どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

-第八章八十五節 無敵のゼファー?と追加の会議参加者と戦後会議・後編-

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まさかゼファーの身の上話を聞いた事で宿屋のメインホールが凍り付いた様に

静まり返ると、それはまるでゼファーがその場を支配した様に!…

それこそもはやもう黒い炎所の話ではなくなってしまい!…

あるのはただ恐怖体験をした様な気不味さだけで!…

誰もがその場から一歩も動けず!…

後味の悪さを噛み締め青褪める事しか出来ないでいると、

一方でゼファーはやはり感情が壊れているのか…

それ以上何も言わずに笑い続ける!…

それこそそれが嘘であろうが本当であろうが御構い無し、

ただただ何方とも取り難い様子を見せ!…


「…さて、そろそろ結論を聞かせて貰おうか?…」


__ッ!?…ッ…ッ~~~……


こうなるとゼファーは縛られながらに無敵状態!…

となると話がどちらに転ぼうとも如何でも良く、いや自身の死を望み!…

その結論を求めるようミサカ達へ向けて言葉を漏らし始め!…

当然判決を求めるものであり!…

別にプレッシャーを掛けている訳ではないのだが、自然とそのゼファーの

言葉に重みが徐々に感じられてしまうと、余計に面々は押し黙る!…

その判決を下せない様子で俯き始める!…

そしてこれが人を裁くと言う感覚なのか?と今になってヒシヒシと

体全体で感じていると、ゼファーの言葉は更に重みを増すと同時に!…

面々を責め立てる様にも聞こえ!…


「勿論君達もずっとこのままと言う訳には行かないであろう?…

…冒険者と言うのだ…それぞれ次の目的が控えている…

この様な事でマゴマゴとしている場合ではない筈であろう?…

…ならばその判決を下すのもまた簡単な事だ!…

ただ目の前にいる男を始末するだけで良い!!…

他にこれ以上簡単な話が有るか?…

ただ始末するだけで全てが丸く収まろうとしている!…

…何も躊躇う必要はない!……さぁ!…」


「ッ!?…や、止めて!!…も、もう!!…ッ…」


さも時間が無い事を指す様に!…

各々次の目的が控えている事を話して行き、その為にも安易な結論を!…

当然自分を始末すると言う方向にゼファーが持って行こうと続けて話すと、

宛らその言葉はどんどん面々の心を苛む様に!…

それこそ重くキツぅ~く圧し掛かる!…そして仕舞にはもうこれ以上

議論をしたくない!と言った様子で心が折れる者まで現れ出すと、

逆に攻められて居る様にして言葉を漏らし!…

こうなって来ると当然会議どころではなくなってしまい!…

しかしだからと言ってこのままなかった事にも出来る筈が無い訳で!…

これまた余計に面々が追い込まれるそんな様子を見せて居ると、

ここで救世主が!…その宿屋に突如姿を現す!…と言うのも!…


__…コッ…コッ…コッ…コッ……


「…ッ!…ほほぅ?…さすがは冒険者…もとい魔王連合軍と言った所か?…

ちゃんとデグレアントの若造を捕まえているではないか?…」


突如玄関口の方から聞こえてくる誰かの足音!…

それは聞く限り軽い足音に聞こえ、まるで女性がヒールを履いて歩いている様な…

と、次にはその足音の主が面々の前にスッと現れ!…

次にはその会議?をしている様子にハッ!と…

そしてそんな面々を褒める様にゼファーを捕縛している事を口にすると、

当然各々もその謎の人物の声が聞こえて来た事で反応!…

バッと振り返りその正体を確認する!…

すると次にはミサカがハッとした様子で言葉を!…


「ッ!?…え!?…ッ!!!…き、君は!!!…」


「…突然大きく邪な気を感じてここまで来てみたが…着いた時には消えて無くなり…

その酷い参上を見て心配をして人の気配を探れば…ここにこうして面々を見つける…

…本当に!…冒険者と言うモノは末恐ろしいモノだな?…」


__パルシディアナ!!!……ッ…


それは宛ら漫画のワンシーンの様に!…その正体に気が付いたミサカが驚き!…

一方でその者が続けて何故自分が今ここに居るのか?を続けて話す様に感じた事を

漏らし出すと、その際面々の手腕に感心する様な!…或いは末恐ろしい!と言った

言葉を口にする!…その者がフッと笑みを浮かべながら話し終えた所で、

面々が声を揃えてその者の事をパルシィディアナと呼び!…

因みにこの時パルシィは大分力を回復させた様子で有り、その容姿も更に大きく!…

最後に見た時はまだ若干背の低い中学生位であったのが、今は高校も卒業した様で…

見た感じは新人OLと言った所か、分かり易く言うとその見た目は二十代位で

若々しくもグラマラス!…と、とにかくそんなパルシィの登場に誰もが驚き!…

同時に助かった!と言う安堵と言うか嬉々とする!…

そんな様子を露わにすると、一方でゼファーはそんなパルシィの登場にフッと…

何か不機嫌そうな表情を見せる!…だが…


「…ッ!…ん?…おい誰か?…マサツグ達の姿が見えないのだが?…」


「ッ!…あ、あぁ~!…えぇ~っと…

ちょっとダメージが大きかったみたいで別の所で休憩を!…

命に別状はないので問題も無いか?と…」


そんな睨んで来る?ゼファーの事など御構い無し!…

何ならふと気が付いた様子で辺りを見回し!…

その場にマサツグ達の姿が無い事にふと気が付いて行くと、

そのマサツグ達の行方について質問を!…

するとその問い掛けにミサカもハッとした様子で返事をする!…

その際スッと言葉が出て来ないで若干戸惑うそんな様子を露わにするが、

それでも落ち着きを取り戻すとちゃんと答え!…

と、同時に心配を掛けさせないよう容態も口に!…

するとその話を聞いてパルシィはピクッ!と…

思わず安堵した様なそんな表情を浮かべつつ!…

次にはフィロの事を言っているのか、あの女狐!と質問を続け!…


「ッ!…ふむ……では、あの女狐は?…

あれも早々くたばるとは思わんのだが?…

…まぁ個人的にはくたばって欲しいモノではあるが?…」


言わずもがなその女狐と言うのは犬猿の仲であるフィロの事で有り!…

それこそ馬鹿にするよう死んだか?と尋ねる始末であって!…

が、言いはするモノのフィロが死んだとは到底思っていない様子であり、

ここでも馬鹿にする様に!…

何ならその時にポロッと恐らく聞いているであろうフィロを挑発するよう

本音を漏らすと、案の定釣られたクマー!…

ならぬ釣られたコーン!とばかりにフィロが出て来て喧嘩をする!…

その際勢い良くとバルディアナを拘束している部屋の扉を蹴破って見せると、

当然そんな登場の仕方に面々も思わずビクッと反応!…


__ッ!!!…ババッ!!!…バアアァァン!!!!…ッ!?…


「こりゃかき氷女!!!…もう一度言ってみぃ!!!…

また同じようにチンチクリンにしてくれようぞ!!!」


だがそんな周りの反応など当然御構い無しに!…

出て来るなり喧嘩腰でかき氷女!と…勿論先程言われた事を根に持ち!…

喧嘩なら買うの精神でもう一度小学生に戻してやる!と意気込んで見せると、

相も変わらずなフィロが出て来た事でピクッ!と…

と、次には見下ろす様にしてフィロの姿をマジマジ見る!…

それは何か異変を探る様なそんな様子にも見えるのだが、

途端にスッとやめてしまうと今度は更にガッカリした具合で言葉を零し!…


「ッ!……ッ…何だ、居るではないか……チッ!!…」


「ッ!?…何だとは何じゃ!!!…何だとはぁ~~!!!…

それに舌打ちまでしおったな!!!…もう許せん!!!!…

今ここで長きに渡る因縁を~~~!!!!」


と言うのも更に喧嘩を吹っ掛けるようフィロが居る事に落胆!…

何ならその最後に舌打ちまでする始末で有り、

当然このパルシィの態度にフィロももうカンカン!…

その口ぶりに対しては勿論の事、

目の前で舌打ちをした事についても看過出来ず!…

その手に途端に狐火をボッと点けて握って見せると、

怒りを露わに!…また許せない事を口にする!…

その際この長い因縁に決着を付ける様な事まで口にすると、

それに乗ったようパルシィまで好戦的になり出し!…


__ッ…パキィン!!!…ッ!?…


「上等だ!!…あの時は色々とイレギュラーが有ったが!!…

今度こそ!!!…ここで貴様の息の根を止めてくれるわアァァァ!!!!」


「ッ!?…えぇ~~!!!…

い、いやいやそれ所じゃないでしょおぉ!?…

て、てか何をしにここへぇ~!?…」


この時パルシィもその手に水晶の様な氷を生成!…そして同じく握って見せ!…

その言葉を待っていた!とばかりに…こちらもスッと臨戦態勢に入るそんな様子を

取って見せると、武装するよう更に氷を纏い!…如何に本気か!?を露わにする!…

そしてフィロに向かい声を張り上げて威嚇をすると、

そんな二人の様子にミサカも戸惑った具合でツッコミ!…

と、力が弱っては居るがそれでも魔王!…

二人が殺る気を見せた事で!…当然各々は戸惑い始め!…

でも若干その結末が気になる様なそんな様子もチラッと見せると、

更にその場に助け舟!…新たに二人がその場に混ざる!…


__…ッ…パアァン!!!…ッ!?…ッ!!!!…


それは緊張を打ち破るよう部屋全体に突如銃声を響いて行くと、

各々は当然その銃声の聞こえた方へ視線を向け!…

その際フィロとパルシィも途端に何事!?とばかりに反応…

それこそ瞬時に銃声の方へ!…

直ぐにでも敵を抹殺出来るよう改めて身構える様子を見せるのだが、

そこに居たのは秋雲国のギルドマスターであるクロエと…

冬粉雪のギルドマスターであるアンジュである事を確認する!…

尚先程の銃声の原因はクロエの様で、

クロエは雷管ピストル宜しく天井に向かい銃を発砲!…

如何やら喧嘩の仲裁に入ったらしく!…


「…止めんか馬鹿者共!!…今はそれ所では無かろうが!!!…」


「そ、そうですよ!!…二人とも一旦落ち着いて!!!…

…それに!!…今のはパルシィちゃんがいけませんからね!!!…

後でしっかりお説教です!!!…」


まるで二人の様子に呆れるかの如く言葉を口に!…

落ち着きがない事に頭を抱え!…

今は争って居るそんな場合ではない事を更に続けると、

アンジュも二人に対して戸惑い慌てながらも注意!…

特に喧嘩の原因であるパルシィに説教をする!…

その際今は急いでいる事が有るせいか長々と

出来ない事を更に漏らすと、後できっちりやる!と…

と、そんなアンジュの言葉を聞いてパルシィは萎え始め!…


__ッ!?…ッ……パキンッ!!…


「…ぷッ!!…ププププゥ~!!…

…哀れよのう?…かき氷女ぁ~?…」


「ッ?!…クッ!!…ッ~~~~!!!…」


一方でフィロも徐々に落ち着きを見せると同時に!…

怒られているパルシィを見てこれ見よがしにプププッ!と嗤う…

そんな様子を露わにすると、オマケで哀れ!と言葉を口に…

すると勿論その様子にハッとパルシィも気が付き反応!…

クッと歯を食い縛って見せ!…

顔を真っ赤にならぬ真っ青にして怒りの表情を浮かべて行くと、

今度はクロエがフィロに対して呆れながらに注意を!…

その敵の多さを指摘する!…


「…そう言う貴様は何でそこまで敵が多いのだ?…

普通に生きていればこんな事にはならんであろうに?…」


「ッ!…う、五月蠅いのじゃ!!……ッ!…しにしても?…

今日はあのフリフリの服ではないのかや?…」


何ならもはや疑問に感じるレベルで有り!…喧嘩を売る!…

或いは敵を作らずには居られないのか?とばかりにクロエが呆れながらに

言葉にすると、そうクロエにツッコミを受けた事でフィロもビクッ!と…

まるで弱みを突かれた様に!…フィロが思わず動揺の声を漏らす!…

そして文句有り気に五月蠅い!と言って誤魔化して行くのだが!…

その切り返しに言った具合にふとある事に気が付いて見せると、

また余計な種火を!…今度はクロエに撒いて行く!…

と言うのも秋雲国で見たクロエの最後の格好とは違う!とばかりに…

今更になってあの時の事を引っ張り出し!…

となるとそれを言われた事でクロエも途端にピクッ!と反応…


「ッ!?…き、貴様ぁ!!!…

やはり敵を作る事に関してはピカ一に才能が有るらしい!!!…

…いっそここで死にたいのか?…」


言わずもがなクロエにとってある意味触れられたくない黒歴史!…

そしてそれを掘り返された事で怒りを覚え、次にはパルシィと交代!とばかりに…

フィロが如何に才能に溢れて居るか?を怒気に満ちた声で指摘をすると、

スッと両手に銃を握って見せる!…

何ならそのままフィロに鋭い眼光も向けて行く!…

その際再度確認をするよう死にたいか?どうかについて質問をすると、

一方で本気でブチキレているクロエの様子にアンジュが当然戸惑い!…


「ッ!?…ちょ!?…ク、クロエお姉様ぁ!?…」


「…アンジュ…スマンが先に話を進めておいてはくれないか?…

やはり私はこの大年増の狐と一戦交えないといけない様だ!!!…」


それこそ慌てて止めに入るようクロエの事を呼んで行くが、

この時クロエは完全に冷静さを欠いて居り!…

ただフィロを始末する事しかもう頭になく!…

何なら逆にフィロを挑発をする様に!…

大年増!と言って直ぐにその場でおっ始めそうなそんな様子を露わにすると、

当然そのクロエの言葉にフィロも機敏に反応!…

途端にバッ!と振り向き勿論の如く怒りの表情を浮かべて行く!…


「ッ!?…言うに事欠いてお主言ってはならん事を言ったな!?…

ッ~~~!!!!…よかろう!!!…

あのかき氷女は後で始末するとして!!!…

先に貴様を血祭りにあげてくれるわ!!!!」


「ッ!?…ちょ!?…えぇ~~!?!?」


それはやはりフィロにとって禁忌の言葉タブーであるらしく、

言ってはならん事を!と自ら言い…

そして顔を真っ赤にすると次には相手の挑発に乗るよう返事!…

その際またパルシィの事まで巻き込み始め!…

この時もやはりかき氷女と言って蔑称で呼び纏めて始末する事を口にすると、

またそのフィロの言葉にパルシィもピクッと反応!…

やはり我慢が出来ない様子でフィロに喧嘩腰になって見せる!…

するとそこから更にクロエを血祭りにあげる事をまた続けて口にすると、

クロエもクロエで身構え始め!…事態はまさに一触即発の事態に!…

これにはミサカも更に戸惑い!…いつもならマサツグが!…

だが今回はミサカが如何してこうなった!?と慌て様と

困惑具合を隠せないでいると、一方でアンジュが必死に静止を!…

今は話それ所では無い!と話しを戻そうとする!…

さてそうして波乱がありながらもアンジュのお陰で何とか軌道修正に成功すると、

改めてその会議の内容について触れて行き!…


__ぜぇ!!…ぜぇ!!…ぜぇ!!…ぜぇ!!…


「…と、とにかく!!…本題のデグレアント帝国の王である!!…

ゼファー殿の処遇について話をしたいと!…思います!!…ハァ!!…ハァ!!…」


__………。


この時その様子はやはり一戦交えた様で!…フィロもクロエも息を切らし、

何ならパルシィもやはり参加したのか!…同じく肩で呼吸をして見せ!…

そして止めに入ったであろうアンジュもよれよれで会議を仕切り!…

軌道修正をした後、本題であるゼファーの処遇について話し始め!…

やはりまだ気が整わないのかコッチもコッチで息を切らすそんな様子を

露わにすると、周りの面々もその壮絶な喧嘩に絶句!…

見事なまでにドン引いてしまう!…

それでも滞る事無く再度会議が進行し出すと、

徐々に息を落ち着けて来たのか…パルシィがまずこんな事を口に!…


「…ハァ!…ハァ!……ッ…ハアァ~~!!……ッ…

とりあえず裁判を設けるべきではないだろうか?…」


「ッ!…え?…裁判?…」


何でも事の発端であるゼファーに対してまずは裁判を要求!…

するとそのパルシィの要求にミサカは思わず戸惑って見せ!…

質問をする様にパルシィの言葉を復唱すると、

パルシィもそんなミサカの反応に気が付いてクルッと振り向き!…

次にはその質問に答えるよう何故裁判が必要なのか?を話し始める!…

その際そこに居るのは先程まで子供染みた喧嘩をしていた情けない

大精霊様の姿ではなく、ちゃんと面々の模範となるよう毅然とした

態度を見せる大人がそこに居り!…


「そうだ!…確かに好き勝手暴れて周りに迷惑を掛けて来た者とは言え!…

公平さを欠かし勝手に処分するのは如何か?と私は思うからな!…

…故にスノーピースで裁判を!…それこそ全体公開型で話を進め!…

皆の総意をもってこの者に処罰をと思う所なのだが?…」


「…な、なるほど…裁判かぁ…」


その際ちゃんと公平さも考えている様子で言葉を口に!…

話の内容的にも弁護士を付けるのか?…とにかく公平さを大事にし!…

場所も既に決めている様子で更に全員が参加を出来るよう!…

まるで外で裁判をする様に全体公開でやるべきだ!と話を進めて行くと、

その淀みない堂々とした態度に!…思わず面々も感心する!…

この時ミサカもなるほど!と言って納得する様子を露わにすると、

一方でそんなパルシィの意見に懸念の声を漏らす者が!…


「…なるほど…言わんとしている事は分かる!…

しかしそれは少し不安がある話でもあるな?…」


「ッ!…と言うと?…」


別に異を唱える訳では無いのだが、ふと一部始終を聞いてクロエが悩む様に!…

スッと腕を組み上がを触るそんな仕草を取って見せると、

率直に不安がある事を口に!…となるとそんな返事が返って来た事でパルシィも

途端に反応をして見せ!…次にはその悩んでいる理由について尋ねて行き!…

まさに会議らしい何か緊張感感じるそんな様子が感じられると、

クロエも更にその自身が感じた事について言葉を!…懸念をパルシィに話し出す!…


「まずこの者はあくまでも国王である事に違いはない!…

…まぁ人望はどうだか知らんが…それでもそんな大々的にやれば…

そこを突いて救助を!と考える輩が出て来るやもしれん!…

そうなると一番に危ういのは傍聴人だ!…余計な被害を生むかもしれん!…」


「ッ!…ッ…た、確かに…」


この時クロエが言うのはまさかの事態が起きた場合の話しであり、

そう言った事も可能性がゼロでは無い事を加味して行き!…

と言うのも大々的にやればそれだけ警備等に穴が出来る!と…

故にそう言った穴は防ぐ事を考えつつ!…

特に被害者になりうるのは集まった傍聴人達!と更に続け!…

事が事だけに慎重に!…

かつ厳重に粛々と行うのが先決である事をまた助言をするよう話しをすると、

それを聞いたパルシィも公平さばかりに気を取られて居た様子で!…

次にはその意見に納得する!…

そして再度施行する様にパルシィも同じく腕を組み顎に手を当て考える

そんな様子を露わにすると、更にクロエが言葉を続け!…


「だがその裁判に関しては私もそれで良いと思う!!…

…故に!…ここは通常通りに裁判を行い!…そしてその様子に関しては!…

興味を持った者達も見れるよう[放送]を行うのは如何だろうか?と考えている!…」


__どよぉ!?…ザワッ!!…ザワザワザワザワッ!!!…


と言うのも裁判をする事自体は別に反対ではない事を改めて口に!…

寧ろいい考えである!と思っている様で!…故に裁判をする上で!…

如何にして安全かつ公平に罪人ゼファーを裁くか?で話をしたい様に続けて行くと、

ここでちょっと考えられない!…クロエなりのある案を提示し出す!…

その案と言うのも裁判の様子を放送すると言うモノで、

それを聞いた面々は当然の如くえっ!?とばかりに驚きを露わに!…

一方でその放送と言う言葉にパルシィは疑問を持ち出し!…


「ッ!…放送?…その放送と言うのは?…」


「…その事に関してはデグレアントの連中がよく知って居る事であろう?…

一度見てみると良い!…恐らく貴殿も便利と感じられるモノであるぞ?…」


「…ッ…なるほど…放送、か…」


当然その放送と言うモノに関してクロエに質問!…

だがクロエはその質問に答える事は無く!…

その説明をゼファーに丸投げするよう返事をすると、

あくまでもこれも一つの案!と…

出来るだけパルシィの要望に近づけて行く!…

するとその放送と言う言葉に興味を持ち始めてしまったのか、

パルシィはポーズをそのままにまたふむっと考え始め!…

一方で置いてけぼりを喰らって居る様に面々は戸惑い!…

と言うのも裁判の様子を放送する等!…

まさに日本では考えられないある意味で画期的?な意見で

ある様に感じられると、一方でやはり疑問の声も!…

チラホラと周りから聞こえて来る!…


「…だ、大丈夫なのか?…ほ、ほら…人権がどうのこうのって…」


「…如何だろうな?…まぁ確かにゲームの中の出来事だからぁ?…

問題は別に気にしなくてもいいんだろうが?…」


「…それに相手は世界の敵クラスの犯罪者だろ?…

何ならもう罪を犯した時点で人権なんていらないって俺は思うんだが?…」


それはやはりこうしてNPCの事情を知った上で!…

改めて現実と比べる様にして物事を考えると、

道徳と言うモノが問われる様な気がして!…

と、そんな意見が出て来ると周りで更にその話に火が点き!…

ある者はあくまでもゲームの中での話である!と…

現実リアルと一緒にして問題にするほどではない事を口にすると、

またある者はそれに便乗するよう問題無い!と…

その者の考えとしてはまず犯罪を犯している時点で尊厳は無い!と…

まさに犬畜生以下!と言った様子で蔑み!…

完全にゼファーを敵として見ている事を口にすると、

更にその発言が辺りに飛び火!…


「ッ?!…ちょ、ちょっと待てよ!!…確かにやった事はアレだが!!…

アレは一種の精神疾患で!!…言わば錯乱状態でやった様なもんだから!!…

…それに本人もあぁして自分の罪も認めている!!…

だったら少しくらいは情状酌量の余地があっても!!…」


ある者はゼファーを擁護する様に否定をし始め!…

と言うのも色々な事情が重なったから!…

結果こう言った精神疾患に陥った事を口にすると、

それも考慮して酌量の余地はある!と…

その人権無視?をする者に噛み付き始める!…

何なら自分の罪も認めている事からそれも考慮するよう

更に言葉を続けようとするのだが!…

しかしその否定をされた方はそれを良く思っていない様子で有り!…


「いやそれが許されないレベルでもうやらかしてるんだろ!?…

…それに見ただろ!?…あの[セルドール]の町や[バイオシア]!!…

もう常軌を逸しちまってるんだぞ!?……だったら!!…

いっそここは死罪にしてこの世から消した方が!!…」


次にはその余地を認める者に対して、そのレベルでは片付けられない!と…

既にもう手遅れであるようその証拠を見て来た様に!…自分達が通ってきた

町の名前を上げ始めると、さもそれが証拠であるよう反論をする!…

そして話は飛躍して死罪に処する事を口にする!…

するとその話を聞いて余地を認める者もカチン!と来た様子で反抗的な表情を

露わにすると、そこからまた第三者が湧いて出て来て!…


「おいおいそれを言い出したらあの[ダルクネア]は如何なるんだよ!!…

あそこはまだ真面だった筈だろ!?……それに見た感じ!…

このゼファーって言うのはちゃんと!!…

各所で分けて色々と研究をしていたみたいだぞ!?…

逆に言えばこれって本当に錯乱してたって言えるのか!?…

寧ろ計画的な犯行だと俺は思うんだが!?…」


その者はまず人権無視?をする者の言葉に噛み付き始め!…

と言うのも最初に自分達が通った[ダルクネア]の事を引っ張り出し、

町の事を言い出したらここが該当しない!とばかりに注意を!…

と、更にその事から自分なりの意見を展開!…

と言うのも今度は余地を認める者にも噛み付く様な!…

ちゃんと都市毎に役割を分けている様に見られる事から!…

ちゃんと自分をもって政治をしている!と…

余地を認める者の言う精神疾患が認められない様な否定の言葉を口にすると、

その意見を聞いた二人は途端にその第三者へ!…

それこそ喧嘩をする様に反論をする!…


「「ッ!!…じゃあテメェは一体何が言いたいって言うんだ!!!…」」×2


「ッ!?…い、いや!!…ただ今は結論を出すのは早急って言うか!…」


「…んだよ!!…結論を先延ばしにする事しか出来ねぇタイプかぁ!?…」


「そうやって余計な茶々を入れるだけで!!…

どれ程迷惑なのか分からないのですか!?…」


もはやこうなって来ると混沌カオスである!…

互いが自身の意見を主張し合い、そして互いにやはり一歩も譲らず!…

そして第三者は第三者で日和見なのか?…

二人に迫られた事で途端に戸惑い!…

何かこの結論を出すのに時間が掛かりそうなそんな様子だけを露わにすると、

余計に他二人の神経を逆撫で!…騒ぎが徐々に大きくなる!…

となるとその様子にハンドレットが呆れた様子で動き出すと、

その揉めて居る三人の所へ行くなり注意の言葉を口に!…


__…はあぁ~……のっそ、のっそ、のっそ、のっそ!…


「…議論からズレて喧嘩をしたいだけなら余所でやって貰えますかな?…

…どうしてもって言うのなら…力づくでも構いませんが?…」


__ッ!?…ッ…ッ~~~…


その際呆れた様子で溜息を吐きつつ!…

何なら疲れから来ているのか若干イラ付きも露わにして!…

が、それでもこの軍団を纏める幹部として私情を押し殺し!…

しかしそれでも不機嫌オーラと言うモノは滲み出るものであり!…

いざその三人の前に立って注意を!…

この時そのデカい図体に不機嫌オーラと、

否応なしに相手を警戒させるもので!…

何なら三人から見たハンドレットはまさにバーのバウンサーの様で!…

途端にハッとした具合に冷静になり!…

それ以上騒がすスッと縮こまる様にして黙って見せると、会議も佳境に!…

ゼファーの処遇が今決まろうとするのであった!…

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ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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