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第30話 夏美との海 その4 バカップル

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俺達は手を繋いで波打ち際へと歩いていった。そして夏美に浮き輪を被せ、海の中へと入って行く。
夏美は髪を左右で結び、ツインテールヘアになっている。

浮き輪を付けた小柄なツインテールの夏美は、なんだか小学生みたいだな。
ただ、小学生にしてはおっぱいが大きすぎるかもしれない。

俺達は、波をかき分けながら手を繋ぎ海の中を沖へと歩いて行く。
浮き輪をしている夏美は、途中二度程、波に飲まれてグルンと回転した。その度に俺はゲラゲラと大笑いをした。

「もう、拓也ったら、何笑ってるのよ。海水飲んじゃったじゃないの」
「ああ、ごめんごめん。夏美が可愛くてつい笑っちゃった」
「可愛いから笑うって、どういうことよ」

夏美は頬を膨らませて俺に抗議した。だって、可愛いものは可愛いんだから、仕方ないじゃないの。

そして俺達二人はようやく波の静かな沖合に到達した。
とは言っても、もちろんライフセーバーのお世話になる程の遠距離ではない。

沖合の穏やかな水面に、夏美は浮き輪を付けてプカプカ浮いている。
俺は夏美の浮き輪に手を置いて立っている。ここはまだ足の着く場所だ。
穏やかな波が押し寄せる度に、浮き輪の夏美が小さく揺れる。

「ああ、気持ちいい」

夏美は浮き輪に頭をもたれ、上を向いて気持ち様さそうにしている。
上を見上げると青い空と白い入道雲が見える。夏美は気持ち良さそうな顔で、空を見ていた。

俺は可愛い顔でプカプカ浮かんでいる夏美に悪戯をしたくなった。
俺は海中で、夏美のビキニブラの上から豊満な乳房を優しく撫でた。ん?気付いていないのか?
そして俺は、夏美の乳房を、ビキニの上から少し強めに揉んだ。

「え?拓也何してるの?」
「ああ、夏美のおっぱい、触ったんだよ」
「海の中で何してんのよ。もう拓也のエッチ」

そう言いながらも夏美は、特別怒ってはいないようだ。
俺は引き続き、夏美の乳房をモミモミする。浮き輪で浮いている夏美は完全に無抵抗状態だ。

「あん、もう拓也ったら。私だってそんなことされたら、エッチな気分になっちゃうじゃない」

そうそう、夏美、それでいいんだよ。海では開放的にならなきゃ。
調子に乗った俺は、次に海中で周りに見えないのをいいことに、夏美の下半身、秘部を弄り始めた。
秘部に指をあて、ゆっくりと上下に動かす。

「ちょっと拓也!上はいいけど、下はダメでしょ」

え?上はよくて下はダメ?意味がわかりませんけど。
俺はかまわずビキニパンツの上から、夏美の秘部をなぞり、お触りを続けた。
夏美は身体をモジモジさせ始めた。

「はあん、いやっ、ダメ」

俺は夏美にキスをしたくなったが、浮き輪が邪魔でキスができない。
仕方がないので、俺は秘部を執拗に弄り続けた。

「はぁはぁ」

夏美の吐息が漏れ始めてきた。
高1の夏美はまだ男性経験のない処女だからな。お楽しみはこれくらいにしておこう。

「はぁはぁ、ほんと拓也はエロいんだから、もう知らない」

夏美は頬をプクッと膨らませた。

「ごめんよ。もう終わりね。でも、夏美が可愛すぎるから悪いんだよ」
「んもう、私、なんかムズムズしてきちゃったじゃない」
「ははは、ごめんね。ほら、空を見上げてごらんよ、青い空がキレイだよ」

夏美は気を取り直したようで、また空を見上げながら、プカプカと浮いている。
もう30分以上は海中にいるだろうか。そろそろ陸に上がって休憩でもしよう。

「夏美、そろそろテントに戻ろうか」
「そうね、なんだかお腹もすいてきたし。もうすぐお昼なんじゃない?」
「時間はわからないけど、とにかく戻ろう」

そうして二人は陸へと戻って行く。俺は浮き輪に付いたロープを持ちながら、夏美を水際へと引き寄せていく。
浅瀬にくると波が強くなり、夏美はまた波に飲まれてクルリンと回った。そしてまた海水を飲んでしまったようだ。

「あはは、夏美、何回もクルリンしたね」
「拓也ったら、笑いごとじゃないわよ」
「夏美にいいこと教えてあげる。ここはもう足が付くんだよ。立てば波に飲まれないじゃないの」
「あっそうか」

そう言いながら夏美は立ち上がった。夏美って、ちょっと天然なところがあるのかな?
二人でテントに戻りスマホで時間をみると、丁度お昼をまわった頃だ。
夏美の腹時計は正確だなあ。

「ああ、お腹すいたあ。拓也さんもお腹すいたでしょ?お弁当たべましょ」

タオルで身体を拭きながら夏美が言った。
そして夏美は袋から弁当箱2つを取り出した。

「はい、拓也、どうぞ」
「ああ、ありがとう」

俺はハローキティの可愛い弁当箱を受け取り、蓋を開けた。おお!これが夏美のお弁当か。
卵焼きに、唐揚げ、ハンバーク、ポテトサラダにミニトマト。そしてタコさんウインナー。
それらのおかずが彩りよく並んでいる。とても美味しそうだ。

「拓也どう?私かなり頑張って作ったんだからね。ハンバーグは冷凍食品だけど、それ以外は全部私が作ったのよ」
「そうなんだ、すごいね。とっても美味しそうだよ」
「えへへー、そうでしょ?」

こんなに美味しそうなお弁当を、それも夏美が作った弁当を食べられるなんて、俺は幸せ者です。
夏美も自分の弁当の蓋を開け、俺に箸を渡してくれた。

「いただきます!」

俺はそう言いながら夏美を見ると、なんだか頬を赤らめてもじもじしている。

「夏美どうしたの?食べないの?」
「あのね拓也、私、さっきみたいにしたい」
「さっきって?」
「だから、さっきかき氷食べた時みたいに、あーん、し合って食べたい」

夏美の顔は真っ赤になっている。そんなこと、お安い御用ですよ。

「じゃあ、まずは俺が食べさせてあげる。何がいい?」
「えとお・・・卵焼き」

可愛い。可愛すぎるぞ夏美!

「よし、卵焼きね、ほら、夏美、あーん」

俺は箸で卵焼きをつまみ、夏美の口へ近づけた。夏美は小さなお口を大きくあけて卵焼きを待っている。

「あーん。パクッ。モグモグ」

「どう?美味しい?」
「うん、美味しい。て言うか、私が作ったんですけどね」

それはそうだ。自分の作った料理を自分で食べてるんだから。

「じゃあ、次は俺だね。そう、唐揚げが食べたいな」
「うん、わかった」

そう言うと夏美は箸をから揚げに突き刺した。箸を突き刺すとか、意外に豪快ですね。

「拓也、はい、あーん」

夏美はそう言って、箸で突き刺した唐揚げを俺の口に近づけた。

「あーん。パクッ。モグモグ」
「唐揚げ、どう?」
「うん、うん、めちゃくちゃ美味しいよ」
「よかったあ、えへへ」

夏美の手作り唐揚げは、ジューシーでとても美味しかった。冷凍物とは全然違う。
その後も、二人であーんをし合って、弁当を食べた。
目の前をにいる家族連れの海水浴客が、呆れたような顔で、こちらををずっと見ていた。

そして俺はタコさんウインナーを箸でつまみ、夏美にこう言った。

「俺、タコさんウインナーが食べたい。夏美、ウインナーを口に咥えて」
「え?ウインナーを口に?」
「そう、今から咥えさせるけど、食べないでね」
「うん、わかった」

俺はタコさんウインナーを夏美の口に持って行った。そして夏美はウインナーを半分まで咥える。
そして俺は夏美に顔を近づけて、ウインナーをパクッとし、そのまま夏美にチュッとキスをした。

「ああ、拓也いまキスしたあ、ズルイ」

夏美の頬が真っ赤に染まる。俺は夏美とのキスウインナーを美味しくほおばった。

そうして楽しいお弁当タイムは終了した。

「私、まだ遊び足りないな」
「そうだね、じゃあもう少し、海を楽しもう」
「うん、やったあ」

そしてまた夏美は俺に抱きついてきた。今日の俺は、何回勃起をしたことだろうか。
夏美の肌と俺の肌が触れ合い、密着する。それだけで俺は幸せだった。
そしてまた二人は濃厚なキスをする。もう処女の夏美も、キスがずいぶん上手になってきたようだ。

俺達は、キスを交わしながらイチャイチャ休憩を取り、やがてまた手を繋いで海へと入って行った。
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