どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

文字の大きさ
749 / 944
-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

-第八章六十二節 モツ第三形態?ともう一人の権化と化け物の違和感!…-

しおりを挟む



盛大に撃ち返した事で光の弾はその化け物本人に向かってリリース!…

その度肝を抜く光景に誰もがあんぐりと口を開き!…

幾らブチギレ状態とは言えここまでの事が出来るのか!?と言った

戸惑い様を見せて居ると、その間にも光の弾は放った本人に着弾!…

そして爆発を起こす事となる!…その際あの氷の壁をブチ破る程の威力が

ある攻撃であった為、さすがの化け物もこれで終わりか?とも思われたのだが!…

やはりそう簡単に問屋は降ろさず!…世にも珍しい明るい光を放つ硝煙に

化け物が隠れて居ると、一方でモツはバスターソードを元の大きさに!…

やはり扱い辛かったの戻して見せる!…


__…ッ…フォンッ!!…ジャキンッ!!…ッ!?…


「…も、元に…戻った?…」


「…あ、あれが…ま、魔王覚醒の第二段階って奴なのか?…」


まるで如意棒の様な感じで剣を一振りしながら戻して見せると、

その様子を見て居た者達が戸惑いながらも興味を持ち!…

と言うのも知って居る者は知って居る!と言った具合を露わにし!…

ある者は魔王覚醒の第二段階!…まるで更に他にも段階がある様な

そんな事を口にして居ると、一方で光の弾を跳ね返された化け物は動きを!…

やはりまだ息が有る様子で体を起こす!…

だが勿論無事では済まなかった様子であり、その姿はまた歪なモノと変り果て!…


《…クッ…ヨモヤ…ヨモヤコノ様ナ反撃ニ遭うトハ!…

…ヤハリ権化カラ消シテオクベキデアロウカ…》


「ッ!?……マダ生キテイルノカ!!…本当ニ面倒臭イ奴ダナ!!…」


大元の原型は未だ某・心を折るダークファンタジー宜しく、とある村に出て来る

ドラゴンとは呼べない何かの様で!…が、所々爆破の影響か体が陥没しており!…

その容姿は更に醜くまるで神話生物の様な!…容姿に変わった事で見た者達が

SAN値チェックに追い込まれそうになってしまって居ると、一方で肝心の化け物は

未だ何ともない様子でただ驚いた!とばかりに言葉を!…

そしてモツの存在を危険視する!…それこそグレイスを優先して排除しよう!と

思っていたが、モツの方がやはり鬱陶しく思えて来た様子で!…

と、そんな化け物に対してモツもまだ無事である事にやはり戸惑い!…

もう頑丈と言うか何と言うか?…本当に面倒な物を作ってくれた!と

ゼファーを恨み!…後で一発シバこうか?と考えながらもとにかく化け物に対して

身構えて行くと、ここでグレイスもハッ!と…我に返るなり落としてしまった

剣の回収に向かって行く!…とまぁ向かって行くと言ってもただ落としたモノを

銜え直すだけで有り、特段苦労する事も無く!…


__………ッ!?…ッ!!…パクッ!!…グオンッ!!!…ッ……


{…い、今のは一体!?…で、ですが助かった事に変わりは有りません!!…

…しかし何か不吉な予感がするのもまた事実!!…

これ以上激昂させない為にも!…

何とかあの禍々しいモノを短期で仕留めたい所なのですが!!…}


と、回収出来たところで改めてモツのやって見せたフルスイングに疑問を持ち!…

と言うのも一時ではあるが武器を巨大化させた事に如何にも不安を!…

あの武器を巨大化させる方法と言うのは勿論怒りが必要不可欠な訳で有り、

あれ程までに武器を巨大化させると言う事は!…勿論今モツが尋常ではない

怒りを抱えて居る!と言う事であり!…となるとその怒りの矛先が暴走したら!?と

考えるとまた恐ろしく!…更には予想も付かない事が更に不安を加速させ!…

絶対に無い!と思いたい所で有るが、それでも不安は拭えず!…

もしもの事態に備えてグレイスが化け物とモツに対していつでも動ける様に

構えて行くと、ここで更に不安定要素が追加される!…

もう一つ現場はややこしくなる!…


__…ピシッ!!…ビシィ!!!……ッ!?…


《…この気配は!…》


と言うのもそれは誰もいない筈の氷の壁の瓦礫の下より聞こえて来る!…

それはまるで下から突き破る様にして!…さも採掘をしている様に徐々に…

近づいてくる感じで妙な音が一定間隔で続く様に聞こえて来ると、

次にはその瓦礫にヒビが!…となると同時に化け物も何故か反応を示す!…

それはまるでまた何か邪な気を感じ取った!とばかりに反応をすると、

まんま嫌な予感を感じた事を途端に漏らし!…すると一方で更にその原因と

なっているヒビは独りでに大きくなって行き!…


__ピシビィシビィシィイィ!!!…バゴオオオォォォォ!!!!…


「ギイィヒャハハハハハハハハハ!!!!…

アアァヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」


「ッ!?…こ、この笑い声は!?……ッ!?…」


遂にはそのヒビが割れて瓦礫の下より誰かが出て来る!…

それこそまるで生き埋めになって居た所から自力で這い出して来た様な!…

と、同時に辺りに独特の高笑い声が響き渡り!…その笑い声を知って居る者達が

漏れなく全員ピクッ!と…途端に何か嫌な予感を感じた具合で反応を示すと、

その声の正体を知る為にチラリッ?…視線を向けて確認をする!…

するとそこに居たのはやはり!と言った様で、未だ狂気に身を染めている

フェルの姿で有り!…


「マダダ!!!…マダ終ワランヨオオオオオォォォォォォ!!!!」


「ッ!?…ちょ!?…フェ、フェルさん!!…今行っちゃ!?…」


それはさも飛び出て来たよう姿を露わすと、まるで某・大佐の様な事を言い!…

そして続けて化け物目掛けて走って行き!…一体如何やって戦うつもりか?…

モツみたく宙には浮けないし!…グレイスみたいに体が大きい訳でも無いのだが…

それでも果敢?にとにかく馬鹿正直に突貫すると、周りの者達をこれまた

驚かせる!…それこそ死んでしまう!とばかりに止めるよう声を掛けられる!…

だがそれで止まったらどれだけ平和な事であろうか、勿論フェルは一切止まる

気配を見せず!…


「ンナモン知ッタコッチャネェヨオオオォォ!!!…

私ハタダコイツヲ血祭りニ上ゲタイダケナンダ!!!…

誰モ私ノ邪魔ヲサセナイイイィィィ!!!!」


「ッ?!…だ、駄目だ!!…完全に呑まれてる!!…

もう何を言っても無駄だぞ!?…」


ただ化け物を仕留める事しか考えていない様子で猪突猛進!…

その際どの様に戦うのか?と言った事も考えていない!…

ある意味でマサツグに似た出たとこ勝負を仕掛けようとして居ると、

その様子に周りの面々も諦めた様子で言葉を!…

誰も止められないと言った様子で慌てて見せる!…

だがそんなフェルに対してもやはり転機と言うモノは訪れる様子で

その向かって来るフェルに対して化け物が先にアクションを取り!…


《…狂気ノ[権化]…貴方モ邪魔ヲシマスカ!!…》


__ヒュルンッ!!…ッ!!…ズドドドドドッ!!!!…


この時化け物はフェルの事を狂気の[権化]!と…モツクラスに厄介である様な!…

無視出来ない存在としてポロッとその事を口にすると、次には触手を振り回し!…

フェルに攻撃を仕掛けて行く!…それはさも追尾ミサイルの様にフェル目掛けて

振り下ろされると、薙いで払い飛ばそうとしたり先端で押し潰そうとしたりする

のだが!…しかしフェルもそれに気が付くなり機敏に回避!…

宛ら某・有名な青いハリネズミの様に!…スピード感は無いがアクロバティックに

触手の攻撃を掻い潜ると、そのまま触手を足場に!…更に接近戦を仕掛けて行く!…


__ババッ!!…ズシャアァ!!…ピョインッスタッ!!…タタタタタタ!!!!…


《ッ!?…クッ!!…》


「私ハァ…トオオォォォ……………テモ!!!!…

執念深インダカラアアアアァァァァァハハハハハハハハハハ!!!!」


これには化け物も思わず感情を露わにすると、それは鬱陶しがる様な苛立つ様な!…

と、とにかく不味い!と言った具合に言葉を漏らし!…一方でその反応を聞いてか

居ないか?…挑発とばかりにフェルも自身が執念深い事を口にすると、

そのまま大笑い!…やはりネジが数本ぶっ飛んでいる様子を晒して行く!…

そしてそのまま駆け上がりまた元・頭だと思われる部位に辿り着こうとするのだが、

当然それを良しとしないのが化け物で有り!…


__ヒュルンッ!!…ッ!!…ンバッ!!!…スカァ!!!…


「…ットォ、危ナイ危ナイ!!…」


当然攻撃の手を止めず再度触手でフェルを攻撃!…が、フェルもそれに対して

飛んで跳ねてで攻撃を回避!…それこそ慣れた様子で駆け上がり!…

余裕!とばかりにワザとらしく危なかった事を口にすると、更に化け物の

神経を逆撫で!…化け物も言われて更に焦る!…だが焦った所で結果接近を

許してしまうと、フェルは何の躊躇いも無しにそのダッシュ様に剣を振り被り!…


__タタタタタタ!!!…ンバッ!!…グルンッ!!!…


「サッキノオ返シイイイィィィィアハハハハハハハハハ!!!!」


徐々に目標へと近付いて行くと腕に力を!…そして走って来た勢いそのままに!…

グルッとステップを踏んで更に若干ながら威力の嵩増しを図って行くと、

次にはその元・頭だと思われる部位に横一閃!…遠慮も無く思いっきり振り抜いて

斬って見せる!…するとその光景と言うのは他の面々を驚かせると同時に、

ある意味で勇気を与える結果にも繋がり!…と言うのもフェルはモツみたいに

宙を飛んでいる訳でもなく、グレイスみたいに体が大きいとかそうでもなく!…


__ザシュンッ!!!……ッ!?!?!?…


「…マ、マジかよ!?…あの化け物に攻撃!?…」


「…よ、よくやるぜ!!…やっぱあの人キレちまって!!…って…

…で、でもよぉ?…でもよぉ!!…あんなの見せられたら!!!…」


他の面々と変わらないただの人間!…

まぁ確かに狂気に染まってしまってはいるが!…それでもそのただの人間が

まさに化け物へ攻撃出来たと言う事でハッ!と…その様子を見て居た者達が

気付かされた様なそんな反応を露わにすると、次にはその手に握る得物に

力を入れる!…負けられない!とばかりに動きを見せる!…

それは同じく触手を利用しようとする者も居れば、最初のフェルの真似を

するよう攀じ登り!…


「こっちだって散々鍛えられてんだ!!!…これ位やってやらあぁ!!!!」


「よくよく考えたら!!…

ギガンテスを相手にするとの然程変わらねぇじゃねぇか!!!…

そう考えたら!!…やれる気がしてきたああぁぁ!!!!」


__ウオオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!…ッ!?…


それこそ誰も彼もがフェルに触発された様子で攻撃を開始!…

ある者は吹っ切れた具合に言葉を口に!…またある者は過去に戦って来たモノと

比べて訳は無い!と…もはや開き直る様にして徐々にやる気を出して行くと、

これまた突貫!…フェルに負けじ!と根性を見せる!…そして一人!…

また一人と言った具合に突貫し出すと、全員が全員奮い立つよう声を上げ!…

となるとこの事態に化け物も戸惑った様子で慌て始め!…


《ッ!?…コ、コレハ!?…キョ、狂気ガ伝染!?…

伝染シタト言ウノデスカ!?…》


__負ける!!!…もんかああああああぁぁぁぁぁ!!!!…


その際感覚的にはまるで精神汚染が起きた様な!…フェルの狂気が伝染して行く様に

見えてしまい!…そのフェルの影響力に化け物としても戸惑いを隠せない様子を

露わにすると、まずはその寄って来る面々の迎撃!…触手をフル活用して事態に

収拾?に当たって行く!…それはやはりフェルの時と同様で、辺りを薙ぎ払ったり

ピンポイントで押し潰しに掛かったり!…

が、それでも面々は屈する事無く化け物に前進!…この戦いに勝ちたいが為に!…

絶対に負けない!とばかりに吠えて歯を食い縛りながら前進すると、化け物も更に

戸惑う様子を!…何ならモツやグレイスの二人も戸惑って見せる!…


「ッ!?…キュ、急ニ如何シタッテ!?…」


{…ですがこれはチャンスかもしれませんよ!?…

今こそこの化け物を打ち倒し!…この戦争に終止符を!!!…}


それこそ一体何が原因でこうなったのか?が分からないで居ると、

とにかくモツは言葉に出して戸惑い!…だがこれはモツやグレイス達にとっても

好転の兆しで!…と言うのも全員が掛かれば倒せるかもしれない!と…

グレイスがもしかすると!とばかりに何か希望の様なモノを感じて行くと、

次には如何にしてその者達の邪魔をしないか?…

かつ自身も攻撃すると言った方法で悩み始める!…

そして誰も彼もが躍起になってまるでピク○ンみたく化け物と対峙して居ると、

フェルもフェルで更に拍車が掛かって行き!…


「ギイィヒャハハハハハハハハハ!!!!…

アアァヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」


「…フェ、フェルさん!……はあぁ~…

あの様子だと何を言っても無駄そうですねぇ~…

…もしこれが…これがちゃんとした場面と言うか…

彼女が正気を保って居ればある意味で聖女と呼ばれそうなモノなのですが…」


とにかく場所を陣取る様にして化け物を滅多切り!…

そしてそれは効いているのかいないのか?…血が噴き出すばかりで怯む様子は

全く見られず!…ただ不気味にフェルの高笑いだけが辺り一帯に木霊すると、

その様子にハンドレットも気が付き言葉を!…そして呆れた具合に溜息を吐く!…

と言うのもその化け物に群がる魔王軍の面々にフェルの様子と言うのは、

ある種ある逸話に似ている様にも見えるモノで!…

が、しかし残念ながら肝心のフェルがあの調子!と…それこそフェルのスキルと

合わせて皮肉る様に!…思わずポソッと零してハンドレットが一人落胆する様子を

見せて居ると、フェルは地獄耳なのか!…次にはその言葉に反応をする!…


「ッ!?…今何処カラカ聞キ捨テナラナイ言葉ガ聞コエタ様ナ!?…」


__バッ!!…ババッ!!…ババッ!!…


それは自身が気にしている事を言われた事でピクッと機敏に反応をすると、

化け物への攻撃を中断してまで途端に辺り見回し!…が、当然近くにそのフェルの

気にしてい居る事を言った者の姿は何処にもなく…と、一方でハンドレットもふと

そんなフェルの様子に気が付いてかハッ!と…自身の言った事が聞こえたのか?と

理解を示し!…そそくさと元のモンスターの殲滅に戻って行くと、

フェルはずっと辺りを見回す!…それこそユルサナイ!とばかりに目を光らせる!…

するとそんなフェルの様子に他にも攻撃を仕掛けて来た面々が思わず

ビクッとしてしまうと、決してフェルと目を合わせないよう化け物へ

攻撃をして行き!…


__ウオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!…


「攻めろおおぉぉ攻め続けろおおおぉぉぉぉぉ!!!!」


「この図体からすればそりゃダメージは軽いだろうが!!…

それでも数撃ちゃそれも意味が変わって来るだろうよ!!!」


例えそれが一撃一撃が軽くても、数で殴る事によりダメージを蓄積!…

1ダメージを十回与える事で10ダメージ!…百回で100ダメージの原理でとにかく

数攻撃を繰り出し!…化け物を更に追い込もうとして行くと、肝心の化け物は

怯む様子を見せないものの!…何か動けない様子を見せていた!…

そしてモツもそんな様子を見て自身も畳み掛けようと動き出すと、誰の身にも

被害が及ばないであろう処に向かって斬撃を繰り出し!…


__バシュンッ!!…ゴアアアアァァァァ!!!!…


「イイ加減!!…サッサト!!…クタバリヤガレエエエエェェェェ!!!!」


__ズバシュンッ!!!…ドゴオオオオォォォォォォォォ!!!!…


容赦の無い斬撃を深々と一発!…それこそしぶとい!とばかりに文句を漏らし!…

またその斬った個所から大爆発を起こして行くと、今度はその傷口から黒い炎が

更に引火!…ジワジワと化け物の体力を奪って行く!…するとさすがの化け物も

これには効いた!とばかりにビクッと怯む反応を露わにするが、だからと言って

苦痛の声を漏らすと言った事はなく!…

或いは声にならない程藻掻いているのかもしれないのだが!…

それでも何か不気味なモノを感じるモノで!…


{…さっきから藻掻いてはいるけど声を上げていない?…

…そう言えば何度か怯む様子を見てはいるけど…

苦痛の声を漏らして居る場面ってのは見ていない!…

てか一度も聞いていない!!…

…だとすると本当にダメージが通っているのか?…

…いやでも!…今は通っていると信じて攻撃を続けるしか!!…}


と言うのも今まで攻撃をして来て、一度として化け物が苦痛の声を上げている所を

見た事がなく!…勿論別にそんな悲鳴が聞きたい!とかそう言ったサイコパスな

話では全然なく!…ただ要は本当にダメージが通っているのか?が怪しく思え!…

無駄に労力を消費…或いは構うだけ無駄な時間を費やされている様なそんな事を

考えて行くと、不安を覚え!…だが他に出来る事が無いのもまた事実な訳であり!…

モツは攻撃が通じていると信じて!…また剣を構え化け物に向かい突貫の様子を

露わにすると、もう一撃!…吠えながらに放って見せる!…


「ウオオオオオオオオォォォォォォォ!!!!」


__ズバシュンッ!!!…ドゴオオオオォォォォォォォ!!!!…ビクウゥ!!!…


モツの斬撃はまたもやクリティカルヒット!…今度は肉を削ぐ様にして大爆発を

起こして行くと、またもや化け物が身悶える様にして反応をして見せ!…

が、一方でこれまた悲鳴は一切聞こえて来ない!…声を我慢しているとか

そう言った様子では無い様で、ただ本当に声を発しない!…しかし身悶えると

言った奇妙な様子を露わにすると、モツの疑心を更に大きく!…何か嫌な予感を

加速させる!…と、そうして色々と嫌な予感を感じつつも一丸となって化け物に

一心不乱に攻撃を繰り出し続けて居ると、徐々にその化け物の様子が

可笑しくなり!…


__ザシュンッ!!…ドシュッ!!…ボガアアァァンン!!!………ッ……


{ッ!?…動きが止まった?…しかしでもまだ生きている気配が!…

…それに何ですかこの!…この底知れない嫌な予感は!!…}


色々な効果音?が聞こえてくる中、ふとグレイスが化け物の様子を見てある事に

気が付き!…と言うのもモツの攻撃以降化け物は一切身動きを見せない!…

それは黙って攻撃を受ける事に甘んじている様な?…かと言ってやはり怯む様子は

全く見せず!…ただ本当に黙ってされるがままでその場にずっと鎮座し続けて

見せていると、その動かない様子が如何にも不気味!…グレイスも次第に嫌な予感を

感じ始める!…そして何か動いてはいけない様なそんな事を考えていると、

次にはグレイスの読みは当たり!とばかりにトンデモナイ光景を目に!…


《…アァ、愚カナ者達ヨ…何故…何故ソノ様ニシテ私ノ審判ヲ拒ムノデス…

私ハタダ平等ヲ…世界ヲアルベキ姿ニ戻ソウトシテイルダケデアルノニ…

…ソノ様ニ審判ヲ拒ムノデアレバ…モウ…致シ方ガアリマセン!…》


__ヴウゥン!!!…ッ!?…パアアアアアァァァァァ!!!!…ッ!?!?…


それは嘆き悲しむと同時に埒が明かない!と言った…諦めの言葉を口にすると、

突如自身の周りに地面に向けての光のワームホールの様なモノを複数展開し!…

となるとそれに気が付いた各々は当然驚き慌てる始末となって行き!…

それこそ一体何が起きるのか?と…思わず見入ってしまう様に各々が動けない

様子を見せていると、次には更にその光のワームホールが光りを放つ!…

そして更に化け物も何か不穏な事を続けて話す!…


《コノ者達ヲ悪シキ魂トミナシ!…今一度神ノ鉄槌ヲ!!…

次ニ生マレテ来ル時ハ正シキ者達デアル事ヲ!…願イ審判の時!!…》


{ッ!!!…不味い!!!…皆さん逃げ!!…}


面々を悪しき魂と言ってさも異教徒の様に語って見せると、

攻撃を下す事を遂に決断!…それは完全に消し去ると言う意味での言葉の様で!…

その際まるっきり見放す?と言う訳でもないらしく!…もう仕留めた気で居る様で

生まれ変わった際の事まで更に話すと、グレイスがその言葉に慌てる!…

それこそ全員に逃げるよう言葉を口にして行く!…

しかしそんな言葉も間に合わない様子で次にはその光のワームホールから

またあの光の柱の様なモノが射出されると、今度は先程より長く!…

化け物を中心に回転するよう辺り一帯を眩しく薙ぎ払い!…


__コオオオォォォドシャアアアアアアァァァァァ!!!!…


この時思わずグレイスも目が眩んだ様子で怯む始末!…だが食らう訳には

当然行かない訳で!…放たれるほんの刹那でバックステップをして行くと、

何とかその光の柱の攻撃から逃れる事に成功!…だが他の面々は逃げ遅れ

その光の柱に薙ぎ払われる!…その際断末魔はその光の柱の照射音によって

掻き消され、ある意味トラウマを植え付ける光景となってしまい!…

が、幸いと言うか何と言うか!…喰らっても一撃死と言う訳で無いらしく、

喰らっても生き延びる者がチラホラと見られ!…

更にはこの攻撃自体も多段ヒットと言うモノではない様で!…

喰らっても何とかやり過ごし!…回復する機会を得て行くと、

何とか戦死者の数は最小限に!…だがその威力で動揺する!…


{ッ!?…こ、これは!?…ッ…あまりにも!!…}


「ッ!?…全員瓦礫の下に!!!…急いで!!!…早く!!!!」


その際生き延びた者達は自力で動けない様子で地面に倒れ、ピクピクと痙攣しては

藻掻き苦しみ!…一方でその攻撃範囲は更に拡大!…本陣跡にも伸びて行き!…

その様子にいち早く気が付いたミサカが慌てて号令を出して行くと、

その号令を聞いた者達は慌てて退避!…ミサカの言う通りに氷の瓦礫の下へと

隠れて見せる!…その時その様子と言うのは宛ら空襲でも受けている様な!…

そして本陣跡にもその光の柱が通過すると、ミサカの判断は正しかった様子で!…


__ドシャアアアアアアァァァァァ!!!!…


「「キャアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!」」×2


「ッ!?…クッ!!…でも何とかやり過ごせたかな!?…」


隠れた先の氷の瓦礫が見事に光の柱の威力を遮断する事に!…

が、全くの無傷と言う訳では当然無く!…若干押し潰される様にして隠れた者達が

氷の瓦礫越しに圧を受ける事になると、シロとハクもその圧に思わず悲鳴を

上げてしまう事に!…となるとその悲鳴はグレイスの耳にも届いたのか!…

グレイスがハッ!と心配をする!…そしてその盾に使った氷の瓦礫と言うのも

半分位が抉れる様にして溶けて無くなり、次に攻撃が飛んで来た場合…

耐えれるかどうかと言った状況!…と、ミサカも攻撃が落ち着いた所で

それを確認して焦りを覚え!…しかし何とかやり過ごせたのも事実であり!…

とりあえず難を乗り切った事で安堵して見せ!…他に被害が出ていない事を

簡単に言葉で口にすると、グレイスも見えていないながらもその言葉を

聞いて安堵!…と、同時に化け物に対して怒りを覚える!…


{…ッ!!…ふぅ…こ、この様子だとティナとハティは無事の様子!…

本当に良かった!……けれど…だとしても!…}


《…ッ!?…コノ気配ハ!?…》


それは安堵していた様子から一気に殺意をマシマシにすると、

グレイスの全身の毛が逆立ち始め!…その際口には出さないが許さない!とばかりに

化け物を睨み!…と、その視線と言うか殺気と言うか!…化け物も気が付いた様子で

反応をして見せ!…何か嫌な予感を感じる!とばかりにそのグレイスの居る方に

視線を向けると、そこであのマグダラスにやって見せた氷のオーラを全身に纏う!…

ガチギレ状態のグレイスの姿を見つけて行く!…この時その逆立つ毛も氷を纏い鋭く

キラキラと輝きを放つと、宛らダイヤモンドダストを身に纏っている様な!…

と、時間的にももう夜の時間帯ではあるのだが!…それでも尚分かる輝きを!…

夜なのに分かる輝きに何か異様な程に不気味な寒気と言うか…

とにかく何か嫌な予感を化け物がヒシヒシと感じていると、一方でグレイスは

文句とばかりに睨みを利かし!…


{…よくも!…よくも私の可愛い娘達に!!…

怪我が無くとも危害を加えた事は万死に値する!!!…

…我が子を守る為に!!!…

汝はここで我が身を犠牲にしてでも絶対に!!!…私が倒します!!!!}


「ッ!?…コ、コノ殺気ハ!?…ッ!?…マ、本気か!?…」


勿論グレイスが激怒した原因は娘達への危害!と…絶対に葬る事を目で訴え!…

歯を剥き出しにして更にクッ!と氷の剣を銜えて見せると、その尋常ではない

殺気を全身で放ち!…モツをハッ!と戸惑わせる!…因みにモツはあの光の柱

攻撃を巧みに躱し、出来るだけ他面々の助けにも回り!…それこそ怒りの権化と

言われて居ながらも自身をコントロール!…

何なら今の状態にも慣れて来た様子で!…更に機敏な動きで飛び回り!…

と、思った矢先にグレイスがブチギレた気配を感じて思わずビクッとしてしまうと、

背後を振り返り確認!…と、そこで件のブチギレグレイスの姿を目撃する!…

それは今にも突貫し出しそうなそんな様子が見て取れると、案の定次には

グレイスが動き!…


__…ッ…ギュンッ!!…


「ッ!?…え!?…」


__バシュンッ!!…ッ!?…ザシャアアアアァァァァ!!!!…


その時のグレイスの動きはモツの目でも追えないレベルのモノであって!…

あの巨体が目の前で一瞬で消えてしまい!…モツがその様子にえっ?と

言って戸惑う様子を露わにすると、次には姿が見えたかと思えばもうグレイスは

化け物の目の前!…何なら攻撃を繰り出す一歩手前の状態で現れて見せる!…

その際真っ直ぐに化け物を縦に切り裂くよう剣を構えて行くと、更に化け物が

気が付き反応するまでに剣を振り下ろし!…するとその剣は鋭く化け物の体を

二つに斬って、更に激しく氷で凍て付かせ!…と、そんな様子をまた目撃した

モツは大いに驚き!…これがグレイスの本当の力!?と言った具合に衝撃を

感じただ固まって居ると、一方でグレイスも違和感を覚える!…

やはりまだ戦いが終わらない事を察してしまうのであった!…

しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

俺の召喚獣だけレベルアップする

摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話 主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉 神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく…… ※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!! 内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません? https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
ファンタジー
ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

処理中です...