どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

-第八章五十八節 雄姿を見せる者達とフェルの奮戦?と悍ましい化け物-

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さてマギーの援軍と他魔王軍の面々が無事本隊と合流出来た事で更に勢いが

増して行く!…だが確かに戦力が増えたと同時にその統率も当然難しくなるモノで、

ミサカは更にてんてこ舞いになってしまい!…何ならデグレアント軍と戦って居ると

思えばその相手は化け物!と…となると折角合流して来た面々はこれまた戸惑い!…

一体自分達が合流するまでの間何が有ったのか?と言った疑問をふと感じて居ると、

そんな時間を与えないよう化け物が動く!…その指先に溜めた光の球を氷の壁に

向かって射出する!…


__コオオオォォォォ!!!…パシュンッ!!……ッ…ゴアアアアァァァァ!!!…


「ッ!?…な、何だこれ!?…」


「俺達の知らない魔法!?…ってかこの化け物は!?…」


化け物の両手から放たれた光の球は真っ直ぐ氷の壁に向かい飛んで行くと、

接触するなり更に強い光を放っては氷の壁全体を揺らし始め!…

この時宛らその壁の揺れ方と言うのはまるで採掘がされている様な!…

その光景とは裏腹に辺りに轟音が響いて行き!…誰も彼もがその光景に

やはり戸惑いを隠せず動揺の様子を露わにすると、思い思いに言葉を!…

混乱の色を滲ませてしまう!…その際ある者は改めてその巨大な化け物が

攻撃して来た事に驚いて見せると、同時に倒せるのか!?と言った不安を

覚え!…またある者はその化け物が放った魔法?に見た事が無い!と…

となると正規で用意されたモンスターか如何かすら怪しく!…

ここで絡んで来るのは度々話題に出てくるハッカーの仕業なのでは!?と

言った事まで考えてしまうと、勝てるかどうか不安に!…

だがそれでも意地の奮闘ぶりを見せる者達の姿を見る!…

その奮闘する者達と言うのは!…


__チャキッ!!…ボウッ!!!…


「エルレイド!!!…フルゥーレエェェ!!!!」


「せいやあああぁぁぁ!!!!」


まずはこの戦争で悲劇のヒロインとなる筈だった?リーナの姿!…

今や魔王軍の一員となった様子で勇猛果敢に、敵から奪った剣を使い誰よりも

凛々しく!…戦場に蔓延るモンスター達の波に切り込みを入れると、

更にそれに続くよう今度は黒い重騎士が突貫!…敵を粉砕するが如く

そのモンスター達を蹴散らして行き!…その戦う姿で周りの者達を

勇気付ける事に繋げていくと、決して止まらない!…勝利を信じて突き進む!…

因みにその黒い重騎士と言うのも当然ラインハルトの事であって、

何の疑いも持つ事無くリーナを信用している様子で動いて居り!…

それはまさに師弟の間柄だからこそ出来る!と言った連係プレイの数々で有り!…

と、それを見て各々が負けじ!と…そんな二人に続くよう化け物の元へと続く

地獄の様な道を切り開きに掛かっていると、一方でとにかくモンスターを

殲滅する者!…これも自軍に勇気を与える雄姿を露わにして見せる!…


「…ヌウウゥゥン!!!…ギガンティックウゥ!!!…」


__グオンッ!!!…ドッ!!!!…


「ゲートオブクラッシャアアアアァァァァァ!!!!」


その無双している人物と言うのはハンドレット!…仲間を守る為に自ら最前線に

立って行き!…その際一つ一つを相手にするのが面倒なので、一撃粉砕を心掛け!…

そしてその両手に持つ鈍器で広範囲に鬼の極振り攻撃を繰り出して行くと、

相手がどんな物であろうと関係無し!…まるで整地作業をしている様な!…

その場に居たモンスターを一瞬で消し飛ばし!…その場にまっ平らな更地を

作ってしまうと、モンスターが残した戦利品ドロップアイテムでその場はキラキラ!…

違う意味で異様な場所を作ってしまう!…となると勿論そんな人間離れした

攻撃にやはり後続の面々も戸惑うのだが、味方である事からやはり心強く!…


「ッ!?……すっご!…」


「…つくづくこの人がちゃんとした人で良かったって思うわ!…

…だってこんなのがPKプレイヤーキラーしてたらそれもう!……ねぇ?…」


それこそただただ驚くばかり!…この時ハンドレットが仲間で良かった!と…

何か逸れた人だったら間違い無く危険人物であった様にその様子を見て居る者達が

話しをすると、一方でハンドレットは更に無双して行き!…敵をドンドン殲滅して

味方の負担を減らして行く!…その際一際ハンドレットが化け物染みて居ると言う

訳では勿論無く、当然各地で他魔王軍の面々も活躍しており!…と、これまた一方で

未だ奇行を続ける者の姿もやはり有り!…その者は件の化け物の体を攀じ登り!…

その化け物を山に見立てて約八合目の辺りまでやって来ると、漸く本体が見える位の

所まで来たのか!…そのピッケル代わりに使っている剣を改めて確と握って行く!…


__ズシャッ!!…ズシャッ!!……ザシュッ!!…ズシャッ!!…ズシャッ!!…


「ッ!…キィエハハハハハハ!!!!…ヤァ~ット会エタワネェ?…

マイ!…フェア!…レディ~~!!…」


《………。》


言わずもがなその登っている者の正体と言うのはフェルであり、ここまで登って

来れたのも決して振り落とされると言った事が無かったからで…そして化け物の

本体と思わしき者の姿を見つけて行くと、次には俄然やる気が出て来た様子で!…

更にペースを上げて行き!…さもサイコキラーの様に不気味な事を口にすると、

更にどんどん本体に迫って行く!…だがその本体は決してその迫って来るフェルに

対して、慌てる素振りを全く見せない!…寧ろ登って来るフェルに対して

今気が付いたよう視線を向けると、哀れみの視線を浴びせ!…が、それでもフェルは

決して止まる様子を見せず!…とにかく不気味に笑いながら猪突猛進!…

それこそ今にも飛び掛かり!…その手に持つ剣で本体に斬り掛かろうとする様子を

見せて行くと、次には衝撃的な様子を目にする!…と言うのもそれを見た者達は

漏れなく動揺を露わにする!…


「キィエェハハハハハハ!!!!…イィエェハハハハハハハ!!!!」


__ズシャッズシャッズシャッズシャッ!!…ンバッ!!……ッ!?…あぁ!!…


「モラッタアアアアアァァァァ!!!!」


未だ高笑い?をするフェルは一切迷う事無く真っ直ぐ突進!…そして自身の間合いに

その化け物の姿を入れて行くと、次には足を掛け易い所で脚に力を入れて行き!…

と、次には本当に飛び掛かる!…宛らその様子は某・ハラガミの崖登りの様にも

見えるのだが、こっちの時報は常軌を逸しており!…と、一方でそんなフェルが

飛んだ様子を見て途端に心配の声が挙がり!…と言うのも迎撃をされた場合の事を

全く考えて居ないのがよく分かり!…ある意味で自分からピンチに陥った!と…

このままだと本当に危ない!と慌てるそんな様子を見せて居ると、これまた一方で

やる気満々殺気ムンムン!…声を上げて襲い掛かる!…すると意外にも化け物が

反撃をして来ると言った様子はそのままなく、フェルが本体に飛び掛かる事に

成功すると、次にはその手に持つ剣をその本体目掛けて突き刺し!…


__フォンッ!!!…ザシュウウゥゥンン!!!……ッ!?……


この時若干飛び過ぎた様子で上からザシュッ!と…フェルの剣は心臓の位置を

突き刺し!…その際自重も掛けて突き刺したせいか!…そのまま体を貫通して

反対側の背中からその剣の切っ先がコンニチハすると、その剣を刺した

フェルの様子を見て居た者達はハッ!と…それこそやったのでは!?と言った

衝撃を感じ始める!…その際気分は巨人殺しジャイアントキリングを生で見た様な気分になり!…

そして一方で確かな手応えを感じたフェルも余裕!とばかりに言葉を口に!…


「…ッ…ケヒャヒャヒャ!!!…

ナァンダ?…ヤッパリ大シタ事ガ……ッ!?…」


《…哀レデ愚カナ子ヨ…

私ヲ倒サンガ為ニ…ココマデ無理ヲシテ登ッテ来タ事ニハ…称賛ヲシマショウ…

…デスガ無意味…貴方ノ剣デハ決シテ私ヲ倒ス事ハ出来ナイ…

止メル事モ叶ワナイノデス…》


が、それも気のせい!とばかりに今度は化け物が言葉を零し!…

この時刺された胸から当然血を流しつつ…更に目や口からも一筋の線を描くよう…

タラッと血を流してさも泣いている様に見せると、とにかくフェルの事を憐れむ!…

それこそ効いていない様子で言葉を続ける!…その際確かにスラスラとフェルに

言葉を口にする一方、痛覚も無いのか身震い一つする事無く!…

と、その様子を見て居た者達も徐々に何か嫌な予感を感じ始め!…

しかしそんな事など御構い無し!…フェルはその言葉を聞いて噴き出したよう!…

また笑って見せる狂気の表情を露わにすると、一回でダメなら何回でも!と…


「…ケヒッ!!…ダッタラ何度デモ滅多刺シニ!!!…」


__…スウゥ…パアアアァァァァァン!!!…


何なら剣を引き抜きもう一度刺そう!と…しかしその前に化け物が動きを

露わにし出し!…その際化け物は若干身を丸める様にしてクッと前屈みに

なって見せると、次には勢い良く背筋を伸ばす!…それこそまるで辺りに

結界を張る様なそんな挙動をやって見せると、案の定フェルが宙を舞う!…

化け物の本体から無理やり引き剥がされる様に吹き飛んでしまう!…

となるといきなり吹き飛ばされた事でフェルも理解をするのに若干時間が

掛かる様なそんな反応を露わにすると、戸惑いの言葉を漏らし!…


「……エ?…」


「ッ!?…あぁ、やっぱり!!…フェルさん!!!」


「フェルさんしっかり!!!…」


一方で謎の力に吹き飛ばされたフェルの姿を見て見守って居た連中も

途端に慌て!…嫌な予感が的中した!と…慌ててフェルを呼び意識が

あるかどうか!…

無くても返事をしてくれ!とばかりにとにかく心配をする様子を露わにすると、

フェルも下から名前を呼ばれた事でハッ!と…我に返るそんな反応をして見せる!…

と、次には瞬時に自身のアイテムポーチに腕を突っ込みまた何かを弄り出すと、

またあの鉤爪ロープを引っ張り出し!…


__ッ!!…ゴソォ、ズボォ!!…


「…ッ!!…マダマダアアァ!!!」


__ンバッ!!……ッ…キンッ!!……ッ!?…おおぉぉ!?…


鉤爪ロープを取り出すまでに掛かった時間はコンマ何秒!…

そして適当に狙いを付けるに当たって自身の背後にある氷の壁へ!…

まだ自分は死ぬ訳には行かない!とばかりに…叫びながら手慣れた様子で

落下をしつつ投擲して行くと、その鉤爪ロープは運よく氷の壁のちょっとした

出っ張りに!…引っ掛かってフェルの体を宙ぶらりんにする!…

するとその一連の復帰の流れに見守っていた連中も驚き出すと、思わず感嘆に

声を上げ!…一方でフェルは吹き飛ばされてしまった事にカチン!と来たよう…


「………ッ…ッ~~~~~!!!!…

クソガアアアアアアァァァァァァァ!!!!」


__ッ!?…どよぉ!?…


「黙ッテソノママトドメヲ刺サレテイレバイイモノヲォォ!!!…

何度吹キ飛バソウガお前ハ絶対ニ私ガ始末シテヤルカラナアアァァ!!!!」


この状態のフェルの沸点はとても低い状態なのか、宛らその様子は親の仇を

見つけた様で!…何度か宙にぶら下がった状態でスイングし続け!…

一方で何か急に鬱憤が溜まった様なブチギレる反応を露わにすると、もはや発狂!…

辺りにその声が響く勢いで叫び始める!…となるとそんな叫び声を上げ出す

フェルの様子に誰も彼もがビクッと反応をして見せると、次にはフェルに

警戒をし!…と、その肝心のフェルは次にタイミングを見計らって氷の壁に!…

まずは自身の身の安全を確保して行き!…そこからまた向き直り化け物の方へ

視線を向けると、化け物だけに執着する!…絶対にトドメは自分が刺す!と

意気込み始める!…さてそこからまた鉤爪ロープを駆使して化け物の上半身の

元へ行こうとすると、これまた一方で化け物も怪しい動きを見せ!…


__……ッ……スッ……パアアアァァァァァ!!!…


と言うのも言わずもがな未だ邪魔をする氷の壁に向かい三度攻撃!…

スッと両手を突き出す様にして構えて行き!…またその手の先に光の球の様な

魔力の塊を作って行くと、徐々にその規模を大きく!…となるとそんな化け物の

攻撃に本陣の方でも混乱が起き出す!…何故なら既に二回の攻撃を受けた事で

もう氷の壁全体にはヒビが入り、恐らくだがとても三発目を耐えれる様には

見えない訳で!…と、その様子と言うのは勿論作った本人にも見えて居り!…

慌てて戸惑いを見せる一方、これで壊れたら本当に覚悟を示さなければならない事を

感じて行くと、もしもに備えてチラッと確認!…

くまさんとシルビィの位置を見る!…そしていつでも動き出せるようグレイスが

身構えるそんな様子を見せて居ると、ここで更にフェルの様子に変化が!…


「……ッ!?…シイィィット!!!!…私トシタ事ガアァ!!!…

アイツノ体ニ剣ヲブッ刺シタママ飛バサレテ来チマッタ!!!!…

…アァデモ…ソノ方ガモット!!…面白イ事ニナルカモ知レナイワネェ!?!?…」


この時依然としてめちゃくちゃにテンションが高い様子を露わに!…

と、ここで自身の剣が無い事に気が付き始め!…次にはふと思い当たる方へ

バッ!と慌しく文句を口にしながら視線を上に上げて行くと、そこで深々と

刺さるフェルの剣を!…依然化け物の胸元に刺さったままの自身の剣を

見つけて行く!…その際何やら尋常ではない負の感情のオーラの様なモノが

放たれているのを目にして行くと、それを見たフェルがしまった!とばかりに

慌てる表情を浮かべ!…だがそれもほんの一瞬の出来事であり!…

途端にパッと感情が変わった様子で何か都合が良い!と…

とにかく意味深に言葉を呟き!…一人不気味に笑みを浮かべるそんな様子を

見せて居ると、一方でその言葉に呼応するよう刺さった剣が更に黒く深い

オーラを放ち!…と、これまた更に驚くべき光景を露わにする!…


__ヴウゥゥゥン!!…ッ…ゴアアアアァァァァ!!!…ッ!?!?…


「ッ!?…な!?…」


「な、何だよ!?…あれぇ!?…」


それはまるでさっきから出している黒いオーラが収束するよう!…

突如スッと剣に引っ込む謎の挙動が見て取れると、次には数秒の間が空いたと

思えば今度は空間が歪んだ様に爆発を起こし!…と、この突然の爆発?に

当然他の面々もハッ!と気が付き!…となるとやはり動揺の言葉を!…

一体何が起きたのか!?が全く分からず!…誰も彼もがただ戸惑う事しか

出来ないで居ると、一方でその爆発を見てフェルが喜ぶ!…

また元の狂人振りを露わにする!…


「キィイヒャハハハハハハハハハ!!!…ヒィイャハハハハハハハハハ!!!!…

…私ガ使ウ剣ッテイウノハ特殊デネェ?…今マデ斬ッテ来タ敵ノ数ダケ!…

私ノ手ヲ離レタ瞬間高火力ノ爆弾ニ変ワッテシマウ言ワバ魔剣ナノサァ!!!…」


それこそまるで某・吸血鬼の様にwryyy!と叫び出しそうな感じで反っくり返ると、

また高笑いをして見せ!…そして自分を弾き飛ばした事を後悔させる様に

言葉を口にし始め!…と言うのもフェルが使う剣は特殊らしく!…

フェルの手から離れるとさも爆弾と化す事をやはり楽しそうに話して行くと、

その自身の使っている剣を魔剣!と…爆煙立ち込める化け物の本体に向かって

話し続ける!…その一方で真面に爆発を喰らったであろう本体の方はと言うと、

これと言った悲鳴等を上げる事無く浮遊し続け!…


__もく…もく…もく…もく…


「…もっともぉ?…

[レヴァ剣]トカ[バルムンク]トカソウ言ッタメジャーナモノジャナクテ!!…

タダノ特注ノ剣ナンダケドォ~?…ソレデモソノ火力ハオ墨付キヨ?……ソシテ…」


だがそれでもフェルの話はまだまだ終わらず!…その際自身で魔剣と言って

語っていたが、そんな有名どころの魔剣では無い!と…しかし特殊である事には

やはり変わらず!…自分専用と言って嬉々として話し!…先程の火力についても

今まで斬って来た分の事を考えると、申し分ない!と…恐らく良いダメージが

入ったであろう事に良しとする!…そして徐にスッと手を天に向けて掲げて

勝ち誇った表情を浮かべて見せると、何か意味深に言葉を零し!…


__フォンフォンフォンフォンフォンッ!!…パシッ!!…フォンッ!!!…


「必ズ私ノ手元ニ戻ッテ来ルイイ子チャンデモ有ルノ!!!

…ハァ~ン♥…良イ子デチュネェ~?…

チャントママノ所ニ戻ッテ来テ偉イ偉イィ~♥」


するとその天に向かい伸ばしたフェルの手に剣が舞い戻り!…

となるとフェルも手慣れた様子でキャッチして見せ!…次にはブンッ!と

血糊を払うようその剣を一振りすると、何ならこれが一番自慢ある!と…

次には親馬鹿?になるよう剣に褒める言葉を掛け始める!…

何ならウネウネクネクネ!と奇妙な動きまで露わにすると、その様子と言うのは

傍から見ていてとても痛々しく!…が、そんな事等フェルは全然御構い無し!…

とにかくよくやった!と言って悶え喜び!…これまたこれで勝った!とばかりに

嬉々とした様子を見せて居ると、今度はその爆発以上に驚くべき光景を!…

それを見た各々は絶望する!…


__もく…もく…もく…もく……サアアアァァァ…ッ!?…ッ!?!?…


《…愚カナ…真ニ救イナキ愚カ者ヨ…

…所詮コノ体ハ形骸ナリ…幾ラコノ身ヲ傷付ケヨウトモ…

私ヲ打チ倒ス事ハ絶対ニ敵ワズ!……サァ…天罰ヲ受ケヨ!…》


その際まずは爆煙が晴れて化け物の姿が露わになると、そこには本体と思われていた

上半身の無残な姿が残っており!…何なら頭は完全に吹き飛びなくなっているが!…

それでも何故か化け物の声は聞こえて来て!…フェルに対して愚か!と蔑む様な!…

幾ら攻撃をしても無駄である事を口にし出すと、今度はコッチの番!とばかりに…

何やら怪しい挙動を見せる!…それは先程の爆発のせいで肩や腕が辛うじて

繋がっている状態で動き出すと、もうSAN値チェックが発生しそうな!…


__ズズッ…ズズズズズッ……ヴンッ…ヴンヴンヴンヴンヴンッ…


何かウゴウゴと筋肉の繊維が蠢いているのが若干ながら断面から見えてしまい!…

となるとこれには見るに堪えない!と各々敬遠…何故今保護フィルターが無効に

なって居るのか!?と…とにかく視線を逸らし色々と化け物に不気味さを感じて

しまって居ると、一方で何やら光の丸いゲートが空を覆い尽くす様に突如展開!…

さも何処かで見覚えのある宝具の様な光景を作り出す!…

となるとそれを見て直ぐにこの後の展開が予想出来た者は慌て出すと、

途端に辺りに対して注意を呼び掛け!…


「ッ!?…お、おいアレって!?…」


「全員退避いいいいぃぃぃぃ!!!!…

トンデモナイ物が降って来るぞオオオォォォ!!!!」


気付いていない者達に対して逃げろ!と声を…

その際何処に逃げたら良いのか?までは分からない!が…それでも必死に

逃げるよう喉を潰す勢いでとにかく辺りに注意をすると、この時勿論化け物の

頭上にだけその光のゲートの様なモノは何も無く!…まさにこの魔法?を

発動した張本人である事が見て取れる!…そして途端に慌て出す魔王軍を

余所に化け物も両手を天に向かい広げるよう伸ばして行くと、次にはその広げた

手をバッ!と降ろして見せ!…


__……ッ…ブンッ!!…カッ!!…ゴアアアアァァァァ!!!…


となると次には神々しいやら地獄の様やら!…自ら生み出したモンスター達をも

巻き込み始め、自分の周りを一気に一掃!…何ならフェルはフェルで単体で狙い!…

光の丸いゲートからさもレーザーを放つ様に!…止めどなく隙間も無く!…

まさに異様な光の柱を量産して行くと、化け物の足元はもう阿鼻叫喚!…

魔王軍だけが被害を受ける!…

その際逃げ遅れて光の柱に押しつぶされたようその者が光りに包まれて行くと、

以降そのまま姿を消し!…それは遺体すら残らない程の威力である事を

物語っており!…となるとそれを目撃した各々は更にパニック!…

絶対に当たってはいけない!と…必死になって逃げ惑い攻撃が落ち着くのを

渇望すると、一方でフェルはその攻撃から身軽に逃げ遂せる!…

それこそまだ倒す事を諦めていない様子で化け物を狙う!…


__ババッ!!…ババッ!!…シュタタタタタ!!!!…


「…チッ!!…クソホド鬱陶シイワネェ!?…

…テカアノ規模ノ爆発ヲ受ケテマダ生キテルトカ!!…

一体ドンナ設定ニナッテ居ルノヨ!?…」


それはただの戦闘狂と言うだけでは無い動きを露わにすると、その本来走り難い

氷の壁の曲線を見事に物にし!…と、その様子と言うのはこの時シロやハクの

目にも止まっており!…が、肝心の本人は気付いて居らず!…

ただ目の前の化け物に対して!…本当に倒せるのか!?と言った疑問だけを

狂気に駆られながら感じて居ると、思わず言葉を漏らし!…

だがそれでも諦めない執念をその身に滲ます!…その際もはやその様子と

言うのはある意味悪霊に憑かれている様にも見える一方、単純に相手の攻撃を

避けるフェルにシロとハクは関心を抱き!…


__ババッ!!…ババッ!!…シュタタタタタ!!!!…


「ッ!?…す、すごい!!…」


「鎧を着て居るのにあの動き!!…

…変態さんだけど侮れないです!!…」


この時目を真ん丸にしてそのフェルの影を必死に追い!…

そして一体如何やって走っているのか?と考え出し!…続けて自分達にも真似が

出来るかどうか?と…見て感じたままに色々な疑問を持ち出して行くと、

一方でハクが苦言とばかりにポロッと言葉を…だがやはりちゃんとその技量に

関心を示すよう影を追う!…さてそうしてシロとハクがフェルに興味を持って

居ると、化け物の方でも鬱陶しい!とばかりに反応を示し!…


《……マダ…マダ抗オウト言ウノデスネ…》


__…スッ…ヴウゥンッ!!…ゴアアアアァァァァ!!!…


それこそ頭が吹き飛んだにも関わらずビッタリとその姿を追って見せ!…

と、更に嘆く様にして言葉も漏らし…次には走り回るフェルに向かい!…

またスッと意味深に手を伸ばすそんな様子を露わにすると、これまた光の

丸いゲートの様なモノを一つ展開!…しかし今度は空ではなく、

自身の手の先に展開する!…そして逃げるフェルに対して静かに狙いを定めて

行くと、次には光の柱をまたフェルに向かって照射し!…

が、だからと言ってフェルもそのまま食らう事は決して無く!…


__シュタタタタタ!!!!…シュタタタタタ!!!!…


「…フンッ!!…誰ガソンナノロマナ攻撃ニ当タルカッテノ!!…

コッチハモシモノ時ノ為ニ!!…

足ガパンパンニナルマデ走リ込ンデ来テンダヨ!!!…

…舐メンジャナイワヨ!!!」


「…いやなんで走り込んで来てるの?…」


寧ろ化け物の攻撃を鈍い!と言って嘲笑い!…何なら自身の足に追い付かない事を

口にすると、その理由にまた妙な事を漏らして行き!…

と言うのもまるでこうなる事を最初から想定して居たらしく走り込んだ!と…

それもただ走り込んだだけでもない様子で!…舐めるな!と言って化け物に向かい

中指を立てる下品な挑発もして行くと、そのフェルの言葉は戻って来たオリハの

耳にも届いたのか!…次にはオリハが疑問を持つ!…と言うのも早々簡単にこんな

場面が想像つく筈も無い訳で、何故走り込めたのか?と疑問を零し…

が、幾ら零した所でフェルからの返事は絶対になく!…

ただただ頭上では鼬ごっこに発展していき!…フェルのTPが切れるのが先か!…

或いは化け物の攻撃が先に落ち着くか!と言ったチキチキレースになって行くと、

このまま長期戦突入か!と思われた矢先!…更に事件が起きてしまう!…


__…ピシッ!!…ピシビシッ!?…


「ッ!?…い、いけません!!…そのままそこで戦っては!?」


「ッ!!…え!?…」


と言うのもまずその異変に気が付いた者と言うのはグレイスで、グレイスの耳は

この時確かに異音をしっかり聞いて居り!…と、その音が何なのか?にも直ぐに

気が付いた様子で反応をして見せ!…その際酷く慌てた様子で危ない!と…

恐らくフェルに対してであろうか?…そこでずっと相手にし続けてはいけない事を

口にすると、そのグレイスの言葉に山車の上の全員がピクッと反応!…

何ならミサカがえっ!?と言って慌てて見せる!…しかしそれも時既にお寿司!と

言った状況であって、次にはそのグレイスが危惧していた事が起きてしまい!…


__ビシッ!!!…ビシビシビシビシィ!!!!…


「ッ!!……ッ?…ッ!?…マッズ!!!」


「ッ!!…み、皆さん逃げて!!!」


と、今度は全員の耳にもハッキリと聞こえた様子で何かにヒビが入る音が!…

となるとそんな音が突如聞こえて来た事でピクッと反応!…

その場に居る全員が音の聞こえた方へ視線を向け、そこで氷の壁に亀裂が

入っている様子を目に!…何ならその亀裂は現在進行形で大きく広がり深く入り!…

と、そんな様子を目にしてミサカは戸惑い!…このままだとその自分達を

守っていた壁が!…いやそれよりもその氷の壁の下敷きになってしまう!…

そんな未来が見えた様に不味い!と言って慌て出すと、たじろぐ反応を露わに!…

と、一方でグレイスも慌てて逃げろ!と叫んで見せる!…すると次にはその言葉が

合図とばかりにパラパラ破片が頭上より降ると、今度は更に音を立てて

崩落し始め!…


__ドゴオォ!!!…ボゴオォ!!!…ガラッ!!…ガラガラガラガラッ!!!…


すると魔王軍本陣は当然の如く大混乱に!…各々の悲鳴は崩落する氷によって

掻き消され!…その様子を遠く?…いや近くで見て居た者達をえっ!?と…

或いはまさか!?と言った様子で途端に絶望の表情を浮かべさせると、

一気に士気はダダ下がり!…それこそ敗戦した様なそんなムードになってしまう!…

しかし当然これで終わる魔王軍である筈が無い訳で、次には驚くべき形で

復活を遂げ!…その際ここで活躍するのがグレイスで有り!…

と、同時にグレイスは本気になり!…我が娘を守る為に奮い立ち!…

真の姿となってその化け物と真正面から対峙する覚悟を決めて行くと、

それこそ自身の命が尽きてしまう様な!…何かそんな嫌な予感も同時に

感じてしまうのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
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ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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