スキルソード(だった何かの)オンラインゲームをノンビリ楽しむ(予定だった)話。

ユニー

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第33話 日常は省略され、問題が出てきた。

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拠点を出てから、役所の窓口で町拡張ダンジョンを使う手続きを行った。
装備を一式慎重したのもあるが、蟻騒動でかなりステータス(基本能力)的にLvが上がっているため、今まで使ってきていた初心者用ダンジョンでは物足りなくなってきた。
質的には問題は無いのだが、一回のダンジョンに対してのモンスターの数が少ない事が、物足りなさを感じさせていた。
どっちにしても、役場の感じからしたら暫くの間は初心者ダンジョンの方では人手が増えそうな感じが有るので、こちらのダンジョンで扱わしてもらうことにした。

それから数日間、町拡張ダンジョン略して町ダンをし続けた。
確かにモンスターの数が多く、これが一般的なダンジョンである。
と言われたら納得する重厚感であった。
その分、獲得できるアイテムの量も多く持っている魔法鞄はすぐに一杯になる。
拠点にある倉庫が無ければ、こんなにも立て続けてダンジョンに入ることは出来ない。
何度か繁華街に向かいアイテム整理をしなければ成らないぐらいの量である。

その分俺は楽が出来る。
アルがアルバイト感覚で倉庫整理をしてくれている。
一気にドンと増えるアイテムにどのタイミングでダンジョンに入っているのか解ると言っていた。
また、アイテムの売却はバスさんが行ってくれており、宿の運営よりもアイテム売却の方が売り上げが多きとのこと、生活が楽になって嬉しいのだが、宿屋が方が上手くいかないのが悲しいのか困惑していた。
売り上げた資金から、宿に必要な消耗品の購入を行い、宿の外見からでは計り知れないほどの充実したベッドメイキングが成されている。
それでいて安い意味で破格の金額、繁華街では雑魚寝素泊まり料金で、二人で一室料金である。
安すぎである。
ファルさん曰く。
「倉庫業だけでかなりヤバい。」
え?
そんなに儲けているのですか?
魔法水とスラロック、毒胆、ネズミの皮に肉、蛇の皮に肉、ミミズのドロップアイテムである粘土。
話を聞いてみると、粘土がかなり言い値で売れるとのこと、また蟻騒動でスライムが全滅していることで、魔法水が再び値上がり、スラロックも値が上がり気味であることが判明した。
また、蛇関係はスタミナ関係と関連して値は落ちつきてきているとのこと、消費より収入が大きくガンガン宿の宿泊料金を下げても大丈夫だと言っていた。
宿屋は何だったけ?と言う状況で喜んでいるのは奥さんとお子さんで、親父さんは頭を抱えていた。
宿屋の方は、そんな状況である。

 *

ステータスを確認したら、こんな状態だった。

スキル
 【攻撃強化系】 中剣指南 片手剣指南 刀剣指南
 【身体強化系】 自己回復 回避 毒耐性 麻痺耐性 危険感知
 【攻撃系】 三段斬撃 雷撃斬
 【移動系】 静足 迷彩移動 隠蔽 雷撃移動
 【採取系】 採取 奪取
 【生産系】 ポーション制作 空き瓶作成 錬金術 錬成 分解
 【魔法】 雷(稲妻 ライトニング レールガン)
      人体(回復 人工生命)
 【複合魔法】 テンペスト(風)
セット能力 【進撃】俊敏 斬撃 回避
装備能力 【誤認】

はい、突っ込み所満載です。
攻撃強化系が困った位に物騒な物を覚えてくれる。
刀剣指南聞いたこと無いよ!?
刀剣類を装備したら攻撃力倍増、Lvに応じて上限していくけど、中剣指南と片手剣指南で倍々で増えていく上で此奴である。
此奴を覚えてから、ビックスライムのHPを三分の一ぐらい簡単に削っていくタダの攻撃にだ。
マジか!?
と当時は思いましたよ。

危険感知は感知系スキルと言われている一種であるけど運営側は別ジャンルにしていない。
色々ご都合があるのだろう。
危険を感知するスキル隠れたモンスターの攻撃のタイミングを何となく感知するスキル、いまや確証をもって行動が出来るようになった。

斬撃を聞き覚えがあるのだが、三段斬撃は聞き覚えは無かった。
この三段斬撃、凶悪なスキルであった。
半全体攻撃のスキルを三回立て続けて繰り出すことが出来るスキルである。
半全体攻撃でカバーできないところをカバーしたり、一点集中したり、攻撃を仕掛けるポイントを変更できる。
ソロで戦える幅を格段に広げた。
解って頂けるが、ビックスライムは、このスキルで天昇する。

雷撃斬、魔法雷を持っている人限定技、広く有名な技で麻痺をまれに追加してくれる技で広い範囲に攻撃を与えることが出来る。
恐ろしいことに、技を繰り出した後に雷効果は一定期間継続する。
タダの攻撃でも雷の追加攻撃が出来るのだ。
もう、大ナメクジも怖くない。

迷彩移動、通称ステレス移動、姿が見えているのに迷彩とはいかにとネットでは議論になったスキルである。
この議論は、迷彩はやはり迷彩であったと言う結論に成り、ステレスの別称を体現無く発揮するスキルと認識されている。
このスキル、目が無いモンスター限定の迷彩スキルなのである。
モンスターが独自に出している感知能力を無効化しそこに居ないように誤認するスキルである。
目で見る相手には意味が無いスキルだが、目が無い若しくは視力が著しく低下、感知のみで行動している相手には効果が発揮できるスキルである。
ナメクジ系もミミズ系も蛇系も怖くない!
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