どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

文字の大きさ
440 / 944
-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章四十四節 小姑な二人とノームとの約束とノームの住家-

しおりを挟む



ギリギリ救助で助けられた二人…そしてそんな二人に説教をする二人!…その間

モツはただオロオロと…コアの中のノームもまだ目を回して気絶し続けて居ると、

中々に終わる雰囲気を見せないでいた!…その際マサツグとアヤはまるで不満も

ぶちまける様に文句を口に!…そんな二人の文句にオリハとリーナも黙って正座!…

助けられた以上何も言えず!…一方的に言われるがままにとにかく嵐が過ぎるのを

待って居ると、収まるどころか更にヒートアップする様子が伺える!…


「全く!!……敵を倒す事に夢中になり過ぎて敵の思惑に

まんまと嵌まった上に崖から落ちそうになったって!!…

猪突猛進にも程があるわよ!!!」


「少しは周りを見る事も覚えろ!!!

今回は何とか間に合ったから良かったものの!!!

一歩間違えれば二人とも死んで居たんだぞ!!!!」


「そうよ!!!

幾ら敵が居るにしてももっと周りを見なさい!!!

いつもマサツグが助けてくれる訳じゃないの!!!!

自分の身は自分で守れるようになりなさい!!!!

冒険者でしょ!!!!!」


「…はい…すいません……」×2


「大体!!…初めて会った時からオリハは向こう見ずじゃない!!!…

何で敵を目の前にすると冷静で居れなくなるの!?」


「えっと…リアルにバーサーカーになると言うか何と言うか…」


「リーナもそうだ!!!…

相手が礼儀知らずだろうが何だろうがまずは突貫して行くその癖!!!

まだ直っていないのか!!!…将軍にも毎回怒られていただろう!!!!」


「あぁっと…私より…師匠の方が酷い様な?…」


もはや先に言った覚えのある文句でも御構い無し!…今までの鬱憤を晴らす様に

怒るマサツグに対し、アヤは冒険者としての心構えを懇々と説教をし!…そんな

二人の説教に対してオリハとリーナは謝る事しかただ出来ず…その様子にモツも

何も言えない具合にただ説教が終わるの待つのだが、一向に終わりの気配が

見えない事に徐々に呆れを感じ始める…そして時間にして約二時間の時間が

経とうとした頃か、さすがに長いと感じたのかモツが二人の仲裁に入り…すると

その様子にオリハとリーナもまるで地獄で仏様を見つけた様な!…モツを救世主

として見る様なパァッと明るい表情を見せると、助かった!と感謝をする!…


「…あぁ~っと、お二人さん?…スマンがそろそろ先を急がないか?…

確かに今回のオリハとリーナの突撃癖は不味かったが…

それ以上に掘りテクのドワーフの事も気になる!!…」


「ッ!?…でも!!…」


「気持ちは分かる!…

けど、今はここで説教をしている場合では無いのも確かなんだ…

…」


「………ッ……仕方ないわね!…」


「……それもそうだな…

俺達も急いでアダマンタイトを手に入れないとシロやくまさん達を心配させる!…

…今日はこれ位にしといてやる!…」


モツは戸惑いながらもそろそろ急がないと言葉を…その際引き合いにドワーフ達の

事を口にし!…するとまだ怒り足りないのかアヤが食い下がる様子を!…しかし

現に時間が無い事も理解して居るのか、モツが続け様に今じゃなくても良い様な

言葉を口にすると、アヤは渋々了承する!…そしてマサツグもその言葉を聞いて

シロやくまさん達の事を思うと、今日は取り敢えずこれで勘弁する!と…

だがまだ怒って居る様子はそのままに!…説教を打ち切りオリハとリーナも漸く

解放された事でモツに何度も頭を下げてお礼を意を見せ始めると、最後に

マサツグが釘を刺す!…


__ッ!!…パアァ~~!!!…ペコペコ!!…ペコペコ!!…


「ただし!!!…モツが言った通り!!…

置いてやるが今度またやったらモツが止め様が

何だろうがみっちり説教をするからな!!!」


「ッ!!…そうよ!?…一歩間違えれば私達のパーティが全滅!…

なんて事も有り得るんだからね!!!」


__ビクゥッ!!!…


「はい!!!…以後気を付けます!!!!…」×2


「…まぁ、取り合えず…

説教も終わったところでオリハとリーナにも…コレを渡しておくぞ。」


最後の最後でマサツグとアヤに釘を刺され!…オリハとリーナが二人に恐怖する様に

敬礼すると、青褪めながら態度を改める!…するとその様子にモツもはあぁ~…っと

溜め息を吐くと、二人の様子に苦笑いをし…そうしてマサツグとアヤの説教が本当に

終わった所でモツがオリハとリーナに例の木の実を…小袋から数粒取り出しそれを

二人に手渡すと、それにオリハとリーナが首を傾げる!…


「…ッ?…何だこれは?」


「それは看破の実って言うモンで…

これを噛めばこの透明なアダマンタイマイの姿を見る事が出来る。

ただし…」


__ッ!…ヒョイッ!…カリッ!…


「あっ…」


リーナからの質問にモツはこれが重要!と…簡単にその木の実の説明を口に

すると、それを聞いた二人もピクッと反応をして見せる!…と言うのも

これさえ有ればもうあの様な事も起きない!と…急ぎこの透明化を何とか

する様に!…モツの説明も中途半端にその看破の実を口の中に放り込んで

行くと、次には奥歯で噛んで見せる!…するとそんな二人の様子にモツも

あっ…と躊躇いなく行った事に若干驚き!…すると次にはその二人の表情は

味わい深い!…何とも言えない表情へと変わって行くと、更に質問が飛んで

来る!…


「ッ~~~~!!!…な、何だこれは!?…」


「表現し難い不味さが口の中に!!…」


「それを説明しようとしたんだが…二人共何の躊躇も無しにいったな…」


リーナは何とも耐え難い!と言った様子で藻掻く様な!…とにかくモツに不味い!

と訴えるようこれは何!?と口にすると、その隣ではオリハも眉間に皺を寄せて

見せる!…そして今まで食べた事のない!と言った言葉を口にして行くと、その

名状しがたい味に思わず混乱する様な素振りを!…となるとそんな二人を目の前に

モツも呆れた様子で戸惑い!…躊躇いなく行った事に思わず感心する様な反応を

見せると、次にはハッとした様子でその効果を実感する…


「ッ~~~!!!…あぁ~不味い!!!…これは中々に!!!……ッ!!…

…だが…確かに先程まで見えていなかった足元が良く見える様になっているな!…」


「…それに壁に埋まっている鉱石も見えますね…」


何度も不味いと訴えながらも、しかし徐々に慣れて来たのか?…そのリーナの

藻掻く様な素振りも徐々に落ち着き…冷静さも取り戻してふと辺りを見回し

始めると、次にはハッとした様子で目を見開く!…と言うのもモツの説明通り、

今まで見えなかった筈の足場が今はハッキリと見えており!…オリハに至っては

鉱石を見つけたと!…辺りに埋まっている鉱石類に目をキラキラとさせて見せて

居ると、次にはふとノームが目を覚まして声を上げる…


「……う、うぅ~ん…ア、アレ?…」


「ッ!…如何やら目が覚めたみたいだぞ?…」


「ッ!…おぉ~い大丈夫かぁ?…」


「ッ!…は、はい…何とか…何が有ったのですか?…

急に目の前がゴロゴロって?…」


「ッ!…い、いやぁ~…あはははは…」


やはり何が起きたのか分かって居ない様子で起床…その際でんぐり返し状態で

目を覚ました事に戸惑いを覚え!…するとその呻き声?にリーナが反応!…

全員にノームが起きた事を口にすると、マサツグが近寄って声を掛ける!…

するとその問い掛けに対してノームも返事、しかし当然ながら混乱している

様子で…その際ノームは自身の記憶を辿り始め、最後に見た記憶と言うのが

自身が転がり回って居た事だと説明すると、マサツグ達は苦笑いをする

しかないで居た!…


さて気を取り直して中腹位だろうか?…徐にふと疑問を持った様子でモツが

ノームに質問を…


「……ッ!…そう言えばノーム?…お前はこの透明な亀が見えて居るのか?」


「ッ!…え?…」


「いや、見えたに越した事は無いかと思って?…如何なんだ?…」


「ッ!…うぅ~ん…確かに見えては無いのですが…

僕の場合は大地がおしえてくれるから!…何と無く地脈で分かります!…」


モツがふと思った疑問と言うのもそのノームの視界について…基本リーナのコック

ピットに居る為、問題は無いのだが…それでも見えたに越した事はないと思い!…

今現在そのアダマンタイマイの姿が見えるかについて質問をすると、ノームは

見えないと返事をする!…しかしそれでも今何処を歩いているかは分かるらしく、

その理由に地脈が教えてくれて居る!と!…亀の甲羅の上なのに地脈?…と言うのも

変なのだが、とにかく大丈夫である事を理解すると、アヤが続けて質問をする!…


「ッ!…じゃあ、私達は今何所にいるのかしら?…

出来れば引き続き案内もお願いしたいのだけど…」


「ッ!!…任せてください!!…えぇ~っとですね?…

…今アヤさん達が居るのは恐らくアダマンタイマイの背中でも…

中央部の岩山ですね!…

そしてこの鉱石の匂いがするって事は……丁度中腹位でしょうか?…

後はこのまま下って行くと自動的にみんなが隠れている広場に

辿り着けると思いますが…」


アヤはノームに今自分達がどれ位の場所に居るのかについて質問をする!…

と言うのもあとどれ位なのかと気になり、更には日も陰りそろそろ日没も間近と

言った様子が見られるからである!…そしてそれらを含めて移動するかどうか?…

大体の場所だけでも知ろうとすると、ノームは自信満々に返事をする!…そして

リーナのコックピット内にて目を閉じると、先程言った通りに地脈を!…感じ

取った様子で言葉を口に!…更に鉱石の匂いもすると口にすると、そのノームの

言葉にマサツグが驚く!…


「ッ!…こ、鉱石に匂いなんて有るのか!?……俺にはさっぱりだが?…」


「……ッ…」


「…ん?…どうかしたのか?」


「ッ!…い、いえ!…ただ仲間を助ける為…

アダマンタイマイを助ける為に自分だけ逃げる様に背中から降りて来て一週間…

…この体だとマサツグさん達と出会ったあの場所まで辿り着くのに苦労しました…

そしてマサツグさん達の手を借りてここまで戻って来ましたが…

その間に仲間達が無事かどうかが心配で…」


マサツグがウソォ!?と言った具合に驚く一方!…ノームは何か静かになった

様子で…となるとそんなノームの静かさにリーナも引っ掛かりを覚えた様で!…

心配をする様にどうした?と声を掛けて行くと、ノームはハッとした様子で

返事をする!…そして今までの事を思い出す様にある事をふと話し出すと、

シミジミする様な雰囲気を!…そしてその最後には仲間の心配を口にて行き!…

マサツグ達もその話を聞いて何か思う所が有った様子で反応すると、マサツグが

同意する様に言葉を漏らす…


「ッ!……そうだな…心配だな…」


__………。ヒョコッ!…ッ!…スッ……


「…改めてお願いします!!……

僕の仲間達とアダマンタイマイを助けてください!!…

ここまで来れた貴方達だけが頼りです!!…お願いします!!…」


__ペコッ!…ッ!………。


恐らくノームにとってもその仲間達と言うのは家族の様なモノであり、そう感じ

られる事で何か重く圧し掛かり!…そうしてその場の空気が何か重くなった様な…

暗い雰囲気になって行く様子が感じられる一方!…ノームはふと改まった様子で

コックピットから姿を!…するとそれに気が付いた様子でリーナも手を差し出し!…

その掌にノームを乗せて行くと、ノームはマサツグ達に向けて言葉を口にして

見せる!…と言うのも改めて助けてくれ!とお願いを!…そして最後にマサツグ達に

向けてペコッとその小さな頭を下げて見せ!…となるとそんなノームの態度に

マサツグ達もハッとした様子で!…改めて自分達が受けたモノがとても重いモノだと

言う事を自覚すると、次には互いに顔を見合わせては頷き合う!…


__……コクリッ!……ツンツンッ!…ッ!……チラッ?…ッ!…


「…今更何を言ってるんだ?…

当たり前だろ?…その為にここまで来たのにさ。」


「俺達もアダマンタイマイに用が有って来たんだ…

ここまで案内して貰うのに手助けもして貰った…

持ちつ持たれつって奴だ!…」


「そうよ!…

これも何かの縁だし、困っているならちゃんと助けてあげないとね!」


「あぁ!!…困っている者を放って置くなど騎士として有るまじき行為!!…

無論、手助けをするのは当たり前だ!!」


既に答えは決まって居る!と言った具合に決意を新たに!…そして互いに

その覚悟を確かめ合った所でノームの頬を…アヤが人差し指で二回ほど

ツンツンと突いて見せ!…突かれたノームもピクッと反応をして行き!…

恐る恐るチラッと頭を上げてマサツグ達の反応を確認すると、そこで笑みを

浮かべているマサツグ達の様子を目にする!…と言っても決して悪い笑みを

浮かべているとかそう言うのではなく、清々しくも覚悟を決めた表情を

目にし!…すると次にはマサツグ達がそれぞれ当たり前!と言った様子で

言葉を口に!…ノームの頼み事に対して真摯に受け止めた様子を露わに

すると、ノームもその様子に泣きそうになる!…


「皆さん!!……グスッ!…ッ~~~~!!!…」


「ッ!…ほぉ~ら?…別に泣かなくても良いわよ!…

…必ず!…必ずみんなを助けましょうね!…」


「ッ!……ッ~~~!!!…はい!!!」


自分の思いが伝わったからか?…それとも協力すると言う言葉に感動したからか?…

とにかくマサツグ達の返事を聞いてノームは涙を!…するとそんなノームの様子に

アヤは笑顔で声を掛け出し!…必ず助ける!とノームに約束の言葉を口にして行く

と、そのアヤの言葉にノームも頷き返事をする!…その際今にも泣きそうだった筈の

涙を拭い笑顔で返事をして見せると、その様子にマサツグ達も頷き!…次には

ノームに対して一言!…ただ同意をする様に声を掛けると、より一層団結力を深めて

行く!…


「……うし!!」


「……ただちょっと鉱石を分けて欲しいと言うのが本音ですけど…」


__ッ!?…ズデ~~~~ンッ!!…


全員がリーナを囲む様にしてその掌に乗るノームに目を向け!…そして笑顔で決意を

改めると、無言で何か良い雰囲気になるのだが…勿論ちゃんとオチが有ると言った

様子で次にはオリハが!…ポロッと本音の言葉を思わず漏らして行って見せると、

マサツグ達は新○劇宜しくズッコケて見せる!…と言うのもその本音はマサツグ達も

同じなのだが、何故それを今言うのか!…胸の中に秘めておかなかったのか!?と

言う事で!…


「ッ~~~!!!…オリハ!!…」×4


「ッ!?…あっ!…すいません…本音が…」


「いたたた…え、えへへ…でも、オリハさん!…

無事に皆を助けて頂いたら勿論お礼はいたします!!…

皆でアダマンタイトやその他の鉱石も用意します!!…お約束します!!!」


「ッ!!…任せて!!…

敵兵は私が全員薙ぎ払う!!!…」


「……おい?…」


__ビクッ!!…


勿論そのオリハの言葉にノームと本人を除く全員がツッコミ!…オリハもしまった!

と言わんばかりに口に手を当てて行くと、次には謝る!…そしてノームもズッコケた

際に頭を打ったのか、自身の後頭部を摩り…とにかくそんなオリハの言葉に対して

苦笑い!…しかし約束はするのか、オリハの本音に対して自分達も必ず守る事を口に

すると、 オリハはその言葉を聞いてやる気を出す!…しかしその現金さ故か、

マサツグからツッコミを受ける様に言葉を!…となると先程の説教を思い出した

様子でオリハはビクッ!と…またすぐに落ち着く様なそんな恐怖の現れようを見せて

行くと、一行は笑いながら下山の一途を辿るのであった!…


さて場面は変わってアダマンタイマイの背中三合目…するとここで妙な事にふと

気が付く!…と言うのも何か妙に開けた場所へ、宛らイベント戦の一つでも在り

そうな開けた所に出て来ると、更に草木が生えている様子をも目にする!…それも

無造作に這えているとかそうではなく、ちゃんと手入れがされており!…となると

そんな光景に当然疑問を!…ただノームの案内について行くまま…更にその木々を

抜けて奥の方へと向かって行くと、そこで何か庭園の様な?…開けた場所の中心

にて厚い岩の壁が一定の間隔に離れながら一列に立ち並ぶ光景を目にする!…


__ザッ!…ザッ!…ザッ!…ザッ!…


「ッ!!…見えてきました!!…

あれが僕達の住処…アダマンハイツです!!!」


「ッ!?…ア、アダマンハイツゥ!?……」×5


その厚い岩の壁が立ち並ぶ場所までやって来ると、ノームはそこが住処!と…

と言うのもノームが言うにはハイツらしく!…当然その言葉を聞いてマサツグ達が

戸惑った様子で復唱すると、次にはマジマジとそのハイツと呼ばれる岩の壁に目を

向ける!…すると如何だろう!…そのノームの言う通りにその岩の壁には窓らしき

物が付いて居り、何なら日当たりの良いベランダも完備されて有る状態で!…更に

近付いて行くともっとハッキリ!と…連絡通路に螺旋階段等がちゃんとある様子も

見て取れると、マサツグ達は衝撃を受ける!…そして各部屋の扉ごとには表札!…

並びに番号もちゃんと振り分けられており!…極めつけは足元に!…子供が遊べる

様に公園などもちゃんと完備されて有るのを目にして行くと、何やら現実に引き

戻された様な感覚を覚える!…


「……意外とこの建物に親近感と言うか何と言うか……」


「…そ、そうだな…ファンタジーの世界から一気に…

現実に連れ戻された感はあるな…」


「…何ならこんな感じの団地って本当に有りそうな構図してるし…

と言うか、これ本物の大きさの何分の一何でしょうか?…」


「……貴方達一体何の話をして居るの?…」


玄関口を正面に置いてその一棟分の壁の高さは160cm有るか無いか、横の長さは

3mと言った所であり…奥行きの長さは連絡通路を含めて70cmと言った所…

1階層につき部屋数が約4部屋と言った構図を見せると、それが3階建てとなって

いた!…因みに棟数としては4棟あり、もはや団地!…そしてマサツグ達の気分は

巨人になった感じで有り!…別にうなじが弱点と言う訳では無いのだが、とにかく

その団地の様な構図に各々が思った事を口にすると、アヤとリーナが首を傾げる!…

と言うのもこの世界ではこう言った建物は珍しいらしく、マサツグ達の会話に

付いて行けない!と…何なら何故知って居るのかと言った具合に質問を口に!…

その一方で更に近付きマジマジとそのハイツの様子に目を向けて居ると、その

再現度?の高さにマサツグとモツとオリハが驚きの声を上げる!…


「……ン?…ッ!?…おい、本ちゃんこのハイツスゲェ!!!…

網戸がちゃんと付いてる!!!」


「ッ!?…え?…ッ!!…うわホンマや!!…えっ、ちっさ!!…

てか細けぇぇぇぇぇぇ!!!」


「…うわぁ…シル○ニアファ○リーも真っ青の出来だな…

…ッ!…ちゃんと開け閉め出来るし…」


「ッ!!…あぁ!!…勝手に触っちゃ駄目ですよオリハさん!!…」


まず最初に声を上げたのはマサツグ!…この時見つけた物と言うのはただの

網戸の事なのだが、しかしそのサイズと言うのは勿論ミニチュアサイズで!…

ちゃんと動かせる事にある種の感動を覚えて行き!…思わずモツを呼んで

網戸が有る事を見せて行くと、モツも驚いた様子で反応する!…となると当然

その網戸を作ったのもノーム達で有り、別に可笑しい事は無いのだが!…

ただミニチュアと言うだけでやはり驚きようを露わに!…そんな会話を二人で

キャッキャと燥ぐ様にして見せて居ると、そこにオリハも参加する!…その際

オリハはその網戸に向かって指を伸ばすと、用も無いのに開け閉めして見せ!…

するとそれに気が付いた様子でノームも注意!…迷惑になるから止めてくれ!と

話して居ると、その一方ではアヤの足元より騒がしい声が!…


__わーーー!!!…わーーー!!!…


「……ん?…ッ!…」


「ま、また来たのか人間め!!…」


「ここに何度来たってアダマンタイトが取れる所は教えないぞ!!…」


「え!?…ちょっと!…何!!」


マサツグ達の興奮している様子に若干引きつつ…とにかく如何したら良いのか?

とアヤが立ち尽くして居ると、いつの間にか足元には!…恐らく案内をしてくれた

ノームの仲間であろう他のノーム達の姿が!…何やら武装をした様子でアヤを

取り囲む様にしてワイワイと騒いで見せて行くと、その武装した武器を掲げて

いた!…まるで何かに対して蜂起するよう!…そのそノーム達の手には岩で出来た

剣やら槍やら!…中には西洋風の鎧兜を身に纏い!…まるで勇者の如く青いマント

をたなびかせて見せると、とにかくアヤに対して威嚇をする!…その際気になる

事にそのノーム達はアダマンタイトと言葉を口に!…勿論そんなノーム達の様子、

更に言葉を耳にしたアヤは戸惑い!…となるとそんな騒がしい様子にマサツグ達も

ハッ!と…振り返ってアヤに何事?と声を掛けようとすると、更に状況は混乱に

包まれる!…


「……ん?…何ぃ?…如何したんだぁ?…」


__ズシン、ズシン、ズシン、ズシン!!……ッ!?…


「ヒッ!!…うわぁぁぁぁ!!!…

さ、更に人間が来たぁぁぁぁ!!!」


「も、もうお終いだぁぁぁぁぁ!!!

うわあぁ~~~~~~ん!!!!」


「ッ!?…え?…えぇ!?…急に何!?…」


この時当然振り返るとマサツグ達はアヤの元に!…するとその取り囲んで居る

ノーム達の背後を取り!…勿論この時軽い振動がノーム達を襲い!…フラフラ

としながらも後ろを振り返りマサツグ達が来ている事を確認すると、ノーム達は

パニックになる!…その際自分達が包囲されてしまった!とばかりに慌てて

見せると、案内をしてくれたノームの様に滝泣きをする始末になり!…絶望

してはワンワンと泣き!…そんな様子が足元で繰り広げられて居る事に

マサツグも戸惑ったよう言葉を零すと、次にはその案内をしてくれたノーム!…

リーナのコックピットから顔を出すと声を掛ける!…


「ッ!…おぉ~~~い!!!」


「あぁ~~~~ん!!!……って、んん?…グスッ!…

こ、この声は?…ッ!!…もしかしてチネットかぁ!?」


「そうでぇ~~す!!…チネットでぇ~す!!!」


リーナのコックピットから顔を覗かせ!…足元で滝泣きして居る同胞達に声を!…

するとその内の一人は泣きながらも気が付いた様子で反応を示し!…まだ泣きそう

になりながらも涙を拭ってその声の聞こえた方に視線を向けると、そこで案内を

してくれたノーム…チネットの姿を見つけて行く!…その際本人かどうかを確認

するよう声を掛けると、そのチネットと言うノームも返事!…眼下に居る同胞達に

向けて手を振って見せ!…リーナも気を利かせた様子でハッとした反応を見せる

と、スッとチネットの前に手を差し出す!…


__……ッ!……スッ…ッ!…ピョイン!!……スゥ~~…


「ッ!?…お、お前ぇ!!…生きとったのか!?…

急に姿を見掛けなくなったからあの人間達に捕まったのかと!!…

…て言うか何でお前はその人間達と一緒に居るんだ!?…ッ!?…

も、もしかして向こうに!!…」


差し出された手にチネットも気が付いた所で移動を、その差し出された掌の上に

乗って行き!…するとリーナもチネットが掌に乗った所でそのまま地面に

降ろそうと…しゃがんでその地面に居る仲間達の元へとチネットを運んで行こう

とすると、次にはある疑いを掛けられる!…と言うのも最初は心配した様子で

そのチネットに声を掛けるのだが、次にはマサツグ達と一緒に居る事に疑いを

持ち!…遂には敵!?と錯乱した様子で言葉を!…だがそれを良しとしない

様子でリーナがムッとして見せると、次にはそのノーム達に文句を言う!…


「ッ!…何を言うか!?…

そもそもあのデグレアント兵達と私達は何の関係も持って居ない!!…

…この者はお前達を助ける為に単身で助けを我々に!!…」


「ッ!?…そ、外に出てって!…お、お前!…」


それこそリーナは恐らく騒動の原因であるデグレアント兵達との関係を否定

すると、そのチネットの勇気を更に侮辱された様に聞こえたらしく!…その

ノーム達に対して若干怒りを露わに!…チネットとの出会いについて一人で

勇敢にも自分達と出会った事を熱弁すると、それを聞いたノーム達は衝撃を

受ける!…さもそれをすればトンデモナイ事に!?と言った様子!…酷く

慌てた反応を露わに!…するとその内の一人がチネットに対して確認を口に!…

自分がやった事に対して覚悟は有るのか!?と言った様子で声を掛けると、

チネットは神妙な面持ちで返事をする!…


「ッ!……勿論覚悟は出来て居ます!!…

…それよりも今は皆にこの人達の紹介を!!…

この人達はあの悪い人間さん達を懲らしめてくれる!!…

心強い助っ人の皆さんです!!!」


__どよぉ!?……ザワザワ!…ザワザワ!…


「……何か一括りに紹介されたけど…それよりも…」


「…なぁんか引っ掛かりを感じる話しだったよな?…今の?…」


チネットはその仲間の問い掛けに対して勿論!と返事!…するとそのチネットの

返事にノーム達はまた驚き!…しかしそんな驚くノーム達をそのままに!…

チネットは続けてマサツグ達の紹介をし始めると、元気に両手を上げて見せる!…

そしてその場でクルクルと回って見せて行くと、マサツグ達を一括りに助っ人!と…

さも自分が連れて来た事を若干自慢する様に!…マサツグもその紹介の仕方に何か

引っ掛かりを覚えるのだが、それよりも!…先程のノーム達の会話が気になった

様子でスッと悩み!…何か裏がありそうだ!と感じて居ると、更にチネットが

ふとある事に気が付いた様子で質問をするのであった!…

しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
ファンタジー
ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

処理中です...