俺の怠惰な日常系

クラスとは…(泣き)

　皆にとってクラスとは、何だろう？

　俺にとっては地獄である。

　何故か？

　クラスに同じ中学校の奴が居ない=詰み

　俺には無理だ。この環境は地獄だ。

　何で6クラスあるんだ？この学校！孤独感が拭えない。

　皆6組に固まるとか！俺3組で孤立だぞ！

「ねぇ」

　俺が机の上に伏せて文句を言っていると女子が話しかけてきた。

　こういうのは喜ぶべきなのだろう。だが、初対面相手に、俺がしっかり出来る訳ないだろう!!

「ん…」

　はい。こうなりました。無理だろ!!知らない奴との会話とか…

「同じ中学校だったよね？」

　あれ？こんな奴いたっけ？でも顔は見た事ある気がしなくもない。

「えと…。どちら様で？」

「えっ。まあ、話した事無いもんね」

　話した事すらない相手を覚えれる訳ないだろう!!こいつ天才かっ!?

「ねぇ。舞、何してるの？」

「ん？あっ、春香!ちょっと挨拶してるの」

　あっ。こいつは知っている。俺の黒歴史の一部だ。恐らく覚えていないだろうが…。同じクラスとは…

「ふーんそう。そんな事より行こ。向こうにイケメンが居たんだ」

「えっ、本当!?じゃあね」

　そう言いながら去って行く彼女達を見ながら、俺の精神はズタズタにされていた。

「おい！大丈夫か!?」

「No～」

　バタッ

　そうして俺は早退した…