どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章六十節 領主のギャンブルと苦手な心理戦と歴戦ギャンブラー-

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さて色々な光景やギャップやら在り過ぎてマサツグが一人戸惑っている最中…

場面は少し変わって領主の部屋を出てすぐ手前にあった部屋へとマサツグ達が

案内されると、そこにはカジノでよく見る湾曲したテーブルが置かれて有り…

そしてそのテーブルには白い線で何やら色々と文字やら四角い図形やら!…

隅の方にはブラックジャックと書かれてあって!…マサツグもそれを見て直ぐに

何をするのかを理解すると、まだ自分でもルールが分かるモノで良かった!と

安堵!…と、同時に思わず辺りをチラッと見る!…するとその部屋にはその

ブラックジャックの台の他にルーレットやポーカーの台等も置かれて有り、

挙句の果てには人生ゲームらしき物や麻雀台等も完備してあり!…しかし

今回やるのは如何やらやはりブラックジャックの様で!…その際ディーラーは

ロナウド!…プレイヤー側にマサツグとミサカ!…そして湯婆○モドキの三人が

座って行くと、早速ゲームを始めようと言った雰囲気!…が、その前に

湯婆○モドキがふと何かを思い出した様子で言葉を漏らす!…


「ッ!…あらそう言えば…まだ自己紹介をして居なかったわね?…」


「ッ!!…知りたくも無いし知る必要も!!…」


それはまだ自分が二人に対して名乗って居なかった事を思い出して見せると、

その事を口に!…が、全く興味のないミサカはただ一人息巻いて居り!…

そんな事よりゲーム!と…まるで急かす様に知りたくもない事を口にするが、

湯婆○モドキはそんなミサカの事など御構い無し!…一切態度を乱す事無く!…

ただ優雅に振舞って見せてはミサカの言葉を遮り!…自身の事を名乗り始める!…


「私の名前は[マギー]…[マギー・ハーロット]って言うの…

見ての通りこの街を治める長として…

そしてカジノの経営者として今ここに座っているわ…

そして当然…貴方達の目的も分かっている…」


「ッ!……ッ…」


それは自身の名前を名乗り改めてこの町のトップである事を口にすると、同時に

このカジノの最高責任者である事も明かして行き!…そしてマサツグ達がここに

来た理由も分かって居る!と話しを続け!…と、この時不敵にニヤッと笑みを

浮かべ!…さも何か薄気味悪い含みの有る意味深な様子を露わにすると、思わず

その笑みにマサツグも引いて見せてしまう!…マギーに対して苦手意識を持って

行く!…しかし一方でそんな二人の事など御構い無しにマギーは更に話しを続け!…

今度は今からやるゲームのルール説明をして行き!…


「ルールは簡単!…やるのはただのブラックジャック…

ただしディーラーはゲームに参加をしない…

ただカードを配ってチップの管理をするだけの人形となって貰う…

…そして勿論戦い合うのは私達!…

分かっているとは思うけど[21]に近い数字を出した方が勝ちで…

絵柄のカード…つまりKキングQクィーンJジャックは[10]のカードとして扱う!…

…尚貴方達は二人でワンチームとして…私はで相手をしてあげる…

その代わり私のチップは二人分!…それで最終ゲームまでやって!…

最終的に勝敗の数じゃなくて、よりチップを多く持っていた方が勝ちとなる!…

…後は追々その時になったらルールを説明するわ…」


やはりやるのはブラックジャック!…そしてまるでルールを改めて確認をするよう

マギーが説明をして行き!…その際その詳しいルールをロナウドがカードを交えて

色々と手元でやって見せると、更にはマギーが勝利条件に付いても触れて行く!…

と、同時にロナウドもその勝負のカギとなるチップを用意し出す!…それはそれぞれ

赤と青のチップを数枚用意してグラウンド引きに使われるトンボの様な物で渡して

行くと、ミサカが赤を受け取り!…それは何処のカジノでも良く見る普通の赤い

チップで有り!…ミサカが赤を取った事でマギーは青を!…するとそのまま説明も

簡単に終わって行き!…最後にマサツグ達が勝った場合の話をマギーがふと始める

と、アッサリとした様子で!…


「…で、勿論それで貴方達が私に勝ったら…

私は無条件でこの街を貴方達に差し出す!…

…しかし逆に…私が勝ったら…そうね?…

…ッ!…貴方を貰おうかしら?…」


「ッ!…え?…」


__ッ!!…ッ~~~~!!!…


それは負ける気がしないのかマサツグ達の目的である街を解放する事を約束すると、

その逆も然りとばかりにふと何か悩む様な素振りを!…が、それも直ぐに結論が

出た様子で次にはマサツグをチラッと見て、マサツグが欲しい様なそんな事を口に

すると、当然マサツグはその言葉に戸惑う!…何ならミサカは予想が出来て居た

様子でマギーを睨む!…しかしマギーはやはり涼しい顔をして居り!…構わず話を

続け!…


「そう貴方…三国を渡り歩いた英雄様を手に入れるチャンスなんて滅多にない!…

私好みの可愛いペットにしてあげるから覚悟なさい?…

これが私からの条件…この勝負をするに当たっての貴方達の掛け金よ?…

…さぁ、如何する?…」


この時戸惑うマサツグは自分の事を指差しており!…マギーもそんな反応に対して

頷き笑顔で更に話しを続けて行くと、担保に取れそうなのはマサツグだけ!と…

何なら可愛がる気満々で居る様子でニヤニヤ笑みを浮かべて居り!…これが勝負を

する上での条件!と…受ける受けないは本人達次第と言った様子で挑発をするよう

マサツグ達に尋ねて行くと、売り言葉に買い言葉!…ミサカがそのマギーの挑発に

乗って行く!…


__スゥ…ダアァン!!!…ッ!?…


「受けるに決まってるでしょ!!…

でなきゃここまでノコノコと付いて来る訳が無いでしょうが!!!」


「ッ!?…ちょ!?…ミ、ミサカさぁ~ん!?…」


ミサカは徐に両腕を振り上げて見せて行くと、次には思いっきり台パンを決め!…

と、突如隣で台パンをされた事でマサツグは驚き!…思わず慌てて振り返りその

台パンをしたであろうミサカの様子を確認すると、そこで先程から馬鹿にされたり

無視をされたりで怒り心頭の様子が!…顔を真っ赤にしてマギーを睨む続ける

ミサカの表情を目にして行く!…するとその際ミサカもミサカで簡単にマギーの

挑発に乗った様子でまた息巻いて見せると、本人の意思など御構い無しに同意を

して行き!…となるとそんなミサカの言葉でマサツグも戸惑い!…一方でマギーは

結構!とばかりに手を叩き!…今度はロナウドに何やら合図をして見せると、

ロナウドもそれを見て徐にカードを!…配布してはゲームをそのまま開始する!…


__…ッ…パンッパン!…スッ……ッ!……シャッ…シャッ…シャッ…シャッ…


「ッ!?…ちょ!?…」


「既に言質は取ったのわよ?……さぁ始めましょう?…

私と貴方達!…何方が破滅を迎えるか?…」


当然本人の同意も無いまま勝手に始められた事でマサツグは更に戸惑って見せる!…

そしてロナウドに待った!を言おうと!…スッと手を突き出し声を掛けようとする

のだが、マギーがもう遅い!とばかりに言葉を口に!…何ならこの状況を楽しむ様な

そんな言葉まで零して見せる!…その際マギーの様子からは一切の焦り等は微塵も

感じられない涼しげなモノ!…となるとそれを見てマサツグも余計に何か身の危険を

感じ!…


「ッ!?…マ、マジかよ!?…ッ!?…」


__ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!…


一方で既にミサカはその配られたカードを手に睨み付ける様にして悩んでおり!…

それは既に21に近いのか?…いや攻めるべきか!?と言った真剣に悩んでいる

表情を露わにすると、とにかく背中から尋常じゃない勢いで覇気を!…

違う意味で情報を漏らす!…するとこれまたマサツグ挿んで隣はと言うと、ずっと

涼しい顔をして居り!…それはやはりプロであるからかそれとも仕込んであるから

なのか?…最初からポーカーフェイスを決め込み!…決して勝負に出るか出ないかと

言った様子を見せないまま固まって居ると、またマサツグの隣ではミサカがこう…


「…よし!…ヒット!!…」


__ッ!…シャッ!!…スゥ~…ピタッ…ッ!?…


長考した上でミサカはロナウドにヒットを宣言!…すると当然ロナウドも手元に

置いてあるカードの山札からスッと一枚だけを取って!…ミサカに投げるよう

そのカードを滑らせ渡して見せると、見事にそのテーブルに書かれて有る四角い

枠にピタッとカードを止めて見せる!…するとマサツグもそれを見て思わず驚いて

見入ってしまう!…その際ロナウドの手付きと言うのは全く淀み等が感じられず、

さすがに慣れた様子で有って!…


{…さ、さすがと言うか何と言うか!…

…それに何も怪しい様子はなかった!…

でもこれで何か細工がしてあったとかになると…

それはそれで厄介と言うか…}


__チラッ?…ッ!?…ッ~~~!!!……ッ…


と言うのもマサツグもただ見入って居ただけではなかった様子で有り!…

ミサカがヒットを宣言した際!…やはりイカサマも警戒してジッとロナウドの様子を

マジマジ見詰めていたのだが、それでも特に不自然等は何処にも見られない!…

何もしていない様に感じられる!…しかしそれでもやはり何かしら仕掛けていた

のでは?等と考え出すと、一人勝手に疑問の沼に嵌って行き!…結果マサツグは

一人小難しい表情を浮かべ!…その判断材料にチラッとミサカの様子を確認すると、

そこには何か賭けに勝ったようガッツポーズをする!…やはり黙っては居られない

様子を見せるミサカの姿を目にして行く!…となるとミサカがバーストして

いない事をマサツグは悟り!…イカサマはしていないのか?と…


{…ミサカの様子を見る限り義理セーフって言った感じか…

…となるとやっぱイカサマをして居ない?…

いやそれでも最初はそうしてるだけとか?…}


__うぅ~ん!……ッ…フフフッ!…


しかしそこでまた考えを邪魔して来るのは相手がプロだと言う事で有り!…

マサツグは裏の裏を掻いたのか?と…だが確証が持てない事には疑問が疑問を

呼んで来て!…更にまた沼に入って行く様なそんな抜け出せない疑問の

スパイラルに陥ってしまうと、そんなマサツグの様子を見てか?…マギーは

楽し気にフフフッ!と笑みを浮かべ、次には隣でこうロナウドに宣言!…


「…よ…」


「ッ!?…え?…な、何で?…」


それはこの勝負を降りると言うモノであり、その結果自動的にミサカが勝ち!…

となると余計にマサツグは悩む羽目になって!…何故ヒットをしなかったのか?

と、今度はドロップをした理由で悩み出し!…これまた頭の先までズップリと

沼に浸かった様なそんな感覚を覚えて行くと、もはや身動きが取れない!…

頭がパンクしそうなそんな感覚も感じ出す!…さてその一方でそんなマサツグに

気が付いて居るのか居ないのか?…まずは一勝出来た事でミサカが喜び!…


「ッ!!…シャア!!!…とりあえず一本取ったぁ!!!…

…臆しちゃ駄目よ!!!…」


「ッ!?…え?…」


それこそ席を立つ位に喜んで見せ!…暫く小躍りをしたのち徐々に落ち着きスッと

自身の席へ戻って行くと、次にはマサツグへ声を掛ける!…それはまるで忠告を

する様に言葉を漏らす!…すると突如ミサカが冷静になり出した事でマサツグが

また驚いて見せると、ミサカは何かを思い出す様子にマサツグへある体験談を

口にし出し!…と言うのもそれは過去の自分の体験談で、今のマサツグはその時の

自分に似て居る事を話して行くと、続けて助け出す様に言葉を続け!…


「…私も最初この悪魔に挑んだ時!…こんな感じだった!!…

恐らく今の君はあの時の私と同じで罠を警戒して!!…

踏み出す事が出来ないでいる!!…」


「ッ!?…」


「結果正常な思考判断能力を失い!!…

その隙を付け込んであの悪魔は刺しに来る!!…

私は前にそれでやられた!!!…」


ミサカ曰く過去の自分も相手がプロである事から警戒をしていた!と話して行き、

結果今のマサツグと同じく思考の沼に嵌って行った!と…となるとそんな事を

言われたマサツグは更に戸惑い!…思わず驚いた様なそんな反応を見せて居ると、

ミサカはそうなった者の顛末を更にマサツグへ話し出す!…相手の策略は既に

もう動いて居る!と語って行く!…その際先程まで色々と感情を露わにして居た

ミサカであったが、この時だけは真に平静さを保って居り!…と、そんなミサカの

様子を見てマサツグもハッ!と…まるで沼から引き揚げられた様な!…


__ッ!…ッ…スゥ…パァン!!…ッ!……ッ…フッ!…


まるで助けを求める手にミサカが答えてくれた様なそんな感覚を覚えて行き、

今度はマサツグもミサカを見習うよう!…スッと吹っ切れて気持ちを切り替えるよう

自身の頬を引っ叩き!…マギーもそれを見ておっ?と…若干驚きはするものの!…

更に興味を持った様なそんな反応を露わにすると、次にはもう決して小馬鹿にする

様な余裕もなく!…正真正銘勝負の相手が来た!と言った様子で笑みを浮かべる!…

それは小娘がちゃんと成長して戻って来た事に面白い!と言った様子で!…


{…ただの道化って訳じゃあなさそうね?…

…またその凝り固まった頭を使って壊れるのかと思って居たけど…

何処でそんな開き直り様を身に着けて来たのかしらぁ?…}


「だから!!!…今度はもう惑わされない!!…

…私の感情剥き出しに!!!…自分のやりたい様にやって勝って見せる!!!…」


やはり前とは違う様子を見せるミサカに関心を持ち出し!…その進化振りに何処で

精神を鍛えて来たのか?と言った疑問を持つと、ミサカに笑みを浮かべ続ける!…

それはまるで他にも欲しい物が出て来た様子でジッと見ると、一方でミサカは

まだ恨み節が止まらない様子!…それこそ宣戦布告!とばかりに息巻き続け!…

今度こそ勝つ!と言ってマギーを指差し意気込んで見せると、それに合わせて

またマギーは更に笑みを!…面白くなって来た!とばかりに座り直す!…


__ッ!…フフフッ!……スッ…ッ!!…


{…マ、マギー様がご真剣に!!…なるほど…

…遂に…遂にその胸躍る瞬間が来たと言う事に御座いますね!…

…分かりました!…このロナウド!!…誠心誠意をもって!!…

この場を取り仕切るディーラーとならせて頂きましょう!!…

…さぁマギー様!!…存分にご遊戯を!!!…}


__ッ!……フフフッ!…


それこそ様子見は終わり!と言った様子で!…スッと姿勢を正してロナウドと

向き合う様に自身の席へ座り直すと、その様子にロナウドもピクッと反応を

して見せ!…その際マギーの顔は至って平静さを保っている様子で笑って居るが、

目は全然笑って居らず!…となるとロナウドもそれに気が付いた様子で若干驚き!…

次にはマギーの心を読んだ様子で自身も真剣にこのゲームに取り組む事を

心に誓ってジッと見ると、マギーもそんなロナウドの反応に気が付いた様子!…

思わずフフフ!と笑みを零す!…さてそうして目と目で意思疎通をする様な

そんな素振りを見せて居ると、ロナウドが次のラウンドの準備をする!…

一方でマサツグも自身の直感だけで勝負をし出し!…


__…ふぅ~!!……ッ!!…シャッ…シャッ…シャッ…シャッ…


「…では!…お賭けを!…」


気持ちを切り替えるよう更に大きく一息吐き!…グッと目に力を入れて飛んで来る

カードだけに集中をすると、ロナウドがカードを二枚配布する!…その内一枚は

裏向きで手前の四角い枠に!…もう一枚は表向きでスッとマサツグの手元に滑って

来ると、ロナウドはゲーム開始の合図を口にする!…賭けるチップを決める様に

言葉を漏らす!…すると最初からマギーがグンッ!と動き出す!…因みにそれぞれ

持っているチップの数と言うのはマサツグとミサカで30枚!…マギーは一人で

30枚で!…そこから先程のドロップで一枚没収!…結果マサツグ達が一枚差で

リードしており!…マギーはそれを分かってか!…笑みを浮かべながら一気に

手持ちの半分のチップをズイッと出すと、勝負に出る!…


__ザラッ!!…ズイッ!!…ッ!?…


「ヒットよ!…」


__ッ!…シャッ…


勿論負けた後はどんな目に遭うか分からないこの勝負!…しかしそんな事に

臆する事無くマギーが強気に賭けて来た事で、マサツグとミサカがギョッ!と

驚いた反応を露わにし!…一方でマギーはそんな二人を尻目にヒットを宣言!…

するとロナウドも慌てる様子を見せる事無くカードを配布!…まるで信じている

様子で全く慌てるそんな素振りを見せないで居ると、マギーはそのカードを

受け取るなりチラッと確認!…そして何事も無い様に澄まして見せる!…


__スッ……スッ…


「ッ!?…な!?…」


その様子はまさに生粋のギャンブラー!…全く賭ける事に対して恐怖心など

持ち合わせて居らず!…さもこれが自分の生き方!と言った堂々とした姿を

見せて行くと、一方でその潔さにこれまたマサツグ達は戸惑う!…

やはり付け焼刃程度では不味い!と本能的に感じてしまう!…するとそんな

二人の様子に気付いてか!…マギーはチラッとマサツグ達に視線を向けると、

次にはプレッシャーを掛ける様に言葉を口に!…


「…さぁ、貴方達は如何するの?…私はこれで勝負するけど…

このまま最低掛け金で勝負しても…私から得られるモノはそれっぽっちよ?…

行ける時に行かないと…私に勝つ事なんて到底不可能!!…」


「ッ!?…ッ…ッ~~~!!!…ヒ、ヒットよ!!…」


それは当然マサツグ達を煽る様に、自分はこれで行く事を予め宣言!…

そして尚もその賭けるチップにケチを付け!…と言うのも最初の最低賭けチップは

一枚からで!…例えこのまま勝ち続けたとしても!…マギーが何処かでドカン!と

稼いだら終わりであるを示唆して話すと、それに触発されてかミサカが動く!…

その際慌てた様子でヒットと言う!…するとその宣言に対してロナウドもスッと

カードを飛ばすと、ミサカがその飛んできたカードを見て次には頭を抱え!…


__ッ!…シャッ……ッ!!…ッ~~~!!!…


{…その様子だとバーストだな…となると後は俺次第…}


「…相方さんは駄目みたいだったけど…貴方は?…」


見るからにその様子は落ち込んでいる様に見えて居り!…一目でバーストした事が

十分に伺えてしまうと、マサツグもそれを見て若干焦る!…自分が頼りになった事を

自覚する!…そしてヒットするかしないかで悩む様子を見せて居ると、今度は

マサツグを標的にした様子でマギーが唆す言葉を口に!…それこそしないの?と

ばかりにフフフ!と笑い!…マサツグもその言葉を受けてアレに負けたら一気に

不利になる事を自覚すると、次には長考し出し!…


{…ッ!…クッ!!…ミサカがバーストした瞬間次はコッチか!!…

…まぁ当たり前っちゃ当たり前なんだが!……とにかく!…

一旦状況を整理しよう!……まず最初に!…

恐らくあのカードの山札にそんな仕掛け等は無いと思う!…

ただ五箱分位のカードの山がそこに在るだけ!…

そしてマギー自身も多分自分の運だけを頼りにしている!…

何故ならあの座っている椅子にも場所にも怪しい所は見られない!…

何ならあのロナウドとか言う執事からもそんな怪しい気配は感じられない!…

そして今自分の前に伏せられているカードは…}


__…ペラッ…ッ!…


その際まずは落ち着く様に改めて周りを見て分かった事を確認して行く!…

と言うのもそれはやはりイカサマ等を疑った様子で一通り見た感じで有り!…

しかし見た所で怪しい様子や仕掛け等は一切見られず!…ただ本当に運だけの

勝負で向かって来ている様に感じられると、イカサマの心配を一先ずは払拭!…

次に自身の目の前に伏せられてあるカードに視線を落とす!…それこそまだ

見て居なかった様子でマギーに悟られないようペラッと捲ると、そこには

ダイヤの[8]が描かれて有り!…


{…[8]!…そしてオープンされているカードは[9]!…つまりは[17]!…

[21]まで後[4]足りなくて!…ここで勝負に出るにしても…

あのマギーとか言う婆さんの自信の持ち様を見る限り!!…

恐らく[21]に近い状態だって事は何と無く分かる!…

となるとこれで勝負するにしては如何にも負けが濃厚過ぎる!!…

かと言って後[4]だろ!?…確率が低過ぎて如何にも勝負する気が!…}


伏せられているカードの数字を確認した所で更に視線を開示されて有るカードへ!…

するとそこにはクラブの[9]が…と言う事は[8]と[9]を足して[17]であり、[21]に

近付けるに当たってあと引いて良い数字が[4]までしかない事を確認すると、当然

マサツグは渋い顔をして見せる!…それは勝負をするにしても微妙な数字で、更に

マギーの自信の様子からとても勝てる様には感じられず!…しかしだからと言って

このまま勝負しても負ける確率が非常に高く!…そしてドボンをしていいモノか

如何なのか?…何か追加ルールが在りそうなそんな気がして!…とにかく色々と

踏ん切りが着かない様子を見せて居ると、一方でマサツグの隣ではミサカが両手を

合わせて祈る様子を!…


__ウルウルウルウルウルウルウルウル!!…ッ!?…


{…だったら少しは考えろよ!!…

…とにかく!!…このまま放置しても負ける確率が濃厚!!…

だったら!!…自分のスキル超幸運を信じていっちょ!!…}


「…ヒット!!…」


勿論本人としては別にプレッシャーを掛けるつもりは無いのだが、それでも

縋る様に勝ってくれ!と涙目になっており!…となるとマサツグもそんな

ミサカに気付き心の中でツッコミを口に!…しかし幾らツッコんだ所で何も

状況は変わらず!…このまま放置しても負ける!と…いつのも考えるのが

面倒になって来た様子を露わにすると、次にはお約束の一か八か!…

自身のスキルを信じてカードを引く!…そしてロナウドにヒットを宣言すると、

ロナウドはマサツグにカードを飛ばし!…


__ッ!…シャッ……ッ!!…


{…ッ!!…ハート[4]!!…ブラックジャック!!…

よし!!…これなら勝負が!!…}


「…ッ!…因みに言い忘れてたけど…

カードの枚数が少ない程に優先順位が変わるから…」


マサツグの元に舞い込んで来たのはハート4!…つまり[17]+[4]で[21]になり!…

無事ブラックジャックが出来た事でマサツグは思わずやった!とばかりに

喜びを露わにするのだが、ここに来てマギーがふと思い出した様子で言葉を!…

と言うのもまだ説明をし忘れていたルールが有った様子で話をする!…

そしてこの追加で話されたルールと言うのがとても面倒で厄介なモノで!…

次には喜ぶマサツグを!…一気に戸惑いの渦へと突き落とす事になってしまう!…


「ッ!…え?…」


「…まぁこの場合はお互い三枚…そしてだけど…

その持っているカードの枚数が少なければ少ない程…

そちらの方が運が強いと言う事で勝ちにしてるの…

例えば貴方が二枚で私が三枚…これで同じブラックジャックだったとしても…

二枚でブラックジャックを達成した貴方の勝ちとなる訳!…

そしてカードの絵柄にも優先順位を…順番は強い順に並べて行くと…

スペードハートクラブダイヤの順番ね…

…そしてお互いがこうして同じ枚数でドローとなった場合!…

次に判断する基準と言うのが…」


この時突如そんな話をされた事で当然マサツグは戸惑う一方、マギーは御構い

無しに話しをし始め!…その際何故かマサツグがブラックジャックである事を

ポロッと漏らし!…しかし問題はそこでは無い!と…そのブラックジャックで

ドローゲームになった際の話をして行き!…それでも尚決着を着けるのが

このゲームの決まりである事を続けて語ると、その決着の付け方について!…

さも何か優先順位が有る様子で語って行く!…それはブラックジャックを

達成した際、そのカードの枚数が少ない方が勝ちである!と説明をして見せ!…

だがカードの枚数は二人とも同じ三枚でこれまたドロー!…しかしこれでも

まだ終わらず!…今度はそのカードの絵柄によってこれまた優先順位が

設けられている事を話して行くと、その説明を聞いてマサツグが何かを

察した様子で途端に戦慄!…


「ッ!?…ま、まさか!?…」


__ペラッ…ッ!!!…


一方でマギーはその自身の目の前に伏せられてあるカードをめくって見せる!…


「…そう…このって訳!…

…因みに私はクラブ10…ハート2…そして伏せられて有ったカードが…

スペードの9だった訳だけど…貴方は如何かしら?…」


それは自身の手元に伏せられて有るカードが今度の判断基準になる事を口にすると、

まずは自分がブラックジャックである事を明かし!…と、同時にその伏せられて

有ったカードが基準で一番強いスペード!と…そして既にマサツグの伏せられてある

カードが何なのかも分かっている様子で!…それでも敢えて何のカードなのか?を

尋ねる様に首を傾げて質問をすると、マサツグは渋々負けた事を理解しながら!…

スッと自身の手前に伏せられて有るカードをめくって見せる!…


__…ッ…ッ~~~…ペラッ…


「…ダイヤの[8]ね…と言う事はスペードである私の勝ち!…

…ッ!…あぁ!…因みに同じ記号であった場合は…

数字が大きい方が勝ちになるから…それもよぉく覚えて置く事ね?…

…さぁ!…ここからが本番よぉ!…」


__ッ!?…ギリィ!!……ッ…


するとそこには奇跡など起きる筈もなくダイヤの[8]が露わになる!…となるとそれを

マギーがマジマジ見て確認をして行くと、次にはニコッと笑って見せ!…

自身の勝ちである事を口にし出し!…更にふと思い出した様子で同じ記号で

あった場合についても話して行くと、嬉々とした様子でここからが本番!と…

それはまるで童心に戻ったよう喜んで見せる!…一方でいきなり大きく

負けた事でショックを受けると、この差を如何やって埋めるか?で二人が焦りを

覚え!…と、同時にマギーに苦虫を噛んだ様な表情を向け!…必死に勝利への

作戦を今考え出すと、とにかく悔しさを覚えるのであった!…

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魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

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