どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

-第八章八十六節 所有権と乱入のアヤ!と会議の終わり!…-

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さて話がややこしい方向に転びそうになるのだが、肝心なのはゼファーの

処遇であり!…ここまでの話を纏めるとゼファーはスノーピースにて

公平な裁判に掛けられる事に!…と言うのも魔王軍の面々では如何にも

ゼファーの背後が気になってその処遇を決めかねるものであり、

それならば同じNPCにその判断を仰ごう!と…

無責任かもしれないが実際に被害を受けて居たのもまたそのNPC達で有り!…

ここで話していた事も含めて!…

それを洗い浚い話す事で心にゼファーに対する処遇とする事を概ねこの会議で

決めて行くと、更に話しはその移送の話し等!…細かいモノになって行く!…


「…では移送に関しても我々の転移魔法でデグレアントの王を連行するとして…

この町の状態についてだが……如何する?…

一応ここはお前達が陥落させた事で…所有権は魔王軍の面々が握っている!…

このままここに定着して拠点にするも良いが?…今この状態であるからな?…」


「ッ!?…え!?…ま、町の所有権!?…そ、そんなモノまであったの!?…」


__どよぉ!?…ザワザワッ!!…ザワザワッ!!…


と言っても移送自体も簡単なもので、転移魔法を使う事をクロエが決め!…

その際同じく捕まっているバルディアナも自然と裁判に掛けられる流れに!…

だがそれでも会議はまだ終わりを見せず、今度はデグレアントの所有権!と…

現在デグレアントは攻め落とされた訳で!…その所有権が如何にも魔王軍に

渡っている事をクロエが話して如何するか?を尋ねて行くと、その話は初耳!と

ばかりにミサカを始めるとする面々が驚きを露わに!…部屋全体に動揺が走る!…

となると誰もがマジか!?とこれまた興奮する様なそんな様子を見せるのだが!…

次にはふとある事に気が付くと、途端にその熱も冷め!…


「…ッ!…あっ…で、でも町って今この状態ですよね?…

…これってぁ?…もしかしてですか?…」


__ッ!?…どよぉ!?…ッ……チラァ?…


何故なら所有権を持っているのはで有り、今現在町は

半壊したままで他の機能は一切使えず!…そして勘の良い者はそれらが一向に

回復していない事から何と無く予想が出来た様で!…

それこそ次には恐る恐る手を上げてクロエに声を!…率直にこれらを直す事に!…

当然費用が掛かるかどうかについて一部希望を持ちたい様子で質問をすると、

クロエは無情にもその質問を肯定!…

と、同時にそれと無く?メリットについても話しをする!…


「…そうだな…実費になるだろうなぁ?…

勿論自分達の好きな様に一度全てを壊し!…

また新たに色々なモノを立て直すなんて事も出来るが?…」


__あっ、放棄しまぁ~す!……


そのメリットと言うのも言わばクリエイティブな部分で有り、

全てを壊して自分好みの町に再建も出来る!と語るのだが!…

勿論そこにもやはり費用が掛かる訳で!…

それが想像できた面々は当然工面出来る筈もなく、

何なら別に渋ると言った様子も無く!…

ただ諦めた様子で全員が声を揃えてその権利を放棄する事を誓って行くと、

その話を聞いたクロエも苦笑い!…面々の気持ちを察して行く!…因みに!…


「…だろうな?…このレベルの状態のモノを再建し直すとなると…

…ふむ…軽く見積もっただけでも約7,922億Gと言った所か…」


__ッ!?!?!?……ッ…ッ~~~……ッ!…フッ…


クロエはオマケとばかりにザッと見た限り街を丸々再建するのに

掛かるであろう費用を口にすると、更に面々を絶望させ!…

と、その途方もない額を聞いてある者は途端に青褪め出し!…

またある者は眩暈を起こし!…とにかく面々はその場で絶句!…

逆に言えばそれだけの国を落としたと言う事であり!…

改めて自分達の力を!…これがもしクラン同士になれば!…

トンデモナイ事になる!と言うのが容易に想像出来てしまうと、

まるで時が止まった様に石化!…ただ驚愕の顔のままで口を開く!…

となるとそんな面々の様子を見てクロエも思わず苦笑いをすると、

ゼファーはクロエに質問を!…


「…それで?…私の処分はその裁判でと言う事なったみたいだが…

裁判と言う事は誰か…私の弁護をすると言う事か?…」


それは裁判をすると言う事に因んで気になった様子で有り!…

と言うのも公平さを期す為に!…

ゼファーの弁護を誰かが担当するのか?について質問をすると、

クロエもその質問に思わずピクッと反応!…アンジュも同じく

そのメモを取る手を一瞬止める!…

そしてそれを見逃さなかったゼファーも何故か不敵に笑って見せると、

クロエはそんなゼファーに対してやはり用意をする様子で返事を口に!…


「ッ!……そうなるな?…」


「…フフフッ!…この様な冷徹無慈悲な者を弁護する者等…

この世に存在する…」


となるとその返事を聞いて更にゼファーは笑い始め!…

何故ならゼファーは自分でも裁判にならないであろう事を予想しており、

何ならその弁護人についてもまず付くかどうか?…

いや付かないであろう事を予期した具合に話しが破綻している事を

言おうとするが、それを遮る様にある者が登場!…

ゼファーの弁護を買って出る!…

と言うのもその人物と言うのは更にその場を混乱に陥れる事をし、

当然それはゼファーも含めて大いに驚かせる事となり!…


「その弁護の話しって!!……何か資格が要ったりする?…」


「ッ!…何?……ッ!?…キ、キサマは!!!…」


その際その者はまず姿を現すなり話を聞いて居た様子で突如質問!…

何故なら現実だと弁護をするにも資格が要る訳であり、

こっちでもその弁護をするに当たって資格等の有無が有るのか?について

疑問を感じたからで!…と、一方でそんな質問をされた事で思わずクロエ達は

戸惑ってしまい!…するとクロエが振り向きまずその者の姿を確認!…

一体誰なのだ?と言った様子で…何の気なしに無警戒に振り向いて行くと、

次にはその弁護を申し出た者の姿を見て途端に驚き!…

この時アンジュもその姿を見て思わず持っていたメモを落としそうに

なって見せる!…


__ッ!?……スルッ…ッ!?…ワタワタ!!…ワタワタ!!…


「え!?…えぇ!?…」


「ッ!?…バ、馬鹿な!?…き、君は一体!?……ッ…」


しかしギリギリ?の所でハッと我に返るそんな様子を露わにすると、

慌ててバッ!と抱き締める様にして自身のメモを受け止め!…

と、今度は困惑する様に眼鏡を直しながら言葉を漏らし!…

何ならゼファーも信じられない様子で!…

その弁護を買って出た者をジッと見詰め!…

目を見開き困惑しながらその者に対して疑問の言葉を投げて行くと、

その者は何か思う所がある様子で返事!…

更にその後を色んな者達が姿を現す!…


「…別に?…ただ正確には俺が弁護をする訳じゃない!!…

弁護をするのは!…

この刀に宿っている奴がそうしたい!って言ってるからで!…」


この時その弁護を買って出た者と言うのは、

腹と背中にそれぞれシロとハクをくっ付けて来たマサツグで有り!…

と、その際更に自分が弁護をする訳では無い!と不可解な返事を口にしつつ!…

一体誰が?と当然疑問を感じ…マサツグの言っている事にこれまたクロエ達が

理解が出来ず!…思わず本人を前にして戸惑う反応を露わにすると、

一方でマサツグはスッと…徐に腰に佩いていた刀を一本抜き出す!…

そしてその刀をスッとゼファーに突き付け出すと、

さもその刀がゼファーの弁護人であるようマサツグが更に言葉を続け!…

となるとクロエ達もそんなマサツグの言葉を聞いて戸惑う一方、

ゼファーはその刀に見覚えが有るのか!…


「ッ!?…そ、その剣は!!……ッ…」


戸惑う!…いや狼狽えると言った方が良いか?…

とにかくマサツグが突き出す刀をジッと見詰め、何か驚いた様な!…

それこそマサツグの言っている意味を理解した様子で思わず目が潤む

そんな表情を露わにすると、次には更にその場にもう一人と言うか来訪者が!…

しかしそれは不穏なモノへと変わって行く!…

と言うのもその者はその手に弓を携えてやって来ると、

既に怒りを露わにしながらマサツグの隣に立ち!…

そして次にはゼファーに向かい言葉を!…


「…あと私も貴方に用が有るの!!…」


「ッ!…君は…確か…」


弓を持って居る者など言わずもがな!…

マサツグ達の関係者だとアヤ以外に他に居る筈も無く、

まるで恨む様にしてゼファーを睨み!…

その際ギュッと弓を握り締めて言葉を口に!…

するとゼファーも朧気ながらもアヤの事を知って居る様で!…

次にはまるで思い出す様なそんな表情を浮かべて見せると、

同時に言葉も漏らし出し…一方でアヤは質問を続けて行く!…

と言うのもまだ自身の過去?を引き摺っている様子で、徐に弓に矢を番え始め!…


__カッ!!…ギリイィ!!!…ッ!?…


「…答えて!!…150年前!!…

…貴方、もしくは貴方の父親!!…或いは血族!!!…

ユグドラドに来てその当時の王!!!…

[エルジーオ・エルヴンフォード]を演説中に殺害した!!…違う!?…」


するといきなり弓を番え始めた事で辺りは騒然!…

そして当然ながらアヤの狙いはゼファーで有り、脅す様にして質問を!…

それこそ自身が冒険者となった理由を口に!…

自身の父の死についてまずは犯行を行ったか!…

或いはゼファーの血族の中でその犯行を起こした者が居るかどうか!を

酷く気にした様子で!…アヤが怒気を強めた様子で続けて行くと、

更に弓を引き絞る!…となるとそのアヤの怒り具合に周りは更に混乱する!…

と言うのもある者は何の話か全く分からず、とにかくアヤが弓を構え出した事で

驚き!…またある者はその話に興味を持ってしまったのか!?…

えっ!?とばかりに戸惑い始め!…またチラッと確認するようゼファーの様子を

確かめて行くと、その肝心のゼファーは分かって居ない様子で言葉を!…


「…150年前?…」


「真実を言わなければ私が貴方を殺す!!…黙秘しても殺す!!!…

さぁ!!…如何なの!?…殺されたくなかったら!!!…」


それは弓矢を突き付けられて居るにも関わらず至って冷静!…

恐怖など微塵も感じていない様子で有り!…別に恍ける訳ではないのだが!…

如何にもピン!と来ていないそんな表情を浮かべて見せると、

一方で更にアヤはヒートアップ!…脅しに脅しを重ねて行く!…

それは真実を知りたい!と言う気持ちがヒシヒシ!と感じられるモノなのだが、

ゼファーからするとその様子と言うのは可笑しい!…

いや滑稽に見えたらしく!…


「…フフフッ!…」


「ッ!?…何が可笑しい!!…」


次には我慢出来なかった様子で噴出す始末!…

別に嘲笑うつもりはないのだが、真剣に物を尋ねて居る者からすれば

それは当然馬鹿にされて居る様に感じ!…

となるとアヤが当然!とばかりにゼファーに噛み付き始め!…

それこそ構えている弓を更に突き付け!…

今にも撃ち出しそうなそんな様子を露わにすると、

ゼファーはそんなアヤに対して態度を改める事は無く!…

寧ろ僥倖!とばかりに挑発をする!…


「…いや…殺したければ殺せばいい!…」


__ッ!?…どよぉ!?…


この時ゼファーは未だ引き摺る様にしてクスクス!と笑みを浮かべ続けると、

次には軽く返事をしては感情のままに流される事を促し!…

その際やはりゼファーは微塵も死など恐れていない様子も見せ!…

寧ろ今はアヤの様子が気になる!と…不敵な笑みを浮かべつつ!…

ジッとアヤの事をまるで品定めする様に見詰める様子を露わにすると、

その様子はもはや狂気を感じるモノで!…

となるとその返事と態度に面々がこれまたどよめき始める!…

そして誰もがこれでゼファーが死ぬのでは!?と言った危機感の様なモノを

感じていると、一方で更にゼファーの言葉は止まらず!…


「…君の過去がどんなモノなのかは知らないが…随分と可笑しな質問をする!…

…そうだろう?…自身の知りたい答えを知って居る者を前にして!…

何をしても殺す等!…まるで知りたくない様にも聞こえて来る!…」


「ッ!!…ちゃ、茶化さないで!!!…

わ、私は本気!!!…」


と言うのも今度は何故自分が笑ってしまったのか?を話し始め…

その際アヤの過去に興味は無い!と…ただこの状況においてピエロ!とばかりに…

脅しがまるで脅しになっていない事を未だ嗤いながらアヤに指摘をして行くと、

アヤもその言葉にカッ!と…顔を赤くして反論をする!…

この時もう一度狙いを澄ますよう弓矢をクッと構えて見せると、

本気である事をもう一度口に!…

が、その言葉を最後まで言い切る事はそのまま無く!…


「…一つ良い事を教えてあげよう…」


「ッ!!…ッ…」


それは興が乗った様子でゼファーがフッと言葉を遮ったからであり!…

それこそ教訓?とばかりに為になる様な!…恐らくアヤが興味を持つ

そんな事を口にすると、アヤもそれを聞いて途端にピクッと反応!…

そのゼファーの言葉に耳を澄ます!…と言うのもそれは自身が知りたがっていた

真実であるかもしれないからで!…だがその思いとは裏腹にそこで帰って来た

言葉と言うのは、更にアヤの事を嘲笑う様な!…


「…そもそも人を殺した事に何の罪の意識も持っていなければ…

それはその殺した者の記憶に残るモノであるのだろうか?…」


「ッ!!!!…あ、貴方はああぁぁぁ!!!!」


その言葉と言うのはまるでアヤの言っていた事をあやふやながらに肯定するよう!…

しかも何の意識も無い事を嗤いながら話し!…

それこそゼファーにとって取るに足らない!…

まさに些細な出来事であったかの様に話しをすると、

当然それを耳にしたアヤは更に怒り!…ゼファーに向けてこれまた弓を引き絞る!…

そしてその様子を目にした面々の誰もがこれで終わった!と思った次の瞬間!…

更にそうは問屋が卸さない様子で止めに入る者が現れ!…


「アヤ!!!…ストップだ!!!」


__ガッ!!!…ッ!?…


「ッ!!!…は、放して!!!…放してよおぉ!!!!」


と、次にそんなアヤを止めに入ったのはリーナで有り!…

まずアヤが引き絞る弓に手を伸ばし、そこで誤って矢を放たないよう!…

矢を掴む指先ごとアヤをスッと慣れた様子で拘束すると、

そんな器用な拘束術?に面々ももう一つハッ!と…驚き様を露わにする!…

そして拘束されたアヤも途端にビクッと反応をすると、

リーナに放すよう文句を言い!…因みにこの拘束自体は主に弓を掴んでおり!…

故にアヤも弓を放せば自由なのだが、この時興奮のあまりそこまで頭が回らない!…

とにかく弓を握ってジタバタする!…

しかしそこは筋力の差と言うか何と言うか、リーナは微動だにせず!…


「ッ!…コラ暴れるな!!…ッ…確かに気持ちは分かるが!!…

ここで流されてはあのゼファーなる者に良い様にされるだけだぞ!!…」


「ッ!!…ッ…ッ~~~…」


身長も若干リーナの方が高いせいか、まるで磔にされた様にアヤは藻掻き!…

と、暴れるアヤに対してリーナも言葉を!…

それこそゼファーの思う様にされている!と…冷静さを取り戻す様に言うと、

アヤはハッ!とした反応を見せるのだが!…

それでもやはりウゴウゴと抵抗を続けるようで!…

となると引き続き拘束を!…その際リーナも説得を止めず!…

恐らく罪状は決定している!…

それも覆る事の無いまるで出来レースの様なそんなモノである事を口にすると、

死罪の恐怖と言うモノを!…リーナは知っている様子で話をする!…


「…それに!…ここで殺さなくとも、恐らく死罪は免れない!!…

だったら態々自らの手を汚さずとも!!…

その時が来るまでの時間を!!…懺悔に費やさせてやればいい!!…

必ず直ぐに訪れる死と言うモノが!!…猶予のある死と言うモノが!!…

如何なる恐怖であるかを!!…思い知らせてやればいい!!…」


__…チラッ…パチパチッ!……ッ!…ッ…


「…さぁ!…一旦外で頭を冷やすぞ!…

文句であれば幾らでも聞いてやる!…」


それは勿論リーナが死罪になった事が有るのでは無く、職業柄そう言った者と

接点を持つ事も少なくはなかった様子で!…と、一方でマサツグもそんな二人の

様子をチラッと見てリーナにコンタクト!…まるで一旦下がって欲しい様な!…

そんな合図をそれとなくリーナに送って見せると、リーナもハッ!とちゃんと

気が付いた様子で反応!…次にはアヤをズルズルと引き摺る様にして後にする!…

その際文句を聞く事も口にすると、アヤは結局弓を放す事無く退場し!…


「ッ!?…あっ!!…ちょ、ちょっとぉ!!!…

まだ話は終わって!!!…ッ~~~~!!!!…」


この時アヤも勿論文句を口に!…だが当然聞いて貰える事は無く!…

徐々にアヤの声が建物を出てフェードアウトして行くと、先程までの

危険な緊張感も薄れ!…ゼファーも興が薄れた様子でスッと虚ろな

表情に戻る!…そして改めてマサツグの持つ刀に目をスッと向けると、

やはり気になる様子で凝視し続け!…一方でマサツグも話しを

元に戻す様に咳払い!…そして改めてゼファーの弁護人について話を口に!…


「…ン゛、ン゛ン゛!!!…

…とにかく!!!…ゼファーの弁護人はこの刀!!…

…と言うよりと言った方が良いかな?…

…悪いがこれはコッチのケジメでもあるから!!…

誰の拒否も受け付けない!!!…力づくでも通させて貰う!!!…

…オーケー?…」


__ッ!?…ッ……


それこそやはり聞き間違いではなかった様子で、

マサツグはハッキリと刀が弁護人!と…

いや正確にはあの時見せた幽○紋スタ○ドと言うべきか?…

とにかく誰の意見も聞かない事を更に続け、これは自分達のケジメでもある!と…

何か使命感を持っている様子でいつになく真剣な表情を浮かべて見せると、

そのマサツグの様子に思わず誰もがたじろぎ!…

そしてOKの言葉でもう一つ戸惑う!…その際一体何がそうさせるのか?は

当然面々にも分からないのだが、マサツグの様子から文句を言える訳も無く!…


__…チラッ?……ッ!…チラッ?……ッ…コクリッ…


と、周りから反対の意見が挙がって来ない事で弁護人が決まり!…

この時チラッとクロエがパルシィに視線を送り!…パルシィもその視線に

気が付いた様子で反応をすると、クロエの視線からその意図を汲んだのか!…

次には頷き返事をする!…と言うのもマサツグの言い分を互いに認めた様子で

一先ずこれで裁判が出来る事を確認し合い!…となると次にはこの会議を

一旦終了させる様にこれまた仕切り!…


「…これ以上の意見が無ければこの話し合いを終わりとする!…

…確認だが…ゼファーの処分はスノーピースにて改めて裁判!!…

そしてそのゼファーの弁護役がマサツグの持っている刀!!…

の、中に居る人物!!…と言う事で相違は無いか?…」


「ッ!?…え!?…ほ、本当にこれでやるって言うんですか!?…」


その際改めて決まった事を確認するよう言葉を口に!…

裁判で処分を決定する方針で決めて行き!…場所と弁護人についても

先程話した通りである!と堂々と話し…

そして何か先程の確認について間違いが有ったか?についてこれまた

面々に尋ねるよう言葉を続けて見せると、その話の纏まり様に各々も戸惑い!…

何ならある者が思わず本音を漏らしてしまう!…

するとその本音を漏らした者に対してクロエがピクッと反応をすると、

その者に対して返事をして行き!…


「…無論だ!…それとも他にいい案があるとでも?…

誰もが納得する画期的案があると言うのなら、聞かなくもないが!…」


「ッ!?…い、いえ!!…ただ!!…ちょっと、驚いただけで!!…ッ…」


何なら寧ろ意見を求める始末!…別に動揺をされた事で怒って居るのではない、

ただ話に反応する上で他に意見が有るのかどうか?が単純に気になっただけで!…

しかしその普段の口調といいその見た目といい!…反応はまるで反論を許さない

上官の様で!…本人の意図しない所でさも圧を放つ様に言葉を口にして行くと、

その言葉を投げ掛けられた方は委縮!…慌てて釈明をして見せる!…

となるとそんな反応を見てクロエも疑問を持った様子を露わにするが、

次には気にしない方向で話しを続け!…


「…ッ?…無いならまぁいい!…ではこれにて会議を終了とする!!…

…ッ…ここまでの長い戦い!!…本当にご苦労であった!!…

後は我々に任せてくれ!!…各々はしっかり体を休め!!…

次の来る時に備えて鍛錬も怠らない事!!……では、解散!!!…」


それは本当にこれで終わりらしく、会議はそのままあっさりと終了して行き!…

その際最後にクロエが面々を労わる様に言葉を口に!…

だが当然これで終わりではない事を続けて話し、今後も尚まだ冒険は続く!と…

その為に色々とまた準備を!…体を休めつつ気を引き締める様に!と…

まさに教官らしい言葉でこの会議の最後を締め括ると、解散の言葉を!…

と、それを聞いて面々はやっと緊張が解けた様子で溜息を吐く!…


__…はあぁ~…ザワザワザワザワッ…


何故なら今思い返せばある一時はドワーフ達が怒気を強め!…

今にもゼファーを殺さんとまでは行かないが、トンデモナイ勢いを見せ!…

またある直近ではアヤがガンガンに殺意を露わにする!…

何ならそれもまだ収まっていないであろう事が予測でき!…

外に出たらそれが目に飛び込んで来る事がまた予測出来るが、

とにかくそんな波乱がありながらも!…

これで漸くこの戦争に一区切りが付いた!と言う…

実感が今になって疲労と変わり面々へダイレクトに襲い掛かると、

取り敢えず今すぐにでも休みたい!と言った…脱力様子をそれぞれ見せる!…

ある者は仲間内で挨拶を済ませるとその場で寝袋を用意してログアウトして行き!…

またある者はここが宿屋である事から無事な部屋を探し始め!…

そこに入っては鍵を閉め!…同じくそのままベッドに倒れたであろう様子で

ログアウトして行くと、徐々に辺りは静かに!…

だがマサツグはまだやる事が有る様子で動きを見せる!…


「…さてと!…じゃあ、女王様ぁ~?…ちょ~っとお時間イイですかぁ?」


「ッ!…え?…わ、私?…は、はい…」


と言うのもマサツグは未だシロとハクをくっ付けたまま大きく伸びをして見せ!…

と、ついでとばかりに一息も吐き!…漸く落ち着いた所で今度はグレイスの方に…

徐に振り向き何か用がある様子で声を掛けると、突如マサツグに呼ばれた事で

グレイスも思わずピクッ!と…戸惑った具合に反応をする!…

そして慌てた様子も見せながらマサツグに返事をして行くと、

マサツグも改めてグレイスについて来て欲しい様に言葉を口に!…


「ッ!…じゃあちょっとついて来て下さい!!…

ので!…」


「ッ!…あ、合わせたい人?…その方は一体?…」


「まぁまぁまぁまぁ!…じゃ、取り敢えずこっちに!…」


この時付いて来て欲しい理由に人を挙げ!…それもグレイスに逢わせたい様で、

笑顔でグレイスに手招きをして行き!…

と、グレイスもそんなマサツグの様子に戸惑い続けながらも素直に従い!…

マサツグの手招きに誘われ!…そのまま宿屋の外へ出てずっと人気のない方に

進んで行くと、公園の様な場所と言うか!…奇跡的に被害を免れたであろう

緑で一杯の場所へと辿り着く!…そこか自然公園と言うか何と言うか、

とにかくここだけ空気が澄んで居る様に感じられ!…


__…ザッ!…ザッ!…ザッ!…ザッ!……ッ…


「ッ!…み、皆様!!…ここで何を?…」


尚そこには辿り着いたマサツグ達の他にモツやオリハ!…

くまさんにマサキ達の姿も有り!…チーム・[イツカ]が勢揃いしており!…

その際各々マサツグ達の到着を待っていた様な!…

一部まだ反動でか動けない様子を見せて居ると、

グレイスが面々の揃っている事に声を!…

何故ここに居るのか?を尋ねて行く!…

すると次にはその質問に対して誰もが何か気恥しそうなそんな様子を

露わにすると、オリハが面々を代表して返事を口に!…


「…あぁ~…いやぁ~…何と言いますかぁ~…

…べ、別に何でも無いですよ?…ただ…フラッシュモブと言いますか…」


「…ッ?…フ、フラ…え?…」


「ッ!?…馬鹿!!!…

何いきなり初手からネタバレかまそうとしとんねん!!!」


その際オリハは何故か妙に緊張をした様子で!…

その言葉も何処か歯切れが悪いと言うか、あからさまに怪しい様子で

何でも無い!と…だがそこから更にサラッとトンデモナイ事を口にし始め!…

それは何かをやはり企んでいる様子で有り!…

オリハはその事をフラッシュモブ!と…明らかに言ってはいけないネタバレを

ポロッと零してしまうと、当然その言葉にグレイスが疑問を!…

だが意味を知らない様子で戸惑って見せる!…

尚その後すかさず無事にマサキからツッコミを受ける事になると、

オリハはハッとしては平謝り!…


と、この後の展開に関してはまた別のお話の時に!…


とにかくこうして長く感じた戦いは終わり、

各々はそれぞれ手に入れた平穏な時間を噛み締めるよう!…

一旦は休息を取る事になり!…そこから若干の日にちが経つ事に

なって行くと、現在は一週間後の朝と言った所で!…

この時面々はスノーピースに姿を現す事になって行くと、

向かう先は既に決まっており!…

言わずもがなこの日はスノーピースの裁判所に向かう事に!…

そしてこの日は特に人の往来が激しい一日にもなっており、

例によってマサキがイライラ!…

それでも投げる事無く進み続け!…

マサツグとしてもこのゲーム内で二度目となる!…

今度は裁判をする側になる事で若干の緊張を露わにすると、

動きが固い様な!…

それこそシロとハクから声援を受ける事になるのであった!…

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ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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