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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章七節 情けない姿?と本当の敵?と晴れた疑念!…-
しおりを挟むさて今回の騒動の首謀者?を捕まえた事でこれにて騒動は終わり!…
とは行かず、ここから更に面倒な展開を迎える事に!…
と言うのもリナは完全に意気消沈してまるで借りて来た猫の様になってしまうが、
彼女の部下達は未だ抵抗の意志を見せており!…
何故ならと言うか当たり前の話なのだが捕まる訳には行かない!と…
我が身を守る為に必死に!…もはや捕まった仲間など如何でもよく!…
我先にと自分達が乗って来た飛行船へ向かい駆けて行くと、
その必死具合に船員達もこれまた必死!…
是が非でも捕まえるつもりで追い掛け続ける!…
__ドタドタドタドタアァァァ!!!!…ワアアアアアァァァァァァ!!!!…
「クソッ!!!…親分がやられるなんて聞いてねぇぞ!!!」
「こんな所で捕まってたまるか!!!…
春野原の監獄なんて真っ平ご免だ!!!…」
その際一体如何やって知ったのか?…リナがマサキ達にやられた事を知っており、
そのリナがまさか負けるとは思ってもいなかった様子で!…
バックボーンを失った残党は見るも無残!…形振り構わず逃走し続け!…
その他参加者達も追い立てて空賊を捕まえようとするのだが、
その必死の抵抗具合に悪戦苦闘!…まさかの負傷者が出る始末になって行く!…
そしてリナを捕まえて一旦食堂の方にマサキ達が向かって行くと、
その道中やはり残党達とすれ違う事に!…
__ドタドタドタドタアァァァ!!!!…ワアアアアアァァァァァァ!!!!…
「…ッ!?…お、親分!!…」
「ッ!…お、お前達…」
それこそ宛ら感動の再会を果たす様に!…
鉢合わせするなり空賊の残党はその自分達の親分が捕まっている事に当然驚き、
リナもリナでその自身の情けない姿を部下に見せてしまっている事で
更にズンと沈んで見せ!…と、互いにそんな姿を見る!…
或いは見せる事は無いだろうと思って居た光景に!…
次にはまだ忠誠心?が働いているのか!…その捕まっているリナの姿を見て!…
空賊の残党達が途端にやる気の様なモノを滲ませ始めると、
得物を手にリナを捕まえているマサキ達に反抗!…リナの奪還を試み出す!…
「…ッ…ッ~~~!!!…こ、このぉ!!…
お、親分を!!…親分を放せえええぇぇ!!!!」
「…大旦那様、ここは私が…」
この時空賊の残党は数にして約十数名位と言った所か!…
リナを捕まえているマサキにおっかなびっくりな反応を見せつつも、
次には声を上げる事で自分達を鼓舞し!…
そしてマサキに向かい得物を振り上げ襲い掛かろう!と…
しかしそれを良しとしないのがシルビィで有り!…
シルビィはそれに気付くなり直ぐに前へ!…リナの事はマサキに任せ!…
自分はその露払い!とばかりにスッと囁き身構え出すと、
その結果は直ぐに目に見えて分かる様に!…シルビィが残党達を圧倒する!…
__シュンッ!!…ッ…ドガガガガアアアアァァァ!!!!…ッ!?…
「…邪魔を…しないで頂けますか?…」
「ッ!?…つ、強えぇ!?…」
それは向かって来る者達に対して蹴り技のオンパレード!…
ハイキックで顎を蹴り上げ、回し蹴りで相手の鳩尾を貫いたり!…
中には的確に相手の急所を貫く様に鋭い蹴りも!…
その際決してスカートの中は見せる事無く!…
返り血も一つ浴びないその姿に!…捕まって居ながらこれがシルビィの実力!?と…
改めてリナが驚き戸惑う様子を見せて居ると、
一方でシルビィはその向かって来る残党達を冷たくあしらう!…
邪魔をするな!と文句を零す…
するとその圧倒的強さを見せるシルビィに残党達も慄き出すと、
途端に引け腰になり始め!…が、それでもまだ抵抗の意志は見せる様で!…
まるで某・エ○ァのシ○ジ君状態!…
逃げちゃダメだ!と必死に訴えてそうな面白い様子を見せて居ると、
そんな部下達にリナが声を!…諦めた様子で零し始める!…
「…お前ら…もういい!…」
「ッ!?…え?…」
それは若干悲しげな様子で!…
それでもしっかりと空賊達の耳にも届く様に聞こえて行くと、
これ以上は止めろ!とばかりにもういい!と…
となるとそんなリナの言葉を聞いた事で途端に空賊達からも戸惑いの色が!…
それこそ聞き間違いである事を願う様に!…
口から零れる様にしてえっ?と困惑の言葉を一人が思わず漏らしてしまうと、
次には捕まっているリナに困惑の視線を!…
約十数名の視線が一斉にリナにへと向けられ始める!…
すると一方でリナも悔しそう?に俯きながら言葉を続けて漏らして行くと、
諦めさせる理由に負けた!と言い…
「…俺様はコイツ等に負けちまったんだ!!……だから!…もう良い!!…」
「ッ!?…な、何を言って!?…今はふざけている時じゃ!?…」
まるでその[負け]と言う言葉に意味があるよう!…お前達では勝てない!と、
或いは負けた時点で何か彼女達の間で意味がある事が起きているのか?…
とにかくこの言葉が重要そうに負けた!と言ってリナは部下達を諦めさせよう!と…
となるとそんなリナの言葉に動揺が走り!…
その中である者が信じられない様子でふざけるな!とリナに言って退けると、
まだ抵抗を続けようと身構え!…
だがそれを一蹴するようリナが再度言葉を口にする!…
「ふざけてなんかねぇよ!!!……俺達の!!…負けだ!!…」
「ッ!?…ッ…ッ~~~!!!…」
それは至って真剣であるが故にその言葉でカチン!と、
そして怒りを露わにしながら自身が一番認めたくない様子で
改めて負けた事を口に!…
となると今度はそのリナの真剣かつ怒りの言葉で空賊達はハッ!と…
すると次には漸くその事実を受け入れた?様子で俯き始め!…
徐々にその振り上げていた武器をスッと下ろし!…
宛らその光景もお通夜の様にとても重苦しい空気になってしまうと、
誰もがその事実に悲しみピクリとも動けない!…
何か異様な反応を見せ始める!…
さてそこから少しばかり妙な沈黙がスッと訪れ出すのだが、
それもリナのある願い事によって動揺が走る事になり!…
「…よぉ?…虫の良い話だとは思うが…
少しばかり頼みを聞いてくれねか?…」
「ッ!?…え?…」
「…俺様が捕まる代わりに!!…俺様の部下を見逃しちゃあくれねぇか?…」
と言うのもまずその頼み事を聞いて欲しい!と言う言葉に各々は動揺!…
いきなり何を言い出すのか?と注目し始め!…
空賊達の方でも何か心配をする様なそんな表情を浮かべ出すと、
気が気でない様な!…とにかく嫌な予感を感じ始める…
そしてマサキもその内容を気にした様子で思わずポロッと返事をすると、
リナは自身のお願いを口にし!…
と、ここで話したのは自身を犠牲に部下を助けると言うモノで!…
いきなりそんな事を言い出した事で、マサキ達は勿論!…
その嫌な予感を感じていた空賊の部下達も予感が的中した!と…
これまた同様に戸惑い始める!…
__ッ!?…どよぉ!?……
「…元々は俺様が始めた物語だ!…
コイツ等はそんな馬鹿な俺の夢について来ただけ!!…
…だから!!…だからこいつ等だけは逃がして欲しい!!…
…俺が捕まればそれで終いよ!!……頼む!!…」
その際辺りに動揺の声が木霊する様に響き渡ると、一方でリナは話しを続け!…
と言うのもリナ曰く元々この話を始めたのは自分!と…
そんな自分に部下達は付いて来ただけ!と語り出し、
全ての罪は自分が被る!とばかりに更に男気?の様なモノを露わに!…
そして必死に部下達の事を見逃して欲しい!と…
マサキに頭を下げて誠意を見せ!…
一方でそんな誠意を見せられた事でマサキも思わず戸惑ってしまう!…
だが勿論その話を聞けない様子で慌てて見せる!…
何故なら今回この事件が起きたに当たって、
被害を被ったのは自分達だけでは無いからで!…
「ッ!?…ッ…た、頼むって言われてもなぁ?…」
「…さすがに無理かと思われます…アナタ方がやった事はれっきとした犯罪…
それも人によってはずっと心に傷を負ってしまうものでもあります…」
「ッ!!…ッ…ッ~~~…」
と、この時リナからそんなお願いをされた事でマサキは思わずシルビィに助けを!…
チラッと視線だけを向けて見せ!…
シルビィそれにピクッと直ぐに気が付いた様子で反応を示すと、
無理であろう事を口に!…事件が大き過ぎる事を更に話す!…
尚特に問題視するのは心の傷で、場合によっては一生モノになる事をこれまた続け!…
その事からまずやった本人にも当然罪が与えられるであろう事を口にして行き!…
となるとそれを聞いてリナもハッ!と…
その際何か言い返したい様なそんな様子を見せるのだが、
到底何を言い返しても聞いては貰えない!…それを察した様子でズンと落ち込む!…
さてそんなこんなでそんな話をしていると、
またその空賊達が居る方から詰めて来た様に他残党やら船員達が集まり!…
__ドタドタドタドタアァァァ!!!!…ワアアアアアァァァァァァ!!!!…
「ゼェ!!…ゼェ!!…ッ~~!!!…
お、おいこんな所で突っ立ってんな!!!…
もう奴らが迫って!!!……ッ!?…お、親分!?…」
「ッ!…お、お前ら!!……クッ!!…」
当然屋上デッキへの道は大混雑に!…
そしてその後からやって来た空賊達も逃げて来た様子で!…
この時勿論今の現状など分かって居らず!…
そのつっかえて居る仲間達に邪魔だ!とばかりに声を掛けると、
無理にでも我先にと仲間を掻き分け前へ!…
が、そこで自分達の親分が捕まっている様子を目にして行く!…
となると途端に慌てた様子で言葉を漏らすと、
その後から来た連中も固まってしまい!…
と、またそんな無様な姿を見られた事でリナも再度苦虫を噛み!…
結果如何する事も出来ず!…
何か微妙で反応に困る空気が何処からともなく流れて来ると、
そんな逃げて来た空賊達を捕まえに!…更に船員達もごった返す!…
「大人しくしろ!!!…って…な、何だ!?…これ!?…」
「ッ!?…クソッ!!…も、もう追い着いて来やがった!!!…
…ッ!!…親分!!!…そんな奴らぶっ飛ばして!!!…
さっさとここからトンズラを!!!……セ、[セルゲイ]野郎は!!…
最初から俺達を裏切るつもりで!!!…」
来て早々に目にするは鮨詰め状態と言っても過言ではない空賊達の姿が!…
となるとその様子を見て驚き戸惑い!…
思わず如何するか?で悩むそんな様子を見せて居ると、
一方で後方を船員達に防がれた事で!…空賊達も戸惑い慌てる様子を見せる!…
その際リナに逃げる事を訴え出すと、これまた気になる事にある話をし始め!…
と言うのも何処かで聞いた事のある名前を口に!…
その名を[セルゲイ]と…最初から何か仕組まれていた事を話し出すと、
その話を聞いてマサキがピクッと反応を示し!…
「ッ!…ん?…[セルゲイ]?…」
「ッ!!…な、何を言って!?…俺達がこうして着陸出来たのは!!…
アイツの案内が有ったからで!!…」
と、マサキがその名前を復唱して反応を示している一方で!…
リナは逆にあり得ない!と言った様子で言葉を口に!…
何なら可笑しな事に空賊達がこの飛行船に乗り込めたのも!…
そのセルゲイのお陰である事を更に漏らすと、
それを聞いた事でこれまたマサキの中で疑念が!…
大きくなるよう引っ掛かりを見せる!…
それこそ最初からずっと違和感を感じていた様子で!…
今その繋がりが見えそうに感じられると、
一方でその空賊が更に気になる事を口にし始め!…
「だから!!!…着陸させたのも!!…
俺達をあの監獄の連中に売り渡す為にやったんだ!!!…」
「ッ!?…な、何ぃ!?…」
何でも何か面倒事がある様で、その空賊は面倒事を監獄の連中!と…
と、次には如何やって仕入れたのか?…
最初から裏切るつもりでセルゲイが自分達と組んでいた事を明かし出すと、
リナもそれを聞いて途端に驚いた反応を!…
すると同時に今度はそれを聞いて納得出来た!…
戸惑いと怒りの両方を露わにする!…
となるとその話を聞いて更に何かきな臭いモノをマサキが沸々と感じ出すと、
一方で空賊は話しを続け!…
「…それにあの野郎!!…それを利用して俺達の仕業に見せて!!…
この船の客から金やら女を巻き上げようって魂胆だ!!!…
…けど!!…もうこっちの仲間の大半は既に奴らの手に捕まってて!!…
…ここは癪に障るが!!…ここは逃げるしか!!!…
そんでもって隙を見て奴らに借りを返さねぇと!!!…」
それは聞くだけでさも吐き気を催す邪悪と言った、
某・奇妙な冒険の如く胸糞が悪い話を聞く事に!…
と言うのも空賊が言うにはそのセルゲイの自作自演が行われている様で、
その罪もまんま空賊達に被せる事を画策しているらしく!…
具体的は強盗・誘拐・婦女暴行?と言った所で!…
当然この所業と言うか罪を被せて来た事で部下が怒り!…
リナにそれを伝える事でセルゲイに復讐を考えていた事を口に!…
だが状況が状況だけに一度退く事を更にリナへ合わせて話して行くと、
リナはその話を信じた様子で!…
「ッ!?…ッ…ッ~~~!!!…セ、セルゲイの野郎!!!!…
ッ~~~!!!!…クソがアアアァァァァァァァァ!!!!」
それこそ宛ら発狂するよう、まんまと罠に嵌められた事でセルゲイに怒り!…
と、次には声を上げて更に怒り増幅させ!…
しかし捕まって居る為如何する事も出来ず!…
ただ悔し涙を飲むしか出来ないそんな反応も露わにすると、
リナの様子に空賊達もビクッ!と…
若干怯える様なそんな様子をこれまた見せる!…
そしてまたその慟哭の後リナが静かにただ怒りを燃やしていると、
そこに救いの手を差し伸べるようマサキが徐に声を掛け!…
「……なぁ嬢ちゃん?…ちょっとばかしその話を詳しく聞かせてくれんか?…」
「ッ!…え?…」
この時マサキは如何にもリナの事が気になる様子!…
それは決して恋をしたとかそう言うのでは全然なく、
ただ単純に何か放っては置けない様な!…
親父として何か気に掛けたくなる性分から詳しい話を求めて行くと、
同時に自身の中にある疑念を晴らそう!と…
謎を探求する様子を全面に露わにして見せる!…
となるとマサキにそう声を掛けられた事でリナも思わずピクッと
反応をして見せると、次にはふと顔を上げてマサキの方へ振り返り!…
するとそこにはやはり父親の顔をするマサキの姿がそこにあり!…
と、それを見て何かふと心が温かくなる様な!…何か不思議と落ち着いてしまう!…
それこそ頼もしい味方が居る様な感覚に!…
これまた同時にその自分でもその感情に戸惑いの色を見せて居ると、
一方でマサキが更に話しを続ける!…
と言うのも何故興味を持ったのか?を素直にリナへ明かし始める!…
「…やっと…やっとなんか俺の中にあった疑問が晴れそうな気がするんやぁ?…
…如何にも嬢ちゃんを見てる限り…
そんな悪い事をする様には如何にも見えんでなぁ?…ずっと気になっとってん…」
「…大旦那様?…」
その際率直に今の状況に対して自身の違和感が漸く噛み合いそうである事を
話して行くと、その自身の中にある疑念を晴らしたい事を口に!…
そして先程からリナを見て居た様子で更に言葉を続けて行き!…
それは短い間ながらもマサキの経験上?と言った所か…
そもそもとしてリナがそんな悪さをする様な!…
悪党に見えない事をマサキが直感的に話して行くと、
その事についても疑問を!…
それこそ先程の空賊の話に信憑性を持った様子も露わにする!…
となるとそんなマサキの様子にシルビィも思わず戸惑って見せるが、
マサキは構わずこれまた更に話しを続け!…
「…さっきも言った通り!…悪い様にはせん!!…
なぁ、騙されたと思て話してみんか?…もしかすると本当の意味で!!…
俺ら力になれるかもしれんで?…」
「ッ!!…ッ…ッ~~~…」
と、捕まえた際に言った事をもう一度口に!…それは優しく諭す様に!…
まるでリナの本当の父親になったよう!…
自分ももしかすると力になれるかもしれない事を笑いながらリナに話して行くと、
それを聞いたリナはこれまたピクッと反応をして見せ!…
次にはその目をウルウルと潤ませ始めてしまう!…
宛らその様子は誰かと重ねる様にジッとマサキの事を見詰めて見せると、
今度は直視出来ない様子でスッと俯き!…
そこから更にプルプルと小刻みに体を震わせ!…
となるとそこに居るのはもう空賊の親分と言える者では決してなく、
少女そのものが立って居り!…
と、突如リナが泣き出した事でマサキもこれまた思わず戸惑い!…
「ッ!?…な、何や何や!?…そ、そないに泣かんでも!!…」
「オラ!!…とっとと投降しろ!!!……ッ!…
おぉ!!…冒険者殿!!…空賊の親玉を捕らえたのですね!!…
では、その身柄をこちらに!!…」
やはりマサツグ同様女の涙には弱い?様で…
突如泣き出したリナにマサキはタジタジ!…
今度は違う意味で落ち着かせようと必死に声を掛けて行くと、
一方で空賊達の背後からは船員達が詰めて来ており!…
何なら鮨詰め状態を徐々に解除!…
仕舞にはマサキ達の前にまで出て来て見せ!…
その空賊達に対して高圧的な態度を露わにすると、
マサキがリナをあやしている様子を目にするなり接近!…
リナの身柄を要求する!…
それこそこれで事件は一件落着!と言った様子で嬉々とした表情を
浮かべて見せるが、次にはシルビィがバッ!と動きを露わにし!…
__ッ!…シュンッ!!…バキイィ!!!…ッ!?…
「ッ!?…な、何を!?…ッ!?…」
と言うのもリナに向かい手を伸ばす船員の手をシルビィは徐に足蹴にし!…
それこそハイキックで思いっきりその手を蹴り上げ!…
蹴り上げられた方もいきなりの事で!…
当然吃驚した具合に思わず後ろへ下がってしまうと、困惑の言葉を口に!…
しかしそこで静かに敵意を見せるシルビィの様子を目にして行く!…
その際スッとシルビィはマサキとリナを守るよう前に出ると、
まずはその冷たい視線のみで船員達を牽制し!…
と、そんな視線を向けられて船員達も戸惑いを露わに!…
が、一方でそんな船員達に対して!…マサキもスッと先程の事で!…
気になった事があった様子で言葉をポツリと零し出すと、
徐に船員達を怪しみ始め!…
「…なんでやぁ?…」
「ッ!…え?…」
この時マサキも当然船員達に向けて敵意を露わに!…もはや疑念は確証に!…
マサキの中で既に船員達が黒である様に感じられると、
その零す言葉にも殺気が混じり!…
となるとマサキからも敵意を向けられ始めた事で船員達はもう一つ戸惑い!…
一体何が何だか分かって居ない様子で!…
それこそ状況が飲み込めず戸惑いの言葉を漏らして見せると、
マサキは更に訝しんだ様子で言葉を!…ある質問をし始める!…
「何でこの子がその空賊の親玉っちゅう事が分かったんやぁ?…
確かにさっきからそれっぽい話はしとったけど…
それでもまずは一回くらい!…
この子が本当に空賊の親分かどうかを確かめるんが筋っちゅうモンやと…
俺は思うけどなぁ?……何でそんな疑いもせんと…
直ぐに空賊の親分って事を断定出来るんや?…ちっとばかし…
その理由っちゅうのを聞かせて欲しいんやけど?…」
その質問と言うのも何故リナが空賊の親分と分かったのか?について…
マサキ曰く初見ではまず分からない!と、
何ならまずその様子からこちらが危ない連中の様に映っても
可笑しくない事を自ら指摘し!…
だが船員達は何も疑いもせずリナを親分と分かった様子で!…
その確かめなかった事に疑問を!…
何なら確かめなかったのも最初から分かって居たから?と
更に疑いを掛けて行くと、それでも相手に答える猶予を一応与える!…
その訳について質問を続ける!…
となるとその問い掛けに目の前の船員だけでなく、
リナもその人が変わったかの様なマサキの様子に思わず戸惑い!…
一方で船員はその質問に対して慌てながらもこう返事をし始め!…
「ッ!?…な、何を言って!?…さ、さっきアナタ方がそう言って!?…」
「せやからそれが可笑しいってさっきから言っとんねん!!!…
まずその話を聞いたとして!!…それでもこんな女の子を目にしたら!!…
普通はえ?って戸惑う筈やろ!?……それとも何か!?…
この子は指名手配されてるレベルで顔が割れとるんか!?…
せやったらまずその手配書を持ってこんかい!!…それで話しを信じたるわ!!!」
それは先程の会話のやり取りを聞いていたから!と…
それこそ自分で話していたであろう事を指摘して行き!…
何とかマサキの誤解を解こうと身振り手振りも交えるのだが、
マサキはそれを聞いて更に指摘!…
やはり可笑しい事を船員に突き付ける!…
と言うのもその会話を聞いていたとして、
それでもこの女の子を目にするれば普通はえっ?と戸惑う筈である!と…
だがこの船員はまるで最初から分かって居たかの様に
直ぐに身柄の受け渡しを求め!…その一瞥する隙も無かった事から!…
一応色々な可能性を考えつつ!…それでも直ぐに分かった理由について!…
その証拠の提示を求めるよう更に船員へ食って掛かると、
そのマサキの突っ掛かり様に船員はタジタジ!…
何なら若干の苛立ち様も露わにする!…
「ッ!?!?…さ、さっきから何を言って!?…
と、とにかくその空賊の親分の身柄をこちらに!!…」
「…ッ!……では私からも一つ質問を…」
「ッ?!…こ、今度はなんだと言う!!…」
この時それは上手く事が運ばない様子からイライラしているのが伺えると、
余計にマサキ達の警戒は強まり!…
と、ここでシルビィもふとある事に気が付いた様子で徐に言葉を!…
それは目の前の船員に対して投げられ!…
シルビィもまた質問をして来た事で更にその船員がイライラとする
そんな様子を露わにすると、シルビィは一斉怯む事無くその事を口に!…
何ならその船員に対して軽蔑の視線を向けて見せる!…
「貴方様は香水を付けるご趣味がおありで?…
…それも…女性が好んで付けるであろうバラの香りがするのですが?…
それと一緒に何やら饐えた…下卑た匂いも混ざって臭って来るのですが?…」
「ッ!?…こ、こいつ等!!…ま、まさか!!!…」
何でもシルビィが疑問に思った事と言うのは、
その船員から香って来る臭いが如何にも可笑しい!と感じられたからで…
と、その際シルビィは誤魔化す事無く直球で質問!…何なら船員が付ける!…
いや男が付ける香水にしては如何にも似合わない様なそんな言葉を口にすると、
更にさすが人狼と言うべきか!…
鼻が利いた様子で別の臭いもする事をこれまた口にして見せる!…
この時その匂いをさも獣欲を満たして来たであろう様子で話しをすると、
その話を聞いたマサキとリナは共に直ぐにピンと来た様子で反応をして見せ!…
何ならリナはその船員に対して驚きと敵意を!…
となるとそんなやり取りに船員も遂に我慢が出来ず!…
次には強引にリナを引っ手繰ろうとまた腕を伸ばし!…
「ッ!!…あぁ~もうまどろっこしい!!!…とっととそいつを渡せ!!!…
痛い目を見たくなければ素直に!!!…何ならテメェも他の奴らと同じ様に!!…」
__ッ!!…シュンッ!!!…ッ!?…
と、また船員が腕を伸ばして来た事でシルビィは身構え!…
一方で船員達の化けの皮が剥がれた様子で!…
荒々しくシルビィやリナに襲い掛かろうとして行くと、
次の瞬間シルビィが動くよりも先に!…
後ろから突如何かが飛び出して来る!…
それは姿勢を低くしてスッと向かって来る船員の懐に入って行くと、
シルビィをハッ!と驚かせ!…が、そんなシルビィを置いてけぼりに!…
その懐に入った者がすかさず掌底を繰り出し!…
__グワアアァァ、ドスウウゥゥ!!!…
「ッ!?…グハアアァァァ!!!…」
__シュンッ!!!…ドガアアァァ!!!!…ッ!?!?……
その掌底は船員の鳩尾に鋭く抉る様に叩き込まれ!…
と、船員もそんな掌底を喰らった事で前屈みになるよう!…
とにかく怯む様子を露わにすると、
呼吸も出来ない様な苦悶の表情を浮かべ!…
が、そこへ更に非情で無情な追撃の一撃!…
その船員の顎は跳ね上がり!…
某・サマソーが得意な米国軍人も真っ青な!…
サマーソルトがシルビィやリナの目の前で披露させると、
その光景に二人は驚き!…
一方でそのサマソーを繰り出した者は華麗に着地を決めて見せる!…
この時しゃがんだ状態で着地を決めると、
ゆっくり立ち上がっては一言口に!…
「…これで…決定打やのぉ?…」
「ッ!?…お、大旦那様!?…」
それは色んな意味を含めての言葉で有り、
そのサマソーを決めたのは勿論マサキで!…
その際目の前で虫の息になっている船員に対して!…
何とも思っていない様な冷徹な視線を向けて行くと、グッと静かに拳を握り!…
その背中に殺気を背負い始める!…
となるとその先程までの様子とは打って変わってのマサキにシルビィも
戸惑い始め!…思わず恐れる様にしてマサキを呼び!…
するとマサキもその呼び掛けに対してスッと反応を露わにし!…
「…シルビィちゃん?…如何やらこっからが本番らしいわ…
…悪いけどもう少し付き合ってくれるかぁ?…
俺も久々に…ここまで頭に来るとは思ってなかったわ…」
「ッ!?…は、はい!…ご随意!!……ッ…」
本当の敵を見つけた事でマサキはブチ切れ!…
その様子はマサツグがブチ切れた時によく似ており!…
思わずその様子にシルビィも更に震えあがる様子を見せて居ると、
マサキはシルビィに手伝って欲しいよう背中を向けたまま言葉を!…
更に殺気を背負い始める!…
それは当然シルビィやリナに向けられたモノでは無いのだが、
それでもそんなマサキを目にして思わず身震いをする程に恐怖を感じ!…
と、一方でマサキも久々にキレちまったよ!とばかりに言葉を続け…
自身の疑問も晴れた事で本当の意味で本腰に!…それはもうこれ以上ない程に!…
それこそレベル以上の闘気を更にその身に纏い出すと、
シルビィも逆らえない様子で返事を口に!…マサキに改めて忠誠を誓う!…
そんな気持ちになるのであった!…
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それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
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カクヨム様にも投稿しています。
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