どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

-第八章八十九節 見た事の無い裁判?とまさかの提案!とゼファーの処遇-

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さて色々と人によって見えているモノが違い、そしてまたそれらを見て

色々と戸惑ったり違う反応を見せて居る中!…もはや何も言えない様子で

ゼファーが俯き崩れてしまい!…

それは証言台を支えにしないと立っている事すら若干困難なレベルであって!…

一方でそんなゼファーの様子を容赦なく見下ろす!…

ロードレクは未だ一切態度を変えず!…

まだ何か言いたい様子でジッと項垂れるゼファーの事を見詰め続けると、

周りもそんな様子を見て緊張感を!…まだ裁判が終わっていない事を自覚する!…

尚裁判官ももはやそんな二人?の様子について行けず、

戸惑うばかりで取り仕切る事が困難に!…


「こ、これは一体!?…私が思って居たモノとは違うのだが?…」


「…それはこの場に居る者達……いや…

当事者である二人以外は皆そう思っている事であろう!…

…とにかく、今は様子を見るしか!…」


それこそ思わず困惑の言葉を零す程で!…

パルシィが目を見開き思って居たモノと違う!と静かに零し、

それに対してクロエも全員がそうである!と…

いやこの時ゼファーとロードレクの二人を省き!…

ここだけは恐らく違う事を共に考えている!とばかりに…

自身も改めてこんな状況は初めて!と言った様子で返事をすると、

やはりパルシィと同じく動揺の色を浮かべてしまう!…

そしてただ二人の事を見下ろす様にして行く末を見守る!…

とまぁこんな感じでもはや職務放棄?に近い状態になっていると、

また一方で更に話しに進展が見られ!…


〈……さて、では弁護側の主張を続けさせてもらう!!…〉


__ッ!?…どよぉ!?…


と言うのも仕切り直す様にロードレクが再度主張!…

その切り替え方に誰もが思わずビクッとすると、次には各々どよめき始め!…

しかしロードレクはそんな事など全く気にしていない様子で!…

未だ毅然とした態度で振る舞い!…

次に自分の考えであるゼファーの贖罪方法について話し出すと、

その話に誰も彼もがまた驚く!…

それこそえっ!?と法廷内に激震が走る事になる!…

何故ならそれは勿論誰もが想像し得なかった話しであり、

その続きを聞かねば到底賛同出来るものでは当然無く!…


〈…確かにもう決まった!…

明らかになっている罪を消し去る事は当然出来ない!!…

しかし今ここでゼファーを死罪に処すれば、今のデグレアントを導く!!…

指導者が失われその分難民が一気に増える事もまた当然見えて来る!!…

…尚、今のゼファーを除いて指導者に相応しい者が居ないのも事実である!!…

…それはデグレアントも望んで居なければ!!…

各々方も当然そうなる事を望んでいない筈である!!…〉


その際まずゼファーの罪についてまた触れ出し、これが覆らない事を改めて確認!…

自分でも分かって居る上でそこからゼファーを死罪にした場合の事を話し始め!…

と言うのも国の指導者が居なくなると当然その国は荒れる訳で、

まともに機能しないであろう事を口に!…するとそこから逃れる様に難民が

あちらこちらに流れて行くであろう事も推察され!…

となるとまたその難民で色々と問題が出て来る!…

それも直ぐに解決出来る様なレベルでなく!…

恐らくまた波乱を呼ぶであろう事を更に言うと、誰もそんな結果は望まない!と…

淡々と処罰した後の話を続けて行く!…

そしてそうならない様にする上で一つだけ方法がある様なそんな事を口にすると、

今度は自身の考えを続け!…


〈…故に!!…こちらの考えとしては!!…

!!…

方が良いのではと!!…

今一度ここに提案の程をさせて頂く!!…〉


__どよぉ!?…ザワザワッ!!…ザワザワッ!!…


結論から言うとゼファーをまたデグレアントの王として置く事を口に!…

となるとそれを聞いた面々は当然戸惑い!…

自身の耳を疑う様なそんな反応を露わにすると、一方で大真面目!とばかりに

ロードレクは話しを続け!…それもちゃんと何か別に色々と考えている様子で

更に提案を話しをして行くと、勿論その話に異を唱える者が!…

ここでパルシィが慌てた様子で反応を見せる!…


「ッ!?…バ、馬鹿な!?…暴挙を犯した者にもう一度国を任せる等!!…

同じ過ちをまた繰り返させようと言うのか!?…そんな事が認められる筈が!!…」


この時勿論慌てた様子であり得ない!とばかりに反応をすると、

当然反対の理由を口に!…何故ならその暴挙を犯した者をまた置き直すなど

愚行そのもの!…同じ過ちを繰り返すであろう事を前提に!…

ロードレクに正気であるかどうか?を尋ねて行くと、

再度反対するよう言葉を口に!…と、法廷内も当然の反応とばかりにジッと

パルシィへ視線を向ける!…それこそ中にはよく言った!と褒める様に

熱視線を向ける者もそこに居り、あり得ない!と言った様子を見せるのだが!…

しかし一方でその反応も当然!と言った様子で更にロードレクが言葉を続け!…


〈…勿論このまま何も処罰せず!!…

ただ無策に任せればそう言った事になるのは当然懸念が!!…

…故に!!…そうはならない様ある枷をゼファーに付けて貰うのです!!…

…恐らくその[枷]を付ければあの様な凶行はもう起きる事は無いかと!!…〉


と、それこそ当然そのまま就かせる訳ではない事を改めて口に!…

何ならそこが論点になるであろう事をちゃんと最初から予期しており!…

それこそこれがそのゼファーに対する罰にもなる!と、

ロードレクは考えている様で!…その際その罰の事をロードレクは[枷]と話し!…

更にはこれが有れば大丈夫!と…

もうあの様な大惨事が起きない事に自身を持つよう話して行くと、

その枷と言う言葉でまた法廷内がどよめく様に!…

これまた誰もがえっ?とその[枷]という言葉に興味を示す!…

そしてそんな面々の気持ちを代弁するよう!…

今度はクロエが質問をし始め!…


「ッ!?…ある[枷]?…ではそのある[枷]と言うのは?…」


〈…恐らくアナタ方も良く知って居る物だと思いますが…

この国にはあるモノがあって!…

それが発展した事で悲しくもここまで成長出来た物、だと思っています!!…

そしてそのある物と言うのは…〉


勿論枷と言う言葉を知って居れば、その物自体も知って居る!…

しかしそれがどちらの意味なのかが分からず!…

ロードレクに何方の意味で?とばかりにその[枷]の事について質問をすると、

ロードレクもちゃんとクロエに返事を!…一体何を指すのか?を話し始める!…

何でもロードレク曰くその[枷]はクロエ達も知って居る事を口にすると、

皮肉を言う様にデグレアントの発展にも貢献して来た!と…

そしてその実物も実際に今有るのか途端に臭わせ振りな事を更に続け!…

と、次にはチラッとマサツグに視線を!…

するとマサツグも気が付いた様子で反応をする!…


__…チラッ?…ッ!…


「…え?…お、俺?…」


この時突如視線を向けられた事で勿論困惑の反応を見せ、

何なら慌てた様子で確認をし始める始末で有り!…

となるとそんなやり取りに他の面々の視線も一斉にマサツグの方へと集まり始め!…

と、思わぬ突然の注目にこれまたハッ!と…思わず余計にテンパりそうな!…

しかしそれでも一体何?とばかりに…戸惑いの表情でチラッとロードレクへ

視線を向けると、更にロードレクが話しを続けて行く!…当然用件を口にする!…


〈…マサツグ殿…貴方は知らず知らずの内にそれを回収している筈です!…

それは!…!!…

本来なら忌むべき物ではありますが!…今この場においては唯一!!…

ゼファーを助ける事が出来る物では有るかと!…〉


それはさも意図せず集めていた様子で今も持っているであろう事を話して行くと、

ロードレクはその[枷]を酷く憎む様に言葉を口に!…

それはロードレクの正義感が良しとして居ないからか?…

しかし他にゼファーを助ける手段が無い事も更に続け!…

今まさに必要である!と…マサツグに改めて今出して欲しい様に

言葉を掛けると、マサツグもそれを聞いて戸惑いながらも!…

一応要望に応えようとして見せる!…


「…尊厳を無視して…無理やり……ッ!!…え!?…」


その際マサツグはそのロードレクが言うモノは何か?と言った様子で!…

スッと自身のアイテムポーチに手を伸ばして見せると、

ゴソゴソと中の物を弄り始め!…何なら確認をするようロードレクから

聞いた言葉を口にしつつ!…すると次には思い当たるモノが本当にあったのか!…

それを手に取りえっ?と戸惑う反応を露わにして行くと、

ロードレクに確認の視線を!…となるとロードレクもそれ!と言って肯定をする!…


〈…そうです!!…あれです!!…〉


「ほ、本気で言っているのか!?…仮にも元・自分の所の!!…」


因みにその時まだアイテムポーチから物は出して居ないのだが、

感の良い者は直ぐにそれが何か分かった様子で戸惑い察し!…

と、一方でマサツグはそれを手にロードレクへ戸惑いの言葉を!…

冗談ではなく本気なのか!?と…何なら相手は元だが上司!…

本当に良いのか!?とばかりにマサツグが確認を取って行くと、

ロードレクはこの時渋い顔を!…しかし取り出す様にお願いする!…


〈…他にもう方法が無いからこうしてマサツグ殿に言っているのです!!…

…申し訳ないですが!…それを!…〉


「ッ!?…わ、分かった!…ッ…オッコイショッと!…」


それはロードレクとて本意ではない!…

しかし他に方法が思い付かないのもまた事実である様子で、

それこそマサツグにしか頼めない具合に言葉を続け!…

その際お手数かける事に対して謝罪を一つ!…

だがそれでもそれが必要!とばかりに!…

視線や表情で更に出して欲しい事を訴えて行くと、

マサツグもそれを見て次には了承!…

アイテムポーチからその件の[枷]を取り出す!…

するとそのマサツグの手に握られて居たモノと言うのは、

まさに[枷]の名にピッタリな鉄製の輪っかで!…


__ズボォッ!!…ッ!?…ッ…


「そ、それは!!…まさか!?…」


いきなりそんな鉄製のゴツイ輪っかが出て来た事で法廷内にてどよめきが走り!…

と、マサツグはそれを全員に見えるよう掲げて見せ!…裁判官達もそれを見て途端に

ハッ!と…ロードレクが言わんとするその言葉の意味を理解した様に反応をすると、

思わずパルシィが言葉を!…やはり驚いた様子で零して行く!…

となるとそんなパルシィの反応を見てロードレクも軽くパルシィの方に

頷いて見せると、改めてその鉄製の輪っかが何なのか?を説明し始め!…


〈…お察しの通り!!…これは!…[隷属化の首輪]です!!…〉


__どよぉ!?…ザワザワッ!!…ザワザワッ!!…


言わずもがなそれはまんま見た目通りの物であり!…

そして気付いて居る者達に対して!…

その認識で間違っていないよう物の名前を口にすると、

ロードレク自身もこの時本当はこんな事をしたくない様な!…

渋い表情を浮かべて見せる!…

と、一方でその[隷属化の首輪]が出て来た事で

また傍聴席に居る者達がどよめく様子を露わにすると、

ここでゼファーが漸くショックから復帰し始め!…

その際ショックを受けながらもちゃんと話を聞いて居た様子で有り!…

ピクッと反応しては顔を上げ!…

そのマサツグが持っている重そうな鉄輪っかを目にすると、

特段何も文句等を言う事無く!…ただジッと見詰め続ける!…


__……ッ……。


「……ッ!?…え、嘘!?…ま、まさか!…」


それこそもう反論も諦めた具合で、そしてその首輪を見てロードレクが

何を考えて居るかもスッと理解した様子で口を結び!…

と、次にはそれは何かを覚悟するようそんな表情にも見え始め!…

するとそれに気が付いた傍聴席の中で数人!…

こっちでもそんなロードレクの反応を見て!…同じく何を考えているのか?…

ロードレクの考えをそのゼファーの様子等からも汲み取った様に!…

また戸惑いの反応を露わにすると、一方でロードレクも話を続ける!…

まだ分かって居ない者達にも分かるよう物の説明を交えながら、

自身の考えを口にする!…


〈ご存じの通り!…

これを付けられた者は二度と主人に対して歯向かう事が出来ない!!…

その首輪を外すまで!…或いは死ぬまでずっと使役される事になる

あの忌まわしき首輪です!!……そしてこれをゼファーに付けさせ!!…

主をギルドマスター!…或いは裁判長殿にする事で!!…

あの様な事件を未然に防ぎつつ!…かつデグレアントの治安維持も!!…〉


それは忌まわしき物であるよう説明をすると、

ではこの首輪を使って何をするのか?を話し始め…

と言うのもロードレクの考えはこれをゼファーに使う事で絶対服従!…

呪力を用いて反逆を許さず、かつ国の治安維持も命令する事で

保たせる様にしよう!と…尚、そのゼファーの主人はアンジュ!…

或いはパルシィに任せようと考えているらしく!…

と、ロードレクの口からそんな言葉が出て来た事で激震が走り!…

誰も彼もが動揺を隠せないそんな反応を見せて居ると、

一方でそのロードレクの意見に対して勿論異見が!…


「ッ!?…ちょ、ちょっと待ってくれ!!…え!?…

た、確かに言わんとしている事は分かるが!!…しかし!!…」


と言うのもクロエがそれは不味い!とばかりに待ったを掛け!…

尚この時勿論ロードレクの考えや意見も重々承知!…

しかし倫理観的に如何なのか?と…

そのまま反映するとなるとやはり問題が感じられ、

更には一応バグであるかもしれない訳で!…

何なら一度倒す?事でデータの修正等も計りたい事を考えると、

余計に少し判断の時間が欲しい様な!…

と、とにかく目に見えてそんな戸惑い様を露わにして見せ!…

一応他に何か手段と言うか!…

方法がないのか?についてロードレクに反応で意見を求める様子を

取って行くと、ロードレクもそんなクロエの様子に気が付いたのか!…

やはり渋い顔で返事をする!…


〈…他に最善の策が有れば勿論それを提案していたのですが!…他に!!…

…それにゼファーの事を考えると、余計にこの方法でしか!!…〉


「ッ!?…た、確かに!!…弁護側の意見も聞き入れてとなると…

…いや、だがしかし!…」


その際他に意見が有れば勿論そっちを提案して居たであろう事を話して行くと、

一番のネックがゼファーである事を口に!…何故なら弁護側の目的はあくまでも

ゼファーの減刑が主であり!…それを織り込んでの提案となると、

国の存続やそう言ったモノを絡ませるしか他に無く!…

と、そう言った返事が返って来た事でクロエも改めて理解を示し!…

そしてこれまた改めて弁護側の意見も考え出し!…

しかしだからと言ってやはり一国の王を奴隷にする事は!…

どうにも抵抗と言うか引っ掛かりを感じて一人唸り出してしまう事になって行くと、

一方で勝手に話が進んでいる事でアンジュが戸惑いの表情を!…

するとここで自身の意見を口にする!…


「…あ、あのぉ~?…ちょっと良いですか?…」


「ッ!…如何かしたか?…」


__ッ!…チラッ?…


この時アンジュはカタカタと裁判記録を残しながら意見がある様子で徐に挙手!…

まず最初は気付いて欲しい様な感じで言葉を漏らし!…

クロエがそれに気が付いた様子で途端に返事をすると、

当然そのやり取りに他の面々も気が付いた様子でスッと視線を向け!…

と、一気に視線が集まり始めた事でアンジュがテンパり!…

だがそれでも記録を残す手は全く止まらず!…

ただ顔を真っ赤にしながら続けて!…


「ッ!!!…い、いえ……ただ一つ先に申し上げておきたいと言いますか…

お願いと言いますかぁ……その、出来ればもしその話で決まった際は…

わ、私にではなく…パルちゃんを主人にと言う方向でお願いしたく…」


異見と言うかお願いがある事を口にすると、

そのアンジュの言葉にまた全員がへっ?とばかりに疑問を持ち!…

が、そんな事など御構い無し!…ただ自分の意見を喋る事で必死になり!…

その際もしこのゼファー隷属化の話が決まったなら!…

その主従関係に自分を選ばないよう未だ顔を真っ赤にしながらお願いをすると、

ある者達はあぁ~!と理解を示す一方!…

分からない者達はこれまた戸惑いを露わにする!…

と言うのも中には珍しい体験が出来る!とプラスに考える者も居れば、

あれやこれやとやはり悪用を考える者もこの時少なからずおり!…

となるとそんな面々の事など御構い無しにロードレクがアンジュに

その訳を聞き始め!…


〈ッ!…と、言いますと?…〉


「ッ!…い、いえ!!…べ、べべべ別に嫌とかそう言う訳では無いのですが!!!…

…ッ…た、ただそう言った反乱が起きたとして!…わ、私だと多分…そのぉ…

お、思う様に罰を与える事が出来ないと言いますか…自信が無いので…

…如何してもやはり…手心を加えてしまいますので…」


別に怒っているとかそう言うのではない!…ただ疑問に感じただけで!…

ロードレクがふとそのアンジュが座っている方にチラッと視線を向けると、

次にはアンジュがそのロードレクの問い掛けと視線に戸惑って見せる!…

それこそワタワタとテンパる様子を更に見せる!…

そして何故か嫌!とかそう言った話になって行くと、自分はこの話をする上で

適任ではない事を続けて口に!…

と言うのも相手が憎むべき敵でも手心を加えるかもしれない!と…

するとこのアンジュの言葉に今度はゼファーが反応を示し、

ちょっかいを掛ける様に言葉を!…


「…その言い方だと…

相手を苦しめるのにそこの裁判長が適任と言って居る様に聞こえるのだが?…」


「ッ!?…ふえぇ!?…あっ!!…い、いや!!…

そ、そそそそそう言う意味じゃ!!!…」


それはまるでパルシィの方が非人道的である!…

或いは容赦の無い冷徹な者であるよう聞こえる事を口に!…

となるとそれを指摘された事でアンジュは更に慌ててふためき!…

しかし記録する手だけは絶対に止めず!…

と、そんな様子を見せるアンジュに!…

これまた知って居る者達も思わず苦笑いをするそんな反応を

露わにすると、空気が奇妙と言うか…

何かコメディ?な雰囲気に変わったよう感じてしまう!…

そして法廷にしては騒がしいそんな様子が見られ出すと、

今度はパルシィが呆れた様子でアンジュをツッコミ!…


「…はあぁ~…落ち着け、アンジュ!…元よりその方向で話が決まった際!…

私が請け負うつもりでいる!!…お前では人の痛みが分かり過ぎてしまう!!…

それこそロクに罰を与える事も出来ないだろうに!!…」


「ッ!?…はうぁ!!!…」


それこそ呆れた様子で溜息を吐きながら落ち着け!と…

そして元より自分が請け負う事を想定して話を聞いて居た様子で、

アンジュが適さない事は既に分かって居る!と口に…

何ならその理由を語る様にアンジュの性格を更に続け!…

それが災いしている事から無理である!と…

もう一つ呆れた様子で罰にならないであろう事を更に漏らすと、

パルシィからの容赦ないツッコミにアンジュはショックを受ける!…

その際漫画の様なリアクションまでして見せる!…

とまぁそんな感じでやはりコメディの様なそんな雰囲気になっていると、

ゼファーがここで言葉を口に!…


「…ロードレク!…この罰を受けたとして、彼女の罪は軽くなるか?…」


__ッ!?…どよぉ!?…


徐にロードレクを呼んで行くと、次には質問の言葉を続け!…

と言うのもやはり気にするのはラティナの事で!…

その罰はラティナも対象なのか?と…

彼女の罪も一緒に軽くなるのか?について尋ねて行くと、

一気に法廷内はまた緊張感に包まれ!…そしてどよめきも木霊する!…

その際もうそのどよめきを止める気も無いのか、

最初の開廷の挨拶以降木槌の音を聞こえる事はそのまま無く!…

と、一方でその質問に対してロードレクもピクッと反応!…

そして少しの間黙って考え!…

今度はそのゼファーの質問に悩みながらも答え出すと、

ゼファーの処分が決まってしまう!…

となるとこの時そのロードレクの言葉に注目が集まる!…


〈……、です!!…確実ではありません!!…

ですが評価に加算されるに値するものだと私は思います!!…

…さすがにともに天国に向かう事は無理でしょうが!…

地獄には落ちれるかと!!…〉


その際ロードレクはさすがに自分でも分からない様子で返事をすると、

この時あくまでも!と言って言葉を濁し…

しかしロードレク的には向こうの評価が変わるに値する!と思っている様で…

まるで説得するようやるに越した事は無い!と言い…だが同時に忠告とばかりに!…

天寿を全うした所でゼファーが地獄に落ちるである事は変わらない!と続けて

話して行くと、肝心のラティナに関してはこう…

上手く行けば共に地獄へ落ちるのでは?と答えて見せる!…

となるとそれを聞いた面々はハッ!とした様子で戸惑ってしまうと、

次にはゼファーに視線を向け!…

一方でゼファーはその説明を聞いて返事を漏らし!…


「……そうか…」


__………。


それは俯き少し考える様な素振りを露わに!…

どちらにせよ地獄が待っている事には一切変わらず!…

故にある意味でゼファーに怖いモノは一切なく!…

後はゼファーの判断次第で裁判の結果が決まる様な

そんな雰囲気にもなって行くと、

ロードレクもジッとゼファーを見詰め続ける!…

何かを信じる様な熱視線を向けて行く!…

その際周りの者達からすれば!…

やはりゼファーのやって来た事に対して納得が出来て居ない様で、

重い罰を望む声が法廷外から聞こえる様な!…

しかしその声が法廷内に居る面々に届く事は決してなく!…

ただ一方で注目が集まり続けて居る最中!…

ゼファーが決断をした様子で徐にスッと裁判長に頭を下げて見せると、

次には懇願!…自身の訴えを口にする!…


__……スッ…スウゥ……ッ!?…


「…今からこの様な事を言って叶うかどうかは分からないが!!…

どうか!!…私に!!…隷属の首輪を!!…」


__ッ!?…どよぉ!?…ザワザワ!!!…ザワザワ!!!…


と言うのもやはりラティナの事が一番なのか、ゼファーは自ら隷属化される事を

パルシィに望み!…と、その際同時に自らが言って来た非礼の数々を詫びる様に!…

パルシィに首輪を求めるよう言葉を吐いて行くと、

その様子は勿論外にも堂々と映し出され!…法廷内外は大騒然となってしまう!…

そして一方でロードレクはやっとその気になったゼファーに対して…

安堵の表情をチラッと見せると、ここからが本番!と途端に切り替え…

何故ならあくまでもただゼファーを説得しただけで!…

肝心の判決は決まっておらず!…

後はパルシィに自身の考えを訴える言わばゴリ押しが待っていると考えて行くと、

最後の大仕事!…パルシィを落としに掛かる!…


〈…裁判長!!…確かに被告人ゼファーは大変な事をしてきました!!…

そして無礼な態度の数々も見せて来ました!!…

しかし!!…そこにはちゃんと理由があった事も知って居る筈です!!…〉


__ッ!……ッ…


この時今一度振り返る様に!…ゼファーの罪を認識している事を話して行くと、

同時にパルシィに対する態度の悪さについても続けて話し!…

が、そこに理由がちゃんとあった事をこれまた話し!…

するとその話をされた事で途端に周りの反応も変わり!…まるで思い出す様な!…

何かフッと暗くなるそんな様子が露わになると、同じくパルシィも考える様な!…

そんな様子を取って見せる!…

それは許すか許さないか?と言った様にも見えてしまうと、

更にロードレクは最後の弁論!とばかりに言葉を続け!…


〈…その要因は過去にあった前王との因果関係!!…

それは幼少期から始まり!!…今の今まで続いて来た様なモノであります!!…

そして何より彼をこんな凶行に走らせたのは!!…言わば一つの愛がきっかけ!!…

それこそ世界を作り直すと言う野望を抱いて居ましたが!!…

本当は彼女に一目会いたかったと言う!!…

しかし結果があの惨事を招いたと言う!!…

悲しくも空しい結果である訳であります!!!…

そしてそれに巻き込まれる様にしてデグレアントを放置すれば!!…

難民がアチラコチラに流れる事もまた事実!!……故に今一度!!…

私から提案するゼファーの隷属化により政権維持!!…

如何か前向きにご検討頂きたく思うと同時に!!!…もう一度!!!…

もう一度ゼファーにチャンスを!!!…やり直すだけの時間を頂く事を!!!…

ここで!!…切に!!…願わせて頂く限りで御座います!!!…〉


それこそ改めてその内容を振り返る様に!…

前王がきっかけである事を始まりに、

何なら今の今までその因縁が続いていた様に話しをし!…

そして更にそんな凶行に拍車を掛けたのが一人の女性!と…

勿論別にこの女性が悪い!と言う訳ではない事を口に!…

ゼファーの愛情の深さ故!…

いやかなり歪んでいる事に違いはないが!…

そうは感じさせないよう巧みに話し!…

更にはもしゼファーを処刑してしまった際についても触れて行き!…

改めてこうなるであろう事を其処と無く臭わせ!…

確実に面倒事が押し寄せて来るであろう事をこれまた話すと、

またまた畳み掛ける!…今度は自分の意見を漏らす!…

と言っても改めて自身の提案を口にすると、よく考える事を願い!…

と、ここまで他を寄せ付けないようロードレクは言葉を並べて話して行き!…

となると畳み掛けられた方は当然!…


「ッ!?…ッ…ふ、ふむ…」


この様にして戸惑うしか他に無く!…改めてその提案とゼファーの罪の重さ!…

そして民衆からの意見を全て加味してその決断をパルシィが決めて行くと、

後に法廷内外で更に大騒動が!…これまた激震が走って行く事になるのであった!…

尚、それはウィンタースノーに止まらず!…海を渡って春に夏に秋と…

またマサツグ達の活躍をゲーム内に轟かせる事にもなるのであった!…

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ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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