11 / 182
第一章 勇者殺しの勇者
第10話 告独白
しおりを挟む
────────────────────────
〈殺◤〉の勇者
名前:ノウト・キルシュタイン
年齢:◤◥◣
【〈神技〉一覧】
《弑逆》:触れたものを殺す能力。
《◥◣》:◢◢█◤◥◤◣◥
《◤◣》:◥◣◢◥◤◣◥█▟◥◤◣◢◣█◤◥◣◢。
《█◤◣》:◢█▖◢◤◥◤◣◤。
────────────────────────
〈ステイタス〉に変化があったのは〈殺〉の勇者という肩書き、それにキルシュタインという姓。
そして一番大事な神技も今度はちゃんと明記されていた。
しかし、なんで初めて見た時はあんなに見えない所があったのだろうか。まぁ考えても仕方ないか。
〈殺◤〉とあるようにまだ隠されてはいるが何やら不穏過ぎる。
それよりも今はこの神技披露会においてどうやってこの能力を披露するか、だ。
『触れたものを殺す能力』
なんだよ───なんなんだよ、これ。
突拍子もない情報に言葉を失う。
まず思ったのは、これ、使い所少な過ぎないか、ということだ。
ノウトがこれを使って人に触れることで人を殺すより、フウカやレンが〈神技〉を使って人を殺す方が簡単そうだ。
例えばフウカと俺が正々堂々真正面から戦うとする。
ノウトは彼女の身体に触れることさえ出来れば勝ちだが、その前にフウカの風を操る能力で身体を両断されそうだ。
利便性もリアの治癒する能力やシャルの何でも造り出す能力にも劣っている。
なんか、あれ……? 弱い気がする。不意打ちしか出来ないな。
……って待てよ。ヴェロアの言葉を思い出せ、俺。
彼女は俺に『勇者の全滅』を命令した。
彼女を信じてそれを遂行し、今ここで、この4人を全員殺してしまったら───────
いやいやいや。何考えてんだ。
反撃を貰う可能性もあるし、何より『勇者の全滅』、つまり他の19人の処理もしなきゃいけないのにここで殺してしまったら仲間はどこいったんだ? とか言われて、その機会は無くなってしまうのでは。
それに他の19人の神技の詳細もよく分かっていない。
なんだこれ。無理だ。泣きそうになってきた。
取り敢えずここで能力を披露しないと。
いや、だから、どうやって。
触れたものを殺す能力だ。「見てろ。……じゃーん、レンの息の根が触れるだけで止まりましたー」みたいな阿呆なことも出来るわけない。
そんなことしたらドン引かれたあとにフウカに風で細切りにされたり、もしくシャルが造り出した物で圧殺されてしまう。
そうか、正直にこの能力を言えばいいのか。
しかし、そんなことをしたら、ヴェロアの命令を実行するのは容易ではなくなる。
触れないと相手を殺せない能力。皆は怖がってノウトに触れるのを少なくとも警戒するはずだ。例え仲間であっても。
触るだけで死ぬ可能性がある人間、ってまぁ良く考えたら恐ろしいかも。
この能力の醍醐味である不意打ちは難しくなるだろう。
ヴェロアの命令を聞かないことにして正直に話しても仲間に距離を置かれそうだ。かなり話しずらい。
そして、ここで披露しないという手もない。ここで披露しなければ明らかに仲間として不信を買うだろう。
詰んだ。
〈ステイタス〉を見ながら7秒ほど固まっていると、フウカがノウトの顔を覗き込み、
「ノウト、どうしたんです?顔色が悪いようですけど」
「いや、何でもないんだ。ちょっと焼死体になりかけたことをふと思い出しちゃって」
「その話はやめてって言ったでしょ……」
シャルが口を抑える。
「ご、ごめん」
覚悟を決めた。正直に話そう。
逡巡した結果それが一番最善の手だと結論付けた。
ヴェロアと話す時、また勇者全滅の命令のことは思い出そう。今は、勇者として素直に生きよう。
「実は俺の〈神技〉はここで披露できるものじゃなくてさ」
「それってどういう」
「大爆発起こすとか!?」
リアが目をきらきらさせながらこっちを見てくる。
うわぁ、その目きついからやめて。プレッシャーがやばい。
「そうじゃないんだ。対象が限られてて」
「うーん? どういうことです?」
「結論から言うと、俺の神技は『触れたものを殺す能力』なんだ」
「なるほど」
レンは単純に相槌をうつ。
「えっ、それだけ?」
「えっ。うん。俺の《ステイタス》にも『影に入る能力』としか書いてないし、それじゃ俺らと違って試しようがないからしょうがないよ」
「そ、そっか」
「ノウトくん、それ不便だって自分で思ったでしょ」
「う、うん」
「言ったら信頼が無くなるとも思った?」
「あぁ」
「ノウトくん、大丈夫だよ。私たちもう仲間じゃん?」
「……リア」
リアは元気付けるように親指を上げた。
シャルロットやレン、フウカを見ても誰一人として不信感を抱いてるような人は居なかった。
俺は何を悩んでたんだ。
「リアの言う通りよ。それに私は強力だと思う。不意打ちし放題だし」
「あとそれ、いつか絶対強い神技が追加されるパターンだよ。私わかるもん」
「そ、そうなのか」
「〈ステイタス〉で名前の上にある肩書きみたいなやつ、何か教えて貰っていい?」
「あぁ。〈殺〉の勇者、って書いてある」
「えぇ!? 何それかっこいい!! え!? ほんとにそう書いてあるの!? 自分で改良したんじゃなくて!?」
「うん。ってか自分で変えるわけないだろ」
「えぇ~。いいなぁ。かっこいいなぁ」
「ってさ。一人で悩むなよ。リアの言う通り、もう俺らチームなんだから」
「……おう。何か、ごめん」
「いいって」
レンはいつかのように爽やかに笑う。
それに釣られて笑ってしまう。
「深く考えなくていいんですよ。私達何も分からないんですから」
「そうだな」
俺は自然に笑ってみせようとしたが、何処と無くぎこちない笑顔となってしまった。
『勇者の全滅』、その一言がなければ、こんな思いはしないのに。
◇◇◇
神技披露会終了後、それぞれの部屋に戻り、早朝に起きなければならない明日に具えて寝ることにした。
時刻は午前2時過ぎ。
レンが寝ているのを確認して部屋を出る。
俺はヴェロアと対話するために宿のテラスへ向かった。宿三階の廊下から外に出ると、そこがテラスだ。もちろんこの時間だから誰もその場にはいない。
外用のテーブルと二つの椅子が設置されていた。そのうちの一つの椅子に座り、そこから城下町を見下ろす。ほぼ暗闇で灯りはまちまちと言ったところだ。少しの間待っていると、彼女が対面の椅子に座って現れた。
真っ白で美しい彼女が。
〈殺◤〉の勇者
名前:ノウト・キルシュタイン
年齢:◤◥◣
【〈神技〉一覧】
《弑逆》:触れたものを殺す能力。
《◥◣》:◢◢█◤◥◤◣◥
《◤◣》:◥◣◢◥◤◣◥█▟◥◤◣◢◣█◤◥◣◢。
《█◤◣》:◢█▖◢◤◥◤◣◤。
────────────────────────
〈ステイタス〉に変化があったのは〈殺〉の勇者という肩書き、それにキルシュタインという姓。
そして一番大事な神技も今度はちゃんと明記されていた。
しかし、なんで初めて見た時はあんなに見えない所があったのだろうか。まぁ考えても仕方ないか。
〈殺◤〉とあるようにまだ隠されてはいるが何やら不穏過ぎる。
それよりも今はこの神技披露会においてどうやってこの能力を披露するか、だ。
『触れたものを殺す能力』
なんだよ───なんなんだよ、これ。
突拍子もない情報に言葉を失う。
まず思ったのは、これ、使い所少な過ぎないか、ということだ。
ノウトがこれを使って人に触れることで人を殺すより、フウカやレンが〈神技〉を使って人を殺す方が簡単そうだ。
例えばフウカと俺が正々堂々真正面から戦うとする。
ノウトは彼女の身体に触れることさえ出来れば勝ちだが、その前にフウカの風を操る能力で身体を両断されそうだ。
利便性もリアの治癒する能力やシャルの何でも造り出す能力にも劣っている。
なんか、あれ……? 弱い気がする。不意打ちしか出来ないな。
……って待てよ。ヴェロアの言葉を思い出せ、俺。
彼女は俺に『勇者の全滅』を命令した。
彼女を信じてそれを遂行し、今ここで、この4人を全員殺してしまったら───────
いやいやいや。何考えてんだ。
反撃を貰う可能性もあるし、何より『勇者の全滅』、つまり他の19人の処理もしなきゃいけないのにここで殺してしまったら仲間はどこいったんだ? とか言われて、その機会は無くなってしまうのでは。
それに他の19人の神技の詳細もよく分かっていない。
なんだこれ。無理だ。泣きそうになってきた。
取り敢えずここで能力を披露しないと。
いや、だから、どうやって。
触れたものを殺す能力だ。「見てろ。……じゃーん、レンの息の根が触れるだけで止まりましたー」みたいな阿呆なことも出来るわけない。
そんなことしたらドン引かれたあとにフウカに風で細切りにされたり、もしくシャルが造り出した物で圧殺されてしまう。
そうか、正直にこの能力を言えばいいのか。
しかし、そんなことをしたら、ヴェロアの命令を実行するのは容易ではなくなる。
触れないと相手を殺せない能力。皆は怖がってノウトに触れるのを少なくとも警戒するはずだ。例え仲間であっても。
触るだけで死ぬ可能性がある人間、ってまぁ良く考えたら恐ろしいかも。
この能力の醍醐味である不意打ちは難しくなるだろう。
ヴェロアの命令を聞かないことにして正直に話しても仲間に距離を置かれそうだ。かなり話しずらい。
そして、ここで披露しないという手もない。ここで披露しなければ明らかに仲間として不信を買うだろう。
詰んだ。
〈ステイタス〉を見ながら7秒ほど固まっていると、フウカがノウトの顔を覗き込み、
「ノウト、どうしたんです?顔色が悪いようですけど」
「いや、何でもないんだ。ちょっと焼死体になりかけたことをふと思い出しちゃって」
「その話はやめてって言ったでしょ……」
シャルが口を抑える。
「ご、ごめん」
覚悟を決めた。正直に話そう。
逡巡した結果それが一番最善の手だと結論付けた。
ヴェロアと話す時、また勇者全滅の命令のことは思い出そう。今は、勇者として素直に生きよう。
「実は俺の〈神技〉はここで披露できるものじゃなくてさ」
「それってどういう」
「大爆発起こすとか!?」
リアが目をきらきらさせながらこっちを見てくる。
うわぁ、その目きついからやめて。プレッシャーがやばい。
「そうじゃないんだ。対象が限られてて」
「うーん? どういうことです?」
「結論から言うと、俺の神技は『触れたものを殺す能力』なんだ」
「なるほど」
レンは単純に相槌をうつ。
「えっ、それだけ?」
「えっ。うん。俺の《ステイタス》にも『影に入る能力』としか書いてないし、それじゃ俺らと違って試しようがないからしょうがないよ」
「そ、そっか」
「ノウトくん、それ不便だって自分で思ったでしょ」
「う、うん」
「言ったら信頼が無くなるとも思った?」
「あぁ」
「ノウトくん、大丈夫だよ。私たちもう仲間じゃん?」
「……リア」
リアは元気付けるように親指を上げた。
シャルロットやレン、フウカを見ても誰一人として不信感を抱いてるような人は居なかった。
俺は何を悩んでたんだ。
「リアの言う通りよ。それに私は強力だと思う。不意打ちし放題だし」
「あとそれ、いつか絶対強い神技が追加されるパターンだよ。私わかるもん」
「そ、そうなのか」
「〈ステイタス〉で名前の上にある肩書きみたいなやつ、何か教えて貰っていい?」
「あぁ。〈殺〉の勇者、って書いてある」
「えぇ!? 何それかっこいい!! え!? ほんとにそう書いてあるの!? 自分で改良したんじゃなくて!?」
「うん。ってか自分で変えるわけないだろ」
「えぇ~。いいなぁ。かっこいいなぁ」
「ってさ。一人で悩むなよ。リアの言う通り、もう俺らチームなんだから」
「……おう。何か、ごめん」
「いいって」
レンはいつかのように爽やかに笑う。
それに釣られて笑ってしまう。
「深く考えなくていいんですよ。私達何も分からないんですから」
「そうだな」
俺は自然に笑ってみせようとしたが、何処と無くぎこちない笑顔となってしまった。
『勇者の全滅』、その一言がなければ、こんな思いはしないのに。
◇◇◇
神技披露会終了後、それぞれの部屋に戻り、早朝に起きなければならない明日に具えて寝ることにした。
時刻は午前2時過ぎ。
レンが寝ているのを確認して部屋を出る。
俺はヴェロアと対話するために宿のテラスへ向かった。宿三階の廊下から外に出ると、そこがテラスだ。もちろんこの時間だから誰もその場にはいない。
外用のテーブルと二つの椅子が設置されていた。そのうちの一つの椅子に座り、そこから城下町を見下ろす。ほぼ暗闇で灯りはまちまちと言ったところだ。少しの間待っていると、彼女が対面の椅子に座って現れた。
真っ白で美しい彼女が。
0
あなたにおすすめの小説
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
【読切短編】処刑前夜、地下牢に現れた王女は言った。「お前でなければ駄目なんだ」滅びの未来を覆す、騎士との契約
Lihito
ファンタジー
王国騎士団の副長ヴェルドは、無実の罪で投獄され、明日処刑される運命にあった。
腐敗した国に絶望し、静かに死を待つ夜。
地下牢に現れたのは、実権を持たない「傀儡」と噂されるイゾルデ王女。
彼女はヴェルドに仮死毒を渡し、こう告げた。
「死んで、私の影になれ」
彼女は知っていた。
この国が三年後に滅ぶこと。誰が裏切り者か。
そして——ヴェルドこそが、国を救うための唯一の「切り札」であることを。
これは、滅びの未来を知る孤独な王女と、一度死んで生まれ変わった騎士が、裏から国を救う「共犯」の物語。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる