どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-

-第九章四節 空賊の趣味?とコーヒーブレイクと空襲第二波!…-

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さてまずは軽く下っ端の空賊達を制圧した所で、

飛行船の数あるフロアの内の一つを奪還する事に成功する!…

しかし一か所を奪還した所で当然事態が収束する事は決して無く、

制圧した下っ端空賊達は船員達に身柄を任せ!…

事態収束の為に動き続ける事に!…続けて次のフロアへマサキ達が進んで行くと、

そこでも好き勝手に暴れている空賊達の姿が!…しかし先程とは打って変わって!…

人質の影等は見られないでいた!…


__コッコッコッコッ……ッ!…


「…ッ!…あぁん?…何だぁコイツ等ぁ?…

…向こうから来たって事はアイツらが逃がしたって事かぁ?…」


相手はマサキ達がやって来た事に気が付くと、

途端に手招きをする等して仲間達を呼び寄せ!…

そして狭い通路にて通せんぼをする様に道を塞ぎ!…

その際マサキ達が来た方向から逃げて来たのか!?と…

やはり無策に動いて居る訳では無い様で!…

何か役割分担をしてそれなりに計画的?に動いている様子を露わにすると、

空賊の一人がそのマサキ達が来たであろう方のフロアの空賊達に対して言葉を!…

情けない!とばかりに呆れて零す!…


「…へッ!…何を下手売ってんだが!!……しょうがねぇ!!…

ここは俺達があいつ等のケツを吹いて恩も一緒に売っといてやるか!!…

こんな変な格好をした奴に!…俺達が負ける訳!…」


となると次にはそのままマサキ達を逃がす訳には行かない様子で言葉を続け、

前のフロアの連中に恩を売る!と言った具合に調子に乗り!…

そしてマサキ達を捕まえようと途端にやる気を見せて身構える素振りを

露わにするが、その言葉を口にした瞬間!…

その空賊達が最後まで言葉を言い切る事は次には無く!…

と言うのもマサキの背後から突如デッキブラシがまるでミサイルが如く

射出され!…それはマサキに掠ると言った事は無く、

顔の横からギュンッ!と飛び出し!…


__バギュンッ!!…ッ!?…メキョオォォ!!!…ッ!?!?…


「おおぉぉ!?…ダ、ダイル!?…」


「…変な格好とは失礼な!……ッ…アナタ方の方が余程…

可笑しな格好をされて居る様に見えますが?…」


この時マサキも気が付き反応をした所でその様子に驚き戸惑い!…

だが驚き戸惑った所でデッキブラシはまるで顔に刺さった様に!…

その空賊の顔面を捉えており、喰らった方も首を折り曲げては一向に動かず!…

と、隣でデッキブラシが刺さっている?様子に他の空賊達も動揺し始め!…

一方でそのデッキブラシを投げた張本人はご立腹の様子!…

やはりその口の利き方が気に食わない!と…

投げたであろう様子からポソッと言葉を漏らして行くと、

ここで空賊達の格好に注目!…

逆に空賊達の格好が変!とばかりに言葉を続ける!…

何故ならこの時マサキ達の目の前に居る空賊達の格好は、

とてもトンチキなモノであり!…


「ッ!?…ま、まぁ…確かにそうやけど!…」


__ふわあぁ~お♥……ッ…フイッ…


「……見るに堪えない悍ましい姿…

…そう言うご趣味がおありで?…」


そこに居る空賊は何故か女性物のドレス姿!…

しかも無理に着込んで居る為、ドレスはパツパツのぎちぎち!…

まず空賊達のガタイ自体がガチムチで、

今にも裂けて千切れてしまいそうな位にドレスが悲鳴を上げており!…

更にはむさ苦しい腕であったり脚のムダ毛が妙に気になり!…

とにかく何でこんな格好?と…

シルビィの言葉にマサキもツッコミを入れつつ更に戸惑い様を見せて居ると、

シルビィが見るに堪えない!と言って視線を逸らす!…

そしてその格好について趣味かどうかを尋ねて行く!…

するとそれを言われて空賊達もまるでハッと我に返る様な

そんな反応を取って見せると、違うのかワタワタとし始め!…


「ッ!?…し、しま!?…こ、これはそのぉ!?…」


「…何なよう分からんけど…とりあえず邪魔やから失せろ!!…」


__ギュンッ!!…ドガドガドガドガアアァァ!!!…


さてここから更に変な反応を見せる事に!…

と言うのも言われるまで気づかなかった様で!…

指摘された事で漸く自分達の格好に気が付き慌てるそんな素振りを見せ始めると、

必死に言い訳をしよう!と…

だが当然そんな言い訳ををしている場合では全然無く!…

もはやその場の様子はコント宛ら!…本気で慌てる空賊達に、

マサキも何を見せられている?…

或いは何この状況?とばかりにもう理解をする事すら放棄すると、

次にはとっとと片付ける!…勝手に慌てている空賊達はぶちのめす!…

その際今となってはもう真意は不明なのだが、

やはり着たいから着ていたのか?と…

思わずそんな事を考えながら次に向かい!…

またそこで別の空賊達!…制圧と移動の繰り返しばかりをしていると、

飛行船の半分を奪還?…漸くイベントの折り返し地点にまで到達する!…


「……はあぁ~……しんどぉ~!!…

なんやねん、この癖の強い連中はぁ~?…

女装癖やったりサディスト紛いな奴やったり我の強い変態やったり!…

度し難いのしか居らんのか!?…

しかもどいつもこいつもスカばっかりと来たモンや!!…

一体何や言うねん!!…そのトンデモナイモンっちゅうのは!!!…」


現在マサキ達が居るのは飛行船の食堂エリア!…

ここも先程まで空賊達が占拠していたところなのだが、

映す価値も無い程にマサキとシルビィが掃討!…あっと言う間に奪還する!…

そしてこの食堂を取り返した事で船員達もこぞって食堂を拠点にし始めると、

今まで倒して来た!…或いは捕縛して来た空賊達が一か所に集められ!…

と、ここでやはりマサキ達の他にもこのイベントに参加をしている者達が

姿を現し!…ある者は疲れた様子!…またある者はマサキ達と同じく、

奇異なモノを見たとばかりに悩む様子を見せる者まで様々!…

とにかく混迷を極めていた!…

そしてマサキがごねる様にして一人思わず文句を零していると、

シルビィがマサキを心配して休憩を促し!…


「…大旦那様?…ここで少しご休憩をなされてはいかがでしょうか?…

…ここであれば軽いお食事もご用意できますが…」


それはまるでキレる飼い主の様子に対して落ち着かないペットの如く!…

と言っても別にマサキに怯えて居るのではなく、

不満を漏らすマサキの様子にシルビィが心配をし始め!…

と、そんなマサキを労わり休憩を打診!…

その際まずは食事を勧め!…自らその用意をする!とばかりに…

ここが食堂である事から丁度良い!と続けて話しをマサキにして行くと、

マサキもシルビィに声を掛けられた事でハッ!と…

ここで落ち着きを取り戻し始める!…

この時同時に自身が熱くなっていた事にもふと気が付くと、

取り敢えずシルビィに当たっていないか?が気になった様子で謝罪をし!…


「ッ!…あ、あぁ~…悪いなぁシルビィちゃん…

じゃあ悪いけど…コーヒーを一杯…」


「ッ…畏まりました…」


すると続けて自身の気を紛らわせる為にもコーヒーを戸惑いながらも頼み!…

と、そのお願いを聞いてシルビィもピクッ!と…

直ぐに承った様子でマサキに会釈をして見せると、シルビィはマサキに返事!…

そして徐に一人厨房の方へと入って行く!…

その際その様子を目で追ってマサキは勝手に厨房へ入って大丈夫なのか?と

心配をする所なのだが、心配をした所で時既にお寿司であり!…

シルビィはまるで勝手が分かっている様子で暫くしてからコーヒーの準備を整え!…


__……カチャッ…カチャッ…カチャッ…カチャッ……ッ!…


「…お待たせいたしました…今お注ぎいたします…」


その際シルビィはコーヒーを入れるのは初めてなのか、少し変わった感じで!…

と言うのもまるで紅茶を淹れて来たかの様に!…

恐らくコーヒーが入っているであろうティーポットに…

ゆっくりと湯気が立ち昇るティーセットもおぼんに乗せて持って来ると、

マサキの座っている席のテーブルにスッと置く!…

そしてやはり紅茶を淹れる様にコーヒーをティーカップの中へと注ぎ始める!…

と、マサキもまさかのこの様なコーヒーの淹れ方を見るとは

思っても居なかった様子で!…

最初はアレ?…これ紅茶?と思わず誤解をしてしまい!…


「ッ!?…え?…あ、あれ?…」


__チャッ……ッ…コポポポポポポポポポッ!!!…


{ッ!?…コ、コーヒーや!!…ちゃ、ちゃんとコーヒーや!!…

…しかも心成しか右○さんクラスに注ぎ位置が高かった様な?…}


が、そこで注がれているのは紛れもなくブラックコーヒーで!…

となると余計にえ!?と…思わずこんがらがる様な戸惑いを感じてしまうと、

一方でやはり紅茶と何か勘違いをしているのか?…某・特命係の刑事宜しく、

注ぎ口高めでシルビィがコーヒーを注ぐ様子を露わにする!…

そして注がれたコーヒーもユラユラと波打ちながら湯気をフワッと

立てて見せると、カップ内でこれまたユラユラと黒い波を立てており!…

と、一方でシルビィが更に砂糖とミルクピッチャーをその注いだコーヒーの

隣に沿えて行き!…


__…スッ…カチャッ…コトッ……ッ!…


「…さぁ大旦那様?…どうぞお召し上がりくださいませ…」


「ッ!?…あ、あぁ…んなら…いただき…ます…」


それは慣れた様子で淀みなく、マサキの動きの邪魔にならないようそれぞれ配置!…

そして全ての準備が整い!…シルビィも待たせた事をさも口にするようマサキの事を

呼んで行くと、自身の入れたコーヒーを勧め!…マサキもコーヒーに戸惑いながらも

スッと手を伸ばして行く!…

その際やはり気になるは先程のシルビィのコーヒーの淹れ方についてであり、

別に何か問題がある訳では無いのだが!…

しかし如何にもやはり何か紅茶と間違われている様な気を感じ!…

しかしだからと言って飲まないのも失礼!と…折角淹れてくれたのだから!…

マサキが覚悟を決めてカップをスッと持ち上げ恐る恐る口に近付けると、

まずは一口!…様子を見る様に味を確かめる!…

すると口の中ではちゃんとブラックコーヒーのあの独特の苦みや風味が口一杯に

広がって行くと、違う意味でマサキを怯ませる事になってしまい!…


__…スッ…クピッ…ッ~~~!!!…


「ッ!?…お、大旦那様!?…い、如何為さい!?…」


と言うのもシルビィが淹れてくれたブラックコーヒーは予想以上にとても苦く!…

その苦さはまるで普通のコーヒーを濃縮還元した様な!…

それこそ全身の毛穴が開きそこから汗が噴き出しそうな妙な感覚を感じてしまうと、

マサキは思わず悶絶!…一方でシルビィは慌て始める!…

何故ならマサキが自分の入れたコーヒーを飲んで一人悶絶し始めたからで!…

自分が何かミスをしたのか!?と…それはもう心配をしつつどう責任を取るか?で

ワタワタとしそうになっていると、マサキは率直に苦い!と…

我慢出来ずに言葉を漏らす!…


「に、にっがあぁぁ!!…」


「ッ!?…え?…」


その際まるで苦い薬を飲んだ子供の様に思わずオーバーなアクションを見せると、

シルビィはそのマサキの反応を見てこれまた思わず戸惑い!…

と言うのもマサキがその言葉を漏らすまでに見せた様子は

まるで毒でも飲んだかの様な!…しかし実際は苦い!と…身悶える程に苦いと言う…

自身の入れたコーヒーにこれまた違う意味でシルビィは戸惑いの色を

へ?ッとばかりに見せ始めると、マサキは更に慌てて見せる!…

と、次には砂糖とミルクを要求する!…


「こ、これは久々に目が冴える程に苦い奴や!!…

…ア、アカン!!…砂糖とミルクを!!…」


「ッ!!…は、はい!…こちらに!…」


何ならこのレベルのコーヒーを飲むのは久々!とばかりに言葉を漏らすと、

本当に我慢が出来ないのか大慌ての様子を!…

と、一方でシルビィもそんなマサキの様子を見て慌ててしまい!…

次には改めて目の前に!…それぞれすぐ手に取れる位置に砂糖とミルクを

置いて見せると、マサキも直ぐにそれを手に取るなりコーヒーに両方を投入!…

直ぐに苦みの中和に掛かる!…

この時余程我慢が出来なかったのか投げ入れる様にして二つを同時に混ぜ始めると、

コーヒーは直ぐにブラックからカフェオレに姿を変え!…

と、マサキもそれを見て徐々に落ち着きを取り戻し始め!…

しかしまだ口の中が苦いのか?…如何にもムッとした表情のまま!…

その自身が作ったカフェオレを凝視する様子を露わにすると、

シルビィも自身の入れたコーヒーが気になったのか?…別のカップに用意し出す!…


__…ッ…チャッ……ッ…コポポポポポポポポポッ!!!……ッ…


「……ッ…ッ~~……ッ~~~!!!…」


{…こ、これがコーヒーと言うモノなので御座いますか!?…

こ、この世の中にはこの様に苦いモノが!!…

…だ、旦那様は良くこの様な苦いモノをお飲みに!!…}


この時もやはり先程同様打点は高めに!…

そして紅茶と同じ要領でコーヒーを注ぎ!…その際初めてのコーヒーなのか?…

シルビィ自身も恐る恐ると言った具合に若干の警戒の色を露わにすると、

まずは一口!…ミルクも砂糖も入れずに口に含む!…

すると次にはシルビィにしては珍しく!…

駄目だった様子でウッ!と言わんばかりの感情をスッと見せてしまうと、

普段これを飲んでいるマサツグ達に驚きを持ち!…

と言うのも率直に何故こんな不味いモノが飲めるのか?と…

或いは自分の淹れ方が間違っているのか?…とにかく初のコーヒーに驚き!…

思わず動けなくなる様なそんな状態になっていると、

一方でマサキはカフェオレにした事で飲める様になったのか!…

先程とは違って落ち着きを見せる!…


__…ズズズズッ……ハアァ~…


「…あぁ~苦かったぁ~…

まさかここまでビックリするほどの苦さのモノが出て来るとは思わんかった!…

…まぁそれもブラックやったから当たり前っちゃ当たり前の話やねんけど…

それでもホンマ……って、シルビィちゃん?…」


それこそ今度は味わって飲める程に落ち着きを見せると、

先程のコーヒーには驚いた!と改めて言葉を零し…

と言うのも実はマサキはコーヒーを頼んでおきながら

ブラックではコーヒーは飲めない質!…

マサキの言うコーヒーとはカフェオレの事を指しており、

では何故先程ブラックで一口コーヒーを啜ったのか?と

言う話しでもあるのだが!…あれはシルビィの入れ方に興味があり!…

と言うか本当に紅茶と間違って無いか?が気になったからで!…

それを確認する為に一口!…

そしてよもやここまで苦いブラックを飲む事になるとは

思っても居なかった様子で漏らしていると、

ここでシルビィの悶絶?する姿に気付く!…

となるとシルビィを心配してふと声を掛けて行くと、

シルビィも呼ばれた事に気が付いた様子で!…


「ッ!…も、申し訳ございません!…ま、まさかこの様な劇物を!!…

大旦那様もご無理をなさいませぬよう!!…わ、私が責任をもって処分を!…」


「ッ!?…あぁ~おちつきぃ~!…大丈夫や!…

そら最初はびっくりしたけど…ちゃんと牛乳と砂糖を入れたら飲めるから!…」


その際初めてのコーヒーを劇物呼ばわり!…そして自身がコーヒーを入れるのに

失敗した!と勘違いをして居り!…マサキが普通に飲んでいる姿を見てハッとした

表情を見せると、これまた誤解をした様子で言葉を!…と言うのもマサキが

気を遣って居る様に感じたらしく!…コーヒーの処分は自分でする!と…

これ以上この様な者は主人の前に置いては置けない様な慌て様を露わにすると、

一方でそんなシルビィに落ち着くよう言葉を!…マサキが大丈夫である事を

口にする!…この時そのコーヒーの飲み方についても真似をするよう勧めて行くと、

シルビィはそんなマサキの言葉に戸惑いつつも言われた通りに真似をし!…


「ッ!…は、はい……では……ッ…

…ッ…ッ!!………ッ!…あっ…おいしい…」


何ならシルビィの感覚で言えば砂糖とミルクでは

到底追い付かないレベルの苦さで有り!…

それこそ本当にこれで中和されるのか?と…

思わず不安を抱えつつ!…

とにかくマサキに言われた通りに自身のコーヒーに

砂糖とミルクを入れて行くと、よくかき混ぜ淡いカフェオレを作って見せる!…

そしてカップをスッと手に取る!…

その際これで駄目だったら!等と薄っすら嫌な予感も考えてしまうが、

次には覚悟を決めた様子で一口!…

するとそのシルビィの予感を裏切り口に中では甘くまろやかな風味が広がり!…

これにはまた新たな発見!とばかりに…

シルビィが思わずパチッと目を見開き素直に感想を口にすると、安堵の表情!…

マサキもそれを見てフッと笑う!…

それはある意味で穏やかな午後のティータイムの様にも見えるのだが、

実際はそんな事を言っている場合ではなく!…


__…バゴオオオオォォォォォォン!!!…ッ!?…グラグラグラグラアァ!!!…


次にはそんな休憩タイムをぶち壊す様に爆音が!…空賊の増援が到着したのか!…

飛行船を軽く揺らす様にして辺りに衝撃を伝えて行くと、

この出来事に当然イベント参加者達は驚き戸惑い!…マサキ達も慌てて見せる!…

何なら今まさにもう一口とカフェオレを啜ろうとして居た所で、その衝撃のせいでか

顔全体でカフェオレを飲む事になってしまい!…

と、カフェオレを被ったのはマサキだけで!…

シルビィは第六感的な何かで察知!…

スッとカップを置いて途端に警戒の色を露わにすると、

マサキに異変が起きた事を口に!…

だが同時に別の異変が起きてしまった事にもハッと気付く!…


「…大旦那様…敵の増援のご様子…如何為さい…ッ!?…」


__ビッシャアアァァ!!……ッ…ッ~~~~~!!!!…


「お、大旦那様!?…」


この時マサキの鼻の頭の上からカフェオレが滴り!…

まるで飲み物を飲む事に失敗した様なベタベタの様子が見て取れると、

シルビィはその様子を見てまずは慌て!…

その際予め持たされていたハンカチをスッと取り出し!…

となると今度はマサキの顔を拭こうかどうか?…

その行動を取るか如何かで悩むそんな素振りを見せて居ると、

一方でマサキは静かに怒りを燃やし始める!…

落ち着きのない空賊達に対して殺意を覚える!…

それこそ親玉含めて本当にいい加減にしろよ?と言葉を発する事無く

震え出すと、シルビィもそれに気が付いた様子でまたマサキを恐る恐る呼び!…

と、そんなやり取りをしている間に空賊達が援軍を引き連れ行動を開始!…

それこそ再び制圧する為に!…空賊達が数にモノを言わせて波を作り!…

食堂へ一気に押しかけようとし始めると、マサキもそれに合わせてスッと席を!…

後半戦のゴングを鳴らし始める!…


__…スッ…ガタアァ!!…ッ!?……コッ…コッ…コッ…コッ…


頭の中でカアァァン!と甲高い音が鳴った様に感じて行くと、

マサキは一人席を立ち!…

と、一人行こうとしているマサキの様子にシルビィも戸惑い!…

自身の持っているカップを置いて!…

慌ててマサキの後を追い駆けようとして見せると、

ここでマサキ達の居る食堂に増援の空賊!…

当然一触即発の状態になって行く!…

その際まず現場に辿り着いた空賊の一人がその食堂にて

捕まっている仲間達の姿にふと気が付くと、

情けない!とばかりに言葉を口にし始め!…


「…なんでぇなんでぇ?…先に仕掛けた連中は!!…

ロクに仕事も出来ねぇのかぁ!?……ったくしょうがねぇなぁ?…

…ッ!…ンン?…」


__コッ…コッ…コッ…コッ…


同じ仲間でありながら馬鹿にするよう!…

更には一体何があったか等は一切警戒せず!…

ただ捕まる事自体がさも恥である様に言葉を漏らすと、

ここで他プレイヤー達とも接敵!…戦闘を始めようと身構えて見せる!…

尚その後方からは未だ顔を拭かずにイライラとした様子で詰めて来る

マサキの姿があり、その空賊もそんなマサキの存在に気が付いた様子で!…

と、次にはその近付いて来るマサキに対して挑発をし始め!…


「…なぁんだテメェ?…やろうってのか?…

…へッ!!…テメェみたいなひょろい奴が!!…

このバルガス様に敵うとでも!!…」


この時その挑発をする空賊はやはり筋骨隆々のマッチ○マンの変態!…

対するマサキは某・狂犬の様であり!…

確かに細身ながらしっかり筋肉は付いているが、

それでも体格差としては空賊の方に軍配が上がり!…

と、相手もそれを理解してか次には更に調子に乗り出し!…

自身の事を様付で呼び!…マサキの事など眼中に無い様な!…

それこそ徐にポージングまで決めて軽くあしらってやるよう言おうとすると、

次の瞬間マサキがその調子に乗る空賊の腹部目掛けて思いっきり踏み込み!…

捻りの入った重い一撃を叩き込む!…


__ギュオオォ!!!…ドゴオオォォ!!!!…ッ!?…ッ!?!?…


それはもう不意打ちとかそんなレベルでは済まないモノを深々と刺すと、

その挑発して来た空賊の体をくの字に曲げ!…

と、体格差など何のその!と言った光景に増援は困惑!…

よもや来て早々こんな様子を目にするとは!?と…

今目の前で起きているその光景が信じられない様子で戸惑って居ると、

一方で味方側でも動揺の視線がマサキに向けられ!…

思わず固まって見せてしまう!…

さてそうして第二ラウンドの最初からマサキがまず一人を戦闘不能にして行くと、

先程カフェオレを零した文句を口にし出し!…


「…じゃかあしいわ!!!…人がゆっくりしてるところを態々邪魔し腐って!!…

やっぱり馬鹿ちゅうのはとことん死ぬ目に遭わさな学習せん生き物何か!?…

それとも学習するだけの頭も持ち合わせてないって事か!?…

…おうコラ、どっちや!?…」


__どよぉ!?…ッ…ッ!?……ッ~~~!!!…


その際あくまでもその登場の仕方が五月蠅かった!と…

じゃかあしい!の言葉で威圧して行き!…

カフェオレを零した理由について堂々空賊達のせいにして話すと、

許さない!とばかりに文句を…ある意味で理不尽な怒り様を露わにする!…

そして間違い無く仕留める気満々で居る事についても触れて行くと、

マサキなりの挑発の言葉を口に!…

と、そんな事を言われて援軍の空賊達も思わず慄き!…

だが勿論退く訳には一切行かず!…目の前に立ちマサキに対して!…

勇気を振り絞るようグッと拳を握って見せると、

次にはやはり数の暴力で難を乗り切ろう!と…

空賊達が一斉にマサキに襲い掛かる!…しかし!…


「…か、構うこたぁねぇ!!!…一気にタコにしてやりゃあ!!!…」


__シュンッ!!!…バキドカボカアァ!!!…ッ!?…


意を決した様に空賊達が行動!…それこそ雪崩の様に!…

マサキに向かい一斉に空賊達が襲い掛かろうとして行くと、

次の瞬間その内の数名が途端に攻撃を受けた様に怯み始め!…

その際マサキはその場から一歩も動かず構えており!…

何なら勝手に怯んで見せる様子にマサキも戸惑い!…

これは何?と言った様子でマサキも思わず固まってしまうと、

背後から勿論このメイドが!…マサキを守る為に姿を現す!…

尚、その空賊達を吹っ飛ばしたのを皮切りに!…

そのメイドは分身をして空賊達を相手にし始め!…


「ッ!?…な!?…」


「…大旦那様?…ご無事ですか?…」


同じ姿形をして居る者が無限の如く!…その狭い通路を縦横無尽に駆け回り!…

目の前で仲間達を一撃で伸して行く様子を見せると言うのはまさにホラー!…

もはや戸惑いの言葉しか出て来ないそんな反応を空賊達が露わにする!…

と、一方でその肝心の分身元は涼しい顔を見せており!…

マサキの後ろからスッと姿を露わすると、まずマサキの身の安全を心配し始め!…

それこそ従魔として当然ばかり!…となるとマサキもハッとして、

次には何が起きたのか?を理解し始め!…


「ッ!?…って、あっ…あぁ…そうか…

そういやシルビィちゃんは分身が出来たんやったなぁ?…」


「…はい…全ては旦那様…大旦那様方を守る為に!…

これよりはこのシルビィにお任せを…

大旦那様はごゆるりと…アフタヌーンティの続きをご堪能ください…」


先程何もして居ないのに敵が吹き飛んだのはシルビィのお陰!と…

恐らく目にも止まらないスピードで!…

敵を蹴り飛ばすなり殴り飛ばしたのであろう事を理解すると、

改めてシルビィのスキルに驚き!…思わず苦笑いを零して見せる!…

となるとそれに肯定をするようシルビィもマサキに返事をすると、

更に分身を量産し続け!…と、目の前の空賊達を圧倒して行き!…

しかし汗などは一切掻かず!…これ位余裕とばかりに!…

マサキに澄ました態度でスッとカーテシーまでして見せると、

後は任せてくれ!と…マサキの手を煩わせない事を約束する!…

その際もう一度カフェオレを飲んでいる事を勧めるのだが、

マサキはそれに対してこう返事を返し!…


「…いや、また揺らされると思うとゆっくり出来んで…」


「ッ!…では…さっさとこの騒動の主を誅殺いたしましょう…

これ以上は旦那様も我慢の限界で在られる筈…

ここは一気に片付けてしまいましょう…」


と言うのも揺れが酷いとまたカフェオレを零してしまう!とばかりに…

故にゆっくり出来ない事を苦笑いをしながら話して行き!…

先に元凶を排除する事を最優先に!…

シルビィの気遣いにも勿論感謝の意を込めて話すと、

それを聞いたシルビィもピクッ!と…

今度は考えが纏まった様子で反応をする!…

それはやはり敵が邪魔であるが故に我らが主人達の安寧が訪れない!と言った…

その様な者達は万死に値する!と言った様子で一人決意を改めると、

元凶の排除を口にし!…と、その際若干不穏な感じで殺気を滲ませ!…

この時マサツグの心配もしつつ!…

もう時間も無い様なとにかく急ぎ仕事を全うする必要がある様な

そんな事を口にすると、マサキを置いてスッと前に!…

シルビィが本腰を入れ始めるのであった!…

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感想 63

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ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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