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全力
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「クレイ、イリアは?」
魔物の群れを斬り終えた私は、支配者がゴーレムと戦っているのを視認してからイリアの元に向かう。
「気絶しているだけだ。俺が安全な場所まで運んでおく。たからイクシアは、あいつをどうにかすることだけを考えてくれ」
「ええ」
言葉と一緒に義足を受けとる。布を解くと、靴を履いた生足が現れた。改めて見ても、とても義足とは思えない代物だった。
「断面を合わせて、思い切り魔力を注げ。数秒間違和感があるが、その後は貴女の足になる」
「分かった」
今ある義足を外し、イリアを背負って走るクレイの言葉通りにする。
「んっ」
義足から何か流れ込んでくる。同時に、流れ込んでくる何かの中を通って、私の中の何かが流れていく。
義足が触れている感覚が薄れていく。私の足との境界が曖昧になる。
私の体を侵食してくるような嫌悪感が、作られた体を侵略するような違和感が、時間と共に消えていって。
「うん」
完全に霧散したのと同時、跳躍して、空から襲い掛かろうとしていた魔物の群れを斬り刻む。
「すごい」
これは、私の足だ。
膝を自由に曲げられる。体重が感じ取れる。爪先が地面から離れた感覚さえ存在する。
何より、義足を通じて魔法まで使うことができる。
「風よ」
私の道となれ。
願いを魔力に込めて、魔法として実現させる。『風の靴』を履いた私は、跳躍した勢いのまま空を駆け上り、後続の魔物を屠っていく。
ギュアアア!
八割がた倒したところで、支配者が咆哮する。同時に様子が変化した。鋭利な羽毛が逆立ち、パチパチと音を発するようになる。
「避けて!」
ゴーレムに警告をした矢先、支配者は翼をはためかせ羽を飛ばす。そして、
バチバチバチ!
支配者の口からゴーレムの体へと、羽を経由したジグザクな光の線が伸びた。
「う、あ……」
外傷はないように見えるゴーレムは、しかし飛行を継続できなくなったようで、自由落下を始める。
「アンジェ!」
鋼鉄の地面に激突する寸前、クレイが間に入ってゴーレムを受け止めた。支配者が追撃しようと降下するも、そこを狙う私に気づいて距離を取る。
「危険よ。下がって」
「貴女が支配者を抑えてくれているなら問題ない。まだ雑魚が残ってるから、そっちの相手をする」
「……そう」
私としても支配者との戦いに集中したいからありがたい申し出だった。冒険者でなくても実力はあるし、きっと大丈夫だろう。
そう判断を下し、意識を支配者に集中させる。雷雲のような魔力を纏った支配者は、敵意に満ちた目でこちらを見ていた。
「風よ」
私の敵を射れ。
剣を持っていない方の手で風の槍を生み出す。発射した『穿風』の後を追って支配者に肉薄すると、避けた隙を狙って剣を振るう。
ガッ
ギュアアアア!
バチバチ!
剣が翼に食い込み、支配者が電気を放つ。しかしそれは対策済みだ。柄と鍔に絶縁体を仕込んだ剣からは感電しない。
「風よ」
私の敵を射――
バチッ!
「っく」
強まった電気が手に流れた。更なる反撃を受ける前に剣を引き距離を取る。『風の靴』が二足あるため、どうにかそれ以上の傷を受けずに済んだ。
やがて支配者の体全体が白い光に覆われる。ついに本気を出したようだ。ああなった相手には近づけないため剣を納める。ここからは遠距離戦だ。
支配者とつかず離れずの距離を保ちながら、『穿風』で攻撃を続ける。相手はこちらに近づこうとしながら、時折他の獲物の方に向かおうとするも、私がそれを許さない。直接狙うのではない、行動を制限するような攻撃に、支配者は苛立っているようだった。
ギュアア!
「っ……」
しかし支配者もただ飛んでいるだけではない。私の攻撃の合間を突き反撃してくる。回避を試みるも、いくつか避けきれなかった鋭利な羽が体をかすめ、その都度体に電気が走る。
流石にこの距離だと被弾は免れないか。だけど構わない。十年もの間、多くの冒険者を傷つけ、殺めた、フロンティア:ウーリス。その首魁が相手なのだ。元より無傷で済まそうだなんて考えていない。
もうこれ以上、犠牲者を増やしてはいけない。こいつは刺し違えてでも、ここで倒す。
「風よ」
私の敵を貫け。
ギュアアッ!
散々見せた『穿風』よりさらに速く大きな風の槍、『大穿風』が支配者に当たる。風穴を開けるには至らないが、赤錆のような色の血が流れた。それに伴い、支配者の体を包む白い光が弱まる。
今だ。私は相手が体勢を立て直す前に、連続して『穿風』を突き立てていく。傷こそ浅いものの、流れる血の量は増え、光もどんどん薄くなっていく。このまま――
「う」
突如、『風の靴』が崩れ始めた。まさか、私の魔力がもう底を尽きつつある?
そこで思い出す。ゴーレム・レッグは魔力で動作すると説明を受けていた。元々消耗していたこともあって、予想より早く限界が来たようだ。
これ以上時間はかけられない。私は剣を抜くと、辛うじて形を保っている『風の靴』を使って支配者との距離を詰める。
ギュアアアア!
接近する私に気づいた支配者が翼を広げた。バチバチという音と明滅する光が強くなる。
来る。直感の一瞬後、雨のように羽が飛んでくる。支配者の口の中に一際強い光が見えて――
バチバチバチ!
支配者の口から放たれた電撃は、羽の道を通って私に向かった。
そして、いくつかの羽を叩き落すことで電撃の通り道を制限した私の想定通り、刀身に当たる。距離を詰めた私は、電撃の宿る剣を振るった。
「返すわ」
電撃も、恨みも。
キィン!
ギュアアアアッ!
片足を失った支配者が苦痛の叫びを上げる。翼を斬るつもりだったが、『風の靴』が消えてしまったため狙いがずれた。奇しくも文字通り、足の恨みを返した形になる。
当然それで終わらせる気のない私は、けれど重力に引かれ落下していく。この高さでは間違いなく、戦闘不能にはなるだろう。
……また、倒せないの?
「ふふ」
絶望はすぐに消える。支配者が私に止めを刺そうと降下してきた。剣に魔力を宿らせるくらいはまだできる。近づいてきたところに、剣を投げて反撃してやる。
彼我の距離が縮む。纏う光が消えた支配者は真っすぐこちらに向かってくる。もう少し、あとちょっと……!
「アンジェ!」
「了解、マスター」
仇敵の降下が、横から飛んできた光の弾で阻害される。
クレイ? そんな、あと少しだったのに。
今から投げても避けられる。私は何もできずに落下を続け――
「イクシアさん!」
空中でゴーレムに受け止められる。
「わわ」
衝撃を殺しきれなかったのか、ゴーレムは私を抱えたまま落ちるも、その速度が緩やかになっていく。
「良かった、大丈夫?」
「それよりクレイが!」
彼に狙いを移した支配者は既に足を振り上げていた。
クレイは左手で受けようとして、その光景が、思い出したくもない記憶を呼び起こして――
「マスター!」
「アース!」
かつての級友の名前が口に出るのと、爪が手を裂くのは同時だった。
魔物の群れを斬り終えた私は、支配者がゴーレムと戦っているのを視認してからイリアの元に向かう。
「気絶しているだけだ。俺が安全な場所まで運んでおく。たからイクシアは、あいつをどうにかすることだけを考えてくれ」
「ええ」
言葉と一緒に義足を受けとる。布を解くと、靴を履いた生足が現れた。改めて見ても、とても義足とは思えない代物だった。
「断面を合わせて、思い切り魔力を注げ。数秒間違和感があるが、その後は貴女の足になる」
「分かった」
今ある義足を外し、イリアを背負って走るクレイの言葉通りにする。
「んっ」
義足から何か流れ込んでくる。同時に、流れ込んでくる何かの中を通って、私の中の何かが流れていく。
義足が触れている感覚が薄れていく。私の足との境界が曖昧になる。
私の体を侵食してくるような嫌悪感が、作られた体を侵略するような違和感が、時間と共に消えていって。
「うん」
完全に霧散したのと同時、跳躍して、空から襲い掛かろうとしていた魔物の群れを斬り刻む。
「すごい」
これは、私の足だ。
膝を自由に曲げられる。体重が感じ取れる。爪先が地面から離れた感覚さえ存在する。
何より、義足を通じて魔法まで使うことができる。
「風よ」
私の道となれ。
願いを魔力に込めて、魔法として実現させる。『風の靴』を履いた私は、跳躍した勢いのまま空を駆け上り、後続の魔物を屠っていく。
ギュアアア!
八割がた倒したところで、支配者が咆哮する。同時に様子が変化した。鋭利な羽毛が逆立ち、パチパチと音を発するようになる。
「避けて!」
ゴーレムに警告をした矢先、支配者は翼をはためかせ羽を飛ばす。そして、
バチバチバチ!
支配者の口からゴーレムの体へと、羽を経由したジグザクな光の線が伸びた。
「う、あ……」
外傷はないように見えるゴーレムは、しかし飛行を継続できなくなったようで、自由落下を始める。
「アンジェ!」
鋼鉄の地面に激突する寸前、クレイが間に入ってゴーレムを受け止めた。支配者が追撃しようと降下するも、そこを狙う私に気づいて距離を取る。
「危険よ。下がって」
「貴女が支配者を抑えてくれているなら問題ない。まだ雑魚が残ってるから、そっちの相手をする」
「……そう」
私としても支配者との戦いに集中したいからありがたい申し出だった。冒険者でなくても実力はあるし、きっと大丈夫だろう。
そう判断を下し、意識を支配者に集中させる。雷雲のような魔力を纏った支配者は、敵意に満ちた目でこちらを見ていた。
「風よ」
私の敵を射れ。
剣を持っていない方の手で風の槍を生み出す。発射した『穿風』の後を追って支配者に肉薄すると、避けた隙を狙って剣を振るう。
ガッ
ギュアアアア!
バチバチ!
剣が翼に食い込み、支配者が電気を放つ。しかしそれは対策済みだ。柄と鍔に絶縁体を仕込んだ剣からは感電しない。
「風よ」
私の敵を射――
バチッ!
「っく」
強まった電気が手に流れた。更なる反撃を受ける前に剣を引き距離を取る。『風の靴』が二足あるため、どうにかそれ以上の傷を受けずに済んだ。
やがて支配者の体全体が白い光に覆われる。ついに本気を出したようだ。ああなった相手には近づけないため剣を納める。ここからは遠距離戦だ。
支配者とつかず離れずの距離を保ちながら、『穿風』で攻撃を続ける。相手はこちらに近づこうとしながら、時折他の獲物の方に向かおうとするも、私がそれを許さない。直接狙うのではない、行動を制限するような攻撃に、支配者は苛立っているようだった。
ギュアア!
「っ……」
しかし支配者もただ飛んでいるだけではない。私の攻撃の合間を突き反撃してくる。回避を試みるも、いくつか避けきれなかった鋭利な羽が体をかすめ、その都度体に電気が走る。
流石にこの距離だと被弾は免れないか。だけど構わない。十年もの間、多くの冒険者を傷つけ、殺めた、フロンティア:ウーリス。その首魁が相手なのだ。元より無傷で済まそうだなんて考えていない。
もうこれ以上、犠牲者を増やしてはいけない。こいつは刺し違えてでも、ここで倒す。
「風よ」
私の敵を貫け。
ギュアアッ!
散々見せた『穿風』よりさらに速く大きな風の槍、『大穿風』が支配者に当たる。風穴を開けるには至らないが、赤錆のような色の血が流れた。それに伴い、支配者の体を包む白い光が弱まる。
今だ。私は相手が体勢を立て直す前に、連続して『穿風』を突き立てていく。傷こそ浅いものの、流れる血の量は増え、光もどんどん薄くなっていく。このまま――
「う」
突如、『風の靴』が崩れ始めた。まさか、私の魔力がもう底を尽きつつある?
そこで思い出す。ゴーレム・レッグは魔力で動作すると説明を受けていた。元々消耗していたこともあって、予想より早く限界が来たようだ。
これ以上時間はかけられない。私は剣を抜くと、辛うじて形を保っている『風の靴』を使って支配者との距離を詰める。
ギュアアアア!
接近する私に気づいた支配者が翼を広げた。バチバチという音と明滅する光が強くなる。
来る。直感の一瞬後、雨のように羽が飛んでくる。支配者の口の中に一際強い光が見えて――
バチバチバチ!
支配者の口から放たれた電撃は、羽の道を通って私に向かった。
そして、いくつかの羽を叩き落すことで電撃の通り道を制限した私の想定通り、刀身に当たる。距離を詰めた私は、電撃の宿る剣を振るった。
「返すわ」
電撃も、恨みも。
キィン!
ギュアアアアッ!
片足を失った支配者が苦痛の叫びを上げる。翼を斬るつもりだったが、『風の靴』が消えてしまったため狙いがずれた。奇しくも文字通り、足の恨みを返した形になる。
当然それで終わらせる気のない私は、けれど重力に引かれ落下していく。この高さでは間違いなく、戦闘不能にはなるだろう。
……また、倒せないの?
「ふふ」
絶望はすぐに消える。支配者が私に止めを刺そうと降下してきた。剣に魔力を宿らせるくらいはまだできる。近づいてきたところに、剣を投げて反撃してやる。
彼我の距離が縮む。纏う光が消えた支配者は真っすぐこちらに向かってくる。もう少し、あとちょっと……!
「アンジェ!」
「了解、マスター」
仇敵の降下が、横から飛んできた光の弾で阻害される。
クレイ? そんな、あと少しだったのに。
今から投げても避けられる。私は何もできずに落下を続け――
「イクシアさん!」
空中でゴーレムに受け止められる。
「わわ」
衝撃を殺しきれなかったのか、ゴーレムは私を抱えたまま落ちるも、その速度が緩やかになっていく。
「良かった、大丈夫?」
「それよりクレイが!」
彼に狙いを移した支配者は既に足を振り上げていた。
クレイは左手で受けようとして、その光景が、思い出したくもない記憶を呼び起こして――
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