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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-
-第七章九十三節閑話 シロの日記と日記の回想とシロの思い出 その陸-
しおりを挟むこれは前々々々々回に有った本作とは少し関係の無い…何も無いシロの日常?から
抜粋されたとある出来事の話である…それはマサツグに貰った日記を今も大事に!…
少し草臥れながらも持ち歩き、光の城から帰って来ても一日とも欠かさず書いた
シロの日記の内容でもある!…そこにはシロの成長の他にその時起きた喜劇的な事も
書かれてあり…とにかく面白可笑しい事が記載!…今回もそのシロの日記の中身に
注目して行き!…一体どんな事が書かれて有るのかを見て行こうと思う!…
さてそんなシロの日記なのだが、時期的にはマサツグ達がまだあの光の城に
居た頃!…もっと細かく言うとマサツグ達が魔力水晶に手を焼いてシロ達とは
別行動をしていた時の内容なのだが…
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Ψ月×日 多分晴れ?…
今日はご主人さま達がえいせいへいのつめしょ?…
って言うところに行ってひまだったのです!
きけんだから付いて来ちゃダメって!…もうシロは十分に強いのに!…
だからしかたがないのでシルビィお姉ちゃんのくんれん?のようすを
お母さんといっしょにみていたのです!
その時シルビィお姉ちゃんのわざがすっごくかっこよくて!!
…ご主人さまが帰って来たのは夕方位で…その時のご主人さま…
何か様子がおかしい…またすっごくこわいようすを見せて居たのです!…
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さてこの話は恐らくあの霊峰の闘技場での一件が落ち着いたかの様に思われた後の
話しであり、実際は衛生兵の詰め所にてまだ事件が有った!と言う置き土産の様な
事件の出来事で!…その際マサツグ達が様子を見に行っている間、シロ達は当然
お留守番!…またいつもの様において行かれた事でムスッとしており!…グレイスに
抱えられながらシルビィによる扱き!…グラトニアが何度も逃走を図ろうとした際の
話しである!…さて本来ならそれ相応の場所にて訓練をして行く筈のだが、この時
何故か謁見の間にて訓練が行われており!…
__数十ページ目の回想……
「…さぁ小娘ぇ!…楽しい楽しい訓練の時間だぁ!!…
貴様の様な軟弱者でも!!…少しは旦那様の役に立てるよう!!…
訓練をしてやるから感謝をしろ!!…泣き言は一切許さない!!…
返事は[ハイ]か[イエスマム」だ!!…分かったな!?…」
「ッ!?…だ、だから私はそんなこと望んで!!…」
何故こうなったのか?は正直分からない!…だが強いて言うならシルビィが暴走を
して居るからと言うべきか?…その様子をシロとハクは黙って見詰めて居り!…
グレイスもその久しぶりのシルビィの様子に苦笑いをする事しか出来ない具合に
戸惑って見せると、そのシルビィはマサツグに教育を任された事で大張り切り!…
その地の鬼教官振りを発揮していた!…宛らその勢いはまるで某・有名戦争映画に
出て来る鬼軍曹のよう!…帽子を被せればそれにしか見えない様な!…と、そんな
シルビィに対してグラトニアも反抗を口に!…元から望んで居ない!と…勝手に
話しを進めるな!とばかりに言うのだが、次にはシルビィからの制裁を!…
__ッ!!…シュッガッ!!…
「ッ!?…ガッハァ!!…ッ!?…」
この時それは見事なまでに機敏な動きを見せて行くと、目にも止まらない速さで
グラトニアの喉を掴みに掛かり!…と、それに反応出来なかったグラトニアは
そのまま喉を掴まれてしまい!…喉輪を決められたまま持ち上げられ!…シルビィに
まるで殺し屋の様な!…非常に冷徹な視線を向けられる事になってしまうと、
次には発言権すら抑制される!…一方でシルビィは淡々とグラトニアの教育を
続けて行く!…
「…誰が反論をして良いと言った?…私が認めた時以外は私語を慎め!!…
そして貴様の様などうしようもない駄犬で負け犬に拒否権も無い!!!…
ただ黙って私の命令だけに従え!!!…今貴様がここを出て戦地に逝っても!!…
愚かにもそこで犬死にするだけだ!!!…」
「ッ!?…ッ~~~!!!…」
まるでグラトニアを人としてではなくペットとして扱う様に!…自身に対する
反抗を一切認めず!…ただ忠実に自身の命令だけを聞く完璧な兵士を育てるよう
捲し立てると、一方で喉輪を決められているグラトニアは藻掻いて見せる!…
だがジタバタと暴れた所でシルビィは全く物ともしない!…何ならその抵抗
事態に慣れた様子を見せて行くと、まだ言いたい事が有る様子で淡々と続け!…
と、その鬼教官振りには周りの近衛兵達も当然ドン引き!…本当に帰って来た!
とばかりに委縮し出し!…その矛先が自分達に向かって来ないよう!…
まるで石像の様にビタッと固まって見せて行くと、更にシルビィは現実を
話す様に!…
「…いや?…まだただ単に死ねただけなら良い方だな?…
貴様の様な若いメスは!!!……ッ!!…」
__……ッ?…
「っと、イカンイカン!…女王陛下の前であった…
とにかく!!…これより訓練を開始する!!!…
まずは基礎から重点的にやって行く!!!…」
さも何かもっと地獄が待っている様な口振りをポロリッ!…その際グラトニアが
女性である事!…それを理由に何かトンデモナイ事を口にしそうになるのだが、
ここで一旦ハッ!と我に返る!…この時チラッとだがシロとハクを確認する!…
するとそこにはキョトンとした表情でジッとシルビィやグラトニアの事を見詰めて
居る、純粋無垢な幼女が二人母親に抱えられて座っており!…となると今度は
小さな子供の前で到底言える様な内容ではない事を口にしようとしたのか?…
次にはその言葉を飲み込み!…とにかく訓練を始める事を更に話すと、ここで
喉輪を解除!…グラトニアを解放する!…
__パッ!!…ズシャアァ!!…ッ!!…ゲッホゴッホガッホ!!!…ッ~~~…
「腕立て伏せ1000回!!!…始め!!!」
シルビィがグラトニアの喉から手を放すと、グラトニアはその場で崩れる様に
座り込み!…と、次には勿論の如く咳き込み始め!…本気で苦しかった様子を
露わに!…その姿だけでシルビィの容赦の無さを物語って行くと、シルビィは
そんなグラトニアの状態等お構いなし!…さっさと動け!とばかりに訓練を
始める!…そして最初から中々にハード?な事を口にすると、グラトニアも
キッ!とシルビィを睨んで見せ!…
「…クッ!!…いい気になってぇ~!!…」
「…また戯言が聞こえたなぁ~?……よし…
無駄口を叩く元気が有るならもう1000回足しても大丈夫そうだな?…」
「ッ!?…な!?…ッ…ッ~~~!!!……」
当然素直に従う気のない様子で文句を口に!…この時一切シルビィに怯む事無く!…
思った事を堂々言葉にして反抗の意志を見せて行くと、それを聞いたシルビィも
涼しい顔を!…まるで懲りていない馬鹿な娘!と言った具合に見下して見せる!…
何なら歯向かって来た罰として更に腕立て伏せを1000回足すと、そのシルビィの
言葉にグラトニアも驚き!…となると素直に従うか逃げるか?と言った具合に
思考が働き!…今度はそのまま苦虫を噛み潰したような表情を!…そしてスッと
従う様な腕立て伏せをする様子を見せて行くと、次にはクラウチングスタートを
決め!…
__…スッ…グッ…ババッ!!…どよぉッ!?…
「「ッ!!…あぁ~!!!」」×2
その素直に従う様子からの裏切りの様子に近衛達からはどよめきが!…そして思わず
グラトニアが逃げ出した事にシロとハクも反応をすると、指を差して驚き戸惑った
具合に声を上げ!…その際グレイスも思わず二人の反応を見てピクッと驚いた反応を
露わに!…しかし一方でシルビィは非常に落ち着いて居り!…ジッと固まるよう
それを見て!…更に馬鹿にする様なそんな呆れた表情を浮かべて見せると、これまた
一方では勝ち誇った様子で言葉を口に!…
「馬鹿な元近衛隊長さん!!…素直に従う訳が!!!…」
「…馬鹿は貴様だ愚か者!…」
それこそコイツになら負けない!と言った様子でシルビィを馬鹿に!…そして
そのまま一直線に謁見の間の出口へ向かって猛ダッシュ!…この時近衛兵達も
その様子に慌てて見せ!…まさかの脱走か!?と追い駆ける様子を見せるのだが、
それも杞憂に終わる!…と言うのも次にはシルビィの様子が目に映る!…その際
シルビィは呆れた様子で逆にグラトニアを馬鹿にすると、次にはスッと逃げた
グラトニアの居る方へ向き直り!…
__スッ…クルッ!…
「ッ!…へ?…」
__グッ!!…ダアアァァン!!!…ギュンッ!!!…
特にグラトニアが逃げた事に対して慌てる様子は一切なく!…となるとグラトニアも
その気配を感じ取ってか?…チラッと背後を確認するようシルビィに視線を向けて
行くと、次にはシルビィが大きく踏み込む様子を露わに!…そしてけたたましく
地面を蹴る音を立てて見せる!…するとその踏み込みだけで次にはあっと言う間に
逃げるグラトニアを肉薄すると、一気に追い付かれた事で更にグラトニアをあっと
驚かせ!…
「ッ!?…な!?…」
「不意を突くにしても気配がバレバレ!…
その一連の動きに関しても完全に逃げる様子を露わにしている!!…
あれではまるで今から逃げる事を敵に教えている様なモノだ!!…
…この未熟者!!!」
となると信じられない様子で目を見開き、本日2度目となる敗北を!…それこそ
馬鹿にして居たシルビィで体験する羽目になってしまい!…シルビィもそんな
グラトニアに対して何が駄目だったのか?を説いて行くと、その洞察の鬼具合を
グラトニアに悟らせる!…そして簡単に捕縛する!…その際逃げるグラトニアの
腕を掴んで行くと、まるでマサツグに教えて貰った様にある技を仕掛けて行き!…
__ガッ!?…ッ!?…グオンッ!!……ダアアァァァン!!!…
と言うのも腕を捕まえた瞬間、更にグッと大きく踏み込み!…次にはグラトニアより
前に出るようジャンプをして見せ!…その際自身の方へ引き寄せるよう腕も引っ張り
体勢を崩しに掛かって行くと、飛んだ勢いのせいかグラトニアの体もフワッ!と…
そのまま宙に浮いてしまう!…そしてそれを良い事にシルビィも更にグラトニアの
体を拘束すると、宛らパイルドライバーの体勢に入って見せ!…だが勿論そんな事を
すれば相手を殺しかねないので!…そこは変形で技を!…逆さではなくただ体を
拘束して行くと、そのまま着点を見計らって自身の膝をグッと立てるよう!…
その膝の上にグラトニアの臀部を落として行く!…するとその衝撃と言うのはまるで
車に撥ねられた様な衝撃を覚えるもので、喰らった方は当然悶絶!…
__ッ!?…ッ~~~~!!!!…アアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!…
次にはグラトニアが尻を抱えながらのたうち回り、それをやったシルビィの方にも
若干のダメージ!…しかし次にはスッとグラトニアの前に立って見せ!…逃げたら
こうなる!とばかりに…また冷徹な視線でジッとグラトニアの事を見詰めて行くと、
一方でその様子を見せられた近衛兵達は思わず自身の尻に手を!…何故かキュッ!と
力を入れる!…そして別にやられた訳では無いのだが、アワアワとした様子で
青褪め!…と、ある意味で近衛兵達が震撼している一方で!…その技?を見たシロと
ハクはと言うと!…
__ッ!!!…おおぉぉ~~~!!!…
「あ、あれは!!…アレは何て言う技なのですか!?…」
「シ、シロも知らないのです!!…
でも何かご主人さまに似ている様な!!…」
「…私としては少々見習わないで欲しい様な?…」
二人揃って目を輝かせ!…特にハクが興味を持った様子でシロとグレイスに
質問をすると、シロは知らない!と返事を口に!…しかしマサツグが似た様な事を
していた!とふと思い出して見せる!…するとそのシロの言葉を聞いてハクも更に
ハッ!とすると、今度はシルビィに憧れの視線を!…と、一方でグレイスとしては
見習って欲しくはない様子で!…それと無く言葉を口にして行き!…お淑やかに
育って欲しい事を表情に出すと、シルビィもその言葉が聞こえて来た様子!…
次にはグラトニアを連行する!…
「ッ!…如何やらここでは色々と支障が出る様ですね?…
…まあ当たり前か…ッ…おい場所を変えるぞ?…
さっさとついて来い!…」
「ッ!?…アダダダダ!!!…ッ~~~!!!…もう!!!…
だから私はそういうんじゃなあぁ~~~~~いぃ!!!…」
それこそここで漸くシロとハクに悪影響が出るかもしれない事を学んで行くと、
場所が悪い!と零し…と、自身で零した言葉に対してツッコミを入れ!…次には
その悶絶しているグラトニアの足を掴み!…闘技場に併設されて有る修練場の
方へと引っ張って行くと、グラトニアも悲鳴を!…宛ら最後の言葉の様に響いて
行く!…そしてそのあと彼女の姿を見た者は誰も居らず!…更にシルビィの
鬼具合が広まり!…と、そうして後のシロを置いて行くと言った話に繋がり!…
シロとしてはこれが波乱の幕開け!…ある意味で思い出となるのであった!…
…さてここまでがあの空白グラトニア訓練中?の間の事で有り、この後どうなった
のか?は本人達しか知らず!…後に更に波乱が待ち受けているのがここでお終い!…
次には抜粋するは一気に間が飛んで行き、ハンドレットとフェルがあの地獄絵図の
下水道に行っている間の話である!…と言うのもこの時シロはマサツグ達と一緒に
夕飯の準備をして居り!…仕舞いにはまるでハクと一緒にその宿屋の看板娘の様な
事を!…
--------------------------------------------------------------------------------
Ψ月▽日 晴れ
今日はご主人さま達といっしょにごはんのじゅんびをしたのです!
やさいの皮をむいたりきざんだり!…とってもとってもたのしかったのです!!
けど何でだろう?…
シロはただふつうにしていたのにみんながおどろいた顔をしてて…
ハクちゃんも何かおどろかれていたような?…うぅ~ん?…
で、その後にみんながかえって来たからおしょくじかい!!
シロとハクちゃんもがんばって!!…みんなに…えぇ~っと?…
おきゅうじ?…ごほうし?…をしたのです!!…
でもその時もみんな何でかシロ達のことをチラチラみていたような?…
…何かシロとハクちゃんに付いていたのかなぁ?…わかんないのです!!
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この話の発端は言わずもがな!…湯上り姿のシロとハクをとある面々が盗撮?した
事から始まり!…結果罰としてその盗撮した面々がシロとハクが気にしていた
下水道へ向かう事になるのだが!…そこは日の光が通らない事を良い事に地獄と
化しており!…各々は大苦戦を強いられ!…最終的には若干ながら人員を失う!と
言った大事件になったのが今回の表の話である!…そしてこの日記の内容と言うのは
そのハンドレット達が頑張っている間の話であり!…事の発端はマサツグが徐に!…
自身のアイテムポーチを弄り始めたのがきっかけである!…
__数十ページ目の回想……
「…ッ!…何をしてるんだ?…ヤブ?…」
「ッ!…いや、何かまた体が怠いなぁって思ったから…
ポーチ内のアイテムを見てみて居るんだが……ほれ?…」
この時マサツグは自身のアイテムポーチ内を整理する様に!…アイテムを出したり
入れたりしており、そんな中仕舞わずにとある素材を机の上に展開して行き!…
するとその様子に気が付いたモツも思わずマサツグに何事?と…不思議そうに声を
掛け出し!…マサツグもそれに合わせて当然返事をして行くと、モツにその素材を
よく見る様に言葉を掛ける!…となるとモツもその言葉に対して素直に従う!…
するとそのテーブルの上に置かれて有るのは何処を如何見ても野菜で有り、モノは
ある料理を彷彿とさせ!…
「ッ!…んん~?…ニンジン?…それに玉ねぎにジャガイモ?…まるでカレー…」
机の上には大量の人参に玉ねぎにジャガイモと!…豚でも鳥でも牛でも何でも
ござれ!…あとはここにルーが有れば本当に炊き出しが出来そうな程に野菜が
山のように机の上に積まれて有ると、モツもその事を口に!…と、同時にその
ポンポン出て来るマサツグのアイテムポーチの様子に当然戸惑い!…マサツグも
未だその手は止まらず!…まだまだあるとばかりに戸惑って見せると、更に
モツに返事を口に!…
「だよな?…もしくはシチューでも通りそうだが…
何か知らない間に溜まってて…このまま入れて置いても良いんだが…
数が数だけにここで消費しようか!…なんて考えて居たんだ!…」
と言うのもマサツグもこの野菜が一体何なのかは全く知らず!…いつの間にか
あった!とモツに話し!…となるとモツもそんな話を聞いて当然の如く戸惑い
始め!…次にはいやそんな筈は無い!と…声には出さないが驚きを隠せない様な
そんな表情を浮かべて見せると、一方でマサツグは更に考えて居る事を口に!…
これを使って料理をする!と更に話す!…その際作るモノに関してもモツの
言う通りカレーで方向性を決めて行くと、モツは更にそれを聞いてツッコミを
入れ出し!…
「ッ!?…こ、この量をかぁ!?…
…いや!…ヤ、ヤブ!!…これはちょっとした炊き出し!!…」
「になるだろうなぁ……今からこれの皮むきかぁ…」
「ッ!?…い、いや悲観するなら止めりゃあいいじゃん!!…」
まだまだマサツグのアイテムポーチからは野菜が出て来て!…現在進行形で
山は高く!…本当に炊き出しが出来そうな位にモノがある事を口にすると、
マサツグもその山を眺めて軽い絶望の表情!…思わず本音を漏らしてしまう!…
するとそんなマサツグの言葉に対してモツも更にツッコミの言葉を口にすると、
一方でマサツグはその手を止めず!…結果その山は宿屋の天井に届きそうな位に
高く聳え!…
「…ッ!?…な、何この野菜の山ぁ!?…」
「…とってもたくさんなのです!!…」
キリの良い所まで出して行くと次にはミサカもここで反応!…それこそ何故
今まで気づかなかったのか?と…途端に驚き!…戸惑いの言葉も一緒に
ポロッと漏らして行くと、シロとハクもそれを見て目を真ん丸に驚いた表情!…
そしてやはり驚いた言葉を漏らして見せる!…そして高く聳え立つ野菜の山を
凝視すると、一方でマサツグもその宿屋のキッチンから包丁を一本持って来て!…
__コッ…コッ…コッ…コッ……スッ…ッ…ショリショリショリショリッ…
「ッ!?…本当にやる気かよ!!…」
形状からして菜切り包丁!…すると次には黙して語らず!…スッとジャガイモを
一個手に取り…宛ら仕込みをするよういつの間に用意したのか水入りバケツを
隣に置くと、その手に取ったジャガイモの皮を剥き出す!…するとその様子に
モツも思わずツッコミ入れる!…するとそのマサツグの様子にシロやハクもハッ!
とした様子で反応をすると、次にはジィ~っとその様子を見詰め!…と、一方では
同じくその場に居たくまさんまでもが無言で手伝い!…次第にミサカも協力者を
募り!…最終的には料理人約百人態勢!…宿屋の狭いキッチンで大掛かりなカレーの
仕込みが始まって行くと、宿屋は軽い戦場となる!…それは野菜の皮を剥く係で
約40人を消費すると、残りの約60人が調理で動き!…
__ショリショリショリショリッ…
「…何かこうして居ると昔を思い出しますねぇ…
まだ勤め始め出した時の下積み時代…
ずぅっと野菜を斬ったり洗い物をしたり…」
「あぁ~…そうですねぇ~…
…そして次第に悟りを開きそうになるんですよねぇ…
…何でここで野菜の皮を剥き続けて居るんだろ?って…」
その際リアルに料理人の冒険者も居た様子で、もはや料理人あるあるなのか?…
昔を思い出す!と言って笑いながら語り始め…今この状態をまるで苦業だった様に
話して行くと、他周りの料理人の冒険者もウンウンと頷き返事!…多くの同意を
得る事になる!…そうして各々が懐かしみながら全員でその山を削って行くと、
次にはシロとハクもその様子を見て学習をしたのか自ずとその皮むきに参加を
し始め!…
__…ッ…スッ…コオオオォォキン!!…
「ッ!…ん?…シロ?…ハク?…」
徐にジャガイモを手に取り出し!…そして利き手でいつもの要領で氷のナイフを
作って見せると、マサツグもそんな二人の様子に気が付いた反応を!…となると
二人に声を掛け出す!…それこそ何をするのか?と言った具合にシロとハクの
名前を呼んで行くと、次にはシロとハクはそれに返事をするようスッとその野菜を
頭の上に投げて見せ!…そしてその皮を剥き続ける料理人達を驚かせる事に!…
更なる効率化を図って行く!…と言うのも!…
__ポイッ…ッ…シュパパパパパ!!!…どよ!?…パシッ…
「…出来たです!!」
「ハクも!…ハクも!!」
それはまるで漫画の様に!…シロとハクは互いにその投げた野菜に向かいスッと
ナイフを滑らして行くと、瞬く間に皮を剥き!…そして落とさないようパシッと
ちゃんとキャッチする!…その際ちゃんと芽も取った様子で綺麗なジャガイモが
握られて有ると、その一連の様子を見た各々は当然驚き!…一方で上手く出来た
事でシロはドヤ顔を見せて居り!…そのジャガイモを差し出し、シロ達も出来る!
とばかりの態度を露わにすると、これまたその隣ではハクもアピール!…出来た!
とジャガイモを差し出して行く!…さてそうなるとそんな光景を見せられた面々と
しては如何反応をしたら良いものなのか?分からず!…
「…え、えぇ~っと?…」
「あ、ありがとう!…じ、じゃあ他のも頼めるかなぁ?…
…あっ!…た、玉ねぎは大丈夫だから!!…」
「「ッ!!…はいです!!」」×2
この時とにかく戸惑いながらもその二人が剥いたジャガイモを受け取り!…
そしてここである者がハッ!と…それこそ気を利かせた様子でシロとハクに
続けてお願いをするよう!…恐る恐る言葉を口にして行くと、そのお願いの
最後でまたハッ!と慌てる!…玉ねぎだけはいい!と言う…と言うのも
恐らく無いと考えたい所では有るのだが、犬猫にネギ系統は毒であり!…
となるともし何かの拍子に接種をしたら!と考えるととても怖く!…
そう考えては遠ざけ始め!…玉ねぎだけは自分達が請け負う!と言って
その他を任せる様子を見せて行くと、シロとハクもお願いをされた事で
尻尾を振る!…そして元気に返事をする!…
さてそうしてシロとハクも皮むきに参加をし出した事で作業は更に進んで行き、
結果約2時間で全てを剥き終え!…これには皮抜きに参加をして居た料理人達も
驚きを露わに!…たった幼女二人増えただけでこれほどなのか!?と…
宛らシロとハクの二人を何かフードプロセッサーの様に見てしまうと、ただただ
戸惑い!…そしてその視線を浴びているシロとハクも戸惑ってしまう!…さて
そこからは表の話にもあった通りに!…シロとハクが給仕の格好をして配膳を
手伝い!…
「…はぁ~い、次2名様ごあんなぁ~い!!」
「「ッ!!…はぁ~いですぅ~!!…どうぞこちらにぃ~♪」」×2
マサツグがお客さんが来た事を口にすると、シロとハクは笑顔で接客!…もはや
全員友達感覚となっており!…誰が来ようと一切怯む事無く!…さも踊る様に
次々に客を捌いて行くと、これにはまた料理人の冒険者達も脱帽!…そのシロと
ハクの多芸ぶりに更に戸惑う!…
「…なぁ?…アレ本当にちっちゃい子なのか?…
もう前線張れるレベルの捌き様なんだが?…」
__うぅ~ん……
世にも珍しきフェンリル娘達の接客の様子!…因みにこの二人の衣装を用意したのは
勿論言わずもがなオリハで有り、この時当然ノリノリで着せ替え!…そして密かに
その二人と一緒にスクショを撮ると言った事をして居ると、またマサツグと喧嘩を
する事になってしまい!…一時慌しくなってしまうが!…しかしそれでも二人の仲を
仲裁して行き!…いざシロとハクがカレーを食べに来た面々の給仕をし始めると、
これまた当然!とばかりに宿屋内は大盛況!…特に歓喜するは某・クランチームと
なって行く!…その際盗撮スキルでも身に着けて居るのか?…気配に鋭敏なシロや
ハクに気付かれる事無くスクショを撮り!…後に自分達のチャット内で自慢の
し合いとなって行き!…構図やブレ等で品評し合い!…そしてハンドレットに
見つかり怒られると言う所までをワンセットでやって行くと、次の日に大戦!…
デグレアントとの勝負を迎えるのであった!…
尚更に余談なのだが、シロとハク用に作ったカレーはマサツグのお手製で…
例によって口の周りをクタクタにしながら!…初めて食べる料理にシロと
ハクは目をキラキラと輝かせる様子を露わにすると、子供ながらに2杯3杯と…
舌鼓を打ちながら嬉々として御代わりをするのであった!…
さて今回はここまで!…色々とシロの書いている日記からお話を抜粋して
紹介をして来た訳なのだが、もしかするとこれまた更に続編が出るかも
しれない!…因みにこの意味深な書き方をして居る事で話の内容は誰が
書いて居るのか?…と言った疑問を持つかもしれないのだが、野暮な事は
聞かないと言う事で…もしまた続いた時はまたその時はその時!…
七度楽しんでくれたらと心からそう願う一方!…また読んでくれる事を
心より同じく願うばかりである!…それではまた!…次回に!!…
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【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
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ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
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社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
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かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
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