どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

文字の大きさ
824 / 947
-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-

-第九章三十九節 小悪魔三匹と御用改めと誘拐?のマサツグ-

しおりを挟む



さてまた話がややこしい方へ二転三転と進んで行くと、

二人の知らない所では小悪魔達が目を覚まそうとしており!…

それはマサツグが居なくなった事でと言うか悪い予感を察知してと言うべきか?…

とにかく徐々に唸りながら重い瞼を痙攣させると、同時に足と腕をピンと伸ばし!…

大きく伸びをする様子を露わにすると、次には目覚めた具合にスゥッと目を開き!…

そしてゆっくりと体を起こす!…

その際自身の周りを見回しマサツグが居ない事を確認すると、

やはりと言うべきか三匹の小悪魔は途端に疑問を!…

更には徐々に不安になるよう慌て始める!…


__王城・マサツグの私室…


「…んっ…んん~~…

…ッ……あれぇ?…ごしゅじんしゃまぁ~?…」


「…ッ…ッ……せんせぇがいないぃ……ッ………ッ!?…」


「…こ、この匂いは!!…ッ!!…」


では何故この時三匹の小悪魔は不安になり出したのか?と言う話しなのだが…

勿論目の届く範囲にマサツグが居ない事もそうなのだが、

何より不安にさせたのはその場と言うか…

いや部屋の外より微かに香る花の様な匂いに三匹は嗅ぎ覚えが有ったからで!…

と言うのもその花の匂いと言うのは、

普段リーナが好んで付けている香水の匂いであり!…

マサツグが居ない+花の匂い=…ッ!?…

と言った具合に瞬時に悟って行き!…三匹が揃ってハッ!と…

何か不穏な気配を察知した様に眠気も直ぐに飛んだ様子で反応をすると、

ベッドから飛び起きる!…そして慌ててマサツグの捜索に掛かり始める!…


__ドタタタタッ!!!…バアアァァァン!!!…ッ!?…ッ!?!?…


「…に、匂いはどっちに!?…」


「こっちですお姉様!!…こっちからフローラルな匂いが!!…」


その際三匹は着替える間もなく勢い良くマサツグの部屋を飛び出して行くと、

廊下を出るなり辺りをキョロキョロ!と見回し…

と、そこでマサツグの姿がやはり無い事を確認して行き!…

次には三匹の内一匹が慌て始め!…

匂いが分散している様に感じてどっちに進めば!?と悩み…

オロオロする素振りを露わにすると、一方で二匹目の小悪魔がハッ!と…

その匂いを嗅ぎ分けた様子で声を掛ける!…

そして手を振り更にアピールをして行くと、その二匹目が先行して行き!…


__ドタタタタタアァ~!!!…ッ!?…スンスンッ!!…スンスンッ!!…


「ッ~~……に、匂いがまた!!…」


因みに言わずもがなその三匹の小悪魔と言うのはシロとハクとフィロの三人で、

先頭をハクが匂いを嗅ぎつつ進んで行き!…

と、一方で二人はそのハクの後を追う様に離れずしっかり追従しており!…

しかしまたその途中で困難に襲われ!…

ハクが途端にその場でピタッと困った様子で足を止めると、

分からない!と言葉を口に!…悩む様子を露わにする!…

と言うのもハクが足を止めた地点と言うのは、

シロ達が来た道も含めて十字路となっている通路であり!…

と、勿論今まで通り匂いを追えば問題になる所ではないのだが!…

その追うべき匂いを隠す様に!…

何か別の匂いも混ざっているのかハクがそれらを気にし始めると、

混乱した様に言葉を!…分からない!と言って慌てて見せる!…

するとその言葉を聞いて今度はフィロがスッと前に出て行くと、

苛立ちながらも確認の言葉を!…


「チッ!!…確かあの小娘が使っておったのは[ロイヤルジャスミン]の香り!!…

だとするなら!!…ふんふん…

…ッ!!…違う!!…これは[エレガントローズ]の香り!!…

じゃあこっちは!!…ふんふん……ッ!!…違う!!…

こっちは[スズラン]!!…だとするなら残るは!!…」


と言うのも匂いの嗅ぎ分けには自信が有るのか!…

徐にスッとそのまま通路へ進んで行くと、

まずは左側の通路入り口にて足を止めて匂いを嗅ぎ出し!…

が、追い駆けている匂いとは違う様子でこっちじゃない!と…

すると続けて真ん中の方へと進んで行き!…

また先程と同じ様に匂いをスンスンと嗅いで見せると、

ハッとした様子で真ん中も違う!と…となると残りは!と更に続ける!…

するとそのフィロの言葉にシロもすぐさま返事をして行くと、

残った右側の道を進み始め!…


「右の通路ですね!!…急ぎましょう!!」


__ドタタタタタアァ~!!!…


それこそ慌しく三匹はドタバタ!と…すれ違う者達を掻き分ける様に!…

或いはパルクールをしているが如く壁や天井を足場にすると、

使用人達の足下を潜り抜け!…

更にはサービングカートをいとも簡単に飛び越えても見せる!…

となるとまるで突風の様に駆け抜ける!…

幼女三人に使用人やメイド達も驚いて見せると、

一体何が!?とばかりに慌ててしまい!…

まぁ使用人達が慌てた所でシロ達は止まらず!…

そのままマサツグの元へと直行!…とは行かず!…

また戸惑う様にして三人が動きを止めて行くと、これまた悩むを露わに!…

必死に匂いを嗅いで見せる!…


__ッ!?…スンスンッ!!…スンスンッ!!…


「…こ、今度は完全に匂いが!!…」


「クッ!!…何となくあと少しだと思うのに!!…このままでは!!…」


何故なら今度はその先程まで頼りにしていた匂いが感じられなくなったからで、

突然の消臭?にシロ達は戸惑い!…

と、ハクはそれでも!とばかりに必死に匂いを嗅いで見せるが!…

しかしその匂いを捉える事はやはり出来ず!…

ただ一人慌てる様子を露わにすると、フィロもこれにはお手上げ!とばかりに…

苦虫を噛み潰した様な表情を浮かべて見せる!…そしてフィロの勘であろうか!…

何となくもう直ぐでマサツグと合流が出来そうな事を口にすると、

次にはフッと曇る様にして慌て始め!…

更には何か策は無いのか!?と考えようとしていると、

一方で慌てる二人を尻目に!…


__……ッ!!…スンスンッ!!…スンスンッ!!…


「ッ~~~……ッ!…お、お姉様?…」


「……ッ!…こっちです!!…この先にご主人様が!!…」


今度は突如何かに気が付いた様子でシロが動きを露わにし!…

と言ってもやはり匂いを嗅ぎ!…そんなシロの様子にハクも慌てながらハッ!と…

遅れて気が付いた具合にシロへ何をしている?とばかりにお姉様と呼ぶと、

シロは返事をする事無く匂いを…そして次にはハッと目を見開き言葉を漏らす!…

それはマサツグの後を追えるとばかりにコッチ!と自信満々に言って見せると、

そのシロの突然の言葉にフィロも思わず戸惑ってしまい!…


「ッ!?…し、白いのその壱!!…分かるのかや!?…」


「はいです!!…コッチ!!…コッチに居るのです!!!」


何なら何故分かるのか!?と言葉を口に!…自分には分からない故尚更であって!…

しかし前にも似た様な事が!…

秋雲国でも今の状況に似たシロの力が見られた事を思い出すと、

フィロはジッとシロを戸惑った様子で見詰める!…

一方でシロは必死に二人へアピールをする!…

その際匂いの感じる方をガンガンに指を差して行くと、

とにかく信じて欲しい様子で跳ねても見せ!…

となるとフィロもそんなシロを信じてと言うか、

他に情報が無い事からシロの指さす方へ視線を向ける!…


「…今は疑っても居れんか!!…行くぞ!!」


「ッ!…はいです!!」


そして決断もした様子で言葉を口にして見せると、ハクにも声を掛けて行き!…

と、フィロに声を掛けられた事でハクも付いてくよう堂々返事!…

元からシロの事を疑って居らず!…

付いて行くのは当たり前と言った具合に駆けて行くと、またそこからパルクール!…

使用人や家具等を避けて行く!…

さてそうしてシロの鼻に頼ってとある部屋の前まで辿り着くと、

中から賑やかと言うか!…騒がしい声が漏れて聞こえ!…


__…ッ!!…ザザアアァァ!!……ッ~~~~…ッ~~~~…


「…間違い無い!!…ここからの様じゃな?…」


「…この中にご主人様が!!…」


この時三人が辿り着いた部屋と言うのもリーナの部屋!…

中からはリーナの声であろうか、

とにかく扉越しでもハッキリとその声が聞き取れて行き!…

となるとフィロもここに間違い無い!と確信を持ち!…

何なら今度はちゃんと香水の匂いもする!と…

鼻を軽くヒクヒクさせながらさもここからが本番である様に言葉を続けると、

シロもグッと身構える様な!…そんな反応を露わにする!…

となると一方でその部屋の中で、

話されて居る話しの内容にハクが興味?を持って行き!…


「…一体何を話して?…」


「そんなモノ中に入って問い質せば良い!!…それよりもマサツグの事じゃ!!…

…白いのその壱その弐!!…準備は良いか!?…」


それこそ場合によっては迷惑になるのではないのか?と、もしもの事を考え始め!…

と言うのもハクはこの時一抹の不安を覚えるのだが!…

しかしそんなハクの言葉をフィロは突っぱねる様にして関係無い!と、

何なら今は由々しき事態である様に言葉を続け!…

とにかく中に入れば分かる!と言い…今はまずマサツグの事だけに集中するよう!…

さもリーナに出し抜かれた?事に怒りを露わにして見せると、

次にはシロとハクに突入の準備は良いか!?と声を…

最初から敵として見る様に言葉を続ける!…すると身構えているシロは直ぐに返事、

ハクもシロが返事をした事で同じく返事を返して行き!…


「いつでも行けます!!」


「ッ!…ッ…はいです!!…」


もう居ても立っても居られない様子でシロはピーカブーの構えで待機!…

そこからデンプシーに繋がる事は無いのだが!…

それでも今にも突貫しそうなそんな様子を露わにすると、

一点にリーナの部屋の扉だけを見据えて行き!…

と、やはりハクも最終的にはマサツグに固執する事に!…

独り占めは許さない!と…フィロの確認と言葉に戸惑いつつも!…

次には同じく突撃出来る様に身構え出すと、

はい!と返事…するとフィロもそんな二人の反応を見て軽く頷く!…

となると今度はスッとリーナの部屋の扉の前に立って行くと、

気合を入れ直し始め!…


「…よし!!…行くぞ!!」


__…ッ…ガチッ!!…ガチッガチガチガチィ!!……ッ…


まるで掛け声を付けるかの様に行くぞ!と言葉を口に…

その際一応いきなり攻撃を仕掛けるのではなく!…

まだ冷静ではあるようスッとドアノブに手を掛けると、

捻って中に入ろうとし!…しかし扉はリーナが鍵を掛けた事で全く開かず!…

結果ガチガチ!と鍵が掛かって居る音だけが聞こえて来て!…

フィロもその様子に想定内であるよう更にリーナへ不信感を募らせると、

次にはその手に狐火を!…一気に不穏な様子を露わにする!…


「予想通り…と、言った所か…ならば!!…」


__ボッ!!……スッ…ブンッカッ!!…バコオオオォォン!!!!…ッ!?!?…


「な、なん!?…」


フィロはその手に握った狐火を大きく振り被り、そして扉に向かい全力で投球!…

すると当然その投げた狐火は扉に向かって真っ直ぐ飛び!…

次には着弾と同時に扉を吹き飛ばす様にして爆発を起こすと、

その突然の爆発に城内は騒然!…

まるでテロでも起きたのか!?と使用人や兵士達が慌て始める!…

そして爆発のあった方に集まる様子を見せ始めると、

一方で肝心の扉は勿論の如く吹き飛んでおり!…

何ならその爆煙の向こうではリーナの声が!…勿論驚いた様子で有り!…

状況が理解出来て居ないそんな様子に聞こえて来ると、

一方でフィロは怒りを発散させる様に!…リーナへ文句を口にする!…


「御用改めじゃあぁぁ!!!…二人共!!…神妙に致せえぇぇいぃ!!!!」


それは宛ら討ち入りの様な!…それこそお奉行にでもなった様子で!…

爆煙を掻き分けその姿を現すと、御用改め!と言って見せ!…

と、それに続くよう同じくシロとハクも爆煙の中から姿を現し!…

するとその目の前には酷く驚いた様子でその場にへたり込みそうなリーナの姿!…

並びにマサツグもさも慄く様な!…とにかく怯んでいる様子を露わにすると、

ジッと三人を凝視して見せ!…

そして一方で現場を押さえたが如くフィロも言葉を続けて行くと、

そんなフィロの言葉にマサツグも当然ツッコミを口に!…


「ッ!?…い、いつの時代だっての!!……てか何をして!?……ッ!?…」


「「ごぉ~しゅぅ~じぃ~んん~さぁ~まぁ~せぇ~んん~せぇ~いぃ~~!!!」」


何なら勿論突っ込まずにはいられなかった様子であり!…だが今度は冷静に言葉を…

それこそ幾ら理由があったとしても!…その吹き飛んだ扉を見てこれまた勿論!…

動揺を隠せない具合に何をして!?とツッコミを入れるのだが、

その言葉も最後まで言い切る事は決して無く!…

と言うのもハッと気が付いた時には白いミサイルが二発飛んで来ており!…

と、刹那の瞬間マサツグもそれに気が付いた様子で!…

何ならその白いミサイルはマサツグの事を呼んでいるのか!…

それぞれ顔と胸に直撃弾を浴びせて行くと、

マサツグもその直撃の瞬間に覚悟を!…コンマ何秒の世界で決めて見せる!…


__フォンッ!!!…ブッピガアアァァン!!!…


宛ら瞬きをした瞬間、目標物はもう目の前!と言った様な…

そしてその容赦のない白狼二匹の攻撃?がマサツグに堂々襲い掛かって行くと、

その着弾の反動関係無しにシロとハクは勿論!とばかりにそれぞれ張り付き!…

その際その様子はまるでロボットアニメの小型ロボが合体して来た様な!…

昨日と同じくシロとハクによる追加装甲!…

と、その遠慮と言うか容赦のないシロとハクの様子にリーナも驚き!…

何ならその飛んで来るシロとハクの様子が分からなかった具合に!…

ハッと戸惑い様を露わにすると、

次には直撃弾を喰らったマサツグにさも命の心配をする様な声を上げ!…


「ッ!?…マ、マサツグウウゥゥゥゥ!?!?」


__ザザザアアアァァァ!!!…ッ~~~!!!………ッ…


この時リーナからすればその様子と言うのは、宛ら事故現場を直に見た様な!…

それは間違いなく無事では済まない!と…直観的にそう感じる映像がまさに!…

隣で起きてしまった様に感じてとにかく動揺を隠せずに慄いてしまうと、

一方でその肝心のマサツグは化け物振りを!…着弾に堪える様子を露わにする!…

それは部屋に敷かれて有る絨毯を家具等を巻き込みながら捲り上げるのは勿論の事、

しかし更に驚くはそれが起きても尚その部屋の床に黒いスキール痕を描いた事で!…

何ならその当の本人もアレを喰らって倒れる事無く踏ん張っており!…

と言ってもやはり威力は凄まじかった様子で、体を仰け反らせその場で硬直!…

しかしそれでも耐え切った事には変わらず!…堂々とその姿をリーナに見せ!…


「ッ!?!?…な!?……バ、馬鹿な!?…ア、アレを喰らって!?…」


となるとそれを見たリーナもこれまた勿論動揺を露わに!…

その際その惨状にもまた驚くところでは有るのだが、

それよりもそのミサイルの直撃を受けたにも関わらず!…

耐え切ったマサツグの姿に何か逞しいと言うか、

いや寧ろ恐ろしいモノを感じてしまい!…

と、同時に英雄と呼ばれる所以をこれまた見た様にも感じて行き!…

とにかくひたすらに驚く事しか出来ず!…

まるで腰を抜かしたが如くその場から動けなくなってしまうと、

更に周りは騒がしい様子を見せ始める!…

当然爆発音を聞き付けた兵士達が集まる足音が聞こえてくる!…


__ガッチャ、ガッチャ、ガッチャ、ガッチャ!!!…


「えぇい、退かんか!!!…ッ…これは一体何の騒ぎ!!!…

…っと、こ…これは!?……ッ!!…リーナ、無事であるか!?」


それこそまるで事件を聞き付けたかの様に兵士達が足早に集まって来ると、

その中にはラインハルトも居る様子で声が聞こえ!…

何なら既に集まっている使用人達を掻き分ける様に退くよう言葉を!…

そしてチラッとまずは部屋の惨状を見たのか!…

その光景を目にするなり動揺が隠せない言葉をポロッと零して行くと、

その騒動のあった部屋がリーナの部屋である事を確認!…

となると途端にリーナの心配をし始める!…

その際返事をして欲しい様にリーナへ声を掛けて行くと、

リーナもそのラインハルトの呼ぶ声にさも脊髄反射で!…


「ッ!?…は、はい師匠!!…で、ですが!!…」


「…ッ…い、一体何をすればこの様な事が!?…」


ハッと我に返るよう慌てて返事!…自分は無事である!とばかりに…

いつもの様に返事をすると、一方で自分の事よりマサツグの心配!…

未だ堪える様にして立ち尽くすマサツグの姿を一瞥する!…

その際フィロは未だ監視をするようリーナの事をジッと見詰め!…

いや睨みを利かせていると、

ラインハルトもそんな様子を目にして改めて疑問を持ち!…

それこそまるで説明を求めるよう言葉を口に!…

するとそのラインハルトの言葉に対して!…

フィロもピクッと反応をすると、事の経緯を話し始め!…


「ッ!!…何もこうも無いわ!!…小娘がマサツグを誑かしたから!!…

こうしてマサツグを取り返しに来てやったまでなのじゃ!!!…

それもこうも自分の部屋に二人っきりで邪魔されぬよう鍵まで掛ける等!!…

余程飢えていたとしか思えんようじゃが?…」


「ッ?!…な!?…な、なななななな!!!」


それはさも自分達に正義がある!とばかりに、

マサツグを取り返しに来た!とハインハルトへ堂々話し!…

その際扉がぶち破られている事に関しても仕方が無かった様に!…

鍵が掛けられていた事をこれまた続けて話して行き!…

何ならそれ程までにリーナが欲に駆られていた様なそんな事を口にすると、

フィロはリーナに喧嘩を売るよう!…チラッと不服そうな表情を浮かべる!…

となるとそんな事を言われたリーナは勿論とばかりに顔を真っ赤にすると、

それこそ言葉がままならなくなってしまい!…

と、次には思いっきり動揺を露わにしてはとにかく慌てて!…

しかし一方でそのフィロの言葉で更に混乱が生まれてしまい!…

と言うのもリーナがマサツグを誘い込んだ様な!…

余計な混乱がその見物客達の間で起き始めると、とにかく動揺!…

だがフィロはそんな事など御構い無しで更に追撃を仕掛けて行く!…


「ッ!…ほう?…その反応を見るに図星…と、言った所かや?…

その手際の良さは認めてやらん事も無いが…

わっちの目が金色の内は!!…絶対にそう言う事は許さぬからな!?…

ましてや本妻であるわっちより先に味見など!!…

天と地が引っ繰り返ろうとも!!!…」


と言うのもそのリーナの動揺を見るや否や、勝手に図星と受け取った様子で!…

と、次にはそのリーナの手際の良さを認め始め!…

この場合その手際と言うのはマサツグを連れ去った事に対してであり!…

何なら一体如何やって連れ去ったのか?と疑問を持つ様な素振りを若干見せ!…

だが結局そうは問屋が卸さない!と…

自分が居る限りそう言った不埒な行為はまかり通らない!とばかりに…

更にリーナへ吠えて行くと、自身の本音?或いは私怨?…

とにかく許さない!と文句を言う!…

するとそのフィロの態度と言葉に対してリーナもハッと我に返ると、

当然フィロに文句を返し!…


「ッ!?!?…バ、馬鹿を言うんじゃない!!!…

…そ、それは!…マ、マサツグとは行く行く…

…そ、そう言う関係には…な、なりたい、が…ッ~~~…」


「ッ!!!…ッ~~~!!!…やいデカいの聞いたか!?…

これがこやつの本性じゃ!!!…何と厭らしいいやらしい!!!…」


それこそ思いっきり否定!…とは行かず!…

フィロの言う言葉に対して自身もさも満更でも無い様な…

ある意味素直な気持ちを露わにすると、乙女になるようモジモジ!…

するとそのあざとい?リーナの態度にフィロが更に噛み付き始める!…

その際仲裁役と言うか事件を見に来たラインハルトに話しを振ると、

これがリーナの本性!と言って厭らしい!とリーナを罵り!…

が、ラインハルトも既にフィロの本性を知って居る為ツッコミを口に!…


「…いや…お主が言えた義理では無いと思うが?…

…とにかく!!…お主だけの話で判断しかねる!!…

リーナも説明を願おうか?」


既にマサツグとの仲を知って居る為、呆れ気味で…しかし同時に職務を全う!…

今回の事件において!…

フィロの話からその扉はフィロが破ったものだと理解をすると、

更に事件の内容について追及!…リーナにも事情を尋ねて行く!…

何故ならフィロの言葉には私情が多く感じられたからで、信憑性が如何にも薄く!…

故に今回の被害者?でもあるリーナに説明を求めて行き!…

その際公平に話を聞くよう!…

ラインハルトも堂々とした様子でさも裁判官であるかの様に声を掛けると、

リーナもそんなラインハルトの言葉に思わず委縮!…

それでも機敏に返事をする!…


「ッ!…は、はい!!……しかしその前に…」


「ッ!…ンン?…」


__ざわざわ!…ざわざわ!…


その際緊張をした様子で返事をすると、今度は説明をし辛い様子を露わにし!…

となるとそんなリーナの様子にラインハルトもピクッと反応をしては疑問を感じ!…

だがそこは鈍感なマサツグとは違って直ぐに察した様子!…

と言うのもチラッと辺りを見回しそこでまだざわめくギャラリーの姿を多く確認!…

リーナも恥ずかしいのか顔を赤くしモジモジとするそんな様子を見せて居ると、

ラインハルトも次にはそんなギャラリー達に向けてと言うか…

呆れながらも行動をする!…


「ッ!…はあぁ~……スゥ~ッ……ッ!!…

さっさと持ち場に戻らんかアアアァァァァ!!!」


__ッ!?!?…バタバタバタバタアアアァァァァ!!!!…


溜息を吐いては若干の間を…そして続けてラインハルトが息を吸い始めると、

リーナもそんな様子を見て直ぐにハッ!と…自身の耳を押さえて見せる!…

となるとフィロもそんなリーナの様子を見て同じく直ぐに察して行くと、

自身の耳をペフッと抑え!…一方でマサツグとシロとハクはノーガード状態!…

だがラインハルトは御構い無しに!とばかりに…

そのギャラリー達に向けてドカン!とドラゴンの咆哮?が如く吠えて見せると、

そのギャラリー達を慌てさせ散らして行く!…豪快な人払いを披露する!…

そして残るはその事件の関係者?だけになってしまうと、

またラインハルトは溜息を吐き!…


「…はあぁ~…やれやれ……で?…」


「ッ~~!!……ッ!…は、はい!!…

…ッ…じ、実は……ッ…」


今度は疲れたと言った様子でやれやれ!も付き…だがそれでも話を!…

これなら話せるとばかりにリーナへ説明を求めるよう声を掛けると、

リーナも遅れながらにピクッ!と…反応をしては慌てて返事をする!…

そして何が有ったのか?を話し始めると、

それこそ何故マサツグと二人っきりでこの部屋に籠っていたのか?…

色々と訳を包み隠さずラインハルトに話して行き!…

となるとそれを聞いたラインハルトはまた頭を抱える事に!…


__数分後…


「…ま、またあの馬鹿は!!…昨日の今日だぞ!?…

何もまた何故そんな事を!!…」


「し、師匠!!…ど、如何すれば!?…」


何なら王妃様を相手にあの馬鹿!と…宛ら長い付き合いの友人であるよう!…

まぁ確かにそうなのだが!…

それでも呆れる様にして昨日の今日!とまで言って見せると、

やはり動揺を隠せない様子!…

もはやアムネスの考えが分からない!と言った言葉も漏らしてしまう!…

となると一方でリーナもそんな戸惑うラインハルトを相手に!…

如何したら良いのか?と口にすると、ただとにかくオロオロとして見せ!…

と、頼って来るリーナに対してラインハルトもそのまま無視をする訳には行かず!…


「ッ!…う、うぅ~む!!……た、確かに由来を言えばそうでは有るのだが…

しかしだからと言ってそれに縛られるのは如何も…

いやしかしだからと言って伝統を軽視する訳には!!…」


「…そんなモノやる必要は無かろう!…

マサツグを拐かしたかと思えば何ともしょうもない!!…

嫌なら嫌と言えば!!…」


やはり面倒見のいい頼れる上官である様で!…その話を聞いて色々と考え!…

真に受けなくても良い様な、しかし伝統を蔑ろにする訳には行かない!と…

これまた堅物ぶりも露わにし始め!…

となると今度は茶々を入れる様にフィロもその会話に参戦!…

こっちは受ける必要が無い事を口にして行き!…

何ならマサツグをここまで連れて来た理由に関しても!…

くだらないの言葉で片付けてしまうと、リーナに拒否するよう指示!…

しかしそうはいかない事をリーナがこれまたフィロに話す!…


「ッ!!…言っても無駄であるから悩んで居るのだ!!…

…母上は一度こうと決めたら梃子でも動かない!!…そんな方なのだ!!…」


「…ならばいっそ始末するか?…」


その際拒否をする事に関して否定をするのでは当然無く、

話を聞いてくれない事をフィロに話し!…

何ならそれは昔っからそうであるとリーナまで頭を抱え始め!…

それこそ散々振り回されて来た様な!…

とにかくいい思い出がさもない様に嘆くよう話しをすると、

その隣ではラインハルトも思わず同意をするよう頷き!…

頭の中でしみじみと昔を思い出す!…

となるとその一連の話を聞いてフィロも面倒になって来たのか、

本来のキャラを取り戻す様に物騒な事を口にして行き!…

と、今度はその言葉にラインハルトまでもが慌てて見せ!…


「ッ!?…お、お主!!…冗談でも言っていい事が!!…」


「…別に冗談のつもりは無かったのじゃが……面倒じゃなぁ?…

だとするならいっその事、駆け落ちでもするかや?…」


それこそ慌てて阻止する様に!…フィロへ冗談になって居ない事を注意すると、

フィロも冗談は言っていない!と呆れながらに返事を口に!…

だがやはり自分でも考えてみて面倒である!と…

それは色々と別の意味も絡んでいる様子でスッと悩み!…さも現実的でない様な…

なら現実的に容易で可能な駆け落ちを二人に提案?すると、

その言葉を聞いてリーナが漏れなくビクッと反応!…

言葉になっていない言葉を漏らす!…

それはさも小説の中でしか聞いた事が無い様な!…

何なら少し憧れて居た様子で顔を赤くして見せ!…


「ッ!?…か、駆け!?…」


「無論…わっちを本妻に白いのその壱その弐が居るがな?…

それでも良いと言うのなら…心の広いわっち達としても…」


意外と言うかそう言う話しが好きなのか、とにかくリーナは乙女と化し!…

と言うか駆け落ちもクソも無いのだが!…

フィロは続けてその駆け落ちに条件があるよう言葉を!…

勿論の事ながら自分やシロにハクが付いて来る事を続けて話すと、

さも自身が寛容であるよう振舞う!…

何ならその決定権も自分が握っているかの様にこれまた話す!…

となるとそんなフィロの言葉にまた違う所からピクッと反応が見られて行き、

次には文句の言葉が飛び出し!…


「ッ!!…シロはフィロをご主人様のお嫁さんとは認めていないのです!!…

勝手な嘘は言わないでください!!!」


「ッ!…ハクも!!…ハクもそう思うのです!!…」


「ッ!?…な!?…マサツグにくっ付いて居ると思ったら急に!!…

それにお嫁さんかどうかはお主達が決める事では無かろうが!!!」


と言うのもその文句はマサツグの顔に張り付いているシロの口から出てくる!…

それこそ勝手に決めるな!と…何ならフィロを仲間として認めてはいるが!…

お嫁さんとしては全く認めていない事を堂々振り向きながら口にすると、

そのシロの文句にハクも便乗!…ハクもフィロの方を振り向きながら同調する!…

となるとその白い子狼から否定の言葉を受けた事でフィロもピクッと反応をすると、

今度はシロとハクとで喧嘩をし始め!…

一方でリーナはフィロの提案を真に受ける様な!…黙々と顔を赤くしながら考え…

ラインハルトももう一度アムネスに説教をしようとここで決めて行くと、

またマサツグもその状態のまま心の中で言葉を!…

如何してこうなる!と嘆き悲しみ固まるのであった!…

しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収

ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。 彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。 だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。 自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。 「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」 契約解除。返還されたレベルは9999。 一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。 対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。 静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。 「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」 これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。 (本作品はAIを活用して構成・執筆しています)

俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~

仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。 ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。 ガチャ好きすぎて書いてしまった。

おばさん冒険者、職場復帰する

神田柊子
ファンタジー
アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。 子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。 ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。 さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。 生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。 ----- 剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。 一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。 ----- ※小説家になろう様にも掲載中。

神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として

たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。 だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。 一度目では騙されて振られた。 さらに自分の力不足で全てを失った。 だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。 ※他サイト様にも公開しております。 ※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※ ※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※

【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される

水都 ミナト
ファンタジー
【第二部あらすじ】  地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。  ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。  そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。  一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー  狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください! 【第一部あらすじ】  人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。  しかも、ボスの間にーーー  階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!? 「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」 「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」  パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。  一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…  今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー ※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される ※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。 ※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。 ※なろう様、カクヨム様でも公開しています。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

リストラされた42歳、確率の向こう側へ。~なぜか俺の選択肢がすべて正解になる件~

RIU
ファンタジー
「君には今月いっぱいで席を空けてもらいたい」 42歳、独身、社畜。会社のために尽くしてきた柏木誠は、理不尽な理由でリストラされた。 絶望の中、雨の神社で野良猫を助けた彼は、不思議な光と共に【確率固定】という異能――「無意識に正解を選び続ける豪運」を手に入れる。 試しに買った宝くじは10億円当選。 復讐心に燃える元上司を袖にし、元天才投資家の美女をパートナーに迎えた柏木は、その豪運で現代社会を無双していく。 「俺の選択に間違いはない。なぜなら、確率の方が俺に合わせるからだ」 枯れたおじさんが資産と余裕を手に入れ、美女たちに頼られながら、第2の人生を謳歌する痛快サクセスストーリー!

魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は世界に1人のトリプルジョブに至る~

ぐうのすけ
ファンタジー
赤目達也(アカメタツヤ)は少女を育てる為に冒険者を辞めた。 そして時が流れ少女が高校の寮に住む事になり冒険者に復帰した。 30代になった達也は更なる力を手に入れておりバズり散らかす。 カクヨムで先行投稿中 タイトル名が少し違います。 魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は黒魔法と白魔法を覚え世界にただ1人のトリプルジョブに至る~ https://kakuyomu.jp/works/16818093076031328255

処理中です...