どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-

-第六章八十三節 タイムリミットとシロの言葉とハティの真意-

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__ッ!!………バッ!!!…


「ッ!?…ハティ!!…ストップだ!!!…」


危機的状況にマサツグは飛び出し!…

我が身を犠牲にしてでもこの決闘に待った!を掛けようとして行くと、

とにかくハティとシロに静止を促す!…

その際一番に危険な状態のハティに向かってストップ!と…

声を掛けながら二人の間に立とうとすると、

ハティはそのマサツグの言葉が聞こえているのか?…

ふと突如暴れる様子から一転、冷静になった反応を見せるのだが!…

しかし何処かまだ好戦的な感じを残しており!…

そして未だシロの事をジッと見詰めると…


{ハティの攻撃が全然当たらない!!…

もう幾らあの攻撃をしてもお姉様を倒す事なんて出来ない!!…

…見た所お姉様はもう左手と左足は使えない筈!!……だったら!!…}


__グググッ!!…バシュン!!!…ッ!?…


それはまるで相手の弱点を探す様に!…

何なら引導を渡す様にただ無駄な攻撃を止めただけに終わって見せると、

次にはやはり静止の言葉など聞こえて居なかった様子!…

ハティはシロへ向かって飛び出して行く!…

それこそ接近戦にシフトして今度こそ終わらせる!と言った表情を浮かべて行くと、

マサツグもそんなハティの様子に気が付き驚き!…

となると当然慌てた反応を露わにし出し!…

急ぎシロを守ろうと駆け出す動きを見せるのだが!…


__ダッダッダッダッダッダ!!…


{…クソ、聞こえてない!!…間に合うのか!?…

刹那はまだ一分位クールタイム有るし!…

一方でさすがにあの超高速移動でないにしても!…ハティの足は普通に速い!…

…何なら先にシロの元まで辿り着けたとしても!!…

あの状態のハティから守れるかどうか!?…

訓練の時だって刹那を使ったから相手出来たからであって!!…}


この時確かにハティはあの超高速移動状態で移動はしていない!…

しかし遥かにマサツグより普通に足が速い訳で!…

となるとマサツグとしてもそのままハティを止めれるか?…

何ならシロの元まで先に辿り着けたとしても、

そこからシロを無事に守り切れるかどうか?と言った…

とにかくハティと対峙するに当たって色々と…

不安がマサツグの中で出て来ていると、ここでふと視線はシロに…

そこで驚くべき光景を目にする!…


__ッ!!…ッ……ッ!!…ババッ!!…


{ッ!?…シ、シロォ!?……って、んな事言ってる場合じゃねぇ!!!…

出来る出来ないじゃねぇ!!!…やるしかないんだよ!!!!…

例えテメェの命を犠牲にしてでも!!!!…

テメェの子供を守るのが親ってモンだろうが!!!!!…}


そこで見たマサツグの光景と言うのは本当に驚くべきもので有り!…

シロはハティが突っ込んで来るのを認識すると、

まるでハティを受け止める!とばかりに両手を広げ!…

そしてその表情は至って真剣な様子を見せ!…そこから一歩も逃げない!…

しかし怖いのは怖い様子で!…

そのか細い脚をまるで小鹿の様にプルプルと震わせるそんな様子を露わにすると、

マサツグもそんな様子に驚愕!…しかし同時に心の中で覚悟を決める!…

そして後先の事を考えないままに全速力で突っ込んで行くと、

何とか間に合わせようとするのだが!…


__ダッダッダッダッダッダ!!…


{ッ~~~!!!…クッソ!!…やっぱ通常状態だとかなりキツイ!!…

人間様が神話生物に勝てるとは思っていなかったけど!!…ここまでとは!!…

…心成しか刹那を発動して居ないのに視界がスローモーションで見える!!…

…けど!!!…だからってよぉ!!!!…}


__ダン!!!…ッ~~~~~~!!!!!…


「負ける!!…ものかあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


やはり子供とは言え相手はフェンリル!…その差は歴然で!…

となるとそんな様子にマサツグも心の中でキツイと漏らし!…

何なら幻覚でも見ているのか?…何故か刹那を発動して居ないにも関わらず…

今その見ている光景がスローモーションの様に見えてしまうと、

思わず戸惑いも覚えて!…そして自身に対して苛立ちも同時に感じて行く!…

それは自身に対して不甲斐ない!と感じるモノで、

これまた同時に自身に火を点ける火種となり!…

となると次にはハティに対して対抗心を燃やし!…

そこから大きく一歩を踏み出し!…

そして吠える様に地面を蹴って見せると、ここで空気を読んだかの様にある事が!…

それはマサツグのスキルが発動した様に奇跡?が起きる!…と言うのも…


__グッ!!…ズルンッ!!…


「ッ!?…あぁ!?…」


__ズシャアアアアァァァァァ!!×2……バッ!!…


それはマサツグとハティが同タイミングで地面を蹴ろうとした瞬間!…

マサツグは何事も無く加速すると、シロの元まで一直線!…

しかしハティは逆に足を滑らせる事となってしまい!…

前のめりに転けてはヘッドスライディング!…

そのままシロの目の前まで滑って行くと、一方でマサツグも何とかシロの元まで!…

滑り込む様にして辿り着く!…

すると次にはシロの前に立って慌ててバッと振り返ると、

そこには未だ倒れるハティの姿が!…


「ッ!?…」


「…ッ…ッ~~~!!!……ッ!?…

え?…あ、あれ?…な、何で?…何で…立てないのです?…」


結果的にその転ける転けないの差でマサツグの勝利!…

そして倒れるハティの様子にマサツグも戸惑い!…

シロも突如マサツグが目の前に立って来た事で戸惑って見せると、

次にはマサツグの陰から…その倒れているハティの様子も見つけて行く!…

そしてその一瞬の出来事にシロがただ戸惑った様子を見せて居ると、

一方でハティも何が起きたのか分かって居ない様子で…

転けた際の痛みに耐えながら顔を上げ!…

そこから次に徐々に体を起こそうとして行くのだが、

何故か体を起こす事が出来ない!…

勿論そんな事にハティはオロオロと困惑し出す!…

しかしそれでも諦めていない様子でもう一度腕に力を入れ始めると、

何とか体を起こそうとするのだが!…


__ッ~~~!!…ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷる!!…


「だはぁ!!…な、何で!?…か、体が!?…言う事を聞かない!?…」


幾ら腕に力を入れようともやはり体は動かず!…

ただプルプルと小鹿の様に震わせるばかりで…

そして当の本人もこんな事は初めての様子でただただ戸惑い!…

疑問を口にしては慌てる!…

何ならまだ勝負に憑りつかれている様子も露わにすると、

マサツグの前で慌て続ける!…

するとそんなハティの様子にマサツグもえ?っとばかりに戸惑うのだが、

それも直ぐに原因が分かった様子でハッとして見せ!…


{…ッ!…そうか遂にTP切れを起こしたのか!!…

TPが切れたら強制的に疲労状態になって!!…思う様に動けなくなる!!…

…ハティは今まで剣を振り回して居たし!!…何なら走り回っても居た!!…

その反動が今になってまとめて帰って来て!!…結果今の状態と!!…

……こりゃぁ…本当の意味で決着が着いたって所か…}


「ハ、ハティちゃん!?…大丈夫ですか!?…」


と言うのも単純に燃料切れである事を察して行き!…

ハティが実質戦闘不能になった原因についても大体の推測が考えられると、

これ以上は無理!と…ここで決着が着いた事を認識する!…

その一方でシロもマサツグの陰からハティが倒れている様子を目にして行くと、

やはり心配をする様に言葉を口に!…

何なら駆け寄る様にして陰から出て来て歩き出し!…足に腕の傷と庇いながら!…

それでも何とか自身より重症と思われるハティの元まで行こうとすると、

ハティはそれに気が付いた様子でハッ!と…途端に警戒の色を露わにする!…


「ッ!!…こ、来ないで下さい!!!…」


__ブン!!!…ッ!?…ひらり!……ダンッ!!…


「ッ!?!?…ッ~~~~!!!…」


それは誰が如何見てももう決着が着いて居る様にしかとても見えず!…

しかしそれでも尚まだ戦う気で居るのか!…

その手に剣を握ってシロへ向かい更に大振りに振り回して見せると、

シロの事を牽制する!…

するとそんなハティの様子にシロもハッ!と気が付いた様な反応を見せると、

思わず咄嗟にバク転で回避を!…しかしそのバク転も当然危うく!…

その着地の際の衝撃に耐え切れず!…

そのまま後ろへ倒れる様にしてフラッとバランスを崩して行くと、

慌てたマサツグが受け止める!…

そしてシロもその痛みに耐える様なそんな様子を露わにする!…

そしてこの様子に観客達もここから如何なるのか?と言った…

心配の様子を見せて居ると、ハティは更にシロに対して言葉を!…


「来たら!!…はぁ!…斬っちゃう!…はぁ!…ですよ!?…」


「ッ!!…ハ、ハティちゃん!…」


__どよぉ!?…ざわざわ!!…ざわざわ!!…


それはやはりまだ戦って勝つ事を諦めていない様子で、

しかしさすがに休憩が欲しいのか牽制の言葉を!…

その際息を切らしながら剣を握り!…

そしてシロに対して力を振り絞り!…

その持って居る剣の矛先を向けて突き付けて行くと、

シロをキッと睨む!…最後の最後まで諦めない様子を露わにする!…

するとそんなハティの様子にシロも戸惑った具合に反応をすると、

マサツグに寄り掛かりながら言葉を口に!…

となるとそんな二人の様子に観客達も更に戸惑い!…

これでもまだ終わらないのか!?と言った具合に…

どよめき戸惑った声が上がり出すと、一方でマサツグは!…


{…本当ならその剣を握るのだってもう辛くて辛くて仕方が無い筈だ!…

…TP切れってのは言わば、熱を出した時に感じる症状節々の痛み・脱力・倦怠感に近くて!…

下手に動けば本当に危ないって感じる位にヤバい状態なんだぞ!!…

…それでもまだ立ち上がろうとしてる!…まだシロに勝つ事を諦めていない!!…

…けど…例えそれで立てたとしても!…ハティ、お前にはもう!…}


そのハティの決して諦めない根性にもはや脱帽!…

TPが切れても尚まだ戦おうとするその遺志に!…

その姿からは孤高さと同時に痛々しさが感じられ!…

当然今から救護をしてやりたい!と…

そう言った気持ちにマサツグはなって行くのだが、

恐らくハティがそれを良しとしない!…

何と無くそう言う意図がハティから感じられ!…

マサツグとしても如何したら良いのか分からず!…

とにかく判断に困った様子で戸惑ってしまうと、双方幼女は苦痛の表情!…

息をするのさえ一杯一杯の様子を露わにする!…

そしてハティはもう立てないと見込んで!…

マサツグがとにかく現状の処理について悩んで居ると、

更にハティは無茶をし出し!…


__ガッ!!…ガッ!!…ガキン!!!…


「クッ!!…ウゥ!!…ウアアアァァァァァ!!!!…

…ッ!!…はぁ!!…はぁ!!…」


ハティは体に鞭を打つよう!…

腕の力だけを使ってまずはへたり込むよう何とか座って見せると、

次にはその手に持つ剣を杖代わりに!…

それは腕を目一杯空に向けて伸ばして見せ!…

そこから軽く剣の切っ先を地面に突き刺すよう!…

引っ掛けて杖の代りにして行くと、次には吠えながら足に力を!…

自力で無理やり立って見せる!…

と、それは当然見て居てとてもハラハラとするものであり!…

マサツグも思わずシロを置いてハティを助けに行こうとするのだが!…

動こうとした時には既にハティが立って居り!…そのハティのガッツに勿論唖然!…

観客達もまさか!?と言った具合に!…

そのガッツの見せ様にこれまたどよめきの声を上げると、

そのハティの姿を凝視する!…


__どよぉ!?!?……プルプル!!…プルプル!!…


「はぁ!!…はぁ!!…

…ま、まだ!!…終わって!…ないのです!!!…」


当然TPが回復した訳では無いので剣無しでは自力で立てず!…

その足はとても危なげな様子にフルフルと震え!…

そして転んだ際にハティの着ている服もボロボロ!…

顔や膝も擦り剥いて痛そうで、何なら無理をして居る!とばかりに…

その表情もかなり険しいモノを浮かべて見せると、

必死にまだ終わって居ない事を主張!…

息を切らしながらに訴えて見せる!…

それはシロだけでなくシロを寄り掛からせているマサツグにも訴える様で、

そんなハティの言葉にシロとマサツグは勿論心配を!…


「…ハティちゃん…」


「…ッ!!…もういい!!…立たないでくれ!!!…

このままだと本当に死んじまうぞ!?!?…」


「そうだ!!…死んじまったら意味が無いんだぞ!?…

負けたくないって気持ちは分かるが…もう!!…」


__立たないでくれ!!!…お願いだ!!!…もう傷つく姿を見たくない!!!…


この時シロはやはりその執拗なまでの拘りに疑問を持つようハティの事を呼び、

一方でマサツグももう止めに入るよう言葉を口に!…

その際今まで一応本人の意見を尊重して、

何とかここまで止めずにやって来たのだが!…これ以上は本当に不味い!と…

マサツグが命の危険を訴え!…

それに続くようモツからももう引き際である事が訴えられると、

更に続々と戦いを止める様に言う言葉が!…

と、それは徐々に伝染するよう広がって行き!…

最終的には闘技場全体からハティを心配する声が!…

もう止めてくれ!とばかりに悲痛な叫びとなって響き出すと、

ハティもその声に戸惑ってしまう!…

だがそれでも退く気配を見せずにシロを睨むと、

マサツグも遂に強硬手段に出る事を考え!…


{……もう限界だな…}


__……タッ…タッ…タッ…タッ…ッ!!…


「……ハティ…」


当然マサツグもハティの様子から既にもう無理だと悟って居る訳で、

強制的にこの決闘に終止符を打つ事に!…

この時自身が矢面に立つ事を踏まえて動きを露わにして行き!…

その際一度シロを抱えて一旦自身の後ろへ隠すよう!…

ハティとシロを離す様にして降ろして行くと、

次には息も絶え絶えのハティの元へ!と…労わる様にして近付き始める!…

勿論心配をするようハティに声を掛けて行くと、

そんなマサツグの様子を見てハティもハッ!と察したのか!…


「ッ!?……ま、待って!?…まだ!!…

まだハティはやれます!!…止めないで下さい!!!…」


「ッ!?……ッ…ハティ…」


ハティは慌てた様子でまだやれる!と訴え!…

必死にこの決闘を止めないでくれ!とばかりに常軌を逸した様子を見せると、

更にマサツグを驚かせる!…

と言うのもその時のハティの表情と言うのは鬼気迫り!…

まるでここで終わってしまったら処分される!と言った、

そんな怯える表情を露わに!…

となると当然そんなハティの様子にマサツグは戸惑い!…

しかし続ける事は出来ない!と…

マサツグもさも無念そうに視線を逸らして無理だ!とばかりに…

ハティの名前を口にすると、それでもハティは必死に主張!…

何が何でも続けさせようと必死になる!…


「ハティはまだやれるのです!!!…ハティは負けないのです!!!…

…絶対に!!!…負けちゃ駄目なのです!!!…ここで負けたらハティは!!…

…もう!!…駄目なのです!!…ここで諦めちゃ!!…ッ~~~!!…

ここで諦めちゃったら!!…ヒッグ!!…おかあさまが!!…ヒッグ!!…

おかあさまがぁぁ!!…」


「ッ!!……ッ…」


それは感情的になると徐々に徐々にと涙ぐみ!…

自身が何かを背負って居る様な事を吐露し出すと、

同時に自身の本音も漏らし始め!…

と言うのもハティはそこで何か女王が関係がある様子で言葉を口に!…

仕舞には耐え切れずに泣き出し!…

更に感情的になってマサツグがさも泣かした様なそんな様子に見えると、

マサツグも所々気になった様子!…しかしハティの命を最優先に考えると、

やはり止める事を決断する!…

そしてその結論が変わらない事をハティに言おうとするのだが、次の瞬間!…


「…ッ~~…いや、駄目!…」


「ハティちゃん!!!…」


__ビタァァァン!!……ッ!!……


マサツグが止める事を口にしようとした瞬間!…

背後から突如シロが駆けて来ると、

次にはハティを呼んでその頬へ向かってビンタを繰り出し!…

となるとそんな不意打ちを喰らった事でハティは思わずよろめき!…

一方で後ろから飛び出して来たシロに!…

マサツグも度肝を抜かれた様なそんな反応を露わにすると、

思わず口にしようとしていた言葉を飲み込んでしまう!…

さてそうしてシロが繰り出したビンタと言うのは…

闘技場内にて軽い音を響かせて行くと、次には静寂を作り!…

それは誰もが驚いた様子で絶句しており!…

何ならこれが初めてのハティに対する攻撃で有り!…

誰もがえ?とばかりに何が起きたのか?…

イマイチ分からないそんな反応を見せて居ると、そこからシロが吠える!…

その静寂を壊して行く!…


「ッ~~!!!…何でそこまで意地を張るのですか!?…」


「ッ!?…ッ~~~!!!…」


シロはハティに向かって怒った表情を露わにすると、次には文句を口に!…

それはハティの気持ちが分からない!と言っている様でもあり!…

ぶたれたハティも何とか耐えられた様子でスッと…

持ち直してそのぶたれた頬に手をやると、今度はプルプルと小刻みに震える!…

それは怒られた事で怯えているのか、或いは怒りに震えているのか?…

とにかくそれは何方とも取れる様子で、突然の展開にマサツグも置いてけぼり!…

戸惑った様子で思わず固まってしまうそんな反応を見せていると、

更にシロは吠えて行く!…


「…もう!!…さっきから苦しそうにしているのを見てて!!!…

シロは辛くて辛くて仕方が無いのです!!!…

…ワザと負けようとすれば怒るし!!!…

本気で相手をすれば気に入らないって言って怒るし!!!…

もう如何すれば良いのか分かりません!!!!…」


「ッ!!!!…」


シロは率直にハティを見て思った事を続けて口に、依然として怒りを露わに!…

それはマサツグに影響された様子でまどろっこしい!と言って見せ!…

その際今までのハティの言動が意味不明!と…

その真意について一体如何言う風に考えて居るのか!?…

本人に問い質すよう言葉を続けて行くと、ハティもそれを聞いてピクッ!と…

更に反応を露わにする!…それはシロの言葉を聞いて更に震えを大きくさせると、

不穏な雰囲気を放ち!…だがシロはそんなハティの様子など御構い無し!…

更に自身の言葉を展開!…そこからハティに真意に迫って行こうとすると、

ここである兆しが見られ!…


「ハッキリ言ってください!!!…何をして欲しいのですか!?…

…難しい事はシロには分からないですが…

それでもシロに出来る事ならハッキリと!!!…」


__ッ!!!!…ビタァァァン!!…ッ!?……


と言うのもシロは止め!とばかりに文句を口に!…

その際シロはまるで力になる!とばかりにハティに言おうとするのだが、

言い切る前にハティが動きを!…

それはハティの怒りに触れた様子でやり返す様に!…

ハティもシロの左頬に向かって思いっきり腕を振り回して行くと、

先程のビンタをそっくりそのままお返し!…シロの事を怯ませて行く!…

するとシロがぶたれた事でマサツグも更にハッ!と驚いた反応を露わにすると、

ハティは激昂した様子でシロの今までの言葉に対して反論を!…


「して欲しい事が有るなら言ってください?…

ッ~~~!!!…勝手な事を言わないで下さい!!!…

それにさっきから本気で戦ってくださいって言ってるじゃないですか!!!…

…それに!!…この決闘はこの霊峰やまを治める者としての!!!…

!?…ちゃんとやらないと!!!…

私達に期待してくれている民の皆さんに失礼じゃないですか!!!!…

それに負けちゃった方はされるのですよ!?…!!!…

…それなのに!!!…この場に及んでお姉ちゃんとして戦うのですって!!!…

ふざけるのも大概にしてください!!!!…」


「ッ!!!!…シロは!!…シロはふざけていません!!!!」


__ビタァァァン!!……ッ!?……


そこには本音をぶつけるハティの様子が!…

それこそ今まで塞ぎ込んで居たモノは無くなり!…

シロと対等の立場になったようシロの言葉に対して文句を返すと、

更に感情を爆発!…今まで抑えて居たモノを溢れさせる!…

それは何かの重圧が感じられたり信頼であったり!…

更に不安に恐怖と言ったモノも当然在り!…

そしてそれらを今ここに来て発散させ!…それが不満で仕方なかった!…

或いは自身の立場から仕方が無いで押し殺して居た事を口にすると、

シロはそれを聞いて更に反抗!…

カッとなった様子でもう一度ハティの頬を引っ叩く!…

となるとマサツグも更に吃驚した様子で反応をすると、

シロはそのハティの言葉を聞いても尚まだ!…

何か引っ掛かりがある様子で続けて言葉を!…


「ハティちゃんは言いましたよね!?…

本当はこの決闘なんて如何でも良いって!!!…

それってハティちゃんが嘘を吐いている事じゃないですか!!!…

如何してまだそんな嘘を言うのですか!?…

そんな嘘を吐きつつければやがて自分に返って来るって!!!…

身を苦しめる事になる!って!!!…ご主人様が言ってたですよ!?…

もっと自分に正直になるのです!!!……ハティちゃんは!!…

ハティちゃんは!!!…自分をもっと大切にするべきなのです!!!!!」


二度もぶたれた事でハティは大きく怯み!…しかしそんな事など御構い無しに!…

シロはその自身が疑問に感じている事について語り出すと、

ハティの事を嘘吐き呼ばわり!…まだ隠して居る!とばかりに追い詰め始める!…

そしてこれまたマサツグに教えて貰った事を口にすると、

そのしっぺ返しが怖い事になる!と…

それは怒りながらでもやはりハティを思う所が有る様で!…

自身の中に隠しているモノを全部吐き出せ!と…

その隠して居る事についてシロが敢えて文句の言葉を口にすると、

ハティも泣きながらに反論!…カッとなっては遂に漏らす!…


「ッ~~~!!!…分かった様な事を言わないで下さい!!!!…

おねえさまは知らないでしょう!?…って!!…

おねえさまの方が強いって!!!…!!!…」


「ッ!!…え?…」


もはや取り繕う余裕すらそこにはない…

ただシロと同じく素直に本音を漏らす女の子ハティがそこに居り!…

それこそ感情のタガが外れた様に怨嗟の声を!…

それはシロに向けられて発せられ!…

そして闘技場全体に聞こえるよう大声でその事が堂々と響いて行くと、

シロはそのハティの言葉を聞いて勿論戸惑う!…

と言うのもそのハティの口から出て来た言葉と言うのは劣等感の表れで!…

一体何の事?とばかりに固まってしまい!…だがハティの言葉は更に続き!…

そこで初めてシロに敵意を持った理由!…

そしてこの決闘に拘る理由についても語られて行くと、

闘技場内はただハティの言葉だけが反響する!…

巨大なスピーカーとなって行く!…


「後継者はスコルティナだ!!…デグレアントから奇跡の生還!!…

これは神の思し召しに違いない!!……じゃあ、ハティビィエールは?…

優秀な方のスコルティナ様が戻って来たんだ!!…

!!……って!!…」


__ッ!?………


それは恐らく城の中での噂話を耳にしたモノであろう…

シロが帰って来た事を歓喜する様子が伺えると同時に、

ハティの扱いもぞんざいになる事が容易に伺える内容が聞こえ!…

何ならこの時ハティをと…

ハティだけでなくシロまでもがまるで物の様に扱われている事が!…

そのハティの口から聞かされると、観客達は絶句!…

マサツグもモツ達もピクッと反応するなり動かなくなる!…

そしてそれは展望デッキの方からも何やらチラッとだけ…

不穏な空気が感じられると、

一方ではハティが更にシロへ向かって怨嗟の言葉を!…


「おねえさまがここ大陸に帰って来た時から聞こえて来た!!!…

それからおねえさまがこの霊峰やまに戻って来るって!!!…

悔しかったからおねえさまがどんな人かと思って見に行って見たら!!!…

自分の足で霊峰に戻って来たんじゃなくて!!!…

!!!…」


__ッ!?…ッ…ッ~~~…


その噂が始まった時から語り出すと、

そこからまるで地獄の様な日々が始まった!とばかりに続けて行き!…

と言うのもシロがこの霊峰に向かって来る時に一度興味を持った様子で、

その際その様子を見に行った事もあった!と…

いつか聞いた時の事を再度ここで口にすると、

その時にシロだけでなくマサツグ達も…

何なら連れて来て貰っている様子に苛立ちを覚えた事をここで話す!…

するとその話を聞いてシロも何かハッとした様子で反応をすると、

一人ショックを受け…が、ハティの怨嗟はまだ止まらず!…

ここから更に自身の過去についても触れて行くと、

生まれた時からシロと比べられ続けて居た事を話して見せる!…


「…それだけじゃない!!!…

ハティはおねえさまより弱いからって!!…一杯訓練もする事に!!…

でも上手く出来なかったらその先生はやっぱり駄目だって!!!…

簡単に諦めた表情を見せて来る!!!…」


__ッ……ッ~~~~……


何でもハティが言うには訓練で失敗をした際、シロなら簡単に出来た筈と呆れられ…

それも最初から期待もされて居なかった様子で扱われた!と…

その時も悔しい思いをした事をこれまたここでぶちまけて行くと、

それを聞かされたシロは徐々に暗い表情を…

更にショックを受けた様子を露わにする!…

その際その話を聞いて更にマサツグも俯きギュッと拳を握るそんな反応を見せると、

若干肩を震わせ!…だがまだまだハティの怨嗟は続く!…

ここから更に怒りを爆発させる様に吠えて見せると、

一番何がムカついたのか?について話して行く!…


「…何でって陰で言われた事もあった!!!!…

だから!!!…だからハティは今まで頑張って耐えて耐えて耐え抜いて!!!…

頑張って来たのに!!!!…おねえさまは色んな人に囲まれて!!!!…

幸せそうだった!!!!!…」


__ッ!?!?…ッ~~~~!!!!……


それこそハティとしても幼い身でありながら努力をして来た事を口にする!…

そしてどんなに理不尽な事を言われても聞かない様に、

我慢をして来た事も続けて話す!…

しかしどんなに頑張ってもやはりシロがチラつく様で…

そこで人に囲まれて幸せそうにする!…

そんなシロに対してやはり嫉妬してしまい憎悪を燃やした事をここで漏らすと、

シロも更にショックを受ける!…

それは自分の知らない所でハティが不当な扱いを受けていた事に嘆く様で!…

次第に目に涙を溜めると、ポロポロ零し!…

と、そんなシロとハティの様子に観客達も不信感を…

勿論それは兵士達に向けて!…

更には宰相の様な者であるマグダラスに対しても疑念を持つと、

一方でマサツグは黒い靄を!…その背中からまたもや滲ませて行く!…


さてそうしてハティの鬱憤が爆発すると、ここからがハティの本音の様で…

ハティはその理不尽よりこれが怖かった!と…徐々に怒りの表情が消えて行き、

物凄く怯える様な!…何か不安感をMAXにした表情を浮かべて見せると、

更に涙も零し始める!…


「…って!!!!…

って!!!…頑張って来たのに!!…

…なのに!!!…おねえさまが帰って来たらもう要らないって!!…

…ッ…おねえさまは悪くないって事は分かっているのです!!!…

おかあさまと一緒に遊んでてよく分かったのです!!!!…

本当ならおねえさまもおかあさまと!!!…ハティと一緒に暮らして居たって!!…

悪いのはあの襲って来た人間達だって!!!!…

…でも!!!…こんな事になって!!…どうしようもなくなって!!!…」


「ッ!!!…」


それはハティだってまだ甘えたい盛りであると言う事であって、

一種の恐怖観念に囚われて居た様で!…ハティは女王から離れたくない!と…

自身の劣等感からシロに女王を取られる!…

或いは捨てられる!と言った恐怖感を感じていた事を口にすると、

更にはシロは悪くない!と…自身の恨みが筋違いである事も認めて行く!…

その際やはりデグレアントが悪い!と言う事も自覚している感じで漏らして行くと、

もう自分の中でも如何する事も出来なかった様子で更に続け!…

それは大きくなった怨嗟に自分を奪われた様子で!…その話を聞いてシロも号泣!…

まるで何で気付けなかったのか!?とばかりに…

ボロボロと大粒の涙を零し続けて行くハティは最後にこんな事を!…


「…せめておねえさまと真剣勝負をして負けたら!!…

先生と一緒に旅をしたいって!…お願いをしようとしていたのです!!…

どうせ負けたら追放ですから!……ッ…ッ!!…でも!…

でももう駄目みたいです!…」


最後にこの決闘に拘って居た理由を漏らし始める!…

それは憎い姉とせめて真剣勝負をする事によって、

自身の中でケジメを着けようとして居たらしく!…

何なら負けた際の考えもまとめて居た様子で、

その際マサツグに付いて行こうとしていた事を吐露!…

となるとまさか小さな子がここまで考えて居たとは到底思えず!…

モツ・アヤ・オリハ・フィロ・マサキ・くまさんが思わず!…

震えた様子で驚きを露わにすると、同時に若干俯く!…

マサツグと同じ反応をチラホラ見せる!…

そしてハティ自身もここで全てをぶちまけた事で!…

力を使い果たしてしまったのか、

次にはもう立てない様子で崩れる様に座り込み!…


__プルプル!…プルプル!…クラァ…


「ッ!?…ハティちゃん!?…」


__ダッ!!!…ガバァ!!!!…どよぉ!?…ざわざわ!…ざわざわ!…


シロもそんなハティの様子を目の前に!…

途端に慌てた感じでその座り込むハティを受け止めに駆けて行くと、

ギリギリの所でキャッチ!…何とか抱き止めて見せる!…

そしてそんな様子を目の前に観客達も途端に!…

驚き心配をする様子を露わにすると、誰もが立ち上がってその様子を見詰め!…

と、その一方ではマグダラスは非常に青褪めるそんな反応を見せて居り!…

女王も怒りを隠し切れない様子で!…

歯を剥き出しにして全身の毛を逆立てる怒りの表れ様を露わにすると、

ただひたすらに静かに怒る!…

さてそうして不穏な様子を見せて居る展望デッキのその一方!…

闘技エリアではシロがひたすらに心配をした様子でハティを呼び!…


「ハティちゃん!!…ハティちゃん!!!!…」


「やっぱりハティは…おねえ…さま…に…勝てな…かった…みたい…です…」


__…パタッ…ッ!?…ッ!?!?…ッ…ッ~~~~!!!!…


ハティは体力的にももう限界を迎えている様子!…喋る事すら辛そうで…

それでも自身の負けである事をこの土壇場でシロへ口にして行くと、

次には静かに力尽きる!…全身に力が入らない様子を露わにする!…

それは決して死んでしまったとかそう言うのではないのだが、

到底回復が困難な状態に陥り!…

と言うのも今まで無理をして来た反動が一気に出て来た様で!…

一応意識はあるものの指一本動かせず!…

まるで人形の様に力無くダラァンとした状態になってしまうと、

シロはハティを抱き締める!…そしてハティに一人謝り始める!…


「……ヒッグ!!…ゴメン!!…ごめんなさぁい!!…

ハティちゃん!!…ヒッグ!!…シロが!!…

シロがいけなかったのです!!…ハティちゃんの気持ちをもっと!!…

もっと早く受け止めてあげれば!!!…」


ギュッと大事そうにハティを抱き締めては涙を流し謝り続けるシロ…

そのシロの泣く声と謝罪は静かに闘技場内へ響き渡ると、

観客達を何とも言えない雰囲気に包み…

それこそ最初にあった熱気も何処へやら…

ただ兵士達及びマグダラスに対して不信感だけを積もらせると、

その雰囲気に周りの兵士達はバツが悪そうに!…

その場から逃げ出したい気持ちで一杯になる!…

そしてそんな思いと背負わせて来た、

監督不行き届きなマグダラスに対して怒りを露わに!…

と言うのもそれは一部の者達だけで!…

それは言わずもがな俯く冒険者モツ達達の事で有り!…

今にも暴れ出しそうな感じで体を震わせ!…中でもマサツグが筆頭に!…

遂には爆発した様子でその背中からあの黒い外套をバッと出すと、

再度魔王降臨!…そしてマサツグはマグダラスに向かって吠えて見せる!…


__…プッツン!!…ギュン!!!…ブワッサアアァァァ!!!…


「マアアァァグウウゥゥダアアァァラアアァァスウウウゥゥゥ!!!!!」


__ゴウッ!!!…ッ!?…


「……テメェ!!…何で俺がお前の名前を呼んだか!!…

勿論言わなくても分かってるよなあぁ!?!?…」


それはさもマサツグが人狼になったよう!…

仰け反る様にして天に向かってマグダラスの名前を叫んで行くと、

辺りに何か衝撃波の様なモノを放ち!…

それは目に見えないまるで風圧の様な何か質量を感じさせるモノで、

吹き荒れては辺りのモノを吹き飛ばす飛ばす勢いを見せ!…

と、そんな衝撃波は観客達や兵士を襲って行き!…

別に怪我等を負わせる事はない!…しかし十分に怯ませるだけの威力は有り!…

各々それに中てられた様子で怯むそんな反応を露わにすると、

一方でマサツグがマグダラスに対して再度敵意を!…

今から始末する!とばかりに吠えて見せるのであった!…

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