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一章
この子
しおりを挟む「あれ、そうなの」
「黒鐵さんって『梶煉』へ?」
「黒鐵じゃなくって梶煉って呼んで」
「あ、うん、分かった梶煉ちゃん」
「んー、やだ、呼び捨てがいい」
「梶煉」
「なに?」
「なんでもない」
「そう、」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
何この沈黙、気まづい
スッ。トコトコ
ガチャッ
「なにしてるの」
「あ、いや、ちょっと舞麗雅の様子見に来た」
「入れば」
「お邪魔します」
良かった、愁汰が来てくれた
私は凄くほっとした
「梶煉ちゃん 」
「はい」
「こいつとちゃんと話してる?」
「話してます」
「そうか、なら良かった」
「あてか、そろそろ部屋に戻って来いって湊が言ってたよ」
「そう、じゃあね」
ガチャッ。
シーーーーーーーーーーン
「あ、のさ、俺、あの子の魅力分かったかも」
「そうなんだ、」
「おう、知りたい?」
「いや、いい 大丈夫」
「そうか?てか舞麗雅 お前どうしたよ」
「なにが、」
「テンション低くなってね?」
「そんなことない」
「デートしに行くか?」
「……………………いい、」
「なんだよ今の間は笑」
「なんでもな『ガチャッ』」
「入るぞー そろそろ戻ってこいよーダブルデートしよーぜー」
「は、今から?」
「そう 梶煉が今から4人で行くって聞かんのやって」
「どうする?舞麗雅」
「多分途中から別々になると思うよ」
「マリーちゃんが梶煉に嫌な思いを持ってたとしてもすぐ終わるから 大丈夫だよ」
「だってさ、舞麗雅」
「分かった、行く」
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