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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-
-第八章二十一節 殿のモツと突然の試練?と魔剣の意志-
しおりを挟むモツの意志を汲んでマサツグはすぐさま準備を整える!…それは負傷した際直ぐに
二人を回復出来る様にであったり、負傷した際担いで逃げれる様にであったり!…
と、準備を整えた所でリーナの腕を掴んで行き!…この時モツには何も言わず!…
急ぎその場を離れる様にリーナの心配も余所に本陣へとりあえず戻り出すと、
リーナは戸惑いながらモツの名前を!…そしてグラトニアもそんなマサツグの
様子を見て一緒について来る!…
「ッ!?…マ、マサツグ!?…な、何を!?…
…ッ!!…モツ!!…モツウゥ!!!……」
__ゴオオオオォォォォォォ!!!!……ッ…
その際モツもその足を聞いてか安堵して見せ!…目の前の火柱に集中し!…
そのモツの目の前にある火柱はまるで蠢く様に動いて見せると、火柱の中に居る
恐らくダグレスと思われる人影がスッとモツに向かい手を伸ばし!…その際それは
まるで助けを求めている様に見えるのだが!…声を発する事が出来ないのか助けを
求めているのかもはっきりせず…モツとしてもその様子を見てただ異様としか
感じられないで固まって居ると、助ける事無く警戒!…ただ様子見でその光景を
ジッと見詰める!…
{…当然の報いだ!…今まで自分がやって来た事に対して!…
その業火に焼かれて!…自分の罪を清算!!…}
__ゴオオオオォォォォォォ!!!!…シュウウゥゥゥゥン!!!!…ッ!?…
それこそ因果応報と言った様子で呆れながらに警戒をしつつ見詰めて居ると、
次にはその伸びていた手も力無くダランと…まるで力尽きた様に垂れ下がっては
その場で人影が棒立ちし始め!…しかしそれと同時にその火柱にも妙な動きが!…
それはまるで燃やされている人影に黒い炎が吸収されて行くよう見えてしまい!…
となるとそんな様子を見てモツも当然警戒を露わに!…だが一方でその勢いが
留まる事は決してなく!…更にその火柱はドンドン吸収されてしまい!…モツの
目の前で徐々に徐々にと勢いを更に小さくすると、遂にはその棒立ちしていた
人影に全ての黒い炎が吸収されて行き!…
__シュウウゥゥン!!!!……ッ…カッ!!…ドゴオオオオオォォォォォ!!!…
「ッ!?…ッ~~~!!!…なんだぁ!?…ここからが本番ってかぁ!?…」
そして宛ら某・一狩り行こうぜのゲームに出てくる古龍の様に!…内に秘めるよう
集めた炎を圧縮し!…そこから一気に解放するようその場で黒い大爆発を起こして
見せると、辺り一帯に有ったモノを吹き飛ばす!…と、同時にトンデモナイ熱量も
放って行く!…それはまるで火事場に居る様な熱風を聖堂内全体に放つのだが、
その際熱風を浴びた木製の物品は途端に火が点き!…となると一方でモツも堪らず
防御態勢!…その際様子が変わった事にさすがに驚き!…本格的にヤバい展開に
なった事を自覚すると、今度は化け物が姿を現す!…その爆炎の向こうから変わり
果てたダグレスが姿を現す!…
「…アアァァァァァ……」
「ッ~~~……ッ…ッ!…おいおい…」
それはまるで亡者の様に唸り声を上げて行くと、まだその身に燻ぶるよう黒い炎を
身に纏い!…そしてフラフラとしながらもその手には確とダーインスレイヴ!…
決して離さないよう握られて有り!…徐々にその体を起こしてスッとモツにその顔を
見せて行くと、その顔は見事に煤けたスケルトン!…もはやアンデットとなって
居た!…となるともはやダグレスの命は散ったものと考えると、余計にではこれは
何なのか!?と考えさせられ…すると次には思わず戸惑いの言葉を漏らし!…
否応なしに目の前に現れた?…そのスケルトンに対して警戒をするそんな素振りを
露わにすると、一方その目の前のスケルトンもジッとモツを見詰める!…
と、今度は自身が何者なのか?を名乗り始める!…
「…我ガ名ハ…[ダーインスレイヴ]…
コノ剣ニ宿リシ魔剣ノ意志!…
…汝…我ヲ呼ビ起コセシ者デアルカ?…」
「ッ!?…さぁどうだろうな?…
…で、そのお前は今ここに出て来た?…って事で良いのか?…
出て来て如何するつもりなんだ?…」
何でもその目の前に立つ煤けて黒い炎を身に纏うスケルトンは自身の事を、
今手に持っている[ダーインスレイヴ]と名乗り始め!…そしてモツが自身を
起こした者と認識をして居る様で!…まるで一応とばかりに確認の言葉を…
まるで何か品定めをする様なそんな素振りも露わにすると、一方でモツは
そんな魔剣の意志に対して恍けて見せる!…逆に質問を返して行く!…
それこそ自分からすればもう諸悪の根源が消えた事で戦う理由は無い!と
言った様子を露わにするが、やはりそうは問屋が卸さない様子で!…
「…汝…我ヲ扱ウニ相応シイ者デアルカヲ今確カメン…
サァ…構エヨ…我ト一戦交エン!…」
「ッ!?…いやだから要らないって!!…」
と言うのもやはり人の話を聞かないタイプ!…何でもモツに興味を持った様子で
話しをし出し!…その手に持つダーインスレイヴをモツに突き付け!…
一戦手合わせを所望する様に構えろ!と命令をして見せると、モツも突然の話に
当然困惑!…次には全力で拒否しようと必死になる!…だが勿論そんなモツの
意志など無視する様にスケルトンの方がやる気になると、ダーインスレイヴを
スッと見覚えのある構えで握って見せ!…
「見事我ガ力ヲ打チ破リ!…我ガ力ヲモノニシテ見セヨ!!…」
「ッ!…その構えは!…いやそんな事は如何でも良い!!…
こうなったらやるしかないってか!!…
…俺はてっきりまだダグレスが何かして来ると思ったんだが…」
その構えと言うのは先程のダグレスととても酷似しており、ダーインスレイヴを
後ろに向けて掲げるよう構えて行き!…と、次にはこれまたモツの意志など
御構い無しに!…ただ仕合う事しか考えておらず!…力を見せろ!の一点張りで
一向に話が進まない様子を見せていると、一方のモツもそのダーインスレイヴの
構えにハッ!と…だがそんな事結局如何でも良い事に当然気が付いて行く!…
その際構えが同じであるなら攻撃も一緒!と言った淡い希望を持って行くと、
自身が考えて居た展開と違う事に戸惑いの言葉を漏らし!…だがやるしかない!と
覚悟を決め…結果スケルトンと一戦交える事になって行くと、まずは相手の動きを
見たい所!…モツがスケルトンの動きに細心の注意を払って行く!…
すると次の瞬間トンデモナイ動きを目に!…
__…ッ…シュンッ!!…ッ!?…ギイイィィィィィン!!!…
「ッ!?…な!?…なぁ!?…」
それは感覚的にまるで時が止まった様に!…自身の目の前で剣を構えている
スケルトンが突如消え、次に視認出来た時にはもう目の前に剣を振り被って
迫って来ており!…が、それでもモツは意地のガードを何とか割り込ませる事に
成功して行き!…そのスケルトンの一撃を辛くも防ぎ!…しかし防いだ上で
その一撃の重さにもマジか!?と…マサツグ張りの一撃が飛んで来た事に驚きを
隠せないで戸惑ってしまうと、一方でスケルトンはカタカタと口を動かす!…
率直に今の反応について思った事を口にする!…
「ッ!…ホゥ?…マズマズト言ッタ所…」
「ッ!!…舐めんじゃねぇ!!!…
…てか!!…何も付いてねぇ癖に如何なってんだ!!!…」
__ガキイィン!!!…ッ!…
何でもこのスケルトンの言う事には!…と言うよりもダーインスレイヴと
言った所か、その咄嗟の反応に対してモツを認める様な言葉を漏らし!…
と、その上から目線の発言にモツも思わずムカッ!とし出し…その際筋肉も
無いのにこの一撃の重さ!と…更には声帯も無いのに何故喋れる!?と言った
ツッコミの言葉も口にすると、また意地からでもスケルトンを弾き飛ばす!…
するとスケルトンも素直に弾かれ距離を取る!…それは弧を描く様にクルンと
身を丸めて飛んで行くと、スタイリッシュに三点着地を決め!…
__…ガシャッ!!……ザッ…
「…筋力モマズマズ…ダガコレモ始マッタバカリ!…
サァココカラドレ位持ツカ?…或イハ我ヲ倒ス事ガ出来ルカ?…」
と、この時もその手に握るダーインスレイヴだけは絶対に放さず!…
華麗に着地を決めた後もスッと何事もない様に立ち上がり!…そして先程モツに
弾き飛ばされた事についても!…やはり評価を下す様に感じた或いは思った事を
口にすると、改めてダーインスレイヴを構え直す!…まだ序段!と言ってモツの
審査を続けて行く!…となるとそんなスケルトンの態度にモツも更にイラッと
すると、同時に焦りを感じ始め!…
「ッ!!…チィッ!!…こんな事をしてる場合じゃないってのに!!!…
けどこのままコイツを放置したらどうなるか!!…
何でこんな時にこんなイベントを引いちまうんだ!!…」
何故なら先に行け!と言って信じていても、やはり仲間の心配は当然するモノで
あって!…マサツグ達の無事を如何にも案じてしまい!…改めてこんな所で
コイツを相手にしている場合では無い!と考えると、何故こんな事になって
しまったのか?と…違う意味で後悔をする!…しかし幾ら後悔をした所で状況は
一向に好転せず!…その間にもスケルトンがまた動きを露わにして行き!…
「…デハ次ニ技量ヲ見テ行クトシヨウカ…
…コノ我ノ動キニ…見事付イテ来テミヨ!!…」
__…ッ…バシュンッ!!!…ゴゴゴゴゴゴ!!!…ッ!?…
それこそまだ査定は終わって居ない!とばかりに…今度は剣の構えをスッと
解いて見せて行くと、次にはダーインスレイブを自身の顔の前に持って来て!…
それは宛ら騎士の様に黙祷をするようピシッと構え!…するとそのダーイン
スレイヴの刀身からまた黒い炎が溢れ始め!…その炎は両隣に伸びて行き!…
まるで燃え移る様に何かを形作りながら徐々に大きく炎上すると、その姿は
今相手にして居るスケルトンの姿に!…本体も合わせて三体となる!…
となるとそんな増える光景を目の前で見せられて当然動揺を隠せる筈もない訳で、
モツは卑怯!とばかりに言葉を口に…
「テ、テメェ!!…何が動きについて来いだ!!!…増えるなんて!!…」
「問答無用!!!…」
__ボボボッ!!…シュバッ!!…ゴオオォォォ!!!…
その際明らかに動揺も露わにしてしまい!…思わず後ろに一歩下がってしまう
たじろぎ様を見せて行くが、一方でスケルトンは御構い無し!…やはり聞く耳を
持たずにそのままモツにへと襲い掛かる!…この時その動きもまるで残像が
起きているかの如く一糸乱れぬ動きを見せると、それぞれ違う剣の振り被り方で
モツに攻撃を繰り出そう!と…しかしこちらもだからと言って当然素直に
やられる筈もない訳で!…
「ッ!!…チッ!!…[刹那]!!!…」
__ヴウゥン!!!…ッ!!!…ギイィン、ギイィン、ギイィィィン!!!!…
スケルトンのジェットストリ○ムアタックを目の当たりにして勿論刹那を発動!…
するとその三体の動きは辛うじてモツでも対処が出来る位に捉えられ!…
一体を受け流してまた一体!…更にまた一体と見事に受け流しその場を何とか
乗り切ると、一方でまたスケルトンが興味深そうに反応を!…若干驚いた様子を
露わにする!…それはよもや全てを受け流されるとは思っても居なかった具合に
ハッとすると、また称賛するよう言葉を口に!…
「ッ!!…ホホゥ?…コレモ防イデ見セルカ!!…」
「ッ!!…舐めんじゃねぇ!!!…」
__…チャキッ!!……ッ…チャキッ!!…
それはまるで防がれた事に対して喜ぶ様に!…その声は何故か上擦ってもおり!…
と、次には受け流された状態からスッと体勢を戻して行き!…モツに向かい再度
剣を構える様子を露わにすると、モツも慌てながらも一旦距離を!…
そして剣を構え直す!…その際スケルトンの言葉に対して不服とばかりに返事を
すると、そこで膠着状態にへと発展し!…と言うのもこの時スケルトンは次に
何をしようか?と言った様子でモツを見て居り!…モツとしては何故か迂闊に
動けない!…何か嫌な予感がして動くに動けない状態となってしまうと、ここで
ふとモツがある事を!…徐に質問を口にする!…
「…一つ良いか?…」
「ッ!…何ダ?…」
この時先程からこちらの話しを一切聞かない様子であった為、ちゃんと会話が
出来るかどうかが怪しい所では有ったのだが!…それでも今落ち着いた所で
もう一度恐る恐る声を掛けると、スケルトンはピクッと反応をして見せ!…
それこそ次には興味を持った具合に簡単に返事!…その際同時にチラッと…
モツと視線を合わせるそんな素振りも見せて行くと、モツもモツで漸く話が
通じた事でその反応に思わず戸惑う!…しかし次にはその自身が気になって
居る事について質問を口にして見せる!…
「今お前が操っている!…っで、良いのか?…
とにかくその体はお前のご主人様の物だった筈だ!!…
だがお前はその体を焼いた!!…
テメェの炎ならテメェで消せない筈が無い!!…何故焼いた?…」
と言うのもそのモツの言う質問と言うのはダグレスについて!…確かにきっかけは
モツが放ったカウンターが原因では有るのだが、それでも何故そのまま放置して
その体を焼いたのか?と…要は主従関係は如何なって居るのか?と尋ねて行き!…
自身の炎である以上!…やはりちゃんとダグレスの事を守れたのではないのか?と
戸惑いながらも質問をすると、一方でスケルトンはまたピクッと反応!…
表情が無くとも何故かはっきりと感情が分かる様子でこう答える!…
「……相応シクナイカラダ…」
「ッ!?…何ぃ?…」
その答えは至ってとてもシンプルなモノである!…何でもこのスケルトン曰く…
いやダーインスレイヴ本人から言わせると[扱う者]として相応しくはなかった!と、
その際その口調といい様子といい感情はとても呆れた反応を見せており!…
何なら心の底からそう感じてしまっているのか?…この時だけは如何にも
隙を見せる様なそんな素振りまで露わにしており!…宛らまるであんな者に
自身が扱われた事を後悔するよう!…何かしみじみと情けない!とばかりに
落ち込む様なそんな反応までモツに露わにして行くと、一方でそんなダーイン
スレイヴの反応にモツもモツで更に戸惑う!…ただ簡単に言葉を零す事しか
出来なくなる!…しかしダーインスレイヴの話はこれで終わらず、
更にドンドン続いて行き!…
「元ヨリ我ハコノ者ヲ自身ノ使イ手…
[ダーインスレイヴ]ノ正当ナ所有者トシテ認メテハイナイ!…
我ガ眠リ[力]ヲ封ジラレテイル時ニ…
コノ者ガ我ヲ用イテアノ様ナ…
自分ノ思イ通リニ一人勝手ヲ暴レテ見セテ居タダケノ事…
…我ナガラ汚点ノ様ナ出来事デアル!…」
「ッ!?…お、汚点!?…」
何でもダーインスレイヴが言うにはそもそも相応しくないどころかその存在すら
認めていなかった!と、まるでダグレスが勝手に自分を扱っていた様な口振りで
更に話しをして行き!…何なら先程まで自身が寝ていた様な事も続け!…
そして今までの横暴も全てがダグレス一人でやった事!と…自身が無関係で
ある事を強調しつつ!…ダグレスの様な半端者に扱われた事を汚点と言うと、
その話を聞いてモツも容易に想像が出来てしまったのか!…何ならツッコミを
入れる様に言葉を零す!…そして思わず固まってしまう様なそんな反応を見せて
行くが、次にはハッと我に返るなり更にある事を質問し!…
「……ッ!!…ン゛ン゛!!…じゃ、じゃあもう一つ質問!!…
ダグレスの震えを止めたり!…あの刀身から火を吹いていたのは何なんだ!?…
まさか無意識にやっていたとか!!…」
その質問と言うのもやはりそれでも!と言った事を…ダーインスレイヴを
握るまではヘタレていたのに!…握った途端人が変わった様な変貌ぶりが
見れた事について!…そして力を封じられていたと言う割には、結構な勢いで
火を噴いていた事について!と…やはり何かしら力を与えて居たのでは!?と
追及をして行き!…ダーインスレイヴに対して不信感を露わにして見せると、
一方でダーインスレイヴは一切慌てる様子を見せる事無く…その質問についても
淡々と説明をして見せる!…
「…アレハタダノ我ノ[残火]ダ…
例エ[力]ヲ封ジラレテ寝テ居ヨウトモ、漏レ出テシマウ…ソレダケノ事…
…奴ノ震エニ関シテハ我ノ与リ知ラヌ所…
恐ラク我ヲ手ニシタ事デタダ強気ニナッテ居タダケデハナイダロウカ…
寧ロソノ様ナ力ガ我ニ有ルトハ思エナイ!…」
この時モツからの再びの質問に対して!…ダーインスレイブは簡単に力の残り火と
話しをすると、その例えをまるで自身の寝息の様に語り!…と、ダグレスはそれを
扱っていただけ!と話して行き…震えに関しては威を借る狐!と…ただの強がりで
自身にそんな勇気を持たせる様な力が無い事を更に話すと、それこそあったら
自分でも凄い!と…堂々宣言をして見せる!…となるとそんな魔剣とは思えない程の
清々しい説明にこれまたモツが戸惑って見せると、同時にそのまま納得して
しまい!…
「ッ!…な、なるほどな?……ッ!!…」
{…って、このままだとまた戦闘再開ってか!?…
それはそれで面倒だ!!…何とかここは時間稼ぎを!!…
奴を倒せる策を考える時間を稼がないと!!…
…何か!!…何か話題は!!…話を聞いてる今の内に!!……ッ!?…}
その際モツは戸惑いながらも返事を口に!…だがこれでこのまま納得をして
しまったらまた戦闘は再開され、そうなっては本当に倒せるかどうかも
怪しくなり!…となるとモツとしてもせめてダーインスレイヴを倒すに
当たって何か策を考えたい!と言った所…すると次にはまだ話を聞いて
貰える内に何か話は!?とネタを考え!…と、ここでこれまたふとある事を
思い出し!…この時心の中でアヤの事を思い浮かべつつ!…ダーインスレイヴに
その事をハッと尋ねて見せて行くと、ダーインスレイヴもその話にピクッと
食い付き!…
「……じゃあ最後の質問だ!…
ユグドラドの王を斬った事を覚えているか?…」
「ッ!…何?…」
と言うのもその最後に切り出した話と言うのはまさかのアヤの父親について!…
言わば目の前に居るのは仇で有り、アヤを信じていな訳では無いのだが!…
如何にも何か引っ掛かりを…疑問を感じる様子でその事についてふと質問を
口にすると、ダーインスレイヴの様子も変わり!…まるで疑問を持った様に
返事をする!…それは今この時と一体如何言う関係が有るのか?とばかりに
疑問を持つと、モツは続けてゆっくりと構え直しながら質問を続け!…
「覚えが有るのか無いのか!?…ハッキリと答えて貰いたい!!…
…場合によっては!!…
俺はお前をぶっ壊さなきゃいけないかもしれないからな?…」
それは事と次第によっては許さない!と言った様子でモツが突如怒りを露わに!…
その際その怒りは友を思っての怒りなのか、或いは?と言った所で揺れ動き!…
とにかくこの質問に対して今までのおふざけを全て無しに!…と言うが別にふざけて
いた訳では無いのだが!…改めて緊張感を持つ様に!…圧を強めに出して行くと、
ここで初めてダーインスレイヴに向かい敵意を露わに!…何なら破壊も視野に
入れて話しをする!…するとそんなモツの言いように対してダーインスレイヴも
反応すると、次にはその言葉が面白かった様子で笑い始め!…
「ッ!…ッ…クッ…クハハハハハハハ!!!…」
「ッ!…ッ~~~!!!…」
宛らモツが冗談を言った様に聞こえた様で、そのダーインスレイヴの笑う声は
聖堂内にて若干響き!…となるとモツもそんなダーインスレイヴの笑う声を
聴いて更に怒りを覚えてしまい!…更に翼を大きく広げ!…そして歯を食い縛り
感情の高ぶりを露わにすると、今にも斬り掛からん勢いで睨み付ける!…
だがまだ抑えている様子で返事を待つ!…すると一方でダーインスレイヴは
そのモツの言葉に対して一旦落ち着きを見せて行くと、次にはこう返事をし!…
「…我ヲ破壊スル?…中々ニ面白イ事ヲ言ウ!!…
…ナルホド?…ユーモアモ持チ合ワセテ居ルト言ウ事カ…」
「ッ!!…茶化してんじゃねぇ!!…答えろ!!!…」
まるであり得ない!とばかりに笑いながら返事を口に!…その際人間臭く
振舞って見せ!…天を仰ぐ様にしてフッと見上げ!…そして自身の顔の上に
空いている方の手を置いて見せると、口をケタケタと動かす!…
とことんウケた様子を露わにする!…そして笑いのセンスも持ち合わせて
居ると更に話すと、勿論その言葉にモツがブチ切れ!…だがまだ理性は
残っている様子でもう一度質問!…覚えているのならハッキリしろ!と…
自分にとってもこれがとても重要である様に殺気を飛ばすと、
ダーインスレイヴも徐々に落ち着きを!…と、今度はその質問に答え始める!…
「……ヨカロウ…デハ応エテヤルトシヨウ……無イ!…」
「ッ!?…何!?…」
それはモツの質問を聞き入れた様子でまずは返事を口にすると、スッとモツの
睨む目に視線を向け!…その際剣を構えると言った事もなく仁王立ちをして行き!…
堂々と向き合いジッと見詰め!…そして若干の間を溜めながら!…
ハッキリと自身の記憶にない事をモツに宣言すると、モツもその返事を聞いて
思わず戸惑う!…一方でダーインスレイヴは続けてその理由をモツに話し始める!…
その際その理由と言うのは何か何処かで聞き覚えのある言い回しで!…
「ソモソモ汝ハ今マデ食ベテ来タ物ノ…
種類ヤ数ヲ一々覚エテイルノカ?…」
「ッ!?…クッ!!…」
と言うのもそれは間違いなく某・奇妙な冒険に出て来るあの吸血鬼の様で!…
恐らく開発スタッフの中に好きな者でも居るのか?…まんまの言葉が出て来て
モツが思わずツッコミを入れそうになって居ると、同時にその言葉に対して
ちゃんと怒りも感じて行き!…となると色々とごちゃごちゃになって結果言葉を
失ってしまう事に!…一方でダーインスレイヴは覚えるに値しないとモツに語り!…
更にその事について話を!…まるで神経を逆撫でする様に語り続ける!…
「我ガ誰ノ手ニ渡リ…我ヲ用イテ何ヲ斬ッタカナド…
覚エテ居ヨウ筈ガナイ!…寧ロ覚エル気モ無イト言ウモノ!!…
…我ニ有ルノハタダ剣トシテノ使命ノミ!!…人ヲ斬リ!!…
ソノ身ヲ永遠ニ焼キ続ケル事!…」
要は剣としての生?の時間があまりに長く、一々そう言った細かい事など覚えては
居られない!とダーインスレイヴは語り…その際有るのはまるで剣としての用途の
本能だけ!と更に語り…意志と言っても所詮は獣とイーブン!と言うよう…
自らさも大した事が無い様に有るのは剣としての誇りだけ!と…それだけだ!と
ばかりに堂々とした態度を露わにすると、モツも望む答えが得られなかった事に
イライラ!…質問に失敗した!と苛立って見せる!…さてそうして最後の質問も
失敗に終わった事で若干の沈黙が訪れていると、次にはダーインスレイヴが
剣を構え!…
__ッ~~~!!!……チャキッ!!…ッ!!…
「…サァ…続キヲ仕合ウトシヨウ!…
我ヲ打チ倒シ剣ヲ取レバ!…
或イハ分カルヤモシレンゾ!?…」
言わずもがなそれは勿論当初の目的に戻る様に!…あくまでもダーインスレイヴから
すればこれはモツの主人としての査定で有り、ダーインスレイヴにしてみれば
それ以上でもそれ以下でも無く!…何なら楽しくなって来た様子で早く続き!と…
モツに対して剣を構え!…自身を打ち倒す事が出来れば!…望む答えが得られるかも
しれない事を仄めかすと、モツをそれを聞いてピクッと反応!…もうこれ以上は
無駄である事を悟って行く!…となると今度は如何やってダーインスレイヴを
倒すか?と言った事になるのだが!…
{…クッ!!…やっぱやるしかないって事か!!…
しかし如何する!?…まんま見た目通りの相手として!!…
普通に攻撃をした所でダメージが入るのか!?…
…いや入りそうに無いよな?…なんせ本体は剣な訳だし!…
そもそもその剣も堂々と自分を振り回して戦っている訳だし!…
…ッ…何か…何か何所かしらに!…
弱点は絶対用意されて有る筈なんだが!!…}
「…何ヤラ必死ニ考エ事ヲシテイル様デハアルガ…
我トシテモ些カ…退屈ト感ジテシマウ所デアルゾ…」
しかしその異様な出で立ちから全く見当が付かない訳で!…普通のアンデットとは
やはり違い!…如何にもダメージを入れられるビジョンが思い浮かばず!…
ただひたすらに悩む様子を見せて居ると、一向に打ち込んで来ない様子のモツに
ダーインスレイヴも辟易!…仕舞いには煽る様な言葉まで口にし出す!…
となるとモツとしてもやはりカチン!と怒りを覚えてしまうのだが、
挑発に乗ってはいけない!と持ち前の忍耐力を活かし!…
{ッ!!…グッ!!…さっきからウゼェ!!!…
…けどここで挑発に乗ったら相手の思う壺!!!…}
__…スゥ…フォフォフォンッ!!…チャキッ!!…
この時必死に自身に言い聞かせるよう思考を巡らせ!…ここで乗ったら思う壺!と…
自制心を保ち何とか敵の弱点を探そうとすると、一方で目の前ではこれ見よがしに
ダーインスレイヴが自身の身体を振るって見せる!…そしてモツに向かいその刃先を
突き付けても見せる!…となるとそんなダーインスレイヴの行動にこれまた
カチン!と来てしまうと、次には思わずプッツンして喧嘩を買ってしまいそうに
なるのだが!…
{ッ!!…ッ~~~!!!…
てかそもそもこっちはテメェなんぞ最初っから要らねぇってんだ!!!…
さっきから偉そうに上から目線でモノを垂れやがって!!!…
そのワザとらしく振り回している腕をいっそ!!!……いっそ?…}
それでもモツは自制心で何とか無理やり乗り切って見せ!…だがそれでも
やはり苛立ちは隠せない訳であり!…そのダーインスレイヴの態度を見て!…
そのまま思った事をまた頭の中で駆け巡らせる様に不満の言葉を考えると、
ふとその自身の考えた不満の言葉の中でヒントを!…何か引っ掛かりの様な
モノを感じて行く!…それは後にこのダーインスレイヴを倒すきっかけとなる
大事な大事なヒントとなって行く訳なのだが、モツとしては如何にも
現実味がなく!…だが他に手が無いのもまた事実である訳であり!…
次にはモツがジッと腕を…それこそまるでそこ以外に狙う価値が無いよう
一点にだけ絞って行くと、静かに剣を構え直す!…ダーインスレイヴとの
第二ラウンドを迎えようとするのであった!…
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これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
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俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
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