どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-

-第九章三十七節 アムネスの質問と台風な母親とまとめ役の将軍-

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ある意味今一番見つかって欲しくない物が見つかった事で辺りは騒然!…

あの心優しい笑顔を絶やさないスティングが珍しく顔を引き攣らせ、

ショックをトコトン露わにし!…

するとその隣ではアムネスがもうまるで玩具を見つけた様にウッキウキ!…

笑いを我慢出来ない様子で口角を挙げ!…

その際仕舞には手に持っていた扇子を開いて口元をパッと隠すのだが、

それでも尚笑って居るのがよぉく分かり!…一方でラインハルトもこれには困惑!…


{い、いつの間にその様なモノを!?……と、言うより!…

何時!?…どの様なタイミングでその式を挙げたと言うのだ!?…

そ、その様な機会など全くと言ってもいい程!?…}


__どよどよ!?…ザワザワ!!…どよどよ!?…ザワザワ!!…


と言うのもいつの間にそんな写真を撮っていたのか!?と…

こっちはこっちで知らなかった様子で!…

何ならいつ式を挙げたのか!?と誤解までし始めると、

とにかく慌てるリーナと石化するマサツグを交互に見る!…

やはり戸惑いを隠せない様子を露わにする!…

そして同じくこの状況に居合わせている面々も!…

面倒な事になった!とばかりに戸惑ってしまうと、

如何フォローを入れるかで悩み出し!…

が、集中力を乱す様に兵士達がどよめき!…

と言うのも家出をしたと思ったら男を連れて帰って来た!と…

同じく誤解をした様子でこれまた慌て!…

落ち着かない様子を見せて居ると、

ここでアムネスが助け舟?…ある事を口にする!…


「…リーナ?…貴方に問いたい事が有ります…」


__ッ!……ッ…


「ッ!?…は、母上?…」


それは徐に質問がある様子でリーナを呼ぶと、ジッとリーナの事を見詰め始め!…

と、急に先程まで笑って居た様子がフッと消え!…するとこの様子にラインハルト…

だけならず周りの兵士もピクッと気が付いた様子で反応をすると、

妙なまでに真剣と言うか!…とにかく緊張感の在る様子が出来上がって行く!…

尚スティングはそれ所ではない具合に!…

未だショックを受けている様子を露わにすると、

改めてその写真に写っている二人の姿をジッと見詰め!…

一方でリーナも呼ばれた事で戸惑い返事!…一体何事なのか?と…

何故急に呼ばれたのか分かって居ない様子で母上とアムネスの事を呼んで行くと、

更にアムネスは爆弾を!…トンデモナイ事を直球で尋ねる!…


「…リーナ…貴方はその殿方の事が好きなの?…」


__ッ!?…どよぉ!?!?…


「ッ!?!?…は、母上ぇ!?」


その時尋ねた言葉はマサツグの事が好きなのか?と、

となるとこの改めての問い掛けにその場の全員がどよめき!…

それこそ一体何を思って!?とばかりに…

ただとにかく戸惑い様を露わにしていると、

その直球の問い掛けにリーナも当然困惑!…

何なら酷く動揺した様子でもう一度アムネスを母上!と呼ぶ!…

この時返事をする際バッと立ち上がって顔を真っ赤にする反応も見せてしまうと、

それはもうリーナの気持ちを物語っている様にも見えるモノで!…

と言うかもはや言わずもがな!と言ったところでは有るのだが、

それでも尚アムネスの問い掛けは更に続き!…


「この精巧に描かれて有る絵を見る限り…

無理やり貴方が描かれたと言う訳では無さそうね?…

何故ならこの絵に描かれて有る貴方は幸せそうに…

そこの殿方と腕まで組んで!…仲睦まじい様子見られるモノ!…」


「は、母上!!…今は少しそのぉ!…は、発言を控えて頂きたく!!…」


それはもう質問と言うよりかは尋問の様な?…

その際やはりまだ写真と言う物はこの世間一般に普及していない様子で、

アムネスは写真の事を精巧な絵!と言い…

するとこの時また興味深そうにチラッと、

スティングの手に握られている写真に視線を向け!…

その写真に写っているリーナの様子を続けて口に!…

と言うのも第三者から見てもハッキリと幸せそうである!と…

さもリーナを追い込む様にマサツグと仲睦まじい様子!とまで言って見せると、

リーナもそんな事を言われて更に大慌て!…

それこそもう黙ってくれ!とばかりに両手を振り回しながら抗議をする!…

何ならその時のリーナとアムネスの様子と言うのは、

まるで思春期の娘を揶揄う母親の光景の様で!…

が、だからと言ってアムネスの追撃はまだまだ終わらず!…


「ッ!…あら、これは大事な事だから聞いて居るのよ?…

…貴方の気持ち一つ次第で…今後この国の運命が左右される事なのだから!…」


「ッ!?…な、何や豪い大事になって来たな!?…

…てかあの王妃様、何か外堀埋めようとして無いか!?…」


アムネスは更にこれは大事な事!と言って話しを続行!…

それこそこの国スプリングフィールドの運命にも関わる!と…

ただ一人の娘の色恋沙汰では無い様な!…

急にスケールのデカい話である様に言葉を続けると、

その話を聞いてマサキも思わずピクッ!と…

ツッコミを入れる様に言葉を漏らす!…

そして更に何かアムネスの言動から怪しい気配が感じられると、

その事についてもポロッと漏らし!…が、アムネスはそんな事など御構い無し!…

また単刀直入に質問をして行き!…


「で、如何なのリーナ?…貴方はその殿方の事が好きなの?…

…それとも好きでもない相手とこの様な絵を描かれる事が趣味なのかしら?…

…だとすれば少し頂けない趣味を持った様ね?…言うなればふしだら…!」


「ッ!!…な、何を馬鹿な事を!…

わ、私はマサツグの事を心から信頼し!!…そして愛して!!……ッ!?…」


それこそ今度はまるでリーナを焚き付ける様に言葉を口に!…

再度マサツグの事が好きかどうかを尋ねた後、

その騒動となっている写真についてさもお遊びで撮ったのか?と…

或いは不純!と決め付ける様な事を口にすると、

そのアムネスの言葉に対してリーナもムッ!と…

となると次には勿論とばかりに反論の言葉を口にする!…

それこそ話しを遮りカッとなった感情のままに!…

マサツグの事が好きである事を堂々話すと、

その言葉を言い切った所で改めて自分が今!…

何を言ったのか?に気が付いた様子で!…

が、一方で既に時お寿司!と言った具合でほくそ笑み!…


「ッ…ならもう答えは出ている訳なのね?……ッ…

で、あれば私から言う事は何もありません!…

…それにこの方は一度ならず二度も…貴方の事を救った方なのですものね?…」


「ッ!?…ッ…ッ!!…ッ~~~~~!!!!…」


それはまるでその反応が見たかった!とばかりにニコニコ!…

いやこの場合は意地悪そうにニヨニヨ!と言うべきであろうか?…

とにもかくにも…リーナが如何に真剣であるか?を引き出せた所で!…

アムネスはさも自分の仕事は終わった!と言わんばかりに話しを簡単に纏めると、

返事が聞けた事で満足!と…

更にリーナがマサツグに惚れた理由についても納得する!…

その際自身がまだ現役で有った時の事を思い出す様に、さも自分にもそんな話し…

或いは事柄が有ったかの様なそんな反応をチラッと見せると、

未だショックを受けるスティングの事をチラ見して行き!…

一方でショックを受け続けるスティングは未だ何ともと言った様子で…


「…そうか……いやそうだなぁ…

…リーナももう…結婚をしても可笑しくはない歳なのだな…

…嗚呼…今になってあの小さなリーナが…

こんな立派に…ッ…グスッ!…ッ~~~…」


「ッ!?…ちょ!?…お、王様!!…そ、そんな泣き出さなくても!!…」


一気に老けた様子で覇気が無くなり、その写真を見詰めながらシミジミ…

この時スティングの頭の中では走馬灯の様に!…リーナの生まれた時から始まり、

徐々に大きくなって幼稚園児位!…そして小中高と学校では無いのだが、

感覚的にはそんな感じで自分の娘が大きくなって行くのを思い出し!…

そして今になって結婚適齢期!と…ここまで大きく育ってくれた事に感謝をしつつ…

こうして手塩にかけて育てた愛娘が巣立って行く?…

そんな姿に思わず涙が込み上げて来ると、面前の前だと言うのにボロボロ!…

何ならシオシオと萎れる様子まで見せ始める!…

となるとそんなスティングの様子にマサツグもハッとここで漸く我に返ると、

慌ててスティングに声を掛け!…

が、迂闊に近付いた事で更に話しはややこしくなり!…


__ガッ!!…ッ!?…


「…娘を!…娘をよろしく頼む!!…」


__どよぉ!?!?!?…ザワザワ!!…ザワザワ!!…


その際勿論誤解を解く意味でマサツグは行動!…

近付くなりスティングの肩に向かい手を伸ばし、

とにかく落ち着かせようとするのだが!…

しかしそんなマサツグの手を拒むよう途端にスティングがバッ!と反応…

と言うのも伸びて来るマサツグの手頸をガッと捕まえ!…

そしてもう片方の手でその掴んだマサツグの手と!…

握手をする様に握り始めると、涙でボロボロの顔をスッと挙げ!…

更にマサツグへリーナを頼むよう言葉を口にして見せる!…

この時そのスティングの表情からは私怨は無く、

マサツグなら任せられる!…だがやはり悲しい!と言った表情が見られ!…

と、国王であり父親であるスティングがそんな事を言い出したモノだから!…

更に現場はパニック!と化し…もはや大事件へと発展して行き!…

兵士達や大臣!…とにかく各々が大混乱の様子を見せて居ると、

一方でそのスティングの認める言葉にリーナは更に赤面!…

もはや蒸気機関車の様に頭から湯気を出し!…


__ッ!?!?…ッ!?!?!?…ポッポオオオオォォォ!!!!……ッ…フラァ…


「ッ!?…リ、リーナ!?……ッ…しっかり、しっかりしろ!!…」


__はらひれほろはらぁ~~……ッ!?…


余りの羞恥心?からか遂にはオーバーヒートを起こした様子でフラ付き倒れ、

終いには目を回し気絶する事態に…

その際近くにいたラインハルトが慌ててリーナを受け止めて行き!…

すると次には心配をする様にリーナへ声を掛けて行くが、

そこにはやはり目を回しキャパオーバーの様子を見せるリーナの姿があるだけで!…

となるとそんなリーナの様子に初めて!とばかりにラインハルトが慌て始める!…

それこそオロオロとするよう辺りに視線を向けると、

近くにいた兵士に慌てて声を掛けるなり水と氷を持って来るよう!…


「ッ!?…ッ!!…お、おい!!…今すぐ水!!…

あぁいや!!…氷も持って来るのだ、大至急!!!」


__ッ!?…ハ、ハハァ!!…


この時別に怒っている訳では無いのだが、とにかく慌てる余りに抑えが利かず!…

まるで怒鳴る様にして兵士達に指示を出すと、

その指示を出された兵士達もこれまた戸惑う様子を見せ!…

となると謁見の間内はまるで事件が起きた様に!…

兵士達は騒然とし続け!…オリハ達もそんな怒涛の展開に驚き戸惑い!…

一体何が如何なって!?と話しの展開について行けない様子を露わにすると、

一方でこの話の流れに大変なまでに遺憾の意を持つ者が三匹!…

当然とばかりに怒りを燃やす!…そして火種の原因?であるマサツグはと言うと、

スティングに泣かれ縋り付かれては身動きが取れず!…だが誤解である事を訴え!…


「ま、待って王様!!!…誤解!!…誤解なんです!!!」


「娘を!!…娘を如何か!!…如何か!!……ッ~~~!!…」


何とか誤解を解いてスティングに冷静になって貰おう!と…

その際スティングが勘違いをしている事をマサツグがトコトン口にするが、

しかし肝心のスティングが一向に話しを聞こうとせず!…

と言うよりマサツグの言葉が届いていない様子であり!…

ただリーナを任せる事を口にし続け!…未だ涙でボロボロの様子のまま!…

必死に懇願をするそんな反応をマサツグに見せると、ずっと手も離そうとしない!…

感じ的にはさも逃がしてなるモノか!と言った様に感じてしまう!…

となるとそこにいつものあの聡明な王様の姿はなく、

まるで駄々を捏ねていると言うか!…

とにかくこんなスティングにマサツグもずっと戸惑いっぱなしで!…


「ッ!?…駄目だ全然話を聞いてくれねぇ!!…

て言うか言葉が耳に入ってない感じ!?…

何なら王妃様も見てないで助けて!!…」


一応スティングの状態についても慌てながら大体把握!…

もう幾ら何を言っても無駄である!と…

何か別と言うかスティングへのアプローチが必要がある事を考えると、

同時にこの事態を招いたアムネスに対して文句も口に!…

と言うよりかはスティングを如何にかしてくれ!とばかりに助けを求める!…

するとその助けを求める言葉に対して!…

肝心のアムネスはさもしれっと恍ける様なそんな反応を露わにすると、

次には特段慌てる事無く淡々とこうなるとは思っても無かった様子で零し始め!…


「…まさかこんな事になるとは思いもしませんでしたわねぇ?…」


「ッ!?…はぁ!?…」


この時その様子と言うのはマサツグから見ればワザとらしく見えるモノで!…

と、アムネスがそう言って恍けるモノだから勿論困惑!…

もはや素の様子で思いっきりハァ!?と…戸惑いの言葉を漏らして行くと、

さも抗議をするようジッとアムネスを見詰め!…

だが肝心のアムネスは気にしていない様子で有り!…

視線でも抗議をして来るマサツグに対し!…堂々と涼しい顔をして見せると、

扇子で口元を隠し!…フイッと視線を逸らして行く!…

そして徐に思い出すよう更に言葉を続け出すと、さも予言通りとばかりに!…


「ほら…御前試合の表彰式前に言っていた言葉…

あれがよもや現実になってしまうとは…

…運命と言うのは…本当に面白い!…」


「ッ!?!?…お、面白がってる場合じゃないでしょうがあぁ!!…

だ、大体!!…アンタが余計な事を!!…ッ…ッ~~~!!!…

ああぁぁもう!!!…如何していつもこうなる!!!」


と言うのもアムネスはまた懐かしい話を引っ張り出し!…

あの時言った言葉が現実に!と…

さもこれも運命!とばかりにフフフ!と笑ってマサツグに話すと、

当然マサツグもツッコミを口に!…面白くない!と慌てて見せる!…

するとそこから更に文句を言うようアムネスに言葉を続けて行くが、

やはりアムネスは聞いていないと言うか聞こえていない振りをしてそっぽを向き!…

と、そんなアムネスの反応を見てマサツグもピクッ!と…

次には発狂するよう思わず怒りを!…そして上手く事が進まない事に対して!…

何で!?と怒りの方向に近い怒声を挙げて見せてしまうと、

またその吠えるマサツグの様子に周りの兵士達もギョッ!と…

余計に混乱をしてしまう!…

となるとそんな様子を見てラインハルトも呆れ出すと、

自分が動かない事には事態が収拾しない事に気が付いた様子で!…


「…はあぁ~…リイシア!!…幾ら何でもやり過ぎだ!!…」


「ッ!…あら?…」


それは丁度水と氷を持って来るよう頼んだ兵士が戻って来た所で!…

ふと気付くと身振り手振りでリーナの治療?をその兵士に任せ出すと、

スクッと立ち上っては徐に溜息を一つ!…

そしてアムネスの本当の名前を口にして行き、

その呼び方を変える事で真剣である様な!…

何か様子が違う反応をラインハルトが露わにすると、

次にはやり過ぎ!と苦言を漏らし…

と、そのラインハルトの言葉にアムネス!…

いやリイシアもピクッと反応を示す!…

そして珍しく何か不味い?と言った具合に慌てるそんな様子を見せると、

ラインハルトは更に続けて事態の収拾に掛かって行き!…


「…全員に通達!!…

取り敢えず迎えの場をこれで終わりとし、各々は持ち場へ戻る事!!…

尚リーナに関しては自室へ運び、治療と安静に従事させる!!…」


__ッ!?…ハ、ハハァ!!…


それこそ見事な統率力を発揮する様に!…堂々とした立ち振る舞いで声を上げ!…

慌てて混乱する兵士達の冷静さをその声だけで取り戻させると、

更には次の指示をそれぞれ口に!…

余計な事を考えさせる余地すら兵士達に与えて行かない!…

と言うのもこれ以上マサツグ達に余計な醜態を晒さない様にする為の意味もあり!…

まるで急かす様に指示を出すと、兵士達ももはや反射条件とばかりにピクッと反応…

となると途端にラインハルトから言われた通りに動き始める!…

その際暫くしてリーナは担架の様なモノに乗せられると、

そのまま兵士達に足早に運ばれる事となり…


「…近衛も一度王を離れさせ!…落ち着かせる事に従事!!…」


__ッ!?…どよぉ!?……ッ…ハ、ハハァ!!…


一方で更にラインハルトの指示はまだまだ終わらず!…

今度はマサツグに縋り付くスティングを落ち着かせよう!と…

無茶とは分かって居ながらも近衛兵達に視線を向けて行くと、

マサツグからスティングを引き剥がすよう指示を出し!…

と、同時に落ち着かせる事も口にして行き!…となると言われた方も大いに戸惑い…

だが言われたからにはやるしかない!と…言われて数十秒は戸惑って見せるが…

その後には意を決した様子でマサツグの元へと駆けて行くと、

丁寧かつ慎重に引き剥がして行き!…

そして三人掛りでスティングを一度謁見の間から退場させ!…


「…そしてマサツグ殿達も今日はこの城に停まって行かれよ!…

後日王よりお礼の言葉を賜って貰う!……あとリイシアは説教だ!!…

久しぶりに3時間コースと行こうか!?…」


と、今度はマサツグ達に対しても謝罪をするよう!…申し訳無さそうに頭を下げ…

今日は一旦お開き!と言って城に泊まるよう言葉を掛けると、

その他オリハ達にもスッと視線を向け!…

すると同じく!と言った具合に頭を下げる!…

その際同時に後日仕切り直す事も口にすると、これで終わりと思った矢先!…

更にもう一つやらねばならない事がある!とばかりに、

次にはクルッとリイシアの居る方を振り向き!…

と言うのもこの騒動を引き起こした元凶に説教を!と…

久しぶり!と言って呆れて見せ!…

若干怒気を強めるようそんなトーンで言葉を漏らすと、

リイシアもそんなラインハルトに慌てて見せ!…


「ッ!?…あぁら?…やり過ぎちゃったかしら?…」


「…では急ぎ職務を全うせよ!!…解散!!!」


__ッ!?…ハ、ハハァ!!!…ドタバタドタバタ!!……ッ…はあぁ~~…


それはもう慌てる様にして言葉を口に!…そして思わずラインハルトから後退り!…

その様子は悪戯がバレた子供の様であり、

珍しく恐々とするリイシアの様子にそこまでなのか?と言った愚問を感じ!…

一方でまだ残っている兵士達に対してもラインハルトは解散!と…

するとそれを言われて兵士達は蜘蛛の子を散らす様に!…

さも巻き込まれない様に!とばかりに散開し出す!…

さて漸くかたっ苦しいと言うか…

やはり面倒事に巻き込まれた事でハアァ~っとマサツグが溜息を零していると、

次にはリイシアが慌てた様子でマサツグの元へと駆け寄り!…


__タッタッタッタッタッ!!!…ガバァ!!…ッ!?…


「え?…え!?…」


駆け寄るなりリイシアはマサツグにガバッと抱き付き、

そしてそれを見た某・三匹も途端にピクッと反応!…

となると三匹は一気にリイシアに対して敵意を剥き出し!…

だがリイシアはお得意のスルースキルを発揮し!…

その敵意をさも相手にしない様にマサツグへギュッと抱き付くと、

一方でマサツグも今度はリイシアか!?と…

抱き付かれた事に戸惑い始める!…するとそんな戸惑うマサツグをもスルーすると、

今度は助けて欲しい様な事を口にして行き!…


「あぁ~ん!…冒険者様お助けになって!…クマの様な大男が!!…」


「ッ!!…誰がクマか、誰が!!!…

それよりも性懲りもなくまたお前はマサツグ殿に!!…」


言わずもがな要はラインハルトの説教を逃れたい様子で、

この時リイシアはまるでか弱いご婦人であるかの様に!…

猫を被ってマサツグにクマの様な大男が!と言って見せると、

その熊の様な大男ラインハルトがリイシアに対して文句を!…

それこそ堂々とツッコミを入れる!…

そしてまたマサツグに絡んで行った事に呆れるよう怒りを露わにすると、

マサツグを挿んでリイシアの前に立って見せ!…

と、一方でリイシアもマサツグの背中に収まるよう隠れて見せ!…

となると巻き込まれたマサツグもこれまたオロオロ!…

第二回戦勃発!?とばかりに如何やって逃げようか?と考え出すと、

その怒気を強めるラインハルトに対してリイシアが言い訳を!…

反省?とは思えない言葉を口にする!…


「…あの子の事だから!…良かれと思ってやっただけよ!…

…それにあの子も満更でも無さそうだし?…あとぉ…

私もぉ~…この子の事がお気に入りだし?…」


何でもリイシアとしては奥手なリーナを思って!…

あの様な焚き付ける言葉を口にしたらしく、

何ならリーナもその気であった!とばかりに…

と、それこそ自分は後押しをした!と主張するよう言葉を続け!…

だが当然その言い訳がラインハルトに通じる筈がある訳もなく!…

宛ら焚火に薪を焼べるよう!…結果としてラインハルトの怒りに!…

更なる可燃材料を放り込んだだけに終わってしまうと、

一方でこれまた誤解を受ける様な事を口に!…

となるとそれを聞いたマサツグは顔を赤らめ大いに慌てて見せる!…


「ッ!?…な!?…」


「リ、リイシア!!…貴様ぁ!!…」


「ッ!…ちょっと誤解しないで頂戴?…

あくまでもお気に入りって居るのは人としてで!…

…わ、私が生涯で愛して居るのは…あ、あの人だけだから♥…

…ッ…ッ~~~…」


その際同じくそのリイシアの言葉に!…

ラインハルトもそう聞こえた様子で慌てて見せると、

同時に不逞は許さない!とばかりに怒気を強め!…

するとそんなマサツグとラインハルトの反応にリイシアもピクッと戸惑い!…

そして直ぐに理解をした様子で誤解!と…先程の言葉の意味を訂正するよう…

今も変わらずスティングの事を愛している事を口にすると、

頬を真っ赤に染めて両手で抱えるとモジモジ!…

まるで恋する乙女の様になって見せる!…

そしてその様子を見て何かやはり親子の血の様なモノを!…

これまた外野が感じていると、

そのモジモジしている隙を狙ってラインハルトが動きを見せ!…


「…はあぁ~全く!!…貴様と言うヤツはぁ!……とにかく!…」


__ガッシ!!…ッ!?…ッ~~!!…ッ~~!!!…


それはスッと静かに腕を伸ばしていた様で!…呆れながらに言葉を口に!…

相変わらず!と零しリイシアが油断して居る所に奇襲を掛けると、

片腕で細いリイシアの腕を捕獲!…

と、一方で突如腕を掴まれた事でリイシアもハッとする!…

となると次には逃れようと藻掻く様子を見せるのだが、

ラインハルトは決して放さず!…絶対に逃がさないと言った意思を露わに!…

と言うのもそのまま引っ張るとまるで攫う様にしてリイシアを肩で担ぎ!…


「お前は周りに迷惑を掛け過ぎだ!!…まるであのころから成長をしとらん!!…

…故に!!…改めてお前に今の立場を理解させてやる!!…覚悟して置け!!!」


「ッ!?…あぁ~れぇ~!…ゆ、勇者様お助けをぉ~!…」


この時まだまだお怒りの言葉はラインハルトの口より零れ出る!…

周りに迷惑を掛け過ぎた事、何なら冒険者時代から何も成長をしていない事!…

それこそ今はそんな事では困る!…いや、何なら許されない!とばかりに…

これを機に矯正する事を口にすると、最後に覚悟して置け!と怒りを更に露わに!…

となるとそんなラインハルトの言葉にリイシアもマサツグに助けを求める始末!…

しかし助けを求められたところで勿論これは自業自得の話で有り!…


「…いや…助けるも何も…」


「…マサツグ殿!…本当に申し訳ない!!…この大馬鹿者がワシが!…

先程も言った通り今日はゆっくりしてくれ!!…」


何ならそのリイシアの様子を見る限りまだ余裕がありそうな!…

故に戸惑った様子でいやいや!と…

マサツグも呆れる様なそんな反応を露わにすると、

ラインハルトも再度マサツグに謝り出し!…

それこそ相手が王妃様であろうと容赦なし!…

と、その際改めて今日は城に泊って行くよう言葉を口に!…

リイシアの折檻は自分が責任をもって!と…

とにかく今日はもうゆっくりして欲しい旨を…

やはり申し訳なさそうに話して行く、

それを聞かされたマサツグは恐縮!…


「ッ!…そ、それは有り難いけど…良いの?…」


「元より陛下がご用意されている!…

貴君らにはその部屋で好きに過ごして欲しい!!…

…無論、何か必要なモノが有れば言ってくれ!…

それに関しても直ぐに用意をしよう!!…」


この時本当に泊っていいのか?の確認を口に!…

それこそやはり戸惑った様子で!…

迷惑にならないか?を尋ねて行くと、ラインハルトは全くの無問題もうまんたい!とばかりに…

何なら既に用意がされている事をマサツグに話して見せる!…

故にそこでゆっくりして欲しい事をこれまた笑顔で話して行くと、

その一連の会話をマサツグの後ろにいるオリハ達にも聞こえるよう話して見せ!…

更には必要なモノについても気兼ねなく言って欲しい事をこれまた口に!…

さも一級の貴賓である様に!…

直ぐに準備をさせる事もラインハルトが胸を張って堂々口にすると、

それを聞いたオリハ達は吃驚!…と、マサツグが更に言葉を続ける!…


「あ、有り難いけど!…そ、そこまでは…」


「何を言うか!!…遠慮は要らん!!…

…貴君らにはそれ程までに世話になった!!…

かの国での大戦!!…マサツグ殿の乱が無ければ如何なっていた事か…」


「ら、乱って!…」


と言うのもやはり好きにしてくれ!と言われても、

やはり王城となると遠慮はしてしまうモノであって!…

それこそ恐縮し切った様子で返事をすると、

寧ろそんな態度にラインハルトはドンと来い!とばかりに言葉を口に!…

何故ならマサツグ達にはそれ程までの恩がある様に言葉を続ける!…

それは遡ってあのカルト教団の事件に始まり!…

バルデウスの事件へと繋がって行くと、

今回のデグレアントとの戦争についてもそうである!と話し…

その際あの魔王軍の事を[マサツグの乱]!と…

まるで歴史に記載されてそうな感じでラインハルトがそう話し!…

マサツグもそんな事を言われたモノだからこれまた戸惑い!…

思わずツッコミの言葉を口にすると、

一方ではラインハルトの肩の上でリイシアがジタバタ!…

説教から逃れようと必死に藻掻く様子を見せるのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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