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本編
32、手が掛かる人
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「それってどういうことですか……?」
頬を膨らませてすっかり剥れてしまったリリヤが好奇心に口を開いた。
「白の魔女の一件から殿下のお母君──黒の魔女は殿下の身の周りにある不安要素に過敏でね。そういった類いの事項には一切関わらせないし容赦ないってもっぱらの噂なんだけど……どうやって黒の魔女を説得したのか。捕獲対象が白の魔女の案件に本人が直々に出てきたからさ」
それにはリリヤも同意だった。
「……よっぽどリリヤに会ってみたかったのか。自分で捕まえたかったのか……どちらにしても公共の場に堂々と現れたときの殿下には僕も酷く驚いたよ」
危機管理に厳しい魔女の息子が、その命の一部を奪った魔女の前に颯爽と現れたのだから。確かに危険度最高レベルの行為として、周りの目に映っていたことは間違いないだろう。
「殿下は普段、黒の女王の後ろに控えて公務も淡々とこなしているし。必要を除きあまり派手に動こうとはなさらないのにって。本当にみんな驚いているんだよ」
「でもあのときはオルグレン様も公務の一環だとおっしゃっておりましたし。特に他意はないかと……」
「他意あるに決まってるでしょ」
無いわけないよと呆れたように返しながら、ユハナはリリヤに顔を近付けた。
「ユハナ……?」
「多分……相手がリリヤだからじゃないかな? よっぽどリリヤのこと気にかけているんだね。殿下があんなに私情を交えて人前で話すなんてことは滅多にないから」
栗色の髪に新緑の瞳。
優しい色合いに浮かぶ表情の温かさを目の当たりにして、不覚にも鼓動が高鳴ってしまった。
ユハナが女性に人気があるのがよく分かる。物凄く大人で包容力があり、そのうえ見た目も格好いい。本当にいい男だからだ。
「そんなことを言われても困ります……」
「そっか。やっぱりキスされたこと怒ってるんだね」
むきになったことで気持ちが露呈してしまった。
「……二回もキスしたのにオルグレン様の気持ちが分からなかったのはやっぱり複雑なんです。そんなに読まれたくないと思われているだなんて……」
魔力耐性のあるオルグレンの感情は読みにくい。
そんなこと今までなかったから余計に、リリヤはオルグレンの内面がどうなっているのか。気になって仕方ない。
読みたくないと思うことはあっても、こんなに相手の感情を知りたいと思うことはなかったというのに。肝心の相手に閉め出されたような気分で拗ねていた。というのが、実はキスされて恥ずかしいよりも、リリヤがオルグレンを避けている理由の大半を占めていた。
「そんなに殿下の邪念を知りたければ僕で試してみる?」
「……え?」
「僕も男だからね。そんなに考えていることは変わらないと思うよ? ……ああ、それか僕の方がリリヤより先に魔女のミルクを見つけることができたらご褒美ってことでリリヤに触れてもいいかな? もちろん手とかじゃなく。唇にだけどね」
「……あの、私は…………」
ユハナがリリヤを好きだと言ったことを、その意味を噛み砕くように。リリヤは頭の中で反芻して慎重に言葉を選んだ。
◇◇◇◇
夜も遅く。王城の地下牢に戻ったとき。鉄格子の扉の前で待っていたのは、リリヤの婚約者で公国でも黒の貴公子と名高い美貌の持ち主だった。
「オルグレン様……」
「またあの店に行ってきたのか?」
「今回はちゃんとヒルダとクリス様も同行しております。何も問題ないかと思われますが?」
扉の前に立つオルグレンを無視して。リリヤが獄中に戻ろうとしたところで──
「待ちなさい。話はまだ終わっていな──リリヤ!」
リリヤの手を掴んでオルグレンが引き寄せようとしたのを。リリヤはその手をはね除け拒んだ。
そして、身を引くようにオルグレンから離れると、ツンッと顔を背けた。
「オルグレン様もよくお忍びで出掛けていらっしゃるのではないですか? 以前町中で助けて頂いたとき公子様にしては格好が軽装というか、随分と下町に馴染みやすい格好でいらしてましたし。手慣れているようにお見受けしましたが?」
リリヤを助けてくれたときの格好は、お忍び用に準備されていたものであることは明白で。過保護な黒の魔女の目を盗んで、こっそり出掛けているのではないかとリリヤは考えていた。
そして当のオルグレンはというと、図星を刺されたのか。角度によっては紫にも見える黒い瞳を僅かに細めた。
その知的で繊細な形の瞳に魅せられるのが悔しくて。リリヤはオルグレンの目を見ないようにした。
「貴女はこれでいったい何度目の無断外出だと思っているんだ? 魔力も封じられているというのに……どうしてそう無理をする」
「方法が他にないからです」
「その方法とやらを教えてくれれば俺が手配する」
「っ…………」
言える訳がない。妊娠しないで母乳を出す方法を探してるだなんて。ユハナにも恥ずかしくて言いづらかったというのに。
そもそも、材料が何なのかをオルグレンに知られたら──その先にあるオルグレンの反応を想像するだけで、痛くなってくる腹部をリリヤは押さえた。
「話してはくれないんだな」
「……申し訳ございません」
謝罪して頭を下げる。
そうして大人しくなったリリヤを見てオルグレンは嘆息を漏らす。
オルグレンが焦がれ続けてきた人は。十六年という人生の中でも特段、手が掛かる人だった。
「前回の無断外出で大分痛い目を見たと思ったんだが……」
正確にいうと通算十三回目の脱獄となる。
「大丈夫です。今後はちゃんと民間人に見つからないように外出致します」
違う。そうじゃない。
オルグレンが聞きたかったのは。次回の犯行を固定した元気のよい返事などではけしてない。はずが……
何故だかお行儀よく挙手して意見を述べるリリヤに、オルグレンは額を押さえた。
「……根本的に間違えている自覚はあるか?」
「え、あっ……はい……?」
「…………」
まるで分かっていない返事を聞いて。オルグレンは挙げたままの手を下ろすよう促すと。いつも通り松明を持って待機している従者に話を投げた。
頬を膨らませてすっかり剥れてしまったリリヤが好奇心に口を開いた。
「白の魔女の一件から殿下のお母君──黒の魔女は殿下の身の周りにある不安要素に過敏でね。そういった類いの事項には一切関わらせないし容赦ないってもっぱらの噂なんだけど……どうやって黒の魔女を説得したのか。捕獲対象が白の魔女の案件に本人が直々に出てきたからさ」
それにはリリヤも同意だった。
「……よっぽどリリヤに会ってみたかったのか。自分で捕まえたかったのか……どちらにしても公共の場に堂々と現れたときの殿下には僕も酷く驚いたよ」
危機管理に厳しい魔女の息子が、その命の一部を奪った魔女の前に颯爽と現れたのだから。確かに危険度最高レベルの行為として、周りの目に映っていたことは間違いないだろう。
「殿下は普段、黒の女王の後ろに控えて公務も淡々とこなしているし。必要を除きあまり派手に動こうとはなさらないのにって。本当にみんな驚いているんだよ」
「でもあのときはオルグレン様も公務の一環だとおっしゃっておりましたし。特に他意はないかと……」
「他意あるに決まってるでしょ」
無いわけないよと呆れたように返しながら、ユハナはリリヤに顔を近付けた。
「ユハナ……?」
「多分……相手がリリヤだからじゃないかな? よっぽどリリヤのこと気にかけているんだね。殿下があんなに私情を交えて人前で話すなんてことは滅多にないから」
栗色の髪に新緑の瞳。
優しい色合いに浮かぶ表情の温かさを目の当たりにして、不覚にも鼓動が高鳴ってしまった。
ユハナが女性に人気があるのがよく分かる。物凄く大人で包容力があり、そのうえ見た目も格好いい。本当にいい男だからだ。
「そんなことを言われても困ります……」
「そっか。やっぱりキスされたこと怒ってるんだね」
むきになったことで気持ちが露呈してしまった。
「……二回もキスしたのにオルグレン様の気持ちが分からなかったのはやっぱり複雑なんです。そんなに読まれたくないと思われているだなんて……」
魔力耐性のあるオルグレンの感情は読みにくい。
そんなこと今までなかったから余計に、リリヤはオルグレンの内面がどうなっているのか。気になって仕方ない。
読みたくないと思うことはあっても、こんなに相手の感情を知りたいと思うことはなかったというのに。肝心の相手に閉め出されたような気分で拗ねていた。というのが、実はキスされて恥ずかしいよりも、リリヤがオルグレンを避けている理由の大半を占めていた。
「そんなに殿下の邪念を知りたければ僕で試してみる?」
「……え?」
「僕も男だからね。そんなに考えていることは変わらないと思うよ? ……ああ、それか僕の方がリリヤより先に魔女のミルクを見つけることができたらご褒美ってことでリリヤに触れてもいいかな? もちろん手とかじゃなく。唇にだけどね」
「……あの、私は…………」
ユハナがリリヤを好きだと言ったことを、その意味を噛み砕くように。リリヤは頭の中で反芻して慎重に言葉を選んだ。
◇◇◇◇
夜も遅く。王城の地下牢に戻ったとき。鉄格子の扉の前で待っていたのは、リリヤの婚約者で公国でも黒の貴公子と名高い美貌の持ち主だった。
「オルグレン様……」
「またあの店に行ってきたのか?」
「今回はちゃんとヒルダとクリス様も同行しております。何も問題ないかと思われますが?」
扉の前に立つオルグレンを無視して。リリヤが獄中に戻ろうとしたところで──
「待ちなさい。話はまだ終わっていな──リリヤ!」
リリヤの手を掴んでオルグレンが引き寄せようとしたのを。リリヤはその手をはね除け拒んだ。
そして、身を引くようにオルグレンから離れると、ツンッと顔を背けた。
「オルグレン様もよくお忍びで出掛けていらっしゃるのではないですか? 以前町中で助けて頂いたとき公子様にしては格好が軽装というか、随分と下町に馴染みやすい格好でいらしてましたし。手慣れているようにお見受けしましたが?」
リリヤを助けてくれたときの格好は、お忍び用に準備されていたものであることは明白で。過保護な黒の魔女の目を盗んで、こっそり出掛けているのではないかとリリヤは考えていた。
そして当のオルグレンはというと、図星を刺されたのか。角度によっては紫にも見える黒い瞳を僅かに細めた。
その知的で繊細な形の瞳に魅せられるのが悔しくて。リリヤはオルグレンの目を見ないようにした。
「貴女はこれでいったい何度目の無断外出だと思っているんだ? 魔力も封じられているというのに……どうしてそう無理をする」
「方法が他にないからです」
「その方法とやらを教えてくれれば俺が手配する」
「っ…………」
言える訳がない。妊娠しないで母乳を出す方法を探してるだなんて。ユハナにも恥ずかしくて言いづらかったというのに。
そもそも、材料が何なのかをオルグレンに知られたら──その先にあるオルグレンの反応を想像するだけで、痛くなってくる腹部をリリヤは押さえた。
「話してはくれないんだな」
「……申し訳ございません」
謝罪して頭を下げる。
そうして大人しくなったリリヤを見てオルグレンは嘆息を漏らす。
オルグレンが焦がれ続けてきた人は。十六年という人生の中でも特段、手が掛かる人だった。
「前回の無断外出で大分痛い目を見たと思ったんだが……」
正確にいうと通算十三回目の脱獄となる。
「大丈夫です。今後はちゃんと民間人に見つからないように外出致します」
違う。そうじゃない。
オルグレンが聞きたかったのは。次回の犯行を固定した元気のよい返事などではけしてない。はずが……
何故だかお行儀よく挙手して意見を述べるリリヤに、オルグレンは額を押さえた。
「……根本的に間違えている自覚はあるか?」
「え、あっ……はい……?」
「…………」
まるで分かっていない返事を聞いて。オルグレンは挙げたままの手を下ろすよう促すと。いつも通り松明を持って待機している従者に話を投げた。
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