一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー

文字の大きさ
11 / 78
1 魔境の森

7.5

しおりを挟む
 暖かい風が春の香りを運んできた。

 魔物の活発状況を調べる為、雪解けをした地面に降り周辺を調べてみる事にした。

 昨日と比べて若干増えてきていた。

 今のうちに、行動を開始した方がよさそうだ。

 その間でも、短剣を飛ばして魔物たちを肉と素材にしていった。

 家に帰ってから、紙とペンでメモしていく、気付いたことを家の管理事を書き記した。

 騎士団の人たちが来るのは解っているので、メモを残す事にした。

 翌朝に成り、屋根に雪は積もっておらず、そのまま魔境の出口の方向に全力で進む事にした。

 幾ら、空を飛べると言っても限界がある。

 空を飛ぶのは最終手段だ、その為出来るだけ地上での移動となる。

 地上の移動になると、魔物との戦いの連戦となる。

 秋の魔物の数より大人しい、夏になる前に急いで前に進める!

 スピードを重視するために、フル装備で両手に剣をそれぞれ手に取り二刀流で突破していった。

 それでも足を止める事態は起きる。

 一つ目は、魔人との戦いだ。

 まだ魔道具化するほどの熟練魔人では無い。

 完全に魔道具化していない魔人が皆無とは言わないが比較的に少ない。

 今まで戦った魔人より手ごたえが無いが、持っている道具が役に立つ道具が有るかもしれないので回避せずに戦って回収していく。

 二つ目は、食材調達だ。

 魔境でしか手に入らない、貴重な薬草に香辛料は今後の食事の為にも手に入れとく!

 三つ目は、食事時だ、燻製も色々バリエーションが増え、騎士団の人から糸を貰いベーコンやハム・ジャーキーの加工も成功し飽きることなく食べている。

 最後に現在地と向かう方向の確認だ。

 ほとんどこれをしている時に魔物や魔人に襲われる・・・。

 数週間、進んできたが秋以上に魔人との接触が多い、恐らく多くの人たちが同じことを考えていたからであろう。

 欲をかきたくないが、簡単に逃がしてくれるよううな相手ではないので戦う事になる。

 うっすら暑さを感じる日が近づいてきた。

 冬ごもりの準備をする時が来た。

 二度目の冬の準備は早く終わった。

 コツも分かっているので早くできた。

 木を切ったり皮を剥いだりが材木に加工したりが前とは比較にならないぐらい早く終わった。

 下手に拡張せずに同じタイプを同じように造ったのも完成を速めた一つだと思う。

 家の屋根上から、うっすらであるが魔境の出口らしいところに人工物が見えていた。

 それが何かは知らないが、来年になったらここから出よう。

 今は冬に備えて、食糧と薪に毛皮を揃えて行こう。

 薪と毛皮は前の家に置いてきたから、新たに作って行こう。

 狩りのついでになる。

 何が起きるのかは解らないので、多めに確保する。

 *

 順調に冬ごもりの準備が進んでいるので、手に入れた魔道具を調べてみた。

 出会った魔人は騎士と冒険者のみだ。

 剣類は充実している。

 魔剣になっているのは、通常の剣で二振り、投擲剣で四振り、短剣は一振りのみであった。

 装備関係は、鎧や兜、盾とかを回収したが、服は流石に回収しなかった。

 核を壊す時に剥いだり、魔物の襲撃が速かったりして、そこまで余裕が無い。

 体を覆い隠すほどの大盾は、もれなく調理用の鉄板になった。

 焼き肉最高です。

 前回の鉄板は置いて出て来ているから丁度良かったです。

 防具品は死蔵です。

 革製・鉄製関係なく全部です・・・。

 ついでに、マント関係もです・・・。

 正直言って手に入れた防具より今着ているコートが性能が良いのです。

 つまり・・・今の学生カジュアルスタイルに落ち着いていると言う事ですよ・・・。

 全然冒険者スタイルでもなければ、騎士スタイルでもないのです・・・。

 魔導士には会ったことは無いのですが、恐らくそれも違うでしょう・・・。

 もう一つ困った事に魔導鞄の一つが斜め上に変質した。

 魔石だけを保管している魔導鞄が、中に入っていた大半の魔石が消えたのだ。

 何処に行ったか考えたが判らず、加工した毛皮をほり込んだ。

 後日、ほり込んだ毛皮を出したら、魔道具化していた。

 これには驚き、試しに他の物を入れてみた。

 すると、中に入れた物は、時間がたつと魔道具化する事が解った。

 それも、魔力を流すと魔道具化するスピードが速くなることも分かった。

 え・・・これって何でも魔道具にする魔導鞄!?魔境鞄!!??

 これはヤバいですよ・・・。

 ついでに、要らなくなった防具類でも魔境鞄にほり込んどけ!!(自棄)
しおりを挟む
感想 51

あなたにおすすめの小説

貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~

みちのあかり
ファンタジー
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。 何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。 第一部(領地でスローライフ) 5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。 お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。 しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。 貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。 第二部(学園無双) 貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。 貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。 だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。 そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。 ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・ 学園無双の痛快コメディ カクヨムで240万PV頂いています。

【完結】異世界転移した私がドラゴンの魔女と呼ばれるまでの話

yuzuku
ファンタジー
ベランダから落ちて死んだ私は知らない森にいた。 知らない生物、知らない植物、知らない言語。 何もかもを失った私が唯一見つけた希望の光、それはドラゴンだった。 臆病で自信もないどこにでもいるような平凡な私は、そのドラゴンとの出会いで次第に変わっていく。 いや、変わらなければならない。 ほんの少しの勇気を持った女性と青いドラゴンが冒険する異世界ファンタジー。 彼女は後にこう呼ばれることになる。 「ドラゴンの魔女」と。 ※この物語はフィクションです。 実在の人物・団体とは一切関係ありません。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

魔物が棲む森に捨てられた私を拾ったのは、私を捨てた王子がいる国の騎士様だった件について。

imu
ファンタジー
病院の帰り道、歩くのもやっとな状態の私、花宮 凛羽 21歳。 今にも倒れそうな体に鞭を打ち、家まで15分の道を歩いていた。 あぁ、タクシーにすればよかったと、後悔し始めた時。 「—っ⁉︎」 私の体は、眩い光に包まれた。 次に目覚めた時、そこは、 「どこ…、ここ……。」 何故かずぶ濡れな私と、きらびやかな人達がいる世界でした。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

農民レベル99 天候と大地を操り世界最強

九頭七尾
ファンタジー
【農民】という天職を授かり、憧れていた戦士の夢を断念した少年ルイス。 仕方なく故郷の村で農業に従事し、十二年が経ったある日のこと、新しく就任したばかりの代官が訊ねてきて―― 「何だあの巨大な大根は? 一体どうやって収穫するのだ?」 「片手で抜けますけど? こんな感じで」 「200キロはありそうな大根を片手で……?」 「小麦の方も収穫しますね。えい」 「一帯の小麦が一瞬で刈り取られた!? 何をしたのだ!?」 「手刀で真空波を起こしただけですけど?」 その代官の勧めで、ルイスは冒険者になることに。 日々の農作業(?)を通し、最強の戦士に成長していた彼は、最年長ルーキーとして次々と規格外の戦果を挙げていくのだった。 「これは投擲用大根だ」 「「「投擲用大根???」」」

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます

里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。 だが実は、誰にも言えない理由があり…。 ※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。 全28話で完結。

処理中です...