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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章三十節 高まる緊張!とマサツグの暴走?と機関室での戦闘!-
しおりを挟むさて操舵室にて大慌ての様子を見せて居る一方!…
マサツグ達の所はと言うと、こちらでも更に慌しい様子を見せており!…
何故なら先程船体がひと際大きく揺れたせいでマサツグは当然ガクブル状態!…
今までにない位に震えて見せ!…
さもマッサージチェアの如くシロ達三人に程よい振動を与えて行くと、
三人はあばばば!とばかりに声を震わせる!…
それはそれはとても愉快な事になってしまう!…
しかしそれでもやる事は変わらない様子で、
依然としてシロ達はマサツグを宥める事に専念し!…
「ごぉ~しゅ~じぃ~んん~さぁ~まぁ~♥…
よぉ~しぃ~よぉ~しぃ~♪」
その際シロはそんな震えている状況下でも笑顔を絶やさず!…
いや寧ろそんな様子のマサツグを可愛い!と言った上級振りで甘やかし続け!…
自身の足でガッチリとマサツグの首に絡み付くよう…体の固定を図って行くと、
もはや慣れた様子!…マサツグの頭を今度はギュッと抱き締めて見せる!…
そして愛おしそうにスリスリと自らも甘える様に頬ずりをしている一方で、
マサツグに抱え込まれているフィロも声を震わせながら歓喜に震え!…
「まぁ~さぁ~つぅ~ぐぅ~やぁ~♥…
そぉ~んん~なぁ~にぃ~♥…
はぁ~げぇ~しぃ~くぅ~さぁ~れぇ~たぁ~らぁ~♥…」
と言うのも頬を赤らめ若干様子が可笑しい様な?…
それでもフィロはガッチリとマサツグにホールドされたままでずっとおり!…
それこそ誤解を受けそうな!…
如何にも艶っぽいそんな言葉を漏らしていると、シルビィがやはりチラッ?と…
さも羨ましそうな若干潤んだ視線を静かに向けて見せる!…
しかし幾ら向けた所で交代される事は全然無く、
フィロはされるがままマサツグの抱き枕として頑張り?続け…
と、これまた一方で今度は背中に張り付いているハクが!…
声を震わせながらマサツグに言葉を掛け出し!…
「…せぇ~んん~せぇ~いぃ~?…
こぉ~れぇ~どぉ~うぅ~なぁ~ってぇ~?…」
何でもこんな状態は初めて!と、自身の声が震えている事に!…
マサツグの振動が如何にして生まれているのか?…
興味を持ったよう声を掛けると、自身の声を震わせる!…
そして今のこの状態について質問をする!…
その際目をキラキラとさせてやはり子供らしい反応を露わにするが、
一方のマサツグは返事をせず!…
いやしたくても出来ないと言う方が正しいであろうか?…
とにかく恐怖に体を震わせ、大の大人が情けない!…
幼女三人に宥められている様子を晒していると、
ここで偶然にも船内アナウンスと言うか!…
更にパニックを生む現場の声が聞こえて来る!…
__ザザッ…ザザアアァァ!!!…クソッ!!…何か!!……
「ッ!?…え?…」
〈…何か方法は無いのか!!…
燃料が切れたこの状況で無事に着陸する方法は!!…〉
それこそ一体何が因果でこの現場の声が他の所に漏れてしまったのであろうか?…
突如船内スピーカー全体にノイズが走ると、そこから恐らくリナの声であろうか!…
慌てている声が徐々にハッキリと聞こえ出し!…
と、そんな声が聞こえ出した事で他の所でもこれにはえっ?と…
何も知らない者達はそのアナウンスに当然注目!…一体何事なのか!?と…
その突如聞こえてきたアナウンスに何か不安なモノを感じてしまうと、
次にはハッキリと最悪の事態である事が漏洩!…
その場の空気を凍り付かせる!…
「……は?…」
「な、何を言って!?…」
当然いきなりそんな事が聞こえ出した事で船内は混乱!…
ある者は理解が出来ない様子で一言も漏らし!…
またある者もあり得ない!とばかりに戸惑う様に言葉を漏らすと、
ワナワナと震える始末!…
そして徐々に恐怖に染まって行くそんな様子を露わにする!…
となると次第にそれは伝染するよう更に恐怖と混乱が蔓延すると、
徐々にその内容を信じる者達で溢れ始め!…これまたある者は頭を抱え!…
またある者は泣き喚き!…宛らそこは地獄である様に!…
同じくそのアナウンスを聞いたくまさんは青褪め!…
マサツグ同様石像の如くその場から動かなくなってしまうと、
一方でマサキも慌てる!…だが慌てた所で何も一切好転はしない!…
それを物語る様にスピーカーの向こうからは更に荒れるリナの声が聞こえて来て!…
〈…ッ~~~!!!…クソったれぇ!!!…何で前に進まねぇんだ!!…
もう少しの所じゃねぇか!!!…ちったぁ根性を見せろよ!!!…
このポンコツ!!!…〉
それは決して演技とかではなく本気で慌てている様子がしっかりと分かり!…
何ならスピーカー越しに物に当たっているであろう音まで聞こえて来て!…
だがどんなに物に当たろうとも何も起きず、寧ろ更に悪い事は続く!とばかりに…
またスピーカーの向こうから慌しい様子が!…
恐らく扉を思いっきり開いたであろう音が突如響く様に聞こえて来ると、
更に飛行船に乗って居る者達を絶望へと追いやり!…
__バタアアアァァァァン!!!ッ…!?!?…ッ…
〈か、頭ぁ!!…た、大変だぁ!!!…
こ、高度を上げるガスも残り僅かだぁ!!!…〉
〈ッ!?…な、何ぃ!?…〉
また突如大きな音がスピーカーから聞こえて来た事で乗客達はビクッ!と…
すると誰もがスピーカーに注目をし始め!…
今度は何事!?と言った困惑の色を見せて居ると、スピーカーからは男の声が!…
そして最悪の事態がもう一つ起きた事を話し始める!…
と言うのも高度だけでも保ち考える時間を設けようとしたのだが、
そんな時間もない!とばかりに男はガスが無い事を口に!…
となるとそれを聞いたリナも当然驚きを露わに!…
さも目の前で希望が途絶えた様な!…
万策尽きた様な戸惑い様をスピーカー越しに取って見せると、
男は男であとどれ位の猶予なのか!…リナにガスの残量を話し続ける!…
〈ざ、残量は持ってあと数分!!…今出来るだけ高度を挙げようと必死だが!!…〉
〈………。〉
〈…ッ?…か、頭?…〉
それは今の現状から数分しか持たない事を口にすると、
それでも出来る限りの事はやっている!と…
何なら続けて指示を出して欲しい事も男は話し!…
しかし聞いた所でリナからの返事は返ってこず!…
ただスピーカーからは不気味な無音がずっと続く様に感じられると、
男が痺れを切らした様子でもう一つ言葉を…リナを呼ぶよう声を掛ける!…
すると今度は誰かが歩いている様な!…
そんな足音がまたスピーカーから聞こえて来ると、
リナが返事をする様に言葉を!…
〈…万事休すって所か…〉
〈ッ!?…えぇ!?…〉
この時その言葉はまるで全てを諦めた様に!…簡単に何も出来ない!と…
それこそ絶望も一周回って!…
何か笑えて来た様子で皮肉を込める様にそう言葉を零して行くと、
報告に来た男もそのリナの反応にこれまた戸惑い!…
スピーカーの前では乗客達もその言葉に慌てて見せる!…
何なら次には無責任!と言った罵倒の声が飛び出そうになるのだが、
しかしそうして慌てた所で!…言った所で当の本人達には伝わらず!…
一方でリナは淡々とこの後の事を予想し始め!…
〈…緩やかに落ちて行くであろうとは思うが…
それでもこの町中に落ちるとなると…相当な被害になるだろうな…〉
〈お、お頭!?…な、何を言って!?…〉
リナの予想ではさすがに一気に落ちるのではなく!…
緩やかに落下をして行くと、建物の上に乗っかる様にして不時着する!と…
が、だからと言って危険が無い!と言う訳では当然無く!…
まず建物に乗った所で安定性を取れるか?…
更にはその建物自体が飛行船の重さに堪えれるかどうか?と言った!…
不安要素について触れて行くと、飛行船内外で被害が!…
とにかくただでは済まないであろう事をポロポロと漏らす!…
それは自棄を起こしての言葉であるよう漏らして行くと、
男もそんなリナの言葉に戸惑った様子でツッコミを口に!…
だがそれでもリナのぼやき?はまだまだ止まらず、
仕舞には無い物強請りにまで至り始め!…
〈…はあぁ~……こんな時…親父が言ってた…
ワイバーンの油が有ればなぁ…〉
〈ッ!?…きゅ、急に何を言って!?…お、お頭ぁ!!…
ここで諦めるなんてお頭らしくねぇですぜぇ!!!…〉
その際まるで最後の最後で思い出した様に!…この危機を脱するモノか?…
徐にワイバーンの油!と…それが有れば窮地を脱せる様な事を口にすると、
一方でそんな事を零し出したリナに男も戸惑い!…正気に戻るよう言葉を掛ける!…
その際ここで諦めるのはリナらしくない様に言って見せると、
そのリナの周りにいる他の者達も励ます様にして声を掛け!…
と、スピーカー越しに聞こえて来る声に乗客達もハッ!と…
次第に感化された様子で聞こえないながらも!…
助かりたい一心でリナを応援する様に声を口々に漏らすのだが、
肝心のリナもそんな男達の声援に対してカッ!と怒り…
〈ッ!!…ッ~~~!!!…じゃあ如何しろってんだよぉ!?…
燃料も無ければガスもねぇ!!…
ただゆっくり萎んで行く風船で何が出来るって言うんだよぉ!?…
…俺だって諦めたかねぇよ!!!…でも如何しようもねぇんだよ!!…
他に手があるなら俺に教えてくれってんだよぉ!!!…〉
それはさも自分ばかりに期待するな!と…寧ろこの状況に対して答えを求め!…
リナもここから逃げ出したい様な苦痛の声を上げて行くと、
諦めたくも無い事を口に!…だが如何しても何も出来ない事を更に漏らす!…
そして徐々に怒りより悲しみの方が勝って来た様子で!…
リナの声が涙声に変わって行くと、現場はもうお葬式ムードの様に沈黙!…
一気にテンションは下がり切ってしまい!…
が、一方でここで突如ふと思い立った様に動きを見せる者が一人!…
__……スック!…ッ!…
「ッ!…だ、旦那…様?…」
と言うのも動き出した者とはマサツグであり!…一体何を思ってか?…
三人を体にくっ付けたままスック!とベッドから腰を上げると、
一方で突如マサツグが動き出した事にシルビィも思わずピクッ!と…
戸惑い様を露わにする!…
となると今度は困惑した様子のままマサツグに声を掛けて行くが、
マサツグはそんなシルビィに返事をする事は無く…
と、次には三人をくっ付けたまま徐に部屋の扉へ向かって歩き始め!…
__…コッ…コッ…コッ…コッ……ガチャッ!……
「ッ!?…だ、旦那様!?…何方に!?…」
__…チラッ?…チラッ?……ッ…コッ…コッ…コッ…コッ…
その扉の前に立つとまるで見えて居るかの様にドアノブを捻り!…
そしてそのまま外に!…飛行船の通路にそのままの格好で出て行ってしまうと、
シルビィもそんなマサツグを慌てて追い駆け!…
何処へ行くのか!?と声を掛ける!…
だがマサツグはそんなシルビィの問い掛けに対してやはり返事をする事はなく、
一人辺りを気にする様な素振りを露わにし!…
と、途端に何処かへ向かう様に歩き始め!…
となるとそんなマサツグの様子にシルビィも更に慌て!…
当然如く追い駆けマサツグの心配をするのだが、
マサツグは足を止めない!…ドンドン何処かに向かって歩き続ける!…
「だ、旦那様何方に!?…ご用命であればこのシルビィが!!…」
__コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…
「ッ!?…だ、旦那様!?…旦那様!!…」
その際シルビィも一度足を止めて欲しい様に三度声を掛けて行くと、
何なら自分が代わりに!とばかりに言葉を続け!…
が、それでもマサツグは一切止まらず!…
方向としてはエンジンルームに向かって居り!…
一体何の目的か?…とにかく急ぐ様にマサツグが早歩きで歩き続けると、
シルビィもそれに合わせて慌てる!…
待って!と呼び掛ける様にマサツグを何度も呼んで見せる!…
だがやはり幾ら呼ぼうとも効果はなく!…
ただマサツグに付いて行き!…
__コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…
「ッ!…だ、旦那様?…ここは?…ッ!!…だ、旦那様!?…」
と、終いには本当にエンジンルームの前へと辿り着き!…
その道中人とすれ違う事は全然無く…
無事にここまで辿り着けた事にシルビィが思わず驚いていると、
一方でマサツグは躊躇する事無くエンジンルームに突入!…
やはり進む足を一切止めない!…
尚そこにはキープアウト!と黄色いテープが扉に貼られて有ったのが、
マサツグはそれをガン無視!…となると更にこれまたシルビィは慌てて行き!…
そのマサツグの止まらない様子に!…最悪強硬手段も!…
マサツグを止める為に致し方ない!と覚悟を心の中で決めて行くと、
それでもマサツグを信じて何度も呼ぶ!…
が、ドンドン奥の方へと進んで行く!…そして!…
「…クソッ!!…何処にも!!……ッ!?…
お、おいアンタ!!…ここで何を!?……ッ!?…」
エンジンルームにはまだ諦め切れない様子で燃料を探す船員達の姿が!…
と、中には空賊も混じっており!…とにかく慌しい様子を見せて居る一方、
そこにマサツグが妙な格好で登場をし!…何なら更にはシルビィも引き連れ!…
それこそ最初はマサツグが来た事に船員や空賊がピクッと反応を示すと、
注意をしようとするのだが!…しかしシルビィの姿も見た途端にギョッ!と…
何か恐怖を感じる様な慄き様を見せ!…
思わず黙ってしまう様なとにかく警戒具合を露わにすると、
これまた一方でそんな船員達など御構い無し!…
これが最後とばかりにシルビィがマサツグを呼び!…
「旦那様!!!…」
「あ、あのおっかないメイドの姉ちゃん!!!…
な、何でまた!?…てか旦那様って!?…」
それこそ止まって欲しい様子で若干叫び気味に声を張り!…
だがやはりマサツグは依然としてエンジンに!…
全然止まる気配を見せる事無くどんどんエンジンに近付いて行くと、
船員もそのシルビィの叫び声にまた驚く!…
そしてシルビィの主人がマサツグである事をここで知る!…
まぁ知った所でだから何?と言う話しなのだが、
とにかく各々はそのシルビィの様子に戸惑い!…
一方で止まらないマサツグにシルビィも覚悟を決めて行き!…
「…旦那様!!!…
…ッ…主が凶行に走ったのなら!!…それを止めるのもまた従魔!!…
…ッ!!…申し訳ございません!!…旦那様!!!…」
__グッバシュン!!…コオオオォォォォ!!!…
それは宛ら刺し違えても止める!とばかりに…葛藤するよう言葉を漏らし!…
それでも自身の信念に従いマサツグを止める事を先決すると、
グッと苦虫を噛み潰した様な表情を浮かべつつ!…
次にはマサツグに向かいクッと腰を落として襲い掛かる!…
その際思いっきり踏み込み背後から羽交い絞めにしようと考えるのだが!…
ここで爆発反応装甲!とばかりに…
いやこの場合は[気配察知装甲]と言うべきか!…
とにかく背中に張り付くハクがピクッと反応をすると、
マサツグに任せられた?事からしっかり仕事をし始め!…
__ッ!!…ンバッ!!…クルンッ!!…ガッシ!!…
「ッ!?…」
__スウウゥゥ~~…フウウウゥゥゥゥ!!!!…パキキキキキイイィィ!!!…
ハクは自身の両腕に力を入れると、ピョンと跳ねてクルッと振り向き!…
そしてまた後ろを向きながらマサツグの肩に手を掛け!…
背後から襲い掛かろうとするシルビィに対して迎撃の構えを整えて行くと、
そんなハクの様子にシルビィも思わず驚き!…
と、驚いている隙にハクが徐に息を吸い出し!…
そしてシルビィに狙いを定めながら!…
今度はフゥ~!と氷の息を吐いて見せると、
シルビィもそんなハクからの反撃にこれまた戸惑い!…
反射的に回避をする!…
その際辺りにヒヤッと凍て付く様な寒さが広がって行くと、
船員達も思わずさむっ!とばかりに身震いをし…
一方でシルビィはそんなハクからの攻撃にこれまた更に戸惑い!…
__ッ!!…ババッ!!…ザザアアァァ!!!…
「ッ!!…ハク様!!!…」
「シルビィでも先生の背中は襲わせません!!…
ハクがしっかり守るのです!!!」
急いで止めないといけないと言うのに、ここに来てハクの反応装甲が邪魔をし!…
となるとシルビィも困った様子でハクを呼び!…
邪魔をしないで!とばかりに必死の表情をするのだが、
ハクはそんなシルビィを見ても構わず敵意を向け続け!…
近付かせない!と言った気概を見せる!…
と言ってもそこまで本気のモノでは決してなく、
あくまでもマサツグの邪魔はさせない!と言ったモノで!…
何ならやる気満々なのかマサツグを護る!とハクは豪語して行き!…
そして離れる様子も見せず!…
ブラン!とぶら下がり続けながらシルビィにジッと視線を向けると、
シルビィもそんなハクの敵対に更に慌てる!…
だがそれでも止まらない姿勢も露わにする!…
「ッ!!…クッ!!…それでも!!…主の凶行を止めるは我が使命!!!…」
__ババッ!!…ッ!!…フウウウゥゥ!!!…パキキイィ!!!…
「ッ!!…二度も同じ手は!!…」
ここで引き下がる訳には行かない!とばかりにシルビィも奮起!…
また自身の信念を口にして見せ!…
再び果敢にマサツグへ向かって攻め始めると、
ハクもピクッと反応をしてはまた!…
シルビィに向かい氷のブレスを吐いて行く!…
だが勿論シルビィもそんな馬鹿の一つ覚えではない様子をハクに見せ!…
と言うのも次にはその向かって来る氷のブレスを分岐点に!…
当たる直前位で左右に分かれるよう二手にバッと分身をして行くと、
続けて左右からの攻撃を仕掛け!…
__パキキイィ!!!…フッ…バババッ!!!…バシュンッ!!…
「ッ!?…ッ~~~!!!…フウウウゥゥ!!!…」
となるとハクもそれを目の当たりにして途端に慌て!…
しかしそれでもシルビィに対抗の意志を見せる事に!…
途端にクッと持ち直すと、今度は首を左右に振ってブレスを拡散させ!…
と、勿論その分威力は下がってしまうのだが!…
それでも攻撃を喰らうよりはマシ!と考え…
あくまでもシルビィの攻撃を中断させる事だけに重きを置くと、
二体纏めて動きを封じよう!と必死にブレス!…
するとシルビィもまた驚かされた様子で反応をする!…
《ッ!?…首を振って!?…ですが!!…》
__バシュウゥゥン!!!…パキキイィ!!!…ッ!?…
その際ギョッとするそんな反応を見せるのだが、
次には意を決した様子でハクを見詰め!…
と言うのもそのまま真正面から衝突して行き!…
その時両腕でバッテンを作る様に!…
ガードの体勢で更にハクへ迫って行くと、
さすがにノーダメージと言う訳には行かないのか!…
その両腕が凍て付かせ苦痛に耐える!…
しかしそれでも退かないシルビィの様子にハクもこれまた驚いて見せると、
思わずブレスを止めてしまいそうな!…
{…ッ!!…こ、ここで止めちゃダメなのです!!…止めたらシルビィに!!…}
《ッ!!…クッ!!…押し通らせて頂きます!!!》
が、だからと言って本当に止める様子もなく!…
依然としてブレスはそのまま続行して行き!…
首を振って必死にシルビィに牽制をして行くが、
シルビィも負けない!と言葉を口に…
更にハクへと迫って行く!…
そしてその攻防に思わず周りで寒い!と感じている船員達も!…
息を飲む様に見詰めていると、遂にはシルビィがハクを押し切り!…
それこそ目の前まで迫って見せると、一気にハクへ向かって両腕を伸ばし!…
__…ッ~~!!!…バッ!!…ガッシ!!…
「ッ!?…な!?…」
凍て付き思う様に動かせない中!…
それでもハクに向かい手を伸ばし、そしてハクの両脇にスッと手を入れ!…
となるとそのシルビィの攻撃?にハクも戸惑い!…
それこそ思わずブレスを止めてしまう程に動揺!…
チラチラとその自身の体を掴むシルビィの両腕に視線を向けると、
一方でシルビィはそこから更にグッ!と…
ハクをマサツグから引き剥がしに掛かる!…
それこそハクのブレスが止まった事を好機!とばかりに…
これまた一気に力を入れ!…
__ッ…ッ~~!!!…ムシイィィ!!!…ッ!?!?…
「しまっ!!…」
この時凍て付くシルビィの両腕に激痛が!…それこそ取れてしまいそうな程に!…
と、さすがにそこまでは行かないのだが!…
それでも引っ張る事を躊躇する位にシルビィがクッ!と…
苦痛に顔を歪めるそんな様子を見せるのだが、それでもハクを引き剥がしに!…
更に腕に力を入れる!…
するとハクも当然それに合わせて剥がされまい!と抵抗をしようとするのだが、
反応が遅く腕に力が入らず!…結果、毟り取られる様に引き剥がされ!…
となると引き剥がされた事にハクは戸惑い!…思わずこの後如何すれば良いか!…
分からず固まり困惑の言葉だけを漏らしていると、一方でもう一体の分身が!…
マサツグを止めようと向かって行く!…しかし!…
「…やれやれまだまだじゃのぉ、白いのその弐?…
そんな事ではマサツグの背中は守れぬぞ?…」
__ッ!?…シュボオオォォ!!!…ッ!?……
ハクを取り除いた所でまた一難!…それは先程までの様子を見て居た様で!…
ハクにまだまだ!と力不足である様な事を笑いながら言葉にすると、
向かって来た分身を容赦なく焼く!…
今度はフィロが近付かせない!とばかりに怪しく笑う!…
因みにフィロは未だマサツグに熱烈に抱き抱えられており、
ハンデと言った具合に右腕だけしか動かせず!…
因みにフィロが焼いた分身は偽物で有り!…
本体は後生大事そうにハクを抱え、今度はフィロが相手か!と…
元?魔王が相手となって思わず怯む様子を見せて居ると、
フィロは更にくふふ!と笑う…何なら徐に意味深な言葉を口にする!…
「…そして…マサツグを止めるにしても、ちぃ~とばかし遅かったようじゃな?…
…と言うより何故止めようとして居るのかが分からんのじゃが…
…まぁ良い!…わっち達の勝ちである事を変わりはないのじゃから!…」
と言うのもまるでマサツグとグルであるかの様に言葉を口に!…
そして止めに入るにしては遅い!と…
何ならそのシルビィが止めようとする理由についても!…
分からない事を続けて行くと、何故か宛ら悪役の様に!…
それも如何でも良い!とばかりに笑みを浮かべる!…
そして意味深に自分達の勝利である事を更に漏らすと、
そのフィロの意味深な口ぶりにシルビィもハクを抱えたまま戸惑い!…
何ならハクも何の事か分かっていない様子でキョトンとしており!…
「か、勝ち?…一体何を!?…」
「……ンなモンわっちに分かる訳なかろう?…」
「ッ!?…え?…」
と、今度はシルビィが如何言う事なのか?とばかりに言葉を口に!…
その際戸惑い混じりに勝ちと復唱をして見せ!…
それこそフィロにその意味を尋ねるよう困惑の言葉も続けるのだが、
フィロはそのシルビィの心情を読み取ってか!…次には知らない!と返事をする…
この時キョトンとしてただその場の空気に乗って悪役を演じた様に言葉を返すと、
シルビィもそんな返事が返って来た事で勿論戸惑い!…
するとフィロは更にその事をわざわざ口にして悪乗りをした事を明かし始め!…
「ただ面白そうであったから乗ってみたまで!…
マサツグが何をしようと…わっちは最後まで妻として添い遂げるだけの事じゃ!…
…それにお主が心配をする様な…そんな野暮な事をマサツグがするとは思えん!…」
__ッ!……ッ…
その悪乗りについての理由もただ面白そうであったから!と…
そして自分はマサツグを信じている!とばかりに…
何が有っても離れない事をこれまた堂々と口にすると、
更にはシルビィの心情を読んでか!…
シルビィが心配をする様な事はしない!と更に話して見せる!…
と言うか思いもしない!と心から信頼をしてる様に話しをすると、
そのフィロの言葉を聞いてシルビィもピクッ!と反応をして見せ!…
と、何なら言われて若干ショックを受ける様な素振りも露わに!…
因みにハクが反応したのはシルビィの殺気を感じたからで!…
だがもう感じない事から大人しく!…
これは何の話?とばかりにまだシルビィに抱えられていると、
一方でフィロはシルビィを揶揄う様に!…更に言葉を掛けて行く!…
「主君を思う気持ちは本物で在れど!…
主君を信じる心は今一つと言った所かや?…
…さて?…肝心のマサツグは何をする……ンン?…」
そのシルビィの忠誠心は本物である事を認める一方、
まだマサツグの事を信じる力が足りない!と怪しく笑い!…
と、それを指摘される様に言われた事でシルビィはクッ!と…
悔しがる様な素振りを見せ!…
ハクもそんな気を感じてかチラッとシルビィの顔を覗き込むと、
更に訳が分からない様子でキョトン!と…何なら首を傾げて見せる!…
と、シルビィとハクがそんな反応を見せて居る所で!…
フィロはまたマサツグの方に興味を向けると、
何をしているのか?と言葉を口に…
するとそこでゴソゴソとアイテムポーチを弄っている様子を目にして行き!…
__ゴソゴソッ!……ッ…トプンッ!…
「マ、マサツグ!!…それは!!…」
この時フィロの拘束は勿論!…ではなくやはり不安なのか片腕で抱え!…
と、胸元にあるアイテムポーチを器用に開け!…その中から革袋を…
いや何かの臓器の様な妙に肉々しい物を取り出すと、
その取り出した物にフィロも機敏に反応!…
それこそその物を知っている様子で若干戸惑う!…
となると次にはそれをどうするのか!?とマサツグに問うよう言葉を掛けると、
一方でマサツグは更にエンジンにへと近付き!…
__…ッ…ッ!……コッ…コッ……ガタッ!…ガタガタガタガタッ!!…
「ッ!?…お、おい何をして!!…」
「や、止めろ!!…壊す気……!!…」
その際フィロに先程の革袋を持たせつつ!…
と、次には途端にエンジンの周りを探り始め!…
ガタガタ!弄る様な荒々しい様子を見せ始めると、
勿論船員達もそれを見て慌てる!…
となると当然そんなマサツグの凶行?を止めようとする!…
しかしそれも遅い!とばかりにマサツグがある部分を見つけて行くと、
フィロに渡した革袋を今度はスッと受け取る様に手を差し出し!…
するとフィロもそれを見てピクッと反応をして見せ!…
マサツグに革袋を手渡し!…何か心配そうなそんな視線を向ける!…
一方でマサツグもその革袋をある部分に持って行き!…
革袋の中身を流し込む?…とにかく奇妙な行動を見せるのであった!…
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ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。
ガチャ好きすぎて書いてしまった。
おばさん冒険者、職場復帰する
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ファンタジー
アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。
子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。
ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。
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生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。
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剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。
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※小説家になろう様にも掲載中。
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
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コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
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カクヨム様にも投稿しています。
【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
水都 ミナト
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【第二部あらすじ】
地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。
ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。
そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。
一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー
狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください!
【第一部あらすじ】
人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。
しかも、ボスの間にーーー
階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!?
「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」
「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」
パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。
一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…
今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー
※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。
※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。
※なろう様、カクヨム様でも公開しています。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
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※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
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神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
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カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
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「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。
試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。
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タイトル名が少し違います。
魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は黒魔法と白魔法を覚え世界にただ1人のトリプルジョブに至る~
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