172 / 688
第13章 scene3:待合室
14
しおりを挟む
暫くの間KAZUとスマホ上でトークをしていると、メッセージの入力が面倒になって来たのか……
『直接会ってお話しない?』とKAZUの方から言って来た。
手先は器用だけど、超機械音痴な僕にとっては願ってもないことだけど……
『ごめんなさい、HIMEまだ現場なの……』
まだ長井さんも城田さんも戻って来ないし……、このままだといつ帰れるか分からなくなりそうなんだもん。
『だから今日は無理かも』
本当は会って話が出来たら……とは思うけど、仕方ないよね……
内心残念に思いながらも、僕は断りのメッセージを送った。すると、僕が送ったのとほぼ同じタイミングでKAZUからのメッセージが送られてきて……
『分かったわ。じゃあ明日はどう? 一緒にランチでもしない?』って。
そして続けて送られて来たメッセージに、僕はお気に入りのフワモコブランケットを跳ねのける勢いで飛び起きた。
「いっ……たぁ……ぃ……」
ヘンテコな診察台の上に長時間拘束されていたせいか、腰がズキンと痛んだけど、そんなことも気にしてらんない!
だって、お互いすっぴんで……、なんて……嘘でしょ?
だって僕KAZUの素顔なんて知らないし、KAZUだって僕の素顔は知らないのに、すっぴんでって……
でも良く考えたらそうだよね?
これでも僕達、一応芸能人の真似事してるわけだし、ごく一部の人達(その界隈の人達ね)には顔も知れてるわけだし……
いくらプライベートとは言え、HIMEの姿のままで会うわけにはいかないか。
僕はHIMEに似たキャラクターが、《OK》と書かれたプラカードを持ったスタンプを送り、KAZUとのトーク画面を閉じた。
仕方ないよね?
だってバイトも休みだし、断る理由なんて僕にはないもん。
第一、こんなモヤモヤした気持ちのまま、桜木くんと顔なんて合わせらんないし……
「はあ……、やっぱりシャワーくらい浴びて来れば良かったかな……」
僕は松下さんの残り香の染み込んだナース服を脱ぐと、ウエストの締め付けがない、フワッとしたワンピースに着替えた。
『直接会ってお話しない?』とKAZUの方から言って来た。
手先は器用だけど、超機械音痴な僕にとっては願ってもないことだけど……
『ごめんなさい、HIMEまだ現場なの……』
まだ長井さんも城田さんも戻って来ないし……、このままだといつ帰れるか分からなくなりそうなんだもん。
『だから今日は無理かも』
本当は会って話が出来たら……とは思うけど、仕方ないよね……
内心残念に思いながらも、僕は断りのメッセージを送った。すると、僕が送ったのとほぼ同じタイミングでKAZUからのメッセージが送られてきて……
『分かったわ。じゃあ明日はどう? 一緒にランチでもしない?』って。
そして続けて送られて来たメッセージに、僕はお気に入りのフワモコブランケットを跳ねのける勢いで飛び起きた。
「いっ……たぁ……ぃ……」
ヘンテコな診察台の上に長時間拘束されていたせいか、腰がズキンと痛んだけど、そんなことも気にしてらんない!
だって、お互いすっぴんで……、なんて……嘘でしょ?
だって僕KAZUの素顔なんて知らないし、KAZUだって僕の素顔は知らないのに、すっぴんでって……
でも良く考えたらそうだよね?
これでも僕達、一応芸能人の真似事してるわけだし、ごく一部の人達(その界隈の人達ね)には顔も知れてるわけだし……
いくらプライベートとは言え、HIMEの姿のままで会うわけにはいかないか。
僕はHIMEに似たキャラクターが、《OK》と書かれたプラカードを持ったスタンプを送り、KAZUとのトーク画面を閉じた。
仕方ないよね?
だってバイトも休みだし、断る理由なんて僕にはないもん。
第一、こんなモヤモヤした気持ちのまま、桜木くんと顔なんて合わせらんないし……
「はあ……、やっぱりシャワーくらい浴びて来れば良かったかな……」
僕は松下さんの残り香の染み込んだナース服を脱ぐと、ウエストの締め付けがない、フワッとしたワンピースに着替えた。
0
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる