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一章 過去の過ち
六話
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六話
学園を出てまず見えるのは貴族街だ。もともとこの学園に通っているほとんどが貴族であることが関係しているだろう。貴族街をある程度行ったところに貴族街と平民街を分ける門がある。
夜には閉まってしまうがそれまでに戻ればもんだいないだろう。平民街は貴族街と違って綺麗とは言い難いが、昔はもっと酷かったという。先先代の国王が平民の生活をより良くするために動いたため今まで以上に住みやすくした、らしい。本で読んだ知識だったが確かに思ったよりは綺麗そうだ。いずれここで住むかもしれないのだ、みておいて損はないだろう。
「そういえばお菓子屋さんってどこだろう?教会の近くなのはわかるんだけど、、、」
ウロウロしていれば着くだろうか?でもそれで、迷って仕舞えば元も子もないが、どうしようかと困っていると後ろから服をひっぱられた。
「?、、、えっと」
そこにいたのはいろんな種族の子供たちだ。獣人族も入れば天神族、同じ人族も、これほどまでに違う種族が混ざっているのはめずらしい。
「おにいちゃん、なにかこまってるの?だいじょうぶ?」
「こまっているひと見たらたすけないといけないってシスターがいってたの」
そう言って心配そうに見てくる子供達に驚きながら、こまっていたのは事実なので甘えることにした。
「あ、ありがとうございます。えっと、ここに有名なお菓子屋さんがあると聞いたのですが、どこにあるかわかりますか?教会の近くにあると聞いたのですが」
そういうと喜んだように手を引っ張って案内してくれようとする。
「それならしってるよ!こっち!ぼくたちのすんでるきょうかいのとなりにあるんだ!」
「すっごくおいしいんだよ!!」
そう言って笑っている子供の1人のお腹がクゥウと可愛らしく鳴いた。
恥ずかしかったのか顔を赤くして、他の子供達は笑っていた。
「ふふ、もうお昼時ですものね、俺もお腹すきました。何か食べましょうか?案内をしてもらうお礼に何か一緒に食べましょう。おすすめはありますか?」
そうリンが言うと子供たちはパァっと嬉しそうに微笑んだ。
「いいの!えっとねあそこにあるやたいのくれーぷがおいしいんだよ!!」
「うん、みんなたべてる!」
「いろいろなしゅるいがあるよね!」
そう言って喜ぶ子供たちを連れて屋台に近づき、始めてみるクレープを見てみる。野菜を包んだものや、肉を包んだもの、生クリームなどを果物と一緒に筒んっだものなど色々な種類があった。
「えっと、俺にはおすすめをひとつください、後子供達にも一つずつお願いします」
「はいよ!!おすすめならいちごバナナチョコクリームだな。お前さんたちはどれにすんだ?」
「ぼく、えっと、おにくのやつ!」
「わたしはね、えっといちごとチョコのやつ!」
「ぼくは、サラダのやつー!」
「よっしゃ任せな!」
やはり種族ごとに好みが変わるんだなあと思いながら屋台のおじさんに料金をわたし出来上がるのを待つ。3人ともワクワクしながら出来上がるのを待っている様子を見ていると微笑ましいものだ。
出来上がったものを受けてり近くにあったベンチに腰掛けながら食べることにした。
たっぷりと生クリームの乗ったクレープはくどそうに見えて案外全部食べれるほどにはさっぱりとしていた。子供たちも美味しそうに食べていた。
「おいしかった!おにいちゃんありがとう!」
「うん、ありがとー!」
「ありがと~」
嬉しそうに微笑む子供達に微笑むと早速道案内を頼んだ。
「ここだよ~!」
子供たちが案内してくれたのは一見は普通のお店に見える外見をしている家だった。王族貴族が噂しているお菓子屋さんには全く見えない。だが子供達に託されて入ったお店のん中は外観とは似ても似つかないほど綺麗だった。外観だけ見ていたらお菓子屋さんだと絶対に気づかなかっただろう。部屋の中には至る所にラッピングされたお菓子が並んでいて、すでに完売した商品があるくらいには賑わっているようだった。
「おねぇ~ちゃ~ん!!おきゃくさんつれてきたよー!!」
「お姉ちゃん??」
「うん!おねーちゃんはね、おなじこじいんでそだったの!とーてもやさしいの!」
「へぇ~、いいお姉ちゃんなんですね」
「うん!」
嬉しそうに笑う子供に癒されながら待っていると子供の声が聞こえたのか奥から誰かが来る気配がした。
ひょこっと顔を出したのはリンの2、3歳ほど上程度の綺麗な女性だった。貴族といっても疑わない綺麗なプラチナブレンドの髪と瞳だ。ものすごくおいしいお菓子を作ると聞いたものだからもっと年上かと思っていたため少し驚いた。
「リリー、店に人連れて来んなってあれほど言っただろ、たく」
「え~でもおにいちゃんわたしたちにクレープかってくれたんだよ!やさしいひとなんだよ!」
「クレープゥ??」
不審者を見るような目で口らを上から下まで眺めてくる女性にたじろぐ。女性、しかも綺麗な女性に見つめられるのは慣れていないため少し照れてしまう。
「ふ~ん、まぁいいわ。で?なにをお求めですか?お貴族様?」
「え?えっと、と、友達が喜んでくれそうなものを送りたいと思っているのですが、思いつかなかったんです。そんな時にこの店の噂を聞いて、ぜひこの店のお菓子をプレゼントしたいと思ったんですが、何かいいものはありますか?」
嫌味のつもりで言った言葉をフツーにするされて多少驚いたものの気づいていないなと面白くなさそうな顔をするも相手はまるで気づいていなくて拍子抜けだ。
貴族が嫌いだ。金にものを言わせて買いにくるから、上から目線だから、平民を孤児院を馬鹿にするから、理由はいろいろあるが、、、。もちろん貴族の奴ら全員がそうだとは思っていないが。目の前にいるやつは絶対に貴族だ。服は見た的に平凡だが雰囲気が貴族だといっている。どうせ甘やかされて善悪なんてわからない生活を送ってきたに違いない。そんなやつを見ると少しいじめたくなってくる。
「そう、まぁいいけど。お金、払えるの?私のお菓子は高いわよ?」
「あ、えっとどれくらいするんでしょうか?すみません、相場が分からなくて、、、」
「そうね、何人分欲しいの?」
「えっと、できれば3人分を」
「3人分ね、、、そうね。3人分のお菓子詰め合わせだと、、、金貨3枚ってところかしら」
「、、、、き、金貨3枚、、、すいません。持ってないです」
悲しげにいう少年に胸が少し痛むがそんなこと知らない、今朝来た貴族とこいつもどうせ一緒なんだから。
「あ、あの、この手持ちだけでどうにか少しでも買うことができませんか?」
渡された袋に入っていたのは大銀貨2枚と銀貨、銅貨数枚、決して少なくも多くもないが貴族が持っているには少ないそのお金に本当に貴族なのか疑いたくなる。不満そうにこちらを見てくる少年にさすがにいじめすぎたかと反省する。いくら機嫌が悪かったといへ、年下をいじめすぎた。
「わかったわ、これで3人分ね。少し時間がかかるから子供達と遊んでなさい」
「!あ、ありがとうございます!」
そう言って頭を下げる姿を見ると余計に貴族には見えない。リリーたちと嬉しそうに話ている姿を見ると余計に、、、大人気なかったのは自覚してるし、少しだけ豪華にしてやろう。普通に金額サバ読んだけど。
「おにーちゃん。こじいんであそぼー!わたしのともだちしょうかいしてあげる!」
「あ、ぼくも!」
「いこぉーおにーちゃん!」
「は、はい」
子供たちに手を引かれて隣にある孤児院に向かった。
学園を出てまず見えるのは貴族街だ。もともとこの学園に通っているほとんどが貴族であることが関係しているだろう。貴族街をある程度行ったところに貴族街と平民街を分ける門がある。
夜には閉まってしまうがそれまでに戻ればもんだいないだろう。平民街は貴族街と違って綺麗とは言い難いが、昔はもっと酷かったという。先先代の国王が平民の生活をより良くするために動いたため今まで以上に住みやすくした、らしい。本で読んだ知識だったが確かに思ったよりは綺麗そうだ。いずれここで住むかもしれないのだ、みておいて損はないだろう。
「そういえばお菓子屋さんってどこだろう?教会の近くなのはわかるんだけど、、、」
ウロウロしていれば着くだろうか?でもそれで、迷って仕舞えば元も子もないが、どうしようかと困っていると後ろから服をひっぱられた。
「?、、、えっと」
そこにいたのはいろんな種族の子供たちだ。獣人族も入れば天神族、同じ人族も、これほどまでに違う種族が混ざっているのはめずらしい。
「おにいちゃん、なにかこまってるの?だいじょうぶ?」
「こまっているひと見たらたすけないといけないってシスターがいってたの」
そう言って心配そうに見てくる子供達に驚きながら、こまっていたのは事実なので甘えることにした。
「あ、ありがとうございます。えっと、ここに有名なお菓子屋さんがあると聞いたのですが、どこにあるかわかりますか?教会の近くにあると聞いたのですが」
そういうと喜んだように手を引っ張って案内してくれようとする。
「それならしってるよ!こっち!ぼくたちのすんでるきょうかいのとなりにあるんだ!」
「すっごくおいしいんだよ!!」
そう言って笑っている子供の1人のお腹がクゥウと可愛らしく鳴いた。
恥ずかしかったのか顔を赤くして、他の子供達は笑っていた。
「ふふ、もうお昼時ですものね、俺もお腹すきました。何か食べましょうか?案内をしてもらうお礼に何か一緒に食べましょう。おすすめはありますか?」
そうリンが言うと子供たちはパァっと嬉しそうに微笑んだ。
「いいの!えっとねあそこにあるやたいのくれーぷがおいしいんだよ!!」
「うん、みんなたべてる!」
「いろいろなしゅるいがあるよね!」
そう言って喜ぶ子供たちを連れて屋台に近づき、始めてみるクレープを見てみる。野菜を包んだものや、肉を包んだもの、生クリームなどを果物と一緒に筒んっだものなど色々な種類があった。
「えっと、俺にはおすすめをひとつください、後子供達にも一つずつお願いします」
「はいよ!!おすすめならいちごバナナチョコクリームだな。お前さんたちはどれにすんだ?」
「ぼく、えっと、おにくのやつ!」
「わたしはね、えっといちごとチョコのやつ!」
「ぼくは、サラダのやつー!」
「よっしゃ任せな!」
やはり種族ごとに好みが変わるんだなあと思いながら屋台のおじさんに料金をわたし出来上がるのを待つ。3人ともワクワクしながら出来上がるのを待っている様子を見ていると微笑ましいものだ。
出来上がったものを受けてり近くにあったベンチに腰掛けながら食べることにした。
たっぷりと生クリームの乗ったクレープはくどそうに見えて案外全部食べれるほどにはさっぱりとしていた。子供たちも美味しそうに食べていた。
「おいしかった!おにいちゃんありがとう!」
「うん、ありがとー!」
「ありがと~」
嬉しそうに微笑む子供達に微笑むと早速道案内を頼んだ。
「ここだよ~!」
子供たちが案内してくれたのは一見は普通のお店に見える外見をしている家だった。王族貴族が噂しているお菓子屋さんには全く見えない。だが子供達に託されて入ったお店のん中は外観とは似ても似つかないほど綺麗だった。外観だけ見ていたらお菓子屋さんだと絶対に気づかなかっただろう。部屋の中には至る所にラッピングされたお菓子が並んでいて、すでに完売した商品があるくらいには賑わっているようだった。
「おねぇ~ちゃ~ん!!おきゃくさんつれてきたよー!!」
「お姉ちゃん??」
「うん!おねーちゃんはね、おなじこじいんでそだったの!とーてもやさしいの!」
「へぇ~、いいお姉ちゃんなんですね」
「うん!」
嬉しそうに笑う子供に癒されながら待っていると子供の声が聞こえたのか奥から誰かが来る気配がした。
ひょこっと顔を出したのはリンの2、3歳ほど上程度の綺麗な女性だった。貴族といっても疑わない綺麗なプラチナブレンドの髪と瞳だ。ものすごくおいしいお菓子を作ると聞いたものだからもっと年上かと思っていたため少し驚いた。
「リリー、店に人連れて来んなってあれほど言っただろ、たく」
「え~でもおにいちゃんわたしたちにクレープかってくれたんだよ!やさしいひとなんだよ!」
「クレープゥ??」
不審者を見るような目で口らを上から下まで眺めてくる女性にたじろぐ。女性、しかも綺麗な女性に見つめられるのは慣れていないため少し照れてしまう。
「ふ~ん、まぁいいわ。で?なにをお求めですか?お貴族様?」
「え?えっと、と、友達が喜んでくれそうなものを送りたいと思っているのですが、思いつかなかったんです。そんな時にこの店の噂を聞いて、ぜひこの店のお菓子をプレゼントしたいと思ったんですが、何かいいものはありますか?」
嫌味のつもりで言った言葉をフツーにするされて多少驚いたものの気づいていないなと面白くなさそうな顔をするも相手はまるで気づいていなくて拍子抜けだ。
貴族が嫌いだ。金にものを言わせて買いにくるから、上から目線だから、平民を孤児院を馬鹿にするから、理由はいろいろあるが、、、。もちろん貴族の奴ら全員がそうだとは思っていないが。目の前にいるやつは絶対に貴族だ。服は見た的に平凡だが雰囲気が貴族だといっている。どうせ甘やかされて善悪なんてわからない生活を送ってきたに違いない。そんなやつを見ると少しいじめたくなってくる。
「そう、まぁいいけど。お金、払えるの?私のお菓子は高いわよ?」
「あ、えっとどれくらいするんでしょうか?すみません、相場が分からなくて、、、」
「そうね、何人分欲しいの?」
「えっと、できれば3人分を」
「3人分ね、、、そうね。3人分のお菓子詰め合わせだと、、、金貨3枚ってところかしら」
「、、、、き、金貨3枚、、、すいません。持ってないです」
悲しげにいう少年に胸が少し痛むがそんなこと知らない、今朝来た貴族とこいつもどうせ一緒なんだから。
「あ、あの、この手持ちだけでどうにか少しでも買うことができませんか?」
渡された袋に入っていたのは大銀貨2枚と銀貨、銅貨数枚、決して少なくも多くもないが貴族が持っているには少ないそのお金に本当に貴族なのか疑いたくなる。不満そうにこちらを見てくる少年にさすがにいじめすぎたかと反省する。いくら機嫌が悪かったといへ、年下をいじめすぎた。
「わかったわ、これで3人分ね。少し時間がかかるから子供達と遊んでなさい」
「!あ、ありがとうございます!」
そう言って頭を下げる姿を見ると余計に貴族には見えない。リリーたちと嬉しそうに話ている姿を見ると余計に、、、大人気なかったのは自覚してるし、少しだけ豪華にしてやろう。普通に金額サバ読んだけど。
「おにーちゃん。こじいんであそぼー!わたしのともだちしょうかいしてあげる!」
「あ、ぼくも!」
「いこぉーおにーちゃん!」
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