物理重視の魔法使い

東赤月

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5. 欲求

プロローグ

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「いつまでも遊んでいるな、か」

 ショーゴ兄さんからの伝言を呟いて、俺は息を吐く。

「そう捉えられても仕方ないか」

 山を出てから、俺は確かに成長した。だけどやっていることは小細工の延長だ。少なくとも今のままじゃ、兄さんたちにはいつまで経っても追いつけない。
 それは俺も痛いほど分かっていた。だから、

「会いに行かないと」

 鬼人族の国の地方都市、ブレンペーニュまでの旅行券を見て、自分の意思を言葉にした。
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