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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章四十六節 決戦前日の夜と魔王化の条件と過ちの夜?-
しおりを挟むさて次の日を迎えて遂に運命の御前試合当日!…とは行かず!…
その夜また面倒な事になった事から若干眠れず!…
またシロ達を起こさないよう部屋を抜け出し城内をウロウロと散歩していると、
何やら聞き慣れない物音が…
城の外より聞こえてくる!…それはまるで風を切る様に聞こえて来ると、
マサツグもその音に気が付くなり窓からふとその様子を確認して行き!…
するとそこには玄関口より若干離れた場所で剣の素振りをするリーナの姿が!…
__……ッ!!…ッ!!…ッ!……チラァ?…
「…あれ?…リーナ?…何であんな所で?…
…って、大体想像も付くか…あぁ~見えてセンチだからなぁ…アイツ…」
__……ッ!!…ッ!!……ッ…コッ…コッ…コッ…コッ…
その際窓越しでもその強烈な物音が聞こえて来る事に、
本来戸惑うべき所ではあるのだが!…しかしやって見せて居るのはリーナ!と…
故に違和感を感じないレベルでマサツグの感覚が麻痺してしまっていると、
もはや何も思わず!…ただその様子を見てリーナの気持ちを静かに汲み取り!…
額から汗を流す彼女の姿に何か思う所があるのか?…
次にはその足取りはスッと王城の玄関口に向かい進んで行くと、
その間リーナの素振りを耳にしつつ!…音の変化を気にしてしまう!…
と言うのも別に何か剣を志す者として何か言おうと言う訳では無いのだが、
この時ふと気になってしまい!…
{…試合前日までご苦労なこったが…
あのペースでずっと続けてたら仕舞に倒れちまうんじゃ?…
…とりあえずアイツの為にも…一旦落ち着かせに向かうか…}
__コッ…コッ…コッ…コッ……ガコンッ!!…ギイイィィィ!!!…
「……ッ…リー…ナ…」
と言うのもいつから始めていたのか?は知らないが、
ずっとあのペースで剣を振り続けて居るのならオーバーワーク!と…
その音や様子からそう言った風に感じられ!…
本番まで持つどころの話ではない!と言う具合にこれまた感じると、
リーナを止めなければいけない様な!…
故に自然とその足はリーナの居る方へと進んで行く!…
そして玄関口まで辿り着くと、固く閉ざされた玄関を開けて鈍い音を響かせ!…
そこからヒョコッと顔だけを覗かせると、次にはリーナに声を!…
が、声を掛けようとした瞬間何か憚られる様な?…
リーナの様子を見て思わず息を飲んでしまうと、
一方でリーナもマサツグの声にではなく!…
扉の軋む音にふと警戒をするよう振り向いて居り!…
「…ッ!…何だ…マサツグではないか!…てっきり賊が紛れ込んだのかと…」
「…ッ…お前が鬼の表情で素振りをしてる所で…
その傍を通ろうとする馬鹿は居ねぇっての!…」
玄関口から出て来たのがマサツグだと分かると、
リーナもハッとした様子で途端に警戒を解き!…
と、次には警戒をして損した!とばかりに…
マサツグであった事を口にすると、続けて何故警戒をしたのか?を話して行き!…
となるとそんな事を言われてマサツグもピクッと反応をしては、
それこそいつもの感じで軽口を言い出す始末!…
何ならその時見えたリーナの表情を誇張して行き!…
まるで鬼の様であった!とさも恐ろしかった様に!…
何なら並の人間なら近寄りもしない事を口にすると、
自分はそんなリーナに向かい歩いて行き!…
それを聞いたリーナも当然途端にピクッ!と…勿論マサツグに文句を返す!…
「ッ!?…お、鬼!!…貴様ぁ!!…乙女の私を捕まえて!!…」
「…乙女は夜な夜なそんな物思いに耽る中で…
剣を素振りする様な真似はしないと思うが?…
…っで、どうせお前の事だ…明日…
…って言うか今日の御前試合の事を気にしてるんだろ?…」
言わずもがな鬼と言われた事に対してショックを受け、
そして自身が乙女である事を主張し始め!…
が、マサツグはそんなリーナの言葉に対して呆れる様に!…
と言うのも夜な夜な剣の素振りをする等!…
武士か何かでは?と到底乙女がする行動には見えない事を口にすると、
それを指摘された事でリーナは更にピクッ!と…
さも言葉に詰まるようウッ!とした表情を向けて見せる!…
するとマサツグは更に畳み掛けるよう言葉を口に!…
何ならこうして素振りをするに至った理由を推理し!…
それこそその推理もさも簡単!とばかりにサラッとリーナに話して行くと、
リーナもそれを言われて更に戸惑い!…肯定の言葉を口にする!…
「ッ!?…クッ!…さ、さすが!!…と言うか…まぁバレバレ…だな…」
__……ッ……ギュウウゥゥ!!…
その際改めて指摘された事で驚く反応を露わにすると、
次にはふと我に返った様子で悟られても仕方がない!と自覚をし…
と、マサツグに見透かされた事で更にクッ!と思い悩む様子を露わに!…
それは今リーナが握っている木剣にもしっかり見られ!…
柄をギュッと握り締め!…折れると言った事は無いのだが…
それでも何かミシミシと音が聞こえて来そうなそんな様子に見えていると、
ここでリーナがマサツグに声を…ある頼み事を口にする!…
「…マサツグ!!…今日の試合!!…本気で打ち合ってくれないか!!」
「ッ!…え?…」
何でもそれは八百長無しで本気でマサツグと戦いたい!と言う旨であり、
となるとそれを唐突に言われた事で本人も当然驚き戸惑い!…
その際マサツグはえっ?とばかりにキョトンとした表情を浮かべて見せ!…
何故そんな事を言い出したのか?とその真意が!…
分からない!とばかりに思わずジッとリーナの事を見詰めて行くと、
リーナは更に言葉を口に!…
何故本気で相手にして欲しいのか?を続けて話す!…
この時そのリーナの表情は至って真剣なモノであり、
その眼差しは茶化さないで聞いてくれ!とも物語って居り!…
「私の思いを伝える為に!!…本気で私を相手にして欲しいんだ!!…
…これは!!…いつものおふざけ無しで、真剣に!!…
それこそ魔王と化する位に!!…」
何でもリーナ曰く今回の御前試合は大切なモノと考えており、
故にマサツグには本気で相手にして欲しい事を口にして行き!…
それこそリーナ自身ももう戦うまでもなく、
マサツグと自分との実力差を既に分かっている様子であるが!…
それでも尚戦いたい!と…やはり思いつめた様子で話して行き!…
仕舞には魔王化までするようマサツグにお願いをすると、
それを聞いたマサツグは当然とばかりに慌てる!…
となると次にはそれはやり過ぎ!と言葉を返す!…
「ッ!?…バ、馬鹿言うんじゃねぇよ!!…
そこまでする必要はないだろ!?…大体そんな事したらそれこそ冗談じゃ!!…」
「頼む!!!…如何しても必要な事なのだ!!!…
騎士として!!…女として!!…何より私個人のケジメとして!!!…」
それこそそこまでする必要性が感じられない事を口にすると、
リーナに無茶である事を促し!…
何ならもし出来たとしてリーナが無事では済まない事も更に続け!…
それは幾らマサツグであっても加減が出来ない事を物語っており、
最悪リーナの身に危険が!…それだけでなく仕舞に!…
それを見に来る観客達も危ない目に遭うかもしれない事を話そうとするが、
リーナはそれでも構わない!とばかりに…スッとマサツグに頭を下げ出す!…
そして如何に重要なのか?を説明せず!…
ただ自身の感情だけで押し通ろうとパワープレイを発揮すると、
マサツグもそんなリーナの感情に思わず怯み!…
「ッ!!…ッ…」
「…勿論マサツグに迷惑を言っている事は自覚している!!…しかし!!…
それでもこれだけは!!…この瞬間だけは!!!……ッ…」
その際怯むと同時に気になったのはリーナのケジメの言葉であり!…
思わず考えてしまう様な!…その言葉に何か弱いそんな反応を見せてしまうと、
一方でリーナはマサツグに頭を下げたまま!…無理を言っている!と自覚する!…
それはさもマサツグだけでは無い!とばかりにそのマサツグの性格?を口にすると、
如何してもこの試合に掛けている様なそんな口振りでお願いを続け!…
それこそまるで生涯で一度きりのお願いをするよう!…
勿論子供染みたお願いとかでは全然なく!…真剣に言葉を!…
ただ誠意を見せるようジッとそのままの状態で固まって見せると、
マサツグもジッとリーナを見詰めて!…次には溜息を一つ吐き出す!…
「…はあぁ~…ったく!…何でそう事を荒立てるって言うか…
話しを重く受け止めんだか!…面倒くさくて仕方がネェや!!…」
「ッ!!…ッ…ッ~~~…」
この時やはり呆れると言うより面倒臭そうに頭を掻くと、
そのリーナの考え方と言うか性格に文句を言うよう!…
何ならその事をまんま面倒臭い!と言い出す始末で!…
となるとそのマサツグの言葉を聞いてリーナもピクッ!と…
ショックを受ける様な!…
しかし今は我慢!とばかりに堪えるそんな素振りを露わにすると、
二人の間で数分の沈黙が訪れる!…
しかし次にはマサツグがリーナに返事を口にし始める!…
「…わぁったよ!…」
「ッ!!…マサツグ!!…」
それは同意するよう分かった!の言葉を漏らして行くと、
リーナもその言葉を聞いて思わずピクッ!と…
となると次には頭を上げて安堵の表情!…
何なら感謝をするようマサツグの事を呼んで行くが、
その肝心のマサツグはと言うとまだ話が終わっていない様子!…
すると今度は!とばかりに話しを続ける!…
と言うのもその話はリーナが望んだ魔王化についての話しであり、
リーナに納得させるよう発動条件がある事を口に!…
「但し!!…本気を出すっつっても条件がある!!…」
「ッ!?…じょ、条件?…」
「…あぁ…これに関してはリーナ!…お前次第だ!!…」
「ッ!!…」
その際条件がある事を言われてリーナは途端に戸惑いの表情!…
何ならマサツグが本気を出す条件と聞いて何を想像したのか?…
思わず頬を染める様なそんな反応を見せてしまうと、
自身のムッツリ具合を露わに!…
だが一方のマサツグは御構い無しにツッコミも入れる事無く話を進める!…
尚この時マサツグが言った条件と言うのは、
言わずもがな見返りを求める方のモノではなく!…
あくまでも先程記述した通りの発動条件の話しであり!…
と、何も考えていないただ真剣な様子でリーナ次第!と…
となるとそんな事を言われて次にはリーナもハッ!と…
途端にムッツリ具合が消えてなくなり!…
誤解であった事を理解すると、ジッとマサツグに視線を向け!…
と、これまたマサツグは更に話しを続けて行き!…
「お前の言う[魔王化]って言うのは…言わば追い込まれてと言うか…
とにかく俺が相手に対して怒り!…
或いは憎悪を覚えて初めて発動出来るモンなんだ!…
だから逆に言えば俺がどんなに魔王化したくても!…
お前に対してそう言った負の感情が無ければ出来ない!…
ただ本気でお前と戦う事になるんだ!!…」
要はリーナに対して負の感情を持たない事には魔王になれない事を口にして行き!…
そしてマサツグからリーナに対して負の感情を持つ事は無い!と…
それこそあるとするならリーナからマサツグに対してであって!…
何かをしたのなら成れるかもしれない!と…それもあくまでも可能性である事を口にすると、
出来なければただ冒険者として戦う事を予め説明をするよう話しをし!…
因みに改めて[魔王覚醒]の取得と発動条件と言うのは!…
何かしら如何しても耐え難い負の感情を爆発させる事で習得出来、
発動条件に関してはその対象物に対して少しでも怒りを感じたのなら!…
直ぐに時間制限有りで発動する事が可能なのだが!…
要は取得するのにかなりの根性が居る覚醒スキルで!…
と、一方でその説明を聞いてリーナは更に戸惑いを露わにし!…
「ッ!?……つ、つまり…それは…」
「…全てはお前次第って事だ!!……まぁでもリーナが望むんなら…
その時になって出来る様ならしてやる!!…って、事を今約束してるだけで…
絶対じゃないからな?…それだけはよぉく!…覚えておけよ?…」
しかしこの話を聞いて戸惑いながらもしっかり理解が出来た様子!…
と、次にはマサツグに確認をするよう言葉を口に!…
この時困った様なそんな反応も露わにすると、
マサツグもそのリーナの言葉を肯定するよう更に話しを続ける!…
結局のところリーナ次第で御前試合の内容が決まる事をこれまた話す!…
故に今している約束はあくまでも本気で戦って欲しい!と言う…
リーナの意志を汲んだモノで、絶対に魔王化する!と言う話しではなく…
となるとその話をされた事でこれまたリーナは悩む様なそんな素振りを!…
「ッ!…ッ…ッ~~~…」
「…さて…邪魔して悪かったな?……ってかお前打ち込み過ぎだ!…
城ん中に居ても風圧が聞こえて来てるぞ!?…」
それは明らかにマサツグを如何魔王化させるか?で悩んでいる様子!…
腕を組んで顎に手を…そして唸り出すとまでは行かないが!…
目を閉じ俯くそんな素振りを取って見せると、
マサツグもそんなリーナの様子を見て三度呆れる様な!…
しかし次には改めてここに来た理由を口にする!…
その際まずは邪魔をした事を軽くと言った具合に謝罪すると、
同時に訓練に打ち込み過ぎである事を話し!…
何ならその勢いについても続けて語り!…となるとそれを聞いたリーナはえっ?と…
戸惑う反応を露わにして見せ!…
「ッ!…え!?…」
「今はそれ位にしてもう寝とけ!…
今の内に休んでおかないないと本番…俺が本気を出す前にへばっちまうぞ?…」
「ッ!…あ、あぁ…」
自分でも気が付いていなかった様子で城の方へチラッ?と視線を…
まぁ見た所で何か異変等が起きている訳では全く無く!…
マサツグが言っている事が真実かどうかが定かでは無いのだが、
今気にすべき点はそこではなく!…一方でマサツグもリーナに続けて言葉を口に!…
と言うのもリーナに苦笑いをしながらもう休め!と…
それこそ本番で無様な姿を見せる事になる!と注意をして行くと、
リーナもそれを聞いてハッ!とした反応…
そしてこれまた注意をされて戸惑う様子を露わにする…
しかし返事をした所でやはりリーナはまだ何かを考える様子で、
ジッとその場に立ち尽くし…
一方でマサツグも分かって居た様子で更に言葉を口にして行き!…
「んじゃ!…俺も寝直すわ……今日はなんせ…
国民が大いに盛り上がる祭りの日みてぇなモンなんだからよ?…」
「ッ!……ッ…あぁ…そう、だな……ッ!?…」
と、次にはジッと立ち尽くすリーナに対して寝る!と口に…
そして改めて今日が何の日であるか?と…
それこそ無様な姿は見せられない!とばかりに覚悟を決めた漢の背中を体現!…
いや露わにするようその場を去ると、
リーナもそんなマサツグの様子を見て更にハッ!と…
同意をするよう返事をする!…
その際チラッとだがマサツグの背中に視線を向けると、
そこにはまるで歴戦の勇とばかりに異様な圧を放つマサツグの姿がそこにあり!…
__ゴオオオオォォォォォォ!!!!…ッ!?!?……ッ…
{ッ!?…こ、これは!?…
マ、マサツグの背中から何か強烈なまでの気迫が!!…}
__ギイイィィィ!!…バタンッ!!……ズルッ…ペタンッ……ッ…
因みにマサツグとしてはただ何も考えず城に向かい歩いているだけであって!…
しかし一方のリーナにはそんな威圧的な様子に見えてしまい!…
自分が相手にするのはこんな大きな背中を持つ!…
圧倒的強者である事を自覚すると、思わず怯む素振りを露わに!…
何ならそれはマサツグが城の中へ姿を消すまで圧倒され続ける!…
そしてマサツグが城の中へ戻った所で緊張状態を解かれて行くと、
改めてマサツグに対して恐怖を感じ思わずその場にへたり込み!…
するとこれまた一方でマサツグも自室へ戻ると、短い時間ながらも眠りに就き!…
次の日の朝を迎えて行く!…
__…チュン、チュンッ!…チチチチチ!……ッ…
「…ンン~?…もう朝ぁ~?……イカン…完全に寝不足…」
__…ゴロッ…ぱよんっ!…ッ!…ッ~~~……ッ!?…
窓の外から聞こえてくる鳥の囀りを目覚ましに!…
マサツグが重い瞼を中途半端に開けて行くと、その目に朝の陽射しが差し込み!…
すると次にはその眩しさにマサツグが若干悶え!…
そしてまだ眠いと感じる状態に寝不足だと自覚し!…
まだ寝たい!とばかりにその朝の陽ざしから逃げるよう!…
顔を影のある方へ逃がして行くと、
その逃げた先で何やら顔に柔らかいモノの感触が…
となるとマサツグもえっ?とばかりに確認し出す!…
それこそ寝惚け眼で正確に何であるか?を捉えるのに時間が掛かるのだが、
それが何かが分かると途端にマサツグは慌て始め!…
と言うのもその目の前に合ったのはシルビィの豊満なメロンで有り!…
何でこんな所に胸が!?と…マサツグも一気に目が覚めた様子で!…
思いっきり上半身だけを飛び退く様にして動揺をすると、
一方で先にシルビィは目を覚まして居た様子で!…
「…お、おはよう…御座います…ッ…だ、旦那…様…」
「ッ!?…シ、シルビィ?…こ、これは?……ッ!?…」
その際シルビィは頬を染めてモジモジしており、
それこそ満更でもない様子で未だくっ付く素振りを露わに!…
何なら寧ろもっとくっ付きたい!と言った具合に…
期待の目をしながら恥じらいの表情でチラチラとマサツグに視線を向けると、
取り敢えず飛び起きたマサツグに対して朝の挨拶を!…
心成しかご機嫌の様子も感じられる!…
一方でそんなシルビィを前にしてマサツグはただ戸惑い続けると、
この状況の説明を求め!…
が、次には冷静にチラッとあるモノが見えると自身の過失だと言う事に気が付き!…
{…な、何でオリハ向こうのベッドに!?……ッ!?!?…}
その過失と言うのも自身が泊っている部屋を間違えたと言う事で!…
部屋に戻る際もう寝惚けていたのか?…或いは方向音痴が発動したのか、
マサツグはあろう事かオリハとシルビィの部屋に戻ってしまい!…
そしてシルビィのベッドでシルビィを抱き枕にしてそのまま就寝!…
因みにシルビィも突如抱き抱えられた事で一度はハッと目覚め!…
誰かが夜這いに来たのか?と殺気を放ち、始末しようと考えるのだが!…
しかしその正体がマサツグである!と分かると次にはスッと受け入れ!…
寧ろこれはご褒美!と…
甘んじて受け入れてはその夜を共にしたのがこの事件の真相である!…
尚それ以上の事は勿論無く、しかしシルビィはとてもツヤツヤして居り!…
そしてマサツグが見たモノと言うのは、
もう一つのベッドでオリハが未だ寝ている姿で有り!…
一緒に寝ていたのがシルビィで良かった!と安堵する一方!…
部屋を間違えた事には変わらず勿論青褪め続け!…
「…んん~…何ぃ~?…朝から騒がしいんだけど?…ってぇ…ンン?…」
__ふわあぁ~~おぉ♥……ッ…
そしてそんな騒がしい様子に気が付いたのかオリハがスッと目を覚ますと、
当然その物音の聞こえる方に視線を!…
するとそこには一つのベッドにマサツグとシルビィが抱き合う様にして、
転がっている様子が見えてしまい!…言わずもがな勿論誤解!…
寝惚けた頭で情報を処理!…
そして自身が今一番如何言った反応をすれば良いのか?を考えて行くと、
ジッと見詰めるつもりは無いが凝視!…
そして答えが出た様子でふと言葉を口にする!…
「…あぁ~…事が済んだら起こして?…俺もうちょっと寝てるから…」
「ッ!?…いや誤解だっての!!…てかお前もお前で寝直すあぁ!!」
それは呆れた様子で言葉を零すと、
さもまだ夢を見ているばかりに寝直す事を選択!…
何なら冗談のつもりか起こす事をマサツグに頼み!…
そして抱き合うマサツグ達に対して背を向け!…
頭からシーツを被り物音をシャットアウトする体制を取って見せると、
一方でそんなオリハに対してマサツグが勿論激しいツッコミ!…
誤解だ!と言って弁明の余地を求めて行く!…
尚シルビィはされるがままでジッとマサツグに抱えられ、
その間も至福!とばかりにツヤツヤして居り!…
何ならマサツグに夜這い?をされた事実に嬉々としており!…
朝から変な汗を掻きつつ!…オリハ共々やっとでベッドから起きて行くと、
更にとある心配を!…と言うのもマサツグの部屋から不穏な気配を感じ始める!…
__ガチャッ…キイイィィ……ッ…ゴゴゴゴゴゴ!!!…
「…っべぇ~よ!!…如何しよう戻れる雰囲気じゃねぇよ!!…」
この時オリハ達の部屋からスッと顔だけを覗かせる様に隣の部屋の様子を伺うと、
マサツグには幻覚が見えているのか?…
その隣のマサツグの部屋からは異様な気が漏れ出ている様に見えてしまい!…
となるとマサツグもその幻覚?に思わず慄き…
このまま戻って無事で済むのか?と言った不安をポロッと零して行くと、
部屋を出て行く勇気が湧かず!…何とも情けない姿を露わにする!…
となるとそんなマサツグの様子にオリハもカチン!と怒りを燃やすと、
次にはマサツグを蹴り出す様にして足蹴にしつつ!…文句の言葉を口にして行き!…
「知らねぇよ!!…てかこのままだと私達が着替えられないでしょうが!!…
さっさと部屋から出てって!!」
「ッ!?…も、もうちょっとだけ待ってくれてもいいじゃ!!…あぁ~~!!」
__ゲシッ!!!…ドシャアアァァ!!!…ッ~~~!!…
マサツグが居ると着替えられない!と…女性として当然の反応をして見せ!…
マサツグのへっぴり腰を後ろから何度も足蹴にすると、
マサツグもそんなオリハに対して慌てて待った!を…落ち着く時間を求めて行く!…
しかしオリハがそんな待つ時間をマサツグに与える筈もなく、
結果マサツグは部屋の外へと蹴り出され!…
尚その際シルビィはそんな二人の様子をアワアワとした様子で見守っており!…
いや正確には如何仲裁に入れば良いのか分からず!…
慌てて戸惑っていたと言った方が正しいであろうか…
とにかく廊下へと蹴り出されたマサツグは顔面からスライディング!…
そしていつまでも倒れている訳には勿論行かず!…
オリハに対して恨み言を零して行くと、徐々に体を起こし始め!…
「…クッ!…我が弟ながら何て薄情な!!…
…っで、如何したモンか?…た、多分大丈夫だと思いたいけど……」
__……ッ…ガチャッ…ッ~~~~……
自力で立ち上がった所で改めて自室の扉に視線を!…
するとそこにはまだ異様な気配の様な物が見えて居り、
如何にも恐怖心を駆り立て!…
が、だからと言ってずっとこのまま廊下で立っている訳には勿論行かず!…
次には恐る恐る手を伸ばし、まるで空き巣に入るよう慎重に!…
静かにドアノブを捻って扉を開けようとして行くと、そこ目にするは安堵の光景!…
まだ眠っている様子のシロとハクとフィロの姿を見つけて行く!…
尚マサツグもシロ達を起こさないよう枕を抱えさせる等して脱出を図っており、
シロ達は未だそれをマサツグと誤解している様子で寝こけていて!…
__すひょ~…すひょ~……ッ…
{…よ、よかったぁ~…まだ眠っててくれてるみたいだな?…
…よ、よし!…今日は早めに起きたって事にして!…パパッと今日の準備を!…}
それぞれが幸せそうな表情を浮かべて眠っている事でマサツグも安堵!…
それこそ無事乗り切れた様な!…
とにかくまた理不尽?な暴力に合わない事で安心をすると、
シロ達を誤魔化す流れを直ぐに考え!…
今日と言う日に備えようとし始める!…
その際スッと部屋の中に入り自身の荷物へ音を立てずに手を伸ばすのだが、
次にはまるでホラーの様な体験をする事に!…
と言うのもマサツグがアイテムポーチに手を掛けた瞬間!…
__…ッ…ガバァ!!!…ッ!?!?…
「…んん~?…なぁんでお主からシルビィの匂いがするのじゃあ~?…
それも濃密なまでに…さもそう言う事をしたかの様にぃ~?…」
「ッ!?…フィ、フィロ!!…起きて!?…」
気配を殺す様にして伸ばした腕に突如フィロがガバッと勢い良く襲い掛かり!…
となると突如飛び付かれた事でマサツグも驚き!…
一体何!?とばかりにチラッとフィロの方へ視線を向けると、
そこには既にもう目を覚ましていた!とばかりに…
何やら妖しい笑みを浮かべるフィロの顔が!…
何なら問い詰める様なそんな事まで口にし出す!…
と、フィロが言うには異様なまでにシルビィの匂いがマサツグからする!と…
故に目を覚ました様な口振りを露わに!…
となるとフィロがそんな事を言うモノだからマサツグも勿論動揺してしまい!…
まるで蛇に睨まれた蛙の様になってしまうと、
フィロが起きてしまった事にとにかく固まり!…
一方で更にそれに呼応するよう目を覚ます者達が!…
__…ごぉ~シュ~じぃ~ンン~サァ~まぁ~…せぇ~んん~せぇ~いぃ~……
「ッ!?!?…な!?…ななな、なぁ!?…」
それこそ先程まで幸せそうな表情を見せて居た筈なのに!…
起きて来るその者達の様子はまるで生者を恨む!…
妬む亡者の様な!…拘束されているマサツグに向かい!…
ベッドを這う様にして白い子狼二匹ズルズルと近寄って来ると、
マサツグとしてはもうその光景はホラー!…とにかく逃げたくなってしまう!…
だがそれを許さない!とばかりにフィロがガッチリマサツグの事を拘束すると、
遂にはその白い子狼にも襲われる事に!…
と言うのもやはり昨日の晩の事はしっかり三匹にもバレていた様子で!…
理不尽な暴力は今回ないのだが!…こうして三人に驚かされる事に!…
宛ら朝帰りがバレた浮気亭主にちょっとしたドッキリを仕掛ける!…
そんなノリで今回この様な事をした!とシロとハクとフィロから聞かされると、
マサツグはその場で思わずへたり込む!…子育てと言うか浮気と言うか…
いやそもそも浮気をしてはいないのだが!…
もうこう言う事は勘弁!と考えてしまうと、
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そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
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【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
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【第二部あらすじ】
地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。
ダンジョンで自分の居場所を見つけたエレインであるが、ホムラに対する気持ちの変化に戸惑いを覚えていた。ホムラもホムラで、エレイン特別な感情を抱きつつも、未だその感情の名を自覚してはいなかった。
そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。
一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー
狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください!
【第一部あらすじ】
人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。
しかも、ボスの間にーーー
階層主の鬼神・ホムラによって拾われたエレインは、何故かホムラの元で住み込みで弟子入りすることになって!?
「お前、ちゃんとレベリングしてんのか?」
「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」
パーティに虐げられてきたエレインの魔法の才能が、ダンジョンで開花する。
一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…
今までの力の源が、エレインの補助魔法によるものだとも知らずにーーー
※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
※第二部開始にあたり、二部仕様に改題。
※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。
※なろう様、カクヨム様でも公開しています。
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魔眼の剣士、少女を育てる為冒険者を辞めるも暴れてバズり散らかした挙句少女の高校入学で号泣する~30代剣士は黒魔法と白魔法を覚え世界にただ1人のトリプルジョブに至る~
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