どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章八十節 アヤの発作?とカチコミ依頼?と小さな職人!-

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さてマサツグとリーナが謎にディフェンスゲーム紛いな事をやって居る内に、

全員分のマネキンが漸く完成する!…そしてドレッグもマネキンが完成次第、

次の工程に!…と言うのも徐にマサツグ達を呼び出し!…そしてその出来た

マネキンの中でも法衣組の物だけを選別すると、それを何処かに運ぶ様な?…

抱えて移動をする様に突如お願いをし始める!…

それはまるで外に持って行く様な口振りであり!…となるとその言葉にマサツグも

疑問を持った様子で…


「……さて、後はアヤ殿達の木型をあそこへ持って行けば…

法衣の方もOKじゃな…

ではスマンがアヤ殿やくまさん殿の木型を持って行くのを手伝ってくれんか?」


「ッ!…え?…持って行くったって…何処に?…」


「言ったじゃろう?…

ワシは鎧や武器を作るのは得意じゃが、裁縫関係は苦手じゃ…

じゃから外に頼みに行くと…」


「ッ!…あぁそう言えば……っで、別に良いけど何所まで?…」


「あぁ、ワシの腐れ縁の所外注を頼む服屋までじゃ……」


ドレッグの言葉にマサツグも戸惑い、そして普通に質問を…

するとドレッグはさっきも説明した!とばかりに若干呆れ…

再度説明する様にマサツグに法衣は外注である事を話して行くと、

マサツグも思い出した様子でハッとする!…

それこそそこまでリーナとのディフェンスゲームに夢中に

なっていたのか?…何なら気が付くと一緒になって参加する

シロとフィロの姿も…と、とにかく話を聞いてマサツグも納得!…

改めて何処に持って行くのかについて質問をすると、

ドレッグは渋い顔を…何やら面倒臭い!と言った様子を露わにする!…

となるとそんなドレッグの反応にマサツグも気になった様子で

ふと疑問を持つのだが、それよりもアヤがふとある事に気が付き…


「……で、持って行くのは良いけど…

何か布とかで隠したりしないの?…

まさかそのまま担いで持っていくつもり?…」


「……ッ?…そのつもりじゃが……」


「ッ!?……いやあぁぁぁぁぁぁ~~~!!!!…」


この時アヤが気が付いた事と言うのもそのマネキンを運ぶ手段についてで!…

アヤは如何やってこのマネキンを持って行くのか?と…その際さもこのまま

持っては行かない様に!と牽制の言葉を掛けるのだが、ドレッグは不思議そうに…

と言うよりもいつも通りにそのまま持って行く気で居た事を口にすると、

次にはアヤが顔を真っ赤にしてその場に何故か蹲り!…さも羞恥に悶えて

問題が有る様子で叫び出す!…それはまるで裸を見られたかの様な拒絶具合を

見せており!…となるとそんな様子にドレッグも驚き!…


「ッ!!…きゅ…急にどうしたんだ!?……」


「だって、それって私達の体を採寸して作ったマネキンでしょ!?…

と言う事は…間接的に私達の体を見られる様なものじゃない!!!」


「ッ!?!?!?……」


勿論アヤが突如絶叫し出した事でモツが戸惑い質問を!…一体如何した!?と

心配をする様に声を掛けると、次にはアヤが絶叫をした理由について語り出し!…

何でもそのマネキンは当然自分の体を模して居る訳であり、公衆の目に晒される…

恥ずかしい!とばかりに言葉を口にして行くと、それを聞いたマサツグとモツの

体に電流が流れる!…確かに作られた木のマネキンは首は無いが腕・胸・腰・足が

繋がっており、それが誰のモノか?と分かるとプロポーションはバレバレ!…

と、同時にリーナが必死に自身のマネキンを守っていた理由についても

マサツグは理解!…そして思わず顔を真っ赤にして見せ!…リーナもそれに

気が付いた様子で何かモジモジとする様なそんな反応を見せて居ると、

ここでフィロが一言!…


「……ッ?…何がおかしいのじゃ?…別に首が付いて居る訳でもあるまいに?…

それにマネキンを見た所で特にそれほど気にする事も無いじゃろう?…

別に見られても困る様な体はして居らんからなぁ?…」


「ッ!!!…それは自分の体に自信が有るから言えるのよ!!!…

…いいわよねぇ!?…

フィロはまだ力を失っても立派な物をお持ちなんですもの!!…」


__グワッシ!!…もにゅん!!♥…もにゅん!!♥…


フィロは首を傾げて何がそんなに?と言葉を漏らす!…それは本気で分かって

居ない様子で疑問の表情を浮かべており、何なら所詮はマネキン!と…

さも見られる事に対して全くの関心を見せておらず!…寧ろ見られても

恥ずかしくない!と言った自信が有る言葉を続けて見せると、次にはアヤが

その言葉にカッと激怒!…フィロに詰め寄り文句を言う!…この時同時に

妬ましい!と言った感情も爆発させると、今度はフィロの背後に回って

その立派な胸をグワシッと掴み!…と、小さくしてやろう!とばかりに

揉みしだき!…となるとフィロも突如胸を揉まれた事で目に見えて動揺をして

見せると、同時に文句も口にする!…


「ッ!?…こ、これ!!…止めんか!?…んふッ!♥…

そ、それを言うなら小娘とて!!…ッ~~~!!!…

そ、それなりにあるじゃろうがあぁ!?…ッ!!…あふッ!♥…」


「それなりって何よ!?…それなりって~~~!!!!……

周りにはリーナやフィロが居るのよ!?…それらと比べられるのなんて…

公開処刑にも等しいわよ~~~~~!!!」


__もみみみみみみみみみ!!!……


フィロはアヤに止めるよう言葉を!…と同時に何やら妖しい吐息を漏らして見せ…

その際一応アヤにもフォローを掛ける様に言葉を続けて見せるのだが、それが火に

油を注ぐ結果になったのか!…アヤは更に憤怒!…もう血の涙を流さん勢いで

フィロの胸を更に揉むと、文句の言葉も続けて行く!…この時比較対象にリーナや

フィロが居る事を口にすると、公開処刑!と豪語!…怒りに身を任せてフィロの

胸を揉みしだき!…フィロも徐々に様子が可笑しい様子を見せて行くと、更に

止めるよう言葉を掛ける!…


「だ!…だからと言って…ひゃん♥…

わ、わっちの乳を…くふん♥…も、揉むでない!!…」


「ッ!!……ア、ア~ヤ!!…

ドウドウ!!…ドウドウ!!…分かった!!…

もう分かったからそろそろフィロを放してやれ!!…

フィロが徐々に腰砕けになって来てる!!!…」


「そ、そうだぞアヤ!!!…

それに俺達はそんな仲間の体を見比べたりなんてしないから!!…」


__ガッ!!!…


一応襦袢の上からやって居るのだが効果は抜群の様であり!…フィロは徐々に

膝が折れて腰砕けに!…そして何やら頬も赤らみ妖艶な表情も露わになり出し!…

と、同時に妖しい吐息も多く!…その様子にマサツグ達も不味い!と感じた

のか!…慌ててアヤの暴走を止める様に声を掛けて羽交い絞めにもして行くと、

アヤを必死に宥めて見せる!…勿論シロの教育上とこれ以上の不仲を避ける為

では有るのだが、アヤはもはや元のキャラが壊れた様子で!…


「クッ!!!…放せ~~!!!…放して~~~!!!…

どうせ、男は胸がデカイ女が好きなんでしょ~~~!?」


「あわわわわわわわわ!!!……」


「フィ……フィロも大丈夫か?…

足に力が入っていない様に感じるが?……」


「な…何なのじゃ?……あの手練は?…

…こ、このわっちが…胸を揉まれた位で!?…」


この時のアヤは宛らくの一の追っ手を相手にした時の様であり!…

今回はフィロの胸が犠牲になり!…その一方ではモツが羽交い絞めにして

居る所でチネットも参戦!…何とか宥めようと困惑して見せ!…

またマサツグが胸を揉まれたフィロの心配を…と言うのも解放された

フィロはその場で両膝を吐いて四つん這い状態に!…

マサツグもそんな見た事の無いフィロの様子に大丈夫か?と声を掛けて

いると、フィロはフィロで何やらショックを…さもアヤの技に驚いた様子で

言葉を零す!…と、とにかくそんなこんなで現場は騒然!…

そしてアヤが落ち着いたのは数十分後の事で…

結論としては持って行く際全身を布で隠す事で当然決まり!…

モツはTP切れ掛かった状態で息を切らし!…アヤも何か呼吸が乱れに乱れ…

フラフラとした様子を見せて居ると、大人しくお留守番が決まって行く!…


さてそうして木のマネキンをマサツグ・オリハ・マサキ・ドレッグで運ぶ事が

決まると、一人一体づつ抱えて運び!…ドレッグを先頭にその腐れ縁外注先の元へ!…

その際最後にドレッグから忠告を受けて各々が確認を取って見せると、出発準備を

整える!…


「……では、くれぐれも何処かへぶつけたりしないでくれよ?…

万が一腕が折れたりしたらアイツは文句を言ってくるからな?…」


「あぁ、分かった!…俺はいつでも良いけど?…」


「こっちも大丈夫!…ちゃんと布で隠してるから見られない!…」


「こっちも大丈夫や!…いつでも行ける~!」


「では…行くとするかの?…クソ婆の所へ…」


__ガチャッ!…ギィィィ~~~!!…


「ッ!…ク、クソ婆…って……」


相当厄介な相手なのかドレッグはマネキンを大事に!と…それはまるで一度やった

事が有る様子で現実味が感じられ!…と、その忠告に対してマサツグ達運搬組が

それぞれ大丈夫であると返事!…ドレッグに頷いたりサムズアップをして見せたり

して行くと、ドレッグもそれを確認次第行動開始!…工房の玄関を開けて行く!…

その際その外注先の事をドレッグがクソ婆!と言って見せると、それを聞いた

マサツグは戸惑い!…が、当然気にしている場合では無く!…そのままマネキンに

注意を払いつつ!…時間にして数十分歩いた先の一軒の服屋に辿り着くと、

ドレッグはその服屋の前で立ち止まる!…


__トッコ…トッコ…トッコ…トッコ…


「…着いた…ここじゃ。」


「ッ!…え?…ここ?…」


「……至って普通の服屋さんの様に見えるけど?…」


「……ん゛ん゛!!…」


「ッ!……え?」


辿り着いた服屋の名は「リディスの服屋」…そのドレッグが信頼している!と

言って居た場所としては至って普通の服屋で…マサツグとオリハが普通…

と、言葉を漏らし若干戸惑った様なそんな反応を見せて居ると、次には

ドレッグが険しい顔を!…そしてその玄関前にて立往生をして居ると今度は

咳払い!…それも今からまるでカチコミを掛ける様に!…何か身構える様な

そんな姿勢を見せて居ると、マサツグもそれに気が付いた様子でえ?と、

戸惑いの言葉を漏らして行く!…が、そんなマサツグ達の事など御構い無し!…

ドレッグは何を思ったのか足を一歩後ろに下げると次の瞬間!…


__バアアァァァァァァンンン!!!…ッ!?!?!?…


「すぅ~~~……リディスのクソ婆はおるかぁ~~~!!!…

仕事を持って来たから手伝いやがれ~~~!!!!」


「え?…えぇ!?……」


__キィ……キィ……


ドレッグはその服屋の玄関を蹴破り!…更には開口一番大声を!…

その腐れ縁の人物の事をまたもやクソ婆と言って仕事を持って来た!と…

明らかに仕事を頼む態度には到底見えず!…マサツグ達もそのドレッグの

蛮行ぶりに驚きを隠せない様子で目をパチパチと瞬きさせ続けて見せて

居ると、同じ様に店内でも唖然!…さも強盗が来た様な目でお客さん達が

ドレッグ達を凝視!…互いに困惑すると言った奇妙な空間が出来上がる!…

その際勢い良く開けたドアの音だけが小さく響く様に聞こえていると、

徐々に薄っすらと声が…


「な、何あれ?……凶器?……」


「凶器にしては大き過ぎない?……

まさか、何かのイベント!?……」


__ヒソヒソ!…ヒソヒソ!…


{…そりゃそうですよねぇ~…

いきなり入って来てババァ出て来い!!だもん…

そりゃ不審な目で見ますよねぇ~…}


店の中には普通の冒険者プレイヤー達も居た様で、この事態について行けずイベントか

何か!?と…とにかくマサツグ達を刺激しない様にヒソヒソ!とお客同士で

会話をし!…相手が巨大な武器を持っている様な事についても話し出すと、

これにはマサツグもそのヒソヒソ話が聞こえた様子で同意!…これは

ドレッグが悪い!と心の中でツッコミを入れる!…そしてこのままだと

本当に通報されかねんのでは?と考え出すと、ドレッグにコソッと顔を

近付け耳打ちを!…


「……あのぉ~ドレッグさん?…さすがにこれは不味いのでは?…」


「ッ!…まぁ、見ておれ!!…直に出て来……」


「こんな馬鹿でかい声で店に入って来たのはお前じゃろう!!!…

このクソジジィ!!!…」


__ビクゥ!!!…ッ……


「ッ!…来おったか!…クソ婆!!…」


当然不安を覚えたマサツグはドレッグに不味いのでは?と…

しかしドレッグはその耳打ちを聞いても大丈夫!と返事!…

この時謎の自信を見せており!…ドレッグが笑顔でマサツグに

見て居るよう声を掛けようとすると、次には先程のドレッグにも

負けない勢いで大声が!…それはやはり店内に響く勢いで

聞こえて来て!…これまたマサツグ達やお客さん達が

ビクッとした反応を露わにすると、ドレッグだけは来た!と…

木のマネキンを徐に置いて見せると、ここからが本番!とばかりに

言葉を吐く!…


「…さっきも言ったじゃろうクソ婆ァ!!…

仕事を持ってきたんじゃ、客に顔くらい見せんか!!!」


「へっ!!!…言われなくても行ってやるわい!!!…

この無駄吠えクソジジィが!!…」


__コッ…コッ…コッ…コッ…


「……フン!!…また雁首揃えてゾロゾロと!…

…で、用件は?…何の用だい!?…」


ドレッグは慣れた様子で喧嘩口調!…やはり物腰も変わらず喧嘩腰で!…

その際来た用件に対して仕事を持って来た!と…さも自分達はお客様で

ある事を誇張する様に汚い言葉で叫んで見せると、更に店の奥から返事が!…

文句の言葉が帰って来る!…そしてその声が聞こえて少しすると、

そこに現れたのは杖を突いたドワーフの老婆の姿で!…その姿は何所を

如何見ても某・有名油屋旅館の経営者の様にしかとても見えず!…

マサツグ達もその老婆の姿に見覚えが有る!とばかりに固まってしまうと、

老婆はマサツグ達をチラッと見て…次にはドレッグの事を睨み付ける!…

するとその老婆が睨んで来た事にドレッグもピクッと反応をすると、

睨み返しては殺気を放ち!…すると辺りは一気に一触即発の空気に包まれ!…

マサツグ達やお客達が!…動くに動けない状況になって行くと、

如何したものか?と悩み出す!…


「な、なぁモツさん?…

俺達ってアヤ達の装備を作って貰う為にここに来たんだよな?…

決してこんなガチンコ対決を見に来たんじゃないよな?…」


「そ、その筈なんだが…

…現に目の前で一戦勃発しそうな雰囲気が漂ってるし…

これは開戦不可避?……」


「ッ!?…い、いやいや!…ドレッグさんだって職人!…

幾ら気に入らなくても相手の腕は認めていたし…

さすがにいきなり店の中で喧嘩は…」


思わずマサツグがモツに相談をする始末になり、モツもその質問に対して

やはり戸惑い!…その際問い掛けの答えに肯定するよう返事を口に!…

が、それとは裏腹に目の前ではやはり険悪になる一方!…何方も一向に

退く気配を見せないままで睨み合って居ると、ここでオリハがフラグめいた事を

口にする!…と言うのもさすがに殴り合いにまでは発展しない!と、

あり得ない!と言った事を口にするのだが!…まさにその言葉がトリガーに

なった様に!…何か互いに身構える様な素振りをスッと取って行くと、

次には互いに動き出す!…


__……ッ!!!…ババッ!!!…


「ハァアア!!!……」


「キィエエエエ!!!……」


「ッ!?…ちょ!?…U・SO・DA・RO!?」


それは突如互いに糸が切れた様にドレッグと老婆が襲い掛かろうとして見せる!…

ドレッグは拳を固めて殴り掛かり!…老婆の方も杖を構えて殴り掛かり!…

何なら互いに奇声まで上げ出す始末なって行き!…その様子にマサツグ達も呆気に

取られ!…思わずビックリした様に固まってしまって居ると、ただただ戸惑った

言葉を口にする!…その際何か良く分からない感じのノリでポロッと漏らしている

と、次には予想外の展開が!…


__くたばれえええええぇぇぇぇ!!!……


「ッ!?…いや、くたばれ~~!!!じゃないだろ!?……」


__…スゥ…ピピィ~~~~ピピピピピピィ~~~~~~!!!……


「ッ!?……え!?…今度は何!?…」


それこそもう衝突は止められない!と言った様子が目の前に!…

この時本気で互いに仕留める気で居るのか!?…物騒な言葉も口に!…

何ならモツが二人に対してツッコミを入れ出す始末になり!…

ここで漸くハッとした具合にマサツグ達もマネキンを置いて

仲裁に入ろうとして見せると、次にはけたたましい笛の音が!…

それはホイッスルの様に突如店内に鳴り響き!…

マサツグ達だけでなくお客さん達も!…とにかく突然の事に吃驚したよう

全員がビクッと怯む様な反応をすると、次にはそれが姿を現す!…


__ババッ!!!…バシッ!!…バシッ!!…ズシャアアァァン!!!……


「コラ~~~~!!!…まぁたこの二人は~!!!…

目を合わせたら喧嘩しか出来ないのかしらぁ!?…」


_ッ!?!?……


突如現れたそれは機敏に二人の間に割って入ると、次には互いの攻撃を受け流して

仲裁し!…それはもはや慣れた様子の熟練さを物語っており!…その仲裁捌きを

目の前にしてマサツグ達も更に驚いたよう!…とにかく目の前の事に付いて行けない

様子を見せて居ると、次にはその仲裁に入った者が説教を!…ドレッグと湯○婆

モドキにして見せる!…その際マサツグ達の目に映ったその仲裁に入った者の姿と

言うのは、何処をどう見てもまだ幼い子供の様で!…


「…ドレッグさん!!!…

いつもいつも事ある毎に怒鳴り込みながらウチの店に入って来ないで下さい!!!…

他のお客様に迷惑です!!!」


「ウッ!?…お、おう…」


「そしてお婆ちゃんも!!!…

お婆ちゃんも何でドレッグさんを見掛けた途端に喧嘩腰になるの!?…

こんな調子だからドレッグさんも怒鳴りに来るんだよ!?…」


「そうは言うが孫よ…」


恐ろしい位に達者に二人に対して文句を口に、まずはドレッグの方を

振り向くと迷惑だ!と一蹴!…これにはドレッグも圧された様子で反省し!…

続いて老婆の方を見るとこれまた怒った様子でプンプン膨れ!…

元の原因は老婆に有る!と…いい加減仲良くなるよう文句の言葉を口に

すると、老婆も言い分が有る!とばかりに言い訳を…が、そんな言い分は

通らない様子で更に詰められ!…言い訳をする老婆に対して更に怒りを

露わにすると、その幼い子供は二人に対して説教を続ける!…


「そうはもへいわもない!!!…

いい加減二人共いい歳なのだからもっと落ち着きを持って頂戴!!!

さっきだって私が居なかったら如何するつもりなの!?…

それとも二人揃って騎士団さん達のお世話になるの!?…

嫌よ私!!!…騎士団さん詰め所まで二人を迎えに行くの!!…」


「「ッ!?…す、すまん……」」×2


その際前科が有るのか騎士団の名前が出て来ると、二人を迎えに行くのは嫌!と…

そう話をされると二人もさすがにタジタジの様で!…これまた二人揃ってその場に

正座をするよう座って見せると、その幼子から懇々と説教を受け続ける!…

因みにその幼子は良く見ると女の子であったらしく、よく見る田舎風の三つ編みに

白のシャツを着てその上にオーバーオールのスカートを!…

髪は金髪で宛らアメリカの田舎娘の様に見え!…テンガロンハットが無いのが

残念!と…思わず西部劇を連想する格好をして居る…とマサツグ達が感じていると、

次にはその少女が溜息を吐きながらハッと!…マサツグ達が固まって居る事に

気が付く!…


「はぁ~……ッ!……」


__トットットット…ッ!…


「えへへ…ごめんなさいね?…

この二人私が眼を離すと直ぐに喧嘩しちゃって…

…あっ!!…他のお客様も申し訳有りません!!…

お詫びと言っては何ですが…

今ここにいるお客様方には全商品を20%offさせて貰いま~す!!!」


__ッ!!…わあぁ!!!…


その少女は苦笑いをしながら寄って来ると、マサツグ達に一礼をして

謝罪の言葉を!…その際いつもの事らしく直ぐに喧嘩をすると…

何ならまたハッとした様子で目を見開き!…クルッと振り向くなり

他のお客さん達にも謝罪の言葉を口にし出すと、お詫びの値引きをする!と

話をする!…するとこれにはお客さん達もピクッと反応!…

ラッキー!とばかりに歓声が上がり!…と、この言葉にマサツグと

オリハもピクッとして見せ!…何かそそられるモノを感じた様子で

思わず服を見に行こうとすると、少女に呼び止められる!…


「……で、見た所お兄さん達は私に仕事の依頼をしに来たのよね?…」


「ッ!?…え?……ッ!!…あ、あぁ…そうなるかな?…」


__……チラッ?……ッ!…


少女は改めて用件を尋ねる様にマサツグ達へ声を!…するとその質問に

マサツグとオリハがビクッとし!…次には視線をあちらこちらへと

泳がせ始め!…如何返事をしたら良いのか?…まず法衣を作って貰う

相手が本当にこの子なのか?と悩み出すと、その返事は如何にも

ハッキリとしない!…そしてドレッグに確認を取るよう視線を

ドレッグの居る方に向けて行くと、そこで今だシュンとする…

何とも情けないドレッグ達の姿を目撃する!…


{…やっべぇ~!…思わず割引と言う言葉で目的を忘れそうになったぁ~…

…てかジッチャン達この子に説教されてから怒られた犬みたいにシュンとしている…

……見た所本来はあのお婆様?…に注文する筈だったのかな?…}


「……ッ?…お兄さん達?…」


さて思わず本来の目的を忘れそうになりながらも少女からの質問に困り!…

あっちこっちに視線を泳がせていると、少女も徐々に不振がり!…

と、他の面々も迂闊な事を言えない事を重々承知!…とにかく互いに

如何反応したら?と対応に困る素振りを見せ続けて居ると、

ここで天の救いが!…と言うのも婆様の方がショックから復帰!…

既に察して居る様子で少女に声を…本来のマサツグ達の目的を口にする!…


「孫よ!…その者達の依頼は恐らくローブかクロークの製作依頼じゃ!…

このドレッグのクソジジィがマネキンを持ってここに来たという事は…

それ以外に考えられん!!…」


「ッ!…おばあちゃん!!!……で、そうなの?ドレッグさん?…」


長年の経験から見事にマサツグ達の目的を的中させ!…更にはその理由に

ついても何やら不機嫌そうに語って見せ!…その際悪態を吐く事も忘れて

居ない様子でクソジジィ!と…マサツグ達が持って来た物についても

察している様子で話をすると、孫である少女はその老婆の口振りに怒り!…

更にはドレッグにも確認の言葉を掛け出す!…

するとドレッグもその問い掛けに対してハッとした反応を見えると、

次には老婆に目をやりつつ返事!…


「ッ!…あ、あぁ…そうじゃ!…この方達はワシの大事なお得意さんでな?…

腕だけは認めているこのクソババァ!!…に仕事を頼みに来たんじゃが…

…見た所このクソババァも寄る年波には勝てんようじゃな?…

この震える手を見る限りもう針は持てんのじゃろ?…

…恐らくワシがこの町を離れている間に患ったな?…」


「ッ!!…誰がクソババァじゃ誰が!?…オマケに二回も言いおって!!…」


「ッ!!!…おぬし以外に誰が居る!!…このクソババァ!!…」


「ッ!!…もうやめなさ~~~い!!!!…

口を開けば憎まれ口ばかり何だから!!…」


ドレッグも何か察した具合に言葉を!…と言うのもその老婆の様子が

可笑しい事にふと気が付き、既に引退している身なのだろう!と…

と、此方もやはり悪態を吐く事を忘れて居ない様子でクソババァ!と罵り!…

そのドレッグの言葉でまた二人が喧嘩!…互いにクソババァ、クソジジィと

罵り出し!…その様子にまた孫の少女が止めに入ると、文句の言葉を口にする!…

さてその二度目の喧嘩も寸での所で止まって行くと、次には別の問題が!…

と言うのも本来頼む筈だった仕事はどうなるのか?と…思わずマサツグ達が

疑問を感じた様に戸惑う表情を見せて居ると、次には少女が軽く溜息!…

マサツグ達に再度依頼の内容を確認する!…


「……ふぅ!…じゃあ、やっぱり私に依頼をしにきたのね!…」


「ッ!…え?…」


「ッ!?…何じゃと!?……という事はまさか!!…」


少女はさも問題無い!と言った具合にケロッと笑い!…

仕事を引き受ける様子を見せ!…となるとそんな少女の言葉に

マサツグ達も戸惑い!…ただ目の前の少女の自信満々の表情に

面食らった様子で驚いて居ると、ドレッグもハッと気が付いた様子で

言葉を口に!…さも馬鹿な!?と言わんばかりのリアクションも

見せて行く!…するとそんなドレッグの反応を見て老婆も

怪しく笑い出し!…さもその反応が見たかった!とばかりに

言葉を口に!…


「ふっふっふ!!…そうじゃよドレッグのクソジジィ~!!…

確かにお前の言う通り!…お前がこの町を離れている間に

ワシの手はもう使い物にならん様になってしもうた!…針は持てん!…

この震える手では自分の手までも一緒に縫いかねんほどになぁ!?…

…じゃがしかし!!…今この店には跡取り娘が居る!…それが!!…」


「…ッ!!…あぁぁっ!!…そう言えば自己紹介がまだだったね!…

私は[アデル]!!…[アデル・クーゲル]よ!!…

で、こっちがおばあちゃんの[リディス・クーゲル]!…

この店、「リディスの服屋」のオーナーよ!!」


「…ッ!?……オーナーと言ってももう只のお婆よ…

今この店の商品を作っておるのはこの子…

アデルだけじゃよ…」


それは自慢をする様に饒舌に!…が、それと同時に悲しい現実も口に!…

だがそんな事など如何でも良い!とばかりに笑って見せ!…

まさにその少女の事について意気揚々と語り出そうとして見せると、

次にはその話の腰を折る様に少女が自己紹介!…更にはその老婆の名前も

話して行く!…その際何かアデルの様子からは焦った様な様子も伺えて

居ると、その一方ではリディスも若干ショックを受けた様子で…

と言うのも自慢話がしたかった様で…途端に落ち着いた具合に

マサツグ達に対してはスッと普通の対応で話して行くと、この店を

切り盛りして居るのは孫!と…自分は隠居の身である事を話して行く!…

そしてその話を聞いてマサツグやマサキが驚いていると、

次にはそのアデルが徐にマサツグへ近付き…


__トテテ……チョイチョイッ!…


「ッ!…ッ?…」


「…ごめんねお客さん…

おばあちゃんが跡取りの話をし始めると最低でも5時間は自慢話を聞かされるの…

嬉しいのは分かるけど5時間は長過ぎるからね?…

だから簡単な紹介でごめんなさいね?…」


アデルは近付くなり手で屈む様にジェスチャー!…何か伝えたい事が有る様子で…

と、そんなアデルの様子にマサツグも素直に従い!…屈んでその用件を聞こうと

すると、他の面々も気になった様子で屈み出し…そのアデルの話に耳を傾ける!…

するとそのアデルから出て来た言葉と言うのは謝罪の言葉で、謝罪の理由と言うのも

先程の話!…何故焦っていたのかについて説明して行き!…もしも無礼が有っては

いけない!と感じたのか?…しっかりとした様子で大人顔負けの接客ぶりをして

見せると、これにはマサツグ達も更に驚いた様子で!…アデルに感謝を口にする!…


「ッ!!!……いや、寧ろお気遣い感謝します!…」


「さて!…今抱えているそのマネキン達がその依頼人の木型なのね!…

じゃあ、こっちに運んで貰って良いかしら?…」


「え?…あ、あぁ……んじゃまぁ!…」


__ガコンッ!…ギッ…ギッ…ギッ…ギッ…


本当に子供なのか?と疑う位に達者で有り、戸惑いに戸惑い倒していると…

次には気を取り直す様にしてアデルがお願いを口に!…さすがにその身長差では

マネキンは運べないのか?…マサツグ達に自身の作業場へと持って来るよう

子供らしく手を合わせて見せると、マサツグ達は戸惑いながらも了承!…

そのアデルの案内でアヤ達のマネキン!…計四体を運び込むのであった!…

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アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。 子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。 ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。 さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。 生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。 ----- 剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。 一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。 ----- ※小説家になろう様にも掲載中。

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う

なべぞう
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ダンジョンが生まれて百年。 スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、 ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。 弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、 満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。 そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは―― 拾ってきた野良の黒猫“クロ”。 だが命の灯が消えかけた夜、 その黒猫は正体を現す。 クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在―― しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。 力を失われ、語ることすら封じられたクロは、 復讐を果たすための契約者を探していた。 クロは瀕死のソラと契約し、 彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。 唯一のスキル《アイテムボックス》。 そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、 弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。 だがその裏で、 クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、 復讐の道を静かに歩み始めていた。 これは―― “最弱”と“最凶”が手を取り合い、 未来をやり直す物語

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

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加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

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主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

なんか修羅場が始まってるんだけどwww

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バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

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ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

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