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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-
-第八章三十八節 帝国の根幹と剣の雨と打開の代償!…-
しおりを挟む「…何を行ってるんだい?…
元・側近とは言え…私を守るのが仕事の筈だろ?…
だったら最後にちゃんとその仕事が出来たのだから冥利に尽いたと言うモノ…
別に可笑しい事では無いと思うのだが?…」
それは人を人とも思っていない口振りで、マサツグの言葉に対して
キョトンとして見せ!…それこそ思わず戦闘中にも関わらず固まる様に!…
だがマサツグの言葉に対してこう…さもマサツグが可笑しい様な仕事を
全うさせた様なそんな言葉を口にすると、当然そのゼファーの口振りに
マサツグは戸惑う事に!…そしてその発言と言うのはやはりあの宙に浮く
映像にて堂々と流される!…すると次にはモツもふと更に気になった事が
有った様子でまた質問を口にすると、神妙な面持ちを見せ!…
「…ちょっと待て?…さっきから[元]と言っているが…その意味は?…」
と言うのも先程から側近と言う度にその頭に[元]と、何故わざわざ元・側近と
言う言い方をするのか?が気になり…となると戦闘中でありながらも次には
思わずゼファーに質問!…そのわざわざ元と付けるか?と質問をして行き!…
その質問を受けてゼファーも律義に!…ピクッと反応をしてモツの方をチラッと
振り向くと、次にはその質問に対して答え始める!…それはゼファー的には
温情を掛けた様子でこう話す!…
「ッ!…あぁ…彼は我が帝国に身を置いて居ながら不義を働いてね?…
私自ら彼の役職を白紙にしたんだ…それこそ自身の立場を利用して…
在らぬ不審…在っては成らぬ不満を国民から貰っていたから…
罪人として今まで投獄されていただけに過ぎない…」
何でもゼファーが言うのはその黒い人影は罪人であったらしく、投獄されていたのを
利用した!と…そしてその投獄されていた理由についてもまるでその者がクズで
あった様に!…不信を買う様な事をしていた!と説明を続け…その際一切足元に
転がっているその件の元・側近の事は…チラリとも見ないままにただ淡々と説明を
続けて見せると、これまたモツが更に疑問をふと…まるで時間稼ぎをする様に質問を
続ける!…
「ッ!…投獄?…だったら余計に何で?…」
この時これまた質問した内容と言うのは、如何やってこの場にその罪人を呼び
出したのか?と言う事で…投獄されていたと言う事は当然罪人は牢獄に居た!と
言う事であり…その牢獄が何処に有るのかは分からないが…それでも一瞬にして
この場に如何やって召喚をしたのか?…それが如何にもこれまた気になり戸惑った
具合で言葉を漏らすと、今度はゼファーがモツの思考を先読みした様子!…
これまたモツの質問に答えるよう目の前で実演をして見せる!…
「ッ!…恐らく言いたい事はこれかな?…」
__スッ…ヴゥンッ!…ッ!?…
その際一言モツの言いたい事!と言って不敵にニヤッと笑って見せると、
徐に左腕で薙ぐ様にしてそのまま腕を真横へ伸ばして行き!…
と、腕を伸ばし切った次の瞬間!…その手の先に何やらワームホールの様な
モノを音を立てて作り出し!…それはあのバルディアナやパルメリアが
開いて見せた!…兵士達を大量に召喚!…或いは逃走に使ったあのワーム
ホールである事がその二人の目から見て分かって行くと、ゼファーは
これを魔法!と…疑問に答えるよう説明をする!…
「言い忘れていたが私は少しながら次元魔法が使える…
故に虚空から剣を取り出し…
先程の元・側近もこの様にしてその場に引っ張り出す事も出来る…
…まぁ、言い忘れていたと言っても…
元々喋るつもりはなかったのだけどね?…」
「ッ!?…ヤベェ!…」
「これ本当に勝てっかな?…」
さも言い忘れていた様に話しをすると、そのワームホールから他にも剣がある事を
見せて行き!…何なら更にそこに倫理観は無いのか、先程話題に出した黒い人影も
もう一度そのワームホールから取り出して見せると、ただフフフッ自慢げに笑う…
が、その時の感情も希薄さが見て取れる!…そして元より聞かれるまで答える気も
無かった事を告げて行くと、その様子を見せられたマサツグは戸惑い言葉を口に!…
と、モツも勝てるかどうかに不安を持ち出し!…しかし逃げる事は元より叶わず!…
それでもやるしかない!と徐々に腰を上げて行くと、二人はゼファーを注視する!…
するとゼファーが動きを見せる!…
「…ッ!…ゴフッ!…グフッ!…ッ~~!!!…
…あぁ…結構辛いね……そして…
一本だとさすがに厳しいと言う事が分かったよ……だから…」
__ヴゥンッ!…ッ!?…ヴンヴンヴンヴンヴンヴンヴンヴン!!!!……
それは攻撃をするのではなく、突如咽た様子で咳き込み!…
と、苦しむ様にして体を折り…徐々に体を落ち着かせる!…
咳き込みを抑えるそんな様子を見せて行くと、その際口を押さえた掌に
また吐血!…軽くないダメージの様子を露わにする!…
そしてそんな吐血を前にしてゼファーも辛い事を漏らして行くが、
しかしだからと言ってマサツグ達に背を向ける様子は決してなく!…
何なら次には意味深な事を口にし出し!…するとまたワームホールを
開き始め!…そこから一本剣の切っ先を覗かせて行くと、
それに続くよう更にワームホールを展開!…
同じくその展開したワームホールから剣の切っ先を覗かせて行く!…
それはもう言わずもがな某・金ぴか王のある技に酷似しており、
それを目の前にしたマサツグ達は勿論青褪め!…
「ッ!?…ヤッバァ!!!」
「ッ!!…モツゥ!!!」
__ッ!!…ッ…ッ!!…バッ!!!…
当然この後直ぐにどうなるか?を察した様子でモツが零し!…
と、一方でマサツグも慌ててモツを呼び出し!…今すぐ逃げるよう
アイコンタクトでモツに意思疎通を図って行くと、呼ばれたモツも
ハッ!とマサツグに視線を…今度はマサツグの意図を汲んだ様子で
動き始める!…それはマサツグに向かい慌てて駆けて行く様子を
見せようとすると、そのモツの反応にゼファーもピクッと察したのか!…
次にはそれを許さない!とばかりにモツへ向けて攻撃を開始し…
そしてそれはやはり勿論予想通りの攻撃方法で!…
「ッ!…行かせないよ!!…」
__バシュンッ!!…コオオオォォォォ!!!…ッ!!…
ワームホールからひょっこりしてる顔を出している剣をモツに向かい狙いを定め!…
そして串刺しにする様に!…ゼファーが狙いを定めた所でそのひょっこりしている
剣を一本射出すると、モツに向かい真っ直ぐ飛び!…何なら風を切るそんな音まで
立てて見せる!…因みにその剣が飛んで来る弾速は軽くメジャーリーガーの
ピッチングクラスに早く、約160kmは出て居るだろうか!…と、運が良ければ
ギリギリ目で追えるかどうかと言った所の弾速で有り!…そんなモノがモツの事を
串刺しにするよう!…ブレる事無く真っ直ぐ飛んで行く様子を見せて行くと、
モツも当然慌てる!…が、そこは主人公補正とばかりにマサツグが根性を見せて
行く!…
「ッ!!…させるかああぁぁ!!!」
__バシュンッ!!…ッ…ギイイィィィィン!!!…ッ!…
この時マサツグもその飛んで来る剣を目視した所で動き出すと、直ぐさまモツの
元まで走り!…その際ガードの構えは絶対に崩さず!…大剣の腹を見せる様にして
急ぎモツとの合流を図って行くと、ギリギリの所でガード!…何とか間に割って
入る事に成功する!…するとその瞬間マサツグの大剣に弾かれて飛んできた剣が
宙に舞うと、ゼファーもそのマサツグのガッツに若干驚き!…が、驚いたのは
その一瞬だけで!…一方のモツは何とかマサツグの背後に!…
「ッ~~~!!!…ダハァ!!!…ハァ!!…ハァ!!…
い、生きた心地しなかったぁ~!!…
て言うか、リアルにあの技を喰らいそうになる日が来ようとは!…」
マサツグの陰と言うか大剣の陰と言うか!…とにかく隠れる事に成功すると、
途端に息を切らして見せ!…その際この技に既視感の有る事でこれまた言葉を
漏らす事に!…と言うのも実際に浴びそうになるとは思わなかった!と…
未だ青褪め何とか逃げ切った様子で息を整えようとして居ると、一方でモツを
取り逃がした事でゼファーも少し考える!…この時注目するはやはりマサツグの
大剣と言った様子で悩んで見せる!…
{…さすがはアダマンタイト製と言った所か…傷一つ付いていない…
…では一度目くらましを考えて…一気にアレで仕留めるとしよう…}
__……スッ…チャキッ!…ヴウゥン!!!…
と言うのも自身の剣を喰らってもビクともしないその頑丈さにさすが!と
言った感心を覚えると、同時にその頑丈さにやはり厄介さも感じるもので!…
となると無暗に攻撃をしてもただ弾かれるだけに終わる!と一人理解を
して行き…が、他に攻撃の手段が無い訳ではない様子で有り!…次には策を
考えた具合で次の動きを見せ!…徐に剣を握っている腕をスッと上に向けて
掲げて見せて行くと、それに合わせて開いたワームホールがスッと反応!…
マサツグに向けて狙いを定める!…
「ッ!?…来るか!?…」
「…一斉掃射…この剣の雨に撃たれて朽ちて行け…」
__…スゥフォンッ!!…
となると勿論マサツグもその様子を見て機敏に反応!…腰を落として踏ん張りを
利かし!…飛んで来るであろうその剣の切っ先にキッと意味もなく睨んで行くと、
一方でゼファーは一斉掃射!と…剣の雨を降らせる事を口にする!…それもただの
雨程度ではなく、横殴りの豪雨!と…が、相手の攻撃が分かって居ようとも
如何にも出来ないのが現状で有り!…今度はゼファーがその振り上げた剣を!…
マサツグに向かいスッと振り下ろす様子を見せて行くと、それが合図とばかりに!…
次には剣の集中豪雨が襲い掛かる!…
__ヴウゥン!!!…ッ…バシュシュシュシュシュシュシュシュ!!!!…
「ッ!?…のおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
勿論全部が全部マサツグに向かい降り注ぐ訳ではないのだが、受ける方としては
相当なのもで!…そして逃げたくとも逃げる事はこれまた当然!…ある程度逃げ場を
奪う様に剣が降り注ぎ!…まさにあの某・金ぴか王宛ら!…物量にモノを言わせる
攻撃をマサツグに向かい遠慮なくはなって行くと、これにはマサツグも奇声を!…
堪えるのがやっと!と言った具合に上げて見せる!…と、同時にここでゼファーは
不穏な動きを!…と言うのもマサツグの大剣で弾かれた剣は先程と同じく宙を舞い
そして床に落ちるのだが!…
__ドガガガガガガガガガ!!!!…カランカラン!!……ヴゥンッ!…
「ッ!?…ちょ!?…ヤ、ヤブ!!…これ受けるだけヤバい!!…
撃ち出された剣がまた回収されて撃ち出される様になってる!!!…」
こちらは本家とは違いとってもエコ?な技の様で…撃ち出されたままそのまま
放置と言う訳では無いらしく、またワームホールで剣を回収して行くそんな
様子が見られると、モツがマサツグの陰越しにそれを見て驚き!…と、次には
ヤバい!と言ってその事をそのまま伝えて行く!…要はこの技は終わりの見えない
無限ループである!と…慌てた様子でマサツグに危険である事を訴えるが、
マサツグからすればそう言われても如何する事も出来ない訳で!…
「ッ!?…ちょ!?…ハァ!?…そんなのアリかよ!!!…
てか!!…こっちも如何にかしたいけど無理!!!…
まず動く隙が全然見つけられない!!!…
それに動けたとしてもこの猛攻だろ!?…如何すりゃいいって言うんだ!!!…」
言われた所でただ困惑するだけでしかない訳であり!…とにかくその事実に驚き!…
このままではジリ貧である事をマサツグが理解をして行くと、何か策はないか!?と
考える!…必死に戸惑い焦りながらも諦めない様子で考え続ける!…しかしそれを
邪魔する様に未だ剣の雨は轟々とマサツグに向かい振り続け、如何にか出来ると
するなら状況的にはモツしか居らず!…と、モツも頼るばかりで何もしないと言う
訳ではない様子で!…
{…クソッ!!…確かに今の状況さすがのヤブでも難しいよな!?…
となると如何にか出来るのは俺!!…でも如何する!?…
この状況で俺に出来る事って!?……ッ!!…いやある!!…
あるにはある!!…あるけれどもこれは!!…}
「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
この時自身でも打開策は自分に掛かって居る!と重々理解をして居るのだが!…
やはり直ぐには思い付かず!…マサツグの後ろに隠れてずっと戸惑うそんな様子を
露わにすると、ここで突如ハッと天啓が!…しかし同時にこの策がかなりヤバい
賭けである事も理解する!…となると今度はそれを実行するかどうかで悩み出す
始末となって行くと、一方でマサツグは吠える事で自身を鼓舞し!…それこそ何とか
耐え切ろうと踏ん張り根性を見せ!…が、無情にもTPはじわじわと減り続ける
ばかりで有り!…状況的にも時間は無く!…何時突破されても可笑しくない状況と…
ゼファーに追い込まれ続ける状態にへと依然変わらずなってしまうと、ここでモツが
自棄に!…その策をマサツグに相談する!…
「ッ…ッ!!…ッ~~~!!!……だああああぁぁぁぁぁ!!!!…
ヤブゥ!!!…もしかするとこの状況何とか出来るかも知れないが!?…」
「ッ!?…な、何ぃ!?…」
「その代わりに色々とヤバい事になるかも知れないがどうする!?」
それこそ一人葛藤し続けた結果突如大声で叫んで見せると、次には若干キレ気味に
マサツグを呼び!…と、次には自身が策を考えた事を口にして行き!…すると
そのモツの言葉にマサツグもピクッと反応をして見せ!…が、この時一体どっちの
意味で反応を示したのか?…呼ばれたから返事をする!…或いはその策を考えた!
と言う言葉を聞いて吃驚した様な何方とも取れるそんな反応を露わにすると、
一方でモツは構わず話を続ける!…そこでその策が危ない事を話して行く!…
するとマサツグもそんな話を聞いて更にピクッと反応をすると、とにかく説明を
求め!…
「ッ!?…ッ~~~~!!!…と、取り敢えずどうする気だぁ!?」
「…アイツに向かってアレをぶっ放す!!!…
その際撃ち出すのに若干のディレイが有るから!!!…
ヤブを盾にしながらぶっ放す事になる!!!…
要は身の安全がイマイチ保障できないって言う!!!…」
と、その際依然ゼファーの猛攻は一切止まず!…マサツグも早く話してくれ!と
ばかりに説明を急かし!…必死に耐える様子でチラッとモツの方に視線を向けると、
モツもモツでマサツグに何をするのかを説明!…この時相手に悟られないよう
その秘策の事をアレと言って見せる!…それこそその秘策はまるで銃である様に
説明をすると、ゼファーに撃ち出す様な事を口に!…が、言った所で直ぐに出来る
モノでもない様子で!…同時に色々とデメリットの説明!…そしてそれらを含めて
マサツグに覚悟があるかどうか?を確認すると、マサツグは攻撃を耐えながらも
返事!…敢行するよう指示を出す!…
「ッ!?…ッ~~~!!!…
どの道このままだとジリプアーだろ!?…もうやるしかねぇ!!!」
「ッ!!…分かった!!…
出来るだけジッとしててくれ!!…手元が狂ったらお終いだ!!…」
それはマサツグ的にももう限界が近付いているそんな反応を露わにすると、
やるしかない!と返事をし…と、そんなマサツグからの返事を受けてモツも
分かった!と決意をして行き!…その際剣を左手に持ち直し…右手でその件の
銃を取り出しスッと構えて狙いを定めると、マサツグの右肩越しにゼファーを
捉える!…更に動かない事をお願いする!…となるとそんな二人の様子に勿論
ゼファーも気が付くそんな反応を露わにすると、次には更に攻撃の密度を
上げて行き!…
{ッ!…何かして来ようとしてる!…あれは銃?…
何か妙に銃身に風を纏っている様にも見えるが?…
…とにかく…もう少しで本体の方が音を上げそうだ…
このまま押し切って…}
__ヴウゥン!!!…ッ…バシュシュシュシュシュ!!!!!…
「ッ!?…グッ!?…ウオオオオォォォォォォォ!!!!」
その際モツが取り出した銃にも勿論興味を!…と言っても二人が持って居る
剣ほどでもない様子で!…風を纏っている事に何か疑問を感じている程度で
後は流してしまうと、並の銃ではこの剣の雨を突破する事は叶わない!と
思っているのか!…とにかくマサツグに攻撃を集中させる事に専念する!…
何故ならその時のマサツグの表情からは、もう一杯一杯!と言った歯を食い縛る
様子が見て取れ!…マサツグさえ突破出来れば後は芋蔓でモツもダウン!と…
が、その前にモツがその銃の引き金に指を掛け、絶対に外さないよう自身も
踏ん張る体勢を整えると、次には引き金を引く!…と、その瞬間ゼファーも
そのモツの銃撃に驚いて見せる!…
「…ッ!!…外しはしない!!!」
__コオォォォ!!!!…ッ!?…バシュウウゥゥゥゥンンンン!!!!!…
「ッ~~~~!!!……ッ…ッ!?…こ、これは!?…」
モツがマサツグの肩越しにあの銃を遠慮なしにぶっ放して行くと、それは宛ら
某・機動戦士の様な銃撃音を響かせ!…が、その弾が発射される直前で突如
ゼファーは緊急回避!…それこそ何か本能的に危険である事を感じ取ったのか!…
突然慌てて真横にドッジロールで回避をすると、その判断は正しかったよう!…
次にはゼファーのワームホールが消し飛ばされる!…その際全てを吹き飛ばしたと
言う訳ではないのだが、マサツグに向かい降って来る剣のほとんどを吹き飛ばし!…
となるとこの光景にゼファーも思わず唖然!…たかが銃一丁の威力に在らず!…
この威力は何!?と言わんばかりに初めて表情を露わに!…と言っても良い程の
反応を見せる!…すると一方でそんなワームホールを吹き飛ばしたモツ達の方はと
言うと、別の問題を起こしており!…
「…シャッ!!…ぶっ飛ばせたあぁぁ!!!…
…本人はまだ健在だけどな!?…ヤブも大丈…夫?…」
「お、おぉ…み、耳が…耳が無いなった……」
この時モツは無事危機を脱した事で珍しく感情的になっており!…賭けが上手く
行った事で更に興奮をするよう!…ガッツポーズを取りながらゼファーがまだ
生きている事も確認すると、途端に気を改め直す!…更にマサツグの心配もする!…
それこそマサツグにも当たらないよう自身で注意をしながらゼファー目掛けて
ぶっ放したのだが、しかしそこには耳を抑えて蹲るマサツグの姿があり…
となるとそんな様子を目にして更にモツは表情を青褪め!…一方でマサツグは
耳を抑えたまま言葉を!…何か失った様に無くなったとダメージを受けたよう
言葉を零すと、モツの心配は更に加速!…途端にマサツグへ駆け寄って見せる!…
「ッ!?…う、嘘だろ!?…当たってない筈!!…
と、とにかくケガを!!……って、あれ?…」
それこそマサツグに怪我をさせてしまった事に焦りを感じ!…その怪我の具合を
見せる様に声を掛けると、その抑えている手を払い除け!…が、払い除けた所で
そこにはショッキングな映像など何処にもなく…ちゃんと何事もなくマサツグの
耳は存在しており!…その様子にモツもえっ?と…驚き戸惑うそんな反応を露わに
すると、マサツグが一体如何言う事なのか?を口に…恐らく一時的に聴力を
失った事を更に話す!…
「ッ!…え?…な、何?…何か言った?…
…いきなり右耳から爆音が流れたと思ったら聞こえなくなって…」
「ッ!…あ、あぁ…耳が無いなったってそっちの…
…って、それでもヤベェ事には変わりない!!…」
その際マサツグも驚き戸惑った具合に!…まだ耳が痛い様子でその時の事をモツに
話して行くと、耳元で爆音が流れた!と話し…と、モツもそのマサツグの言う
言葉を次には理解した様子で反応を示し!…が、それでも聴覚を失った事に当然
デメリットを感じ!…モツが慌てて見せる一方!…ゼファーもゆっくりと態勢を
立て直すそんな素振りを見せて行くと、やはり二人を相手にするのはキツイ!と…
{…驚いた!…まさかあんなモノまで持っていたとは!…
…やはり…やはり私一人でこの二人を…
相手にするのは少々荷が重いと言った所だな……しかし…}
__…ッ…チラッ?……
一応無傷ではあるのが、それでも一瞬の油断で一気に体力を持っていかれる!と…
マサツグのフルスイングに今のモツの銃撃!…まるで怪物を相手にしている様な…
正直生きた心地がしない様子でそんな事を考えていると、思わず続けて心の中で
弱音を漏らす…だがそれでもやはり退く気を一切見せない!…それは何か目的が
ある感じでグッと自身を奮い立たせるそんな様子を静かに見せると、ここでふと
ある方を振り向き確認!…と言うのもその視線の先にはただの古い振り子時計が
ポツンとあり…その際謁見の間がトンデモナイ事になって居る中、何故その振り子
時計は無事なのか?…何故時計が置かれて有るのか?と言った疑問が色々と
出て来る所ではあるのだが、ゼファーはただその振り子時計を見詰め!…
まだか!と言わんばかりに若干焦る!…
{…まだ足りないと言う事か…しかし彼女が目覚めるまであと少し!…
…それこそ私の身を犠牲にしても…何としても彼女をこの世に呼ばねば!!…}
それはまるで何か別に狙いがある様子で、ただジッと振り子時計を見詰め続け
焦る表情を露わに!…と、その際自身の犠牲も厭わない様子でただ心の中で
悲願を願い!…何としても!と覚悟を改め…次にはスッと視線をマサツグ達の方へ
向けて行くと、一方でマサツグとモツはワチャワチャと慌しく!…が、今度は
戦闘の意志を露わにする!…その際モツは自分で考えた事とは言え、マサツグを
負傷?させてしまった事に心配をして見せ…
「だ、大丈夫か?…ヤブ?…やっておいてなんだが…」
「…あぁ~…多分大丈夫!…と、思いたい!…
それにだからって休憩する事も出来る状態じゃあないからな…
踏ん張るしかねぇ!!…それにアレは俺が頼んだ事でもあるし!…」
そのモツの心配に対してマサツグは大丈夫!と…が、勿論聴覚は戻って居らず!…
正直片方だけながらに音無しで戦えるかどうか…不安もやはり有る様子で返事を
すると、大剣を構える!…更に休んで居られない事も口にする!…その証拠に
目の前では今だマサツグ達に視線を向けるゼファーの姿が有り、今に攻撃しようと
身構えて居り!…何なら心配させまい!と気遣う言葉も!…そして意思を
改め直し!…その身構えて居るゼファーに対してマサツグも身構えて見せて行くと、
雰囲気的には仕切り直し!…再度両雄が睨み合う!…
__…チャキッ!!…ジャコンッ!!……
{…ふむ…もう一度あの猛威を浴びせてもいい所ではあるのだが…
先程の銃を乱射されては敵わない…ここは接近戦が得策か!…}
この時ゼファーもあのモツの銃を警戒している様子で接近戦にのみ集中すると、
五感を研ぎ澄ませる様に目付きを鋭く!…それは宛らここからが本気!と言った
様子で凄んで見せ!…と、一方でマサツグもそれを見て腰を落とし始め!…
真正面からぶつかる様なそんな雰囲気を駄々洩れにすると、モツもそれを察した
様子で剣を!…銃はまた専用のホルスターに戻して行く!…因みにその際の
マサツグ達の方の思考はと言うと…
{…モツのおかげで助かったがその代償もデカいやらなんやら…
とにかくやってみん事には分からんと言った所!!…
…あの様子だとモツのバルデウスガンに警戒をしているって感じか!…
…なら!!…}
{…やっぱヤブの耳が聞こえない事が如何にも不安!!…
ここはヤブの動きを邪魔しない様に!!…
右からの攻撃を全部俺が対処する!!…}
マサツグはやはり大丈夫!と言っておきながら内心気にしている様子であり、
動きに支障が出る事を気に掛け!…が、結局の所やってみない事には
分からない!と開き直り…その際冷静にゼファーの様子を読み取り!…
相手もモツのバルデウスガンに警戒を示している事を察して行くと、敢えて
真っ向から勝負!…ここで腰を落として行く!…そしてモツもそれに続くよう
やはりマサツグの事を心配すると、カバーに入る姿勢を見せ!…と言うのも
自身一人で倒し切れるかどうかがやはり怪しく!…確実な勝利を手にする為に!…
そして贖罪の意味も込めてスッと援護に回るそんな様子を見せて行くと、
ここでゼファーが不可思議なモノを!…マサツグとモツの背後から何か出ている
のを目にして行く!…
「…ッ……ッ!…」
__ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!……グニャァ!!…
{…何だ、アレは?…
…確かに戦っている時にこの二人からは闘気の流れが見えていたが…
…しかしこれは?…}
と言うのもそれは二人から溢れ出る闘気がまるで形を成し、擬人化しようとして
いる様にゼファーには見え!…因みにゼファーにはその闘気と言うか人の感情と
言うモノがよく見える様で!…それを見て相手の攻撃を読んだり、反撃をしたりと…
色々して来た訳なのだが、しかしこれは初めて見るのか!…表情には出さないが
心の中で動揺し思わず動けなくなってしまうと、一方でマサツグとモツは全く
自身の身に起きている異変に気が付いていない様子!…ただジッと身構え続ける
ゼファーの事を睨んで見せる!…それは一体どの様にして攻撃するか!?と
それだけを考える真っ直ぐな視線を向けて見せると、これまた一方ではそれに
比例して闘気が形を成そう!と…赤いオーラと雑じり合う様子まで見られ始め!…
__グググググッ!!!…ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!……グニャァ!!…
{まるで人の形を模そうとしている?……やはり只者ではないか…
こんな芸当が出来る者は…私も…一度として見た事が無い!…
…しかし何だ?…何故私の心はこんなにも高揚している?…}
となるとそんな様子を見て更に戸惑う事となり!…が、ニ度も死にそうな目に
ゼファーも遭わされた事により…もはやマサツグ達なら!と…こう言った芸当も
出来るのでは?と言った謎の納得感を感じて行くと、次には不思議とゼファーの
気分が高揚し出す!…まるでもっと!とばかりに望んでしまう!…それは自身の
願う悲願の為に渇望する邪なモノか?…或いは強敵を前にして闘争本能に火が
点いたのか?…だが幾ら考えようとも本人も分からず!…次にはマサツグ達が
動き出し!…ゼファーもそれに反応して途端に迎え撃つ姿勢を見せて行くと、
更に戦闘の激しさは増すばかり!…まだこの戦いに決着が付く様子は見られない
のであった!…
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英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
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社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
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そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
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2000年代初頭。
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【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
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ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
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神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
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45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
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2巻決定しました!
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皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
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だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
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欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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