どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

-第八章三十七節 ゼファー戦・前編と審美眼と不意打ち同士-

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それは誰もが想像しなかった光景であった…と言うのも幾ら王と言っても所詮は

そこら辺に居るモブと一緒!…手強いと言っても小手先だけで!…一国の王が

真の強キャラだと言うイメージを誰も持って居なかった様子で見て居ると、次には

その意識を改めさせられる!…ある者はその光景を見てあのマサツグが!?と

驚きを露わに…またある者も同じくその光景を見てマサツグの心配をして行くと、

感覚的にはまるで日朝のアニメを見て居るかの様!…誰もがその画面に釘付けと

なってしまう!…そして肝心のその両者の方はと言うと、今まさにその驚くべき

体験をマサツグがしようと!…


「ハアアアアアアァァァァ!!!!」


「…か…なら…」


その際マサツグはゼファーの放ったねずみ花火に追われながらダッシュ斬りを

敢行!…一気に間合いを詰めて斬り掛かり!…勝負を長引かせるそんなつもりも

ない様子でさっさとケリを付けようとするのだが、ゼファーはやはり慌てる

様子を見せる事無く!…ただマサツグの動きを観察する様にジッと見詰める!…

そして次にはマサツグの攻撃がどの様に飛んで来るのか?が分かった様子で

ポロッと漏らすと、マサツグも聞こえたのかそのゼファーの言葉に戸惑いを

露わに!…


「ッ!?…な!?…ッ!!…」


と言うのもゼファーの言う通りの攻撃をしようとしている真っ最中で…

確かに今まで敵に行動を読まれる事は何度かあったが、向かって来る攻撃に対して

ここまで冷静!…さも攻撃を喰らう筈が無い!と言った態度を見せる者はこれまで

居らず!…が、それでももう繰り出した手前止まる訳にはもう行かず!…

それでも!とばかりに腕に力を!…避けられた際の次の行動も直ぐに考え!…

とにかくタダでは終わらないつもりで向かって行くと、案の定その最初の攻撃は

簡単に躱され!…


__スゥ…フォン!!…ッ!!…


「ッ!……」


一撃目はバックステップで簡単に回避、マサツグの一撃は当然空を斬り!…

が、それでも諦めずにマサツグは更に踏み込んで行き!…今度は相手に

悟らせる間もなく直ぐに!…もう一撃を叩き込もうと機敏に懐へ入ろうと

すると、ゼファーもそれをパッと見ただけで直ぐに看破!…また行動を

読んだ様子で言葉を漏らす!…そしてやはり慌てる様子を見せる事無く!…

今度はそのマサツグの攻撃に合わせてサイドステップで移動をすると、

逆にマサツグの隙を突き!…


__ババッ!!…ッ!?…フォン!!…


と、一方でゼファーにまた攻撃を読まれた事でマサツグが慌て!…しかし慌てた所で

動きを突然変えれる筈もない訳で!…となるとそのまま言う通りに斬り掛かり!…

そこでゼファーに攻撃を合わされ上で自身の側面に立たれてしまうと、マサツグは

更に焦りを覚える事に!…その際ゼファーも身構え始める!…それはさすがに

ここからの防御も間に合うまい!と言った様子で…その手に持つ剣をスッと引いて

構えて行くと、次にはゼファーがマサツグに向かい突きを繰り出し!…


__スゥ…フォンッ!!…


「ッ!?…マッズ!!………ッ!!…」


この時もう一度刀を振り抜きたくともゼファーの位置からではリーチが足りず、

腕を畳もうにも今から動いては間に合わない!と…その間にも目の前には黒い炎を

纏った歪な剣が迫っており!…となるとただ青褪める事しか出来ず!…マサツグも

被弾を覚悟しいっそ玉砕覚悟の一撃を見舞おうか!?とも考えるのだが、そこに

救いの手が一撃!…剣を構えるゼファーに向かい飛んで行く!…しかしゼファーも

それを機敏に察知すると、途端に攻撃を止めてバックステップを!…


__バジュウゥ!!!…ッ!!…ババッ!!……ドゴオオオォォォ!!!…


「ッ!……ふむ…」


その際言わずもがな救いの一撃を放ったのはモツであり!…モツはゼファーの

ねずみ花火を利用した様らしく、自身の剣にその黒い炎のねずみ花火を吸収し

纏わせ!…そしてお返し!とばかりにその黒い炎の斬撃に変えてゼファーに

向かい放ったのだが、ゼファーは咄嗟に気が付くとそれを回避!…モツの攻撃は

空振りに終わる!…因みにそのモツの攻撃はそのまま真っ直ぐ玉座に向かい

飛んで行くと、命中しては火柱を上げて玉座を焼き!…と、この光景にゼファーも

ピクッと反応をして見せ!…それは怒るとかそう言った物ではなく、何か興味を

持った様なそんな反応をして見せると、一方でマサツグも自身が無事である事に!…

何なら目の前を黒い炎が通った事でドキッとする!…


「ッ!!…え!?…え!?…」


「ヤブ!!!…大丈夫か!?…無茶はするんじゃねぇ!!!」


となると突然の事に!…いや、何なら一歩間違えれば自分が丸焼けになりそうで

あった事に!…これまた戸惑いを隠せないでたじろぐそんな反応を見せて居ると、

次にはモツが心配の言葉を!…駆けて来た様子でマサツグの元へと合流をする!…

そして続けてマサツグに注意の言葉を口にすると、剣を構え直してゼファーの

動きに警戒をし!…と、マサツグもモツに注意された事で漸くハッと我に返って

やはり戸惑い!…しかしここでモツに助けられた事を自覚して行き!…


「ッ!?…ス、スマン!!!…助かった!!!……ッ…ッ!?…」


慌てて謝りモツと同じく!…ゼファーの居る方へとやはり慌てて視線を向けると、

そこには何か不敵に笑うゼファーの姿が!…宛らそれは某・最終幻想七作目に

出て来る銀髪ロン毛のあの剣士の様に見えてしまう!…まぁよく見れば全く違う

訳ではあるのだが、如何にもある場面の構図とよく似ている様に見え!…

が、そんな事を気にしている場合では勿論無く!…ゼファーはモツをジッと

見詰め!…何かを理解した様子で口を開くと、徐に質問をし始め!…


「…ほう、その剣は…ドラッケンナイトで出来ているのか…」


「ッ!!…一発で!!…」


と言っても七割確信を持っている様子で肯定の言葉を!…モツが扱う剣の材質を

徐に言い当て!…モツもその言葉を聞いて思わず若干戸惑う反応を露わにすると、

更に警戒を強める!…一方でゼファーはまだモツの剣の刀身をジッと見詰める!…

それは自身の審美眼でモツの剣を見定めるそんな視線を向けて行くと、次には徐に

フフフッと不敵に笑い!…と、今度は何故直ぐに分かったのか?を説明するよう

ある事を話し始め!…


「…私のこの炎も特殊なモノでね?…

そう言った特殊なモノ同士で無いととてもでは扱えない筈なんだよ…

…それに見た所実に質のいい鉱石を使ったのだろうね?…

職人の腕の良さも見て取れる…」


「ッ!!……何が言いたい?…」


何でもゼファーが言うにはこの黒い炎は特殊である!と…故に一筋縄では扱えない

らしく、今扱えた事でそれが特殊である事が分かり!…更には容易に扱える方法と

言うので自身の中でさも候補が絞れた様子で話しをすると、更に色々な事も

分かったのか!…次々に話しを続けて行く!…それは今が戦闘中であると言う事を

忘れた具合に!…その剣に使われている鉱石の質や鍛冶師の腕などを口にし!…

が、一方でそんな話をされている方としては訳が分からず!…次にはゼファーに

質問を!…勿論警戒をした様子で今度はモツが仕掛けて行くと、ゼファーはスッと

モツに視線を!…と、突如行動に移して見せる!…


「…つまり…今君が一番私にとって…厄介な敵であると言う事さ!…」


__チャキッ!!…バジュウゥ!!!…ッ!?…


それはモツが天敵であるよう話しをすると、まるで先程のお返し!とばかりに

モツと同じく黒い炎の斬撃を飛ばし!…となるといきなりそんなモノを飛ばして

来た事で二人は大いに戸惑い始め!…その際受けるか逃げるか!…モツが何方に

するかで若干の迷いを見せて居ると、次にはマサツグがモツの前へと出て行く!…

この時その左手に自前の大剣を握って見せる!…それはまるで鞘を抜き捨てる様に

大きく大振りに振り回すと、真っ向からその黒い炎の斬撃を受け止めに掛かり!…


__ジャキッ!!…ヴオン、ガシャアアァンン!!!…


「ッ!…それは!…」


__ッ…ドゴオオオォォォォォ!!!…


その際いつもの様に大剣の腹でガードの体勢!…何なら自身の身体も添えて行き!…

真正面からの衝撃に対して慣れた具合に踏ん張って見せると、一方でまたゼファーの

審美眼に敵う!…マサツグの大剣に驚いて見せる!…と言ってもまるで珍品を

見つけた程度の反応であるが、一方でマサツグはゼファーの放った斬撃を真っ向から

受け止め!…何なら更に体ごと押し付ける様にして一歩前に!…するとそれはパリィ

判定となって行き!…攻撃を完全に遮断!…何なら少しだが炎を押し返すパワー

プレイまで披露する!…しかしかと言ってその攻撃がゼファーに届くかどうか?と

言われると、微妙な所で!…


__ゴオオォォ!!!…ッ!…ババッ!!…


「…また面白いモノが出て来たね!…」


当然ゼファーはその飛んで来た炎の塊をひらりと回避!…そして回避をしながら

視線をマサツグへと向けて行き!…その手に持つ大剣にまた自身の審美眼が

敵った様にジッと見詰めるそんな様子を見せて行くと、また面白い!と言葉を…

やはりフフフッと不敵に笑う!…すると一方のマサツグはそんなゼファーの

様子に気が付いているのか?…徐に一息吐いて見せると、これまた某・最終

幻想七作目の主人公の様に大剣をクルリと回して行き!…


「…ふぅ~!…なぁんか無視されてるみたいで腹が立ったから前に出たけど!…

俺も如何やら対抗策を持って居たみたいだなぁ~?っとぉ…」


「ッ!?…ヤ、ヤブ!!!…危ないだろうが!!!…」


本当かどうかも怪しい嫉妬を零して行き!…それはまるで強がる様な!…

急にやる気を出して今までの恐怖?…戸惑いを拭おうとしている様に見えて

行くと、一方で突如前に出られたモツが当然戸惑いを露わに!…マサツグへ

更に注意をする!…と言うのも一歩間違えればモツがマサツグにFFフレンドリーファイアをして

いたかもしれない訳で、冗談抜きで危ない!と…だがそんな心配も無駄で

ある様に次にはマサツグがこんな言葉を!…


「ッ!…ンン~?…それは如何だったろうな?…

…本ちゃん、剣を振るのに躊躇ったろ?」


「ッ!…な!?…」


と言うのも悪びれもせずマサツグがお道化て見せると、モツが剣を振るう事を

躊躇ったであろう事を口に!…となるといきなりそんな事を言われた事でモツは

これまた戸惑ってしまい!…しかし同時にマサツグの言う事に対して!…

図星を突かれた様に思わず反応をして驚く言葉る口にすると、更にマサツグは

何だかんだ色々と見ている様子で更に言葉を!…まるでモツの悪癖を指摘するよう

話しを続ける!…


「相手の動きを警戒し過ぎるが故に自身の行動を制限する!…

…要は考え過ぎも身を亡ぼす事になるぜ?って言いたい訳!…」


「ッ!?!?……ヤ、ヤブ!!…」


そのモツの悪癖!…と言う程悪癖では無いのだが、マサツグが言うにはモツは

色々と考え過ぎるところがある!と…結果考えている内に相手が迫って来ている事が

しばしばあるよう話して行き!…そこから更に考え過ぎも毒であるよう!…

直観に身を任せる事もまた大事である!とばかりに…相変わらずお道化た様子で

そうモツに注意をすると、モツはまるで鳩が豆鉄砲を食ったよう!…驚いた表情と

共に言葉もポロッと漏らして見せる!…それこそまさかこんな指摘を受ける日が

来るとも思っても居なかった様子で思わず困惑をして居ると、一方でゼファーは

マサツグの大剣に興味を持ち!…


「…総アダマンタイトで作られた大剣…しかもそれを片手で振り回している…」


何故ならそのマサツグの手に握られているのは、自分達が私利私欲で集めていた

あのアダマンタイトで出来ている!…何ならそれもかなり品質のいいモノであり!…

しかもありとあらゆる部位に!…そのアダマンタイトがふんだんに使われているのが

一目で分かると、トンデモナイ代物であるよう言葉を零し!…更にはそれを片手で

振り回すマサツグに対しても驚いて見せる!…それは普通に考えればあり得ない

様子で口にすると、改めてマサツグと言う人物を評価し!…と、一方で突如声を

掛けられた様に二人がピクッと反応をすると、次にはゼファーに対して剣を構え!…


__ッ!!…ジャキンッ!!…


「…なるほど…君から攻撃を貰うとただでは済まない事がよくわかった…

…これは強敵だな…炎を吸収する剣と無力化する剣……厄介極まりない…」


が、警戒をする二人に対してゼファーは淡々と言葉を口に!…マサツグもマサツグで

厄介である事を漏らして行き!…そして改めてモツと一緒に並べて!…今自分の前に

立っている二人が自分にとって厄介である事を続けて漏らすと、また空気はピン!と

一気に張り詰める!…だがマサツグとモツはもう怯まない様子で堂々と構える!…

となるとここからは更に深い読み合いにへと発展するが、この時ゼファーはまだ

余裕が有るのかふと別の事を考えて居り!…


{…そしてそれとは別にあの二本の剣からは何か異様な気配を感じる…

…まるで生きている様な…それが如何にも不気味!…

だが今の感じで攻めて来ると言うのなら…至って問題は感じられない!…}


それはマサツグとモツがそれぞれ構えて居る剣の事で、ただ希少な鉱石で出来て

いるだけには感じられない!と…それこそ何か別の異様な!…警戒すべき雰囲気が

その剣から発せられている様に感じて行くと、二人を不気味に感じてしまう!…

が、それもまるで一時の杞憂の様に考えて行く!…と言うのも正直な話をすると、

ゼファーからすればマサツグとモツは然程脅威に見えていない様子で有り!…

何ならまだ未熟!と言った様子で見て居る様で!…攻め方も今のままであれば!と…

若干ながら見下す様なそんな気持ちを見せて居ると、次には二人が動きを露わに!…

ここからが本番!とばかりに本気を見せる!…


__…ジャコンッ!!…グッ…ダンッ!!!…


「ッ!!…ほう…」


「いくぜおいいいぃぃぃ!!!!」


マサツグが大剣を突如自身の顔の横に持って来て!…突き出さん!とする構えを

見せて行くと、次には腰を落として思いっきり踏み込み!…その際そのマサツグが

飛び出して来た勢いにゼファーも驚き!…と言ってもやはりまだまだ余裕の様子!…

この時反射的にバックステップを踏んで行き、少しでもマサツグから距離を取る

そんな様子を露わにする一方!…マサツグは構わず突貫!…声を上げて威圧する!…

そして攻撃としてはマサツグが大剣を突き出せばゼファーに初ダメージを与えられ

そうな状況まで来るのだが、勿論そう簡単に事が運ぶ筈もなく!…


__…ッ…スッ…タタンッ!…ブオンッ!!!…


「ッ!!…チィッ!!…」


ゼファーの二度目のステップの方が僅かに早く!…バックステップから床に足を

着けるなり今度は右にステップ!…勿論マサツグの突きの動きを察知しており!…

同時に回り込みまたマサツグの側面を陣取って行くと、マサツグの突きもこの後に

発射!…だが当然空振りに終わる!…となるとこの展開にマサツグもまた舌打ちを

してバッ!とゼファーの居る方に視線を向けると、そこにはお返し!とばかりに

剣を構えるゼファーの姿が存在しており!…


__バッ!!…チャキッ!!……フッ…


「ッ!……フッ…」


何ならまた同じ展開にゼファーも微笑み!…しかしこの時マサツグは

然程慌てて居らず!…寧ろゼファーの真似をする様に!…ハッと反応をする様な

そんな様子を露わにすると、次にはこう来るのは読めていた!とばかりにフッと

不敵に微笑み返し!…何か不穏な雰囲気を放って行く!…

となると勿論そのマサツグの表情にゼファーもふと気付くと、次にはハッ!と

マサツグが何故笑っているのか?を理解して行き…


__ッ!?…ッ!!…


「貰ったぁ!!!」


と、それこそ機敏に気配を感じ取った様子で背後を振り向き!…するとそこには

既に剣を構えているモツの姿!…まさにマサツグはダミーで有り、モツが本命で

ある事をその構えている姿で察して行くと、ここで初めて焦りを覚える!…

となると途端に攻撃を止める!…その際まんま先程と同じ展開を見せる事で…

さも学習能力が無い様に振舞ったマサツグの道化具合に驚かされると、一方で

モツは逃がさない!とばかりに剣を振るい!…


__フォンッギイイィィィン!!!…ズズズッ!!!…


「ッ!!…クッ!!…」


__ギイイイィィィンン!!!…


しかしゼファーもゼファーで勿論抵抗をして見せる!…それこそ躱し切れない!と

悟ると瞬時に!…そのモツの剣に対して振り向き様にゼファーも攻撃を繰り出すと、

次には鍔迫り合いに持ち込み!…だがそれが逆に悪手となってしまう様に!…

今度は黒い炎がまたモツの剣に吸収され!…と、それを見てゼファーもヤバい!と

感じたのか…慌ててモツを弾き二人から距離を取ろうとするのだが、それを

許さない!とばかりに…今度はマサツグが体勢を立て直して斬り掛かって見せる!…


「もういっちょおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」


「ッ!?…な!?…」


__グオンッ!!…ドゴオォォ!!!…ッ…ギュンッ!!!…


それは突きの硬直から解けて直ぐにその場でグルンと回ると、まるで四番打者宛ら

かっ飛ばす様にしてフルスイング!…と、この時当然!とばかりに掛け声付きで

思いっきり振り抜き!…となるとさすがにこれまでは防げない様子でゼファーも

戸惑い!…次には打ち上げられる様にしてクリティカルヒット!…その体は高々と

打ち上げられ宙を舞い!…その際天井がある為ホームランとまでは行かないのだが…


__ッ…ドゴオオォォ!!!…ッ~~!!!…グハアァァ!!!…


それでも謁見の間にある柱の一本にその打ち出されたゼファーが叩き付けられ!…

となると当然大ダメージを負って行き!…その際叩きつけられた反動でゴボッ!と…

吐血をしてそのまま某・竜玉集めの漫画宜しく岩に叩き付けられたキャラの様に

その柱へ体を減り込ませると、次にはヒビが入って一周して行き!…そのまま柱が

持たない様子で崩壊し出す!…それはまるで風に煽られてビルが倒壊するゼファーを

上にして倒れて行くと、辺りに物々しい音を響かせ!…


__ッ…バゴンッ!!…ゴゴゴゴゴゴ!!!…ガラガラガラガラアアァァァ!!!…


「ッ!?!?…っと、やり過ぎちまったか?…」


と、柱が瓦礫に変わって行くと同時に土埃も立ち登って行き!…何ならその土埃にも

部屋の炎が引火するよう!…パチパチと如何にも不穏な火花が散っている様に見えて

しまうと、マサツグはその柱が崩壊した様子も込みで戸惑い!…やり過ぎたか?と

言葉を漏らして行く!…となるとそのマサツグの言葉に対してモツも呆れた様子で

返事をすると、また突発的な作戦だったのか!…マサツグに文句を口にし始め!…


「…間違いなくな?…

ってか毎回言うが動くなら予め何か言ってくれって!!!」


「わあぁぁった!!!…わあぁってるよ!!!…でも仕方がないだろ!?…

こうでもしないと隙を突けそうな感じじゃなかったんだから!!…

…それに!!…敵を騙すならまず味方からって!…」


それこそ突っ掛かって行く様に迫って行き!…マサツグもそんな迫って来る

モツの様子に対して!…両手を前に出してドウドウと落ち着かせるよう!…

モツに分かって居る!と何か文句有り気に返事をすると、そこから言い訳を

口に!…仕方が無かった!とモツに誤魔化しをし始める!…それはこうでも

しないと相手を騙せる気がしなかった!とばかりに話して行くと、必死に

モツを言い包めよう!とするのだが…しかしそんな事を言っている場合でも

無い様子で次には異変が!…


__…ッ…ドゴオオオオオォォォォォンン!!!!!…ッ!?…ッ!?!?…


それは倒壊した柱の方から何の前触れもなく突如大爆発が!…まるで辺りに

ある瓦礫を吹き飛ばす様に!…突如爆炎が立ち昇り部屋の温度をグン!と

文字通り火事場の如く上げて行くと、しかしそんな暑さなど気にならない程に!…

それ以上に困惑の波が押し寄せて来る!…と言うのもこの謁見の間でこんな

爆発を起こせそうな者はと言うのは、三人共出来るのだがある意味一人しか

居らず!…と、とにかく突如爆発が起きた事でマサツグとモツは大いに戸惑い!…

一方でその爆発が起きた爆心地の方では!…何かが起き上がる様子がマサツグ達の

目にも映って行き!…


__…ザスッ!!…ザスッ!!…ガサアァァ!!!…


「ッ!?…おいおい!!…マジかよ!!」


「そりゃまあまだ終わって居ないと思っていたけど!!…」


この時その様子はまるでホラー映画の様に見え!…と言うのも爆炎の中から

若干見難いが人の腕のシルエットがニョキッと生え、その腕が瓦礫に手を掛け

立ち上がろう!と…となるとまだゼファーが生きている様に当然見え!…

そしてそれは二人の恐怖心を煽る様に!…もう片腕に上半身と!…やはり

ハッキリと見えないシルエット状で徐々にその姿を現して行くと、マサツグが

その復帰の仕方に思わずアメリカンコメディーの様な台詞を口に!…

一方でモツも戸惑いを隠せない様子で慌てて見せる!…その際確かにこれで

終わったとは思っても居なかった様子で言葉を漏らすと、一方でその人の影は

徐々に自力で立って見せ!…


__ザスゥ!!…ザスゥ!!……ッ…


「ッ!?…ど、如何する?…」


「ど、如何するも何もやるしかないだろ!?…

…にしても何か変だ!!…警戒をして!…」


それこそまるで本当にゾンビの様に動きが鈍く!…歩くのもやっと!と言った様子を

見せており、ジッとマサツグ達に対して睨みを利かす!…さもまだ終わっていない

様なそんな態度を見せて行くと、その黒い人の影にマサツグとモツは更に戸惑う!…

その際マサツグが動揺の余り素っ頓狂な質問を口にする!…と言うのもまだ

ゼファーと戦うのか?と、モツに如何するか?の判断を求め!…となるとそんな

質問に対してモツも戸惑いながらも返事を口に!…ゼファーを倒さない事には

この戦争は終わらない!と…一度始めた事に対して!…ちゃんと最後まで面倒を

見るようマサツグにツッコミの言葉を口にしようとした途端!…更に驚くべき

光景が目に映り!…


__ゴオオオオォォォォ!!!!…バシュンッ!!!!…


「ッ!?…な、何いぃ!?…」


「…ッ!?…か、回避回避ぃ!!!」


と言うのもその黒い人影はそこから動く事無く立ち尽くし、マサツグ達を

睨み続け!…と、反応もこれだけかと思われた次の瞬間!…その黒い人影は

頭から真っ二つに分断されると、その縦に裂けた線に沿って黒い炎の斬撃が

突如飛び出し!…それも当然マサツグ達の方へと向かって飛んで行き!…

その予想外の攻撃に二人も揃って面食らい!…慌てて驚き思わずえっ?と

ばかりに硬直すると、モツが慌ててハッ!と…我に返るなり回避を促す!…

するとその言葉を受けてマサツグも途端にハッ!と我に返ると、今度は二人

左右に分かれるようドッジロールで回避をし!…


__ンバッ!!…グルンッ!!…ジャキンッ!!!…


「…ふむ…やはりこの状況からのだまし討ちは難しかったか…」


そして回避しながらも態勢を整えるなりその裂かれた人影に向かい身構えて見せ!…

が、それ以上黒い人影が動く事は決してなく!…その黒い人影の背後からゼファーの

まだ生きて居る声が聞こえて来ると、先程のマサツグ達の不意打ちに影響を

受けたのか?…先程の攻撃に自分でも自信が無かった具合で言葉を漏らす!…

するとその黒い人影もそのまま前のめりに倒れて行くと、その背後から若干負傷した

ゼファーが姿を現し!…


__…ッ…ドシャアァァ……ガッチャ!…ガッチャ!…ガッチャ!…ガッチャ!…


「…さすがに…少々傲慢が過ぎたと言った所かな?…

英傑と呼ばれる二人に…自分一人で勝てる等…」


「ッ!!…やぁっぱしっかりと舐めてくれちゃってたって訳ね!…」


何なら吐血も何も拭かずにそのままに状態で姿を現し!…その際不意打ちに使った

黒い人影も気に止めず!…マサツグ達の前にまた堂々と立ち塞がるよう歩いて

行くと、ここで初めて二人を甘く見ていた事を口に!…まるで反省をするよう

苦笑いをしながら漏らして見せる!…するとそのゼファーの言葉を聞いてマサツグも

機敏に反応をすると、まだアメリカンコメディーが抜けていない様子でツッコミを

口に!…と、ここで更に気になるのはやはりそのダミーに使われた黒い人影の

存在で!…


「…差し支えなければ聞いても良いか?…」


「ッ!…何だい?…」


「ッ!…ッ…

…アンタがダミーに使ったそれ……一体何なんだ?…」


次にはモツが我慢出来なかった様子で警戒をしながらも声を掛け出し!…

と、そんなモツの呼び掛けに対して!…ゼファーも興味を持った具合にピクッと

反応をして見せると、表情を変える事無く聞き入れた様に返事!…モツに視線を

向けて行く!…するとモツもまさかゼファーが話を聞いてくれそうである事に

思わずえっ?とばかりに反応をすると、今度は気を取り直して直球に!…

その黒い人影の正体について質問をして行き!…その質問を受けてゼファーも

ピクッと反応をすると、さも普通である様にサラッ!と…モツの質問に答えて

見せる!…


「ッ!……あぁ、これかい?…

これはただの…私のだよ…

…君達とは何の関りも…」


「ッ!?…おいアンタ!!…

自分の部下をこんなにしといて!!…

何にも思わないって言うのか!?…」


それこそその回答からはまさにデグレアントの王と思える返事が返って来る!…

と言うのも本人曰くその正体は元・側近である事を明かして行き、何なら

マサツグ達とも何の関係も無いよう話しを続け!…となると一方で如何やって

一瞬にしてあの爆炎の中その側近を呼び出したのか?が気になるところでは

あるのだが…が、それよりも人の命を何とも思っていない所にマサツグが

噛み付き!…それこそ言っても無駄である事は百も承知であるのだが!…

それでも如何してもツッコみたくなり!…ゼファーに異常であるよう文句の

言葉を口にすると、次にはそのゼファーの口からこんな言葉が!…と、それを

聞いて更に戸惑う事となるのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

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