一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー

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2 そうだ、王都に行こう

17.7

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 魔剣であったら成長をする先ずだが、魔剣タカハギは覚醒モード状態時間が伸びるだけで、威力や性質が上がると言う訳ではないと言う事が解った。

 「なんだかんだと言っても、実際にやってみないと駄目だな。」

 『そーなんです!』

 『え?まじで・・・。』

 「何だよ・・・出来ないよかよ・・・。」

 『可能だ、そうだな俺も具合を知っとかないと困るからな・・・やってみるか・・・。』

 「・・・底知れない嫌な予感がするが・・・。」

 『お前は気にするな、これは俺とこいつの問題だ。』

 『?』

 『本当に何も知らないだな!集中するから通信切るぞ!』

 一方的に切られた・・・。

 スマホから何かが出て来てタカハギにつながる。

 暫くたって力の供給を感じ、剣は仄かに光だした。

 『・・・覚醒モードになったぞ・・・。』

 何か疲れた声が聞こえた・・・。

 まぁ気にせずに、試し切りをしてみた。

 正直言って想像以上だった・・・。

 今まで切る感覚が有った魔物の斬撃が全くない・・・。

 「斬っている感覚が無い・・・それに此処も魔物が脅威とは感じない・・・。」

 完全に異常な状態だ・・・。

 今の状態でこの盆地を突破する事にした。

 覚醒モードが終わった頃に盆地の外縁に到着した。

 「ギリギリセーフ・・・。」

 そう言えば・・・二人とも大人しかったな・・・。

 『これは奥の手だ・・・色々使いづらい・・・。』

 「そうなのか?」

 『ああ・・・一回使うと一度の戦闘中に再起動が出来ん・・・。』

 「そんなもんなのか・・・。」

 条件を知らないから突っ込んで意見が言えない・・・。

 『よっぽどの事が無い限り表に出さない様にするのが良いな。』

 『えー!!やっと自由に外が見れると思っていたのに!!』

 『安心しろ、俺が見せてやるからし、会話もできるようにしてやるから、大人しくしろ・・・。』

 『・・・うん解った・・・。』

 「やけに懐いてないか?」

 『そりゃぐががが!!?』

 『普通だ。っと言う事でその物騒な物は鞄にしまってくれ・・・。』

 何だか話はまとまった・・・。

 *

 ハルハートン辺境伯領側に降りると今度は雑食と草食の恐竜である。

 始めはパワフルのごり押し力押しであったのにたいして、後半は知略戦、地形トラップのオンパレード!

 ガラリと変わる戦術に驚きが絶えない・・・。

 タツヤとシンゴがサポートしてくれるから、問題なく進める。

 それにここの恐竜たちは皮や鱗が堅くないから助かった。

 が、偽装とかが巧妙だ・・・。

 ほとんどの立ち止まらずに山から下りていった。

 回収と索敵はタツヤとシンゴがやってくれた。

 シンゴがサポートしてくれるから出来る事が増えたと言っていた。

 因みに肉の味は、がっかりであった。

 無論、両方とも味見をしたが反対に家畜の肉の方が美味しいのだ・・・。

 ロッスド山地に入って迷いながら二年間居た事になっている。

 タツヤ曰くハルハートン辺境伯領にたどり着いたと言う事だ。

 再び、領都に着くまで他の村や町に寄らずに野宿で過ごした。

 年は十二歳と成っていた。

 無論、髪の毛も伸びた。

 今回の魔境は本当に余裕が無かったのでぐしゃぐしゃ状態だった。

 小川で水浴びをしながら髪を解いていく・・・。

 「これにしようかな?」

 『えーこっちが良いよー。』

 「お!そうだな!けど・・・こっちも捨てがたい・・・」

 『えーじゃこっちは如何?』

 「う・・・捨てがたいな・・・。」

 『もぅ・・・いい加減にしないか・・・』

 『「いや』」

 髪型を決めたと思ったら、いい案をシンゴが出して来てなかなか決めかねてしまった・・・。

 最後は、タツヤの偏見と独断で決定された・・・。

 「げぜぬ!」

 『いつまでも経っても決まらなかったじゃないか!!そう言うんだったらとっとと決めろ!!』

 そう言われてもな・・・。

 『まぁまぁ、タツ兄が決めてくれた髪型だから良いじゃない?』

 「・・・そうだな!」

 『何故だ・・・何故か俺にダメージを受けているんだ・・・。』

 魔道具のフル装備から普通の服に着替えたがここで問題が発生した。

 前のサイズが問題なく着れると言う事だ・・・。

 え?

 どういう事?

 普通年齢が上がると身長が上がるよね!

 身長上がっていないと言う事!?

 見た目十歳の時と同じと言う事!?

 やだ・・・マジで凹む・・・。

 『どうしたの?』

 『身体的成長がしていないから凹んいるんだ。』

 的確な指摘ありがとう・・・。

 あとは例の噂が、もう消えてくれっと懇願するばかりである・・・。
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