RPGみたいな世界で二周しないと出てこない裏チートキャラになりました。

山椒

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第二ミッション

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 女性たちが一通り満足するまで待ってから俺たちはプネウマ王国に向かうことになった。

 だが問題はここから少し距離があるということだ。

「この神馬でも乗せれる上限があるわ」

 神馬は神猿と違ってみんなから綺麗だし触り心地が良く誰でも受け入れてくれるからという理由ですぐに受け入れられた。

「歩く以外でいい案を出しなさい」

 まるで出さなければ許さないと言った圧を出してくるお嬢様だが俺の十二神獣たちはそれをできるポテンシャルを持っている。

「かしこまり。もう移動してもよろしいですか?」
「いいわよ。ここにいる全員を移動させなさい」
「じゃあ出発いたしまーす」

 俺は地面の下にちょうどいい大きさで神蛇を顕現させる。さらに神蛇には神鳥の力で姿を消す。

 だからその状態で神蛇が地面から出て来れば俺たちが立っている地面が浮き上がっていることになっている。

「うぉ! すげぇ!」
「すごい! これは魔法!?」

 女性たちは地面が浮いていることに驚いているが下に何がいるのか分かっているお嬢様は違った。

「とんでもないものが下にいるわね……!」
「俺の式神の一体ですよ。このまま王国まで向かいます」

 神蛇は一気に王国まで進む。この勢いならすぐに王国までたどり着けそうだ。

 ちなみに神蛇が通った後は道みたいになっているのを分かっているのは俺とお嬢様だけだ。

「そう言えばまだ王子様の名前を聞いていなかったわね」
「そうですね。てかなんで王子様?」
「そんなことはいいのよ。早く言いなさい」
「姓が天日、名が晴明。放浪の旅をしている冒険者です」

 俺の自己紹介は周りにいる女性たちもしっかりと聞いていた。

「……天日晴明。聞いたことがないわね」
「まあまだBランク冒険者ですし」
「神獣を使役しているのならすぐに名が通ると思っていたけれど、訳ありみたいね」

 まあ訳ありだし十二神獣は前から引継いできたものだから絶対に神獣使いとして名前は通らない。

「こちらは名乗ったのでお嬢様もお名前よろしいですか?」

 とりあえず名前は知りたい。一応ロールミッションはクリアになっているがこの中でスィオピ公爵家の一人娘が他にいるかもしれない。

「知らずに助けたの?」
「そうですね。目撃者がいて助けに来ただけなので」
「ふーん……そう」

 な、なんだこの怪しむ目は。何かおかしなことを言ったのだろうか。

「まあいいわ。私の名前をその脳髄に刻み込みなさい。私はスィオピ公爵家の一人娘、アナスタシア・スィオピ。あなたがこれまで、これから出会う中で一番美しい女よ」
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