スキル「ジョブチェンジ」で下剋上!

山椒

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06:戦士Lv10、剣士Lv10

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 王都の近くでレベル上げをしていたが王都の近くでは最大10レべのモンスターしかいないため10レべまでしかレベルを上げることができなかった。

 ただ他のジョブに切り替えてレベルを上げることができるため、俺は戦士と剣士をLv10まで上げることができた。

 意外にもLv10まで行くのに時間はかからなかったから驚いたところではある。いや、戦士をLv10にしてから剣士Lv1になっても強さはLv1ではないからレベル上げの速さは上がっていく一方だ。

 レベル上げに付き合ってくれたブレアとアニーにジョブチェンジをして一緒にレベルを上げていた。

『宮藤万理
 ジョブ:戦士
 Lv10
 体力:69
 攻撃:66(+5)
 防御:60
 速度:56
 器用:32
 魔力:75
 魔攻:42
 魔防:64
 装備<ブロンズソード>
 魔法なし
 スキル<ジョブチェンジ><クリティカル><闘争><属性耐性>』
『宮藤万理
 ジョブ:剣士
 Lv10
 体力:57
 攻撃:69(+5)
 防御:58
 速度:55
 器用:52
 魔力:24
 魔攻:29
 魔防:52
 装備<ブロンズソード>
 魔法なし
 スキル<ジョブチェンジ><クリティカル><属性耐性><絶剣>』

 どうやらスキルは三種類あるらしく、そのジョブ特有のスキル、同種ジョブには適応されるスキル、どのジョブにも適応されるスキルの三種類だ。

 ジョブチェンジなんかはどのジョブでも適応されるスキルになっているが、闘争や絶剣はそのジョブ特有のスキルになっている。

「今日はこれくらいね。私は戻らないといけないからここで失礼するわ」

 日が暮れ王都に戻ってきた俺たち三人。

 ブレアは行かなければいけないらしいが、その言い方はブレアだけが離れるような言い方だ。アニーは一緒じゃないのか?

「アニー、あなたはこのままバンリの面倒を見なさい」
「かしこまりました」

 あぁ、やっぱりこういうことだったのか。

「よろしく、アニー」
「はい、これからよろしくお願いいたします」
「これから十日間はアニーを貸し出してあげる。その間の宿代や食事代もこちらが負担するわ。それ以降はアニーを気に入ったとしても有料だから気をつけなさい」
「あぁ、それで十分だ」

 十日もあればかなりこの世界のことを知れるな。

 でもアニーがいなくなってもブレアとの関係は続くだろうな。まだブレアにはジョブチェンジの権利があるからそこで会わないといけないからな。

 ブレアはそのまま一人で去っていく。

「お嬢様なのに一人で大丈夫なのか?」
「はい。まだ護衛はいますからご心配なく」

 それを言われてもブレアの近くに誰かいるのかが分からない。まあ俺は別に強いわけではないから分かるわけではないんだけどね。

「じゃあ宿に行くか」
「こちらです」

 宿はブレアにジョブチェンジした時に入った宿と同じだった。

 そこで部屋をとるアニーは一部屋しかとらなかった。

 その場では何も言わなかったが部屋に入ってからアニーに問いかける。

「どうして一部屋なんだ?」
「私ごときと一緒なのは嫌だとおっしゃられていますか?」
「そんなわけがない。ただ同じ部屋でいいのかと単純な倫理観で問いかけただけだ」

 普通の男なら襲ってもいいってことだよな? と思うところだ。

 アニーの実力を知っているから敵わないことは分かっているが、脈あり? と微かに思うのは確かだ。

「お嬢様はバンリ様の十日間の生活費を支払うとおっしゃりました。ですがそのようなことをすればお嬢様の生活費がなくなってしまいます」
「どういうことだ?」

 ブレアが訳ありなのは分かっている。だけど公爵家というかなり上の家なんだからお金がありそうなものだ。

「現在お嬢様は七天学園に通われております。ですがガブリエル家にて落ちこぼれの烙印を押され、ご実家からまともな支援を受けていない状態にあります」
「あー、見栄を張ったと」
「そういうことです。バンリ様には大変申し訳ないと思っています。ですが私がなんでもしますのでご容赦ください」

 なんでも。とても甘美な言葉であるがあいにくと俺はそのような性癖はない。どちらかと言えば純愛派だからな。

「大丈夫だ。そもそも俺はこの世界、この国を案内してもらいたいだけだからそこまで尽くされるつもりはない」
「ありがとうございます。この十日間はバンリ様が私の主となります。何なりとお申し付けください」

 全く分かっていなかった。でも逆に俺が何も頼まなければいいだけの話だ。
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