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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-
-第八章十六節 勇気のFFと魔王乱入!と六人の妃-
しおりを挟む突如静寂を打ち破り、聖堂内に居る者達全ての目に留まった者の様子は禍々しく!…
と言うのもその背中に大きな黒い翼を持ち!…それは宛ら堕天使の様にも見える
のだが、しかし砕け散ったステンドグラスの欠片と相まって!…光を反射し聖堂内に
降り立とうとする姿は禍々しくもとても神々しく!…と、そんな異様とも言える姿に
誰もが戸惑い!…何も言葉を発せないままただジッと傍観をしている事しか
出来ないで居ると、一方でその者は遂に聖堂内の床に着地!…まるで未来から来た
某・殺人ロボットの様に身を丸めて見せる!…ではその者も一体如何やってそんな
登場をして来たのか?と言う話なのだが、時は今より少し遡る事になり!…
__…謎?の黒き者が現れる十数分前…
「…チッ!!…
後ちょっとだってのにまたわんさか何処からともなく湧いて来やがって!!…」
聖堂前ではマサツグとモツを取り囲むよう兵士達が壁を作り!…絶対に通さない!と
言った覚悟を露わにして見せると、自分の命さえ厭わず!…と、隙を作らないよう
囲みつつもマサツグ達に向かって突貫して行き!…だが当然そんな突貫は二人に
通じず!…受け流しては始末!…一気に始末したいのを我慢しながらチマチマと
こまめに処理をすると、とにかく焦りを覚えて行く!…その際無限湧きと言っても
いい程出て来る兵士達に改めて辟易とした言葉をマサツグがポロッと口にすると、
モツも焦る様にして言葉を口に!…
「とにかく急ぐぞ!!…
多分だが誓いの口付けまで行ってしまったら終わりだ!!…
システム的に区切りをつけるならそこが一番やり易い筈だ!!…
それまでにこれを!!…」
と言うのもタイムリミットの限界は口付けまで!と、それをしてしまったら
システム的にも結婚が認められる事を口に!…そうなってはリーナは二度と
デグレアントから逃げられなくなる事も話して行き!…となるとマサツグも
それを聞いてこれまた勿論焦りを覚え!…余計に一気に目の前の兵士達を!…
一掃してしまいたい気持ちになってしまうのだが、ここでやってしまっては
何が起きるか分からず!…ただ焦る気持ちだけを積もらせる事となってしまう!…
と言うのも焦る気持ちからか如何にも力加減が怪しくなり、少し力を入れて
斬っただけで簡単に斬撃が飛び!…となると余計な被害に当然警戒!…
迫る時間に自身の焦り!と…色々と追われある意味で極限状態に陥りそうに
なって居ると、ここで天啓とばかりに!…ふとある物を目にして行く!…
と言うのもそれは!…
「ッ!!…えぇい、鬱陶しい!!!……ッ…ッ!…」
「ハアアアァァ!!!…って、ヤブ?!…如何した!?…」
また壁を作る兵士の一人がマサツグに向かい突貫して行き、マサツグがそれを
剣では無くもう拳でぶん殴り撃退した時!…殴り終えた所でそれがふと目に入り!…
と言うのもそこには何故か中世でよく見る大砲が鎮座しており!…それも城下町の
方に向けられてではなく!…聖堂から離れた位置に何故か聖堂に向けられいつでも
発射OKの状態で置かれて有ると、当然疑問に思い!…と、そんな固まるマサツグの
様子にモツも兵士を撃退しながらハッと気付き!…となると如何した!?と
声を掛け!…一体何を見ているのかチラッとでも物を確認しようとすると、
ここでマサツグが閃く!…そして次にはモツにトンデモナイ事をお願いする!…
「……ッ!?!?…モ、モツ!!…確かバルデウスの銃を持ってたよなぁ!!」
この時大砲を見詰め固まるマサツグは数分そのまま、しかし次にはハッとした
表情でモツを呼び!…と、続け様にふとある事を急ぎ確認するよう声を掛け!…
それはあのトンデモ火力の銃の事で!…今も持っているかどうか?をとにかく
答えて欲しい具合に尋ねて行くと、モツは敵を撃退しながら返事を口に!…
その際ちゃんと話を聞いて居たが故に何事!?とばかりに戸惑って見せる!…
勿論今の状況を打開する為とは言えそう簡単にぶっ放せる筈もなく、
一体何に使う気!?とばかりに戸惑い混じりの声を!…
「でりゃあぁぁ!!!…ッ…え!?…」
「そいつを俺に向けて撃って欲しい!!!」
「ッ!?…ちょ、はぁ!?…おま!!…正気!?…」
するとマサツグは何を考えているのか自分にそいつをぶっ放せ!と…勿論いきなり
気が狂ったとかそうではなく!…至って真剣な表情でモツに早くするよう視線で
訴え懇願すると、当然そのマサツグのドM?発言にモツがこれまた戸惑う事に!…
そしてやはり正気かどうかを尋ねる事になってしまう!…その際モツもこれまた
当然とばかりに動揺が隠せず!…しかしそれでも確認の言葉を口にすると、
マサツグも何をするのか?を話し…
「…あの正面の小さな窓見えるか!?…」
「ッ!…ま、窓!?…ッ……ッ!…」
その際マサツグは聖堂の玄関口の上にある窓を指差し!…モツに見えるかどうかの
確認し始め!…そのマサツグの様子にモツも!…ハッと気が付いた様子でチラッと
視線を向けて行くと、そこで丸いステンドグラスが嵌められて有るオーバル状の
窓を見つける!…マサツグの言っている物を見つけて行く!…そして数秒見詰めた後
次にはハッと気が付いた反応も露わにすると、もう一つ慌てる様にしてまさか!?と
漏らし!…
「た、確かにって……ッ!?…ま、まさか!?…」
「そのまさかだ!!…行けるか!?」
となるとマサツグも次には理解して貰えた!と今度はキッ!と…真剣な表情で
モツを見詰め!…この時も空気を読まずに襲い掛かって来る!…敵兵士達を
マサツグが軒並み拳でぶっ飛ばして行くと、一方で考えを察したモツはスッと
腰に手を!…そして数秒固まり考え始める!…と言うのも味方に向けてこれを
撃つなど正気ではなく、最悪トンデモナイ事に繋がり!…何ならこれはあくまでも
カタパルトではなく銃で有り!…
__ッ!!…ッ…ッ…ッ~~~~~!!……
{ただでさえ火力がヤベェってのにこれをヤブに!?…ヤブも何を考えて!?…
…確かにヤブは頑丈そうだが!!…それでもこれを撃って無事でいるかどうか!!…
てかそんな事を今まで試した事がねぇから分かんねぇよ!!!…
…とは言え他に策が無いのもまた事実!!!…
…撃つ…のか?…本当に…これを!…ヤブに!?…}
引き金を引けば当然の如く弾は発射!…つまり撃った先からは勿論手加減など
一切出来ず!…100%本気の攻撃がマサツグを襲う事になる!と考えると、
やはり躊躇いを覚えるモノで!…だが他に策がない事も事実であり!…撃つか
撃たないかで葛藤し始め!…その間にもやはり徐々に時間が迫って来ている事を
考えてしまうと、とにかくモツは焦らされ悩まされ!…と、そんな葛藤する
モツの様子にマサツグがこれまた発破を掛ける!…
「ッ!!!…モツゥ!!!」
「ッ!!…ッ~~~~!!!!…だあああぁぁぁぁチクショウ!!!…
後で文句は受け付けないからな!!!」
それは至ってシンプルな発破の掛け様であり、ただモツの名前を全力で呼ぶ!と
言うモノで!…それこそ信頼している様に響かせる様に!…この一言に自身の
覚悟を込め!…モツに大剣を背負った自身の背中を見せて行くと、モツもハッと
した様子で我に返る!…そして次には吹っ切れて銃を構えて見せる!…
その際マサツグに如何なっても知らない事を口にすると、狙いをその聖堂の窓に
向けて行き!…
「応!!…遠慮なく行っちゃってくれぇ!!!」
__チャキッ!!…ッ…ッ!!…ンバッ!!…
「ッ!!…そこだ!!!」
と、その様子をマサツグも何故か気配で察して見せ!…今度はタイミングを
合わせる様に!…モツが引き金に手を掛けた所で!…マサツグもハッと気配を
読んでバッと飛んでモツに背中を見せて行くと、瞬間モツがファイヤー!…
マサツグの背中に銃弾を撃ち込む!…するとマサツグもその強烈な一撃で
いとも簡単にその体を宙に浮かすと、一直線にそのまま聖堂の窓へ向かって
飛んで行き!…
__コオォォォ!!!!…バシュウウゥゥゥゥンンンン!!!!!…ゴウッ!!!…
「あぁ~びゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃ!!!!…ッ~~~!!!!」
簡単に兵士達の壁を飛び越え!…その撃った際の風圧で兵士達にも多少なりの被害を
与える事に成功すると、一方でマサツグの身にもやはり特異な事が!…と言うのも
体は逆くの字に折れて酷い有様!…向かい風?なのか顔もまるでジェット噴射を
浴びているが如く!…皮が後ろに引っ張られ口も真面に閉じれない様なそんな状態に
なってしまうが、そこはガッツ!…徐々に風圧に抗って行く!…そして遂には体を
何とか元の状態に戻す事に成功すると、今度は体を丸めて次にはステンドグラスを
突き破り!…そこからはあの冒頭の話に戻って行き!…誰もが驚く登場の仕方で!…
周りの注目を集めて行くと、着地をした所でゆっくり何事もなく立ち上がり!…
結婚式に乱入する!…
__…シュタッ!!……スッ…ッ!!…
「…ふぅ~…やっとここまで来る事が出来た!…」
「……ッ!?…そ、外の衛兵達は何をしているんだ!!…」
それは音も無くゆっくりとダグレスの目の前で立ち上がって行き!…溜息を一つ
漏らしながら!…散々苦労をさせられて来た!とばかりに!…言葉を漏らしつつ
フッと悪い笑みを浮かべて見せると、ダグレスもそんなマサツグの様子に動揺して
思わず後退り!…そして兵士達の無能振りに文句を漏らす!…それこそ慌てに
慌ててこの時如何したら良いのか分からない様子を見せて居ると、一方で当然
マサツグはそんなダグレス達の居る方へと歩き始め!…
__…コッ…コッ…コッ…コッ……ッ…ッ~~~~…
「…さぁて?…幾らそいつの事が好きであっても!…
本人の同意がないままに結婚をしようってのは少し…
…いや、かなりおいたが過ぎるんじゃないのか?…」
その際ダグレス達との距離は約20m空いて居り、しかしその存在感は圧倒的で!…
一歩マサツグが歩く毎にさも全身に重圧が!…ヒシヒシと怒って居るのが感じられ…
ダグレスだけでなく参列者の貴族達も同じ様に魔王の圧と言うモノを感じて行くと、
その場から一歩も動けない状態に!…その感じた事のない威圧感に恐々とする!…
そしてマサツグもそんなダグレスに対して苦言の言葉を口にすると、ふとリーナの
様子が可笑しい事に気が付き!…
{…ッ!…なるほど?…これもあの隷属の首輪類のモノって所か!…
となると一番に怪しいのはあの首元からチラッと見えているチェーン…
…それにもし自我が有ったとするなら…
リーナの事だから素直にここまでされる事もない筈だろうからな…}
と言うのもそのリーナの表情は心ここに在らずであり、簡単に言うなら洗脳されて
いる様な!…と、そんなリーナの表情を見てマサツグもスッと察して行き!…
更に大体の目星も立て!…リーナが言う事を聞かないから!…無理やり首飾りで
言う事を聞かせている!と言った事を推理立てると、思わず想像が出来たのか
笑いそうに!…そしてドンドンとダグレス達の方へと更に近付く!…しかしそんな
マサツグに対してダグレスもこのままと言う訳でも無い様で!…次には前以て
準備をして居た様子である事を!…
「ッ!?…クッ!!…何処までも邪魔をォ~~!!!…
…ッ!!…僕の可愛い妃達!!…出ておいで!!!」
__ッ!!…バババッ!!!…スタタタッ!!!…ジャキンッ!!!…
それは引け腰で有りながらも邪魔をして来るマサツグに対して怒りを露わに!…
そしてクッ!と歯を食い縛って見せ!…これは使いたくなかった!とばかりに…
しかし使わない事には如何にもならない!と言った様子で突如妃達を呼び寄せる
言葉を口にすると、次にはそのダグレスの呼ぶ声に呼応して参列者のベンチの方
から人影が!…と言うのもそのダグレスの言う妃達と言うのはあの虚ろな表情で
ジッと座っていた姫君達の事の様で!…呼ばれて飛び出て何とや!…その姫君達は
ダグレスを守る様にマサツグの前へ!…その際何処に隠していたのか!…その手に
それぞれ得意とする武器の様なモノを握って見せると、身構え始める!…
だがマサツグはそれを全く気にしていない様子で歩き続ける!…
__コッ…コッ…コッ…コッ……ッ!?…ッ~~~~!!!
「か、掛かれぇ!!!…僕達の幸せな時間を潰す輩は抹殺!!!…」
当然全く慌てる事無くたじろぐ事無く!…ただ真っ直ぐにダグレス達の事を
見詰め続け!…と、一切動揺の色が見られない事で逆にダグレスが動揺の色を!…
それは焦ると同時にまた怒りを!…まるで無視をされている様なそんな感覚を
感じて行くと、次にはその呼んだ妃達にマサツグを嗾けるよう指示!…あくまでも
自分が動く様子を全く見せない!…するとそんなダグレスの様子にマサツグも
また一つ呆れるそんな素振りを露わにすると、同時に言葉を口に!…
「…はあぁ~…とことん情けないなぁ…」
__ッ…バババッ!!!…チャキッ!!…ヒュウウウゥゥゥゥゥ!!!…
この時首をカクンと手前に落としては両手をスッと腰に当て、更にそこで首を
左右に振って見せ…何ならもう一回溜息も零す始末で有り!…その様子に勿論
ダグレス憤慨!…まるで悔しがる様なそんな様子を見せて居ると、後ろで剣が
運ばれて来る様子が!…しかしその前に指示をされた妃達が動きを見せる!…
それはマサツグに向かい飛び掛かるよう思いっきり踏み込んで行くと、
その手に持つ武器を振り被り!…が、それでもマサツグは全くと言ってもいい
程に意に返さず!…足を止める事無く前進し続け!…その向かって来る妃達に
チラッとだけ視線を向ける素振りを露わにすると、次には傷付ける事無く
無力化し始め!…
__フォンッ!!…パシッ!!…ッ!?…ふわっ…クルリッ……
「…ッ!…なるほど?…これが悪さしてる訳だな?…」
その際まず飛んで来た一人目の妃の攻撃に手を伸ばすと、攻撃を喰らわないよう
その妃の腕に手を!…するとそのまま妃を抱き抱える様にして受け止めて行き!…
この時飛んで来た勢いを往なす様に!…まるで社交ダンスを踊る様にクルリと
回転をしながら徐々に勢いを落ち着かせて行くと、次にはその飛んで来た妃の
首元に目を!…と言うのもその妃も如何やら無理やり言う事を聞かされていた!と
言う事を目にして行く!…そして自身の推理通りであった事に言葉を零すと、
次にはクッと首飾りに指を掛けては簡単に引き千切って見せ!…
__クッ!…キイィン!…ッ!!!…ッ…ガクンッ…
「ッ!…おぉっとっと!…大丈夫かい?…って、気絶しただけか…」
するとまるで弾ける様に軽い音が耳に響き!…と、首飾りが引き千切られると
妃もハッ!と…一瞬目を見開いて痙攣して見せ!…そして次にはカクンと
力無く気絶した様に脱力すると、勿論持っていた武器をスルッと手放す!…
となるとそんな様子にマサツグも慌てて受け止めに掛かる!…が、だからと言って
ずっと抱えている訳には当然行かず!…次には自身の背中から生えている?
魔王の翼を器用に動かすと、その翼で妃を抱えてはそっと床に寝かせて行き!…
__…ヴァッサァ!!!……ッ…
「ッ!?…バ、馬鹿な!?…」
そのマサツグの紳士な振る舞いに参列者も絶句!…妃がマサツグに捕まった事で
死んだ!と…その命を諦められた様に嫌な光景に備える素振りを見せるのだが、
実際は床に寝かせただけで!…と、一方でダグレスは一人が無力化された事で
驚き戸惑い!…それは目に見えて動揺を露わにし!…まるであり得ない!とばかりに
言葉もポロッと漏らして行くと、マサツグもマサツグでダグレスの事を馬鹿にし!…
「ッ!…馬鹿はテメェだろうが!…」
「ッ!?…クッ!!…グウゥゥ~~!!!…
…何をしている!!!…早く奴を抹殺しろ!!!」
と、依然としてマサツグの足が止まる事は決してなく!…そして全然足止めに
なっていない事で更に動揺を露わにして行き!…この時ダグレスは裏で兵士?
いや使用人から剣を受け取り!…また馬鹿にされた事で怒りを!…歯を食い縛り
キッとマサツグの事を睨んで行くと、再び残りの妃達にマサツグを嗾けるよう
命令!…すると今度は一気に二人がまるでタイミングを合わせる様に飛び出して
見せる!…
__ッ…ッ…バババッ!!!…チャキッ!!…バババッ!!!…
「ッ!…今度は二人?…でも…」
その動きはまるで双子の様に!…左右それぞれに展開して行き!…マサツグを
挟み撃ちにするようベンチ等を足場に撹乱を図る様子を見せるのだが、それを
見ても尚マサツグは慌てず!…何ならその動きを知っている様子で落ち着き払い!…
いや知って居ると言うよりこれより上!…それを知って居るが故にマサツグは
大した事は無い!と…やはり意に返さずズンズン!と歩き!…ダグレスへ更に
圧を放ちながら近付いて行くと、次にはその双子がマサツグに攻撃!…
__ダンッ!!…ギュンッ!!…ッ…パシッ!!…パシッ!!…ッ!?…
やはり両脇からマサツグを串刺しにするよう双子が突貫!…その際思いっきり
踏み込んで剣を突き出して行き!…しかし一方でマサツグは慌てず騒がず
半身でバック!…その際双子が互いに刺し合わないよう手を伸ばし…両者の腕を
掴んでいきなり二人の動きをビタッ!と突然拘束すると、二人も無表情ながらに
ビクッ!と驚きを露わに…しかし時既にお寿司の様子でマサツグが次の行動に
打って出る!…と言うのも唐突に天井へ向かい軽くポイッと投げてしまうと、
その突然の事に双子も対応出来ず宙で藻掻く事になり!…
「…よぉ~いしょっと!…」
__グッ、ブン!!!…ッ!?…ワタワタ!!…ワタワタ!!…
「…オ~ライ!…オ~ライ!…はいキャッチ!!……からの~…」
その様子は言わずもがなシロとハクをあしらう様で!…マサツグも手慣れた様子で
投げて行き!…その投げられた二人が突然の事で対応出来ず!…藻掻く様子を
見せて居ると、一方でマサツグはそんな投げた二人を器用に自身の腕の中に落ちて
来るよう身構える!…そして二人を見事にキャッチする!…それはちゃんと計算して
足から落ちて来るよう投げた事で、逆さに抱えると言った事態にはならず!…
と、一方で投げられ抱えられた事で双子は戸惑い!…それは洗脳されて居ながらも
困惑するよう!…その動きが如何にもピタッと止まって鈍くなるそんな様子を見せて
居ると、その隙にマサツグが翼をこれまた器用に使って首飾りを!…引き千切って
無力化をして見せる!…
__クッ!…キイィン!…ッ!!!…ッ…ガクンッ……ヴァッサァ!!!……ッ…
今度は二つが重なる様に!…弾けて床に落ちて物言わず…双子も脱力してマサツグに
抱えられる様にして脱力すると、先程の妃と同様!…ヴァージンロードの両脇に
避ける様に寝かせて行く!…そして話に聞いて居た通りに妃は六人いたのだが、
三人が無力化された事で残り三人となって行き!…となるとダグレスの焦りも
更に強く!…その剣を持つ手が震え始め!…あの霊峰で見た生意気振りが嘘の様に
感じられると、マサツグもそんなダグレスを見て一言!…
「…これで三人!…で、まだやるってのか?…」
「ッ!?…グッ!!…貴様アァァァ!!!…
よくも僕の妃を!!!…」
それこそこれ以上はやっても無駄である!とばかりに呆れながら言葉を…
まだ抵抗の意志を見せるダグレスに対して!…いい加減面倒なだけで諦めて
欲しい様なそんな態度を露わにすると、そんな余裕の態度を見せるマサツグに
これまたダグレスも怒りを覚え!…そして当然の様に責任転嫁も口にする!…
それは妃がまるで敵の手に落ちた様に文句を漏らると、マサツグもいい加減
苛立ちを覚えて来た様子で言葉を漏らし!…
「…ハッキリ言って不毛なんだよ!…お前じゃ俺の相手にはならない!…
…それに…それに今のお前からは勇者のゆの字も…
…って、まぁこれは最初っからなんだが…
いや今のお前からはあの霊峰であった時の様な勇ましさも感じられない!!…
ただの臆病者が必死になって吠えている様子にしか見えねぇんだよ!!…」
勿論魔王化する位に怒って居るのは当然なのだが、それとは別に怒りを覚えた
感じで言葉を!…遂には正面切って邪魔なだけ!と堂々漏らし…色々と今の
ダグレスを見て率直に思った事!…今感じている事を更に続けて口にすると、
遂にダグレスとの距離を半分以下にまで縮め!…いよいよ命の危機と言うモノを
感じさせる!…するとそんな事を言われてダグレスもショックを露わにすると、
また一歩後ろにたじろいでしまい!…
「ッ!?…な!?…」
「そんな奴がいっちょ前にキャンキャン目の前で吠えてんだぜ?…
…それを聞いて居る方からすれば五月蠅いだけで…
この上なく鬱陶しいんだが?…」
「ッ!?…グッ!!…グウゥゥ~~!!!…」
が、構わずマサツグは前進し続け!…その際更に馬鹿にするよう言葉も漏らし!…
改めてダグレスがただの小者である事を更に続けて口にすると、ダグレスも
その言葉を聞いて更に怒りを露わに!…怒り様だけはあの霊峰で見せた真っ赤っか
振りを見せて行く!…しかし怒るばかりで何もせず、歯を食い縛り唸るだけで!…
と、その間にもマサツグは残りの三人の妃と接触して行き!…と言うのも相手に
動かれる前に!…今度は自分の方から相手に悟られる事無く動きを見せると、
瞬く間に三人を無力化し!…
__…スゥ…キイィン!…キイィン!…キイィン!…ッ!!!…
「…これで…全員…だな?…」
それはこれと言った予備動作等も見せる事無くただ音だけを空しく響かせ!…
そして三人も首飾りを外された事でハッ!と目を見開きショックの様相…
次にはマサツグもこれで全員!と…言葉を漏らしてその三人の様子をチラッと
確認して行くと、前の三人同様今楽になったよう…その首飾りを今外された
妃達はフッと力無く崩れる様子を見せて行く!…するとマサツグがやはり
三人を翼で受け止めて見せると、傷付ける事無くそのまま床に寝かせて行き!…
__ヴァッサァ!!!……ッ…
「…可哀そうに…こんな甲斐性無しに無理やり嫁にされたのか…
挙句の果て自分の身代わりに使われる始末…
…これじゃあ報われに報われねぇなぁ?…」
__ッ!?…ッ!!…ッ~~~~!!!!……ッ!!…
こうしてダグレスの呼んだ妃六人を全員無力化!…そうして静かに眠る妃達の
姿を見て!…もう一つオマケとばかりにダグレスの事を馬鹿にすると、そんな
妃の犠牲?についても可哀そうと漏らし!…と、そんな煽りに煽るマサツグの
言葉に以下略!…もうこれ以上ない程に怒りを露わに!…遂には感情的に
なりそうな!…しかし自身の隣にまだリーナが残っている事にふと気が付くと、
次にはハッと意味深な笑みを!…そしてある事を口にし出す!…
「…フフフフ!!!…ッ…なるほどなぁ~?…
じゃあわざわざここまで来たって事はぁ?…
君もリーナ王女の事が好きって事なのかぁ~!…」
「ッ!…なに?…」
それは徐にマサツグを煽るよう言葉を漏らすと、ここに来たのはリーナの為で
ある事を確認し出し!…と言うのも更に詳しい理由をマサツグがリーナに
惚れているから!と…と、突如そんな事を口にし出した事でマサツグは思わず
戸惑ってしまい!…ここに来て初めてその足を止める様子を見せて行くと、
そのマサツグの反応にダグレスも図星を着いたとばかりに!…更に下卑た事を
口にする!…
「だったらさぁ?…そんなリーナ王女に本気で剣を向けられたら!…
君は一体どんな反応を見せるのかなぁ!?…」
「ッ!?…テメェ!!…」
と言うのもまだリーナが自身の言いなりである事を良い事に、今度はリーナで
マサツグに嗾ける様な事を言い!…となるとマサツグとしても当然動揺を
露わにして行き!…それと同時に怒りを燃やし!…それに反応して魔王の翼も
より感情的になるようメラメラと揺らめくそんな様子を見せて行くと、ダグレスも
それを見て途端に警戒!…マサツグに待った!を掛けて見せる!…そしてさも
リーナの首飾りだけ特殊である様に話して行くと、更にマサツグを煽り!…
「おぉっといけないよぉ!!…今の僕に危害を加える事は止めた方がいい!!…
なんせ僕が死んで死んでしまう様な事が有ったなら!!…
リーナに何を命令するか分からないからねえぇ!?…」
「ッ!?…チッ!!…ホント…
何処までも如何しようもないクズ野郎だな!!…」
自身に危害を加える事は得策ではない!と…それこそ本格的にまるでアニメや
漫画の様な!…典型的に如何しようもないクズっ振りを発揮すると、当然こんな
ダグレスにマサツグは怒りを!…クズ野郎!と罵る言葉を口にする!…
そして間接的にリーナが人質に取られた事で迂闊に動けない状況にへと発展すると、
ダグレスは形勢逆転出来た事に下卑た笑みを浮かべて見せ!…と、それは誰もが
嫌悪感を覚える程に醜悪な物で!…だが決してそんな反応は一切出来ず!…
したら最後!とばかりに参列者が皆見ない振りをして行くと、一方でダグレスは
リーナにこう命令を!…当然マサツグの抹殺を口にする!…
「…さぁ僕の愛しく可愛い花嫁!!…あの愚かで浅はかな男を殺すんだ!!!…
…これが僕達の初めての共同作業!!…あの魔王を打ち倒し!!!…
僕達の華々しくも輝かしい!!…栄光ある結婚生活の門出とするんだ!!!…」
それこそこれが正しい行いである様に堂々言葉を口にすると、さも神聖な
儀式の様に初めての共同作業とも言い!…そして改めてマサツグの事を
魔王!と言って剣を突き付け!…改めてリーナに敵を指示!…自分達の
未来の為に!と…絶対に倒す事を続けてリーナに話して行くと、リーナも
それを聞き入れた様子で近くに落ちて居る剣をスッとしゃがんで拾う!…
そしてマサツグにチラッと視線を向けて行く!…
__…チャキッ……スッ……
「………。」
となるとマサツグもその首飾りが如何なっているのか分からない事から
次には身構え!…結果ダグレスとリーナを相手にする事となって行き!…
が、だからと言ってリーナを攻撃する訳には勿論行かず!…頭の中で
如何助けるか!?で悩み始め!…細かい事は後回し!…まずはそれだけを
一点に考え!…二人の動きに注意をすると、特にリーナの事を気に掛ける!…
と、同時に本気でキレる一歩手前の状態となるのであった!…
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希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
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ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
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