どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

‐第八章二十五節 特異な荒れ地?と満身創痍?と錯乱のアヤ…-

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さて視点はマサツグの方へと戻って行き、モツがダーインスレイヴを倒して

直ぐ位に!…マサツグも急ぎ来た様子でその現場に辿り着くなり辺りを見回し

戸惑ってしまい!…と言うのもそこはまるで小規模ながらに隕石が降って

来た様な火山が噴火した様な!…異常気象と言うか?超常現象と言うか?…

とにかく普通ではあり得ない事が起きており!…その荒れ様にこれは何!?と

言った疑問を持つと、そこで地面に寝転がるモツ!…更にはモノリスの様な

岩の陰に隠れているアヤの姿も見つけて行く!…そして急ぎ来る羽目となった

元凶である火柱?…或いはダグレス?の姿が無い事にも驚いていると、

取り敢えずその地面に転がっているモツの方へと駆けて行き!…


__タッタッタッタッタッザザアアアァァァ!!!…


「モ、モツ!?…おいモツ!?…無事か!?…」


「…ッ!……ッ…ヤブか?…リーナは?…」


それこそ駆けつけるなり滑り込む様にしてモツの元へ!…そして無事であるか

どうかを確かめる始め!…モツの顔を覗き込みながらまずは声を掛けて行くと、

次にはモツもまだ意識が飛んでいなかった様子で反応を!…少し間を空けながらも

草臥れた具合に返事をする!…その際マサツグが連れて行った筈のリーナについて

モツが逆に質問をすると、マサツグもその問い掛けが返って来た事でとりあえず

意識がある事に安堵し!…


「ッ!…ふぅ…

…安心出来る人に任せて来た!!…それより大丈夫か!?…」


「…あぁ…ちょっと草臥れただけだ…怪我も無い…

しいて言うならTPが枯渇気味だが…」


と、その際安堵の溜息を漏らしつつ預けて来た!と…それもちゃんと信頼の

出来る人に預けて来た事を話して行くと、次には途端にモツの体について

また心配をし始め!…と言うのも今度はケガをしているかどうかで有り!…

見た所怪我は無い様子ではあるのだが!…それでも!とばかりに本人の口から

聞こう!とマサツグが再び質問をすると、モツもまた大丈夫!と返事…

何なら自身が動けない理由も話して行く!…となるとそれらを聞いてマサツグも

漸く心から安堵する様子を露わにすると、また辺りを見回し疑問を口に!…


「ッ!…そ、そうか…それなら良かった……にしてもこれは?…

一体何が有ったって言うんだ?…まるでここだけこの世の終わり?…」


と言うのも言わずもがなその疑問は周りの荒れ具合についてであり!…

この時マサツグはこの世の終わり!と…これで空が赤ければ!と言った戸惑い様を

露わにすると、モツに三度質問を!…とにかく普通では無い事を口にする!…

その際周りではまだ煮え滾る!…とまでは行かないが地面に溶岩が垂れている

様子が見て取れると、当然マサツグが警戒をし!…が、モツはそんな様子に

対して大丈夫!と…その事についてもマサツグに話しをしようとするのだが、

その説明をしようにもまず如何話せばいいのか?が分からなくなり…


「…あぁ~…それについては俺も説明し辛いな…

とにかく一言で言うとアヤとチネットのお陰なんだが…

…って、アヤとチネットは?…」


何故なら何分元のきっかけは自分ではなくアヤとチネットのお陰で有り、自分は

その力を行使しただけ!と…そうモツは倒れながらにマサツグへ説明をして行き!…

と、ここで同時にハッと…その肝心のアヤとチネットが無事であるかどうか!…

その事が急に気になりマサツグへ二人が無事か居るかどうかを尋ねて行くと、

若干心配の様子を露わにする!…するとマサツグもへっ?とばかりに確認をする!…


「ッ!…ア、アヤか?…アヤは何かぁ…

…モノリスっぽい岩の陰に隠れてる?…

てか様子も変だし…これは?…」


「ッ!?…わ、悪い!!…

ちょっと肩を貸してくれないか!!…俺をアヤの所に!!…」


その際来た時に見つけたアヤの居た方を確認すると、そこには未だ何か様子が

可笑しいアヤの姿がそこにあり!…と、マサツグもまずアヤの姿を見つけた事を

話して行き!…しかし同時に様子が可笑しい事も!…重症では無いが何か変で

ある事を話して行くと、モツは機敏に反応を!…次にはマサツグに肩を貸すよう

お願いをする!…この時それはまるで恋人の危篤を聞いた様なそんな慌て様を

露わにすると、マサツグもそんなモツの様子にこれまた戸惑い!…


「ッ!?…うぇえぇぇ!?…って!!…

わ、分かったから!!…分かったから落ち着け!!…

…何でそんなに慌てて?……まぁとにかく!…」


__ザッ…グルンッガッ!…ッ…


「じゃあ行くぞ?…せぇ~の!!…っとぉ!!…」


宛らそれはまるでゾンビの様に寄り掛かって来て!…と、そんなモツの様子に

動揺を隠せず!…それでもお願いは聞いて一旦モツを落ち着かせに掛かり!…

スッと自身の肩にモツの腕を回して行くと、自身の肩を貸す!…そして掛け声を

掛けて共に立つ!…するとそこからはそのアヤの居るモノリスの岩の方へと

歩き出すと、一方でアヤはまるで自身の中の何かと葛藤する様子を見せており!…


{…な、何で?…何で私こんな?……これが私のしたかった事の筈!…

なのに…なのに何で!?……ッ!?…も、もしかして!!…

本当に私が望んでいた事は!!…こ、!?…

ッ~~~!!!…そ、そんな筈はない!!!…だって!!…

だって私はお父様の為に!?…}


それは如何しても自身でも信じられない様子で、必死に自身に言い聞かせる様に

思考を巡らせ!…しかしそれとは裏腹にその考えを否定するよう更に空しさが

心の中を満たし!…となるとアヤは一種のパニック!…自身のしたかった事に

疑問を持ち!…本当は復讐などしたくなかった?…と言う事は別に実の父親に

対して何とも思っていなかったのか!?と言った疑問を持ってしまうと、自分は

何なのか?…考えれば考える程に深みに嵌る!…それはまるで底なし沼の様に

飲み込んで行くと、一方で能天気にマサツグがアヤの事を呼んで行き!…


「…ッ!…おぉ~い!!…アヤァ~?」


「…いや…いや!…いやいやいやいや!!!…そんな筈は!!!…」


「ッ!?…ス、スマンヤブ!!!」


が、アヤを呼んだ所でマサツグの声は一切アヤに届いておらず!…この時もはや

アヤはトリップ状態に!…自身で自身を否定する何か奇妙でヤバい感覚に陥って

居ると、まるで発狂する様に言葉を口に!…となると次にはモツがそのアヤの

異変に気が付いた様子で行動を起こす!…それは突如マサツグに謝罪の言葉を

口にすると、次にはマサツグを押し飛ばしてグッと前に向かって飛んで行き!…


__グッ!!…ンバ!!!…


「ッ!!…ッ~~!!!…ッ!?…お、おいモツゥ!?…」


となると押し飛ばされたマサツグも勿論の事ながら怯む様子を!…しかしモツを

怒る事はこの時無く!…ただモツが何故そんな行動を取ったか?でフラ付きながら

戸惑って見せると、取り敢えずモツの事を呼んで行く!…一方その肝心のモツは

まだ脚が覚束ない様子で、そのままフラフラとバランスを崩す!…

その際発狂寸前のアヤに向かって倒れて行くと、それでもまだアヤまで届かない分は

歯を食い縛って地面を這ってでも近付いて見せ!…


__ズシャアァァ!!!…ッ~~~!!!……ズリ……ズリ……


「ア、アヤ!?…大丈夫か!?…しっかりしろ!!…」


と、この時勿論アヤが発狂し出した原因など全く知る由もなく!…だが様子が

可笑しい事から当然酷く心配!…となると意地からでも無理やりアヤに寄り添い!…

まるでアヤを正気に戻すようモツが慌てて声を掛けると、一方でそのモツの声は

届いているのか!?…アヤは更に塞ぎ込むそんな反応を露わにする!…となると

そんな様子を見せられているマサツグとしてもただ戸惑うばかりで、自分が居ない

間に何か事件が有ったのか!?と…


「…え?…な、何!?…そんなヤバい事が有ったのか?…」


「わ、分からない!!…でもこんな様子!!…普通じゃないだろ!?…

…アヤ!!…そうしたって言うんだ!?…一体何が有ったって言うんだ!?…」


「ッ!?……ッ………スゥ~!…フゥ~!!……ッ!!…」


が、質問をした所で何も分からず!…モツもそんなマサツグの言葉に対して

分からない!と…とにかくアヤの様子に見て居られない様なそんな言葉を

口にすると、モツまでそのままパニックに!…が、マサツグは逆にそんな二人を

見てハッとし出す!…勿論何が如何なってこうなったのか?は分からないが、

二人が揃って錯乱し出した様子を見て冷静になり!…その際ただ慌てて

戸惑っても仕方がない!と落ち着き思考を巡らせ…この時一旦一呼吸を挿み!…

自身が悪者になるようスッとアヤに近付いて行くと、次にはある行動を取り!…


__…コッ…コッ…コッ…コッ……ッ!…


「…アヤ…後で謝るからな?…」


__ガバッ!!…ッ!?…ッ~~~!!!…


と言うのもマサツグは申し訳なさそうにふと言葉を口に!…何なら表情も曇らせて

行くが、次には錯乱するアヤにマサツグがガバッと襲い掛かり!…となるとそんな

突然のマサツグの様子に二人も当然戸惑いを露わに!…飛び掛かられたアヤは

反応が遅れ!…そのまま徐々に首を決められ締め落とされそうになって行くと、

難を逃れようと藻掻くのだが!…しかしアヤではさすがにマサツグを振り解く事は

叶わない様で!…そのまま徐々に意識を失い!…一方でモツもそのマサツグの

行動に驚き慌て!…


「ッ!?…お、おいヤブ!!!…何をして!!!…」


「何を仕出かすか分からない状態で放置するより!!…

一旦気絶させてからもう一度起こした方が話しが出来る!!…

…それに今の本ちゃんだともしもの場合!…

止める事すら出来ないだろ!?…」


「ッ!!…けど!!…」


当然マサツグに急ぎ止めるよう促す言葉を掛けて行くが、マサツグは構わず

アヤの意識を奪いに掛かり!…何なら前にも同じ事をやった事が有る様子で

慣れた手つきを露わに!…その際静止を促すモツの言葉を振り切り!…

寧ろこれが正解である様な反論の言葉を口にすると、更には今のモツの

状態についても考慮!…他に手が無い事を更に話す!…となるとそんな

マサツグの言い分を聞いて思わずモツもグッと黙って見せてしまうが、

それでもやり過ぎである事を反論し!…が、言い切る前にアヤがガクッと…


__…ッ~~~!!…ッ…ガクッ…ッ!…


それはまるで本当にポックリ逝ってしまったかの様な気絶であり!…

瞳孔が開く様子が見て取れると、次にはフッと突然の脱力!…と、その様子は

見ている方からするととても危ない様子なのだが!…一方でマサツグはやはり

慣れた様子で淡々と処理を!…と言うのも拘束を解いてその場にスッとアヤを

寝かせて行くと、次にはアヤの手首から脈を確認!…ただ気絶している事を

口にする!…


「…よし!…ちゃんと脈もある!…気絶状態!…

…で、後はモツの回復次第!!…」


「ッ!!…おい幾ら何でも!!…」


この時アヤの気絶を回復させるのもモツが回復してからである事を話して行くと、

その一連のマサツグの行動にモツが当然激怒し!…それこそ危険である事を

訴える様に!…改めてやり過ぎである事をマサツグに注意しようとするが!…

マサツグはそんなモツに対して不敵?…とにかく分かって居る!とばかりに

笑みを零す!…そして先程の状況において他に方法が無かった事を話して行くと、

更に自身の経験談もモツに話し!…


「わぁってるよ!…俺だって本当ならしたくはなかった!!…

…けど…けどよ?…前にも似た様な錯乱の仕方をする奴が居てな?…

そいつはこうやって止めるしか他に方法が無かったんだ!!…

っで、アヤもそんな感じで言う事を聞きそうに無かったから!…つい!…」


その際マサツグがモツに話し出した話と言うのはユグドラドでの事であり!…

何なら錯乱具合がその時のある者と似ていた!と…更には自身でも本来なら

やりたくない方法であった事をして行くと、次には笑みが消えてばつが悪そうな

表情を!…と、モツもそんなマサツグの表情を見て次にはハッ!と理解する…

それはマサツグもマサツグなりの考え?が有った事を認識すると、それでも尚

やはり注意を促すよう言葉を口に!…


「ッ!…ッ…とにかく気を付けろよ?…アヤは俺達と違って!!…」


「それも分かってる!!…モツにとって大事な人だもんな?…」


が、あくまでも長々と言うのではなく再確認をするよう!…アヤは自分達とは

違う!と…細心の注意を払わないといけない様にマサツグへ話すと、マサツグも

そんなモツの言葉にピクッと反応!…先読みをするよう返事をする!…そして

今度はモツにとってのアヤが如何言ったNPCであるのかについて触れて行くと、

マサツグがそんな事を言い出したモノだからモツも途端にバッ!と慌てる反応を…


「ッ!?…なぁ!?…ちょ!?…はぁ!?!?…」


「ッ!…ん?…アレ?…そう言う関係…じゃ、ないのか?…

傍から見ててかなり分かり易い関係と言うか…何と言うか…」


「ッ!!…お、おいそれは!!!…

それはヤブにだけは言われたくねぇ!!!!」


言わずもがなそんな事を言われたのでモツは赤面!…そして目に見えて動揺を

露わにして見せ!…言葉にならない声ばかりを漏らして行くと、一方でマサツグも

すっ呆けた事を!…と言うのも自分はそう言う風に見えていた事を口にする!…

それそこ分かり易い!とばかりに朴念仁マサツグがモツにそう不思議そうにしながら

話して行くと、モツもモツでそんなマサツグに!…文句を言うよう返事をする!…

その際マサツグにだけは言われたくない事を堂々言うと、言われたマサツグとしても

戸惑う様に返事をし!…


「ッ!…え?…」


__ッ!!…ッ~~~!!!……はあぁ~……


それは本気で何の事を言っているのか分かって居ない表情!…モツの方をジッと

見詰め…何を言って居る?とばかりにキョトンとした表情を浮かべて見せると、

あざとらしく首も傾げる!…するとそんなマサツグの反応にモツも若干イラッと

する!…しかしだからと言ってそこから喧嘩に発展する事は決して無く!…

モツが大人になって行くと、次には溜息を一つ漏らし!…と、同時にここで

ある疑問を!…


「…ッ!…そう言えばリーナは?…

確かさっき聞いた話だと誰かに預けて来た様に聞こえたけど?…」


と言うのもマサツグがここに戻って来た際に、リーナを預けて来た!と言う言葉に

ふと引っ掛かりを覚え!…その際リーナを預ける!と言う言葉にも当然疑問を

感じる所では有るのだが、今はそれは置いといて!…そのマサツグの預けて来た!

と言う人物が…モツ的に気になった様子で誰なのか?をマサツグに尋ねて行くと、

マサツグもその質問を受けて勿論返事!…誰に預けて来たのか?を話し始める!…


「ん?…あぁ、そうそう!…

リーナはトンデモナク信用出来る人に預けて来た!…

…まず間違いない!!…あの人に任せておけば万事解決!!…

…なんせだからな?…」


マサツグはその質問に対してさも思い出した様なそんな素振りを見せて行くと、

その人物をマサツグは信用出来る人!と…しかも並みならぬ様子でマサツグは

大丈夫!とばかりに語って行き!…何ならその人は!と…

まるでリーナの身内である様なそんな事を口にすると、モツもそれを聞いて

ピクッと反応!…そこから少し悩む素振りを露わにする!…しかしそれも

本当に少し…いや一瞬の間の事であり…リーナの近くでそんな事を名乗れそうな

人物を一人一人思い出すと、もう該当するのは一人しかおらず!…


「ッ!…リーナの師匠……って、えぇ!?…」


「…居たんだよ!!…あの人が!!…

やっぱ心配だったみたいで王妃様が使いに出したって!!…」


そのマサツグの言い様だと思い当たった人物が今ここに居ると言う事になり!…

モツもその事実に驚き戸惑い!…思わず信じられない様なそんな反応を露わに

すると、マサツグはアヤとモツの様子を見ながら話の続きを!…何故その人物が

今居るのか?をモツに話す!…何でもマサツグが聞いて来た話しによると、

事の発端は如何にもやはり!と言った様子で王妃アムネス様が関係しているらしく!…

一国の将軍を簡単に使いに出した事を話し!…


「ッ!?…お、王妃様も大概だなぁ……ってか国は?…」


「それに関しても王様が頑張って仕切ってるみたいだ!…

…なんせ将軍を派遣する際…王様も二つ返事だったみたいだから!…」


「ッ!…あ、あぁ~…」


となるとその話を聞いてモツも当然更に戸惑い!…しかしその話に一切違和感を

感じず!…寧ろ納得出来た様なそんな口振りを漏らして行くと、更にふと疑問を!…

では国は?と更に質問をする!…するとその話もちゃんと聞いて来た様子で

マサツグが詰まる事無く話しをし出すと、如何も王様スティング自らが仕切っている様子で!…

と言うのもその話が出た際、王様も乗り気になったらしく!…二つ返事であった事を

聞いて来た!と…マサツグも苦笑いをしながらモツにそう話して行くと、モツも

その話を聞いて容易に想像が出来たのか…更に納得して釣られて苦笑いをして

見せる!…さてそうして色々と話しをして居ると、漸くモツのTP不足も

解消され出し!…


__……ッ!…グッ…グググッ!…


「…ふぅ~…やっと動けるようになってきたかな?…

はあぁ~!…参った参った!…」


モツは自身の体に力が入る感覚を感じて行くと、次には自力で立ち上がろうと

動き出し!…と、マサツグもその様子に気が付きモツに視線を!…その際モツが

転けないよう見守り!…いつでも手を貸せる状態で身構えようとするのだが、

それも杞憂に終わる!…モツは無事自力で地面に立って見せる!…そしてやっと

動ける事に対して一つ溜息を吐いて行くと、こうなるのは久しぶり!とばかりに

参った!と零し…と、地面を這っていたせいで服はドロドロ!…そんな汚れや

土埃を払い落とし!…スッと無言でアヤの方に視線を向けると、マサツグも

そんなモツの様子にピクッと反応!…次には意図を汲んだ様にある事をする!…


__ッ!…ゴソゴソッ……スッ…


「…起こすか?…」


そのある事と言うのも自身のアイテムポーチを弄り出すと、一本の小瓶を

取り出し!…と、その小瓶にはラベルで[気付け薬]と…要はアヤを起こそうと

して居り!…その小瓶を手に一度モツの方へチラッと視線を向けて行くと、

モツにさも準備は出来て居るか?を尋ねる様に質問を!…するとモツも

その質問に対して返事をする!…それは堂々とした様子で真剣な表情を

浮かべて見せると、何が有っても受け止める!と言った意思を露わに!…


「ッ!…あぁ!…」


「ッ!…よし!…じゃあ…」


__キュウゥゥ!…ポンッ!!……フッ…


と、そんな様子を見てマサツグも大丈夫!と判断をして行き…次には小瓶の

封を切り!…スッとアヤに気付け薬を近付け…軽く中の薬の臭いをフッと

一瞬ばかり嗅がせて行くと、次にはその匂いに驚いた様子でアヤが突如覚醒!…

慌てて飛び起き辺りを見回す!…しかし幾ら見回した所で有るのはマサツグと

モツの姿だけで、別にアヤが思う様なモノの姿は一切何処にも存在せず!…


「…ッ…ッ!?…うわああぁぁああぁぁぁああぁぁあああ!!!…

はぁ!!…はぁ!!…え!?…な、なに!?……ア、アレ?…」


「ッ!…ア、アヤ!!…大丈夫か!?…」


「ッ!…え?…あっ…モ、モツ…だ、大丈…夫?…」


となると今度は何も無い事に戸惑う始末!…何なら何度も瞬きをして見せ!…

何も無い事にアレは何!?と言った酷い表情を浮かべて居ると、一方でモツが

アヤを心配した様子で声を!…率直に何か痛み等が無いかどうか?を尋ねて行く!…

それも当然マサツグに絞め落とされたからで有り、何か後遺症が残って居ても

最悪可笑しくはない!と…が、そんなモツの問い掛けに対してアヤは依然戸惑う

ばかり!…やはりこの状況は何?と…言葉が途切れ途切れなりながらも大丈夫で

ある事を口にすると、やはり何度も瞬き!…状況が分かって居ない様子を

露わにする!…そして次にはモツがスッとアヤに手を差し出し起こそうとすると、

アヤも疑問を感じながらもそのモツの手に気が付くなり手を伸ばし!…


__スッ……ッ!…ッ…スッ……ッ!!…


それこそこの時何も考えずにスッとモツの手を握り!…と、次の瞬間また自身の

感情をふと思い出し!…モツに手を引っ張られ起こされつつも!…ハッとした

表情で途端にまた何か不安を覚える様なそんな様子を露わにすると、手を振り解きは

しないが…それでも急に心ここに在らずな反応を見せてしまう!…だがモツは

気が付いていない様子でそのままアヤを起こして行くと、次には如何動くか?で

マサツグ達に相談をするよう言葉を口に!…


「…とにかく大丈夫そうで良かった!!…

っで、ヤブはこのまま城に攻め込むつもりか?…

最悪リーナの事を考えると制圧を他に任せるってのも手なんだが?…」


その際特に何も思っていない様子でアヤに無事で良かった!と…と、次には

マサツグにも声を掛け出し!…恐らくマサツグが行くであろう!…或いは

やるであろう事を推測にすると、まんま本人に確認!…何なら別案もある事を

話して行く!…しかしマサツグはその提案を聞いたとしても既に心は決まって

いる様子で!…スッと敵居城の方を向き直すと、モツの考えを否定するよう

言葉を口に!…


「…いや、俺は行くぞ?…ちゃんとこの件に関して!!…

きっちりケジメを取って貰わないといけないからな?…」


「ッ!…ったく!…相変わらずだな?…

…となると俺とアヤか……アヤが如何にも心配だから…

今度は俺がアヤを連れて…」


と言うのもこれは自分達が始めた喧嘩である事を語る様に!…被害者として

当然文句を!…ちゃんとケジメを付けて貰わないと気が済まない事を口にすると、

その目の前に見えている敵居城を睨み!…と、そんなマサツグの反応と言葉に

モツも呆れる始末となる!…だが最初から分かって居た答えで有る分、別に

頭を抱える事も無い様で…となると次には自分とアヤの事について考え出し!…

この時アヤの事を気遣い!…今度は自分がアヤを連れて戻る事を口にするが、

アヤはその言葉を聞くなり慌ててこんな事を言い!…


「ッ!!…モ!…モツはマサツグと!!…

…一緒に…行って来て?…」


「ッ!…え?……ッ!?…」


それは何故かモツとの退却を嫌がる!…と言うか断る言葉で、その際アヤは

青褪めた表情を浮かべ!…となると断られた事に当然戸惑い!…ここで漸く

チラッとアヤの顔を…青褪めている異様な様子を目にして行く!…それこそ

まるで何か怪奇な物を見たかの様な引き攣った反応も伺えてしまうと、

二人は揃ってこれまた驚き戸惑い!…と、アヤもそんな二人に気が付いた

様子で続けて言葉を!…


「わ、私は大丈夫!!…一人でも戻れるから!!…

…だ、だからモツはマサツグと!…」


「ッ!?…い、いやいや!!…そんな青褪めた表情で言われても!!…」


この時アヤとしては心配を掛けないよう気を遣う様に!…しかしその今の表情が

全て壊し!…明らかに普通ではない!…その言葉も何処か不穏な物を感じさせる

嫌なモノとなってしまうと、モツが余計に心配を!…それこそアヤの様子を見て

説得力が無い!とツッコんで行く…と、ここでアヤもモツに指摘された事で!…

自身が青褪めている事に気が付いて行くと、自身の顔を隠す様にしてモツ達に

背を向け始め!…


「お願いだから!!!……い、今は一人にして!!…

…でないと私!…壊れちゃうから!!…」


__ッ!?…ッ!…ッ…ッ~~~……


となると次にはまた錯乱一歩手前の状態に戻ってしまい!…何なら怒気!と言う

訳では無いのが…声を荒げて一人にして欲しい事をモツに訴えて見せて行くと、

更にそのか細い背中をプルプルと震わせる!…まるで何か不安に駆られている

様子を露わにする!…その際最後に奇妙な脅し文句の様な言葉も口にすると、

モツとしても迂闊に動く事が出来なくなり!…と、一方でマサツグとしても

そんな様子を見せられて気まずくなってしまい!…心の中でこれは何!?と…

思わず天に祈る様に誰かに助けを求めてしまうと、次には広場の方より時の声が!…


「…敵将おぉ!!…デグレアント軍・第二師団・将軍!!!…

[ハドン・シュライニヒル・デエヴァルツァ]!!!…打ち倒したりいぃぃ!!!」


__オオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!!!!…ッ!?!?…


それは無双ゲー等をしている時に良く聞きそうなセリフであり!…わざわざ

敵の役職から入って行き!…改めて誰であるかを天高く響かせるよう聞こえて

来ると、打ち取ったのではなく倒した!と…何ならその時の声もラインハルトが

上げて居る様に聞こえて来る!…そしてその声は帝都内に堂々と響き渡ると、

更にはそのラインハルトの声に呼応するよう周りからも咆哮が上がり!…

となるとその突然の咆哮にマサツグ達もこれまたビックリ!…


「い、今のは将軍!?…」


「…広場の方からだな…

…って事はここから更に前線が上がるって事か…」


「………。」


突如ラインハルトの声が聞こえて来た事でその方向へ振り向き!…と、次には

確認するよう言葉を漏らし!…モツが改めて先程の咆哮が広場から聞こえて

来た事を口にすると、マサツグと共に思わずジッと見詰める!…するとそこで

活気付く自軍の様子を目にして行く!…それは遠目ながらも武器を振り上げ

前線を押し上げる様子を見せて行くと、敵居城の方へと当然進行!…一方で

そんな味方達の様子とは裏腹にアヤは未だ不安に駆られ!…一人その場で俯き

震え!…自身の体を抱き締めるそんな様子を見せて行くと、ひたすらに葛藤!…

自身の気持ちに不安をずっと持つのであった!…

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~

仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。 祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。 試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。 拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。 さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが…… 暫くするとこの世界には異変が起きていた。 謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。 謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。 そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。 その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。 その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。 様々な登場人物が織りなす群像劇です。 主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。 その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。 ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。 タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。 その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

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