どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章九十七節閑話 リーナの手合わせと連打戦とやっぱりお約束…-

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この話は第五章本編に綴られなかった空白のお話である。と言うのも時期として

ドレッグ達に武具の制作依頼をしてから約三日位…工房の中庭にてマサツグと

リーナが向き合って見せると、互いに木剣を構えていた!…勿論派手な喧嘩を

今から始めるとかそう言うのではなく、リーナが今になってマサツグと一騎打ちを

したい!と言い出したのが事の始まりで…その際マサツグは例によってリーナに

詰め寄られる羽目に!…となるとマサツグも戸惑った様子!…しかし渋々リーナの

要求を呆れた具合に受け取って行くと、今の話に繋がるのであった!…


__スゥ…フォンッ!!………。


「…こうして剣を向け合うのもあの時以来か…

さぁ、どれ程成長したか見せて貰うぞ!!…」


「…はあぁ~…本当にやるのかよ?…あんまり気乗りしないんだが?…」


__ごしゅじんさまぁ~マサツグゥ~!!…がんばえ~~負けるでないぞぉ~!!!…


工房の中庭中央にて距離を取り合う様にして睨み合う二人!…

その際リーナはやる気に満ちた様子で木剣を一振り!…

更にマサツグへ対して実力を見せろ!と…何か嬉々とした様子も

露わにすると、マサツグが呆れた具合に返事をする!…

この時やはりやるのか?と気だるげに声を掛けては

一応木剣を構えて見せるのだが、態度から分かる位にやる気が無く!…

と、その一方では見物客の黄色い声援も飛んでおり!…

リーナもリーナでやはりやる気満々!…マサツグの問い掛けに対して

当たり前!と言葉を口にして見せると、更にマサツグへ向かって来るよう

続けて行く!…


「ッ!…当たり前では無いか!!…

それにマサツグとて了承をしたであろう?…」


「ッ!?…いやアレはリーナに詰め寄られたからで!…」


「さぁ何処からでも構わないぞ!!…

…マサツグの今の姿を!…私に見せてくれ!!…」


マサツグの問い掛けに対して若干ムッ!と…何なら約束をした事を口に

すると、木剣を手に腕を振り回し!…宛ら約束を反故にさせそうな

子供の様子を露わにする!…この時さも言ったじゃんかぁ~!と言わんばかりの

不服そうな表情も浮かべて見せると、マサツグもマサツグで言い訳をし!…

その際改めてアレは渋々であった事を口に!…やはり乗り気でない事を

口にしようとするのだが、リーナは話を聞かず!…改めてマサツグに対して

木剣を構えると、マサツグもそんな様子に再び呆れる!…


「ッ!?…やぁ~っぱり人の話を聞きやしねぇ!…

…はあぁ~…しょうがねぇ~な?…

ルールは一本先取で良いな?……あの時と同様、相手を降参!…

または武器を弾き飛ばしたら終了って事で!…」


「ッ!…それで構わない!!」


__……スゥ…フォンッ!!……ッ!……ッ……


呆れながらも分かって居た様子で言葉を口に、その際文句も交えつつ!…

そして諦めた具合に溜息も一つ!…やはり渋々了承した様子で言葉を続け!…

改めてルールの確認!…それもあの一騎打ちの時のルールを設けて説明を

すると、リーナもそれに頷いて見せる!…されそうしてリーナからも確認が

取れた所でマサツグも構え、目付きもスッと鋭いモノに!…となるとそんな

様子にリーナもピクッと!…マサツグが構え出した事で警戒をして見せ!…

何か動くに動けない!と言ったそんな様子を露わにすると、

互いに睨み合いにへと発展する!…


__………ッ…。


「……ッ?…ご主人様とリーナお姉ちゃん…固まっちゃったです?」


「ッ!…ハッ!…これだからおこちゃまは!…

…もう既に戦闘は始まって居るのじゃよ!!…

先に動けば自分が討たれる!!…故に相手の動きを予測して身構え続ける!…

尚ただどちらも動かない事には先にも進まん!…

故に動き出すにしても相手の裏を掻く!…そんな奇策も考えておるのじゃ!!…

…これこそ武人同士の立ち上がり!……さて?…

ここから双方は如何動くつもりなのかや?…くふふふ♪…」


「……へぇ~?…」


距離を取ったまま木剣を構えつつ睨み合い!…決してどちらも動こうとせず!…

それこそ瞬き一つする事無くジッとして見せ!…そんな様子にシロも不思議がる

反応を!…とにかくハシビロコウの様に一向に動かない!と言って首を傾げて

見せて居ると、フィロがシロの事を馬鹿にする!…と言うのもこれは武人同士の

立ち合い!と言うと、こうなるのは必然!とシロに説明をするよう話し!…

フィロもフィロでこの状態に興奮気味!…あの時の一戦がもう一度見られるのでは

無いのか!?と…目が離せない様子で二人の事をジッと見詰め続けて見せて居ると、

一方でシロは理解出来たのか?…やはり首を傾げるそんな様子を見せて居た…


さてその一方で対峙し合っている二人はと言うと、必死に何かきっかけを考え続けて

おり!…


{…やはり動けない!!…あの時とは全く違う!!…

あの頃はまだ駆け出しだったマサツグも今では英雄に!…

私と対等!…いや、それ以上となって今目の前に立って居る!!…

…迂闊に動けばやはりあの時同様カウンター!…

…何か…何かきっかけが有れば接近出来るのだが!…}


リーナはあの時とは違って冷静に!…マサツグを一人の武人と認めた様子で

対峙すると、動けない!と言った焦りを覚える!…そして今まで会えなかった分

相手が成長している事も改めて体感をして行くと、思わず同時に喜びを覚え!…

しかし戸惑いを忘れた訳ではない様子で睨み合い!…

そのきっかけ作りにただ思考を!…これ程までにない位に駆け巡らせ策を

必死に考えて居ると、その一方ではマサツグも!…


{…ってな感じで色々と考えてそうな感じだよなぁ~?…

となるとコッチとしてもやり辛い訳で…

さすがにもう前みたいに猪にはならない!って言った所か?…

とにかくコッチとしても動き辛い!…さて如何出たモノか?…}


リーナの表情から心を読み取った様子でマサツグも仕掛けるきっかけに悩み!…

同時にあの時の様には行かない!と…リーナが無策に突っ込んで来ない事に

本気である事を受け取り!…しかし同時にやり辛い!と…

やはりマサツグとしても何か先に動けない様子で悩んで居ると、辺り一帯に

重~い!…妙に質感を感じる空気が流れ始める!…それはまるで一騎打ちを

急かす様にマサツグ達へ重く圧し掛かると、更にその動きを鈍らせ!…

と、そんな様子に観客達も思わず固まり!…一向に動かない二人を凝視!…

何か飲まれて行く様な感覚を覚えて居ると、次には!…


__………ッ……


「ッ?……ッ?……んしょ!……スゥ…

ご主人様ぁ~~!!…がんばえ~~!!!」


__ビクゥッ!!…バッ!!…


「いつものご主人様なら負けないのです!!!…

リーナお姉ちゃんが相手でも絶対に!!…負けないのです!!!」


シロ一人だけが辺りを見回すと首を傾げ、そして次には痺れを切らした様に動き!…

徐にスゥッと息を吸って見せると次には応援!…

それこそ重い空気を吹き飛ばす様に!…大きな声でマサツグの事を応援し出すと、

そのシロの大声に全員がビクッ!と…驚いた様子で反応をする!…

それこそ睨み合っていたマサツグとリーナも反応すると、思わずシロの方に

戸惑った様子で視線を向け!…しかしシロは構わずマサツグを応援し続けて見せ、

リーナに負けるな!と…とにかくマサツグがビビッて動かない!と誤解をした様子で

叫んで見せると、マサツグもそんな様子に呆気に取られる!…


「……ヘ?…」


__ムフゥ~~!!……スゥ…ぺしぃ!!…


「ッ!?…ッ~~~!!…

な!!…何するですかフィロ!!…痛いです!!!…」


「こ、この阿保ぉ~~!!!…ビックリさせるでないわ!!!…

と言うか!!…二人の邪魔をするでない!!!…

もしさっきのアレがきっかけ二人が動き出してしまったら!!…

事故につながったかもしれんのじゃぞ!?…少しは!!…」


「ッ~~~!!…だからって叩く事は無いのです!!!…

それにご主人様がピンチだったのですぅ~!!…

…応援をしないと負けちゃうかもだったのです!!!」


思わずマサツグも気の抜けた様子で言葉を零し、シロを見詰め…

と、その一方でシロはやり切った様子で堂々としており!…

腰に手を当てて心成しか胸を張っている様な?…

とにかくそんなドヤ顔をしている様なシロの様子を見て戸惑って

居ると、次にはフィロがシロの頭を叩きに掛かる!…

それこそシロに対してツッコミを入れる様に一撃入れると、

シロも不意を突かれた事で若干前のめりに!…

すると次にはいつもの様に喧嘩へ発展!…フィロはシロに対して

文句を口に!…シロもフィロに叩かれた事で文句を言い出し

慌しくなると、他の観客達が仲裁!…くまさんやモツ達が止めに入る!…

さてそうして二匹の子犬がキャンキャンと言い合って居ると、

マサツグ達も仕切り直し!…


「……集中力が切れちまった!…

…で、如何する?…仕切り直すか?…」


「ッ!…え?…あ、あぁ……でも良いのか?…あれ?…」


__やいのやいの!!…やいのやいの!!…


「ッ!…あれはぁ~…

…まぁ向こうに任せるとしましょう!!…

…何なら俺が止めに入るのも面倒だし…」


「ッ!…あ、あぁ~…」


マサツグが一旦息抜きを入れる様に構えを解き、そして呆れた様子で言葉を…

と、続けてリーナにも仕切り直すか?ついて質問をし!…その問い掛けに対して

リーナも戸惑った様子で反応をすると、釣られて構えを解いて見せる!…

この時やはり気になる様子でチラッと喧嘩をしている二人の方に目を向けて行くと、

同時に二人の事を指差し…次にはマサツグに止めないのか?と質問を口に!…

しかしマサツグはその問い掛けに対して一応は反応した様子を見せるのだが、

ジッと見てさもスルーをする様にモツ達に任せると、更に本音も漏らして見せる!…

と言うのも呆れた様子で頭を抱えながら口にすると、そんなマサツグの反応に

リーナも思わず納得し…と、そうこうしている間に喧嘩も落ち着いて来た様子で、

改めて集中が出来る状態になって行くと、再び二人は構え始める!…


__…スウゥ……グッ!!……ッ…


「……ッ…」


シロをくまさんが膝の上に拘束して行き、フィロはモツとオリハの二人掛りで

拘束!…そして仕切り直された二人も木剣を構え直し始め!…また徐々にあの

重苦しい空気が流れ出すと、再び硬直状態にへとなって行く!…その際観客も

固唾を飲んでその様子を見守って居ると、マサツグとリーナも睨み合い!…

と、リーナもマサツグに対して警戒を露わに!…この時もう自分から動き

出そうか?等と考えていると、次にはマサツグが徐に…


「……なぁリーナ?…ちょっと良いか?…」


「ッ!…何だ?…やっぱり止めにする等と言うのでは!…」


「いやそうじゃねぇんだけどさぁ?…

…まどろっこしいからこっちから行くぜ?」


「ッ!!…何!?…」


何を思ったか突如リーナに声を掛け出し、待った!を口に…しかし剣の構えは

解いて居らず!…リーナもそれを承知した上で警戒を続けたままマサツグに

返事をして見せると、その際思った事を口にする!…

と言うのもやはり止めにしないか?と言われるのを危惧した様子で、先程よりも

キッと睨み!…しかし返ってきた返事はリーナの予想を大きく裏切り!…

マサツグが先に攻撃をする!と…予告をして行くと、次には一気に間合いを

詰める!…


__コッコッ…バシュン!!…ッ!?…


「ッ!?…なっ!?…」


「そうぅりゃ!!!」


__グッ!!…カアアァァン!!!…


マサツグは先に一~二歩軽く歩いて見せると、次にはリーナに向かって

ダッシュ斬りを敢行!…それこそ最初からトップスピードで入って行き!…

観客達もマサツグの突発的な行動に驚いた反応を見せて居ると、勿論リーナも

戸惑って見せる!…しかしマサツグは構わずリーナに突っ込んで行くと、

容赦の無い水平斬りを繰り出し!…が、そこはリーナも騎士団長!…

咄嗟に木剣で防いで見せ!…マサツグとの鍔迫り合いに持ち込んで行くと、

必死に圧し合いをし始める!…


「グッ!!…クッ!!…い、いきなりだなぁ!!…

先程とは打って変わって違うようだな!?…」


「…またあんまりチンタラやってっと横から檄が飛ぶからな?…

…それにリーナだって!…案外こう言うのが好きなんだろ?…」


「ッ!?…ご、誤解を招く様な言い方をするな!!」


__カアアァァン!!!…ッ!……トットッ…スッ…


勿論驚いた様子でリーナが歯を食い縛り耐えて見せると、マサツグに物申す様に

言葉を!…この時先程の慎重さは何処に行ったのだ?と…不敵に笑いながら

マサツグが向かって来た事に喜んで見せ!…マサツグに負けじ!と木剣で必死に

押し返して見せると、マサツグもマサツグで返事をする!…その際先程の事を

口にすると、さっさとケリを着ける為に動いた!と言い!…何ならリーナの

好みに合わせた!と軽口も一つ…さもリーナが迫られる事を好む様な言い方を

して見せ!…リーナもそれに対して顔を赤くしながら文句の言葉を口にすると、

木剣でマサツグを弾いて行く!…するとマサツグも若干フラ付く様にして下がって

見せると、ここで互いに攻撃間合いに入って行き!…となるともはやインファイト

に近い状態なってしまい!…観客達も連打が始まるのか!?と…突然の展開に

驚いたようただその二人の様子を見て居ると、リーナも先程の仕返し!とばかりに

先に動く!…


__フォン!!…バババッ!!…


「はああああああぁぁぁぁ!!!」


__ッ!!…カアアァァァン!!!…


「グッ!!…やっぱ一撃重ぉ!!…

…本当にそのか細い体の何処にそんなパワーが!?…」


__ッ!……ッ~~……


フラ付いて居るマサツグに向かって追撃の一太刀!…

その際吠えながら木剣を下段に構えて突貫すると、次には勢いを付けて上段に!…

さもフェイントを掛ける様に切り返し!…大振りにマサツグへ容赦の無い一撃を

放って行くと、マサツグもそれを真正面から受け止めて見せる!…

すると辺りにはこれまた快音と言っても良い程の音が響き!…

これにはマサツグも驚いた様子!…と言うよりも改めて疑問を持った様子で

言葉を零し!…それを誉め言葉として受け取ったのか?…

何故かリーナが頬を染めてモジモジとし始めると、更にマサツグが疑問を持つ!…


「ッ!?……な、何でそこで照れる?…」


「ッ!!…う、五月蠅い!!…それよりも真剣に!!…

手を抜きながらやって居ると怪我をするぞ!!…」


__カアアァァン!!!…ッ!……トットッ…スッ…


「…ここから一気に行かせて貰う!!!」


「ッ!…じゃあ俺も真っ向から向かわせて貰う!!!」


目の前で顔を赤くしながら鍔迫り合いをするリーナにマサツグも困惑!…

思わずリーナに質問を…するとリーナもそれを言われてハッとして見せ!…

次には文句を言いながらマサツグの事を押して行くと、真剣にやるよう

忠告を続ける!…その際本当に戸惑っているマサツグの事を更に押すと、

終いには弾き飛ばし!…となるとマサツグとしてもまた若干フラ付き後退!…

が、もう慣れた様子で直ぐに体勢を!…しかしリーナは構わず剣を振り被り!…

今度は猛攻を仕掛ける事を口にすると、マサツグもそれに対して真っ向から勝負!…

観客お望みの連打戦にへと突入する!…


__フォオン!!!…ババッ!!…カアアァァン!!!……ッ!!!…


「ッ!!…あの時とは違う事を教えてやる!!」


「それはコッチの台詞だぜ馬鹿野郎?…打ってこいや!!!」


再度互いに向かって行くようぶつかって見せると、五度目の快音が辺りに響き!…

と、そこから互いに顔を突き合わせる様にして睨み合い!…観客達も何かグッ!と…

思わず心配になった様子で見て居ると、リーナがギュッと意気込み始める!…

それこそあの御前試合の時の事を思い出すと、もう油断はしない!とばかりに

言葉を口に…それはある種マサツグを挑発する様にも聞こえて行き、マサツグも

それを聞いて当然反応!…やはり真っ向から迎え撃つ姿勢を見せると、

次には連打の猛攻が始まりを迎える!…


__ッ!!…スウゥ…ゴガガガガガガガガガガ!!!!…


それは観客達が二人の事を目が離せないで居ると次に起きる!…

リーナから素早い剣撃の連続が放たれると、マサツグはそれを丁寧に受け流し!…

宛らその様子はドラ○ンボール!…或いは北斗○拳のラッシュシーンを

思わせる様な怒涛の攻防戦を露わにすると、観客達を唖然とさせる!…

と言うのも互いに涼しい!…とまでは行かないものの何やら燃えている様子で

イキイキしており!…観客達も思わず言葉を!…


「ッ!?…うわエッグ!!…」


「さすがと言うか何と言うか…あれが自分だと思うとゾッとするわね!…」


「……あんなんとやり合って来たんかい!…そりゃ化け物扱いされるわ!…

なんやったら北斗○拳の世界と間違えて無いか、アレ?…」


その凄まじい様子にモツは引き気味!…アヤもそんな光景を自分に置き換えると、

自身の体を抱えて若干身震いをして見せ!…マサキに至ってはやはり某・漫画

アニメに例え出す始末!…とにかくそのやり取りがヤバい!と言った様子で各々が

見て居り!…シロとフィロもジッ!と…その攻防戦の様子がずぅっと気になる

感じで釘付けになると、もはや喧嘩をして居た事すら忘れた様子!…

いつの間にか拘束が解かれていた!…しかしだからと言って喧嘩をする事は

勿論なく!…さもアニメに夢中な子供の様になっており!…


__ゴガガガガガガガガガガ!!!!………


「す、すごいのです!!…シロも…シロもアレが出来る様になれば!!…」


「…もしかしたらあの時有ったかもしれぬ戦いがここに!…

あぁ!…だからこう言った決闘は止められぬのじゃ!!…」


シロはマサツグの動きを学習する様にジッと見詰め、そしてマサツグが改めて

強い事を確信し!…その一方でフィロも嬉々とした様子で高揚しており!…

もしかすると有ったかもしれない!と…あの時の御前試合と重ねる様にして

ただその戦う二人の様子を見て居ると、ウットリとする様なそんな反応を

見せて居た!…しかしそんな時間も当然長くは続かないモノで、徐々にその

終わりも近付いて来て!…


__ゴガガガガガガガガガガ!!!!…


「はぁ!…はぁ!…クッ!!…」


「ぜぇ!…ぜぇ!…ッ~!!…」


彼是その激しい連打戦を始めてから数十分…お互いにTPが尽きて来た様子で、

これまた互いに息を切らしては歯を食い縛り!…もはや根性比べと化しており、

その様子に観客達も若干飽き気味…しかしそれでも一時として目を逸らさずに

ずっとその様子を見て居り!…二人の勝負の結末は今か今か!と…

その瞬間が訪れるのをジッと待ち続けて見せて居ると、

遂にその瞬間が突如訪れる!…と言うのもそれは意外な形で終わりを迎え!…

やり合って居た二人としても当然驚くモノで!…


「はぁ!…はぁ!…」


{…クッ!!…このままでは埒が明かない!!…

こうなれば一撃に賭ける!…全身全霊の突きを!!…}


__ガガガガガ!!!!…カアアァン!!!…ッ!!!…ギュン!!…


「エルレイド!!…」


「ッ!!…させるか!!!」


この時リーナは最後の賭けを!…と言うのもこのままでは決着が着かない!と

判断して見せ、自身の放てる技の中から一番の物で勝負に出よう!と…その際

まずはこのインファイト状態を如何にかしよう!と自ら大振りの一撃を放ち、

それをマサツグに弾かせる事によって自ら吹き飛び!…となると良い感じに

距離を稼ぐ事に成功して見せ、すぐさま突きの構えに移行!…この時体幹が

しっかりして居るのか怯む事無く着地して行き!…マサツグもそんなリーナの

様子を見てハッと察したのか、若干慌てた様子でリーナに技の阻止に掛かって

行こうとするのだが!…ここで思いも寄らないアクシデントが!…


__ババッ!!…ガッ!!…


「ッ!?…な!!…にぃ~~~!!!」


「ッ!?…マ、マサツグ!!…ッ!!…きゃあああぁぁぁ!!!」


__ドシャアアァァ!!!…ゴロゴロゴロゴロ!!…ズシャアアァァァ!!……


と言うのもリーナの技の阻止に向かうマサツグなのだが、勢い良く駆け出した際に

何かに蹴躓き!…と、マサツグもまさか!?と言った具合に驚き戸惑い!…

何とか踏ん張って事故だけでも回避をしよう!とするのだが、踏ん張るに

踏ん張れず!…そのままリーナに向かって頭突きを繰り出す様にして飛んで行き!…

リーナもこれには吃驚!…思わず心配をした様子で声を掛けると、

反射的に受け止めようとして見せる!…しかし結果として受け止める事は

出来なかった様子で押し倒され!…敢え無く二人はそのまま地面に!…

しかしそれが後の悲劇を生む結果となって行き!…

更に波乱を呼ぶタネとなってしまう!…


「ッ~~~!!…あたたた!…

…ス、スマン!…無事…か?……ん?…」


__ふわぁ~お♥…もにゅん♥…


「ッ~~~………」


「ッ!…ん!…」


波乱を呼ぶタネと言うのもお約束幸運助平!…マサツグは頭を打った様子で摩りながら

上体を起こそうとするのだが…この時手があろう事かリーナの胸をグワッシ!と…

勿論無意識下で手を着こうとした結果の出来事であり!…マサツグとしてもただ

ただ青褪めた様子でそのまま固まってしまうと、声にならない声を上げる!…

その際リーナも突如胸を掴まれた事で何とも艶っぽい声を上げると、頬を染めては

意識を朦朧とさせて居り!…と、状態的にはマサツグがリーナに馬乗りの状態!…

この様子にモツやオリハは呆れ出し!…アヤも事故と分かっては居るが何とも

言えない様子で固まりジト~っとそれを見て居ると、その一方では嫉妬の炎が

メラメラ!…


__……ッ!?…ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!…


「…ん…んん~?……ッ!…いたたた!…

…ッ!!…マ、マサツグ!!…大丈!!…夫?…

ッ!?…ッ~~~~!!!!」


「ッ!?…ち、違うんだ!!!…これは誤解だ!!…

た、ただリーナから退こうと!!…」


それはくまさんの膝の上とモツとオリハの間でメラメラ燃え!…

二人揃って黙ってしまうと俯き!…と、そんな様子に気が付いた

面々もギョッ!と…恐らくこの後起きるであろう展開に想像が付き!…

ただ何も言わずジッとマサツグ達の方に視線を戻すと、その一方でも

リーナが目を覚ます!…するとそこでリーナはハッと慌てて飛び起きる

反応を露わにすると、痛みを覚えながらも咄嗟にマサツグの心配を!…

が、次に目にした光景と言うのはハートキャッチリーナをされている

現場そのままで!…リーナもこれにはワナワナ!…

徐々に顔を真っ赤にしながら若干涙目になる様なそんな表情を浮かべて

見せると、マサツグに文句を口にする!…


「き、きっさまあぁ~~!!…あろう事か倒れている私の圧し掛かり!!…

…む、胸を揉む等!!…ッ~~~!!!…せ、責任を取れぇ~~!!!」


「だから誤解だっつってんだろ!?」


__ザシッ!…ッ!?……チラァ?…ッ~~~!!!…コオオオォォォォ!!!…


リーナは状況が飲み込めない様子でとにかく真っ赤!…

羞恥と怒りで感情が入り混じった反応を見せると、次には責任を取れ!と…

それはさも襲われた様にプルプルとして見せると自身の両腕で体を庇い!…

が、何処かフッと喜んでいる様にも見える様な?…しかしマサツグはそんな様子に

対して慌てて誤解だ!と、逆に文句を口にしては次に跳び退いて見せ!…

だがそうは問屋が卸さない様子で背後から気配が!…

となるとマサツグもその気配を感じ取った様子で振り返り!…

そこで激おこの幼女二人の姿を目撃すると、更にその表情を青褪めさせる!…


「シ!!…シロさん!…フィロさんまで!…」


「これは如何言う事じゃろうか?…よもや手合わせと言うのは嘘で…

この様な破廉恥な事をしたかったと言う訳なのじゃろうかあ?…」


「…ご主人様ぁ~?…シロ…とっても悲しいのです…

ご主人様にお仕置きをしないといけないのです…」


まだ一定の距離を保っては居るものの二人からすれば目と鼻の先!…

その際マサツグから見て激おこ幼女の姿はとても大きく見えており!…

となるとマサツグもそんな錯覚に困惑した様子でアワアワ!と…

何ならフィロは嫉妬のあまり画策か?と…理不尽な罪までマサツグに

被せようとして見せると、シロも続く様に文句を零す!…

この時静かに怒って見せると、悲しい表情を浮かべて見せ!…

が、そのシロの口から出て来た台詞と言うのはお仕置き!と…

やはりマサツグの事を許さない具合に怨嗟を込め!…

ジリジリとマサツグに近付いて来る様子を露わにすると、

マサツグも更に誤解と言う!…


「ッ!?…い、いやだから誤解だって!!…何なら見てただろ!?…

俺がスッ転んで!!…リーナとぶつかった瞬間!!!…

俺はただ起き上がろうとしただけ!!…」


__コオオオォォォォ!!!…カハアアアアァァァ!!!…ッ~~~!!…


それこそ必死になってマサツグはシロとフィロに弁明!…しかし当然ながら

聞く耳を持って貰えず!…ジリジリと詰め寄っては何やら呼吸も可笑しく

なり、それは蒸気を放つ様に口から漏れ!…何なら当然目も笑っては居らず!…

ただただマサツグに対して怒り!…如何料理しようか?と言った狩人の目に

なって来ると、そんな様子にマサツグももう駄目だ!と…遂には逃げる事を

決断する!…


「……クッ!!…こんだけ言っても無駄だって言うんなら!!……刹那!!!…」


__ヴウゥン!!!……ンバッ!!!…ッ!?…


「に~げるんだよ~!!…じゃあなぁ~!!!」


「ッ!!…逃がすものか逃がさないのです!!!」


「ッ!!…待て!!!…私との話も終わってないぞ!!!」


仕舞いには刹那を発動してまで逃げる始末!…これには一同も更に呆れ!…

と、シロとフィロも逃げ出したマサツグを追ってドタドタ!と…最終的には

街中を約五周!…マサツグが逃げ切る事に成功すると、その晩マサツグは

工房に戻る事は無いのであった!…因みに戻った所でポカポカ!と…冷静に

なった二人にボコられる結末も変わらないのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

借金まみれの錬金術師、趣味で作ったポーションがダンジョンで飛ぶように売れる~探索者の間で【伝説のエリクサー】として話題に~

わんた
ファンタジー
「今日中に出ていけ! 半年も家賃を滞納してるんだぞ!」 現代日本にダンジョンとスキルが存在する世界。 渋谷で錬金術師として働いていた裕真は、研究に没頭しすぎて店舗の家賃を払えず、ついに追い出されるハメになった。 私物と素材だけが残された彼に残された選択肢は――“現地販売”の行商スタイル! 「マスター、売ればいいんですよ。死にかけの探索者に、定価よりちょっと高めで」 提案したのは、裕真が自作した人工精霊・ユミだ。 家事万能、事務仕事完璧、なのにちょっとだけ辛辣だが、裕真にとっては何物にも代えがたい家族でありパートナーでもある。 裕真はギルドの後ろ盾、そして常識すらないけれど、素材とスキルとユミがいればきっと大丈夫。 錬金術のスキルだけで社会の荒波を乗り切る。 主人公無双×のんびり錬金スローライフ!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
ファンタジー
ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

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