スキルソード(だった何かの)オンラインゲームをノンビリ楽しむ(予定だった)話。

ユニー

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第28話 少しばかり生産します。探さないでください。

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風魔法ストームで押しつぶし、残った蟻を空斬撃で処理をしていく。
テンペスト の効果は抜群で有った。
町の方でも多くのキャラ達も攻撃に転じ掃討戦に入っていた。
ワイバーン級の攻撃能力ある召還や魔法が無いが、その分頭数は多かった。
第一級の戦闘能力は無いが、中堅クラスでは蟻ぐらいの強さは雑魚で有った。
初級クラスの俺たちがヒイヒイ言って倒していた蟻をいとも簡単に倒していったのだが、やはり蟻の数が多い。
俺が考えていた以上に、思いの外早く合流が出来きた。

背後で戦っていた、ダイトとアルドの方にも応援が駆けつけ、殲滅戦が始まった。
一息付けたところで誤認を発動、即座にその場を離れた。
暫くして、ダイトから電話が掛かったのだが、メッセージで対応した。
<今どこに居る!敵が多い助けろ!!(泣)>
<ただ今、本部(と言う名の運営)に報告に向かっているからガンバ!>
<それは後だ、帰ってこい!(泣)>
<棍棒無双したら十分だから、イケるイケる!>
<バラすぞ!(泣)>
<バラさないと説明できないじゃん、やっても良いよ。>
<本当にいいだな!(泣)>
<逃げ切る自信があるから、やっても良いよ。あと、蛇を喰ったことも宜しくね。>
<神様-!>
この時、某マフィア一家のテーマソングが脳内で流れた。
ダイト達の大いなる犠牲は蟻たちのドロップアイテムで還元しよう。

「と言うことで場所、借りても良いかな?」
やってきたのは、武器屋です。
今だ蟻襲来の影響で町の中はキャラの姿が少なかった。
そのため、簡単に武器屋に来られることが出来た。
「雷使いの功労者が行方不明と言う情報を聞いたのですが、貴方でしたか。」
息子さんが対応してくれた。
「爺さんは?」
「ああ見えて、前線でハンマーを打ち込む人ですので。」
「かなりイメージ通りです。」
「今頃、素材集めに奇声を上げている頃です。」
「あ、そっちですか。」
戦う方では無く、補給の方であった。
確かにらしくない。
「と、言うことですので、奥は開いています自由に使ってください。」
「助かります。あと、少しお願いがありますので、時間が空いたら相談しても良いでしょうか。」
「ええ、いいですよ。」
奥に勧められ、お邪魔した。

一先ず部屋一杯に鉄皮を出し、錬成していくが、部屋の出し切れない鉄皮が大量にある。
鉄と屑石のみで一先ず錬成していく、錬成した二つは量的にはコンパクトになるため、再び鞄に入れる。
それで、また鉄皮を取り出し錬成していく、一通り錬成が終わったら、次は屑石で錬成を行う。
前に此処で溜まっていたほどは無いが、それなりに有り、ごく僅かながら希少金属を取り出しに成功した。
その後、息子さんと話をした。
ダイト達にそれなりの金額で四人分の武器の叩き直しを依頼した。
無論材料は、先ほど錬成した金属である。
町を救った功労者達と言うことで、サービスを含めて対応する事を約束してくれた。
場所代を含めて料金の支払いをしようとしたら、断れた。
それでも支払おうとして、押し問答をしているうちに、爺さんが帰ってきた。
「丁度良い!錬成頼む。」
『・・・』
その後、無茶苦茶した。
反対に錬成の手数料料金を頂く結果となった。

 *

翌日。
ダイトにメッセージを送った。
昨日の蟻の報酬の件で有る。
その後、電話があり武器屋で合流することになった。
その武器屋は、臨時収入があったキャラ達ですし詰めになっていた。
「これはアカン。」
そう思って周辺を観てみると、ダイト達を見つけた。
「ダイト。」
驚いた目線を向けてくる。
「俺だ。こっちに来い、此処では話にならん。」
「だれ?」
ダイトの後ろからコマさんがダイトの頭を叩き、
「彼よ。ついて行きましょう。」
「だから誰?」
「馬鹿、良いからついて行けば良いんだよ。」
「面倒臭い。」
そう言ってアルドはダイトを掴んで引きずり始めた。
「ちょ、ちょい!」

「セト、済まないが場所を借りたい。」
アトリエに案内した。
武器屋ほどでも無いが、それなりに人が居る。
消耗品が枯渇した人たちが訪れているのだ。
「ん。あ、良いよ。奥に行って。」
「助かる。」
そう言って、奥に進む。
背後では、今回の功労者パーティーの出現で賑やかになっていた。
その賑やかさを逃げるように、アルド達は付いてきた。
奥の一室を借り、部屋に入った後に誤認を解いた。
「カキヤ!」
とダイトが言うと、他の三人から後方から叩かれていた。
「・・・先ずは、昨日説明会、穏便に済ましてくれたことに感謝します。」
初めに頭を下げた。
「いえいえ、こちらも穏便に済ませたい理由が有りましたので。」
「目下噂の優勝者を潰した人と知り合いという事が、バレると酷いことになるからね。」
「雷使いは一人では無いし、スタミナ情報でむやむや出来た。」
勘違いしてくれることは、有り難いことだ。
「解せぬ!」
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