて助けが来るのを待つだけの時間を!!……ッ!?…な、何やコレ?…」
一人…また一人とやられた事で盗賊達も自棄に!…何ならこうしてマサキが
相手をして居る内にも他の所で盗賊達は倒され!…残された者としてはもう
特攻を掛けるしか残ってない様で!…マサキに向けて一挙に武器を振り上げ
出すと、盗賊達が襲い掛かろうとし始める!…するとマサキも途端に身構え
直してはヤバい!と感じ、相手に出来るか不安になり!…それでも今この
状況で退ける筈も無い訳で!…何とか時間稼ぎだけでもその目を相手に向けて
行くと、ここで奇妙な物を目にする!…と言うのも…
__スウウゥ……フォンッ!!!…
「ッ!?…ちょ!?……っぶないなぁ!!…
…って、アレ?…さっきのは?……ホンマ何?…
今影が?……ッ!!!…」
「このやろおおぉぉぉ!!!」
マサキの目の前に現れたのは奇妙な影!…するとその影は真っ直ぐマサキに
向かって襲い掛かり!…となると当然マサキとしても避けようと体を捻るのだが、
次には現実に返って来たよう何事も無く…ただ自身が体を捻っただけに止まって
居ると、更にマサキは困惑する!…それこそ先程の襲い掛かって来た影の姿は
何処にもなく、ただ盗賊達の様子が目に付き!…そしてその盗賊達も先程の影など
見えて居ない様子で突っ込み!…一人が先頭に立ってマサキに得物を振り上げて
見せると、次にはマサキがデジャブを覚える!…
「ッ!?…さっきの影と同じ動き!?…
…何か知らんけどこれなら!!…」
__グオン!!!…スカッ!!…ドゴォ!!…
「ブッ!!…ハァ!!…」
「何も考えんと突っ込んで来るから!…ッ!?…」
マサキのデジャブ!…それは先程襲い掛かって来た影と同じ動きで盗賊が襲って
来た事で!…一度体験したモノなら余裕とばかりに!…とにかく先程の影の事を
置いといて!…その向かって来た盗賊の顎に向けてカウンターのアッパーカット
を繰り出して行くと、その盗賊をぶん殴って宙に舞わせる!…そしてマサキが
その盗賊に対して文句を零そうとするのだが、そんな文句を言って居る暇も無い
とばかりに!…次にはまたもや影が!…それもやはり同じ様に襲い掛かって来る
様子が見えて来ると、マサキは更に慌てて見せる!…
__スウウゥ……フォンッ!!!…
「ッ!?…またかいな!?……ッ!!…
って、これもまた消えた?…一体何やっちゅうねん!!……ッ!!…」
「うおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「ッ!…これもや!……あぁ、何かよう分からんけど!…
とにかくお前もくたばっとけや!!!」
やはり影は一直線にマサキへ向かって突っ込んで来ると、危害を加えよう!と…
その際咄嗟の事で今度はマサキが動けずに固まり!…せめて直撃だけでも避ける
様にガードの構えを取って見せると、更に不可解な体験をしまう!…と言うのも
その影は確かにマサキに向かって得物を振り被って行くのだが、その直前で姿を
消し!…マサキもそれを目の前で見た事でまた戸惑い!…もはやツッコミを
入れる様に言葉を口にして居ると、そこへ盗賊が突っ込んで来る!…となると
その盗賊の動きに注目をする訳であって、よく見てみると影と同じ!…また先程の
影と同じ動きで襲い掛かり!…マサキもそれを見て不可解に思うと、とにかく
その盗賊を黙らせに掛かる!…
__グオン!!!…スカッ!!…ドゴォ!!…
「ウッ!!…グボァ!!!…」
「ッ!?…うぅわ!!…きったないやっちゃのぉ!!…
とにかくそこで蹲っとれ!……ッ!?…」
またもや馬鹿の一つ覚えに襲い掛かって来る盗賊に対し、マサキは鳩尾に向かって
カウンターを!…するとその一撃は気持ちの良い位にスッと鳩尾に入って行き!…
そしてメキメキと何か鈍い音を立てて行くと、その盗賊の体をくの字に曲げる!…
そうなると盗賊は耐え切れなかった様子で次には嘔吐!…そしてそのまま気絶し!…
するとマサキもその様子に思わずドン引き!…飛び退く様にしてその倒れた盗賊
から距離を取って見せると、次には三度目となる影に襲われ始める!…しかし!…
__スウウゥ……フォンッ!!!…
「……もうえぇ加減ビビらんぞ?…何や言うねん!…」
__スウウゥ……ッ!?!?…
「ッ!?…え!?…何!?…攻撃が通り抜け!?…ッ!!…」
「コナクソがアアアアァァァ!!!!」
マサキはもう見切ったとばかりに敢えて棒立ち!…殴れるモンなら殴ってみぃ!
とばかりに構えるのだが!…しかしその影の攻撃がマサキに当たる事は決して
無く!…マサキの体を通り向ける様にして不可思議にスゥッと通過をすると、
そのまま霧散して消えて行く!…となると違う意味でマサキは途端に慌て出す
と、本当に何なのか!?と言葉を口に!…勿論原因が全く分かって居ない様子で
大いに戸惑い!…それこそ原因について一度考えようともするのだが、それを
良しとしない様子で盗賊が襲う!…その際やはりその盗賊の動きに目を向けて
行くと、今回も同じ様に先程の影と同じ攻撃モーションで!…何なら攻撃の
タイミングも全く一緒!…本当に何から何まで一緒である事に戸惑いを覚え!…
それでもとにかく向かって来る盗賊に対してこれまで同様にカウンターを入れると、
またもや盗賊を撃退する!…
__グオン!!!…スカッ!!…ドゴォ!!…
「ウグア!!…グアァァ!!!…」
「……これは俗に言うバグか?…それとも何かのスキルか!?…
だとしたらとにかく!…何か少しでもエェから説明位は入れろや!…
って所やな?…」
もはや手慣れた具合にカウンターブロー!…また盗賊を一人伸びさせ!…
しかしその事で調子に乗る事は決してなく、寧ろ何か違和感を覚えた具合に
先程から見える影について考え出すと、とにかく不信感を覚え出す!…
とは言っても全くその原因が思い付かない訳でなく、少なくとも先程
手に入れたスキルでは無いか?と…だがその入手が突然で有った事で内容は
未確認で有り…何か少なくとも情報が欲しい様にぼやいて居ると、盗賊達が
青褪め出す!…
「ッ!?…つ、つえぇぇ!!…な、何だよアイツ!!…
あんな変な格好をした奴に!!…俺達が負けるって言うのか!?…」
「ッ!?…ドアホ!!…これはなぁ!!…
自分の為やのうて!!…兄弟の為に戦い続けた男の服装やぞ!?…
何も知らん癖に抜かしてんちゃうぞ!?」
「ッ!?!?…わ、訳が分からねぇ!?…
…お、おい!!…如何すんだよ!?…」
「…ンなモン決まってんだろ!?…
結局ここで死ぬか後で死ぬかのどっちかなんだ!!…
…やるしかねぇだろ!!…」
まだ三人だけとは言え盗賊を伸して行き…しかも一撃で仕留めて行く事から
畏怖の念を持たれ出すと、盗賊達から警戒をされる!…その際改めてマサキの
格好が独特である事を口にすると、それを聞いたマサキが噛み付き!…やはり
少なからず影響は…と言うよりもリスペクトはして居る様で、何か馬鹿に
されたよう聞こえたのかとにかくその盗賊達に文句を口にして行くと、
盗賊達は戸惑って見せる!…そしてやはり理解が出来なかった様子で言葉を
零すと、実質意気消沈して見せるのだが…やはり盗賊達にも何か有る様子で
気になる言葉を…何か切羽詰まっている様子でやはり戦う事を選択すると、
その変な格好をした奴に向けて得物を構える!…
「ッ!…チッ!!…やっぱまだ来るんかい!…
…エェで?…キッチリ仕留めたるさかいに覚悟せぇよ?…
そんで二度とお天道様の下歩けん様にしたるからなぁ!!」
「ッ!?!?…い、行くぞおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
__ウオオオオオオオオオォォォォ!!!!…
マサキもその得物を構えて来る盗賊達に対して呆れた様で…しかしだからと
言って退くと言った事は勿論せず!…再度身構え直すと盗賊達に言葉を!…
全員もれなく地獄行きである事を口にすると、その言葉に盗賊達が恐々とする!…
だがだからと言ってやはり退く気は無い様で、次には意を決した様にマサキへ
突貫!…するとその他の盗賊達も覚悟を決めた様子で続いて行き!…そこからの
光景はただただ地獄!…やはりあの影がアシストをして居るのか、マサキは
それを感じ取って相手の動きを逆手にカウンター祭りを始めて行く!と…足元に
盗賊達の骸を重ねて行く!…
__スウウゥ…ッ!!…ッ~~~!!…ドゴォ!!…バキィ!!…ドスゥ!!…
「ッ!?…こ、これは!?…」
{…何と言う事じゃ!!…さすがマサツグのお義父様と言った所か!!…
…しかしこれが本当に着付け師の動きと言うのかや?…
何かかなり場慣れして居る様に感じるのじゃが?……ッ!!…
とと、わっちもずっと呆けて居る訳には行かん!!…
お義父様を巻き込まぬ様に!…周りから邪魔者を排除するか!!…
…と言うより何か最初に比べて増えて居る様な?…}
ヒラリと身を躱しては一撃!…ヒラリと身を躱しては一撃を繰り返し!…次々に
その襲い掛かる盗賊達を仕留めて行くと、その様子にフィロ達は困惑!…本当に
駆け出しなのか!?と…それは思わずあの時のマサツグを彷彿とさせるもので
あって!…フィロもさすがマサツグの父親と言った具合に関心をすると、次には
更にある事にも注目をする!…と言うのもマサキが妙に場慣れしてる…喧嘩慣れ
して居る事に妙に感じ、これは一体何故?と…しかしそんな事を考えている場合
では当然無く!…まだ来る盗賊達にそろそろ引導を渡そうと…フィロ自身も動きを
スッと見せて行くと、狐火で制圧を試み始める!…するとフィロが動き出した
事で一気に戦況は収束に向かい!…ものの数分と掛からない内に制圧を終え!…
__……ウゥ!…ぶすぶす…ゲッホゴッホ!!…ぶすぶす…
「…ふぅ…これで全部かいな?…何か最初に比べて数多なってないか?…」
マサキとフィロが共闘をして居た辺りは地獄絵図!…顔を大きく歪まされたり
リバースした者達が倒れており…挙句の果てには盛大に燃やされて誰か分からず!…
ぶすぶすとまだ燻ぶって居る様な微かな音が聞こえて来ると、その容赦の無さが
伺えて来る!…となると漸く終息した所でマサキも一息ついて見せると、次には
ふと気が付いた様に言葉を…と言うのも最初に比べて人が増えて居ると口に
し出し!…今更になって気が付いた様に言葉を零して居ると、フィロがそれに
返事をするよう言葉を掛ける!…
「…後から増援が来ていたみたいですからなぁ?…
…ッ!?…それよりもお怪我は!?…」
「ッ!…ンン?…あぁ、大丈夫や!…何ともない!…
…にしても酷い光景やなぁ?…幾らゲームの中とは言え見るに堪えん!…
…アカンわ…何か戻しそう!…」
フィロは後から増援が来ていた事を話すと一帯を見回し!…残党が居ない事を
確認!…そして次にはマサキを心配した様子で声を掛け!…そのフィロの
問い掛けに対してマサキもスッと返事をすると、無事である事を口にする!…
この時そのマサキからはもう先程まで感じられて居た殺気は何処にも感じ
られず、元の様子に戻っており…しかし次にはその光景を見るなり酷い物!と…
自身がやった事に対して嫌悪感を持つ様な事を口にすると、思わずそこから
目を反らす!…そして何か具合が悪くなった様子で背を向け続けて居ると、
漸くそこにマサツグが合流し!…
__ババッ!!…
「おぉ~い!!…コッチは大丈夫って……うわぁ…
フィロ…容赦なく焼いたんだな?…でもこの倒れている連中は?…」
「ッ!……それはお義父様が蹴散らした雑魚共の跡じゃ!…
それはそれは素晴らしい戦いぶりをお見せに!…
さっすがマサツグのお義父様と言った所じゃの!…」
「ッ!?…え!?…親父が!?……」
慌てた様子で声を掛けるとまずは安否を!…しかし次には引いた様子で戸惑いを
露わに!…勿論そこに見えて居る光景と言うのは地獄絵図で!…フィロに容赦が
無い事を口にすると、次にはその識別出来る盗賊達について質問をする!…
するとフィロはその事について一切隠す事無くマサツグに返事、マサキがやった
と説明を口に!…それは素晴らしいモノであった事を口にするとヨイショをして
行き!…マサツグもそのフィロの話を聞いて戸惑ったよう更に反応をして見せて
居ると、次にはくまさんに慌てた様子で呼ばれて行く!…
「…ッ!!…まぁちゃん、ちょっと来て!!…
ちょっとシロちゃんが怪我をして!…回復したって!!…」
「ッ!?…な、シロ!?…大丈夫か!?…」
「ッ!……ご、ごしゅじんさま…ごめんなさいです…」
「ッ!…良い!…無理はするな?…とにかく状態を!…」
もはや隠す気0でマサツグの事を[まぁちゃん]!と…そして続け様にシロの事に
ついて治療をと急かし!…するとそれを聞かされたマサツグとしても途端に慌て!…
シロの元へと振り返り!…そして駆け寄ってシロの身を気遣うよう心配をした
具合に声を掛けて行くと、シロは徐に謝って見せる…それは怪我をした事に対して
謝って居るのか?…はたまた心配を掛けた事に謝って居るのか?…だがマサツグ
としては如何でも良く!…とにかくシロの傷の具合を確かめ出すと、アイテム
ポーチから薬を取り出す!…
__ゴソゴソ…ゴソゴソ…
「……あぁ打撲だな?…肩と腹にそれぞれ…とにかく骨折等も無い感じだし…
暫くの間は安静にな?……とりあえず湿布と包帯……
ちょ~~っと沁みるかも知れんけど我慢なぁ~?…」
__バリッ!…スゥ~…ピトッ…ッ!?!?…ッ~~~~!!!…
「ッ!…はぁい我慢我慢!!…もうちょっとだから我慢なぁ?…」
適当に治療系のアイテムを取り出すと隣に並べ、そしてシロの状態を確認!…
するとマサツグは手慣れた様子でシロの状態を確認して行き!…すぐさま何が
必要なのか?を理解すると、シロにジッとするよう声を掛ける!…するとシロも
そのマサツグの呼び掛けに対して静かに頷いて見せると、次にはジッと
マサツグを不安そうに見詰め…だがその一方でマサツグはマサツグでドンドンと
治療を進めて行き!…湿布薬と包帯を手に取って行き、その青痣が出来て居る
部分に手に取った湿布薬をそっと塗布して行くと、次にはシロがビクッとする!…
それは沁みる事で反応したのか、或いは冷たくて反応したのか?…ともかく
そんな反応を目の前に!…マサツグは我慢するようシロに言葉を口にして行くと、
サッサと包帯を巻いて見せる!…
__シュルシュルシュルシュル……ピッ!…
「…これで肩はOK!…じゃ次腹なぁ?…」
「ッ!…うぅ~…はいです…」
肩の動きの邪魔にならないよう湿布を固定!…手早く終わらせると安堵した
様子で次は腹と…するとその言葉にシロはビクッとした様子で反応をして
見せ!…だが次には諦めた様にマサツグへ力無く返事をすると、若干服を
捲って痣を見せる!…となるとそこからの流れもやはり肩と同様の工程であり、
やはりシロはビクッと反応をすると耐える様な!…沁みるのか冷たいのか
どちらとも言えない様子を見せ!…とにかく2ヵ所と湿布を貼られた所で漸く
解放されて行くと、そこに御者のおじさんがやって来る!…
「旦那ぁ~~!!…旦那方は無事ですかぁい!!」
「ッ!…御者のおっちゃんかな?……あぁ!!…
一人怪我しちまったが無事だぁ!!」
「ッ!…はあぁ~…そいつはぁ良かったぁ~!…
…にしても物騒な世の中になっちまいやしたねぇ~?…」
何処かに逃げて居た様子で慌てて戻って来ると、マサツグ達の状態について
叫ぶ様に尋ね!…となるとそんな御者の呼ぶ声にマサツグがピクッと反応して
見せ!…その慌てて走って来る御者に手を振りつつ返事をすると、シロが
負傷した事を口にする!…するとそのマサツグの返事に御者は安堵!…死人が
出て居ないだけでも儲けもの!と…その際盗賊達の事については一切触れず!…
とにかくマサツグ達が無事である事を口にすると、更にある気になる事を
話し出す!…と言うのも物騒になって来たとマサツグに話すと、その話に
マサツグが興味を持ち…
「ッ!……と言うと?…」
「ッ!……いえ…ここ最近デグレアント帝国の一つの都市じゃあ
奴隷市が活発になって来ているとかで…」
「ッ!…ッ……」
「こんな風に良く人攫いが出没する様になったんでやすよぉ!…
そのせいでスノーピース等の帝国に属さない都市では都市の外へ
出ない様にって…冒険者以外の外出禁止令を出す始末で!…
あっしら御者の仕事が徐々にと無くなって来たんでやす!!…
…このままだとギルドにも布かれるんじゃないかと思うと…どうにも!…」
御者にその話を尋ねる様に…一体如何言う事なのか?と声を掛けると、
御者も反応した様子で話し出す!…何でも原因はデグレアントに有るらしく、
奴隷市が活発!と…するとその話を聞いたリーナはピクッと反応して見せ!…
まるで自分の事の様に何か突如思い詰めた様な表情を見せると、俯き出す…
しかし御者にはそのリーナの様子は見えて居ない様で、今如何言う状況か?を
マサツグ達に話し!…最後には自分の仕事も無くなるのでは無いのか?と…
不安げな様子を見せて早く改善される事を願う様な!…そんな悩む様な表情を
見せると、更にリーナが暗くなる!…
「………。」
「…ふぅ~ん……ッ!………とにかく!…
チャッチャとここを離れよう!…
これ以上面倒事に巻き込まれるのも御免だし!…
安全を確保する為にも町を急ごう!…」
これに関しては全くの無関係で有るのだが、如何にもやはり気になるらしく!…
ただ俯いては何も言わず固まっており…更に何かデグレアントに対して沸々と
怒りと不信感を積もらせて居ると、マサツグが御者に対して相槌を打つ!…
そして次にはリーナの様子にも気が付いた様で徐に立ち上がると、先を急ごうと
全員を急かし!…その理由に自分達の身の安全をと口にして見せ!…更にふと
思い立った様にリーナの方へと近付いて行くと、次にはそのリーナの肩を優しく
叩く!…
__……スゥ…ポンッ…ッ!……ポンポンッ…
「ッ!……ッ~~…あ、ありがとう…」
まるでリーナの気持ちに気付いたよう肩を叩くと、リーナも当然の如くハッ!と…
その肩を叩いて来た主の方を振り向くとハッと見開き!…そこでマサツグが
気にするな!とばかりに視線を送って来て居る事に気が付くと、思わずポッと
赤くなる!…その一方でマサツグもリーナの肩を数回叩くと、そのまま馬車へと
乗り込み…何も言わないままリーナを心配!…まるでドラマの様なクサイ行動を
取って見せると、その様子を見ていたアヤがニヤニヤと笑う!…それはさも
面白い物を見たとばかりに!…後で弄る気満々で!…そうして肩を叩かれた
リーナもポソッと言葉を零し!…次にはマサツグを追って馬車に…全員もそんな
様子を目にしながら次地祇に馬車の中に戻って行くと、改めてドワーフファミリア
を目指すのであった!…
…尚当然の如くシロとフィロにヤキモチを焼かれた様子で!…マサツグは馬車の
中で逃げ場のない!…何かポカポカと暴力を振るわれては、耐えるしか無いので
あった!…
0
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剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。
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※小説家になろう様にも掲載中。
「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜
大好き丸
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異世界「エデンズガーデン」。
広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。
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彼の名はレッド=カーマイン。
最強で最弱の男が織り成す冒険活劇が今始まる。
※この作品は「小説になろう、カクヨム」にも掲載しています。
スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活
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異世界転移した花田梅。
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一ノ蔵(いちのくら)
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※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
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【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
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事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
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HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
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元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
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仮実谷 望
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とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。
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