読切ホラー短編集

にゃんこ

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怖いと思うかは人それぞれ

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中学3年の時に受験控えて塾に行っていた時の話です。
部活後でしたから、19時に同じ塾のA君とB君の待ち合わせ場所に行ってから塾まで歩いて30分だったんですが。

その待ち合わせ場所に行くまでの道のりが暗い見通しのいい一本道の坂道からの下りが待ち合わせ場所なんですけど、坂道のちょうど上につく辺りで、車が来たので避けたのですが坂道の手前の家だったようで、一人の男性が車から降りて家に入ったのを見て、僕は再び歩きちょうど坂道の上に来てくどいようですが見通しがいいんです。
背後からバタンと車の閉まる音が聞こえて振り返ったんですが誰もいないんです、車に乗り込んで見えないのかと思ったんで、発車したら危ないなとしばらくみていたんですが。誰もいないはずなのにヒールの音が近づいて来るんです、僕はそういうの見えないんですが感じる体質なんで、頭に膝からしたのヒールはいた映像浮かんで怖くなってしまい、「誰もいませんね」独り言を言い、待ち合わせの場所へと向かったんです。ヒールの音は着いて来るんです、コツコツと怖くなって振り返らずに少し速足で歩くと音もコツコツコツと速足なんです、怖くなって待ち合わせの場所に着くとすぐにA君がいてくれて、僕はA君に何も言わずに抱きつきました。その間も待ち合わせ場所の近くにあるミラーのしたにいるんですけど、坂道下っていたときは膝から下だけでしたが、ミラーの下には白いワンピースきたロングの髪で前髪長くて目が見えない赤いヒールの人がいて、見ないようにヒールの音の件をA君に説明してる間にB君が来てくれて、A君は普段と違って蒼白で震える僕を支えて歩いてくれたんですが、B君が心霊大好きなせいもあって…面白がって、言い忘れてましたがA君は零感でB君は見えるそうです。僕が見えないからと言葉にしてその風貌を伝えてくるんです、見えないけど感じてますから、やめて欲しかったので蒼白して首振ってたんですが、近づいて来て僕の肩にって言われて夜遅いのに思いっきり悲鳴出しました…近所迷惑だったと思いますけど、その悲鳴で気配消えたんです、僕の震えも止まりました。僕はA君の手を取りB君置いて走ってましたけどB君はそんなに怖かったとかからかって、A君がかばってくれましたが。僕はその話しはやめましょうと、気配が消えても着いてこられたらと思い急いで塾へと向かいました。
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