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番外編
真実の暴露
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【カインに対して、今までのイメージを崩したくない人は読む事は控えてください。問題ない方のみ、お進みください】
アベルとグレンはカインのキャンディスとディアンナに対する態度が僅かにいつもと違うなと思い見ていた。
また、1人で悩み変な暴走するのではと心配していた。
カインは、アベルとグレンから距離を取るようになり、流石にアベルとグレンはカインに聞くことにした。
カインは学園卒業前にして、卒業課題の為だと学園内の研究室を借り引きこもっていた。
カインの借りている研究室は中から鍵がかけてあり、アベルとグレンはノックをしカインに呼びかけた。
少し間をおきカインが中で動く気配なく答えた。
「……手が離せない、今は会えない」
そんな言葉を返され、アベルとグレンは顔を見合わせ頷きあった。
アベルとグレンで力を合わせドアを蹴破った。
ドアには鍵だけではなく、魔法で結界もはられていたが、カインが本気でアベルとグレンを突き離すつもりならドアを蹴破る事など出来なかったが、ドアは2人で力を合わせた事で開かれた。
カインは机に向い、何かを作っていたらしいが蹴破られ振り返り手を止めた。
「ここまでするほど、気づかれていたんだな?」
「避けられたら気づくのは当たり前だろ?なあ、何を1人で悩んでるんだ?」
「1人で抱えないで相談してほしいな」
グレンとアベルに言われ、グレンの言葉には悲痛の表情で視線を反らし、アベルに対しては鋭く睨みつけた。
「カイン??えっ、なんで?」
グレンはカインのアベルに対する視線な戸惑っていた。
「……私にはアベルの側近は無理だ」
カインは作っていた液体を飲みほし落ち着かせるように呟いていた。
「理由は聞いてもいいかな?」
「断る」
アベルの問いかけにカインは即答し頭を抱え込んだ。
「カイン?なあ、そんなに辛そうなの俺たちに相談出来ない?」
「軽蔑しないか?」
グレンに声かけられ、悲痛の表情で答えた。
「軽蔑はしないよ。驚くかもだけどな?カインは溜め込んで暴走するのはよくあるから」
「そうか。…話す。軽蔑し見離されるなら、それでもいい……」
話すからとカインは2人に座ることを進めるが、アベルはカインから離れた位置に座らせていた。
カインは長くなると前置きをして話し始めた。
キャンディスが生まれた時から、可愛く守るのはカインだと思ったこと。
キャンディスが幼い頃には可愛らしく「お兄様と結婚する」と言って嬉しく思っていたこと。
キャンディスとアベルの婚約が決まったこと、婚約が決まっても早々会うこともなかったから、貴族として政略結婚はしかたないと諦めていたから見守れていたこと。
カインが学園に入学し離れてしまったが、長期休暇には会えていたから平気だったこと。
長期休暇の度に、婚約だからと帰省に着いてくるアベルが将来仕えるべき相手とはいえ気にくわなかったこと。
学園にキャンディスが入学してからは、アベルと会うよりもアンリといる姿を見かけて安心していたこと。
キャンディスとアンリに避けられ始めて、その代わりにアベルといる姿を見かけたこと。
アベルは大事な友達で仕えたい相手なのに排除したいと考え悩んでいたこと。
キャンディスじゃない誰かを思えばいいのだと思っても感情を変えることは出来なかったこと。
惚れ薬で惚れたらいいと思って作り、キャンディス以外の令嬢に恋したいとは思えずにグレンを選んだこと。
キャンディスが前世からアベル推しで好きだと知り、カインも婚約しようと行動したこと。
ディアンナを選んだ理由は話しているからと省いて、ディアンナの事は他の令嬢よりは好きだが、キャンディスが1番だというのは変わらなく。惚れ薬の応用で好きな相手を入れ替える薬を作ったこと。
薬の効果はいずれ切れると知っていたが、切れる頃には落ち着いていると思っていたが。無理だったこと、薬を再度作ったが効果が薄かったことを話した。
「…ディアンナの事は好きなんだよな?」
「もちろん。…だが、キャシーが……キャシーの前世の推しで変わらずに婚約者でいるアベルが羨ましかった、アベルと婚約破棄になればとも思ったがキャシーが悲しむ顔は見たくないから、手助けしたが…耐えられないんだ。アベルの事は大事な友だが抹殺したくなったりで…。だから、キャシーに対する想いとディアに対する想いを入れ替えた」
「あー…、これってアベルが話しても平気なのか?」
想像以上の話しにグレンは混乱し、いつもならアベルに任せているが、この状況でアベルに話しをさせてもいいのか悩ませていた。
「……多分、大丈夫だ。だから距離を離している」
「いやいや。距離を離してなかったら大丈夫じゃないって事だよな?」
「…大丈夫だ。キャシーが目の前にいないから理性は保てる」
グレンはその言葉を信じて、アベルに任せる事にした。
「ディアンナ嬢との婚約は問題ないんだよね?」
「そうだな」
カインは普段よりも低めの声で不機嫌そうに答えた。
「想いの入れ替えなんてするから、効果が切れるならアンリ嬢とエドワードに飲ませた惚れ薬を飲んだらどうかな?」
「そんな薬を、飲まなくてもディアは好きだ。問題なのは…キャシーに想われているアベルを抹殺したい衝動だ」
カインは声を震わせ落ち着かせながらも答えた。
「カインが飲んで惚れるのはグレンと僕だよ。前に僕に惚れたらキャンディス嬢が悲しむと言ってたから。カインなら薬飲んでもディアンナ嬢とキャンディス嬢への想いは変わらないだろ?そう思ったから、グレンに惚れようとしたんだよね?僕とグレンにも惚れたら抹殺したいなんて思わないんじゃないかな?」
カインはアベルの提案に答えずに睨みつけた。
アベルには答えずにグレンに声をかけた。
「グレンはどう思う?キャシーに対しては妹と思えるならそれでいいんだが…。もしも、ディアへの想いがなくなるのは私は嫌だ!あの時はディアと出会っていなかったから迷わず飲めた…ディアを好きな想いは忘れたくないんだ!」
グレンはカインのディアンナへの想いを聞き、アベルに話しかけないカインにグレンは話し始めた。
「ディアンナを忘れたくないんだよな?リスクあると飲めないよな。なあ、キャンディス嬢の時は平気で飲んだのに今は飲めないって、どうしてだと思う?」
「ディアとキャシーの2人が好きだから?」
カインは首を傾げ答えた。
「そっか、うん。それもあるかもな?でもな、妹に対するのは家族愛じゃないのか?俺だってディアンナの事は妹として大事で可愛く思ってるから、カインがディアンナの事で暴走してた時は俺止めてたと思うけど?カインの想いは少し重いだけで俺と変わらないんじゃないか?」
「そうなのか?」
「うん、そう思うな。だからさ、俺と剣術打ち合いするけどアベルとはしないだろ?アベルに対しての感情は剣術打ち合いでアベルにぶつけたらいいんじゃないか?」
「アベルと剣術打ち合い?怪我しないか?」
「怪我しても、カインの治癒魔法で治療したら問題ないだろ?」
「…死なない程度に痛めつけてもいいのか?」
「グレン!何でそんな物騒な提案にしているのかな?」
カインが考え込んでいる間にアベルはグレンに言っていた。
「アベルも良い鍛錬になるだろ?」
「グレンとの打ち合いでカインが手加減しているのは知っているんだよ?カインの死なない程度って怖いんだけど?」
「大丈夫じゃないか?アベルに怪我させたりしたのがキャンディス嬢にバレたらカインも嫌だと思うから」
グレンは笑いながらアベルと話していた。
カインは考えが纏まったのか、スッキリした顔で立ち上がった。
「グレンの提案にするアベルは剣術でも魔術鍛錬でも私と勝負してくれ」
「剣術はいいけどカインと魔術勝負はしたくないかな」
「そうか?グレンのおかげでスッキリしたから、今から行ってくる!」
今からアベルと剣術打ち合いかと思ったがカインは研究着を脱ぎいつもの制服姿になり、少しの間意識を集中し居場所確認をして研究室から出ていった。
「今から打ち合いじゃないんだな?」
「そうだね。ディアンナ嬢の所に行ったんだね」
「キャンディス嬢よりディアンナに惚れてるって思うんだけどな?本当、1人で悩んで抱えこむけど、相談したらスッキリして前向きな所はカインらしいよな」
「そうだね。でも、カインにあんな眼で見られるのは二度と嫌だから定期的打ち合いしないとって思うよ」
アベルとグレンはカインの出て行った後に、いつもの日常と変わらず話していた。
アベルとグレンはカインのキャンディスとディアンナに対する態度が僅かにいつもと違うなと思い見ていた。
また、1人で悩み変な暴走するのではと心配していた。
カインは、アベルとグレンから距離を取るようになり、流石にアベルとグレンはカインに聞くことにした。
カインは学園卒業前にして、卒業課題の為だと学園内の研究室を借り引きこもっていた。
カインの借りている研究室は中から鍵がかけてあり、アベルとグレンはノックをしカインに呼びかけた。
少し間をおきカインが中で動く気配なく答えた。
「……手が離せない、今は会えない」
そんな言葉を返され、アベルとグレンは顔を見合わせ頷きあった。
アベルとグレンで力を合わせドアを蹴破った。
ドアには鍵だけではなく、魔法で結界もはられていたが、カインが本気でアベルとグレンを突き離すつもりならドアを蹴破る事など出来なかったが、ドアは2人で力を合わせた事で開かれた。
カインは机に向い、何かを作っていたらしいが蹴破られ振り返り手を止めた。
「ここまでするほど、気づかれていたんだな?」
「避けられたら気づくのは当たり前だろ?なあ、何を1人で悩んでるんだ?」
「1人で抱えないで相談してほしいな」
グレンとアベルに言われ、グレンの言葉には悲痛の表情で視線を反らし、アベルに対しては鋭く睨みつけた。
「カイン??えっ、なんで?」
グレンはカインのアベルに対する視線な戸惑っていた。
「……私にはアベルの側近は無理だ」
カインは作っていた液体を飲みほし落ち着かせるように呟いていた。
「理由は聞いてもいいかな?」
「断る」
アベルの問いかけにカインは即答し頭を抱え込んだ。
「カイン?なあ、そんなに辛そうなの俺たちに相談出来ない?」
「軽蔑しないか?」
グレンに声かけられ、悲痛の表情で答えた。
「軽蔑はしないよ。驚くかもだけどな?カインは溜め込んで暴走するのはよくあるから」
「そうか。…話す。軽蔑し見離されるなら、それでもいい……」
話すからとカインは2人に座ることを進めるが、アベルはカインから離れた位置に座らせていた。
カインは長くなると前置きをして話し始めた。
キャンディスが生まれた時から、可愛く守るのはカインだと思ったこと。
キャンディスが幼い頃には可愛らしく「お兄様と結婚する」と言って嬉しく思っていたこと。
キャンディスとアベルの婚約が決まったこと、婚約が決まっても早々会うこともなかったから、貴族として政略結婚はしかたないと諦めていたから見守れていたこと。
カインが学園に入学し離れてしまったが、長期休暇には会えていたから平気だったこと。
長期休暇の度に、婚約だからと帰省に着いてくるアベルが将来仕えるべき相手とはいえ気にくわなかったこと。
学園にキャンディスが入学してからは、アベルと会うよりもアンリといる姿を見かけて安心していたこと。
キャンディスとアンリに避けられ始めて、その代わりにアベルといる姿を見かけたこと。
アベルは大事な友達で仕えたい相手なのに排除したいと考え悩んでいたこと。
キャンディスじゃない誰かを思えばいいのだと思っても感情を変えることは出来なかったこと。
惚れ薬で惚れたらいいと思って作り、キャンディス以外の令嬢に恋したいとは思えずにグレンを選んだこと。
キャンディスが前世からアベル推しで好きだと知り、カインも婚約しようと行動したこと。
ディアンナを選んだ理由は話しているからと省いて、ディアンナの事は他の令嬢よりは好きだが、キャンディスが1番だというのは変わらなく。惚れ薬の応用で好きな相手を入れ替える薬を作ったこと。
薬の効果はいずれ切れると知っていたが、切れる頃には落ち着いていると思っていたが。無理だったこと、薬を再度作ったが効果が薄かったことを話した。
「…ディアンナの事は好きなんだよな?」
「もちろん。…だが、キャシーが……キャシーの前世の推しで変わらずに婚約者でいるアベルが羨ましかった、アベルと婚約破棄になればとも思ったがキャシーが悲しむ顔は見たくないから、手助けしたが…耐えられないんだ。アベルの事は大事な友だが抹殺したくなったりで…。だから、キャシーに対する想いとディアに対する想いを入れ替えた」
「あー…、これってアベルが話しても平気なのか?」
想像以上の話しにグレンは混乱し、いつもならアベルに任せているが、この状況でアベルに話しをさせてもいいのか悩ませていた。
「……多分、大丈夫だ。だから距離を離している」
「いやいや。距離を離してなかったら大丈夫じゃないって事だよな?」
「…大丈夫だ。キャシーが目の前にいないから理性は保てる」
グレンはその言葉を信じて、アベルに任せる事にした。
「ディアンナ嬢との婚約は問題ないんだよね?」
「そうだな」
カインは普段よりも低めの声で不機嫌そうに答えた。
「想いの入れ替えなんてするから、効果が切れるならアンリ嬢とエドワードに飲ませた惚れ薬を飲んだらどうかな?」
「そんな薬を、飲まなくてもディアは好きだ。問題なのは…キャシーに想われているアベルを抹殺したい衝動だ」
カインは声を震わせ落ち着かせながらも答えた。
「カインが飲んで惚れるのはグレンと僕だよ。前に僕に惚れたらキャンディス嬢が悲しむと言ってたから。カインなら薬飲んでもディアンナ嬢とキャンディス嬢への想いは変わらないだろ?そう思ったから、グレンに惚れようとしたんだよね?僕とグレンにも惚れたら抹殺したいなんて思わないんじゃないかな?」
カインはアベルの提案に答えずに睨みつけた。
アベルには答えずにグレンに声をかけた。
「グレンはどう思う?キャシーに対しては妹と思えるならそれでいいんだが…。もしも、ディアへの想いがなくなるのは私は嫌だ!あの時はディアと出会っていなかったから迷わず飲めた…ディアを好きな想いは忘れたくないんだ!」
グレンはカインのディアンナへの想いを聞き、アベルに話しかけないカインにグレンは話し始めた。
「ディアンナを忘れたくないんだよな?リスクあると飲めないよな。なあ、キャンディス嬢の時は平気で飲んだのに今は飲めないって、どうしてだと思う?」
「ディアとキャシーの2人が好きだから?」
カインは首を傾げ答えた。
「そっか、うん。それもあるかもな?でもな、妹に対するのは家族愛じゃないのか?俺だってディアンナの事は妹として大事で可愛く思ってるから、カインがディアンナの事で暴走してた時は俺止めてたと思うけど?カインの想いは少し重いだけで俺と変わらないんじゃないか?」
「そうなのか?」
「うん、そう思うな。だからさ、俺と剣術打ち合いするけどアベルとはしないだろ?アベルに対しての感情は剣術打ち合いでアベルにぶつけたらいいんじゃないか?」
「アベルと剣術打ち合い?怪我しないか?」
「怪我しても、カインの治癒魔法で治療したら問題ないだろ?」
「…死なない程度に痛めつけてもいいのか?」
「グレン!何でそんな物騒な提案にしているのかな?」
カインが考え込んでいる間にアベルはグレンに言っていた。
「アベルも良い鍛錬になるだろ?」
「グレンとの打ち合いでカインが手加減しているのは知っているんだよ?カインの死なない程度って怖いんだけど?」
「大丈夫じゃないか?アベルに怪我させたりしたのがキャンディス嬢にバレたらカインも嫌だと思うから」
グレンは笑いながらアベルと話していた。
カインは考えが纏まったのか、スッキリした顔で立ち上がった。
「グレンの提案にするアベルは剣術でも魔術鍛錬でも私と勝負してくれ」
「剣術はいいけどカインと魔術勝負はしたくないかな」
「そうか?グレンのおかげでスッキリしたから、今から行ってくる!」
今からアベルと剣術打ち合いかと思ったがカインは研究着を脱ぎいつもの制服姿になり、少しの間意識を集中し居場所確認をして研究室から出ていった。
「今から打ち合いじゃないんだな?」
「そうだね。ディアンナ嬢の所に行ったんだね」
「キャンディス嬢よりディアンナに惚れてるって思うんだけどな?本当、1人で悩んで抱えこむけど、相談したらスッキリして前向きな所はカインらしいよな」
「そうだね。でも、カインにあんな眼で見られるのは二度と嫌だから定期的打ち合いしないとって思うよ」
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