勇者として召喚されたはずだけど、勇者として歓迎されませんでした

くノ一

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戦争 終章

223.砦へと帰還した幹部

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「進め!我ら騎士の誇りを見せつけろ!」

 騎士達が次々と押し寄せるように砦の中に入っていく。砦の門前は更に激戦になっていく。
 トラベルも彼らに続き、中へと入っていた。

「盾を前へ、急げ!」

 盾を持った騎士が前方へと来る。その者達は盾を前へと出しながら、押しきる。
 兵士達はそれに押されながら、後ろへと撤退を始める。

「そのまま押し込め!」

 トラベルがそう叫んだ時、騎士達は声を上げながら一気に前進した。
 盾はかなり大きく、全長120cmはぐらいで、人がしゃがめば隠れるほど幅もある。
 それなりに重量もあるため、騎士では一部の者にしか装着してない。
 盾騎士と呼ばれている彼らは、その力で一気に全線を拡大していく。

「全騎士、そのまま突撃!」

 騎士達は前方へと次々と走っていった。


「あの方はどこに・・・」
「分かりません。こんな時にどこに行かれたのやら」

 砦の中央部、そこでは何やら慌ただしくなっていた。
 この砦の主要人物、その者がいないのだ。
 その為、周囲にいた兵士達は慌ただしく探しているのだ。

「こんな非常時に・・・、ファンナ様はどこに・・・」
「私ならここにいますよ」

 すると、上空から1人の女性が降ってくるなり、地面へと着地した。
 着地の衝撃とともに兵士達は突風を受けながらも彼女の元へと集まる。

「こんな時にどこに・・・、既に騎士共は侵入されてるんですよ!」
「ちょっとした殲滅戦に参加してただけよ。まあ、1人の幹部を失っちゃったけど」
「な・・・」

 そこにいたものは唖然と言葉と動きを止める。
 彼らにとっては幹部を失うことは非常に大きい。だが、その空気もフレずにファンナは続ける。

「ここに侵入したネズミねえ・・・、防衛を専念。ここに来た者を私が相手する」

 その言葉と同時に我と帰った兵士達は行動を開始する。
 ファンナは背中に背負っていたハルバードを取り出し、それを地面へと強く置いた。
 それと同時に大きな音が響き、彼女は笑みを浮かべていた。

「さあ、私のショーの始まりよ。最初はどのような人と相手するのかしら」

 彼女の視線は煙が上がっている方向へと見ていた。
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