351 / 688
第22章 日常10:僕、決めた!
6
しおりを挟む
ゴックンと息を呑んで、コックリと頷いた僕を見て、和人がコホンと咳払いをする。
そして息をスッと吸い込むと、それを一気に吐き出した。
「智樹はこの業界……つまりAV業界に入ってまだ日が浅いから、あんまりよく知らないかもしれないんだけど……」
確かに僕はこの業界に入ってまだ一年ちょいだし、和人に比べたらヒヨコさん並みの新人さんだ。
だから僕の知らないことは、いーっぱいある。
「この業界って、智樹と事務所がどんな契約交わしてるか知らないけど、殆どが契約期間とか無い代わりに、事務所辞める時はけっこう大変でね……」
そう……なの……?
「例えば……?」
「そうだな……、良く聞くのが、今までは「嫌だ」って言えば断れた筈の仕事回されたりとか……、かな」
どゆ……こと?
僕、和人みたいに頭良くないから良く分かんないんだけど……
「僕、今まで一度も嫌って言ったことないよ?」
大体僕、現場に行って初めて内容聞かされてたから、嫌も何もなかったし……
「うん、でもそれってさ、けっこう無難な演出だったりするでしょ?」
確かに、僕がこれまで出演した作品はどれもありきたりな内容だったし、僕みたいな所謂《男の娘》じゃなくても成立しそう演出ばっかだった。
だから僕、いつも現場に入ってから内容聞かされても、特に拒否する必要もなかったし、寧ろその方が新鮮で良いかなって思ってたんだけど……
最後ともなるとそうもいかない…ってことなの?
「脅すわけじゃないけど、特別演出的なの持って来られる可能性は否定出来ないと思うからさ、智樹も覚悟だけはしといた方が良いかもね」
特別演出って……
和人は脅しじゃないって言うけど、十分怖いんだけど?
でも仕方ないよね?
だって僕決めたんだもん、もう辞めるって。
エロカワなHIMEを楽しみにしてくれてる人達には申し訳ないけど、この気持ちはきっと揺るがないと思う。
ちょっぴり怖いけど……、たとえ何が起ころうと、ね?
そして息をスッと吸い込むと、それを一気に吐き出した。
「智樹はこの業界……つまりAV業界に入ってまだ日が浅いから、あんまりよく知らないかもしれないんだけど……」
確かに僕はこの業界に入ってまだ一年ちょいだし、和人に比べたらヒヨコさん並みの新人さんだ。
だから僕の知らないことは、いーっぱいある。
「この業界って、智樹と事務所がどんな契約交わしてるか知らないけど、殆どが契約期間とか無い代わりに、事務所辞める時はけっこう大変でね……」
そう……なの……?
「例えば……?」
「そうだな……、良く聞くのが、今までは「嫌だ」って言えば断れた筈の仕事回されたりとか……、かな」
どゆ……こと?
僕、和人みたいに頭良くないから良く分かんないんだけど……
「僕、今まで一度も嫌って言ったことないよ?」
大体僕、現場に行って初めて内容聞かされてたから、嫌も何もなかったし……
「うん、でもそれってさ、けっこう無難な演出だったりするでしょ?」
確かに、僕がこれまで出演した作品はどれもありきたりな内容だったし、僕みたいな所謂《男の娘》じゃなくても成立しそう演出ばっかだった。
だから僕、いつも現場に入ってから内容聞かされても、特に拒否する必要もなかったし、寧ろその方が新鮮で良いかなって思ってたんだけど……
最後ともなるとそうもいかない…ってことなの?
「脅すわけじゃないけど、特別演出的なの持って来られる可能性は否定出来ないと思うからさ、智樹も覚悟だけはしといた方が良いかもね」
特別演出って……
和人は脅しじゃないって言うけど、十分怖いんだけど?
でも仕方ないよね?
だって僕決めたんだもん、もう辞めるって。
エロカワなHIMEを楽しみにしてくれてる人達には申し訳ないけど、この気持ちはきっと揺るがないと思う。
ちょっぴり怖いけど……、たとえ何が起ころうと、ね?
0
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる