どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

文字の大きさ
704 / 944
-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

‐第八章十七節 七人目の妃?と魔王か救世主?とマサツグ第二形態?-

しおりを挟む



リーナはその手に剣を確と握って行くと、多少なりとも抵抗する様に躊躇いを!…

が、結局のところ抗えず!…マサツグに対してその拾った剣をスッと構える様子を

露わにすると、マサツグもそんなリーナの様子を見て当然警戒!…リーナの出方を

伺い始める!…その際一緒にダグレスも剣を構える様子を見せるのだが、

眼中になく!…と言うのもその剣を構えるダグレスの様子と言うのはへっぴり腰で…

本当に霊峰で見せたあの時の姿が嘘のよう!…とても同一人物とは思えない何とも

情けない様子が伺えると、次にはリーナが動きを見せる!…いきなりマサツグに

接近戦を挑んで行く!…


__…ッ…チャキッ!!…ババッ!!…


「ッ!…来るか!!…」


「…ストレートスラッシュ!…」


リーナが一歩前に出る様にして剣を手に動きを見せると、マサツグもそれに合わせて

機敏に反応!…その際決してこちらから攻撃を繰り出す事は一切せず!…

それは上手く受け流し!…リーナの首飾りだけに集中する様子を見せるのだが、

一方のリーナはそんなマサツグの事など御構い無し!…プレッシャーを放つ様に

攻撃を仕掛ける!…この時厄介な事にその虚ろな表情と言うのはマサツグからすれば

何を考えているのかが分かり難く!…対応も見てからの後手に回る事になり!…


__バシュンッ!!…フォンッ!!…


{ッ!?…馬鹿の一つ覚えみたいにエルレエルレイドフルーレをぶっ放さない!?…

…操られている事でAI考え方が変わったってか!?…面倒な!…}


そのせいか初手から思っていた行動と違う事に思わず戸惑い、それでもとにかく

リーナの攻撃をサイドステップで回避!…そして心の中でもその事について

動揺を隠せず!…今までのリーナの傾向から得意技が飛んで来なかった事に

可笑しい!と…操られている事でそのキャラも変わったかの様な印象を受け!…

まるで初見の敵を相手にしている様な感覚になって居ると、一方でリーナは

やはり今までと違う!…今度は斬り返しで床を這う斬撃を飛ばして見せる!…


「ッ…アースランナー!…」


__チャキッ…ズバアァァァン!!!…ッ!?…ババッ!!…


それは機敏にマサツグの方へ向き直ると、それこそ直当てを狙う程に迫って行き!…

と、一方でそんな某・テ○ルズの様な攻撃が飛んで来た事で!…マサツグはこれまた

面食らい!…しかしそれでも避けれない程でもないのか!…慌てる事無く更に横へ

ドッヂロールで回避をして見せると、一旦距離を取ろうとする!…しかしリーナが

それを良しとしない様子で腕をクルッと振り回す!…と言うのも先程の斬り上げ後に

クルリと腕を縦に振り回すと、もう一度斬り上げる攻撃に入り!…


「ッ…ハアアアァァァ!!!…」


__ズバアァァァン!!!…ッ!?…ッ!!!…


となるとその二撃目が繰り出された事でまた斬撃が!…やはりマサツグに向かって

伸びて行き!…マサツグもよもやもう一撃飛んで来るとは!…思っても居なかった

様子でハッ!と慌てて見せて行くと、次には途端にバッと大剣の柄に手を伸ばす!…

そして今度は辺りにある物を薙ぎ払う様にして抜剣する!…それこそ近くにあった

ベンチなどを巻き込んで行くと、そのリーナの二発目の斬撃を薙ぎ払う様にして

弾き飛ばし!…


__ガッ!!…ギュガシャアアアァァァァァ!!!…ッ!…ババッ!!…


宛らまるで独楽コマの様にクルリと回転をしながら弾き飛ばす事に成功!…そして勢い

そのままに大剣を抜き!…斬撃を弾く際に色々な物を!…一緒に巻き込み飛ばして

暴れてしまう事になって行くと、リーナもそれを見て途端にバックステップ!…

無表情で器用にウェディングドレス姿のままで回避をする!…そして全く被弾もせず

マサツグから距離を取って行くと、一方でマサツグも落ち着きスッと大剣を手に

立ち上がり!…


「…ふぅ~!…あぶなかったぁ~!…

…にしても器用だな?…」


その際さすがに危機を感じた事を漏らして見せ!…そしてリーナの方にチラッ?と

視線を向けて行くと、先程のパリィで怪我を負わせていないか?を心配し…

しかしそこには全く被弾もしていない様子で立って居るリーナの姿が有り!…

となるとマサツグもそれを見て途端に安堵して見せ!…同時にその動き難そうな

格好で!…あの中残骸が飛び交う中を回避し切ったのか!?と言う事にも若干驚きを露わにすると、

感心の言葉を…一方でリーナは再びマサツグへ剣を構えて見せて行く!…


__…チャキッ!!……ッ……ッ~~…


{…クソッ!!…何でこんな!?…

…止めろ!!…止めろ私!!!…}


その際無表情ながらも手はまるで抵抗するよう小刻みに震え、しかし首飾りが

それを良しとしない様子で無理やり言う事を利かせており!…だがこの時それでも

リーナは必死に心の中で抗い続け!…それは本気で嫌がる様に!…マサツグを

この手に掛けたくない!と…必死に訴え何とか首飾りからの支配から逃れようと

するのだが、それは全くと言っていい程叶わず!…一方でその様子を見てダグレスが

嬉々!と…


「…ふ、ふははは!…フハハハハハハ!!!…

いいぞぉ!!…いいぞもっとやれ!!!…

それでこそ僕の妃だ!!!…あんな奴らとは違う!!!…

君こそ正真正銘の正妻だ!!!!」


__キイィィン!!!…ッ………


何ならダグレスの目には今この時まるでリーナがマサツグを押している様に

見えているのか!…まるでこれが見たかった!とばかりに突如笑い!…

更にリーナを褒めるよう激励してマサツグの抹殺を煽って行くと、首飾りが

それを命令として受け取ったのか!…更にマサツグに対して敵意を露わに

しようとする!…因みにマサツグとしても刀を抜けば恐らくその首飾りを

斬る事が出来るであるのだろうが、ギルドでクロエに言われた事を思い出し!…


{…この世の置いて絶対と言うモノは殆ど無い!…

あるとするなら生物の死!!…それ位だ!!……故に!!…

僅かな可能性も考慮して!!…我々は事を進めなければならないのだ!!!…}


「…僅かな可能性!!…ってか俺としても今の状況に自信が無い!!…」


と言うのもシルビィの首のリボンを斬った際の言葉を頭の中でリプレイしており!…

僅かな可能性についてふと思い出し!…そして今の状況から自分としても!…

絶対!とは言い切れない事から迂闊に動く事が出来ないで居ると、とにかく警戒を

強める事に!…すると次にはまたリーナが動きを見せる!…と言うのもここに来て

いつもの見覚えのある構えを見せて行くと、マサツグもそれに気が付いた様子で

ハッとし!…


__…チャキッ!!…ッ!!…


「…来るか?…来いよ!!…」


その構えと言うのも突きの構え!…マサツグに向けてスッと狙いを定めるよう

左手の指先まで伸ばして見せ!…右手に剣を確と握り!…その切っ先を

マサツグに向けてこれまたピン!とブレる事無く!…顔の横で構えて見せて

行くと、宛ら某・漫画の新選組三番隊隊長!…構えから圧を放って見せる!…

するとマサツグとしてもその構えに勿論覚えがある事から、来るのか!?と

更に警戒を強め!…何なら仕舞いには来い!と言って煽る言葉も口にして行き!…

となるとその言葉を真に受けて!…リーナもグッと弓を引き搾る様に右手の剣を

引いて見せると、次には発射!…トンデモナイ剣圧を放って行く!…


「…エルレイド…フルーレ!!…」


__ギュンッ!!…ゴウッ!!!…


「ッ!?…威力が上がって!!…」


それこそ今自分達の居る場所が室内と言う事を忘れた具合に!…さも感情のままに

特大級の突き技を放って行くと、先程のマサツグより更に多くの物を巻き込み!…

となるとそんな突きが飛んで来た事でマサツグも戸惑い!…感覚的には初めて

突き技を目にした様な!…圧倒的な威力を前にこれまた命の危機を感じて慌てて

見せると、次には勿論回避!…一方で参列者席ではその二人の戦いぶりに悲鳴が

上がる!…そしてマサツグとしても更に弱点が出来て居り!…と言うのもそれは

自分で作ったと言うか何と言うか!…


「ッ~~~!!!…ッ!!…ちょ!?…」


__ぶわああああぁぁぁぁ!!!!…


「ッ~~~!!!…寝ている姫さん達も容赦なしかよ!!…」


それは先に仕掛けて来たあの6人の妃達で!…マサツグが丁寧に助けたのが仇と

なるよう!…未だ目を閉じて気絶しており!…そのリーナの剣圧で巻き込まれた

色々な物がその姫様達にも襲い掛かろうとして行くと、マサツグも慌ててそれを

阻止!…すぐさま助けに向かって行く!…その際風圧としては一瞬怯む位で

済ませて行くと、自身の翼を広げてその風圧の被害が及ばないよう盾となり!…


__ババッ!!…ヴァッサァ!!!……ボスッ!…ボスッ!……ッ…


「…ふぅ~!……にしてもホント便利だな!!…」


その際自身がしゃがんでまるで滑空するよう床に向けて翼を広げ!…広げた際の

角度も宛ら車のウィングの様に!…こうする事で風圧を逃がし!…更には飛んで

来た物に対しても翼で見事にブロックすると、被害を0に!…その圧倒的包容力?を

見せ付けて行く!…因みにそのマサツグの翼には痛覚と言った感覚は無い様で、

やりたい放題活用が出来!…まぁ確かに元々が自身の負の感情の具現化である事から

別に可笑しくはないが!…それでも改めて便利チートと感じ!…

常日頃からイライラしようか?と言った冗談などを考えて居ると、一方でまたそんな

マサツグの行動に貴族達も驚いた様子を露わに!…


「ッ~~~!!!……ッ…ッ!?…こ、これは!?…」


「…これが!!…魔王?…」


「な、なんと!…何と恐ろしく!!…慈悲深い!!…」


この時同じく室内で吹き荒れる風圧に怯んでおり、そして徐々に落ち着き始め!…

と、そこで見るのがまるで自分達を守る様に翼を展開しているマサツグの姿で!…

となるとその姿に敵の筈!と…何ならその圧倒的畏怖の姿に!…しかし慈悲深い

様子に何やら!…信仰心が芽生えそうなそんな戸惑いを感じて居ると、

もはや何が敵で味方なのか?…ただ困惑してその場で立ち尽くし始める!…

それこそまるでこの戦いの結末を見届ける様なそんな感じで凝視すると、一方で

リーナがマサツグの居る方へと向き直し!…


__…スッ…コッ…コッ……チャキッ!!…


「ッ!?…今度は直にってか!?…

…ヘッ!!…上等だぁ!!!…撃ってこい!!!」


依然リーナは何とも思っていない様子で無表情のまま!…そして真っ直ぐに

マサツグを見据えて行き!…ゆっくりと先程と同様に!…一切ブレる事無く

突きの構えを取って見せると、マサツグもそんなリーナの様子に動揺の

言葉を口に!…だが次には吹っ切れた感じで挑発をし出す!…それはまるで

テンションが上がり切って正常な判断を失った様に言葉にすると、リーナも

それを買い言葉にまたマサツグに向かって発射し!…


「…エルレイド…フルーレ!!…」


__ギュンッ!!…ゴウッ!!!…ッ!!…ガキイィィン!!!…


となるとまた遠慮のない暴風がマサツグを襲い、しかし一方でマサツグは

一切逃げる事無く!…その場に居る者達をやはり守る様に!…翼もそのまま

展開し続け!…大剣を床に刺して盾を作り!…何か狙いが有るのか耐久する

構えを見せて行くと、まずはその突きの直撃を回避する!…だがそこでやはり

リーナの一撃が非常に重い事を認識する!…と言うのもその床に刺した大剣が

ガタガタ!と音を立てて震えて見せると、そのまま放置していれば抜けて

しまいそうな様子を見せ!…


__ドオオオオオォォォォォ!!!!…ガタガタガタガタガタガタガタガタ!!!…


「ッ!?…ちょ!?…マ、マジかぁ!?……ッ~~~!!!…」」


__グググッ!!…ヴァッサァ!!!……グニャンッ!!…


それは大剣を刺した床ごと持って行きそうな勢いであり、当然そんな様子を

目にしたマサツグも慌てて大剣を押さえに掛かる始末で!…と、その際クッと

余計な事を思い出してマサツグは徐に怒りを露わに!…するとそれに比例して

更に翼も大きくなり!…これで立ちながらでも守れる!とばかりに…

この時もう翼の関節など関係無く!…歪に捻じ曲げて無理やり防御の形を保って

見せると、魔王の翼の利便性について心から感謝をするよう歯を食い縛る!…

そして必死にリーナの剣圧に堪えて見せる!…この時大剣で確かに体は隠れて

いるが、それもではみ出た肩と頭で風圧を受け!…


{こ、ここまでの威力とは!!…た、確かにリーナは馬鹿力だが!!…

それでもここまで!!…ッ!?…これもあの首飾りのせいって言うのか!?…

…だとするならTPが切れるまでこれを受け切るって事!?…

…てか必要以上に力を振り出してるってんなら!!…

リーナもヤバいんじゃ!?…}


となるとまるで漫画の様に、いやゲームの事なのである意味別に可笑しくは

ないのだが!…その際マサツグの顔の皮は風圧で引っ張られる様に波打つ事に!…

だが気にすべきはそこではなく!…その異様なまでの火力の方に疑問が行き!…

ふとここでその火力について!…よもや首飾りが悪さをして居るのでは!?と

ふと直感を働かせて行くと、その後の事についても考える事に!…特に何か

リーナの身に危険が迫っている様な感覚を覚えて行く!…そして風圧に堪えながらも

ジッとリーナを見据えて行くと、心成しかリーナに変化が見られる様な!…


__……ッ…


{…ッ!…やっぱり何か可笑しい!!…

まるで威力を高めるだけに!!…無理な体の動かし方をしている!!…

…いやこの場合は腕って感じか!!…}


その際依然としてリーナは無表情のままであるが、ふとよく見ると何か腕を庇って

いる様なそんな素振りが見られ!…と、それに気が付いたマサツグとしても余計に

心配をする事に!…その心配をしているリーナから攻撃を受けて居るにも

関わらず!…いよいよ如何やってリーナの動きを拘束するかで悩み出すと、

また徐々に風圧が落ち着き始める!…すると一旦突き技を止めにして!…リーナも

剣を構え直すと、またマサツグに接近戦を!…


__……チャキッ!!…ッ!!…ジャコンッ!!…


「来るか!!!」


それはさすがに三連続では撃てない様子!…宛らインターバルを挿む様に攻撃を

切り替え!…雰囲気から攻撃の仕方を変える様なそんな様子を露わにすると、

マサツグもそれを敏感に察知!…次には床に刺さっている大剣を抜いて構えて

見せる!…その際恐らくもう被害が後ろに飛んで行く事がない事をこれまた

察して落ち着き出すと、一旦翼を折り畳み!…ただ目の前のリーナ一人だけに

集中をして行き!…あくまで自分からは決して動かず!…リーナの動きを見て

如何やって首飾りを破壊するかだけを考えて行くと、次にはリーナも動きを!…

一気に間合いを詰めて来る!…


__…ッ…バババッ!!…ッ!!…ギイイィィィィン!!!…


「ッ!?…普通に攻撃して来るだけでもこれか!!…」


この時軽く一歩踏み出し!…そこから相手の懐に潜り込むよう姿勢を低くして

マサツグに向かい突貫すると、剣は下段に構え!…と、そこからまずは挨拶

代わりとばかりに下から思いっきり斬り上げ攻撃!…となるとマサツグもそれを

見て大剣で防御!…初撃から激しい金属同士がぶつかる音を立てて行くと、

その仕切り直しからの一撃にマサツグが驚く!…やはり先程と打って変わって

威力が上がっている事を実感する!…そしてやはりこのままだと何かヤバい

雰囲気を感じて居ると、一方で我が身の事など気にせずリーナが攻撃を続け!…


「…ストーム・オブ・ソード・ストライクス!……」


__ギュオオォォ!!!…ズガガガガガガガガ!!!!…ッ!?…


と言うのもここに来て今まで大振りな技だけと言っても過言では無かったリーナに

変化が!…それは今までに聞いた事のない技名?をポソッと零し!…その手に握る

剣を握り直す様な!…何ならその今握っている剣に風を纏わせる様にして言葉通りの

凄まじい剣撃の嵐を起こすと、それはまるでマサツグのガードをこじ開けよう!と…

とにかく激しい剣撃を放って行く!…それは無我夢中で剣を振り回すと言った

チャチなモノではちゃんとなく、型に沿って連撃を!…袈裟斬り・斬り上げ・

水平斬り・唐竹割り!…縦横無尽に剣が走り!…マサツグも初めて見るリーナの

連続攻撃に!…思わず度肝を抜かれた様なそんな反応を見せて居ると、まさかの

ここでマサツグが押される事態に!…思わず一歩後ろに下がってしまう!…


__ズガガガガガガガガ!!!!……ッ!!…ザッ!…


「ッ!?…フハハハハハハ!!!…そうだ、それで良いんだ!!!…

さぁ!!…ドンドンと追い込んで行こう!!…

そしてまた式を仕切り直すんだ!!……今度こそ決して邪魔の入らない!!…

二人だけの結婚式を!!!…」


するとマサツグが一歩後ろへ下がった様子にダグレスもピクッと反応をすると、

また喜ぶ様子を露わに!…ここまで自分は一切何もしていないのに何故か得意げ!…

そしてリーナに押せ押せ!と…早くマサツグを始末して結婚式を仕切り直す事を

口にすると、リーナもその言葉に反応!…更に攻撃を激しくさせる!…だが当然

ずっとフルパワーで動き続けると言うのはキツイもので、やはりここに来て色々と

支障が出て来る事に!…


__ズガガガガガガガガ!!!!…ギッ!!…バギィンッ!!…


「ッ!?…なっ!?…」


「ッ!!…チャンス!!…」


それは先にマサツグが音を上げる訳でもなく、リーナの動きが鈍る訳でもなく!…

リーナの振るう剣が先に限界を迎えてしまい!…それに気付かないまま次に

マサツグの構える大剣へ真正面からぶつかって行くと、その剣は音を立てて

折れてしまう!…それは弾かれた様に宙を舞う!…一方で攻撃を止められない

様子でリーナも攻撃を空振りすると、ダグレスもリーナの剣が折れた事に

気が付き!…となると途端に驚き戸惑い!…その際マサツグもリーナの剣が

折れた事に気が付き!…これがチャンスである事も自覚すると、次にはリーナを

捕まえようと動きを!…


__バッ!!…ッ!!…スッ…パアァン!!!…


「ッ!?…ったぁ!!」


__ババッ!!…タッタッタッタッ!……ガシャンッ!!…スッ…


それこそ隙を見てリーナに向かい腕を伸ばし!…だがリーナもそんなマサツグの

動きに機敏に反応!…それは伸ばして来たマサツグの手に向かい払い除けるよう

平手打ち!…となるとマサツグの手は薙ぎ払われ!…意外と効いたのかマサツグが

声を上げて痛みに堪えるよう手首を振ると、一方で剣が折れた事でリーナは一旦

マサツグから距離を取る!…そして折れた剣を捨てるなり新たに剣を拾って行く!…

それは言わずもがなまだ戦う意思を見せるモノである訳で、一振りするとマサツグに

向かい剣を構え!…


__……フォンッ!!…チャキッ!!…


{…たたたたぁ~…しっかりハッキリ拒絶反応!…

にしても今ので捕まえられなかったのは痛いなぁ!…二重の意味で痛い!…}


「…第二ラウンドってか?…はあぁ~…やれやれ……ッ…」


その際未だ表情が読めなくとも態度が語り、マサツグも払われた手をパタパタと

振って痛みに堪え!…と、同時に自身がチャンスを生かせなかった事で静かに反省…

更にはリーナがまだやる気を見せている事にまだやるの?と…それこそ既視感が

ある様子で思わず呆れて見せて行くと、疲れた様子で溜息を吐きながら言葉を零し…

となると本格的に苛立ちと面倒臭さを覚え始める!…

そしてこの状況を作り出したのがちゃんとリーナでない事を勿論自覚して行くと、

ダグレスに一方的に怒りを積もらせ!…


「さぁリーナ!!…早く悪を打ち倒し!!…この不毛な争いに終止符を!!!…

我々に完全なる勝利を!!!…」


「…チッ!!…何処までもふざけた事を抜かす馬鹿野郎だな!!…」


だが肝心のダグレスは全く気にしていない様子で嬉々としており、宛らそれは

まだリーナが戦える状態である事に歓喜する様な!…何ならその姿はもはや

某・ポケット怪獣のトレーナーの様な状態であり!…そんな意気地なしを見て

マサツグも更にイライラとして行くと、いい加減に我慢の限界に達しようとし!…

そして埒が明かないのでいつもの自棄を起こし始め!…次には驚く行動を!…

身構えるリーナを前にしてやって見せる!…


「……はあぁ~…」


__…スゥ…ジャコンッ!!…どよぉ!?…


この時一度落ち着く様に一旦目閉じまた溜息を一つ零して行くと、何を思ったか

その手に持つ大剣を仕舞い始め!…となるとそんなマサツグの行動に誰もが

当然驚きを露わに!…それはダグレスを始めとした後方の参列者達もどよめき

声を!…何なら無表情ながらにリーナも反応!…それはピクッとたじろぎ一つ!…

そこから何故か警戒をする様にその場から一歩も動かない様子を見せて行くと、

ここでやはり空気の読めない!…ダグレスがハッと我に返るなり声を上げる!…


「……ッ!!…リ、リーナ!!…

奴はリーナに勝てないと踏んで潔く負ける事を選んだんだ!!…

…だったらリーナもさっさと!!…その忌まわしい魔王を誅殺!!!…」


当然何も分かって居ない様子で都合のいい解釈を!…マサツグが降参したのだ!と

言い始め、だがここに来てそんな事をする筈が無い!と誰もが容易に想像出来!…

何ならリーナに至ってはダグレスの言葉に耳を貸さず!…急かす言葉をそのまま

無視!…やはり何かマサツグを凝視してその場から動けない警戒ぶりを見せて

居ると、無視をされた事にダグレスも疑問を!…終いには聖堂内にざわめきが

響く!…


__……ッ?……ザワザワ…ザワザワ…


「…なるほど?…

操られていても獣染みた危機察知能力は失っていないみたいだな?…」


それこそ一向に動かない二人にこれは何?と…未だ逃げる事無くその様子を

見詰める参列者達は大いに戸惑い!…と、一方で動かず警戒をするリーナの

様子にマサツグがポロッと言葉を口に!…と言うのもこのタイミングで

遂に我慢の限界を超えてキレちゃった状態で不敵に笑い!…改めてリーナの

警戒ぶりを前に…まるでいつものノリで貶す様にして褒める言葉を口にすると、

そのリーナの心の中では本心が当然の如くツッコミを!…文句有り気な様子を

露わにする!…


{…ッ!!…なっ!!…だ、誰が獣!!!…}


__…ッ…チャキッ!!………スッ…


だが当然吠えた所でその言葉や考えがマサツグに届く事は決してなく、ただ

操られている体からマサツグを見詰める事しか出来ず!…と、その間にリーナの

身体は身構える素振りを更に強め!…だが御構い無しにマサツグも準備を

整えた様子で動き出し!…と言うのもスッとリーナに向けて腕を伸ばし!…

さも某・龍玉集めの漫画宜しく!…何か掌から気弾でも撃ち出しそうなそんな

様子を見せて行くと、今度はマサツグが周りの度肝を抜く事をやって見せる!…

それこそ気が付いた時には既にお寿司!と言った雰囲気を放って行く!…


__…ズズッ…ズズズッ…スパアアァァ!!…ギュンッ!!…グンッ!!…ッ!?…


その変化が見られたのはマサツグの背中から生えている魔王の翼であり、何やら

ボコボコと蠢く様な!…それはとても怪しく異様な様子を見せて行くと、何故か

独りでその翼が裂ける様にして形を変え!…そしてさも繊維に沿って一本一本が

マサツグの意志に従うよう独立し始め!…更にその形は明確に!…腕の様な形に

変わって行き!…依然としてマサツグの背中から伸びる様に生えて見せると、

当然その異様な光景に誰もが引く様にして驚き戸惑う反応を!…一方でマサツグは

忠告!とばかりにリーナへ言葉を掛けて行く!…


「…今からやるのは正直自分でも…

コントロール出来るか怪しいレベルの芸当だ…」


「ッ!?…な、何を言って!?…」


と言うのもいつもの突発的に思い付いた事をやってみた様で、行き当たりばったりな

だけに何が起きるか分からない!と…と、そんなマサツグの言葉に対してダグレスが

反応!…それこそリーナの代りに戸惑い!…理解が出来ない様子でマサツグに言葉を

投げて行くが、勿論マサツグは相手にしない!…次にはその腕を動かし始める!…

それこそここからが本番である様に言って見せると、その無数の腕をリーナに向けて

伸ばして行き!…


「…よぉ?…しっかり逃げ回って見せてみろ!…」


__ズズズッ…ズアアアアァァァァ!!!!…ッ!!…バババッ!!…


宛らその光景はホラー映像!…誰の手とも分からないモノが無数に伸び!…

自身を捕えようとする様はまさに某・奇妙な冒険に出て来る一場面!…

あの振り返ってはいけない路地裏の様に見えてしまう!…となると否応なしに

誰もが恐怖感を覚えるモノで!…操られているリーナも相手に出来ない!と

踏んだのか、バックステップでマサツグから距離を取り出し!…

が、そのマサツグが操る腕も逃がすまい!と更に伸び!…結果現場は大混乱!…

これがTRPGであるのなら、まさにSAN値チェックが行われるであろう光景が

今まさに目の前で広がって居ると、一方でダグレスはそのマサツグの人外振りに

腰を抜かす!…化け物!と言ってたじろぎ慌てる!…


__ッ!?…ッ!!…ドサァ!!…


「な、なんだこれ!?…こ、これが英雄の力!?…

そ、そんな筈がある訳!?……

こ、これはただの!!…ただの化け物!!…」


その際その場からに逃げる様に後退り、しかし祭壇に足を引っ掛けてそのまま

尻餅!…が、痛がる暇など全くなく!…寧ろ恐怖の方が勝っている様子で

その恐怖に染めて行くと、人ではない!と…まさに化け物を目の前にして居る

一般人へとなり下がる!…するとそんなダグレスの言葉がマサツグの耳に届いて

行くと、一方でマサツグはショックを受ける様に言葉を!…勿論露にも思って

いない訳なのだが!…


「ッ!…お前らが魔王って呼び出したんだろうが…

…だからこうして魔王らしく…化け物として振舞ってやってんのに…

…はあぁ~…本当に情けねぇ…何で俺もこんなの相手にしてんだか…」


と言うのもこうなったのも全てはダグレスの責任!と…ダグレスお得意の責任転嫁を

マサツグがして行き!…もう我慢もクソも無い様子でまさに感情のままに暴れる

様子を見せて行くと、ダグレスとリーナを追い込む!…それこそ魔王に相応しい?

力の在り様を見せるのであった!…

しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
ファンタジー
ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

借金まみれの錬金術師、趣味で作ったポーションがダンジョンで飛ぶように売れる~探索者の間で【伝説のエリクサー】として話題に~

わんた
ファンタジー
「今日中に出ていけ! 半年も家賃を滞納してるんだぞ!」 現代日本にダンジョンとスキルが存在する世界。 渋谷で錬金術師として働いていた裕真は、研究に没頭しすぎて店舗の家賃を払えず、ついに追い出されるハメになった。 私物と素材だけが残された彼に残された選択肢は――“現地販売”の行商スタイル! 「マスター、売ればいいんですよ。死にかけの探索者に、定価よりちょっと高めで」 提案したのは、裕真が自作した人工精霊・ユミだ。 家事万能、事務仕事完璧、なのにちょっとだけ辛辣だが、裕真にとっては何物にも代えがたい家族でありパートナーでもある。 裕真はギルドの後ろ盾、そして常識すらないけれど、素材とスキルとユミがいればきっと大丈夫。 錬金術のスキルだけで社会の荒波を乗り切る。 主人公無双×のんびり錬金スローライフ!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

処理中です...