どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章四十六節 兵士の白状と謎の天の声とリーナの不安-

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さてオリハが兵士に対して圧を掛けた結果!…兵士は完全に折れた様子でガックリと

項垂れると、観念をした具合に言葉を!…勿論この時完全に戦意は削がれており!…

兵士も死にたくない!と言った一心でやはり葛藤をしながらも恐る恐る言葉を口に

すると、その様子にマサツグ達だけでなくノーム達!…恐らくその場に居る全員が

兵士の話に耳を傾ける!…さてそんな注目が集まる中、その兵士も回りくどい事を

抜きにして簡潔に!…


「……ッ~~~!!…

…だ、大隊長は更にこの下にある奇妙な洞窟にて採掘作業をして居る!…

我々の目的はアダマンタイト!…

故にその奇妙に出来ている洞窟で取れるのでは?と考えたらしく!…

他の仲間を連れて行って採掘!…

その他にも何処で捕まえて来たのか分からないにも協力をさせると

とにかく手当たり次第に掘っている様子で……ッ~~~!!…

と、とにかくだ!!…大隊長はその洞窟の中に居る!!…

場所に関してはそこのノームの方がよく知って居ると思う!!…」


__ッ!!……チラッ?…


とても分かり易く洞窟で採掘作業をして居ると、元の目的を絡めて話しをし!…

その際他にも兵士達が居る様で、何なら聞き覚えのあるドワーフの話までその

兵士が口にすると、モツがピクッと反応する!…恐らくその捕まったドワーフと

言うのは堀テクのメンバー!…付いて来て正解だった様子で!…そしてそんな

ドワーフ達が居る事で楽をして居る!と…物も分かって居ない様子でとにかく

掘らせて居る事を口にすると、情報は話したと言葉を続ける!…この時同時に

場所については話さず!…ノームの方がよく知って居る!と…するとその話を

聞いて一同は足元に!…屯って居るとノーム達の方に視線を向けて行って見せる

と、チネットが知って居る様子で話しをする!…


「……アダマンタイマイの背中の上で洞窟と言われたらアソコしかありません!…

アダマンタイマイ子供を育てる為の洞窟!…そこに悪い人間さん達が!!…」


「……だとすると行き先は決まったな?…」


__コクリ!!……


「ッ!…あっ!…俺も連れて行ってくれ!!…俺も案内!…

いや!…力になるから!…」


チネットはその洞窟についてアダマンタイマイの育児をする場所と答えると、

とても困った表情を!…育児をする場所と言って居る事から重要な場所!と…

まるで今現在進行形で荒らされて居る事にとても深い悲しみを持つ様なそんな

雰囲気を見せて行くと、マサツグもその話を聞いて行き先は決まった!と

言葉を漏らす!…するとその場の全員が互いに頷き合って見せると、直ぐに

移動をしようとするのだが!…その前に先程からチネットと話をして居た

ノームが!…自分も連れて行けと言葉を口にし始めると、チネットが戸惑った

様子で反応をする!…


「ッ!?…え?…コロッグも?…」


「当たり前だろ!?…仲間が懸命に動いているのに!!…

俺達だけお留守番なんてしてられるか!!…

…俺もチネットみたいに魔法を使える!…いざとなったら盾として使える!…

だから!!…」


「……この様子だとお留守番って言っても付いて来そうな気がするから…

俺が連れて行くな?…悩むだけ時間の無駄っぽいし…」


「ッ!?…最初から諦めの構え!!……モツも染まって来たなぁ…」


先程から話していたノームはコロッグと言うらしく、チネットが動いているのに

自分達だけ動かないのはどうか?と…ジッとして居られない性分の様で連れて

行け!と続けて口に!…必死に役に立つ事をマサツグ達に約束すると、モツが

呆れた様子でコロッグを回収して見せる!…と言うのも如何やら人を見る…

いや、この場合はノームを見ると言うべきか?…何を言っても無駄だととにかく

悟った様子で、問答するのも面倒!と…だったら最初から連れて行く事を口に

すると、マサツグもモツの様子に苦笑いをする!…まるで達観した様にも見える

モツの様子に、戸惑ったようで!…染まったなぁ~と言葉を…するとその一方では

情報を漏らした兵士が命乞いを!…


「……な、なぁ!?…もう良いだろ!?…とにかく知って居る事は話した!…

もうこれで俺に用はない筈だ!!…もう楽にさせて!!…」


〈……そうですねぇ~?…ではお望み通り…

私があなたを楽にして差し上げましょう!…〉


__ッ!!…ババッ!!…ゴウウゥ!!!…ッ!?…


「な!!…なん!?…」


知って居る事は話した!と…オリハに早く解放してくれ!と兵士が言葉を口に

すると、次の瞬間!…突如空から聞こえて来る様に何者かの声が!…それは

まるでねっとりとした口調で兵士に向けられ!…マサツグ達もその声に反応して

ハッと兵士の居る方に振り返って行くと、そこで突如発火する!…先程まで

白状して居た兵士が火達磨になった様子を目にする!…となるとそんな光景を

目にして当然一同は戸惑い!…一気に警戒状態にへと入って行き!…これには

リーナも信じられない様子で言葉を漏らし!…とにかく辺りがその光景に対して

騒然とした様子を見せて居ると、更にその天の声はマサツグ達に向けられる!…


〈……ほっほっほっほっ…皆様お初にお目にかかります…私…

デグレアント帝国…四大魔術師士団・炎の魔術師部隊団長…

[フィロノマール・フォックス・デグレアント]と申します…

先程は我が国の兵士がお見苦しい姿を見せてしまい、誠に申し訳ありません…

ですのでお詫びと言っては何ですが、彼方方のお連れの狼の娘様が

手を汚す前にこちらで…を始末した次第…

誠に驚かせてしまい申し訳ありませんでした…〉


その声の元を幾ら探しても何処にもその姿は見当たらず!…その一方でその

天の声は何を思ったのか突如自己紹介を!…この時その天の声は自らの事を

[フィロノマール]と…そして突如兵士が発火した事に対してもこちらでやった!

と言葉を続けて聞かせると、そのやった理由に対しても裏切り者を粛正した!

と続けて行く!…その際兵士を火達磨にした事に対して然程罪悪感も感じて

居ない様子で笑いながらに説明を口にして行くと、サイコパス感を露わにし!…

だがそんな話を聞かされた事でマサツグ達には関係なく!…とにかく何処から!?

と言った様子で辺りを見回し続けると、突然の攻撃に対して身構える!…


「……クッ!!…何処にも姿がねぇ!!…一体何処に!?…」


〈ほっほっほっほっほっ…幾らお探しになっても私めはその場には居りませぬ…

故に、私の声だけを彼方方にお聞かせしている次第…

本来なら私が姿を現して彼方方との場を設けたい所ではありますが…

何分私め多忙の身!…如何かこのままの御会話にご理解の程を願いたい!…〉


幾ら見えなくとも目の前で人が燃える様子を目撃し!…となると当然警戒を

強めるのは当然であって!…しかしそのフィロノマールは敵意は無い!と…

何ならマサツグ達に対して出来ない!と言った様子でただ淡々と自身の話を

進めて行くと、奇妙な事を口にする!…その際その奇妙な事を言ったと言う

のはと言う言葉で有り!…一体何に対しての交渉なのか?…この時の

マサツグには全くその意味が分からず!…とにかく自分達も平和的に対話が

出来ると言った風に話し掛けて居るのか?と理解をすると、次には溜息を

吐いて見せる!…


「……はあぁ~…前々から思っていたんだけど…

魔術師って大体、皆こう…メンドクサイ話し方しているけど…

しんどくないのかね?…一々回りくどい言い方してさぁ~?」


「ッ!……ヤブ…お前…」


__あ、あはははは……ッ!…ザッ!!…


マサツグは溜息を吐くと苦言を漏らす様に言葉を…と言うのも理解するのに

時間が掛かった!と…その際そのフィロノマールの喋り方が面倒臭い!と…

フィロノマール本人に尋ねるよう言葉を口にすると、モツが呆れた様子で

マサツグを呼ぶ…言わずもがな呼んだ理由と言うのはツッコミに有り、

そんなモツのツッコミにアヤとオリハも苦笑いをし!…

と、笑っている場合では当然無く!…リーナが徐に空を見上げながら一歩前へと

踏み出して見せると、次にはそのフィロノマールに声を掛ける!…


「おい!…貴様、フィロノマールと言ったか!!…」


〈ッ!…おやおや!…これはこれは!…

スプリングフィールド王国の王女様!…リーナ王女殿下では御座いませぬか!…

…ご機嫌麗しゅう…本日この場に私めが居ない事をどうぞお許しを…〉


「ッ!!…そんな事は如何でも良い!!!…

…貴様に問いたい事が有る!!!……今現在!!…

我がスプリングフィールド王国に対し軍を差し向けてはいないだろうな!?…

…もし一人で差し向けて見ろ?…その時はこの私自ら!!!…」


__チャキッ!!…スラァ!!…フォン!!!…


「私一人でもその侵攻を阻止する!!!!」


若干興奮した様子で声を荒げフィロノマールを呼び!…するとそのリーナの

呼び掛けに対してフィロノマールも反応!…リーナに畏まった様子で言葉を

口に…自分の姿が無い事に対して謝罪の言葉を続けて行こうとして居ると、

リーナは更に怒気を強める!…と言うのもリーナは聞きたい事が有る!と

言うと、スプリングフィールド王国に対し侵攻をして居る事に文句を口に!…

それはさも脅しを掛ける様に言葉を続け!…腰に佩いている剣を抜いて空に

向かい掲げて見せると、正々堂々反抗の意思を露わにする!…それは勿論

宣戦布告の意味にも取れ、マサツグ達もその姿を見て勇ましく感じ!…だが

それを聞いて可笑しかったのか?…若干間が開いたのち何やら含み笑いの様な

声が聞こえて来ると、次にはその返事を口にする!…


〈……ふふふふ!…なるほど?…さすがはリーナ王女殿下!…

…では、その宣戦布告に敬意を表し!…

その件について返答を今させて頂きましょう!…

…結論から言うと、!…〉


「ッ!?…何ぃ!?…」


〈えぇ驚かれるのも無理はありません…ですが!!…

我々も軍を動かすとなるとそれなりの準備をしないといけません!…

さすがに帝国と言えど相手は一国!…そして今はその準備期間中!…

ですので今すぐ侵攻すると言った事は出来ないのです…

余計な不安は不要なのでご安心を……〉


まるで煽る様に返事!…そして敬意を表す!と言うと笑いながらにリーナへ

ある事を!…と言うのも軍はまだ動いて居ない!と言う事で有り!…それを

聞いてリーナが衝撃を受けた様子に言葉を漏らすと、更にフィロノマールは

話を続ける!…その際口にした言葉と言うのも準備期間と言う事で!…今は

蓄えている最中だ!と言い…だが一応侵攻する事は視野に入れては居る様で

言葉を続け!…とにかく今すぐでは無い事をリーナに話して笑って行くと、

やはり笑いながらに安心するよう言葉を掛ける!…だがそう話された所で

到底安心出来る筈もない訳で、リーナは更に言葉を!…


「準備期間だと!?…ふざけるな!!…

それを聞いて安心しろ等と言われて!…出来る筈がないだろう!!!」


〈と言われましても我々としても予定がある訳で御座いまして…

…何ならその戦争の目的である貴方は今ここにいらっしゃる!…

もはや戦争をする道理も無い訳で御座いますが…

…その様に望まれるのでしたら我々としても仕方が無く…〉


「ッ!?…な、何だと!?…私は別にそんな!!…」


戦争の準備をして居ると言う言葉に安心しろ!と、勿論この言葉に対して

リーナは激怒した様子で反論をし!…出来る訳がない!と天に吠え!…

そのフィロノマールの言葉に信じられない!と真っ向から対立すると、

フィロノマールは更に話しを続けて行く!…その際やはり恐縮した様子で

話しをすると、此方にも予定があると口にし!…何なら戦争の目的である

リーナは今この大陸に居ると話しをして行き!…戦争はリーナが求めた

かの様にふと話しをすり替えて責任を擦り付けようとして行くと、当然

リーナはその話の振り方に困惑し出す!…そしてそんな風に話していない!

とやはり真っ向から否定の言葉を口にして見せるのだが、フィロノマールは

のらりくらり!と…


〈ですが貴方様は今先程ハッキリと言われたでは無いですか!…

「私一人でもその侵攻を阻止する!!!!」…と、これはもはや

我々から聞いても宣戦布告!…既にそちらが情報を手にし!…

此方に対して圧力を掛けて来た様にも聞こえる訳で御座いますが?…〉


「ッ!?…ッ~~~!!!…減らず口を~!!!…」


〈……おっと!…私とした事が……少々お喋りが過ぎてしまいました…

先程申し上げた通り私めは多忙の身!…

そろそろこの楽しいお話を終わらせて頂こうと思います…〉


「ッ!?…ま、待て!!…」


先程のリーナの勇ましい声を録音して居たのか!…それを引き合いに出して

さもリーナに責任がある様に話しをすると、正式に宣戦布告を受け取った

かの様に話しをする!…その際更にリーナを追い詰める様に言葉を口にして

行くと、リーナは苦虫を噛んだ様な表情で文句を漏らし!…するとそんな

リーナの反応を楽しんでか、更に滑稽とばかりにフフフ!と笑い…そして

時間が来た!と言うと話を打ち切り…徐々にその声が遠退いて行く様な

そんな感じに声が聞こえ出すと、リーナは慌てた様子で話しを続ける!…

しかし!…


〈では、皆様方…もしお会いする事があればその時はお手柔らかに…

それとリーナ様?…

そんなにお怒りになられては折角の美人が台無しで御座いますよ?…

ふふふふふふふ!!!……〉


「待てと言って居る!!…待て!!!…待てええええぇぇぇぇ!!!!……」


リーナの呼び掛け空しく!…フィロノマールはそのままその声をフェードアウト

させて行くと、空の彼方へ消えて行ったよう沈黙する!…その最後の最後まで

リーナを弄る様に言葉を口にして行き!…余裕たっぷりの言葉を残し!…すると

その一方ではリーナが未だに不満を持った様子で吠えて居り!…こちらも最後の

最後までその声の聞こえて来た空に向かって吠えて行くが、やはり返事が返って

来る事はなく!…やまびこの様にリーナの声だけが辺り一帯に響いて行くと、

ただただ静けさだけが支配をし始める!…さてそうしてアヤも気配を探る様に

目を閉じ辺りに集中するが、やはり追えなかった様子で…


「……駄目ね…やっぱり何所にも居ない…

何かの魔法や幻術の痕跡も無いし…」


「……さっきの奴は一体?…

…とにかく居ない奴の事で頭を抱えていても仕方が無い!…

今目の前にある出来る事から片付けよう!…

…チネット!…スマンが早速案内を頼めるか?…」


アヤはスッと目を開けると首を左右に!…やはり気配も魔術的な痕跡も感じられ

なかった事を口にすると、その正体を掴めなかった…と言った様子で声のトーン

を落として行く…それは若干申し訳なさそうな感じにも聞こえる一方で、次には

モツも奴は一体何者なんだ?と言葉を零し…一応分かって居るのは相手の名前と

役職位!…しかしそれ以上に何を思って今あの様な通信?…手段を用いてこちらに

会話を試みて来たのか?を考え出すと、ただただ相手の思考が読めないでいた!…

しかし今気にすべきはそこではなく、今ここに留まって居る場合では無い!と…

気になる事もあるがそれ以上に目の前の事を!…改めてノーム達の救出?…作戦に

乗り出すようモツが声を掛けると、チネットにその案内を頼んで行く!…すると

チネットも戸惑った様子で返事をすると、若干慌てながらも返事!…


「ッ!…え?…あっ…は、はい!!…」


__ンバッ!!……………。


「……あれ?…リーナ、さん?…」


「……ッ!…リーナ………ッ!!…リ、リーナごめん!!…」


モツからの突然の呼び掛けに驚いたよう!…チネットが慌てて返事をすると、

リーナに向かって万歳をする!…それはまるで抱っこをせがむ子供の様に!…

自身の行動で態度を示し!…だがその一方でリーナは俯き何かショックを

隠せない様子…ただその場で放心をし続け!…チネットの様子にも気が付いて

居ない様子を露わにすると、当然その様子にチネットも戸惑う!…まるで

茫然自失、心ここに有らずの状態で…となるとそんなリーナの様子にアヤも

ハッ!と…異変に気が付いた様子でその気持ちも察した様にふと謝罪の言葉を

口にしようとして居ると、次にはマサツグが声を掛ける!…


__……ポンッ!…ッ!!……チラッ?…


「……あぁ~…あははは…

こう言う時なんて言って声を掛けたら良いのか分からないが…

…とりあえずここで休んで居るか?…その調子だとこの先の戦闘は無理そうだし…

って言うか無理しなくて良いんだぞ?…後は俺達だけで何とか…」


「ッ!!…い、いや!…私は大丈夫だ!!…問題無い!!…

…さぁ!…ではデグレアントの連中を!!…」


話し掛ける際マサツグがリーナの肩を軽く叩くとリーナも反応、ハッと気が付いた

様子で振り返り!…するとそこには苦笑いをするマサツグの顔が浮かんでおり…

マサツグもリーナの様子を知ってか労わる様にここで待って居る様に声を掛けると、

リーナはハッとした様子で拒否をする!…この時慌てた具合にハッと目を見開いて

マサツグを見ると、自分は大丈夫と訴え!…その際自身の足元で万歳をして居る

チネットにも気が付いた様子で!…チネットを回収して自身の胸に付いて居るコア

の中に仕舞って行くと、先を急ごうと歩き始める!…だがその歩く後ろ姿からも

分かる様に!…何か危うさが感じられ!…


__ガシャ…ガシャ…ガシャ…ガシャ…


「……はあぁ~…お前やっぱ無理して!…」


__ッ!!…グアァ!!…ガシッ!!…


何かそのリーナの背中からは生気が感じられず、下手するとそのまま崖から

落ちそうな様子にも見え…すると当然マサツグもそんなリーナの様子に

駄目だと感じ!…リーナに向かい再び声を掛けようとスッと腕を伸ばして

行って見せると、次にはリーナが突如反転!…その伸ばして来た腕を回避

する様にマサツグの懐へと入って行き!…そしてマサツグの体に思いっきり

ガバッと抱き付きに掛かると、マサツグもそんなリーナの様子に動揺する!…

この時当然一体何を思って抱き付きに掛かって来たのか分からず!…とにかく

マサツグは目をパチパチとさせて見せ!…


__ッ!?…パチッ!…パチパチッ!……


「お願い!!…連れて行って!!…今の私を!!…一人にしないで!!…

…今一人にされると、私!!…私が私でなくなる様な気がするから!!…

…ヒッグ!!…グスッ!!……」


「ッ!?…ッ!?……」


その戸惑うマサツグを尻目にリーナはしおらしい口調を!…決してその自身の顔を

見せる事はなく!…只今にも発狂しそうな感じでプルプルと震えながらに言葉を

口にして行き!…終いには珍しく泣き声交じりの声で必死に一緒に居てくれ!と

マサツグに懇願をして行くと、更にマサツグを戸惑わせる!…この時その肝心の

マサツグはと言うと辺りをキョロキョロ!…何か助けてくれ!と言った様子で

大いに戸惑い様を露わに!…するとそれに気が付いたモツとオリハもハッ!と…

そんな二人の様子を見てマサツグが慌てて居る様子に苦笑いをすると、各々ふと

言葉をポロポロと零して行く…


「……ッ!…あははは…

さすがのマサツグもこれにはガチのうろたえ様…

とは言え俺もアレをされたらうろたえ間違いなしだな…

…助け舟の出し様が無いし…」


「そうですね……あの兄さんのガチのうろたえ様……ッ!!…

でも逆に言えば貴重なシーンですよ!!…モツさん!…アヤさん!!」


「……オリハ…貴女ってブレないわね?…仲が良いのか悪いのか?…」


マサツグはただひたすらに如何したら良いのか分からず困惑し続け!…本気で

オロオロとするマサツグにモツも助けようがないと漏らし…そんな中オリハ

だけは小声でマサツグがオロオロするシーンはとても貴重な場面と言葉を!…

戸惑いながらも楽しみを見つけた様にウキウキしながらその一部始終に目を

向け続けて居ると、アヤがツッコミを入れる様に呆れて見せる!…さてその

一方でマサツグも周りから助けが無い事をスッと自ずと悟って行くと、次には

何を思ったのか!…


__スゥ…ガッ!!…ッ!…グイッ!!…ッ!?……ッ!?!?…


「…はあぁ~…しゃ~ねぇな?…

てかそこまで切羽詰まってんだったら無理に強がらんでも良いだろうに!…」


「ッ!?…マ、マサツグ!?…スンッ!…こ、これは!?…」


マサツグはスッとリーナの肩と腰に手を持って行くと力強く掴み!…そしてこれ

また情熱的にリーナの体を抱き締めに掛かると、リーナ自身を驚かせる!…

となるとそんなマサツグの反応にまさか答えてくれるとは思っても居なかった

様子でリーナも戸惑いに目をパチパチ!…攻守が逆になった事で意外な展開!と

外野のモツ達も驚いた様子で反応をすると、更にはマサツグは言葉を続ける!…

この時一呼吸を挿む様に溜息を一つ挟んで行くと、仕方が無いと言ってはリーナ

の耳元で囁き!…更にはリーナを労わる様にマサツグは言葉を続けて行き!…

リーナもそんなまさかの展開にドキドキが止まらず!…ただ何が起きているの!?

とばかりに戸惑い様を露わにすると、マサツグは構わず話を続ける!…


「ただし!…絶対に無理はするな!!…

確かにスプリングフィールドの皆の事も心配だが!…

お前が倒れたら意味が無いんだからな!…

これだけは約束だ!……いいな?…」


「ッ!?……わ、分かり…ました……」


__……スッ……ッ!?…ッ!?!?…


マサツグはリーナに対して約束を一つ!…連れて行く代わりにこれを守れ!と…

と言うのも自分の身も気遣え!とリーナに言い聞かせ!…結局のところリーナが

重要なキーパーソンである事を口にすると、スッとリーナと視線を合わせる!…

その際真剣な眼差しでリーナの瞳をジッと見詰めて行くのだが、リーナはハッと

した様子で一気に赤面!…もはやその表情は恋する乙女の表情となってしまって

おり!…戸惑いを露わにしつつマサツグが言った言葉に対して言われるがままに

従って見せると、ただゆっくりと頷いて行く!…するとマサツグもそれを見て

満足したのか次にはリーナをゆっくりと放し…その一方でそれを見せられた

面々はとても何か気不味く!…如何反応したものか?と言った具合に各々困惑!…

マサツグの意外と男らしい?…一面を見てとにかく反応に困って居ると、

マサツグはマサツグで言葉を漏らす…


「…はあぁ~……やれやれだぜ…」


「……ま、まさかこれ程とは!…いつの間に成長をして居たんだ!?…

…ヤブの奴…更に出来る様になったな!?…」


「…何だかんだでマサツグって…

不安になった相手を元気付けるのが上手いのよねぇ?…

…それもある種マサツグの秀でた特徴なのだろうけど…」


溜息を吐きながらさも某・不良高校生になったよう呆れて見せ…その一方でモツが

友人の成長ぶりに驚きを示すと、此方もさも某・赤いなんちゃらさんの様に言葉を

零す!…するとそんなマサツグの様子にアヤもふと思い出した様子で話し出すと、

意外と言った様子で言葉を!…と言うのもこれは褒められたモノであり!…アヤも

そこは良い所!と言った具合に戸惑いながらも話をすると、オリハがオチを作って

行く!…


「基本面倒臭がりなのに…何だかんだで面倒見がある……

…ッ!…俗に言う天然たらしって奴か!?…」


「………オリハ…今ので全部台無し……」


基本普段のマサツグを見て居るため色々有ると!…けど一応は認めている様子で

ふとそう言った言葉を口にすると、最後でマサツグをたらし扱いして行く!…

その際身内だろうと全く関係のない様子でハッキリ断言をして行くと、アヤが

呆れた様子でオリハにツッコミ入れ!…折角の良い雰囲気が台無しだと!…

何か空気を読んで欲しかった様に言葉を口にすると、一同はそのアダマンタイマイ

の幼体を育成する洞窟へと…リーナが落ち着きを見せた所で、再び足を進める

のであった!…


さてその一方シロ達…いや、暇を持て余したフィロ達はと言うと…


__カチャカチャッ…カチャカチャッ……ッ~~~~!!!…


「にゃああああぁぁぁ!!!…何じゃこれはぁ!?…

幾ら聡明なわっちでも難し過ぎるのじゃあ!?……ッ~~!!!…

…にしても…お主よくもまぁ何も考えて無さそうな表情でコレを解くもんじゃ!…

お主の思考は一体如何なって居るんじゃ!?…」


「ッ!…ふぇ?…」


__キンッ!…ッ!?!?…ッ~~~~~~!!!!……


今度はフィロがドレッグの作った知恵の輪に挑戦しており、ちゃんとレベル毎に

解いては直しをして行って見せるのだが…そのシロが解いて行った新作クラスに

なるとさすがに厳しい様子であり!…遂には投げてしまいそうな勢いで吠えて

見せると、その知恵の輪を解いたシロに驚いて見せる!…それこそいつもの様に

シロに向かって軽口を叩いて行くのだが、シロはそれを耳にしても怒る事は

決してなく…ただ呼ばれたのか?と言った具合に気の抜けた返事を口に!…

その間にもまたドレッグの新作の知恵の輪をキンッと音を立てて解いて見せると、

ドレッグの頭を抱えさせるのであった!…


尚フィロも時間を掛ければその知恵の輪を解く事が出来る様で、シロより時間は

掛かりながらも解除!…しかしドレッグがその事に対して頭を抱える事は決して

なく!…寧ろ妥当な時間!と割り切られた様子を露わにすると、フィロは静かに

闘志を燃やして見せるのであった!……何故なら!…


{ッ!?…わっちも解いたのにこの扱い!?…

わっちがこの白いのより劣って居るとでも!?…

…ッ~~~!!…許せん!!!…

わっちのプライドがそれを許さん!!!…

絶対に白いのより優れて居る所を見せてくれるわああああぁぁぁぁ!!!!…}


…と、しょうもないプライド…意地を掛けてシロをライバル視するからであった!…

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~

仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。 祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。 試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。 拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。 さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが…… 暫くするとこの世界には異変が起きていた。 謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。 謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。 そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。 その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。 その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。 様々な登場人物が織りなす群像劇です。 主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。 その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。 ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。 タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。 その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

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