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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章一節 増えた高所恐怖者と誤解の嵐!とマサツグのワンコ?-
しおりを挟むさて親子の涙の再会や別れ!…悲しい過去の残照であったりと…
中々にハードな体験をした過酷な大陸とも別れ、
一向は飛行船に乗って始まりの地と言っても過言ではない!…
春野原大陸に向かっているのだが!…
しかしここでも例によってまた一騒動を起こす事に!…
それは主にマサツグで有り、自身が乗り込んだ物が飛行船である
と言う事を忘れて居た様で!…もはや発作と言っても過言ではない!…
何ならその血を感じさせる様にくまさんも隣でガタガタ!と
震える様子を露わにすると、シロとハク!…
並びにフィロも慌てて二人の心配をし始める所から、
この話は始まりを迎える!…
__春野原行き飛行船・高度約10,000m…
「…しまった…忘れてたぁ~…」
「あわわわわわわわわ!!…」
と言うのも二人は高所恐怖症!…飛行機は勿論の事ながら!…
全く揺れを感じないこの飛行船ですら!…
既に浮いてから結構な時間が経っているが、見事に青褪め動けなくなる!…
マサツグは覚悟を決める前に乗ってしまったため石像と化し!…
くまさんはその場にしゃがみ込み!…まるで某・黄金三角形のゲーム宜しく!…
その場でゴロン!とおっきな飲茶のゴマ団子の様に丸くなると、
アワアワと言葉を漏らしては震え続ける!…
覚悟云々の前にトコトン高い所が駄目である様子を露わにする!…
そしてそんな二人に対してシロもハッと心配をすると、
途端に必死に励まそうと声を掛け!…
「ごしゅじんさまぁ~!!…おばあ~ちゃ~ん!!…
しっかり~!!…しっかりしてくださぁ~い!!!」
「な、何で急にこんな!?…あ、青褪めちゃったのです!?…」
それこそ二人の周りをパタパタと動き回って、慌てた様子で大丈夫!と…
必死に何も心配がない事を身振り手振りでアピールして見せ!…
マサツグとくまさんに何とか元気になって貰おうとすると、
一方でそんな弱々しいマサツグ?…
いやこんな姿を見せるマサツグ自体が初めてである事にギョッとする!…
因みにギョッ!としたのはハクもであり!…一体何が原因で青褪めているのか?…
その原因から分からず新手の攻撃を受けているのか!?と言った困惑具合を
見せて居ると、フィロも思わず頭を抱える!…
そしてマサツグが動けない原因についてふと思い出すよう言葉を漏らす!…
「…そう言えば覚悟を決める前に乗ってしまったから!…
…あぁ~ほれ!!…しっかりするんじゃ、マサツグ!!…お義母様も!!…
わっちがわっちが付いて居る!!…わっちが付いておるから大丈夫じゃ!!…」
この時思い出した事と言うのも、
秋羊雲大陸から冬粉雪大陸に渡る際の飛行船での出来事で!…
乗る前から青褪めていた事、更には乗ってからもしばらく動けずに居た事!…
とにかく色々と難儀をした事を思い出し!…
今回もまたか!とばかりに呆れる様子を露わにすると、
次にはシロの様にとは行かなくとも!…励ます様に声を掛ける!…
それこそどんな化け物を目の前にしても一切怯まない英雄が…
たったこれだけの事で動けなくなる事に情けなく思い!…
だがそんな所もなんだかんだで可愛いと感じてしまうもので!…
今は声を掛けて大丈夫!と…
自身がお守り!とばかりにシロと共に安心するよう声を掛けると、
その様子をまた傍観している者達もおり!…
「…そう言えばくまさんも高い所が駄目だったな?…
…これ…如何しよっか?…」
「…いや如何しようも何も…連れて行くしか…」
その傍観している者達と言うのもこれまたマサツグ達の関係者で!…
と言うか家族で有り!…オリハはマサツグはともかく!と…
くまさんも高い所が駄目だった事を今思い出した様子で言葉を漏らすと、
その扱いに困り!…何ならその判断を隣にいるマサキに尋ねる始末!…
となるとそんな事を問われたマサキとしても、当然戸惑う事になり!…
が、そのまま放置する訳には勿論行かず!…
オリハに戸惑いながらも連れて行く事を口にすると、
先に自分達の部屋に荷物を置いて来たのか!…
今度はそこにリーナ達が戻って来る!…
「…何をしている?…何か面白いもので…も…ッ!?…
ふ、二人とも如何した!?…な、何でそんなに青褪めて!?…」
「…おい、リーナ!!…勝手に!!…
…ッ!?…こ、これは!?…」
その際ずっと来ない面々を不思議に思った様子で戻って来ると、
その理由に何か面白いモノでも見つけたのか?と…
が、それもマサツグ達の様子を見るなり一気に一遍!…
こちらも同じく初見である!とばかりに…
あのマサツグが青褪めている様子に!…
何なら未来のお義母様でもあるくまさんが!…
縮こまり震えている!と言った様子を目にすると、当然その事実に驚愕!…
そして二人の心配をし始める!…それこそ何か事件が有った事を疑う様な!…
慌てて面々の元へと駆け寄り!…
と、そんなリーナを追ってかラインハルトも後から登場!…
こっちはリーナに落ち着け!と…
勝手にアチラコチラに行かない事を注意しようとするのだが、
ラインハルトもそんなマサツグ達の様子を見るなり途端に驚愕!…
やはり事件!?と疑い始める!…
さてそうなって来ると事態はドンドン大きくなり!…
徐々に収拾が付けられなくなり!…
「…い、一体如何したと言うのだ!?…だ、誰かに何かをされ!?…」
「ッ!!…馬鹿者狼狽えるでない!!…これはただの!!…」
と言うのもリーナは駆け寄って来るなりマサツグとくまさんの心配をし始め、
その際疑うはやはり事件と言った所で、誰かに何かをされたのか!?と問い…
それこそあのマサツグ程の者を青褪めさせるとは一体誰が!?と考え出し…
化け物が潜んでいる!とばかりに慌てて見せ!…
辺りを警戒する様なそんなおっかなびっくりな反応を露わにして行くと、
一方でフィロがそんなリーナに対してツッコミを!…
この時珍しくちゃんと青褪めている原因を言おうとする!…
しかしそこへ別に邪魔をしたかった訳では無いのだが、慌てた様子でシロが乱入!…
「ご主人様ぁ~!!!…おばあちゃ~~ん!!!…」
「わっぷ!!…ッ…ッ~~~!!!!…
こ、これ白いの!!…邪魔をするで!!…ッ!!…」
それは相変わらず青褪めた様子のマサツグとくまさんを元気付けよう!と、
必死に二人の前を飛び跳ねながら呼び続け!…
その際パタパタと尻尾を振って意図せずフィロの顔を尻尾で叩く!…
他にはフィロの声を掻き消す等!…
とにかく色々と意図せず妨害紛いな事をしてしまうと、
当然これにはフィロも文句を!…注意をシロに向けて怒り始める!…
となると一方で何も分かって居ないリーナはこれまた更に暴走する事に!…
次には自身が考えられる可能性を更に肥大化させ始め!…
「ッ!?…シ、シロの子の慌て様!!!…や、やはり!!…」
「ッ!?…違うわ落ち着け馬鹿者共!!!…ッ…ッ~~~!!!…
えぇ~い、なんだと言うのじゃ!?…
こう言うのはマサツグの役目ではないのかや!?…」
やはり事件にしたい様子で更に慌てる!…その際辺りを見回し!…
マサツグの仇を取らん!とばかりに殺気を放つと、
フィロが更に声を張り上げツッコミを!…
そして何故今自身がこんな目に遭っているのか?で苦悩し出す!…
それこそ何気にこう言う目に遭うのはマサツグの役割である様な
そんな事を口にすると、自身の頭と耳を押さえ!…
と、一方でそんな慌しい様子を見せて居る面々に!…
改めてオリハが質問をし始め!…
「…アレでも回収をしないといけないの?…」
「…ンン~……」
先程言っていた通りに回収をするか?と…
何ならこの時オリハは面倒臭そうな表情を浮かべ、
まるで他人である様なそんな素振りを露わにし!…
何ならその騒ぐ面々に対してサムズアップでピッ!と…
宛ら気取った様子で親指で指し!…
マサキに如何するか?を再度尋ねて行くと、
これにはマサキも今すぐにでもこの場を去りたい様な!…
思わず本心を露わにする!…
この時マサキも苦笑いをしながら唸って見せると、
その騒いでいる様子で腕を組みながら見つめ!…
が、そこへ救世主が一人やって来る!…
と言うのもそれはラインハルトで!…
勝手に暴走するリーナに近付き声を掛けると、
落ち着くよう説得をし始め!…
「止めんか馬鹿者!!…それにまずは人命の救助を最優先!!…
それに見る限り死んでいる訳でもなかろうが!!…」
「ッ!?…し、師匠!!……ッ…た、確かに!…」
だがこのラインハルトも少しズレている様子であり!…
と言うのもまず二人をやはり負傷者と勘違いをしている様で、
救護が必要である事を口にする!…
その際そこでリーナに二人をよく見るよう言い聞かせ始めると、
二人にまだ息が有る!と…
まぁ誰にも襲われていないので至極当然の事なのだが!…
それでもそれを言われてリーナは戸惑い!…次には恐る恐る確認をし始め!…
そこでラインハルトの言っている事が事実である事を認識すると、
徐々に落ち着きを取り戻し!…ホッと安堵する様子をチラッと見せる!…
しかしやはりまだ要らない誤解は続いて居り、と言うのも暴走が順行に!…
今度はラインハルトの誤解とリーナの加速がドッキングして行き!…
何ならまだ徐々に加速するそんな様子を露わにすると、
ラインハルトもリーナに続けて指示!…違う方へ舵を切る!…
「ならばまずは救護に当たるぞ!!…
…一体何が有ったのか?…まるで見当は付かんが!!…
ともかく各々を部屋に!!…リーナはマサツグ殿を!!…
ワシはこのくまさん殿を部屋に!!…」
「ッ!!…りょ、了解しました!!…」
とまぁその指示自体もある意味で間違ってはいない所で有るのだが、
今度は二人をそれぞれ用意された部屋へと連れて行く事を決め!…
その前にやはり事件として考えている様子で概要が分からない!と…
そもそも事件は始まっていないが、勝手にその現場を見て悩み続け!…
と、ラインハルトがくまさんを請け負い!…
リーナがマサツグを請け負い!…するとその指示を聞いてリーナも敬礼!…
了解した事を返事して行き!…
急ぎマサツグに向かいスッと腕を伸ばして見せると、
シロとハクもそんな二人の様子を見て更に誤解!…
マサツグが病気!?と慌て始める!…
「ッ!?…え?…え!?…ご、ごしゅじんさま病気なのですか!?…」
「ッ?!…そ、そんなぁ!?…」
それこそ二人揃って耳と尻尾をピンと伸ばすと、
マサツグの青褪める表情が伝染したよう二人も揃って青褪め始め!…
と、何なら自身の両頬に両手を当ててあっち○んぷりけ!とばかりに…
そしてショックを受ける言葉を漏らし!…
担がれるマサツグに心配の視線を向けて行くと、今にも飛び付き縋りそうな!…
泣き出しそうなそんな表情も浮かべて見せる!…
一方でその話の一部始終を聞いている方からすると、
勿論そんな訳がある筈も無い!と…
{…いやそんな訳無いんだよなぁ…}
もはや巻き込まれるのが嫌でオリハが呆れた様子で傍観すると、
心の中でツッコミを入れ!…
が、決してその誤解を解こうと言った事はやはりせず!…
このままどうなるのだろう?と言った様子で視線を!…
マサキもこの様子にただ戸惑う事しか出来ないでいると、
次にはそんな蚊帳の外?に居る二人に白羽の矢が!…
ラインハルトが声を掛ける!…と言うのもいざ運ぶ事に決めて行くが、
肝心の二人の部屋の場所を知らない様子で!…
「…ッ!…おぉ、オリハ殿にマサキ殿も!!…
あいスマヌが二人の部屋まで案内を!!…
如何やら我々とは違う所に用意をされた様で!…」
「ッ!…あっ…気付かれた…」
「…いやその前にこの誤解を解かんままでえぇんか?…」
その知らない理由についても如何やらマサツグ達とは別の部屋に通されたらしく!…
それは一体何ジュアリールームなのか?…或いは何ゼクティブルームなのか?…
とにかく申し訳なさそうにしながら焦っており!…
マサツグ達がどの部屋なのかが分からない事を口にすると、
一方で漸くその存在に気付かれた事に対してオリハはスッ!と…
それこそ飄々とした様子で返事をする!…
何ならマサキもそんなオリハの返事に対してツッコミを入れるよう言葉を漏らすが、
結局その誤解が解かれる事は最後までそのまま無く!…
二人はそれぞれ担がれて運ばれて行き!…
となるとこれにて事件は一件落着とは勿論行かず!…
と言うのもその一連の様子を他の乗客達からも見られており、
その瞬間から一躍マサツグ達は有名人に!…
一番目立ちたくない形で有名になってしまう!…
更にはその部屋に運ばれた後も非常に慌しいモノとなっており、
言うまでも無く一番は!…
「うえええええぇぇぇ~~~ん!!!…ご主人様ぁ~~しっかりぃ~~!!!」
「こんな所で死んじゃヤなのですぅ~~!!!……ハクにもっと!!!…
もっと色々な事を教えるって!!!…ッ~~~!!!…
やくそくしたじゃないですかあぁ~~~!!!!」
当然マサツグに用意された部屋で有り!…その室内はもう阿鼻叫喚が如く!…
シロとハクはベッドに横になるマサツグへ集っており、
その命を助けようと無駄に治癒の力を行使し!…
その際死ぬ筈が無いのに死なないで!と未だに誤解の嵐に囚われて居り!…
と、これだけならまだしも!…何なら誤解を解ける者がそもそも居らず、
更に伝染するようリーナも心配の声を掛けると、シルビィも何やら覚悟を!…
怪しい様子を露わにする!…
「死ぬな!!!…死ぬんじゃないマサツグ!!!…
…クソッ!!…こうなれば焼け石に水でも!!!…
私が[ヒール]!!!…ッ!!…いや[キュア]を!!!…」
「…旦那様…ご安心を……ッ…
シロ様とハク様のご安全が確保出来次第、私も!!…
直ぐに旦那様の元へとお供させて頂きます故!!…」
それは必死にマサツグへ頑張るよう呼び掛けると、
次には泡り続ける様子でマサツグに向かい両手を伸ばし!…
と言うのもシロとハクには劣るが自分も出来る限り治療と考え!…
一方でそんな三人を見守るシルビィはと言うと!…
他面々とは違う方向に暴走しており!…
マサツグが助からない事を見越して、シロとハクの面倒を!…
いやグレイスの元へ送り届ける事を横になっているマサツグに対して誓って行くと、
更に後を追うと言った!…とても不穏な事を口にする!…
この時シルビィも深く泣かしむ様にスッと胸に手を当て言葉にすると、
今度はそんな面々の居る部屋にツッコミ役が投入され!…
__…コンコンッ…ガチャッ!…
「…何か嘆き悲しんで居る所申し訳ないけど…まず兄さんは死なないからね?…」
__ッ!?…え!?…×4
そのツッコミ役と言うのもオリハとフィロ!…
まずは静かに部屋の扉がノックされると、
カチャッと開くなりオリハがヒョコッと顔だけを覗かせ!…
何ならその中の様子と言うのは外にまで響いているのか?…
既に状況を把握している様子で!…
オリハがそんな面々にそもそもマサツグが死ぬ事は無い!と
冷静にツッコミを入れると、その言葉を聞いて途端に中に居る
面々はハッ!と…それこそ戸惑い様を露わにする!…
それこそこの時その言っている言葉が信じられない!と言った具合に
視線をハッ!と向けて行くと、今度はフィロが呆れた様子で!…
かつ自身の話をちゃんと聞かなかった事に対して怒り始め!…
「ッ~~~!!!…じゃからさっきから言っておろうがあぁ~~~!!!…
こやつはただの高所恐怖症!!!…
別に命に係わる様な重病は居って居らんのじゃ!!!!……大体白いの!!!…
お主は既に知って居る筈じゃろうに!!!…
わっちの前で幾度となくマサツグの顔に張り付きおって!!!…
その時その時で小憎らしくもマサツグの事を宥めおってぇぇ~~~!!!…」
「ッ!…ふぇ?…」
部屋の中が静まり返った所でフィロが部屋に!…そして入って来るなり開口一番!…
自分の話を聞け!とばかりに怒気を強めて文句を漏らすと、
マサツグが高所恐怖症である事を明かし!…
何なら何も患っていない事を更に話す!…
となるとそのフィロの話しを受けて面々が途端にへっ?とばかりに…
それこそ鳩が豆鉄砲を食った様なキョトンとした表情を浮かべて見せると、
そのままフィロの事を見詰め出し!…
しかし一方でフィロの怒りはまだまだ収まる事は無く!…
特にシロに対して更に怒りを露わに!…シロはこの事を知って居る!と…
これまた更に私怨を交えて羨ましがる様な事をオマケで漏らすと、
シロもシロでそんな言葉にピクッ!と…
本当に分かって居ない様子で首を傾げる!…
とまぁここで漸くこの話にも一旦落ち着きが見られそうになっていると、
オリハがマサツグに言葉を口に!…
「…あにさぁ~ん?…いい加減シャキッとしなよぉ?…
このままだと本当にシルビィちゃんが覚悟を決めてしまいかねん…」
「ッ!…え?…」
と言うのもまるで囃し立てる?様に…とにかくマサツグに起きろ!と…
それこそ本当にシルビィが暴走しかねない事を仄めかすと、
それを言われたシルビィはえっ?と…思わず戸惑って見せてしまう!…
因みにこの時既にフィロからただの高所恐怖症である事を言われて
ホッと安堵しており、元の冷静さは取り戻して見せ!…
故に何で急にこんな事をオリハが言い出したのか?が分からず困り!…
と、シルビィが困っていると!…
次にはマサツグがスッと左腕を動かし出すと、シルビィの手を掴みに掛かり!…
__スッ…バッガシィ!!…ッ!?…
「…シ、シルビィ~!…」
その際機敏にまるで獲物に飛び掛かる蛇の様に!…
逃がさない!とばかりに右手を掴み!…
突如マサツグに手を掴まれた事でシルビィも思わずビクッとすると、
驚きを露わに!…尻尾と耳をピンとさせる!…
そしてビクビクと知る訳では無いのだが、
戸惑った様子でジッと手を掴んで来たマサツグと掴まれている手を交互に見ると、
一方でそのマサツグが苦しそうにシルビィを呼び!…
と、そんなマサツグに名前を呼ばれた事でシルビィも慌てて返事をして見せ!…
「ッ!?…は、はい!…」
「…俺が死んでもまず後追いはするな!!……良いな?…」
「ッ!?…で、ですが私は!…」
それこそ一体何事か!?とばかりに…突然の事で若干落ち着かず!…
ドキドキとしながらジッとマサツグの事を見詰め続けると、
マサツグはシルビィに先程の事を注意!…
何なら先程からの一連の話を聞いて居た様子で命令をする!…
それは後追い自決は許さない!と言う事で、未だ顔を蒼くしながらチラッと
シルビィの方へ視線を向け!…尚この時本当は体を起こしたい所なのだが、
勿論二人が乗っているせいで起こせず仕舞い!…一方でその命令を受けて!…
シルビィが珍しく承服しかねる様なそんな反応を露わにすると、
マサツグが怒気を強めてもう一度命令!…
シルビィへ言い聞かせに掛かって行く!…
「絶対に許さねぇからな!!!……良いな?…」
「ッ!!……ッ…は、はい…畏まり、ました……ッ…」
それは別に望んで居ないどころか許さない事を口にすると、
再度理解したか?を尋ねて行き!…
と、マサツグが怒って居る声を聞いてシルビィも途端にビクッ!として見せ…
となると次には何も反論が言えなくなり!…
そのまま受け入れた様にマサツグへ返事をして行くと、
今度は怒られたワンコの様にシュンと…縮こまる様子を露わにする!…
そして以降ずっと落ち込む様な素振りを見せて居ると、
一方でフィロがマサツグに声を掛け出し!…
「…で、マサツグや?…まだ落ち着かんのかや?…」
「…早々落ち着けるもんじゃねぇよ…これに関しては…」
この時一応心配をしている様子で状態を口に!…が、何方かと言う呆れている様な…
とにかくまだ真っ青な顔のマサツグを見て!…
まだ落ち着かないのか?と尋ねる様に声を掛けると、
マサツグもマサツグでそんなフィロに向かい参っている様子を露わに!…
やはりトラウマ?には勝てない様子で言葉を漏らす!…
すると次にはオリハがスッと部屋に入って来るなりトトト!と
マサツグ達の居る方に近付いて行くと、シロとハクにデートのお誘いをし始め!…
「…さて!…今はまだ動けないであろう兄さんに代わって!!…
私がこの飛行船の探検に付き合ってあげよう!!…
…一緒に付いてくる子は居るかなぁ?…」
「ッ!…あっ!…えっと…そのぉ…」
その際一応全員に尋ねるよう言葉を口に!…
しかしその口調は小さい子供達に向けている様で、
何ならシロとハクの事をチラチラと見ており!…
尚デート先は言わずもがな今この乗っている飛行船内の探検で有り!…
自分が居る事でどんな所も行ける様な!…
まさに探検に打って付けであるようついて来ないか?と尋ねて行くと、
ハクがピクッと反応!…気になる様子で言葉を零す!…
と言うのもやはり人生?…いや狼生?で初の飛行船である事から、
興味を持っている様子なのだが!…
__ッ…チラッ?…チラッ?…チラッ?…チラッ?…ッ…ッ~~~…
「…ッ!…大丈夫だ、ハク!…」
しかしやはり何か心残りがあるのかハッキリとした態度を見せず!…
ただ戸惑った表情でマサツグとオリハを交互に見て!…
更に一人葛藤する様な困った反応も露わにすると、
次にはマサツグがその様子を察してハクに言葉を掛けて行く!…
それは別に自分の事を気にしなくてもいい!と安心をさせる!…
その際それを言うには些か説得力が無い様子であるのだが、
それでもそう言葉を掛けた事でハクもピクッと反応をして見せ!…
「ッ!…先生…」
「さっき言ってた通りでこれはただの恐怖症!…別に病気では!…
…いや症って付いてるからやっぱ病気なのか?……んまぁとにかくだ!!…
別に命に係わるモンじゃねぇ!…だからそんな心配しなくても大丈夫だ!!…
…今は別に何かしないといけない訳じゃないし!…思う存分探検をしてきな?…」
それは幾ら本人が大丈夫!と言ってもやはり心配はするモノで!…
その際不安そうにマサツグを見詰め!…本当に大丈夫なのか?と言った
視線をマサツグにスッと向けて行くと、マサツグもその感情を汲み取ってか!…
次にはフッと笑って返事をする!…
この時改めて命に係わる病気じゃない事を口にしようとするのだが、
変な所で引っ掛かって見せ!…
だが勿論そんな事を気にする話では当然無く!…次にはスッと仕切り直し!…
とにかく大丈夫である事を!…今はこの時しか見られないであろう!…
飛行船の探検を優先する事を勧めて行くと、ハクもそれを聞いて今度はぱあっ!と…
明るい表情を浮かべて見せる!…
「ッ!!…は、はいです!!…んしょ…」
__スタッ!…トトトトト!……ッ!…プッ!…ッ~~~!!!…
それこそシルビィとは違って今度は許可を貰ったワンコの様に!…
尻尾をパタパタと振って喜びを露わに!…
そしてマサツグへ元気に返事をして見せ!…
更にマサツグの体の上から降りて行くと、
オリハに付いて行くよう徐々に近付き!…
と、次にはチラッとオリハの顔を見上げて見せる!…
するとそこには期待に胸を膨らませる小さな女の子の表情がそこにあり、
それを見てオリハが思わずフッと笑ってしまい!…
となるとマサツグもマサツグでそんなオリハに対してお願いを一つ!…
「…おう、オリハ!!…後は頼むぞ?…」
「分かってるよ兄さん!…私は兄さんと違って、高所恐怖症でも無いから!…」
「ッ!!…うっせぇバァロイ、とっとと行って来やがれぇ!!…」
何なら言わずもがなそのお願いと言うのもちゃんと面倒を見る様にと言う事で!…
やはりマサツグは未だ動けないらしく、顔を蒼くしながら頼む!と言い…
と、この時オリハになら任せられる!と言った信頼感も露わにして行き!…
一方でそのお願いを聞いたオリハも了承!…
それこそその最後にマサツグへ軽口を叩いて見せると、
マサツグもそんなオリハの軽口にツッコミを入れる!…
するとそんなハクの探検にフィロも付いて行く様子を見せ始めると、
やはりこう言ったカラクリが好きなのか?…
クールに振舞って見せる一方、本心は尻尾が物語り!…
「…やれやれ…全くこれに関しては貧弱な事よ…
…ではわっちも少しばかり…この飛行船の探検に向かうとするかや?…
こうも何も無いと言うのは暇じゃし?…何か気になるモノが見つかるやも…」
__バサササササササ!!!……ッ!…プッ!!…ッ~~~!!!…
その際マサツグを出しにするよう!…呆れた様子で言葉を漏らし!…
次には自分も暇だから付き合う!と言ってハク達に付いて行く事を続けて話すと、
その態度とは裏腹にフィロの尻尾は左右に揺れる!…
まるで上機嫌時のワンコの尻尾の様な動きを見せる!…
何ならその本人は全くの無自覚なのか、未だにフッと澄ました様子を見せ!…
と、そんなフィロの態度と尻尾を見てオリハも当然察してしまい!…
となるとまた笑いを我慢するよう!…噴き出しながらもそっぽを向き!…
何とか笑い噛み殺そうとピクピク痙攣をしてしまうと、
その様子にフィロも感付いたのか!…勿論オリハに噛み付き始める!…
「…ッ…何が可笑しいのじゃオリハよ!!…ほれ、早う行くぞ!!…」
「ッ!…あぁ~ちょ、ちょっと待ってぇ~!!!…
…んじゃ兄さん?…お大事にぃ~?…」
「ッ!?…最後の最後まであの野郎!…一回キュッ!と絞めてやろうか!?…」
この時不服そうにしつつ若干頬も染めながらオリハの様子を指摘すると、
尻尾をそのままに部屋を後にしよう!と…それこそオリハを置いてけぼりに!…
何ならハクも待ち切れない様子で付いて行き!…
オリハもそれを見て慌てて追い駆ける様に部屋を後にしようとすると、
最後にマサツグにお大事に!と…まるで病気である様に言葉を残す!…
となるとそんなオリハの言葉にマサツグもカチン!と来てしまうと、
今度絶対に泣かす!と言った様子でお仕置きを決め!…
と、とにかくこれにて漸く落ち着きを取り戻し!…
マサツグはシロを腹の上に乗せたまま…
そのまま疲れた様子でシルビィの手を握りつつスッと眠りについてしまうと、
シロもそれに釣られて撃沈!…静かに寝息を立てるのであった!…
尚その様子を見てリーナも静かに焼きもちを妬くと、
マサツグの空いている方の手を取り!…
と、次にはシルビィと同じく手をギュッと握り始め!…
そしてその行為に何と言うか背徳感と言うか?…一人小さな幸福を感じて!…
徐に頭の中でマサツグとの夢を描き出すと、思わず笑みを零してしまう!…
するとそれを見たシルビィからもえっ!?と…
何故に!?と言った戸惑いの視線を向けられてしまうのであった!…
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妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
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過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
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社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
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そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
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2000年代初頭。
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【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
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45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
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2巻決定しました!
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本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
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【作品紹介】
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彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
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気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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